JPH04360822A - 固形浴用剤 - Google Patents

固形浴用剤

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JPH04360822A
JPH04360822A JP13310291A JP13310291A JPH04360822A JP H04360822 A JPH04360822 A JP H04360822A JP 13310291 A JP13310291 A JP 13310291A JP 13310291 A JP13310291 A JP 13310291A JP H04360822 A JPH04360822 A JP H04360822A
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JP
Japan
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water
solid
bath
agent
dissolution
Prior art date
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Pending
Application number
JP13310291A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadamitsu Uramoto
忠光 浦本
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Pola Orbis Holdings Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固形浴用剤に関し、詳
しくは、水又は湯に対する溶解速度が速く、溶解時間を
コントロールされた固形浴用剤を提供しようとするもの
である。
【0002】
【従来の技術】入浴剤、清浄剤(バブルバス)等の浴用
剤は、液状、粉末状、顆粒状、固形状のものが知られて
いる。これらのうち液状、粉末状、顆粒状のものは、水
または湯への溶解性が良く、さらに、1回の使用量が自
由に調節できる点から幅広く使用されている。
【0003】一方、固形状のものは、1回分の量が決ま
っているため簡便に使用することができ、また、形状を
自在に設定できるために形に面白さを持たせることがで
きる。さらに粉末状、顆粒状のものが嵩高なのに対し、
固形状のものはコンパクトになるなどの利点もある。
【0004】ところで、糖類を配合した浴用剤が知られ
ている。特開平2−12917号公報には、浴用剤に糖
類を配合することにより、入浴時の感触をマイルドにし
、入浴後の肌をしっとりさせることができると記載され
ている。
【0005】また、炭酸ガスを発する入浴剤の発泡効果
を高めるために、炭酸ガスを吸収させた糖類を入浴剤に
配合することが知られている(特開平2−36115号
)。
【0006】しかし、糖類を浴用剤に配合すると浴用剤
の溶解が速くなるということは知られていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の固形
状の浴用剤は、水又は湯への溶解性が悪いという問題点
があった。その解決手段として、発泡タイプにすること
により水中で崩壊し易くすること、あるいは使用する際
に砕くなどして再粉末化してから水又は湯に溶解させる
ことなどが知られている。
【0008】しかし、固形のまま溶解させる場合には、
剤型が発泡タイプに限定され、その上ある一定時間内に
溶解させようとするには大きさが制約されるという問題
点があり、再粉末化して使用する場合には、使用法が煩
雑であるという問題点があった。
【0009】そのため、固形状である利点に加えて溶解
性のよさを兼ね備えた固形浴用剤が望まれている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意研究を行った結果、固形浴用剤に単
糖類又はオリゴ糖類を主成分とする一定の粒径の粒体を
配合することにより溶解性が良くなることを見出し、本
発明に至った。
【0011】すなわち、本発明は、水又は湯に溶解する
固形浴用剤であって、単糖類及び/又はオリゴ糖類を主
成分とする粒径0.1〜5mmの粒体0.5〜40重量
%と、常温で固体の水溶性有機化合物及び/又は無機粉
体60〜99.5重量%とを成分として含む成形物であ
ることを特徴とする固形浴用剤である。
【0012】以下、本発明を詳しく説明する。
【0013】<1>.本発明に使用する粒体本発明に使
用する粒体は、単糖類及び/又はオリゴ糖類を主成分と
して含むものである。単糖類としては、グルコース、フ
ルクトース、マンノース、ガラクトースを、オリゴ糖類
としてはシュークロース、ラクトース、マルトース、イ
ソマルトース等の二糖類、イソマルトトリオース、トリ
グルコ多糖(プルラン)、フルクトオリゴ糖、マルトオ
リゴ糖などの三糖類以上のオリゴ糖を挙げることができ
る。
【0014】これらは、単独でも混合物でも使用するこ
とができる。粒体の粒径としては、平均粒径が0.1〜
5mmであることが好ましく、より好ましくは0.2〜
3mmである。粒径がこの範囲にあると、成形物への水
又は湯の浸透性が良く、浴用剤の溶解が速くなる。
【0015】このような粒体の好ましい態様として、例
えばグラニュー糖の結晶を挙げることができるが、その
ほか上記糖類を各種造粒法、例えば溶融造粒法、噴霧造
粒法、流動層造粒法、破砕造粒法、圧縮造粒法等により
造粒化または顆粒化したもの、例えばフロストシュガー
等も使用できる。
【0016】また、全体に対する粒体の含有割合として
は、0.5〜40重量%であることが好ましく、より好
ましくは1〜20重量%である。
【0017】含有割合がこの範囲を逸脱すると、少ない
場合には水又は湯の浸透性が低下し、浴用剤の溶解が遅
くなり、反対に多い場合には水又は湯の浸透性が良すぎ
て溶解性のコントロールが難しくなる。特に、浮遊タイ
プの固形浴用剤の場合には、短時間で沈降するなどして
好ましくない。
【0018】以下に、浴用剤が水に溶解する時間に対す
るシュークロースの効果を示す。フロストシュガー(粒
径:1mm)5重量%と水溶性有機化合物(ポリエチレ
ングリコール/ポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ングリコール=9/1)95重量%とからなる成分を、
60〜80℃の加温下で、攪拌機により泡立てした後冷
却して種々の比重を有する固形剤(12cm3)を調製
し、これが水温40℃の湯に完全に溶解するまでの時間
を、フロストシュガーを含まないで調製したものと比較
した結果を図1に示す。
【0019】その結果、フロストシュガーを配合した固
形剤は、同一の比重のフロストシュガーを含まない固形
剤よりも早く水に溶解することがわかった。
【0020】次に、固形剤に配合するフロストシュガー
(粒径:約1mm)の量を変えて固形剤を調製し、水に
溶解する時間を比較した。尚、水溶性有機化合物の比(
ポリエチレングリコール/ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレングリコール=9/1)は一定とし、比重は
0.7に調整した。
【0021】その結果、図2に示すように、フロストシ
ュガーの配合の割合が増えるにしたがって溶解時間が短
縮されることがわかった。
【0022】更に、固形剤に配合するフロストシュガー
の粒径を変えて固形剤を調製し、水に溶解する時間を比
較した。尚、フロストシュガーの量は5重量%、水溶性
有機化合物(ポリエチレングリコール/ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレングリコール=9/1)は95
重量%であり、比重は0.7とした。
【0023】その結果、図3に示すように、フロストシ
ュガーの粒径と溶解時間との間には一定の関係があり、
溶解時間をコントロールすることができることがわかっ
た。
【0024】<2>.本発明に使用する水溶性有機化合
物 本発明の浴用剤に使用する水溶性有機化合物としては、
例えばポリエチレングリコール、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレングリコール、ソルビトール、マンニ
トール等の多価アルコール類、デンプン、アラビアゴム
、アルギン酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、
メチルセルロース、デキストリン等の水溶性高分子、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン(15モル
以上)脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン(15モル
以上)フィトステロール、ポリオキシエチレン(20モ
ル以上)アルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ン(50モル以上)硬化ヒマシ油等の非イオン性界面活
性剤、アルキルリン酸塩、アルキルスルホ酢酸塩、α−
オレフィンスルホン酸塩、N−アシルメチルタウリン塩
、アシルサルコシン又はその塩、アルキル硫酸塩等のア
ニオン性界面活性剤、クエン酸、コハク酸、酒石酸等の
有機酸、その他、lーアスコルビン酸、コリン、イノシ
トール、リボフラビン等のビタミン類、染料、天然色素
などが挙げられ、これらは単独で使用しても、組み合わ
せて使用してもよい。
【0025】これらの水溶性有機化合物は、浴用剤が溶
解する際に、水面に浮くことなく溶解するため好ましい
【0026】<3>.本発明に使用する無機粉体本発明
の浴用剤に使用する無機粉体としては、酸化チタン、酸
化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化クロム、無水
ケイ酸等の無機酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、硫酸カル
シウム、塩化ナトリウム等の無機塩、タルク、カオリン
、ベントナイト、カラミン、マイカ等の複合酸化物が挙
げられ、これらは単独で使用しても、組み合わせて使用
してもよい。
【0027】これらの無機粉体は、浴用剤が溶解する際
に、粉体が水面に浮くことなく溶解あるいは沈澱するた
め好ましい。
【0028】<4>.本発明の浴用剤の製造法本発明の
浴用剤は、前記粒体、水溶性有機化合物、必要に応じて
無機粉体を成分として成形することにより製造すること
ができる。これらに加えて他の浴薬用成分、防腐剤、殺
菌剤、酸化防止剤等を配合してもよい。
【0029】具体的な製造法としては、次に示す型抜き
成形法、溶融充填法、プレス成形法を挙げることができ
る。
【0030】前記水溶性有機化合物、必要に応じて無機
粉体、他の成分の混合物を、場合により有機溶媒の存在
下で、加熱溶融する。
【0031】次いで、型抜き成形法にあっては、この溶
融物に前記粒体を加えて混合したものを流延法等により
シート状に成形、冷却固化した後、予定形状を有する抜
き型を用いて型抜きを行う。
【0032】溶融充填法にあっては、前記粒体を加えて
混合した溶融物を、予定形状を反転させて刻設したキャ
ビティ内に流し込み、充填した後冷却固化する。
【0033】プレス成形法の場合は、粒体、水溶性有機
溶媒、必要に応じて無機粉体、他の成分を、予定形状を
反転させて刻設したキャビティ内に充填した後、プレス
成形する。尚、この方法による場合は、成形を行う前に
予め溶融造粒法、噴霧造粒法、流動層造粒法、破砕造粒
法、圧縮造粒法などにより、水溶性有機化合物について
は粒状化、あるいは顆粒化し、無機粉体については微細
化あるいは顆粒化しておくとよい。
【0034】上記の型抜き成形法、溶融充填法において
、各成分を溶融した混合物に空気を混入させることによ
って、水に浮くタイプの浴用剤を製造することも可能で
ある。
【0035】
【実施例】本発明を実施例によりさらに詳細に説明する
【0036】
【実施例1〜3】始めに入浴剤における実施例について
説明する。 (製法)表1の砂糖以外の成分を80℃に加熱溶解し、
攪拌による空気混入を行いながらグラニュー糖を混合分
散し、型に流し込んだ後、冷却して固形入浴剤を得た。 尚、表1各成分の値は、重量部である。
【0037】
【表1】
【0038】(溶解時間の測定)上記で得た入浴剤を4
0℃の湯に浮かべて溶解が終了するまでの時間を測定し
た。表1の最下欄に示した通り、実施例の浴用剤では比
較例に比べて溶解時間が短縮されていた。さらに砂糖粒
の含量に応じて溶解時間が大きく変化しており、広範囲
にわたって溶解時間をコントロールすることができるこ
とがわかった。
【0039】
【実施例4〜5】次に、清浄剤についての実施例を説明
する。 (製法)表2の各成分をナウターミキサーにて攪拌し、
均一に混合した後、プレス成形機で30gの錠剤に成形
し、固形清浄剤を得た。
【0040】
【表2】
【0041】(溶解時間の測定)上記で得た清浄剤を4
0℃の湯に投入し、溶解が終了するまでの時間を測定し
た。表2の最下欄に示した通り、実施例1〜3と同様に
、砂糖粒を清浄剤に配合することによって溶解時間が短
縮され、その配合量によって溶解時間をコントロールす
ることができることが示された。
【0042】
【発明の効果】本発明による浴用剤は、上記構成により
、水又は湯に早く溶解する。さらに、浴用剤に配合する
粒体の割合を変えることにより、溶解する時間をコント
ロールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  固形剤の比重と水に溶解する時間との関係
を示したグラフ
【図2】  フロストシュガーの配合量と溶解時間との
関係を示したグラフ
【図3】  フロストシュガーの粒径と溶解時間との関
係を示したグラフ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  水又は湯に溶解する固形浴用剤であっ
    て、単糖類及び/又はオリゴ糖類を主成分とする粒径0
    .1〜5mmの粒体0.5〜40重量%と、常温で固体
    の水溶性有機化合物及び/又は無機粉体60〜99.5
    重量%とを成分として含む成形物であることを特徴とす
    る固形浴用剤。
JP13310291A 1991-06-04 1991-06-04 固形浴用剤 Pending JPH04360822A (ja)

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JP13310291A JPH04360822A (ja) 1991-06-04 1991-06-04 固形浴用剤

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JP13310291A JPH04360822A (ja) 1991-06-04 1991-06-04 固形浴用剤

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ID=15096869

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JP13310291A Pending JPH04360822A (ja) 1991-06-04 1991-06-04 固形浴用剤

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JP (1) JPH04360822A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005336060A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Kimi Kasei Kk 粒状の入浴剤組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005336060A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Kimi Kasei Kk 粒状の入浴剤組成物

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