JPH04362527A - 光学式記録再生装置のデジタル制御装置 - Google Patents
光学式記録再生装置のデジタル制御装置Info
- Publication number
- JPH04362527A JPH04362527A JP13672691A JP13672691A JPH04362527A JP H04362527 A JPH04362527 A JP H04362527A JP 13672691 A JP13672691 A JP 13672691A JP 13672691 A JP13672691 A JP 13672691A JP H04362527 A JPH04362527 A JP H04362527A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- value
- output
- prediction
- limiter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 35
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims abstract description 27
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 22
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 108010076504 Protein Sorting Signals Proteins 0.000 description 4
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 4
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 1
- 238000013213 extrapolation Methods 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置等のフ
ォーカス制御、トラッキング制御等に用いられる光学式
記録再生装置のデジタル制御装置に関する。
ォーカス制御、トラッキング制御等に用いられる光学式
記録再生装置のデジタル制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ヘッドを用いて情報を記録或
いは再生する磁気方式の記録再生装置に代わり、光学ヘ
ッドを用いて情報を記録或いは再生する光学式記録再生
装置が広く用いられる状況にある。光学式記録再生装置
においては、情報を高密度に記録或いは再生するため、
光ビームを高精度に制御してフォーカス制御及びトラッ
キング制御する必要がある。これらの制御を行う制御装
置としてアナログ制御方式及びデジタル制御方式のもの
がある。
いは再生する磁気方式の記録再生装置に代わり、光学ヘ
ッドを用いて情報を記録或いは再生する光学式記録再生
装置が広く用いられる状況にある。光学式記録再生装置
においては、情報を高密度に記録或いは再生するため、
光ビームを高精度に制御してフォーカス制御及びトラッ
キング制御する必要がある。これらの制御を行う制御装
置としてアナログ制御方式及びデジタル制御方式のもの
がある。
【0003】特開平2−234205には、デジタル制
御の制御ループ内におけるA/D変換、D/A変換、お
よび演算処理時間に伴う位相遅れを補償することを目的
として図5のような装置が開示されている。図5におい
て光ヘッド(図示せず)から出力される位置ずれ信号1
は標本化タイミング生成手段8によって生成されるタイ
ミング信号に基づいて標本化手段2によってサンプリン
グされ、A/D変換手段3によってデジタル信号に変換
される。
御の制御ループ内におけるA/D変換、D/A変換、お
よび演算処理時間に伴う位相遅れを補償することを目的
として図5のような装置が開示されている。図5におい
て光ヘッド(図示せず)から出力される位置ずれ信号1
は標本化タイミング生成手段8によって生成されるタイ
ミング信号に基づいて標本化手段2によってサンプリン
グされ、A/D変換手段3によってデジタル信号に変換
される。
【0004】デジタル信号となった位置ずれ信号は予測
手段4、リミッタ5、により処理される。リミッタ5の
出力とA/D変換手段3の出力はともに帯域合成手段6
に入力され、さらにその出力は位相補償手段7を経て、
標本化タイミング生成手段8によって生成される他のタ
イミング信号に基づいてD/A変換手段9によってアナ
ログ信号に変換される。D/A変換手段9の出力は光ヘ
ッドのアクチュエータ(図示せず)に入力される。
手段4、リミッタ5、により処理される。リミッタ5の
出力とA/D変換手段3の出力はともに帯域合成手段6
に入力され、さらにその出力は位相補償手段7を経て、
標本化タイミング生成手段8によって生成される他のタ
イミング信号に基づいてD/A変換手段9によってアナ
ログ信号に変換される。D/A変換手段9の出力は光ヘ
ッドのアクチュエータ(図示せず)に入力される。
【0005】次に上記従来例の動作について説明する。
図5において標本化手段2およびA/D変換手段3によ
って得られた信号系列をIn とする。ここでnは整数
でありIn は時刻n×Δtにおける信号とする。ただ
しΔtは標本化の周期とする。In までの信号系列を
予測手段4に入力することによって、予測手段4は次の
標本化時刻(n+1)Δtに対応する信号In+1の値
の予測値Sn+1 ″を出力する。予測値Sn+1 ″
は予測手段4において仮定している条件と実際の条件の
ずれにより高周波数領域においてゲインが上昇する。
って得られた信号系列をIn とする。ここでnは整数
でありIn は時刻n×Δtにおける信号とする。ただ
しΔtは標本化の周期とする。In までの信号系列を
予測手段4に入力することによって、予測手段4は次の
標本化時刻(n+1)Δtに対応する信号In+1の値
の予測値Sn+1 ″を出力する。予測値Sn+1 ″
は予測手段4において仮定している条件と実際の条件の
ずれにより高周波数領域においてゲインが上昇する。
【0006】これを防止するために予測値Sn+1 ″
と現在値In をリミッタ5に入力して現在値In の
絶対値と予測値Sn+1 ″の絶対値を比較し、絶対値
が小さいほうの値を予測値Sn+1 ′として出力する
。また高周波数領域においてS/Nが悪化するので予測
値Sn+1 ′の低周波成分と現在値In の高周波成
分を帯域合成手段6によって合成し、Sn+1 として
出力する。Sn+1 に対して位相補償手段7により、
サーボ系の安定化のために必要な位相補償を施してから
D/A変換手段9によってアナログ信号に変換される。
と現在値In をリミッタ5に入力して現在値In の
絶対値と予測値Sn+1 ″の絶対値を比較し、絶対値
が小さいほうの値を予測値Sn+1 ′として出力する
。また高周波数領域においてS/Nが悪化するので予測
値Sn+1 ′の低周波成分と現在値In の高周波成
分を帯域合成手段6によって合成し、Sn+1 として
出力する。Sn+1 に対して位相補償手段7により、
サーボ系の安定化のために必要な位相補償を施してから
D/A変換手段9によってアナログ信号に変換される。
【0007】図6は上記従来のデジタル制御装置に、標
本化周波数の1/10の周波数の入力信号が入力された
場合のリミッタ5の出力の一例を示す。点線は入力信号
を示し、実線はこの入力信号の周波数の10倍で標本化
した出力信号を示す。
本化周波数の1/10の周波数の入力信号が入力された
場合のリミッタ5の出力の一例を示す。点線は入力信号
を示し、実線はこの入力信号の周波数の10倍で標本化
した出力信号を示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この図6からわかるよ
うに、信号の零クロス付近でリミッタ動作に伴うノイズ
が発生している。このノイズはアクチュエータ駆動用ア
ンプに対し、無駄な発熱を行ったり、サーボの追従誤差
の増大を引き起す。従来例では、予測値に含まれる高周
波領域の雑音を除去するために帯域合成手段6により、
高周波領域では予測値ではなく現在値が使用されるよう
にしている。しかし、A/D変換、D/A変換や演算処
理に要する時間に起因する位相遅れは高周波領域におい
て顕著となるので、この領域で予測値を使用しないとい
うことは推定による無駄時間補償の効果が十分得られな
い原因となる。
うに、信号の零クロス付近でリミッタ動作に伴うノイズ
が発生している。このノイズはアクチュエータ駆動用ア
ンプに対し、無駄な発熱を行ったり、サーボの追従誤差
の増大を引き起す。従来例では、予測値に含まれる高周
波領域の雑音を除去するために帯域合成手段6により、
高周波領域では予測値ではなく現在値が使用されるよう
にしている。しかし、A/D変換、D/A変換や演算処
理に要する時間に起因する位相遅れは高周波領域におい
て顕著となるので、この領域で予測値を使用しないとい
うことは推定による無駄時間補償の効果が十分得られな
い原因となる。
【0009】本発明は上述した点にかんがみてなされた
もので、零クロス付近でのリミッタ動作に伴うノイズの
発生を抑圧でき、且つ無駄時間補償の機能を大きくでき
る光学式記録再生装置のデジタル制御装置を提供するこ
とを目的とする。
もので、零クロス付近でのリミッタ動作に伴うノイズの
発生を抑圧でき、且つ無駄時間補償の機能を大きくでき
る光学式記録再生装置のデジタル制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明では無駄
時間を補償するための手段として、信号の現在値及び過
去の値から次のサンプリング時点での値を予測する予測
手段から出力される予測値と現在値との符号を比較する
符号比較手段と、この符号比較手段の出力に基づいて振
幅制限手段の出力信号を抑圧する抑圧手段とを設けるこ
とにより、高周波領域でも予測値の使用を可能にすると
共に、振幅制限手段によって出力値が予測値と現在値と
で切換えられた時に発生するノイズを抑圧手段により抑
圧できるようにしている。
時間を補償するための手段として、信号の現在値及び過
去の値から次のサンプリング時点での値を予測する予測
手段から出力される予測値と現在値との符号を比較する
符号比較手段と、この符号比較手段の出力に基づいて振
幅制限手段の出力信号を抑圧する抑圧手段とを設けるこ
とにより、高周波領域でも予測値の使用を可能にすると
共に、振幅制限手段によって出力値が予測値と現在値と
で切換えられた時に発生するノイズを抑圧手段により抑
圧できるようにしている。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。図1ないし図4は本発明の1実施例に係
り、図1は1実施例の光ディスク装置のトラッキング制
御装置の概略の構成を示し、図2は位置ずれ信号(トラ
ックエラー信号)列に対して出力される予測信号列を示
し、図3は無駄時間補償回路に入力さされる位置ずれ信
号に対してスイッチを経て出力される信号波形を示し、
図4は無駄時間補償回路の主要部の作用説明図を示す。
的に説明する。図1ないし図4は本発明の1実施例に係
り、図1は1実施例の光ディスク装置のトラッキング制
御装置の概略の構成を示し、図2は位置ずれ信号(トラ
ックエラー信号)列に対して出力される予測信号列を示
し、図3は無駄時間補償回路に入力さされる位置ずれ信
号に対してスイッチを経て出力される信号波形を示し、
図4は無駄時間補償回路の主要部の作用説明図を示す。
【0012】図1に示すように1実施例を備えた光ディ
スク装置11は、スピンドルモータ12によって回転さ
れる円板状の光学式記録媒体(光ディスクと略記)13
に対向して光ヘッド14が配置され、この光ヘッド14
は図示しないヘッド送り機構にて光ディスク13のトラ
ックを横断する方向Tに移動自在である。この光ヘッド
14内には図示しないレーザダイオードが収納され、こ
のレーザダイオードから出射されたレーザ光は図示しな
いビームスプリッタなどの光学素子を経た後、対物レン
ズ15により光ディスク13に集光照射される。
スク装置11は、スピンドルモータ12によって回転さ
れる円板状の光学式記録媒体(光ディスクと略記)13
に対向して光ヘッド14が配置され、この光ヘッド14
は図示しないヘッド送り機構にて光ディスク13のトラ
ックを横断する方向Tに移動自在である。この光ヘッド
14内には図示しないレーザダイオードが収納され、こ
のレーザダイオードから出射されたレーザ光は図示しな
いビームスプリッタなどの光学素子を経た後、対物レン
ズ15により光ディスク13に集光照射される。
【0013】光ディスク13で反射された光は、対物レ
ンズ15及び図示しないビームスプリッタを経て光検出
器16に導かれ、光電変換される。この光検出器16は
光ディスク13に照射された光スポットの位置がトラッ
クの中心からずれると、受光量が異るように配置された
複数の素子で構成され、これら複数の素子の出力は、差
信号を生成する手段を備えたトラックエラー信号生成手
段17に入力され、トラック中心からの位置ずれ信号と
してのトラックエラー信号が生成され、このトラックエ
ラー信号は標本化手段21に入力される。
ンズ15及び図示しないビームスプリッタを経て光検出
器16に導かれ、光電変換される。この光検出器16は
光ディスク13に照射された光スポットの位置がトラッ
クの中心からずれると、受光量が異るように配置された
複数の素子で構成され、これら複数の素子の出力は、差
信号を生成する手段を備えたトラックエラー信号生成手
段17に入力され、トラック中心からの位置ずれ信号と
してのトラックエラー信号が生成され、このトラックエ
ラー信号は標本化手段21に入力される。
【0014】この標本化手段21は、トラックエラー信
号を標本化し、この標本化手段21で標本化された信号
はアナログ信号をデジタル化するA/D変換手段22に
入力される。このA/D変換手段22でデジタル化され
た信号は無駄時間を補償するための無駄時間補償回路2
3を構成する予測手段24とリミッタ25と符号比較手
段26にそれぞれ入力される。
号を標本化し、この標本化手段21で標本化された信号
はアナログ信号をデジタル化するA/D変換手段22に
入力される。このA/D変換手段22でデジタル化され
た信号は無駄時間を補償するための無駄時間補償回路2
3を構成する予測手段24とリミッタ25と符号比較手
段26にそれぞれ入力される。
【0015】上記予測手段24は現在及び過去の位置ず
れ信号データ(ここではトラックエラー信号データ)か
ら次の時点での位置ずれ信号データを予測し、振幅制限
手段としてのリミッタ25と符号比較手段26に出力す
る。このリミッタ25は、予測手段24の出力の絶対値
と現在値の絶対値とを比較し、小さいほうの値を信号切
換手段としてのスイッチ27に出力する。
れ信号データ(ここではトラックエラー信号データ)か
ら次の時点での位置ずれ信号データを予測し、振幅制限
手段としてのリミッタ25と符号比較手段26に出力す
る。このリミッタ25は、予測手段24の出力の絶対値
と現在値の絶対値とを比較し、小さいほうの値を信号切
換手段としてのスイッチ27に出力する。
【0016】又、符号比較手段26は、予測手段24の
出力の符号と現在値の符号とを比較し、この比較結果に
応じてスイッチ27を切換える。例えば同符号であると
判断した場合には、リミッタ25の出力を位相補償手段
28に出力し、異符号であると判断した場合には、スイ
ッチ27の他方の出力端に印加される0電圧を位相補償
手段28に出力するようにスイッチ27の切換を制御す
る。
出力の符号と現在値の符号とを比較し、この比較結果に
応じてスイッチ27を切換える。例えば同符号であると
判断した場合には、リミッタ25の出力を位相補償手段
28に出力し、異符号であると判断した場合には、スイ
ッチ27の他方の出力端に印加される0電圧を位相補償
手段28に出力するようにスイッチ27の切換を制御す
る。
【0017】上記位相補償手段28はサーボ系の安定化
のために必要な位相補償を施すもので、位相補償された
信号は、アナログ信号化するD/A変換手段29に入力
され、アナログ信号に変換された後、(必要に応じ、ア
クチュエータ駆動アンプを経て)対物レンズ15のトラ
ッキングアクチュエータ31にレンズ駆動信号として供
給され、このレンズ駆動信号により、トラッキングアク
チュエータ31は対物レンズ15の位置ずれを補正する
ように移動する。
のために必要な位相補償を施すもので、位相補償された
信号は、アナログ信号化するD/A変換手段29に入力
され、アナログ信号に変換された後、(必要に応じ、ア
クチュエータ駆動アンプを経て)対物レンズ15のトラ
ッキングアクチュエータ31にレンズ駆動信号として供
給され、このレンズ駆動信号により、トラッキングアク
チュエータ31は対物レンズ15の位置ずれを補正する
ように移動する。
【0018】尚、2段サーボの場合には、このアナログ
信号は、光ヘッド送り機構側にも供給され、光ディスク
13に照射される光スポットが現在トラックを追従する
ように制御されることになる。上記標本化手段21には
標本化タイミング生成手段32からの標本化タイミング
信号により標本化を行う。又、この標本化タイミング生
成手段32は、D/A変換手段29も他のタイミング信
号を出力し、D/A変換させる。
信号は、光ヘッド送り機構側にも供給され、光ディスク
13に照射される光スポットが現在トラックを追従する
ように制御されることになる。上記標本化手段21には
標本化タイミング生成手段32からの標本化タイミング
信号により標本化を行う。又、この標本化タイミング生
成手段32は、D/A変換手段29も他のタイミング信
号を出力し、D/A変換させる。
【0019】上記光ディスク装置11は、この他に、フ
ォーカス制御系も備えているが、簡単化のためその説明
を省略する。上記予測手段24による予測を行う場合、
図2に示すように時刻t=nΔtでの信号In ,(n
−1)Δt及び(n−1)Δtでの過去の信号In−1
,In−2から次の時刻(n+1)Δtでの予測値S
n+1 ″を求める。ここで、予測値Sn+1 ″を求
める際、トラッキングアクチュエータ31及び光ヘッド
送り機構は、数周期の間、等加速度運動すると仮定し、
次の外挿式を用いて計算する。
ォーカス制御系も備えているが、簡単化のためその説明
を省略する。上記予測手段24による予測を行う場合、
図2に示すように時刻t=nΔtでの信号In ,(n
−1)Δt及び(n−1)Δtでの過去の信号In−1
,In−2から次の時刻(n+1)Δtでの予測値S
n+1 ″を求める。ここで、予測値Sn+1 ″を求
める際、トラッキングアクチュエータ31及び光ヘッド
送り機構は、数周期の間、等加速度運動すると仮定し、
次の外挿式を用いて計算する。
【0020】Sn+1 ″=3In −3In−1 +
In−2又、予測値の絶対値に制限を加えるリミッタ2
5は、予測値Sn+1 ″と現在値In とを比較し、
次式のように絶対値が小さいほうの値をSn+1 ′と
して出力する。 Sn+1 ′= Sn+1 ″
( | Sn+1 ″|≦|In|のとき)
In ( | Sn+1 ″|>|In|の
とき) 次に本実施例の作用を説明する
。
In−2又、予測値の絶対値に制限を加えるリミッタ2
5は、予測値Sn+1 ″と現在値In とを比較し、
次式のように絶対値が小さいほうの値をSn+1 ′と
して出力する。 Sn+1 ′= Sn+1 ″
( | Sn+1 ″|≦|In|のとき)
In ( | Sn+1 ″|>|In|の
とき) 次に本実施例の作用を説明する
。
【0021】トラックエラー信号生成手段18を経て生
成されたトラックエラー信号は標本化手段21により、
標本化され、さらにA/D変換手段22でデジタル化さ
れて無駄時間補償回路23を形成する予測手段24とリ
ミッタ25及び符号比較手段26にそれぞれ入力される
。予測手段24及びリミッタ25の動作は従来例と同様
であり、その説明を省略する。一方、符号比較手段26
は現在値In と予測手段24によって予測された予測
値Sn+1 ″の符号を比較し、符号が等しい場合には
スイッチ27を制御してリミッタ25の出力をそのまま
出力する。
成されたトラックエラー信号は標本化手段21により、
標本化され、さらにA/D変換手段22でデジタル化さ
れて無駄時間補償回路23を形成する予測手段24とリ
ミッタ25及び符号比較手段26にそれぞれ入力される
。予測手段24及びリミッタ25の動作は従来例と同様
であり、その説明を省略する。一方、符号比較手段26
は現在値In と予測手段24によって予測された予測
値Sn+1 ″の符号を比較し、符号が等しい場合には
スイッチ27を制御してリミッタ25の出力をそのまま
出力する。
【0022】一方、符号が異っている場合には、リミッ
タ25の出力の値に関係なく、零を出力する。このスイ
ッチ27の出力をSn+1 とすると、この出力Sn+
1 は位相補償手段28に入力される。この位相補償手
段28により、サーボ系の安全化のために必要な位相補
償が施された後、D/A変換手段29によってアナログ
信号に変換される。このアナログ信号はトラッキングア
クチュエータ31等に供給され、光ディスク13に照射
されるビームスポットをトラッキング状態に保持する。
タ25の出力の値に関係なく、零を出力する。このスイ
ッチ27の出力をSn+1 とすると、この出力Sn+
1 は位相補償手段28に入力される。この位相補償手
段28により、サーボ系の安全化のために必要な位相補
償が施された後、D/A変換手段29によってアナログ
信号に変換される。このアナログ信号はトラッキングア
クチュエータ31等に供給され、光ディスク13に照射
されるビームスポットをトラッキング状態に保持する。
【0023】図3はこの実施例における無駄時間補償回
路23に、例えば図6の場合と同様に標本化周波数の1
/10の周波数のトラックエラー信号が入力された場合
におけるスイッチ27から出力される出力信号を示す。 図3の点線で示すように例えば正弦波状のトラックエラ
ー信号が入力されると、実線で示すような出力信号が得
られる。(トラッキングサーボをオープンにした状態で
示す。トラッキングサーボをクローズにした状態ではゼ
ロに収束する。)図6の従来例の場合に比較して、入力
信号のゼロクロス付近でのノイズの発生を解消できるこ
とが分る。
路23に、例えば図6の場合と同様に標本化周波数の1
/10の周波数のトラックエラー信号が入力された場合
におけるスイッチ27から出力される出力信号を示す。 図3の点線で示すように例えば正弦波状のトラックエラ
ー信号が入力されると、実線で示すような出力信号が得
られる。(トラッキングサーボをオープンにした状態で
示す。トラッキングサーボをクローズにした状態ではゼ
ロに収束する。)図6の従来例の場合に比較して、入力
信号のゼロクロス付近でのノイズの発生を解消できるこ
とが分る。
【0024】本実施例によるノイズ低減化の作用をさら
に図4を参照して説明する。図4(a)は、入力信号の
現在値と予測値が単調減少でゼロをクロスする時刻付辺
の波形を示し、例えば現在値>予測値であるとする。こ
の場合、リミッタ25は、予測値がゼロをクロスして、
|−予測値|=現在値となる時刻tまで予測値を選択し
、その後、現在値を選択することになる。つまり図4(
b)のようになり、正から負になった信号が再び正にな
った後、負になるというS字状に変化するため、ノイズ
が発生する。
に図4を参照して説明する。図4(a)は、入力信号の
現在値と予測値が単調減少でゼロをクロスする時刻付辺
の波形を示し、例えば現在値>予測値であるとする。こ
の場合、リミッタ25は、予測値がゼロをクロスして、
|−予測値|=現在値となる時刻tまで予測値を選択し
、その後、現在値を選択することになる。つまり図4(
b)のようになり、正から負になった信号が再び正にな
った後、負になるというS字状に変化するため、ノイズ
が発生する。
【0025】従来例はこの欠点が存在している。これに
対し、本実施例では、符号比較手段26により予測値と
現在値との符号が同じか否かを判断し、異っている場合
には、リミッタ25の出力に無関係に零を出力するよう
にしてリミッタ出力を抑圧しているので、スイッチ27
を通した信号は図4(c)のようになり、リミッタ25
によるノイズを低減化できる(図4はアナログ的に示し
ているが、標本化によりその周波数に依存して、図3或
いは図6のようになる)。
対し、本実施例では、符号比較手段26により予測値と
現在値との符号が同じか否かを判断し、異っている場合
には、リミッタ25の出力に無関係に零を出力するよう
にしてリミッタ出力を抑圧しているので、スイッチ27
を通した信号は図4(c)のようになり、リミッタ25
によるノイズを低減化できる(図4はアナログ的に示し
ているが、標本化によりその周波数に依存して、図3或
いは図6のようになる)。
【0026】従って、位置ずれ信号(トラックエラー信
号)の予測値の高域ゲインの上昇を抑えるために用いら
れる予測値と現在値の絶対値比較を行い、小さいほうの
値を出力するリミッタ25の出力に対し、予測値の符号
変化の際に生じる高周波のノイズを予測値と現在値の符
号比較を行う符号比較手段26の結果に基づいて取り除
くことにより、高周波領域でのノイズの発生の少ない予
測値を得ることができる。
号)の予測値の高域ゲインの上昇を抑えるために用いら
れる予測値と現在値の絶対値比較を行い、小さいほうの
値を出力するリミッタ25の出力に対し、予測値の符号
変化の際に生じる高周波のノイズを予測値と現在値の符
号比較を行う符号比較手段26の結果に基づいて取り除
くことにより、高周波領域でのノイズの発生の少ない予
測値を得ることができる。
【0027】そのため、ノイズの影響を避けるために従
来行われていたような予測値と現在値との帯域合成の必
要がなく、高い周波数まで予測値を用いることができる
のでデジタル制御系における(予測値を用いたことによ
る)無駄時間の補償がより効果的となり、従来より低い
サンプリング周波数で制御しても、同等のデジタル制御
機能を得ることが可能となり、例えば無駄時間補償回路
23をDSPで構成した場合、演算速度の遅いDSP(
デジタルシグナルプロセッサ)を使用できることになり
、低価格化できる。
来行われていたような予測値と現在値との帯域合成の必
要がなく、高い周波数まで予測値を用いることができる
のでデジタル制御系における(予測値を用いたことによ
る)無駄時間の補償がより効果的となり、従来より低い
サンプリング周波数で制御しても、同等のデジタル制御
機能を得ることが可能となり、例えば無駄時間補償回路
23をDSPで構成した場合、演算速度の遅いDSP(
デジタルシグナルプロセッサ)を使用できることになり
、低価格化できる。
【0028】一方、従来例と同じサンプリング周波数と
した場合には、サーボ系の帯域を高くしても無駄時間補
償の機能を増大できるので、サーボ系の安定化をより確
保できるメリットを有する。上記無駄時間補償回路23
は、図1に示すようにブロック別にディスクリートな回
路で構成しても良いし、複数のブロックで示すものをD
SP等で構成することもできる。
した場合には、サーボ系の帯域を高くしても無駄時間補
償の機能を増大できるので、サーボ系の安定化をより確
保できるメリットを有する。上記無駄時間補償回路23
は、図1に示すようにブロック別にディスクリートな回
路で構成しても良いし、複数のブロックで示すものをD
SP等で構成することもできる。
【0029】又、上記実施例では、符号比較手段26の
出力に基づいてスイッチ27を切換えるようにしている
が、符号比較手段26の出力に基づいてリミッタ25の
出力を減衰させて零に近い値を出力するようにしても良
いし、ホールド手段を用いて零に近い値を出力させるよ
うにして符号が異る場合でのリミッタ出力を抑圧したも
のでも良い。
出力に基づいてスイッチ27を切換えるようにしている
が、符号比較手段26の出力に基づいてリミッタ25の
出力を減衰させて零に近い値を出力するようにしても良
いし、ホールド手段を用いて零に近い値を出力させるよ
うにして符号が異る場合でのリミッタ出力を抑圧したも
のでも良い。
【0030】又、リミッタ25と符号比較手段26の機
能をまとめて、符号を調べて異符号ならば例えば0を出
力し、同符号ならば絶対値の小さいほうの値を出力する
符号比較リミッタ手段を用いても良い。又、例えば図1
ではリミッタ25と位相補償手段28の間に設けたスイ
ッチ27を符号比較手段26の出力で切り換えるように
しているが、スイッチ27を位相補償手段28の後段側
に配置した構成にも本発明を適用できる場合がある。
能をまとめて、符号を調べて異符号ならば例えば0を出
力し、同符号ならば絶対値の小さいほうの値を出力する
符号比較リミッタ手段を用いても良い。又、例えば図1
ではリミッタ25と位相補償手段28の間に設けたスイ
ッチ27を符号比較手段26の出力で切り換えるように
しているが、スイッチ27を位相補償手段28の後段側
に配置した構成にも本発明を適用できる場合がある。
【0031】以上の説明では、トラッキング制御系に対
して説明しているが、本発明はフォーカス制御系に対し
ても同様に適用できる。又、トラッキング制御系及びフ
ォーカス制御系の両方に適用することもできる。さらに
、本発明は、光ディスクを用いた記録再生装置に限らず
、カード状の記録媒体を用いた光カード装置等の光学式
記録再生装置にも適用できる。
して説明しているが、本発明はフォーカス制御系に対し
ても同様に適用できる。又、トラッキング制御系及びフ
ォーカス制御系の両方に適用することもできる。さらに
、本発明は、光ディスクを用いた記録再生装置に限らず
、カード状の記録媒体を用いた光カード装置等の光学式
記録再生装置にも適用できる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、位置
ずれ信号の予測値及び現在値との符号の比較手段を設け
て、この比較手段の出力に基づいて振幅制限手段の出力
を抑圧するようにしているので、この振幅制限手段によ
る予測値の符号変化付近で発生する高周波ノイズの発生
を低減化できる。そのため、ノイズの影響を避けるため
に従来行われていたような予測値と現在値との帯域合成
の必要がなく、高い周波数まで予測値を用いることがで
きるのでデジタル制御系における無駄時間の補償がより
効果的となり、従来より低いサンプリング周波数で制御
することが可能となり、低価格化できる。又、従来と同
じサンプリング周波数にした場合には、サーボ系の帯域
を高くしても無駄時間補償の機能を増大でき、サーボ系
の安定化を保持できる。
ずれ信号の予測値及び現在値との符号の比較手段を設け
て、この比較手段の出力に基づいて振幅制限手段の出力
を抑圧するようにしているので、この振幅制限手段によ
る予測値の符号変化付近で発生する高周波ノイズの発生
を低減化できる。そのため、ノイズの影響を避けるため
に従来行われていたような予測値と現在値との帯域合成
の必要がなく、高い周波数まで予測値を用いることがで
きるのでデジタル制御系における無駄時間の補償がより
効果的となり、従来より低いサンプリング周波数で制御
することが可能となり、低価格化できる。又、従来と同
じサンプリング周波数にした場合には、サーボ系の帯域
を高くしても無駄時間補償の機能を増大でき、サーボ系
の安定化を保持できる。
【図1】本発明の1実施例を備えた光ディスク装置の概
略を示すブロック図。
略を示すブロック図。
【図2】位置ずれ信号列に対する予測手段による予測信
号列を示すタイミングチャート図。
号列を示すタイミングチャート図。
【図3】位置ずれ信号列に対する無駄時間補償回路の出
力信号を示す波形図。
力信号を示す波形図。
【図4】無駄時間補償回路の作用説明図。
【図5】従来例の主要部のブロック図。
【図6】従来例における入力される位置ずれ信号に対す
るリミッタ出力を示す波形図。
るリミッタ出力を示す波形図。
11…光ディスク装置
13…光ディスク
14…光ヘッド
21…標本化手段
22…A/D変換手段
23…無駄時間補償回路
24…予測手段
25…リミッタ
26…符号比較手段
27…スイッチ
28…位相補償手段
29…D/A変換手段
31…トラッキングアクチュエータ
Claims (1)
- 【請求項1】 アナログ信号を一定時間間隔ごとにサ
ンプリングしデジタル化するアナログ/デジタル変換手
段と、前記デジタル化された信号の現在値および過去の
値に基づいて、次のサンプリング時点の値を予測する予
測手段と、前記予測手段の出力の絶対値と現在値の絶対
値とを比較してその小さいほうの値を出力する振幅制限
手段と、前記予測手段の出力の符号と現在値の符号とを
比較する比較手段と、前記比較手段の出力に基づいて前
記振幅制限手段の出力を抑圧する抑圧手段と、前記抑圧
手段の出力を位相補償する位相補償手段と、位相補償さ
れた信号をアナログ信号に変換するデジタル/アナログ
変換手段とを備えた光学式記録再生装置のデジタル制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13672691A JPH04362527A (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 光学式記録再生装置のデジタル制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13672691A JPH04362527A (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 光学式記録再生装置のデジタル制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04362527A true JPH04362527A (ja) | 1992-12-15 |
Family
ID=15182068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13672691A Withdrawn JPH04362527A (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 光学式記録再生装置のデジタル制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04362527A (ja) |
-
1991
- 1991-06-07 JP JP13672691A patent/JPH04362527A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0679420B2 (ja) | トラツキングサ−ボ装置 | |
EP1028417A2 (en) | Rotation servo circuit in disk player | |
JP2001243641A (ja) | 光ディスク装置 | |
US5610887A (en) | Error correcting apparatus with error corecting signal holding function | |
KR100406453B1 (ko) | 디스크 기억 장치 및 헤드 위치 결정 방법 | |
US5699334A (en) | Control devices for optical disk based on driving signal saturation | |
JPH04362527A (ja) | 光学式記録再生装置のデジタル制御装置 | |
JPH08106638A (ja) | 光学的情報記録再生装置 | |
JPH0278022A (ja) | トラッキングサーボ装置 | |
US5675563A (en) | Track access method and apparatus therefor | |
JPS61217939A (ja) | 光学的情報記録再生装置 | |
JPH0536149A (ja) | 光磁気記録装置のデジタルサーボ回路及びその 制御方法 | |
US5659527A (en) | Optical disk drive with use of sampled preceding focus or tracking error signal in response to detection of spiked noise or offset | |
US5673240A (en) | Seek control circuit for suppressing vibration of objective lens in optical head during seek operation | |
JP2777223B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
JPH1021566A (ja) | トラッキングサーボ装置 | |
JPH0335733B2 (ja) | ||
Miyoshi et al. | 90mm Magneto-Optical Disk Drive With Digital Servo | |
KR100207632B1 (ko) | 광디스크 시스템에 있어서 포커스서보 제어장치 | |
KR0159375B1 (ko) | 광 디스크 드라이버의 트랙을 점프하는 장치 | |
JPH08147718A (ja) | 光ディスク装置のシーク制御回路 | |
JPH07110950A (ja) | トラックジャンプ制御装置 | |
JP2000215469A (ja) | 光ディスク駆動装置 | |
JPH06231475A (ja) | 光ディスク装置 | |
JPH0330152A (ja) | 磁気デイスクの装置のシーク制御方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980903 |