JPH04360856A - 4−置換−2,6−ジアルキルアニリンの製造方法 - Google Patents

4−置換−2,6−ジアルキルアニリンの製造方法

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JPH04360856A
JPH04360856A JP3333561A JP33356191A JPH04360856A JP H04360856 A JPH04360856 A JP H04360856A JP 3333561 A JP3333561 A JP 3333561A JP 33356191 A JP33356191 A JP 33356191A JP H04360856 A JPH04360856 A JP H04360856A
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JP
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dialkylaniline
tetramethylbutyl
catalyst
mol
butyl
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JP3333561A
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English (en)
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Peter Hardt
ペーター ハールト
Theodor Voelker
テオドーア フェルカー
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Lonza AG
Original Assignee
Lonza AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C211/00Compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C211/43Compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton having amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the carbon skeleton
    • C07C211/44Compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton having amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the carbon skeleton having amino groups bound to only one six-membered aromatic ring
    • C07C211/45Monoamines
    • C07C211/46Aniline
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/68Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton from amines, by reactions not involving amino groups, e.g. reduction of unsaturated amines, aromatisation, or substitution of the carbon skeleton
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    • C07C211/43Compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton having amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the carbon skeleton
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、一般式
【0002】
【化4】
【0003】[式中、R1およびR2は同一または異な
るものであって、直鎖の、または分枝鎖の(C1〜C4
)低級アルキル基を表わし、R3はフェニルイソプロピ
ル基、1,1,3,3−テトラメチルブチル基またはt
.−ブチル基を表わす。]の4−置換した2,6−ジア
ルキルアニリンの新規な製造方法に関する。
【0004】本発明はさらに、これまで報告されていな
い、一般式
【0005】
【化5】
【0006】[式中、R1およびR2は上記の意味を有
する。]の2,6−ジアルキル−4−(1,1,3,3
−テトラメチルブチル)−アニリン、とくにR1および
R2がイソプロピルである2,6−ジイソプロピル−4
−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−アニリン
に関する。
【0007】上記の4−置換−2,6−ジアルキルアニ
リンは、とりわけ、殺虫剤(EP−A  030402
5)、アリールチオ尿素誘導体(DE−OS  272
7416)またはポリウレタンにおける加水分解防止剤
(ベッヒャー/ブラウン、プラスチックハンドブック「
ポリウレタン」,第7巻,C.ハウザー出版,1983
,407−408頁)を製造するための貴重な中間体を
形成する。
【0008】EP−A  0069065からは、芳香
族アニリンを、パラ位置で、たとえばα−メチルスチレ
ンないしジイソブチレンでアルキル化する方法が知られ
ている。  この既知の方法は、触媒として水性の酸、
一般的には塩酸の存在下に、共触媒として塩化亜鉛を加
えて処理することが特徴である。この方法の欠点は、芳
香族アニリン1モルに対して2モルまでの、かなりの量
の触媒(触媒+共触媒)を必要とし、その上反応の進行
が非常に遅いことである。
【0009】US−PS  4340758からは、た
とえば、4−t−ブチル−2,6−ジメチルアニリンを
三つの続く工程で、総収量40%で製造する方法が知ら
れている。  第一工程で、m−キシレンをHF触媒作
用の下でイソブテンでアルキル化することにより、5−
t−ブチル−1,3−ジメチルベンゼンが得られている
。さらに酢酸水銀の存在下にHNO3にニトロ化するこ
とにより、2−ニトロ−1,3−ジメチル−5−t−ブ
チルベンゼンを合成し、最後に触媒の作用で水素添加す
ることによりニトロ基を還元している。  しかし、上
記の合成は、一方で生態学的観点から、またプロセス技
術的観点から問題を含む反応物質であるHFおよび酢酸
水銀を使用しており、他方、収量が悪いために、今日の
工業的規模における製法としては考えられない。
【0010】DE−OS  2727416の60頁に
は、4−t−ブチル−ジエチルアニリンを、実施例9、
59頁、と同様に、塩化アルミニウムの存在下に、20
0気圧の過圧下で250℃で、4−t−ブチルアニリン
のエチレンによるエチル化により形成することを提案し
ている。  収量に関しては報告されていない。  こ
の方法の欠点は、条件が過酷でプロセス技術的に経費が
かかる上に、4−t−ブチルアニリンを得るのが困難で
あること、すなわちt−ブチルベンゼンをニトロ化し、
続いてそのニトロ基をアニリンに還元することにより製
造しなければならない点にある。  よく知られている
ように、モノアルキルベンゼンのニトロ化ではさらに異
性体混合物も生じ[J.Am.Chem.Soc.,7
3,5605(1951)]、そのために4−t−ブチ
ルアニリンを得るのが困難になる。
【0011】置換していないアニリンをイソブチレンで
変換する方法も、以前から知られている。  GB−P
S  823223の実施例17、20および49から
は、塩化アルミニウムおよび金属アルミニウムの存在下
に、または三フッ化ホウ素の存在下に、加圧下で、20
0〜300℃の温度で、アニリンをイソブテンで置き換
えることにより、わずかな変換率で、モノ−およびジイ
ソブチルアニリンの混合物が得られている。
【0012】固定床触媒により変換率を改善することが
できるが、生成物はモノ−およびジイソブチルアニリン
[EP−A  226781、EP−A  24579
7、Appl.Catalysis  62  (19
90)  161−169頁]の混合物からなる。
【0013】本発明の目的は、既知の方法の欠点を持た
ない方法を開発することである。
【0014】この目的は、請求項1に記載する本発明の
方法により達成される。
【0015】原料は、工業的に入手可能な、式
【001
6】
【化6】
【0017】[式中、R1およびR2は同一または異な
るものであって、直鎖の、または分枝鎖の(C1〜C4
)低級アルキル基を表わす。]の2,6−ジアルキルア
ニリンである。
【0018】この2,6−ジアルキルアニリンを、本発
明により、触媒の存在下に、フェニルイソプロピル基を
導入するためにはα−メチルスチレンで、1,1,3,
3−テトラメチルブチル基を導入するためにはジイソブ
チレンで、あるいはt.−ブチル基を導入するためには
イソブテンで変換する。
【0019】好適な触媒は、たとえばウルマンのEnc
yclopediaof  Industrial  
Chemistry,第5版,A1巻,185頁以降に
記載されているような、いわゆるフリーデル−クラフツ
のアルキル化触媒である。
【0020】とくに好適な触媒は、塩化アルミニウムま
たは三フッ化ホウ素−エーテル錯体、たとえば三フッ化
ホウ素−ジエチルエーテル錯体、あるいはケイ酸アルミ
ニウム、たとえばモンモリロナイトである。
【0021】好ましくは、触媒は、1モルの2,6−ジ
アルキルアニリンに対して0.01〜0.3モル、好ま
しくは0.05〜0.15モルの量で使用するのが有利
である。
【0022】触媒を前もって活性化したり、あるいは共
触媒を加えたりする必要はないことがわかっている。
【0023】変換は、100〜300℃、好ましくは1
50〜250℃の温度で、常圧〜60 bar、好まし
くは常圧〜40 barの圧力で行なうのが有利である
【0024】反応は、溶剤を追加使用せずに行なうのが
有利である。  溶剤として、アルキル化に使用するオ
レフィンを場合により過剰量で使用するのが有利である
。   しかし、不活性溶剤の存在下で変換を行なうことも
可能である。
【0025】通常2〜20時間の反応時間の後、得られ
た4−置換した2,6−ジアルキルアニリンを簡単な蒸
留により、または塩形成により、反応混合物から良好な
純度および収量で分離することができる。
【0026】
【実施例1】2,6−ジイソプロピル−4−(フェニル
イソプロピル)アニリンの製造 354.6 g の2,6−ジイソプロピルアニリン(
2.0モル)、239.9g のα−メチルスチレン(
2.0モル)および18.62 g の塩化アルミニウ
ム(0.14モル)をオートクレーブ中で205℃で4
時間加熱した(圧力1〜2 bar)。  冷却後、オ
ートクレーブの中身を600 mlのトルエンに入れた
。  このトルエン溶液を10%苛性ソーダおよび水で
順次洗浄し、アスピレーター減圧下で、60℃の浴温度
で蒸発乾燥させた。
【0027】73.4%の2,6−ジイソプロピル−4
−(フェニルイソプロピル)アニリンおよび13.4%
の2,6−ジイソプロピルアニリンを含む599.7 
gの残留物が得られた。  これは投入した2,6−ジ
イソプロピルアニリンに対して74%の収量に相当する
【0028】生成物を蒸留により精製した(沸点約15
0℃/0.8mbar、純度98〜99%)。
【0029】
【実施例2】2,6−ジイソプロピル−4−(1,1,
3,3,−テトラメチルブチル)アニリンの製造59.
6 g のジイソプロピルアニリン(0.33モル)、
3.89 g の塩化アルミニウム(0.03モル)お
よび224.1 g のジイソブチレン(78%の2,
4,4−トリメチル−1−ペンテン、20%の2,4,
4−トリメチル−2−ペンテン)をオートクレーブ中で
200℃で15時間加熱した(圧力6〜7 bar)。 冷却後、オートクレーブの中身を各100 mlの水で
2回洗浄し、回転蒸発装置中で減圧蒸留により過剰のジ
イソブチレンを除去した。  57.5%の2,6−ジ
イソプロピル−4−(1,1,3,3−テトラメチルブ
チル)アニリンおよび13.2%の2,6−ジイソプロ
ピルアニリンを含む87.4gの蒸留残留物が得られた
。  これは投入した2,6−ジイソプロピルアニリン
に対して52%収量に相当する。
【0030】1HNMR:(CDCl3、300 MH
z)δ (ppm): 0.68 s,9H 1.26 d,J=6.8Hz,12H,1.35 s
,6H 1.66 s,2H 2.94 m,J=6.8Hz,2H 3.57 s,2H 7.02 s,2H
【0031】
【実施例3】4−t−ブチル−2,6−ジイソプロピル
アニリン 加熱可能な1 リットル撹拌オートクレーブ中に、21
1.9 gの2,6−ジイソプロピルアニリン(1.1
4モル、純度95.2%)および12.1 gの塩化ア
ルミニウム(0.09モル)を入れた。  このオート
クレーブを、適当な配管を通して窒素の圧力容器および
耐圧性の流体配量ポンプを経由してイソブテン容器に接
続した。   約2 barの窒素を注意深く何度も充填、放出し
て、オートクレーブを不活性化した。
【0032】同様にしてイソブテンで窒素を追い出し、
最終的に反応混合物を、10〜20℃で2 barのイ
ソブテンで飽和させた。
【0033】50〜60分間でオートクレーブを180
℃に加熱し、その際圧力が28〜30 barに上昇し
たが、その後、圧力が低下し、反応が開始したことがわ
かった。圧力が25 barに低下する度に30 ba
rに加圧したところ、約10時間後に飽和に達した。 
 オートクレーブを20℃に冷却し、圧力を解放して、
内容物を250 mlのトルエン中にあけた。  この
トルエン溶液を10%苛性ソーダおよび水で順次洗浄し
、回転蒸発装置で蒸発乾燥させた。  293 gの、
90.2%の4−t−ブチル−2,6−ジイソプロピル
アニリンを含む蒸発残留物が得られた。  分別蒸留お
よびヘキサンからの再結晶によりさらに精製した。
【0034】1H−NMR:(CDCl3、300 M
Hz)δ (ppm): 1.28,d,12H,J=6.8Hz1.30,s,
9H 2.94,m,2H,J=6.8Hz 3.62,s,2H 7.07,s,2H 沸点:  154〜156℃/22 mbar融点: 
 73〜74℃
【0035】
【実施例4】4−t−ブチル−2−エチル−6−メチル
アニリン 実施例3と同様にして、161.7 gの2−エチル−
6−メチルアニリン(1.2モル、純度100%)を1
2.1 gの塩化アルミニウム(0.09モル)の存在
下で、20 barのイソブテンとともに200℃で2
0時間加熱し、処理した。トルエン溶液の蒸発残留物の
減圧蒸留により、182.5 gの4−t−ブチル−2
−エチル−6−メチルアニリンが無色のオイル状液体と
して得られた(純度97.4%、沸点134℃/15 
mbar)。  これは投入した2−エチル−6−メチ
ルアニリンに対して78%の収量に相当する。
【0036】1H−NMR:(CDCl3、300 M
Hz)δ (ppm): 1.24,t,3H,J=7.5Hz 1.28,s,9H, 2.17,s,3H, 2.52,m,2H 3.46,s,2H 6.97,s,2H
【0037】
【実施例5】4−t−ブチル−2−イソプロピル−6−
メチルアニリン 実施例3と同様にして、178 gの2−メチル−6−
イソプロピルアニリン(1.2モル、純度97.3%)
を12.1 gの塩化アルミニウム(0.09モル)の
存在下で、30 barのイソブチレンとともに220
℃で4時間撹拌した。
【0038】処理および蒸留により、183.5 gの
4−t−ブチル−2−イソプロピル−6−メチルアニリ
ン(純度97.6%、沸点138℃/16 mbar)
が無色の油状液体として得られた。  これは投入した
2−メチル−6−イソプロピルアニリンに対して75%
の収量に相当する。
【0039】1H−NMR:(CDCl3、300 M
Hz)δ (ppm): 1.28,s,9H, 1.28,d,6H,J=6.8Hz 2.18,s,3H, 2.91,sept,1H,J=6.8Hz3.46,
s,2H 6.96,d,1H,J=1.8Hz,7.07,d,
1H,J=1.8Hz,
【0040】
【実施例6】4−t−ブチル−2,6−ジイソプロピル
アニリン 100 mlのオートクレーブに17.73 gの2,
6−ジイソプロピルアニリン(0.1モル)、199 
gのトルエン、0.93 gのモンモリロナイトKSF
(Fluka)および34.3 gのイソブテンを加え
、油浴中で200℃で16時間加熱した。  オートク
レーブを冷却し、圧力を除いた。
【0041】この反応溶液はモンモリロナイト、イソブ
テンおよびトルエンの他に、19.0%の2,6−ジイ
ソプロピルアニリンおよび58.3%の4−t−ブチル
−2,6−ジイソプロピルアニリンを含んでいた。
【0042】
【実施例7】4−t−ブチル−2−エチル−6−イソプ
ロピルアニリン 実施例3と同様にして、129.0 gの2−エチル−
6−イソプロピルアニリン(0.79モル)を8.0 
gの塩化アルミニウム(0.06モル)の存在下で、3
0 barのイソブチレンとともに200℃で6時間撹
拌した。
【0043】処理および蒸留により、139.1 gの
4−t−ブチル−2−エチル−6−イソプロピルアニリ
ン(純度99.3%、沸点143℃/17 mbar)
が無色の油状液体として得られた。  これは投入した
2−エチル−6−イソプロピルアニリンに対して80%
の収量に相当する。
【0044】1H−NMR:(CDCl3、300 M
Hz)δ (ppm): 1.27,t,3H,J=7.5Hz,1.29,d,
6H,J=6.8Hz,1.30,s,9H, 2.54,q,2H,J=7.5Hz 2.93,sept,1H,J=6.8Hz,3.57
,s,2H, 6.99,d,1H,J=2.1Hz,7.08,d,
1H,J=2.1Hz,
【0045】
【実施例8】4−t−ブチル−2,6−ジ−sec−ブ
チルアニリン 実施例3と同様にして、20.6 gの2,6−ジ−s
ec−ブチルアニリン(0.1モル)、0.59 gの
塩化アルミニウム(0.004モル)、および約38g
のイソブテンを203℃で6時間加熱した。
【0046】処理および蒸留により、19.5 gの4
−t−ブチル−2,6−ジ−sec−ブチルアニリンが
無色の油状液体として得られた(純度99.6%、沸点
156℃/17 mbar)。  収量75%。
【0047】1H−NMR:(CDCl3、300 M
Hz)δ (ppm): 0.94,m,6H, 1.28,d,6H,J=6.8Hz 1.29,s,9H, 1.56,m,2H, 1.72,m,2H 2.66,m,2H, 3.56,s,2H, 6.99,s,2H
【0048】
【実施例9】4−t−ブチル−2,6−ジメチルアニリ
ン 実施例3と同様にして、242.0 gの2,6−ジメ
チルアニリン(2モル)を、24.0 gの塩化アルミ
ニウム(0.18モル)の存在下で、60 barのイ
ソブチレンとともに、200℃で8時間撹拌した。
【0049】処理および蒸留により、335.7 gの
4−t−ブチル−2,6−ジメチルアニリン(純度99
.8%、沸点129℃/19 mbar)が無色の油状
液体として得られた。  これは投入した2,6−ジメ
チルアニリンに対して95%の収量に相当する。
【0050】1H−NMR:(CDCl3、300 M
Hz)δ (ppm): 1.27,s,9H, 2.18,s,6H, 3.45,s,2H, 6.96,s,2H
【0051】
【実施例10】4−t−ブチル−2,6−ジエチルアニ
リン 実施例3と同様にして、179.9 gの2,6−ジエ
チルアニリン(1.2モル)を、12.0 gの塩化ア
ルミニウム(0.09モル)および30 barのイソ
ブチレンとともに、200℃で12時間撹拌した。
【0052】処理および蒸留により、227.2 gの
4−t−ブチル−2,6−ジエチルアニリン(純度99
.7%、沸点141℃/16 mbar)が無色の油状
液体として得られた。  これは投入した2,6−ジエ
チルアニリンに対して92%の収量に相当する。
【0053】1H−NMR:(CDCl3、300 M
Hz)δ (ppm): 1.26,t,6H,J=7.5Hz,1.29,s,
9H, 2.53,q,4H,J=7.5Hz,3.51,s,
2H, 6.99,s,2H
【0054】
【実施例11】4−t−ブチル−2,6−ジイソプロピ
ルアニリン 実施例3と同様にして、17.7 gの2,6−ジイソ
プロピルアニリン(0.95モル、純度95.2%)、
2.0 gのトルエン、2.05 gの三フッ化ホウ素
−ジエチルエーテラート(0.013モル)および16
.4 gのイソブテン(0.29モル)を、200℃で
15時間加熱した。
【0055】処理の最後に得られた有機相の蒸発残留物
(21.3 g)は、75.6%の4−t−ブチル−2
,6−ジイソプロピルアニリンを含んでいた。
【0056】
【実施例12】2,6−ジイソプロピル−4−(1−フ
ェニルイソプロピル)アニリン 177.3 gの2,6−ジイソプロピルアニリン(1
モル)に13.38 gのAlCl3(0.1モル)を
加え、155℃に加熱した。  約6時間の間に195
.8 gのα−メチルスチレン(2.5モル)を滴下し
て加えた。  室温に冷却し、撹拌しながら、300 
mlのヘキサンおよび300 mlの苛性ソーダ(20
%)を順次加えた。
【0057】この二相混合物を分離し、有機相を900
 mlのヘキサンで希釈し、HClガスで飽和させた。   析出した沈殿物をフリット上に集め、ヘキサンで洗
浄してからよく圧迫し、400 mlのトルエンおよび
450 mlの苛性ソーダ(10%)からなる二相混合
物と混合した。  上の有機相を分離し、回転蒸発装置
で蒸発乾燥させた。  288.1 gの、98.0%
の2,6−ジイソプロピル−4−(1−フェニルイソプ
ロピル)アニリンを含む蒸発残留物が得られた。  こ
れは投入した2,6−ジイソプロピルアニリンに対して
96%の収量に相当する。
【0058】1H−NMR:(CDCl3、300 M
Hz)δ (ppm): 6.90,s,2H, 7.1−7.3,m,5H, 3.70,s,2H, 1.12,d,12H,J=6.9Hz,2.91,s
ept,2H,J=6.9Hz,1.66,s,6H

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一般式 【化1】 [式中、R1およびR2は同一または異なるものであっ
    て、直鎖の、または分枝鎖の(C1〜C4)低級アルキ
    ル基を表わし、R3はフェニルイソプロピル基、1,1
    ,3,3−テトラメチルブチル基またはt.−ブチル基
    を表わす。]の4−置換−2,6−ジアルキルアニリン
    の製造方法において、式 【化2】 [式中、R1およびR2は上記の意味を有する。]の2
    ,6−ジアルキルアニリンを、それぞれ触媒の存在下で
    、フェニルイソプロピル基を導入するためにはα−メチ
    ルスチレンで、1,1,3,3−テトラメチルブチル基
    を導入するためにはジイソブチレンで、t.−ブチル基
    を導入するためにはイソブテンでアルキル化することを
    特徴とする方法。
  2. 【請求項2】  触媒としてフリーデル−クラフツ−ア
    ルキル化触媒を使用することを特徴とする請求項1の方
    法。
  3. 【請求項3】  触媒として、塩化アルミニウム、三フ
    ッ化ホウ素−エーテル錯体またはモンモリロナイトを使
    用することを特徴とする請求項1または2の方法。
  4. 【請求項4】  触媒を、1モルの2,6−ジアルキル
    アニリンに対して0.01〜0.3モルの量で使用する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかの方法。
  5. 【請求項5】  変換を100℃〜300℃の温度で、
    および常圧〜60 barの圧力で行なうことを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかの方法。
  6. 【請求項6】  一般式 【化3】 [式中、R1およびR2は上記の意味を有する。]の2
    ,6−ジアルキル−4−(1,1,3,3−テトラメチ
    ルブチル)−アニリン。
  7. 【請求項7】  2,6−ジイソプロピル−4−(1,
    1,3,3−テトラメチルブチル)−アニリン。
JP3333561A 1990-12-20 1991-12-17 4−置換−2,6−ジアルキルアニリンの製造方法 Withdrawn JPH04360856A (ja)

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