JPH04365727A - 紙サイズ表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、紙サイズ表示装置に関
し、さらに詳しくは、複写機における転写紙サイズの表
示機構に関する。

【０００２】

【従来の技術】周知のように、図６（Ａ）に示すような
複写機においては、給紙カセット内に収容してある転写
紙のサイズをオペレ−タに表示するようになっている。

【０００３】そして、上述した表示構造としては、例え
ば、図６（Ｂ）に示すように、転写紙の繰り出し側と反
対側の端部に位置して繰り出し方向に摺動可能なバック
フェンスＡに一体の検知板Ｂを設け、この検知板Ｂを転
写紙載置部の側方において繰り出し方向に沿って並べら
れている複数のセンサＣのうちの一つに対応させること
でバックフェンスの位置を割り出すようにして転写紙の
サイズを複写機の表示パネルに点灯表示するようになっ
ている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造にあっては、転写紙の繰り出し方向に沿って複数
のセンサを必要とし、しかも表示パネルとの間の配線が
多くなることで部品コストや組立てコストが高くなる虞
れがあった。また、上述した表示パネルにおいて各サイ
ズ毎の表示を行うためのＬＥＤ点灯部を設けた場合には
、サイズごとの点灯表示部を設けることがあり、この場
合には、表示パネルの面積が大きくしなければならない
という不具合があった。さらに、上述した点灯表示部は
、一般に、複写機の操作パネルの上面に位置しているこ
とが多いので、サイズを確認する場合には、点灯表示部
の上から覗き込むことが必要になり、遠くからの確認が
できないという不具合もあった。

【０００５】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
紙サイズ表示装置における問題に鑑み、部品点数や組立
て工数を少なくでき、しかも、遠くからでも容易に確認
できる構造を備えた紙サイズ表示装置を得ることにある
。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
、本発明は、給紙装置により繰り出される紙の繰り出し
方向後端に位置するバックフェンスと上記繰り出し方向
と直角な方向に相当する幅方向両端に位置するサイヂフ
ェンスとを上記紙の各端部に対向させる構造を備えたユ
ニバ−サルトレイに装備される紙サイズ表示装置であっ
て、上記バックフェンスの一部が固定された連動可能で
あって、表面に該バックフェンスの移動位置に相当する
紙サイズを印刷されている第１の透明フィルムと、上記
サイドフェンスの一部が固定されて連動可能であって、
表面に該サイドフェンスの移動位置に相当する紙サイズ
を印刷されている第２の透明フィルムと、上記第１およ
び第２の透明フィルムを露呈できる位置に形成してある
表示窓とを備え、上記第１、第２の透明フィルムおよび
上記表示窓はそれぞれ縦方向で平行な面を設定されてい
ることを特徴としている。

【０００７】また本発明は、第１の透明フィルムと第２
の透明フィルムとの紙サイズの印刷位置をそれぞれ対応
させ、バックフェンスおよびサイドフェンスが共に同じ
サイズの紙の端部に対向する位置に移動した場合にその
紙の繰り出し方向および幅方向のサイズを表示できるよ
うに構成したことを特徴としている。

【０００８】

【作用】本発明によれば、バックフェンスおよびサイド
フェンスの移動位置にあわせて第１、第２の透明フィル
ムが表示窓に対向し、そのフェンスの移動位置に対応す
るサイズが表示される。

【０００９】

【実施例】以下、図１乃至図５において、本発明実施例
の詳細を説明する。

【００１０】図１は、本発明実施例による紙サイズ表示
装置の全体構成を示す模型図である。

【００１１】図１において、本実施例による紙サイズ表
示装置１は、上面および紙の繰り出し側端部を開放した
筐体で構成してある給紙カセット２に装備してあり、こ
の給紙カセット２は、例えば、転写紙の載置面に転写紙
の繰り出し方向後端に対向するバックフェンス３および
繰り出し方向と直角な方向に相当する転写紙の幅方向の
両端に対向するサイドフェンス４、５を位置させている
。上述したバックフェンス３およびサイドフェンス４、
５は、転写紙載置面に形成してあるガイド溝２Ａ、２Ｂ
に挿通された暗内部剤をそれぞれ下面に一体化されて転
写紙の繰り出し方向および幅方向に摺動できるようにな
っており、これらフェンスのうち、サイドフェンス４、
５は、転写紙載置面の幅方向における中央位置の下面に
設けられたピニオン６に対し、ピニオン６の支軸をはさ
んで対向する位置で噛み合うラック７を一体的に有し、
互いに逆向きの方向で同じ量の摺動ができるようにされ
たこの種給紙装置における周知構造とされている。

【００１２】一方、上述したバックフェンス３およびサ
イドフェンス４、５は、その一部が後述する第１、第２
の透明フィルム８、９と一体にされて連動できるように
なっている。すなわち、第１の透明フィルム８は、４隅
に位置するプ−リ１０に巻き掛けられており、バックフ
ェンス３の摺動側に位置する展張部がバックフェンス３
の側端部に設けてあるブラケット３Ａに固定してある。 そして、この第１の透明フィルム８におけるバックフェ
ンス３と一体とされている展張部と対向する展張部には
、バックフェンス３が対向する位置に合わせて後述する
表示窓に露呈する箇所に紙サイズ（図では、Ａ４、Ｂ５
、Ｂ４と文字が記載されている）が印刷されて紙サイズ
表示部８Ａが形成してある。

【００１３】また、上述した第２の透明フィルム９は、
側面視において直角三角形をなす状態で各角部に位置す
るプ−リ１１に巻き掛けられており、上述した第１の透
明フィルム８における紙サイズ表示部８Ａを跨いだ辺部
とこの辺部の上側でサイドフェンス４側に対向する辺部
とが直角を設定され、サイドフェンス４側に対向する辺
部をなす展張部にサイドフェンス４、５のうちの一方４
の下面に設けてあるロッド４Ａが固定してある。また、
上述した第１の透明フィルム８における紙サイズ表示部
８Ａを跨いだ状態の展張部には、サイドフェンス４が対
向する位置に合わせて後述する表示窓に露呈する箇所に
紙サイズ（図においては、Ａ４、Ｂ５、Ｂ４という文字
が記載されている）を印刷された紙サイズ表示部９Ａが
形成してある。

【００１４】上述した第１の透明フィルム８における紙
サイズ表示部８Ａと第２の透明フィルム９における紙サ
イズ表示部９Ａとは互いに平行する面を設定されており
、具体的には縦方向で平行して後述する給紙カセット２
側の表示窓２Ｂと平行するようになっている。

【００１５】一方、上述した表示窓２Ｂは給紙カセット
２における側壁２Ａの一部に形成された開口で構成して
あり、上述した第１、第２の透明フィルム８、９の紙サ
イズ表示部８Ａ、９Ａに印刷されたサイズ表示文字が露
呈するようになっている。そして、この表示窓２Ａから
露呈する紙サイズ表示文字は、紙に対するバックフェン
ス３およびサイドフェンス４の対向位置が共に同じ紙サ
イズのものに適応している場合には、表示窓２Ａに露呈
する内容が一致するように印刷位置を設定されている。

【００１６】本実施例は以上のような構成であるから、
給紙カセット２の載置面に所謂、転写用紙が収容される
と、転写紙の繰り出し方向後端および幅方向両端に当接
する位置に向けバックフェンス３およびサイドフェンス
４、５がオペレ−タによる摺動させられる。そして、各
フェンスの摺動に連動して第１、第２の透明フィルム８
、９が移動し、表示窓２Ａに印刷されたサイズ表示文字
を露呈させる。図２に示す状態は、紙サイズが「Ａ４」
の時を表している。

【００１７】上述した実施例にあっては、第１、第２の
透明フィルムに印刷された紙サイズ表示文字は、単にサ
イズのみを識別する内容とされているが、このようなな
いように限らず、例えば、紙の載置状態を識別できる内
容として、紙の長手方向の向き等を識別できるようにし
ても良い。この場合には、バックフェンス３およびサイ
ドフェンス４、５の位置が紙の載置状態により整合性を
採らないので、その分、透明フィルムに印刷される表示
文字の種類が増加することになる。

【００１８】ところで、本実施例においては、上述した
表示窓２Ａと同じように形成された開口を利用して、繰
り出される紙の存否を表示できるようにもなっている。 すなわち、図３および図４においては上述した紙の存否
を表示するための一例が示してあり、同図において給紙
カセット２内に配置してある紙載置トレ−１２における
紙の繰り出し方向先端側は、幅方向の一方が給紙カセッ
ト２の側壁に向け延長されており、その先端は給紙カセ
ット２の側壁に形成してある表示窓２Ａから側方に突出
させて表示針１２Ａを構成されている。そして、上述し
た紙載置トレ−１２は紙の繰り出し方向先端側の下面に
配置されたバネ１３により持ち上げられて図示しない給
紙ロ−ラに紙の繰り出し方向先端を対向させるようにな
っている。従って、給紙ロ−ラに対向する紙が無くなる
と、紙載置トレ−１２が紙の繰り出し方向先端を上方に
移動させるので、表示窓２Ａから突出している表示針１
２Ａは表示窓２Ａにおける上縁部に近づきくので、この
上縁部の近傍に紙が無くなったことを意味する表示をし
ておけば、オペレ−タが確認できることになる。

【００１９】また、図５は上述した紙の存否を表示する
ための別の構造を示しており、この場合には、紙載置ト
レ−１２における幅方向の一方端側に、給紙カセット２
野側壁に枢着されて揺動可能な指針１４を設け、この指
針１４の先端を表示窓２Ａから露呈させるとともに、こ
の指針１４の先端は紙載置トレ−１２の繰り出し方向先
端と連動可能な状態を設定するようになっている。なお
、この場合の紙載置トレ−１２の押し上げは、図４に示
したバネ１３により行われるようになっている。

【００２０】従って、紙載置トレ−１２が順次先端を押
し上げられることで載置している紙の繰り出しが行われ
、紙の全てが無くなると、紙載置トレ−１２の繰り出し
方向先端が上昇し、これに連動して指針１４の先端も上
昇し、表示窓２Ａでの位置を変位させることで図３に示
した場合と同様とすれば、オペレ−タによる確認ができ
ることになる。

【００２１】このような構造とすることで、例えば、図
７に示すように、従来、紙載置トレ−における繰り出し
方向先端側に形成された切欠き部に対し、紙が無くなっ
た時点で実線で示す位置に落ち込むように揺動可能なセ
クタＳとこのセクタＳにより光学的関係を変化させられ
るフォトインタラプタＰとも設けた構造に比べ、構造を
簡単にしてさらには光学的なノイズ等の発生による誤検
知をなくすことができる。

【００２２】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、バックフ
ェンスおよびサイドフェンスに連動する第１、第２の透
明フィルムとこの透明フィルムに印刷された紙サイズ表
示文字を露呈させることのできる表示窓とを設けるだけ
で、かつ、このフィルムと表示窓との関係を縦方向で互
いに平行させる関係とする簡単な構造により、表示パネ
ル面での紙サイズ表示に要する面積を小さくすることが
できる。従って、部品点数や組立て工数を少なくできる
と共に表示を遠くからでも確認させることが可能になる
。

【００２３】また、本発明によれば、バックフェンスと
サイドフェンスとの紙に対向する位置を整合させた場合
には、同一内容のサイズ表示が行えるので、収容されて
いる紙の態様に応じた表示を行うようにすることができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明実施例による紙サイズ表示装置を装備し
ている給紙カセットを示す模型示的な斜視図である。

【図２】図１に示した給紙カセットにおける紙サイズ表
示装置の構成を示す模型図である。

【図３】図１に示した給紙カセットにおける紙の存否表
示機構を示す一部斜視図である。

【図４】図３に示した紙の存否表示機構の側面視的な模
型図である。

【図５】図３に示した紙の存否表示機構の別な構造を示
す図４相当の模型図である。

【図６】複写機に用いられる紙サイズ表示装置の従来構
造を示す一部外観図である。

【図７】図３に示した紙の存否表示機構の従来構造を示
す模型図である。

【符号の説明】

１　　　　　　　　　　紙サイズ表示装置２　　　　　
　　　　　給紙カセット ２Ａ　　　　　　　　表示窓 ２Ｂ　　　　　　　　側壁 ３　　　　　　　　　　バックフェンス４、５　　　　
　　サイドフェンス ８　　　　　　　　　　第１の透明フィルム８Ａ、９Ａ
　　紙サイズ表示部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】給紙装置により繰り出される紙の繰り出し
   方向後端に位置するバックフェンスと上記繰り出し方向
   と直角な方向に相当する幅方向両端に位置するサイヂフ
   ェンスとを上記紙の各端部に対向させる構造を備えたユ
   ニバ−サルトレイに装備される紙サイズ表示装置であっ
   て、上記バックフェンスの一部が固定された連動可能で
   あって、表面に該バックフェンスの移動位置に相当する
   紙サイズを印刷されている第１の透明フィルムと、上記
   サイドフェンスの一部が固定されて連動可能であって、
   表面に該サイドフェンスの移動位置に相当する紙サイズ
   を印刷されている第２の透明フィルムと、上記第１およ
   び第２の透明フィルムを露呈できる位置に形成してある
   表示窓とを備え、上記第１、第２の透明フィルムおよび
   上記表示窓はそれぞれ縦方向で平行な面を設定されてい
   ることを特徴とする紙サイズ表示装置。
2. 【請求項２】請求項１記載の紙サイズ表示装置において
   、第１の透明フィルムと第２の透明フィルムとの紙サイ
   ズの印刷位置をそれぞれ対応させ、バックフェンスおよ
   びサイドフェンスが共に同じサイズの紙の端部に対向す
   る位置に移動した場合にその紙の繰り出し方向および幅
   方向のサイズを表示できるように構成した紙サイズ表示
   装置。