JPH0436215Y2 - - Google Patents

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JPH0436215Y2
JPH0436215Y2 JP12992985U JP12992985U JPH0436215Y2 JP H0436215 Y2 JPH0436215 Y2 JP H0436215Y2 JP 12992985 U JP12992985 U JP 12992985U JP 12992985 U JP12992985 U JP 12992985U JP H0436215 Y2 JPH0436215 Y2 JP H0436215Y2
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JP
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poles
generator
stator
coil
turns
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JP12992985U
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JPS6241352U (ja
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車輌等に使用する発電機の固定子に係
り、特に実装状態での温度分布を均一化する構造
に関する。
〔考案の背景〕
従来の発電機の固定子構造は、特願昭57−
143883号(特開昭59−35548号)に記載のように、
回転子側面に冷却用フアンを取付け、回転子の回
転により冷却用の空気を循環させるか、潤滑油を
冷却用に用い、回転子の回転により潤滑油をかき
上げ、発電コイルに付着させて発電コイルに発生
する熱を奪う構成としている。
このような従来の構造では、発電機の周囲の構
造や、潤滑油の量、潤滑油の経路などにより、全
ての極の発電コイルが均一に冷却されない場合が
あり、該部分の発電コイルが熱により絶縁劣化し
てレヤシヨート等の不具合を発生する場合があ
る。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、従来技術の問題点を解消し信
頼性に優れた発電機を提供することにある。
〔考案の概要〕
直列に接続されてなり電気的に同位相である複
数極の発電コイルのうち、冷却条件の悪い場所に
位置する発電コイルについて、他の極の巻数より
少なくなるよう設定するか、固定子鉄心の積厚を
他の極の積厚より薄くするかして、他の極の発電
コイルの電気抵抗より小さくし、銅損による発熱
量を抑制したもの。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第1図は本考案の発電機の固定子1を示し、薄鉄
板を積層してなる固定子鉄心11は、放射線方向
に複数個の突極部12が設けられており、該突極
部12に発電コイル2が巻装されている。これら
発電コイル2は第3図に示す通り、3極毎に直列
に接続されてそれぞれの相を形成しており、各相
の一端が接続されて中性点をなした三相Y結線と
なつている。これら各相における各極の巻数は次
のように設定されている。U相においてはの
極が、V相は、W相はの極が他の極より
巻数が少なく、これらは各々連続的に巻線されて
いる。
第4図は他の実施例で、第1図の発電コイルの
番号に相当する固定子鉄心11の積厚を薄くした
ものであり、U相はの極、V相は、W相
はの極の積厚が、他の極の積厚に対して薄く
なるよう構成されている。なお、この時の巻線
は、全極を同一に設定してもよい。
このようにしてなる発電機の固定子は、次のよ
うな状態で運転されている。
固定子1は第1図の○天の位置を上に、内燃機関
等に取付けられる。回転子3が、固定子の外側を
図面に向つて反時計方向に回転すると、回転子3
の下面に溜つている内燃機関潤滑用の油が、回転
子3によつてかき上げられ、発電コイル2の表面
に付着し、発電コイル2の熱を奪い温度を低下さ
せるが、天の位置から回転方向の6極分について
は、冷却用油の廻りが悪く発電コイル2の冷却が
悪くなるが、この部分の発電コイル2の巻数が少
ないか、または固定子鉄心11の積厚が薄いため
に、発電コイル2の抵抗が、他の極の抵抗に比較
して小さく、同一電流が流れても、他の極に比較
して発生する熱量が少なくなるから、全体の極の
温度はほぼ均一化された値となる。
冷却用媒介が空気の場合は、固定子1の周囲の
状況により空気の流れが変り、冷却の悪い発電コ
イル2が存在するが、この発電コイル2に対して
前記のごとき構成することにより、全極の温度を
ほぼ均一化させることができる。
このように、発電コイルの冷却が悪い箇所の発
熱を、巻数を少なくするか積厚を薄くして発電コ
イル2の抵抗を小さくすることにより、生産性を
阻害せずに全体の温度を低減することができるか
ら、絶縁物の寿命を短縮させたり、焼損を起すよ
うなことがなくなる。また発電コイル2の導線を
太くしたり、高級に絶縁材料を用いる必要がなく
なるので、小形軽量かつ低コスト化が図れる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば固定子の
発電コイルの冷却の悪い部分は発電コイルの発熱
を抑え、全体の温度を低くし、均一化することが
できるから、絶縁物の寿命を長くできると共に焼
損を防止できる。また発電コイルの導線を太くし
たり、高級な絶縁材料を用いる必要がなく、生産
性、信頼性に優れた、小形軽量かつ低コスト化を
計つた発電機とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案発電機の固定子正面図、第2図
は第1図のA−Aに沿つた断面図、第3図は本考
案の発電コイルの接続状態図、第4図は他の実施
例の固定子の断面図である。 1……固定子、11……固定子鉄心、12……
突極部、2……発電コイル、3……回転子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個の磁極を有する固定子鉄心に、発電コイ
    ルを巻装してなる発電機の固定子において、直列
    に接続され、かつ電気的に同位相に巻装される複
    数個の発電コイルのうち、任意の極の巻数が他の
    極の巻数より少なくなるように設定するか、固定
    子鉄心の積厚を他の極の積厚より薄くするかし
    て、他の極の発電コイルの電気抵抗より小さくな
    るようにしたことを特徴とした発電機の固定子。
JP12992985U 1985-08-28 1985-08-28 Expired JPH0436215Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12992985U JPH0436215Y2 (ja) 1985-08-28 1985-08-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12992985U JPH0436215Y2 (ja) 1985-08-28 1985-08-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6241352U JPS6241352U (ja) 1987-03-12
JPH0436215Y2 true JPH0436215Y2 (ja) 1992-08-26

Family

ID=31026946

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JP12992985U Expired JPH0436215Y2 (ja) 1985-08-28 1985-08-28

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JPS6241352U (ja) 1987-03-12

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