JPH04359594A - 回路接続切り替え方法 - Google Patents

回路接続切り替え方法

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JPH04359594A
JPH04359594A JP3134688A JP13468891A JPH04359594A JP H04359594 A JPH04359594 A JP H04359594A JP 3134688 A JP3134688 A JP 3134688A JP 13468891 A JP13468891 A JP 13468891A JP H04359594 A JPH04359594 A JP H04359594A
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JP
Japan
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printed wiring
wiring board
patterns
jumper
holes
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JP3134688A
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English (en)
Inventor
Yuji Nakamura
裕司 中村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷配線基板を使った
電子機器の特に多層印刷配線基板上の信号パターンの配
線の回路接続切り替え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化を支える技術の
一つとして多層印刷配線基板が普及してきたが、従来の
片面印刷配線基板に比べて高価であり、またさらに小型
の製品を求める市場要求に応えるため、同一機能の回路
を最小の多層印刷配線基板面積で実現したいという要求
がある。また、工業製品に対する市場需要の多様化に対
応するため、一つの母体となる製品に変更を加えて製品
の多品種化をはかるような場合が増えてきた。たとえば
一つの小型ディジタル電子計算機を母体として、前記電
子計算機に固定ディスク装置もフロッピーディスク装置
も搭載しない製品を一品種、固定ディスク装置は搭載し
ないがフロッピーディスク装置は搭載している製品を一
品種、固定ディスク装置もフロッピーディスク装置も搭
載している製品を一品種開発し、合計3品種の小型ディ
ジタル電子計算機を市場に供給するような場合である。 このようなとき、製品開発工数や資材費の軽減のために
、前記電子計算機の内部では固定ディスク装置やフロッ
ピーディスク装置と制御回路との接続だけが異なるだけ
で、他の回路は共通化し、3品種とも同一の印刷配線基
板を使用することがある。その際には、固定ディスク装
置やフロッピーディスク装置と制御回路との間の接続を
印刷配線基板上で生産品種に合わせて変更している。
【0003】従来、印刷配線基板上で回路と回路をつな
ぐパターンの接続の切り替えは、ジャンパ線,ジャンパ
ポスト,切り替えスイッチなどにより行なっていた。以
下に、従来の構造と切り替え方法について説明する。
【0004】第1の従来例を、図9を参照しながら以下
に説明する。図9では、印刷配線基板1にホール21と
接続すべき2つのパターン22aと22bがあり「コ」
の字型をした金属線のジャンパ線20を使用して接続し
ようとするものである。ここでジャンパ線20をホール
21に挿入し半田付けすることにより、パターン22a
,22bは接続される。
【0005】つぎに図10は、図9で説明したジャンパ
線20により回路接続切り替えを行なう従来例を示す。 以下に図10を参照しながら、ジャンパ線20を用いて
回路接続切り替えを行なう方法について説明する。図1
0で実線で描いたパターンは印刷配線基板1の上面のパ
ターンで、破線で描いたパターンは印刷配線基板1の下
面のパターンとする。回路AにつながるパターンA1,
A2と、回路BにつながるパターンB1,B2とがある
。印刷配線基板1上に図10のようなパターンを設けて
おき、ホールh1とh2、およびh3とh4の間にジャ
ンパ線20を取りつけることによって、パターンA1と
B1、およびA2とB2が接続できる。また、ホールh
2とh3、およびh4とh5の間にジャンパ線20を取
りつけることによって、パターンA1とB2、およびA
2とB1が接続できる。以上のように、ジャンパ線20
の取りつけ位置の選択により、パターンA1,A2とパ
ターンB1,B2とを任意の組み合わせで接続できる。
【0006】つぎに、第2の従来例を、図11を参照し
ながら以下に説明する。図11では、ジャンパポスト2
3は、一般に導体棒23a,23bを絶縁性樹脂によっ
て一体にまとめた構造になっている。ショートバー24
は、導体棒23a,23bと嵌合することによって導体
棒23a,23bを導通させる作用をもつ。図11に示
すように、ジャンパポスト23の導体棒23a,23b
をホール21に挿入し半田づけした上で、ショートバー
24を導体棒23a,23bと嵌合することによって、
パターン22a,22bは接続される。図11に示した
ジャンパポスト23を用いて図10の回路Aにつながる
パターンA1,A2と回路BにつながるパターンB1,
B2とを任意の組み合わせで接続するための印刷配線基
板には、図10に示すジャンパ線を用いた場合と同様の
印刷配線基板を用いることができる。よって、以下に図
10を参照しながら、ジャンパポストを用いて回路Aに
つながるパターンA1,A2と、回路Bにつながるパタ
ーンB1,B2とを任意の組み合わせで接続する方法に
ついて説明する。印刷配線基板1上に図10と同様のパ
ターンを設け、ホールh1〜h5の全てに導体棒23a
,23bを挿入し半田づけした上で、ショートバー24
を用いてジャンパ線20の説明と同様に接続することに
よって必要なパターン同士を導通させることができる。 すなわち、ジャンパポスト23の導体棒23a,23b
へ取りつけるショートバー24の位置の選択によりパタ
ーンA1,A2とパターンB1,B2とを任意の組み合
わせで接続できる。
【0007】つぎに、第3の従来例を、図12を参照し
ながら以下に説明する。図12では、スイッチの構造の
一例および印刷配線基板への取りつけ状態を示すもので
、スイッチ25には25a,25b,25cがあり、ツ
マミ26が附属している。ツマミ26を方向Cに移動す
ると端子25aと25bが導通し、ツマミ26を方向D
に移動すると端子25bと25cが導通する。図13で
は、図12で説明したスイッチ25により回路接続切り
替えを行なうパターンを設けた印刷配線基板1の例を示
している。以下に図13を参照しながら、スイッチ25
により回路接続切り替えを行なう方法について説明する
。図13では回路AにつながるパターンA1,A2と、
回路BにつながるパターンB1,B2がある。ここでス
イッチSW1,SW2はスイッチ25と同じ構造をもつ
。印刷配線基板1上に図13で示すようなパターンを設
けてスイッチSW1,SW2を装着しておき、ホールh
6とh7、およびh10とh11の間が接続されるよう
にスイッチSW1,SW2のツマミ26の位置を設定す
ることによって、パターンA1とB1、およびA2とB
2が接続できる。また、ホールh7とh8、およびh9
とh10の間が導通されるようにスイッチSW1,SW
2のツマミ26の位置を設定することによって、パター
ンA1とB2、およびA2とB1が接続される。以上の
ように、スイッチSW1,SW2のツマミ26の位置の
選択により、パターンA1,A2とパターンB1,B2
とを任意の組み合わせで接続できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、互いに接続すべき一対のパターンにつきホ
ールが二個以上必要であり、回路の接続箇所が多い場合
には、回路接続切り替えのためのパターンが印刷配線基
板上に占める面積が大きいという問題を有していた。加
えて、回路の接続箇所が多い場合には、ジャンパ線やジ
ャンパポスト、スイッチの取付工数、ショートバーやツ
マミの設定工数が多くなるという問題もあり、また回路
を相互に接続すべき点の数が多い場合には、ショートバ
ーやツマミの設定作業における作業ミスの可能性が高く
なるという問題を有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、印刷配線基板上で、優れた回路接続切り替え方法を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために印刷配線基板上で複数の回路を相互に接続す
る場合、各々の回路に接続されるパターンを多層印刷配
線基板の異なる層に分けて布線し、互いに導通させる可
能性のあるパターン同士を相異なる層で交差させ、前記
パターン同士が交差する箇所にホールを設ける。前記ホ
ールは、従来のスルーホールやVIAホールといった導
通を目的とした多層印刷配線基板上のホールとは異なり
、各層のパターンおよびランドは互いに絶縁され、ジャ
ンパピンには導電材料を用いる。ジャンパピンを装着し
ていないホールにおいては前記ホールで交差するパター
ン同士は絶縁状態とし、ジャンパピンを装着しているホ
ールにおいては前記ホールで交差するパターン同士が導
通するようにする。加えて、前記ジャンパピンが複数で
ある場合、前記ジャンパピンを一個の基台に固定し、さ
らに、前記基台に誤挿入防止ピンを設け、印刷配線基板
には誤挿入防止穴を設け、誤挿入防止ピンと誤挿入防止
穴とが互いに嵌合するような直径にする。かつ、基台へ
の誤挿入防止ピンの配置、および印刷配線基板への誤挿
入防止穴の配置は、相対位置関係が合うように配置し、
かつ幾何学的な対称性を持たないようにするものである
【0011】
【作用】本発明は上記した構成により、多層印刷配線基
板上で互いに導通させる可能性のあるパターン同士を相
異なる層に布線することにより、パターン間の絶縁を図
る。またジャンパピンは導体であるから、前記ジャンパ
ピンを前記ホールに装着することにより各層のパターン
間の導通を図る。よって、ジャンパピンを装着していな
いホールにおいては前記ホールで交差するパターン同士
は絶縁されており、ジャンパピンを装着しているホール
においては前記ホールで交差するパターン同士が導通す
る。従って、互いに導通させる可能性のあるパターン同
士が相異なる層で交差する箇所に予めホールを設けた上
で、ジャンパピンを装着するホールを選択することによ
り、互いに導通させるパターンの選択ができる。また、
ジャンパピンを基台に固定しておくことにより、ジャン
パピンの挿入作業は基台の印刷配線基板への取りつけ作
業によって達成できる。すなわち、複数のジャンパピン
の挿入作業を、一回の基台の取りつけ作業で済ませるこ
とができるようにする作用がある。また、ジャンパピン
を基台に取りつけたものを予め部品として準備しておき
、それを印刷配線基板に取りつけることにより、ジャン
パピンの取りつけ位置が間違えないように防止する作用
もある。
【0012】また、基台に取りつけた誤挿入防止ピンと
、印刷配線基板に設けた誤挿入防止穴は、互いに嵌合す
るような直径にして、基台への誤挿入防止ピンの配置お
よび印刷配線基板への誤挿入防止穴の配置が互いに相対
位置関係が合うように配置し、かつ幾何学的対称性をも
たないようにすることによって、基台を印刷配線基板に
取りつける際に基台の位置および方向を規制し、ジャン
パピンのホールへの誤挿入を防止する作用がある。
【0013】
【実施例】
(実施例1)以下に、本発明を2層印刷配線基板に実施
した一例を、図面を参照しながら説明する。
【0014】図1は、印刷配線基板上にある回路Aと回
路Bを本発明の方法により接続する場合の印刷配線基板
の一例を示すものである。図に示すように、印刷配線基
板1の面上において、回路AにつながるパターンA1〜
Am、回路BにつながるパターンB1〜Bnがあり、パ
ターンA1〜AmのいずれもパターンB1〜Bnのいず
れかに接続する可能性があるものとする。ここで実線で
描いたパターンは印刷配線基板1の上面でのパターンを
示し、破線で描いたパターンは印刷配線基板1の下面で
のパターンを示している。パターンA1〜Amを印刷配
線基板1の上面に、またパターンB1〜Bnを印刷配線
基板1の下面に並べ、かつ印刷配線基板1を透視してみ
るとパターンA1〜Am,B1〜Bnが交差するように
布線する。h11〜h1n,h21〜h2n,…hm1
〜hmnは、パターンが交差する箇所に設けたホールで
ある。
【0015】図2は、図1の印刷配線基板1に一例とし
て設けた9個のホールのうちの一つのホールhijの断
面を示している。以下に、図2を参照しながらホールの
構造の一実施例について説明する。ホールhijには管
壁を覆う銅箔2を設け、印刷配線基板1の上面にあるラ
ンド3は外径d1であり、ランド4は内径d2である。 回路AにつながるパターンAiは前記パターンA1〜A
mの内の任意の一本であり、回路Bにつながるパターン
Bjは前記パターンB1〜Bnの内の任意の一本である
。ランド3とランド4との隙間には距離Lが設けられて
いる。ホールの管壁を覆う銅箔2は、ランド3およびパ
ターンBjと一体になっており、導通している。さらに
、ランド4はパターンAiと一体になっており、導通し
ている。また、ランド3とランド4の間は絶縁されてお
り、よってパターンAiとパターンBjとは絶縁されて
いる。すべてのホールがこれと同構造のため、パターン
A1〜Am,B1〜Bnのすべてが互いに絶縁されてい
る。
【0016】つぎに、図3を参照しながら、ホールhi
jにおいてパターンAiとパターンBjとを接続する方
法について説明する。ここでジャンパピン5はその一例
であり、表面が半田メッキされ釘型の形状をして半田6
がつけられている。図3に示すようにジャンパピン5を
ホールhijに差し込んだ上で、自動半田槽を用いて印
刷配線基板1の下面から半田を吹き上げると、半田6は
印刷配線基板1の上面まで浸透し、ランド3とランド4
とを導通させる。よってパターンAiとパターンBjと
は導通する。ここでランド3とランド4の間に半田6を
浸透させるためには、ランド3とランド4の距離Lを適
切な距離にしておく必要がある。回路A,回路Bのパタ
ーンA1〜Am,B1〜Bnを適当な組み合わせで接続
する場合には、接続したいパターン同士の交差する点に
あるホールにジャンパピン5を差し込んだ上で、自動半
田層を用いて半田づけを行なう。図3に示すようなジャ
ンパピンによるパターン間の接続を複数箇所で行なう場
合に、上記ジャンパピンを一個の基台12に固定し、そ
の基台12を印刷配線基板1に取りつける方法の実施例
について、以下に図4を参照しながら説明する。
【0017】図4では、複数ジャンパピン11を固定し
た基台12を印刷配線基板に取りつけた状態を示してい
る。図4では印刷配線基板1上の回路Aから延びるパタ
ーンA1〜A3と、回路Bから延びるパターンB1〜B
3を示している。パターンA1〜A3,B1〜B3が交
差する箇所にはホールh11〜h33が設けられ、すべ
てのホールh11〜h33は図2のような構造をしてお
り、よってすべてのパターンA1〜A3,B1〜B3は
互いに絶縁されている。ここで、たとえばパターンA1
とB1,A2とB3,A3とAB2とを接続する場合に
は、ホールh11,h23,h32にジャンパピン11
を装着すればよい。そこで、ホールh11,h23,h
32の各々に相対位置関係に合わせて、ジャンパピン1
1を基台12に配置し固定しておく。その上で、基台1
2に固定されたたとえば3本のジャンパピン11がホー
ルh11,h23,h32に挿入されるように基台12
を印刷配線基板1に取りつけた上で、自動半田槽を用い
て半田づけをする。その結果、ホールh11,h23,
h32は図3と同様の状態になり、目的のパターン同士
が導通される。
【0018】つぎに、図5を参照しながら、ジャンパピ
ン11を基台12に固定する方法の一実施例を説明する
。ジャンパピン11の頭部の突起11aにはねじ溝が切
られている。この実施例では、ジャンパピン11の頭部
の突起11aを、基台12のねじ溝が切られた穴にねじ
込むことにより、ジャンパピン11を基台12に固定す
るものである。ジャンパピン11を固定した基台12を
印刷配線基板1に取りつける際に、基台12と印刷配線
基板1との相対位置が意図した位置よりずれた状態で取
りつけられる恐れがある。このような場合、ジャンパピ
ン11が意図しないホールに装着されて誤った回路接続
がなされたり、あるいは複数のジャンパピン11の一部
のものは印刷配線基板1の表面のホールのない部分にぶ
つかって変形してしまう。こういった問題を防止するた
めに、誤挿入防止ピンと誤挿入防止穴を用いた一実施例
について、以下に図4を参照しながら説明する。図に示
すように、誤挿入防止ピン13と誤挿入防止穴14を各
々3個ずつ用いている。ここで、誤挿入防止ピン13は
基台12に固定されており、誤挿入防止穴14は印刷配
線基板1に設けられている。誤挿入防止ピン13と誤挿
入防止穴14とは、互いに嵌合するような直径をもつ。 また、基台12への誤挿入防止ピン13の配置、および
印刷配線基板1への誤挿入防止穴14の配置は、互いに
相対位置関係が合致し、かつ幾何学的対称性をもたない
ようにする。ここで、誤挿入防止ピン13と誤挿入防止
穴14が互いに嵌合するように、基台12を印刷配線基
板1上に下ろしてくることにより、ジャンパピン11を
ホールに挿入することができる。このとき、誤挿入防止
ピン13,誤挿入防止穴14の配置は、幾何学的な対称
性をもたないため、基台12を誤った位置や向きで印刷
配線基板1に取りつけることが避けられる。
【0019】つぎに、図5を参照しながら、誤挿入防止
ピン13を基台12に固定する方法の一実施例を説明す
る。この例では、ジャンパピン11と同様に、誤挿入防
止ピン13をねじ溝を用いて基台12にねじこんで固定
する。ここで、ジャンパピン11の基台12からの突出
長λ1よりも誤挿入防止ピン13の基台12からの突出
長λ2を長くしておく。そうすることにより、基台12
を印刷配線基板1に取りつける際に、ジャンパピン11
の先端が印刷配線基板1の表面に到達する前に、基台1
2と印刷配線基板1との相対位置が決まる。よって、ジ
ャンパピン11が印刷配線基板1上のホールの内部分の
表面にぶつかって、ジャンパピン11が変形するなどの
問題が避けられるものである。
【0020】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について、図6〜図8を参照しながら説明する。
【0021】図6に示すように、ランド7は、印刷配線
基板1の上面にありパターンAiと一体になっており導
通している。ランド8は、印刷配線基板1の下面にあり
パターンAiと一体になっており導通している。ホール
の管壁に銅箔は無い。この状態ではランド7とランド8
とは絶縁されており、よってパターンAiとパターンB
jとは絶縁されている。
【0022】つぎに、図7を参照しながら、図6の構造
をもつホールhijで、パターンAiとパターンBjと
を接続する方法について説明する。図7に示すようにジ
ャンパピン9は釘型の形状で導電性の材料で作られてい
る。ジャンパピン9は頭部9aと先端部分9bを有する
もので、パターンAiとパターンBjとを接続するため
には、図7に示すようにジャンパピン9をホールhij
に挿入し、その先端9bをきつく折り曲げる。先端9b
をきつく折り曲げることにより、ランド7とジャンパピ
ンの頭部9a、およびランド8とジャンパピンの先端9
bとはきつく接触し、そのためパターンAiとパターン
Bjとは導通する。
【0023】つぎに、図8を参照しながら、図6の構造
をもつホールhijで、パターンAiとパターンBjと
を接続する別の方法について説明する。図8に示すよう
にジャンパピン10の頭部は直径δ2に対し、ランド7
は外径δ1としている。ここで、ジャンパピン10の頭
部の外径δ2がランド7の外径δ1より小さくなるよう
にジャンパピン10を作っておく。ジャンパピン10を
ホールhijに挿入し、ジャンパピンの頭部および先端
部の両方をランド7,8に各々半田づけする。これによ
ってパターンAiとパターンBjとはジャンパピン10
を介して導通する。以上のように本実施例によれば、ラ
ンド7,ランド8の形状が簡単であるため、容易に印刷
配線基板を製造することができる。
【0024】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本実施
例によれば、互いに導通させるべく可能性のあるパター
ン同士が相異なる層で交差する箇所に予めホールを設け
ておくことにより、その製品で実際に導通させる必要の
あるパターンだけを選択的に導通させることが可能とな
る。よって、回路の接続内容が異なる多品種の製品を生
産する場合において、ジャンパピンの基台への固定位置
を変更するだけで各品種の変更ができ、印刷配線基板を
共通化することができる。また、互いに接続すべき一対
のパターンにつき、ジャンパピンを取りつけるホールが
一個で済むため、回路接続切り替えのためのパターンが
印刷配線基板上に占める面積が小さくできる。特に、回
路の接続箇所が多い場合に効果が大きい。加えて、ジャ
ンパピンを装着するホールが複数である場合、上記ジャ
ンパピンを一つの基台に固定し、その基台を印刷配線基
板に取りつけることによって、一挙に複数のホールで回
路の接続ができるため、回路接続部品の取りつけ工数の
低減を図ることができる。さらに、ショートバーやツマ
ミなどの設定作業の工数が不要となり、かつ設定作業ミ
スも無くなる。また、ジャンパピンを基台に取りつけた
ものを予め部品として準備しておき、それを印刷配線基
板に取りつけることにより、ジャンパピンの取りつけ位
置を間違えることを防止する作用がある。加えて、誤挿
入防止ピンを基台に設け、誤挿入防止穴を印刷配線基板
に設けることにより、基台を印刷配線基板に取りつける
際に基台の位置および方向が規制でき、ジャンパピンの
ホールへの誤挿入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の印刷配線基板の上面図
【図2
】本発明の実施例におけるジャンパピン装着前のホール
断面の斜視図
【図3】本発明野実施例におけるジャンパピン装着後の
ホール断面図
【図4】本発明の実施例における基台を印刷配線基板に
取りつける状態の斜視図
【図5】本発明の実施例におけるジャンパピン,誤挿入
防止ピンを取りつけた基台の断面図
【図6】本発明の第2の実施例におけるジャンパピン装
着前のホール断面の斜視図
【図7】第2の実施例におけるジャンパピン装着後のホ
ールの断面図
【図8】第2の実施例におけるジャンパピン装着後のホ
ールの断面図
【図9】従来のジャンパ線の形状および印刷配線基板へ
の取りつけ斜視図
【図10】従来のジャンパ線,ジャンパポストにより回
路接続切り替えを行なう印刷配線基板の上面図
【図11
】従来のジャンパポストの構造および印刷配線基板への
取りつけ斜視図
【図12】従来のスイッチの構造および印刷配線基板へ
の取りつけ斜視図
【図13】従来のスイッチにより回路接続切り替えを行
なう印刷配線基板の上面図
【符号の説明】
1      印刷配線基板 2      ホール管壁の銅箔 5      ジャンパピン 9      ジャンパピン 10    ジャンパピン 11    ジャンパピン 12    基台 13    誤挿入防止ピン 14    誤挿入防止穴 A1〜Am    回路AにつながるパターンAi  
        回路AにつながるパターンB1〜Bn
    回路BにつながるパターンBj       
   回路Bにつながるパターンh11〜h1n,h2
1〜h2n,…hm1〜hmn    ホール hij    ホール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  多層印刷配線基板と、前記多層印刷配
    線基板上に設けられたホールと、ジャンパピンから構成
    され、印刷配線基板上の複数の回路に接続されるパター
    ンを前記多層印刷配線基板の異なる層に分けて布線し、
    互いに導通させる可能性のあるパターン同士を相異なる
    層で交差させ、前記パターン同士が交差する箇所にホー
    ルを設け、ジャンパピンを装着していないホールにおい
    ては前記ホールで交差するパターン同士は絶縁状態とし
    、ジャンパピンを装着しているホールにおいては前記ホ
    ールで交差するパターン同士が導通するようにして、ジ
    ャンパピンを装着するホールを選択することにより、互
    いに導通させるべきパターンの選択を可能とした回路接
    続切り替え方法。
  2. 【請求項2】  前記ジャンパピンを複数個で固定した
    基台を印刷配線基板に取りつけることによって、一挙に
    複数個のジャンパピンを印刷配線基板に取りつけるよう
    にした請求項1記載の回路接続切り替え方法。
  3. 【請求項3】  前記基台に、さらに誤挿入防止ピンを
    設け、かつ印刷配線基板に誤挿入防止穴を設け、印刷配
    線基板に対する基台の取りつけ位置、および取りつけ方
    向の誤りを防止するようにした請求項1記載の回路接続
    切り替え方法。
JP3134688A 1991-06-06 1991-06-06 回路接続切り替え方法 Pending JPH04359594A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012165592A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱用の内部回路構成体およびそれを用いた電気接続箱
JP2014033817A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Daikoku Denki Co Ltd 遊技機
WO2021013396A1 (de) * 2019-07-22 2021-01-28 Robert Bosch Gmbh Leiterplatteneinheit und elektronikmodul für ein steuergerät

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