JPH04364399A - サーボシステムの異常処理方法 - Google Patents

サーボシステムの異常処理方法

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JPH04364399A
JPH04364399A JP14043291A JP14043291A JPH04364399A JP H04364399 A JPH04364399 A JP H04364399A JP 14043291 A JP14043291 A JP 14043291A JP 14043291 A JP14043291 A JP 14043291A JP H04364399 A JPH04364399 A JP H04364399A
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speed
sensor
monitor
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Tokihiko Akita
秋 田 時 彦
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステツプ位置によつて
制御され、かつ目標値に追従するステツピングモータを
使用したサーボシステムに係わり、詳しくは、このサー
ボシステムに発生する脱調の誤判断を防止するサーボシ
ステムの異常処理方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】通常、ステツピングモータを使用したサ
ーボシステムには脱調の問題がある。
【0003】特に、近年、自動車用エンジンのスロツト
ル弁の開度をステツピングモータを使用して電子制御す
るような場合、脱調を迅速に検知して修復しなければ、
車両が不安定になり、危険である。
【0004】そこで、ステツピングモータの駆動ステツ
プをコンピユータ内部でカウントして、そのカウントの
積算値をモニタ値として持ち、このモニタ値をスロツト
ル弁に取付けられたスロツトルセンサからの実際の値と
比較する。そして、モニタ値とセンサ値との差が許容値
より大きい場合に、脱調として判断し、モニタ値をセン
サ値で置き換えるようにして異常処理方法を実施してい
た(特開昭62−91644号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の異常処理方法の場合、ステツピングモータは、
車両の走行状態に応じて常時動いている。このため、セ
ンサ値に時間的遅れが生じ、モニタ値とセンサ値との差
が正確に算出できなくなり、正常であつても、誤って脱
調と判断する可能性がある。
【0006】そこで本発明は、サーボシステムの脱調を
正確に判断することを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステツプ位置
によつて制御され、かつ目標値に追従するステツピング
モータを有するサーボシステム、ステツピングモータに
よつて制御される制御対象部材の実測値をセンサによつ
て検知する工程、ステツピングモータの駆動ステツプ数
をモニタ値として記憶する工程、モニタ値とセンサ値と
を比較し、センサ値とモニタ値との差の絶対値が第1許
容値よりも大きいかどうかを判断する工程、絶対値が第
1許容値より大きい場合、脱調と判断してモニタ値をセ
ンサ値に置き換える工程、ステツピングモータの速度を
検知する工程、ステツピングモータ速度に応じて前記第
1許容値を補正する第2許容値をテーブルとして記憶す
る工程を含むようにしたことである。
【0008】更に、第2許容値は、ステツピングモータ
の速度の増大に応じて増加する工程を含むようにしてい
る。
【0009】また、他の手段として、モニタ値をセンサ
値に置き換える工程において、ステツピングモータ速度
に応じてモニタ値を補正する係数をテーブルとして記憶
する工程を含むようにしたことである。
【0010】この場合、係数は、サーボの速度の増大に
応じて減少する工程を含むようにしている。
【0011】また、更に他の手段として、ステツピング
モータの駆動ステツプ数をモニタ値として記憶する工程
において、モニタ値に時間遅れ処理を実施する工程、お
よび時間遅れ処理後の値を使用する工程を含むようにし
たことである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面を用いて説明
する。
【0013】図1は、セントラル・プロセツシング・ユ
ニツト(以下、CPU)内部で演算される異常処理ルー
チンのフローチヤートであつて、本実施例のステツピン
グモータを使用するサーボシステムの脱調を判断するた
めのものである。但し、図1の異常処理ルーチンは、従
来技術と同じ異常処理ルーチンを示すものである。
【0014】STEP20において、ステツピングモー
タの駆動ステツプをカウントしたモニタ値が算出される
。ここで、Kは定数である。次に、STEP30に移行
して、スロツトルセンサによつて検出されたセンサ値と
モニタ値との差が所定の許容値(定数)より大きいかど
うかを判断する。YESの場合、STEP40に移行し
て、脱調フラグがセツトされる。NOの場合、STEP
50に移行する。STEP50では、脱調フラグがセツ
トされる場合、STEP60に移行して、センサ値をモ
ニタ値に置き換える。又、STEP50において、脱調
フラグでない場合、フラグがクリアされる。以上のST
EPが繰り返される。
【0015】上記異常処理ルーチンにおいて、本発明は
、脱調を正確に判断するために、そのルーチンの■、■
、及び■の部分に処理を施している。
【0016】■の場合、図2のSTEP25を追加する
ことにより達成される。即ち、許容値をマツプとして記
憶されたテーブルより求める。このテーブルは、図5に
示されるように、ステツピングモータの動作速度に応じ
て許容値を変更している。この場合、ステツピングモー
タの動作速度が早くなるにつれて許容値を大きくしてい
る。そのため、センサ値に遅れが生じて、センサ値とモ
ニタ値との差が、実際の値より大きくなつても、その分
、許容値も大きくなつているので、誤判断する可能性は
少ない。尚、ステツピングモータの動作速度が遅ければ
、センサ値の遅れは小さくなるため、センサ値とモニタ
値との差は、実際の値とほぼ正確な値となり、許容値が
小さくても誤判断することはない。
【0017】■の場合、図3の処理を施すことにより達
成される。即ち、STEP60をSTEP60’及びS
TEP65’に変更することにより達成される。これら
STEP60’及び65’は、ステツピングモータの動
作速度に応じてモニタ値を修正する。具体的には、ST
EP60’において、修正係数がマツプとして記憶され
た図6のテーブルより求められる。そして、STEP6
5’において、センサ値とモニタ値との差に乗ずる修正
係数を変更する。
【0018】修正係数は、ステツピングモータの動作速
度が0では1に設定され、速度が早くなるにつれて減少
する。そのため、センサ値に遅れが生じて、センサ値と
モニタ値との差が実際の値より大きくなつても、修正係
数が減少するので、STEP65’のモニタ値の誤差は
小さくなる。尚、ステツピングモータの動作速度が遅け
れば、センサ値の遅れは小さくなるため、センサ値とモ
ニタ値との差は、実際の値とほぼ正確な値となり、修正
係数が小さくても誤判断することはない。
【0019】■の場合、図4の処理を施すことにより達
成される。即ち、STEP20をSTEP20’及びS
TEP25’に変更することにより達成される。これら
STEP20’及び25’は、モニタ値を外部信号の遅
れ分で修正し、これをセンサ値と比較する。具体的には
、STEP20’において、モニタ値は、むだ時間に対
応する定数として記録される。ここで、nはむだ時間で
ある。次に、STEP25’において、モニタ値は、実
際のモニタ値とむだ時間に対応する定数として記録され
たモニタ値とを加算して求められる。ここで、Xは時定
数に対応する定数である。従つて、モニタ値がカウント
される時に、既に遅れ分が修正されていることとなる。
【0020】従つて、■の処理方法では、速度が大きい
程、センサ等の遅れのため、誤差が大きいのでその分許
容している。よつて、判断ミスを回避できる。■の処理
方法では、速度が大きい程、誤差が大きい可能性がある
のでその分修正量を調整している。よつて、判断ミスに
よる影響を少なくできる。そして、■の処理方法では、
コンピユータ出力からセンサ値算出までのシステムをシ
ユミレートしている。
【0021】これは、このシステムが正常な場合の値を
常時求めていることになり、どの構成要素の異常に対し
ても正しく判断することができる。
【0022】以上のように、サーボ系の異常判断及び処
理の精度を向上することが出来るという利点を持つてい
る。尚、上記■〜■の異常処理方法は、単独でも組合せ
でも利用できる。
【0023】更に、上記実施例は、図7〜図17に示さ
れるような、ステツピングモータを使用した自動車用エ
ンジンのスロツトル弁開度を電子制御するサーボシステ
ムに適用される。
【0024】図7は、本実施例のサーボシステムのシス
テムブロツク図である。尚、矢視の向きは各出力信号の
向きを示す。スロツトル弁1は、ステツピングモータ2
の操作量に応じて制御される。ステツピングモータ2に
は、点線で示されるCPUからの出力信号がステツピン
グモータ2の駆動回路3に入力される。
【0025】CPU内では、アクセルペダル(図示せず
)の開度を検出するアクセルセンサ4からの出力信号が
目標開度演算回路5へ出力され、ステツピングモータ2
の目標位置(目標開度)が演算される。また、駆動回路
3へステツピングモータ2の操作量である駆動パルスを
出力する駆動パルス発生器6からの出力信号が現在開度
演算回路7へ出力され、ステツピングモータ2の現在位
置(現在開度)が演算される。
【0026】目標開度演算回路5及び現在開度演算回路
7からの出力信号は、偏差演算回路8へ出力され、目標
位置と現在位置との偏差が算出される。偏差演算回路8
からの出力信号は後述するモード切換演算回路9へ出力
される。このモード切換演算回路9には、ステツピング
モータ2の現在速度の出力信号が、現在速度演算回路1
0から入力される。この現在速度演算回路10は、駆動
パルス発生器6からの出力信号が入力され、ステツピン
グモータ2の現在速度を演算している。更に、モード切
換演算回路9には後述する加減速テーブル11が読み出
され、上記偏差及び現在速度と加減速テーブル11と比
較することにより複数のモードの内の1つのモード12
が判別され、このモード12に対応した出力信号が駆動
パルス発生器6へ出力されるようになつている。
【0027】上記システムでは、特に、ステツピングモ
ータの作動が、常時最適な加減速によつて行われ、目標
位置までの応答時間を最短にしている。
【0028】本出願人は、ステツピングモータの作動が
常時最適な加減速によつて行われるようにするために、
図8で示される最適加減速曲線群をプロツトした位相平
面図を、CPUのマツプデータ又は加減速テーブルとし
て作成した。このマツプデータはCPUに記憶され、必
要に応じて読み出して使用される。
【0029】図8のマツプデータは、ステツピングモー
タの作動状態を偏差と速度の位相平面で表している。従
つて、ステツピングモータの作動が常時最適な加減速に
よつて行われるようにするために、ステツピングモータ
の作動を最適加減速曲線上を移動して目標位置(原点0
)に到達するように制御すればよいことがわかる。
【0030】その結果、ステツピングモータを高速度で
作動させて目標位置(原点0)までの応答時間を最短に
することができる。尚、矢印の向きはステツピングモー
タの作動方向を示す。
【0031】又、最適加減速曲線はステツピングモータ
の性能で決定されるものであり、ステツピングモータの
トルク性能特性と最大負荷トルクから求めることができ
る。
【0032】即ち、最適加速度aは、a=(TM −T
L )KM /JM (TM :トルク、TL :最大
負荷トルク、JM :イナーシヤ、KM :マージン)
で表される。
【0033】更に、本発明の場合、上記マツプデータに
基づき5種類のモードを設けて制御する。図8のマツプ
データの位相平面図を参照すると、ステツピングモータ
の最適加減速曲線の方向は、原点0に収束する曲線及び
速度0を境界にして切り換わる。これは、図9のステツ
ピングモータの作動状態分岐図に示されるAの開方向加
速定速領域、Bの開方向減速領域、Cの閉方向加速定速
領域、及びDの閉方向減速領域で表すことができる。 尚、図9は図8に対応しており、Eは速度、eは偏差、
そしてE=F(e)は最適加減速曲線の収束線を表す。 ここで、図9から明らかなように、E=F(e)及びE
=0を境界にして■〜■の切換制御が実施される。更に
、図には示されていないが、原点0付近の微調整領域で
は、ステツピングモータの位置を正確に制御するために
、マイクロステツプを用いてステツピングモータを微調
整に制御する。
【0034】図10は、ステツピングモータの状態遷移
図であつて、■〜■及び微調整領域に対応したモード間
の制御の流れを表す。
【0035】ステツピングモータの切換制御は、微調整
モードを初期設定して行われる。即ち、偏差eが微小領
域nの範囲にあるかどうか判別している。e>nであれ
ば、図9の領域Aで示される開方向加速定速モード、又
は領域Cで示される閉方向加速定速モードの制御が実行
される。即ち、ステツピングモータは、図8の最適加減
速曲線群の領域Aの曲線に沿つて作動する。次に、目標
位値又は偏差が変化してE>F(e)となれば、■の切
換制御が実行され、図9のBの領域で示される開方向減
速モードの制御が実行される。即ち、ステツピングモー
タは、図8の最適加減速曲線群の領域Bの曲線に沿つて
作動する。次に、e>0かつE=0となれば、■の切換
制御が実行され、図9のCの領域で示される閉方向加速
定速モードの制御が実行される。即ち、ステツピングモ
ータは、図8の最適加減速曲線群の領域Cの曲線に沿つ
て作動する。又、目標位値又は偏差が変化してE<F(
e)となれば、■の切換制御が実行され、図9のAの領
域で示される開方向加速定速モードに戻る。又、e<n
かつE=0となれば、微調整領域の範囲にあると判別し
て、微調整モードの制御が実行される。更に、目標位値
又は偏差が変化してE<F(e)となれば、■の切換制
御が実行され、図9のDの領域で示される閉方向減速モ
ードの制御が実行される。即ち、ステツピングモータは
、図8の最適加減速曲線群の領域Dの曲線に沿つて作動
する。又、目標位値又は偏差が変化してE>F(e)と
なれば、■の切換制御が実行され、図9のCの領域で示
される閉方向加速定速モードに戻る。又、e<0かつE
=0となれば、■の切換制御が実行され、図10の領域
Aで示される開方向加速定速モード、又は領域Cで示さ
れる閉方向加速定速モードの制御が実行される。又、目
標位値又は偏差が変化してe<nかつE=0となれば、
微調整領域の範囲にあると判別して、微調整モードの制
御が実行される。
【0036】従つて、目標位置が常時変化しても、ステ
ツピングモータの作動状態は図8のマツプデータに基づ
き、各モードの最適加減速曲線に沿つて追従制御される
。従つて、ステツピングモータの作動は、常時最適な加
減速によつて行われ、目標位置までの応答時間を最短に
することとができる。
【0037】また、図8に示されるような、ただ1つの
最大速度までの加減速テーブルを持つだけだけでよく、
メモリの冗長性が無い。
【0038】更に、5種類のモードでステツピングモー
タの動作毎に状態として分けているので、分岐判断処理
が少なく、視覚的に動作を捕らえることが出来るため、
信頼性の高いプログラムを構成出来る。
【0039】以下、上記構成に基づく本発明の作動を詳
述する。
【0040】図11〜図16は、本実施例のフローチヤ
ートである。
【0041】本実施例は、図11に示されるサブルーチ
ンを実行することである。このサブルーチンは、5mm
sec の一定周期毎に、CPUのメインルーチン(図
示せず)から割込み微調整モードの制御が実行される。 尚、メインルーチン(図示せず)の周期は12mmse
c である。割込み後、図12は、微調整モードのフロ
ーチヤートである。STEP110及び120は、ステ
ツピングモータの目標位置と現在位置との偏差eが、所
定の微調整範囲n内にあるかどうかを判別している。こ
こで、+はステツピングモータが開方向に作動している
ことを示し、−はステツピングモータが閉方向に作動し
ていることを示す。これらSTEP110及び120に
おいて、何れもNOの場合は、偏差eが、所定の微調整
範囲n内にあると判断して、STEP130の微調整出
力に移行する。この微調整出力は、ステツピングモータ
を1ステツプずつ作動させるようにする。但し、1ステ
ツプの偏差で加速定速モードに移行すると、原点周辺で
ハンチングしてしまい収束しないおそれがある。これは
、低速での微振動の原因となる可能性がある。そのため
、数ステツプ以下の偏差では加速定速モードに移行しな
いようにして1ステツプずつ作動させるようにする。微
調整出力後、STEP140に移行する。ここでは、次
回の割込みタイマを算出する。即ち、次回の割込みタイ
マは、CPU内蔵のタイマ(図示せず)によつて計測さ
れた現在の時間と、この微調整モードのサブルーチンの
一定周期(5mmsec )とを加算した時間である。 そして、STEP150に移行して、一定周期割込みタ
イマが起動する。
【0042】また、STEP110において、YESの
場合はSTEP200の開方向加速・定速モードに移行
する。又、STEP120において、YESの場合はS
TEP300の閉方向加速・定速モードに移行する。こ
れらSTEP200及び300では、後述する各モード
のフローチヤートが実行される。そして、STEP16
0に移行して、CPU内蔵タイマの現時間と一定時間と
を加算して次回の割込みタイマが算出される。尚、一定
時間は後述する速度カウンタより算出される。
【0043】その後、STEP170に移行して、割込
みタイマが起動して、STEP200又はSTEP30
0の何れか一方のモードが実行される。以上、上述のS
TEPが繰り返される。
【0044】図13は、図12のSTEP200の開方
向加速・定速モードのフローチヤートである。STEP
210において、ステツピングモータは開方向に1ステ
ツプ駆動される。次のSTEP215において、モニタ
値が算出される。更に、STEP220において、ステ
ツピングモータの目標位置と現在位置との偏差eが算出
される。算出された偏差eに基づき、STEP230に
おいて速度カウンタEと比較される。即ち、F(e)>
Eを判別している。尚、この判別式F(e)>Eは、図
9及び図10の■の切換条件と実質的に同じである。こ
こで、YESの場合、STEP240に移行する。即ち
、現在のステツピングモータの作動状態は、図9のAの
開方向加速・定速領域にあると判断される。従つて、S
TEP240において、次回の速度カウンタEは、現在
の速度カウンタEに1を加算した速度カウンタとなる。 このため、ステピングモータは図8の最適加減速曲線に
従つて加速される。次に、STEP250において、速
度カウンタEと最大値Emax とが比較される。E>
Emax の場合、STEP260に移行する。このS
TEP260では、速度カウンタEは最大値Emaxに
等しくなり、ステツピングモータのリミツタが働く。そ
して、STEP160において、CPU内蔵タイマの現
時間とテーブルより次回の割込みタイマが設定される。 この場合、テーブルは速度カウンタEより求められる時
間であり、1パルスで駆動されるステツピングモータの
角度又は位置を速度カウンタEで徐することによつて求
まる。次に、STEP170に移行され、割込みタイマ
が起動される。尚、STEP250において、NOの場
合、STEP170に直接移行する。
【0045】また、STEP230において、NOの場
合、STEP400に移行する。即ち、モードが切り換
わり、開方向減速モードが実行される。この場合、次の
STEP450において、速度カウンタEは、現在の速
度カウンタEから1を引いた速度となり、減速されるこ
ととなる。STEP450の実行後、STEP160に
移行して次回の割込みタイマが算出される。そして、S
TEP170において、割込みタイマが起動する。以上
、上述のSTEPが繰り返される。
【0046】図14は、開方向減速モードのフローチヤ
ートである。STEP400〜430は図13の開方向
加速・定速モードのSTEP200〜230と対応して
いる。STEP430の判別式F(e)>Eは、図9及
び図10の■の切換条件と実質的に同じである。YES
の場合、STEP200に移行して、図13の開方向加
速・定速モードが実行される。NOの場合、STEP4
40に移行する。このSTEP440において、NOの
場合、STEP450に移行する。即ち、現在のステツ
ピングモータの作動状態は、図9のBの開方向減速領域
にあると判断される。従つて、次のSTEP450にお
いて、次回の速度カウンタEは、現在の速度カウンタE
から1を引いた速度カウンタとなる。このため、ステピ
ングモータは図8の最適加減速曲線に従つて減速される
。その後、STEP160及び170に移行して、速度
カウンタEより次回の割込みタイマが算出され、割込み
タイマが起動する。
【0047】また、STEP440において、YESの
場合、STEP460に移行する。
【0048】STEP440の判別式E=0及びSTE
P480の判別式e=0は、図9及び図10の■の切換
条件と実質的に同じである。STEP460において、
NOの場合、STEP300の閉方向加速・定速モード
のフローチヤートが実行される。又、STEP460に
おいて、YESの場合、図10に示されるように、ST
EP100〜150の微調整モードに移行する。以上、
上述のSTEPが繰り返される。
【0049】図15は、図14のSTEP300の閉方
向加速・定速モードのフローチヤートである。STEP
310において、ステツピングモータは閉方向に1ステ
ツプ駆動される。次のSTEP315において、モニタ
値が算出される。更に、STEP320において、ステ
ツピングモータの目標位置と現在位置との偏差eが算出
される。算出された偏差eに基づき、STEP330に
おいて速度カウンタEと比較される。即ち、F(e)>
Eを判別している。尚、この判別式F(e)>Eは、図
9及び図10の■の切換条件と実質的に同じである。こ
こで、YESの場合、STEP340に移行する。即ち
、現在のステツピングモータの作動状態は、図9のCの
閉方向加速・定速領域にあると判断される。従つて、S
TEP340において、次回の速度カウンタEは、現在
の速度カウンタEに1を加算した速度カウンタとなる。 このため、ステピングモータは図8の最適加減速曲線に
従つて閉方向に加速される。次に、STEP350にお
いて、速度カウンタEと閉方向側の最大値Emax と
が比較される。E>Emax の場合、STEP360
に移行する。このSTEP360では、速度カウンタE
は最大値Emax に等しくなり、ステツピングモータ
のリミツタが働く。そして、STEP160において、
CPU内蔵タイマの現時間とテーブルより次回の割込み
タイマが設定される。この場合、テーブルは速度カウン
タEより求められる時間であり、1パルスで駆動される
ステツピングモータの角度又は位置を速度カウンタEで
徐することによつて求まる。次に、STEP170に移
行され、割込みタイマが起動される。尚、STEP35
0において、NOの場合、STEP170に直接移行す
る。
【0050】また、STEP330において、NOの場
合、STEP500に移行する。即ち、モードが切り換
わり、閉方向減速モードが実行される。この場合、次の
STEP550において、速度カウンタEは、現在の速
度カウンタEから1を引いた速度となり、減速されるこ
ととなる。STEP550の実行後、STEP160に
移行して次回の割込みタイマが算出される。そして、S
TEP170において、割込みタイマが起動する。以上
、上述のSTEPが繰り返される。
【0051】図16は、開方向減速モードのフローチヤ
ートである。STEP500〜530は図13の閉方向
加速・定速モードのSTEP400〜430と対応して
いる。STEP530の判別式F(e)>Eは、図9及
び図10の■の切換条件と実質的に同じである。YES
の場合、STEP300に移行して、図15の閉方向加
速・定速モードが実行される。NOの場合、STEP5
40に移行する。このSTEP540において、NOの
場合、STEP550に移行する。即ち、現在のステツ
ピングモータの作動状態は、図9のDの閉方向減速領域
にあると判断される。従つて、次のSTEP550にお
いて、次回の速度カウンタEは、現在の速度カウンタE
から1を引いた速度カウンタとなる。このため、ステピ
ングモータは図8の最適加減速曲線に従つて減速される
。その後、STEP160及び170に移行して、速度
カウンタEより次回の割込みタイマが算出され、割込み
タイマが起動する。
【0052】また、STEP540において、YESの
場合、STEP560に移行する。
【0053】STEP540の判別式E=0及びSTE
P560の判別式e=0は、図9及び図10の■の切換
条件と実質的に同じである。STEP560において、
NOの場合、STEP200の開方向加速・定速モード
のフローチヤートが実行される。又、STEP560に
おいて、YESの場合、図10に示されるように、ST
EP100〜150の微調整モードに移行する。以上、
上述のSTEPが繰り返される。
【0054】
【発明の作用効果】以上説明したように本発明は、サー
ボシステムの異常判断及び処理の精度を向上することが
出来るという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーボシステムの脱調を判断するため
の基本的な異常処理ルーチンのフローチヤートである。
【図2】本発明の第1実施例の異常処理ルーチンのフロ
ーチヤートである。
【図3】本発明の第2実施例の異常処理ルーチンのフロ
ーチヤートである。
【図4】本発明の第3実施例の異常処理ルーチンのフロ
ーチヤートである。
【図5】本発明の第1実施例の許容値テーブルである。
【図6】本発明の第2実施例の許容値テーブルである。
【図7】本発明のサーボシステムのシステムブロツク図
である。
【図8】本発明のステツピングモータの作動状態を表す
位相平面図である。
【図9】本発明のステツピングモータの作動状態分岐図
である。
【図10】本発明のステツピングモータの作動状態遷移
図である。
【図11】本発明のサーボシステムのフローチヤートで
ある。
【図12】本発明の微調整モードのフローチヤートであ
る。
【図13】本発明の開方向加速・定速モードのフローチ
ヤートである。
【図14】本発明の開方向減速モードのフローチヤート
である。
【図15】本発明の閉方向加速・定速モードのフローチ
ヤートである。
【図16】本発明の閉方向減速モードのフローチヤート
である。
【符号の説明】
1  スロツトル弁 2  ステツピングモータ(サーボ) 3  駆動回路 4  アクセルセンサ 5  目標開度演算回路 6  駆動パルス発生器 7  現在開度演算回路 8  偏差演算回路 9  モード切換演算回路 10  現在速度演算回路 11  マツプデータ(加減速テーブル)12  モー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ステツプ角度によつて制御され、かつ
    目標値に追従するステツピングモータを有するサーボシ
    ステム、前記ステツピングモータによつて制御される制
    御対象部材の実測値をセンサによつて検知する工程、前
    記ステツピングモータの駆動ステツプ数をモニタ値とし
    て記憶する工程、前記モニタ値と前記センサ値とを比較
    し、前記センサ値と前記モニタ値との差の絶対値が第1
    許容値よりも大きいかどうかを判断する工程、前記絶対
    値が前記第1許容値より大きい場合、脱調と判断して前
    記モニタ値を前記センサ値に置き換える工程、前記ステ
    ツピングモータの速度を検知する工程、前記ステツピン
    グモータ速度に応じて前記第1許容値を補正する第2許
    容値をテーブルとして記憶する工程を含むサーボシステ
    ムの異常処理方法。
  2. 【請求項2】  前記請求項1に記載の前記第2許容値
    は、前記ステツピングモータの速度の増大に応じて増加
    する工程を含むサーボシステムの異常処理方法。
  3. 【請求項3】  ステツプ位置によつて制御され、かつ
    目標値に追従するステツピングモータを有するサーボシ
    ステム、前記ステツピングモータによつて制御される制
    御対象部材の実測値をセンサによつて検知する工程、前
    記ステツピングモータの駆動ステツプ数をモニタ値とし
    て記憶する工程、前記モニタ値と前記センサ値とを比較
    し、前記センサ値と前記モニタ値との差の絶対値が第1
    許容値よりも大きいかどうかを判断する工程、前記絶対
    値が前記第1許容値より大きい場合、脱調と判断して前
    記モニタ値を前記センサ値に置き換える工程、前記ステ
    ツピングモータの速度を検知する工程、前記モニタ値を
    前記センサ値に置き換える工程において、前記サーボ速
    度に応じて前記モニタ値を補正する係数をテーブルとし
    て記憶する工程を含むサーボシステムの異常処理方法。
  4. 【請求項4】  前記請求項3に記載の前記係数は、前
    記ステツピングモータの速度の増大に応じて減少する工
    程を含むサーボシステムの異常処理方法。
  5. 【請求項5】  ステツプ位置によつて制御され、かつ
    目標値に追従するステツピングモータを有するサーボシ
    ステム、前記ステツピングモータによつて制御される制
    御対象部材の実測値をセンサによつて検知する工程、前
    記ステツピングモータの駆動ステツプ数をモニタ値とし
    て記憶する工程、前記モニタ値と前記センサ値とを比較
    し、前記センサ値と前記モニタ値との差の絶対値が第1
    許容値よりも大きいかどうかを判断する工程、前記絶対
    値が前記第1許容値より大きい場合、脱調と判断して前
    記モニタ値を前記センサ値に置き換える工程、前記ステ
    ツピングモータの速度を検知する工程、前記ステツピン
    グモータの駆動ステツプ数をモニタ値として記憶する工
    程において、前記モニタ値に時間遅れ処理を実施する工
    程、および前記時間遅れ処理後の値を使用する工程を含
    むサーボシステムの異常処理方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2749716A1 (fr) * 1996-06-06 1997-12-12 Aisin Seiki Dispositif d'attaque de moteur pas a pas et son incorporation dans un systeme d'entrainement du volant de direction d'un vehicule
US6781341B2 (en) * 2002-05-21 2004-08-24 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Abnormality detector for a motor drive system
JP2009244877A (ja) * 2008-03-14 2009-10-22 Canon Inc 光学機器

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