JPH04358996A - ロータシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ヘリコプタのロータバ
ランスを自動的にとることで、ロータ破損による急激な
機体落下（墜落）を防止し、搭乗者の生存性を高めるも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来よりヘリコプタのロータが破損した
場合、ロータバランスが失われ、墜落の危険が生じるが
、ロータバランスを保つようなロータの回復手段は現在
のところ存在していない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来は、ロータバラン
スを取るための回復機構がなく、何らかの原因でロータ
が破損した場合、機体バランスを失い、機体が急激に墜
落し、機体破損と搭乗者の生存性の低下を招いていた。 本発明は、以上の問題点を解決し、機体破損を最小限に
おさえ、搭乗者の生存性を図るものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】ロータヘッド部の各ブレ
ード接続部に圧力センサを設け、また機体中には、セン
サ処理装置、油圧コントロール装置及び油圧アクチュエ
ータを付加し、圧力センサにより各ブレードのバランス
状態をモニタし、センサ信号処理装置により破損したブ
レード及び枚数を判定し、また油圧システムによって、
各ロータをバランスよく配置するためのロータ位置の計
算を行ない、移動させることによってロータバランスを
回復するものである。

【０００５】

【作用】前項の手段により、圧力センサによるロータの
破損を検出し、センサ信号処理装置でバランスを取るた
めのロータ移動量の計算を行ないシステム全体をコント
ロールすることで飛行安全の向上を図ることが可能とな
る。

【０００６】

【実施例】本発明の実施例を図１、図２に基き説明する
。

【０００７】図２はロータヘッドの概要を示し、メイン
ロータ１とロータヘッド２との連結部に取り付けた圧力
センサによって、メインロータの軸方向にかかる力を検
出する。センサ信号処理装置１１は、各センサの出力信
号を比較し、破損したロータを判断する。センサ信号処
理装置１１からの出力信号は油圧コントロール装置１２
に送られ、ロータバランスが最適になるように計算され
た結果を基に油圧アクチュエータ１３を動作させてロー
タ配置をコントロールする。ロータが折損した場合のロ
ータ配置のコントロール例を図３に示す。

【０００８】図３では（ａ）に示すように４枚あったブ
レードＢのうち１枚が折損した場合を示しているが、こ
の場合は各ブレードが（ｂ）のように１２０°の角を示
すように動いて浮力のバランスを保つ。

【０００９】

【発明の効果】圧力センサ、センサ処理装置、油圧コン
トロール装置及び油圧アクチュエータによってメインロ
ータの破損に伴うロータバランスの確保を行なうことか
ら、浮揚力に低下するが機体バランスをくずした急激な
墜落を防ぐことができる。このため、搭乗者の生存性を
著しく向上させ、機体の破損も最小限に押さえることが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係るシステムの概要図。

【図２】ロータヘッド部の概要図。

【図３】ブレード折損時におけるロータコントロールの
実施例図。

【符号の説明】

１…メインロータ、２…ロータヘッド、１１…センサ信
号処理装置、１２…油圧コントロール装置、１３…油圧
アクチュエータ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ロータヘッド部の各ブレード接続部に
   設けた圧力センサと、この圧力センサによる圧力信号に
   基いて各ブレードのバランス状態をモニタするセンサ信
   号処理装置と、センサ信号処理装置により判定した破損
   したブレードの状態に対応してロータをバランスよくす
   るためのロータ位置にブレードを移動させる油圧制御手
   段とを具備することを特徴とするロータシステム。