JPH04364298A - バイオ素子 - Google Patents

バイオ素子

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JPH04364298A
JPH04364298A JP13939091A JP13939091A JPH04364298A JP H04364298 A JPH04364298 A JP H04364298A JP 13939091 A JP13939091 A JP 13939091A JP 13939091 A JP13939091 A JP 13939091A JP H04364298 A JPH04364298 A JP H04364298A
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JP
Japan
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membrane
lipid bilayer
bilayer membrane
potential
ion channel
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Withdrawn
Application number
JP13939091A
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English (en)
Inventor
Takeshi Koyano
武 小谷野
Minoru Saito
稔 斎藤
Hiroo Miyamoto
裕生 宮本
Katsuaki Umibe
海部 勝晶
Masakazu Kato
雅一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は生物の情報処理機能を
模倣したバイオ素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンピューターは、主として、シ
リコン半導体などの無機系材料によって構成されており
、フォン・ノイマン(von Neumann) 方式
によって直列型の論理演算を実行するもの(以下、ノイ
マン型コンピューターと称する。)であった。しかし、
この方式は、論理演算を正確に行うことは出来たが、多
数の情報を同時に並行して処理することが困難であり例
えばパターン認識などは不得意であるという欠点を有し
ていた。
【0003】これに対し生体は、パターン認識などに代
表される多数の情報の並列処理を容易に行なう。したが
って、生体を模倣し人工的な素子を構築することは有用
である。ノイマン型コンピュータでは満足し得なかった
様々な機能をもつコンピュータ例えばバイオコンピュー
タなどの実現が期待できるからである。
【0004】ここで、生体では、例えばパターン認識は
以下に述べるごとく行なわれると考えられている。先ず
画像入力部は視覚である。そして、視覚を司る器官であ
る目では、網膜上に色彩を識別する錐状体細胞と、明暗
を識別する桿状体細胞とが配列されている。図6は、こ
の桿状体細胞20(以下、「桿状体20」と称する場合
もある。)の構造を概略的に示した図である。図6にお
いて、11は円盤膜、12は結合繊毛、13はミトコン
ドリア、14はゴルジ体、15はミオイド、16は核、
17は外節、18は内節、19はシナプス接合部、20
は桿状体である。
【0005】網膜に配列された桿状体20に外部(図6
右側)から光が入射すると、円盤膜11に存在する光応
答性蛋白質であるロドプシンに変化を生じ、このロドプ
シンに補欠分子族として共有結合しているシス(cis
)−レチナールがトランス(trans)−レチナール
に変化することによって円盤膜11内に包含されている
カルシウムイオンが細胞質に放出される。
【0006】細胞質で増えたカルシウムイオンは外節1
7の細胞膜のナトリウムチャンネルを閉じ細胞の膜電位
の過分極を引き起す。これはシナプス接合部19への信
号となり抑制性神経伝達物質の放出速度が減少しシナプ
ス後ニューロンの興奮が起こる。この信号は次々と神経
細胞間を伝播して脳で高度に情報処理される。
【0007】このように視覚では網膜上の視細胞の電位
変化の場が脳で情報として並列的に処理されパターンと
して認識される。したがって、生体の情報処理機能を模
倣するには、細胞での膜電位発生及びイオンチャンネル
のメカニズムを模倣した人工的な素子(ここではこの素
子を以下「バイオ素子」と称する。)の実現が重要にな
る。
【0008】このようなバイオ素子の一例として、例え
ば文献(アナルズ  ニューヨークアカデミー  オブ
  サイエンス(Annals New York A
cademy of Sciences ),Part
IV.p.247−264(1976))に開示された
ものがあった。
【0009】この文献に開示されたバイオ素子は、一方
の面が第一の電解質溶液と接し他方の面が前記第一の電
解質溶液とは溶質濃度が異なる第二の電解質溶液と接す
る脂質二分子膜に、電位に感受性を示してイオンチャン
ネルとしてふるまうタンパク質を組み込んで(電位感受
性イオンチャンネルを組み込んで)構成されていた。そ
して、脂質二分子膜は例えばレシチンで構成され、電位
感受性イオンチャンネルは例えばアラメチシンで構成さ
れていた。
【0010】このバイオ素子では、第一及び第二の電解
質溶液間での濃度勾配を利用して脂質二分子膜に膜電位
を生じさせイオンチャンネルを駆動しようとするもので
あった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記文
献に開示のバイオ素子では、脂質二分子膜のイオン透過
抵抗が高いため、第一及び第二の電解質溶液間での濃度
勾配だけでは膜電位感受性イオンチャンネルを駆動する
に十分な膜電位をこの脂質二分子膜に生じさせることが
困難であった。したがって、脂質二分子膜の両面間に補
助的な電圧を別途に印加する必要があり、このため、脂
質二分子膜の寿命を短くしてしまうという問題点があっ
た。
【0012】この発明はこのような点に鑑みなされたも
のであり、したがってこの発明の目的は、膜電位感受性
イオンチャンネルを駆動するために脂質二分子膜に補助
的に加える電圧を従来より低減できる構成のバイオ素子
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この発明によれば、一方の面が第一の電解質溶液と
接し他方の面が前記第一の電解質溶液とは溶質濃度の異
なる第二の電解質溶液と接する脂質二分子膜に電位感受
性イオンチャンネルを組み込んで成るバイオ素子におい
て、前述の脂質二分子膜を、アニオン選択性のイオンチ
ャンネルを構成する物質及びカチオン選択性のイオンチ
ャンネルを構成する物質のいずれか一方を含む脂質で構
成したことを特徴とする。
【0014】
【作用】この発明の構成によれば、脂質二分子膜はアニ
オン選択性イオンチャンネルまたはカチオン選択性のイ
オンチャンネルを具えたものとなるので、この脂質二分
子膜を挟んでいる第一の電解質溶液及び第二の電解質溶
液の一方から他方へ、アニオンまたはカチオンの移動が
起きる。この結果、第一の電解質溶液及び第二の電解質
溶液の一方においてアニオンまたはカチオン濃度が高ま
るので、脂質二分子膜の、両電解質溶液の濃度勾配に起
因する膜電位は、脂質二分子膜がアニオン選択性のイオ
ンチャンネルまたはカチオン選択性のイオンチャンネル
を具えない場合に比べ大きくなる。このため、膜電位感
受性イオンチャンネルを駆動するために別途に印加する
外的な電圧は、脂質二分子膜の膜電位が大きくなった分
、小さくできる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明のバイオ素子
の実施例について説明する。なお説明に用いる図はこの
発明が理解できる程度に各構成成分の寸法、形状及び配
置関係を概略的に示してあるにすぎない。また、この実
施例では、脂質としてレシチン(関東化学社製)を用い
、カチオン選択性イオンチャンネルを構成する物質とし
てバリノマイシン(sigma社製)を用い、膜電位感
受性イオンチャンネルを構成するタンパク質としてアラ
メチシン(sigma社製)を用い、脂質二分子膜を支
持するための支持体としてテフロンポットを用いる。 また、第一の電解質溶液を5mMの濃度のKCl水溶液
とし、第二の電解質溶液を100mMの濃度のKCl水
溶液としている。もちろんこれら使用材料はこの発明の
範囲内の好適例にすぎない。また、以下に説明する薬品
使用量、薬品濃度、処理時間などの数値的条件及び処理
方法もこの発明の範囲内の好適例にすぎない1.脂質二
分子膜の作製方法の説明 先ず、溶媒としての5mlのn−デカンに、5mgのレ
シチンと所定量のバリノマイシンとを溶解して、脂質二
分子膜作製用溶液を調整する。具体的には、バリノマイ
シンの濃度を、レシチンに対して、10−8M(モル/
l)、10−7M、10−6M、10−5M、10−4
M、10−3Mとそれぞれ違えて、6種類の脂質二分子
膜作製用溶液をそれぞれ調整する。
【0016】次に、この脂質二分子膜作製用溶液をこの
場合小筆を用いて図2に示すようなテフロンポット11
全面に塗布する。その後この塗膜を自然乾燥させる。こ
のような小筆による塗布及び自然乾燥の操作を3〜4回
繰り返し行い、テフロンポット11全面を、バリノマイ
シンを含むレシチンの薄い層で完全に覆う。バリノマイ
シンの濃度が異なる複数種類の脂質二分子膜作製用溶液
それぞれも、別途にそれぞれ用意してあるテフロンポッ
ト11に、上記手順と同様な手順でそれぞれ塗布する。
【0017】ここで使用したテフロンポット11は、図
2に示したように、円筒形状の容器であり、その壁の一
部を外部側から削ることにより壁厚さを極めて薄くした
部分を具えるもので、この薄くした部分に直径1.5m
mの細孔部13を具えているものである。また、その高
さHが30〜60mm、直径(外径)φが6〜25mm
のものである。
【0018】次に、バリノマイシンを含むレシチンの薄
い層で覆われたテフロンポット11内部に100mMの
濃度のKCl水溶液を適量入れる。そしてテフロンポッ
ト11の開口口11a(図2参照。)に蓋をし、その後
速やかに、5mMの濃度のKCl水溶液が予め入れてあ
る容器中にこのテフロンポット11を浸漬する。テフロ
ンポット11はその内部の100mMの濃度のKCl水
溶液の液面と5mMの濃度のKCl水溶液の液面とが同
じになるように容器中に浸漬する。図1はこの様子を示
した図である。図1中、21は5mMの濃度のKCl水
溶液、23は5mMの濃度のKCl水溶液21が入れて
ある容器、25はテフロンポット11内に入れてある1
00mMの濃度のKCl水溶液である。なお、図1では
、テフロンポット11はその内部を明示するために断面
図で示してある。また、図1において27a及び27b
は、膜電位を測定するための電極である。また、29a
及び29bは、脂質二分子膜に補助的に電圧を印加する
ための電極である。電極27a、29aはテフロンポッ
ト11内の100mM濃度のKCl水溶液21中に浸漬
してあり、電極27b,29bはテフロンポット11外
の5mM濃度のKCl水溶液25中に浸漬してある。 さらに、電極27a,27bは図示しない電圧計に接続
してあり、電極29a,29bは図示しない電源に接続
してある。なお、これら電極の使用法は後述する。
【0019】次に、バリノマイシンを含むレシチンの薄
い層で覆われたテフロンポット11をKCl水溶液の入
った容器23に浸漬した状態(図1の状態)で、このテ
フロンポット11の細孔部13に、上述の脂質二分子膜
作製用溶液を小筆で塗布する。その後、2時間程度放置
すると、この細孔部13に、バリノマイシンを含む脂質
二分子膜31(図1参照)が形成される。
【0020】2.アラメチシン組み込み前の脂質二分子
膜の膜電位測定 次に、上述のように作製した脂質二分子膜31の膜電位
を、電極27a,27b及び図示しない電圧計を用いて
それぞれ測定する。
【0021】図3は、バリノマイシンの濃度と、当該濃
度の脂質二分子膜で得られる膜電位との関係をプロット
した特性図である。横軸にバリノマイシンの濃度Log
(C)モルとり、縦軸に膜電位(mV)をとって示して
ある。
【0022】図3から明らかなようにバリノマイシンの
濃度が高い脂質二分子膜ほど膜電位が高くなることが分
かる。特にバリノマイシンの濃度が10−5Mより高く
なると膜電位の増加が顕著になることが分かる。
【0023】3.アラメチシンを組み込んだ脂質二分子
膜の特性測定 次に、バリノマイシンの濃度を10−3Mとした脂質二
分子膜作製用溶液を用い形成した脂質二分子膜(これを
説明の都合上、以下、「実施例の脂質二分子膜」と称す
る。)が着いているテフロンポットを用い、次のような
実験をする。この説明は図1を参照して行う。
【0024】まず、実施例の脂質二分子膜31付きのテ
フロンポット11の外部の5mM濃度のKCl水溶液2
1に、電位感受性イオンチャンネルを構成するタンパク
質であるアラメチシンを、KCl水溶液21に対して、
10−9M程度の濃度で加える。そしてそのまま室温で
2時間程度放置する。これにより、実施例の脂質二分子
膜31に電位感受性イオンチャンネルが組み込まれる。 この構造体が実施例のバイオ素子に相当する。
【0025】次に、電極29a側を正とし、電極29b
側を負とした状態で補助的電圧として10mVの電圧を
実施例の脂質二分子膜31に印加する。すると、電極2
7a,27bに接続してある電圧計(図示せず)で電位
の振動が観測された。
【0026】図4はこの電位の振動を、縦軸に電圧(任
意単位)をとり、横軸に時間をとって示したものである
【0027】また、比較例としてバリノマイシンを加え
ない脂質二分子膜すなわちレシチンのみから成る脂質二
分子膜(これを以下、「比較例の脂質二分子膜」と称す
る。)が着いたテフロンポットを用いかつアラメチシン
濃度は実施例同様にして比較例の脂質二分子膜で電位振
動を起こさせる実験を行う。即ち、従来構成のバイオ素
子で電位振動を起こさせる実験を行う。その結果、比較
例の脂質二分子膜の場合は、補助的電圧を30〜60m
V印加しないと電位振動が生じないことが分かった。
【0028】上述の電位振動は、アラメチシンで構成し
た電位感受性イオンチャンネルが駆動する(チャンネル
を開閉する)ことにより生じる。したがって、実施例お
よび比較例の結果から明らかなように、バリノマイシン
を含む脂質で脂質二分子膜を構成した場合の方が脂質二
分子膜を脂質のみで構成した場合より、電位感受性イオ
ンチャンネルを駆動するに必要な補助的電圧を小さくで
きることが分かる。
【0029】また、比較例の脂質二分子膜では電位の振
動が数10秒しか持続しなかった。比較例の脂質二分子
膜は数10秒の電位振動後に破壊したのである。これに
対し、実施例の脂質二分子膜では電位の振動は数分間安
定に持続した。このことから、バリノマイシンを添加す
ることにより脂質二分子膜の寿命を長くできることが分
かる。
【0030】次に、図1に示す測定系で、100mMの
濃度のKCl水溶液25に、苦み物質であるキニーネの
種々の濃度で加えた場合、酸味物質であるHClを種々
の濃度で加えた場合、塩味物質であるNaClを種々の
濃度で加えた場合、甘み物質であるサッカロースを種々
の濃度で加えた場合各々の電位振動を、これら物質を加
えたこと以外は実施例と同様な手順でそれぞれ測定する
。そして、それぞれでの電位振動の周波数を算出した。 この結果を、横軸にキニーネ、HClなどの濃度(単位
はモル濃度の対数表示)をとり縦軸に電位振動の周波数
(Hz)をとって図5に示した。なお、図5においてI
で示す特性がキニーネのもの、IIで示す特性がHCl
のもの、III で示す特性がNaClのもの、IVで
示す特性がサッカロースのものである。
【0031】図5から明らかなように、実施例の脂質二
分子膜での電位振動の周期は、電解質溶液に添加する化
学物質の種類やその濃度に応じ特異的に変化することが
分かる。このような傾向はバリノマイシンを含んでいな
い比較例の脂質二分子膜(従来のバイオ素子)では知ら
れていたことであるが、バリノマイシンを含ませたこと
によってもこの傾向が変わらないことがここで確認でき
た。
【0032】上述においてはこの発明のバイオ素子の実
施例について説明したが、この発明は上述の実施例に限
られるものではなく種々の変更を加えることができる。
【0033】例えば、脂質二分子膜の支持体はテフロン
ポットに限られない。バイオ素子の設計に応じた適当な
ものとできる。
【0034】また、実施例ではカチオン選択性イオンチ
ャンネルを構成する物質としてバリノマイシンを用いて
いたが、例えばモナクチンなどのような他の好適な物質
を用いても良い。
【0035】また、実施例では電位感受性イオンチャン
ネルを構成する物質としてアラメチシンを用いていたが
、例えばEIM(Excitability Indu
ced Material :興奮性誘発物質)、モナ
ゾマイシンまたはDJ400Bなどの他の好適な物質を
用いても良い。
【0036】また、実施理では脂質としてレクチンを用
いていたが、これも他の好適なものに変更できる。
【0037】さらに、電解質溶液はKCl水溶液に限ら
れず他の好適なものでも良い。
【0038】また、実施例はカチオン選択性イオンチャ
ンネルを構成する物質を含む脂質で脂質二分子膜を構成
した例であった。しかし、アニオン選択性イオンチャン
ネルを構成する物質を含む脂質で脂質二分子膜を構成し
た場合も実施例と同様な効果が期待できる。
【0039】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明のバイオ素子によれば、脂質二分子膜に組み込ま
れた膜電位感受性イオンチャンネルを駆動するためにこ
の脂質二分子膜に補助的に加える電圧を従来より低減で
きるので、脂質二分子膜の寿命を長くできる。このため
、このバイオ素子で化学物質の判別定量センサなどを構
築した場合このセンサの長寿命化が期待できる。したが
って、生物を模倣した情報処理形態を持つバイオコンピ
ュータが実現された場合、その入力装置或はその出力装
置の構築に寄与することが期待出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のバイオ素子の説明に供する図である。
【図2】実施例のバイオ素子を構築するために用いた支
持体の説明に供する図である。
【図3】実施例の説明に供する図であり、バリノマイシ
ン濃度とその濃度でバリノマイシンを含む脂質二分子膜
の膜電位との関係を示す図である。
【図4】実施例の説明に供する図であり、アラメチシン
を組み込んだ後の脂質二分子膜での電位振動を示す図で
ある。
【図5】実施例の説明に供する図であり、実施例の脂質
二分子膜の電位振動の周波数が、化学物質の種類及び濃
度にどのように依存するかを示した特性図である。
【図6】従来技術の説明に供する図であり、桿状体細胞
を模式的に示した図である。
【符号の説明】
11:テフロンポット 11a:テフロンポットの開口口 13:細孔部 21:第一の電解質溶液(5mMKCl水溶液)23:
容器 25:第二の電解質溶液(100mMKCl水溶液)2
7a,27b:膜電位測定用電極 29a,29b:補助的電圧印加用電極31:バリノマ
イシンを含む資質で構成した脂質二分子膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一方の面が第一の電解質溶液と接し他
    方の面が前記第一の電解質溶液とは溶質濃度の異なる第
    二の電解質溶液と接する脂質二分子膜に電位感受性イオ
    ンチャンネルを組み込んで成るバイオ素子において、前
    記脂質二分子膜を、アニオン選択性のイオンチャンネル
    を構成する物質及びカチオン選択性のイオンチャンネル
    を構成する物質のいずれか一方を含む脂質で構成したこ
    とを特徴とするバイオ素子。
JP13939091A 1991-06-12 1991-06-12 バイオ素子 Withdrawn JPH04364298A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1327212C (zh) * 2003-03-31 2007-07-18 株式会社东芝 样品液测定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1327212C (zh) * 2003-03-31 2007-07-18 株式会社东芝 样品液测定装置

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Effective date: 19980903