JPH04363223A - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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Publication number
JPH04363223A
JPH04363223A JP3138948A JP13894891A JPH04363223A JP H04363223 A JPH04363223 A JP H04363223A JP 3138948 A JP3138948 A JP 3138948A JP 13894891 A JP13894891 A JP 13894891A JP H04363223 A JPH04363223 A JP H04363223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
cavity
gate
molten resin
flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3138948A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuji Kanemitsu
保二 金光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP3138948A priority Critical patent/JPH04363223A/ja
Publication of JPH04363223A publication Critical patent/JPH04363223A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば採血管のような
細長い筒状の容器を成形するための射出成形金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】細長い筒状の容器の成形のため、従来は
図3に示すような金型が用いられていた。図4は図3の
ゲート付近の拡大図である。射出成形機(図示せず)よ
り射出された溶融樹脂は、スプルー2、ランナ6、ゲー
ト5を通ってキャビティ8に流入し、冷却後製品として
取り出される。この時ゲート5からキャビティ8に流入
した溶融樹脂は、偶発的に偏流しやすい状態にあり、コ
ントロールすることは非常に難しい。それは断面が円管
状の流路を流動してきた溶融樹脂が円環状断面の流路に
突然移る結果である。このように流路断面が急変する場
合には、上流側に少しでも偏流があると、図4に示され
るとおり、下流側の偏流を惹起し易い。
【0003】このようにして、一旦キャビティ8内の溶
融樹脂の流速に相違が生ずると、流速が大きい方の隙間
が大きくなる方向にコアー10に力がかかり、コアー1
0の偏心量が拡大する。その結果、得られた成形品の肉
厚は偏肉したものとなり、肉厚の薄い部分については、
容器としての要求品質例えば強度、ガスバリヤー性など
をクリヤーできない結果となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】直径が大きい筒状容器
の場合には、例え偶発的に偏流が発生しても、もし偏流
が生ずる原因がなくなれば、周方向の圧力分布は自律的
に少なくなる方向に進行し、偏流は小さくなる。ところ
が、細長い筒状の容器を成形する場合には、コアーもま
た細長いので、充分な剛性を持たせることができない。 この結果、一旦偏流が生ずると、それが自律的に小さく
なる前にコアーに曲げ変形が生じ、製品の偏肉は大きく
なってしまう。そこで溶融樹脂がキャビティに流入する
際に、その流速分布ができるだけ均一になるようにして
おくことが望ましい。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者は、上記
の流速分布の均一化の方法について種々検討した結果、
雌型とコアーおよび突き出しプレートによって形成され
るキャビティに溶融樹脂を射出して一端が開口した細長
い筒状容器を成形する金型であって、成形品の底部中心
に相当する金型部分に設けられたゲートに同軸状に挿入
されたピン状部分を備えたことを特徴とする射出成形金
型を用いることにより、キャビティに流入する溶融樹脂
の流速分布を均一化し得ることを見出し、本発明を完成
した。
【0006】本発明において、ゲートに同軸状に挿入さ
れたピン状部分は、例えば、多数個取り金型の場合には
、ランナープレートに取り付けられ、ランナー壁面より
突出してゲートに挿入されている構成とされる。このピ
ン状部分は、ランナーロックピンの先端をゲートの方向
に延長したものであってもよいし、また新しく別に作ら
れたものであってもよい。さらに、ピン状部分の断面形
状は、筒状容器の断面形状に相似するのがよく、筒状容
器としては円筒状のものが多いので円形とされることが
多い。場合によっては、点対称の図形の形状をとっても
よい。
【0007】
【作用】本発明のピン状部分の使用により、ゲートを通
過しキャビティに流入する溶融樹脂の流れの断面は環状
となる。この結果、キャビティ入口における溶融樹脂の
周方向への配分は容易に均等化することができ、従って
環状断面のキャビティ内における溶融樹脂を偏流なしに
流動させることが可能となる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の射出成形金型の一例の断面図
であり、図2は図1のゲート付近の拡大断面図である。
【0009】この金型は、ポリエチレンテレフタレート
(PET)製採血管の二個取り用金型であり、固定側金
型取付板1、ランナープレート3、キャビティ8、雌型
9、コアー10、突き出しプレート11、コアー押さえ
板12、移動側金型取付板13等から構成されている。
【0010】この金型のコアー10と雌型9との間に採
血管を成形するためのキャビティ8、8が形成されてい
る。また、固定側金型取付板1から雌型9にわたって、
スプルー2、ランナー6及びゲート5がこの順に連通し
て設けられ、図示していない射出成形機のノズルから射
出される溶融樹脂をキャビティ8、8に導くようにされ
ている。7はピン状部分であり、ランナーロックピン4
の頭より延設されることにより、ゲート5に同軸状に挿
入されている。
【0011】次に、この射出成形金型の仕様態様を説明
する。射出成形機(図示せず)より射出されたPETの
溶融樹脂は、スプル−2、ランナ−6を通り、ゲ−ト5
に流入する。ゲ−ト5にはピン状部分7が同軸状に挿入
されているので溶融樹脂は、ゲ−ト5とピン状部分7に
よって形成される円環状流路を流れて同じく円環状流路
を形成するキャビティ8に流入する。溶融樹脂は、ゲ−
ト部を通過する時既にその流路が円環状になっているの
で、キャビティ8、8の入口においてコア−10の回り
に容易に均一に配分される。このようにして、コア−1
0と雌型9によって形成されるキャビティ8、8の中の
流動は図2に示すように均一化され、偏流は生ぜず、コ
アー10が曲げ変形することがない。
【0012】キャビティの樹脂を冷却固化した後、移動
側金型取付板13、コアー10等を移動、後退して開型
して、採血管を取り出す。次いで、移動側金型取付板1
3、コアー10等を移動、前進して閉型する。以下、上
記工程を繰り返して順次細長い円筒状の採血管を成形す
る。
【0013】
【発明の効果】本発明では、ゲートに同軸状にピン状部
分を挿入することにより、キャビティに流入する溶融樹
脂の流路断面を円環状にし、その結果、溶融樹脂のコア
ーの回りへの配分を均一化することができた。以上によ
りキャビティ中の溶融樹脂の流速は均一化され、偏流は
防止された。この結果として、製品の偏肉は殆どなくな
り、肉厚の薄い部分の存在による製品の機械的強度の不
足や、ガスバリヤー性の不足の問題が解消された。
【0014】また、最低肉厚部でも機械的強度やガスバ
リヤー性の要求品質水準を確保できるよう品質設計をし
た場合には、偏肉が大きいため平均肉厚は大きくなり、
材料コストを押し上げる結果となる。本発明の金型の使
用により、偏肉を小さくすることができたので、平均肉
厚は小さくなり、材料コストを大幅に低減することがで
きた。
【0015】さらに、ゲート部の肉厚が結果的に減少し
たので、冷却時間が短縮されたのもこの発明の別の効果
として挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形金型の一例の断面図である。
【図2】図1のゲート部付近の拡大断面図である。
【図3】従来の射出成形金型の断面図である。
【図4】図3のゲート部付近の拡大図である。
【符号の説明】
1  固定側金型取付板 2  スプルー 3  ランナープレート 4  ランナーロックピン 5  ゲート 6  ランナー 7  ピン状部分 8  キャビティ 9  雌型 10  コアー 11  突き出しプレート 12  コアー押さえ板 13  移動側金型取付板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  雌型とコアーおよび突き出しプレート
    によって形成されるキャビティに溶融樹脂を射出して一
    端が開口した細長い筒状容器を成形する金型であって、
    成形品の底部中心に相当する金型部分に設けられたゲー
    トに同軸状に挿入されたピン状部分を備えたことを特徴
    とする射出成形金型。
JP3138948A 1991-06-11 1991-06-11 射出成形金型 Pending JPH04363223A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3138948A JPH04363223A (ja) 1991-06-11 1991-06-11 射出成形金型

Applications Claiming Priority (1)

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JP3138948A JPH04363223A (ja) 1991-06-11 1991-06-11 射出成形金型

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JPH04363223A true JPH04363223A (ja) 1992-12-16

Family

ID=15233902

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3138948A Pending JPH04363223A (ja) 1991-06-11 1991-06-11 射出成形金型

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