JPH0435868A - 岩石試片の研摩方法 - Google Patents
岩石試片の研摩方法Info
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- JPH0435868A JPH0435868A JP14263190A JP14263190A JPH0435868A JP H0435868 A JPH0435868 A JP H0435868A JP 14263190 A JP14263190 A JP 14263190A JP 14263190 A JP14263190 A JP 14263190A JP H0435868 A JPH0435868 A JP H0435868A
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- 238000005498 polishing Methods 0.000 title claims abstract description 56
- 238000000034 method Methods 0.000 title description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims abstract description 24
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims abstract description 24
- 238000007517 polishing process Methods 0.000 claims description 3
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 abstract description 12
- 239000002245 particle Substances 0.000 abstract description 12
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 abstract description 2
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- 239000003082 abrasive agent Substances 0.000 abstract 1
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- 208000035874 Excoriation Diseases 0.000 description 1
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、接着剤によって平板状に固化された岩石試片
の表面を砥石によって研摩して、この岩石の標本を作成
するための岩石試片の研摩方法に関するものである。
の表面を砥石によって研摩して、この岩石の標本を作成
するための岩石試片の研摩方法に関するものである。
[従来の技術]
地中より採掘された岩石の試料から、この岩石の組成や
構造を調へるための標本を作成するには、例えば以下の
ような手順による。
構造を調へるための標本を作成するには、例えば以下の
ような手順による。
まず、採掘された岩石試料を、規定の寸法の平板状の岩
石試片に裁断し、この岩石試片の被研摩面を上にして、
水平な基台上に固定する。この基台は、例えば平面研削
盤のヘッドのように、水平方向に往復運動するようにな
っており、また、このベツドの上方には、水平に支持さ
れ、かつベツドの運動方向に対して垂直な面内にて上下
動可能な回転軸が設けられていて、さらに、この回転軸
には円筒形の研摩用砥石が、ベツド上の岩石試片に対向
して取り付けられている。そして、ベツドを動かして岩
石試片を往復運動させるとともに、研摩用砥石を回転し
ながら降下させ、砥石の外周の研摩面により岩石試片の
被研摩面に切り込みを与えて研摩することにより、表面
が平滑で、目視や拡大鏡等によってその組成や構造が観
察できるような岩石標本を得ることができる。
石試片に裁断し、この岩石試片の被研摩面を上にして、
水平な基台上に固定する。この基台は、例えば平面研削
盤のヘッドのように、水平方向に往復運動するようにな
っており、また、このベツドの上方には、水平に支持さ
れ、かつベツドの運動方向に対して垂直な面内にて上下
動可能な回転軸が設けられていて、さらに、この回転軸
には円筒形の研摩用砥石が、ベツド上の岩石試片に対向
して取り付けられている。そして、ベツドを動かして岩
石試片を往復運動させるとともに、研摩用砥石を回転し
ながら降下させ、砥石の外周の研摩面により岩石試片の
被研摩面に切り込みを与えて研摩することにより、表面
が平滑で、目視や拡大鏡等によってその組成や構造が観
察できるような岩石標本を得ることができる。
ところで、このような標本に供される岩石試料には様々
な性質を持つものがあり、ある種の岩石では、その組織
の結合が弱く、試料としては非常に脆い場合がある。こ
のような試料では、裁断された試片を研摩する際に、試
片が崩壊してしまい標本にすることができなかったり、
たとえ試片を崩壊せずJこ研摩できたとしても、作成さ
れた標本の取り扱いや保管方法には細心の注意を必要と
することになる。
な性質を持つものがあり、ある種の岩石では、その組織
の結合が弱く、試料としては非常に脆い場合がある。こ
のような試料では、裁断された試片を研摩する際に、試
片が崩壊してしまい標本にすることができなかったり、
たとえ試片を崩壊せずJこ研摩できたとしても、作成さ
れた標本の取り扱いや保管方法には細心の注意を必要と
することになる。
そこで、このように比較的組織の結合が脆い岩石を標本
にする場合には、切断された岩石試片に接着剤を含浸さ
せて固化し、組織の結合を補強して試片の崩壊を防いだ
上で被研摩面の研摩を行う方法が採られることがある。
にする場合には、切断された岩石試片に接着剤を含浸さ
せて固化し、組織の結合を補強して試片の崩壊を防いだ
上で被研摩面の研摩を行う方法が採られることがある。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、このような接着剤を含浸させて固化した
岩石試片では、研摩用砥石によってその被研摩面を研摩
する際に、岩石試片から削り取られた接着剤によって砥
石の目がすぐに詰まって砥石の切れ味が鈍くなるという
問題が生じる。
岩石試片では、研摩用砥石によってその被研摩面を研摩
する際に、岩石試片から削り取られた接着剤によって砥
石の目がすぐに詰まって砥石の切れ味が鈍くなるという
問題が生じる。
このように、研摩作業中に砥石の研摩面に接着剤による
被覆層が形成され、砥石の目が詰まって切れ味が鈍くな
ると、砥石を岩石試片に接触させても試片を研摩するこ
とができなくなるため、研摩作業を一旦中断して、この
接着剤によって形成された被覆層を除去しなければなら
ない。
被覆層が形成され、砥石の目が詰まって切れ味が鈍くな
ると、砥石を岩石試片に接触させても試片を研摩するこ
とができなくなるため、研摩作業を一旦中断して、この
接着剤によって形成された被覆層を除去しなければなら
ない。
また一方、前述のように、このような岩石の試片には様
々な性質のものがあり、この中には組織の結合力が弱く
、試料としては脆いものであっても、組織を構成する岩
石の粒子には硬度の高いものが含まれている場合がある
。そして、このような粒子か砥石と接触することにより
、砥粒が摩耗したり、脱落してしまったりして、やはり
砥石の切れ味が落ちてしまうことがある。
々な性質のものがあり、この中には組織の結合力が弱く
、試料としては脆いものであっても、組織を構成する岩
石の粒子には硬度の高いものが含まれている場合がある
。そして、このような粒子か砥石と接触することにより
、砥粒が摩耗したり、脱落してしまったりして、やはり
砥石の切れ味が落ちてしまうことがある。
[課題を解決するための手段]
本発明は、前記の課題を解決するためになされたもので
、接着剤によって固化された平板状の岩石試片を基台に
載置するとともに、この基台上に岩石試片と面一にドレ
ッシング用部材を配置し、岩石試片の被研摩面およびド
レッシング用部材に対向して設けられた研摩用砥石の研
摩面を岩石試片の被研摩面とドレッシング用部材とに交
互に接触させながら、岩石試片を研摩することを特徴と
する。
、接着剤によって固化された平板状の岩石試片を基台に
載置するとともに、この基台上に岩石試片と面一にドレ
ッシング用部材を配置し、岩石試片の被研摩面およびド
レッシング用部材に対向して設けられた研摩用砥石の研
摩面を岩石試片の被研摩面とドレッシング用部材とに交
互に接触させながら、岩石試片を研摩することを特徴と
する。
なお、このようなドレッシング用砥石としては、通常の
砥石の目立ての際にドレッサとして用いられるGC砥石
やWC砥石等を用いても良いし、例えば炉体等に使われ
るようなレンガを使用することもできる。
砥石の目立ての際にドレッサとして用いられるGC砥石
やWC砥石等を用いても良いし、例えば炉体等に使われ
るようなレンガを使用することもできる。
[作用]
本発明では、接着剤によって固化された岩石試片の被研
摩面を研摩用砥石が研摩する際、研摩用砥石は岩石試片
の被研摩面とドレッシング用部材とに交互に接触する。
摩面を研摩用砥石が研摩する際、研摩用砥石は岩石試片
の被研摩面とドレッシング用部材とに交互に接触する。
これにより、砥石が岩石試片を研摩する際に砥石の研摩
面に形成される接着剤の被覆層が、砥石がドレッシング
用部材に接触した時に、ドレッシング用部材によって削
り取られてしまう。
面に形成される接着剤の被覆層が、砥石がドレッシング
用部材に接触した時に、ドレッシング用部材によって削
り取られてしまう。
さらに、岩石試片の組織中に、硬度の高い粒子が含まれ
ていて、この粒子によって研摩用砥石の砥粒が摩耗した
り、脱落したりしても、研摩用砥石の研摩面は、ドレッ
シング用部材に接触する度に目立てを施されることにな
るので、岩石試片を研摩する際には、研摩用砥石の研摩
面には鋭い切刃が形成されていることになる。
ていて、この粒子によって研摩用砥石の砥粒が摩耗した
り、脱落したりしても、研摩用砥石の研摩面は、ドレッ
シング用部材に接触する度に目立てを施されることにな
るので、岩石試片を研摩する際には、研摩用砥石の研摩
面には鋭い切刃が形成されていることになる。
また一方、このようなドレッシング用部材として、前述
のように炉体に使われるようなレンガを用いた場合でも
、研摩用砥石とドレッシング用部材の接触によって、砥
石の研摩面に形成される接着剤の被覆層は十分に除去さ
れる。ところが、ドレッシング用部材による目立ての作
用は、通常のドレッサに使われるGC砥石やWC砥石を
用いた場合に比べて小さく、このため研摩用砥石の研摩
面の減りは必要最小限に抑えられる。
のように炉体に使われるようなレンガを用いた場合でも
、研摩用砥石とドレッシング用部材の接触によって、砥
石の研摩面に形成される接着剤の被覆層は十分に除去さ
れる。ところが、ドレッシング用部材による目立ての作
用は、通常のドレッサに使われるGC砥石やWC砥石を
用いた場合に比べて小さく、このため研摩用砥石の研摩
面の減りは必要最小限に抑えられる。
[実施例]
以下に、添付の図を用いて、本発明を用いて岩石試片を
研摩する場合の一実施例を説明する。
研摩する場合の一実施例を説明する。
この実施例では、岩石試片lは、被研摩面IAを上方に
向けて水平に、基台であるベツド2上に固定されている
。この岩石試片1は、地中から採掘された岩石の試料を
規定の寸法、例えば−面が30cmX30cmの正方形
で厚さが3cmの平板状に裁断して得られるものであり
、この場合には30co+X 30 ctnの正方形の
面が被研摩面IAとなる。
向けて水平に、基台であるベツド2上に固定されている
。この岩石試片1は、地中から採掘された岩石の試料を
規定の寸法、例えば−面が30cmX30cmの正方形
で厚さが3cmの平板状に裁断して得られるものであり
、この場合には30co+X 30 ctnの正方形の
面が被研摩面IAとなる。
そして前述のように、この岩石試料の組織の結合が比較
的弱く、岩石試片lが脆くて崩れやすい場合には、この
岩石試片lに接着剤を含浸させて固化し、組織の結合力
を補強した上で被研摩面IAに研摩を施すことになる。
的弱く、岩石試片lが脆くて崩れやすい場合には、この
岩石試片lに接着剤を含浸させて固化し、組織の結合力
を補強した上で被研摩面IAに研摩を施すことになる。
一方、この岩石試片lが固定されるベツド2は、水平方
向に往復運動するように設定されており、岩石試片lは
、相対する一組の端面がベツド2の運動方向に平行にな
るように配置されている。また、このベツド2の上方に
は、水平方向に支持され、かつ、ベツド2の運動方向に
垂直な面内にて上下動可能な回転軸3か設けられており
、さらに、この回転軸3には、円筒形の研摩用砥石4が
、その外周に形成された研摩面4Aがベツド2上の岩石
試片Iの被研摩面IAに対向するように取り付けられて
いる。
向に往復運動するように設定されており、岩石試片lは
、相対する一組の端面がベツド2の運動方向に平行にな
るように配置されている。また、このベツド2の上方に
は、水平方向に支持され、かつ、ベツド2の運動方向に
垂直な面内にて上下動可能な回転軸3か設けられており
、さらに、この回転軸3には、円筒形の研摩用砥石4が
、その外周に形成された研摩面4Aがベツド2上の岩石
試片Iの被研摩面IAに対向するように取り付けられて
いる。
そして、このベツド2の平面上には、例えば3cmX
3 cmX 30 cmの正四角柱状のドレッシング用
部材5.5 が、ベツド2の運動方向に垂直な岩石試片
1の相対する二つの端面に、それぞれの側面を接した状
態で、岩石試片1の被研摩面IAと面一に固定されてい
る。このドレッシング用部材5としては、通常の砥石の
目立てに使われるGC砥石やWC砥石等を用いても良い
し、炉体等に使われるレンガを使用することも可能であ
る。
3 cmX 30 cmの正四角柱状のドレッシング用
部材5.5 が、ベツド2の運動方向に垂直な岩石試片
1の相対する二つの端面に、それぞれの側面を接した状
態で、岩石試片1の被研摩面IAと面一に固定されてい
る。このドレッシング用部材5としては、通常の砥石の
目立てに使われるGC砥石やWC砥石等を用いても良い
し、炉体等に使われるレンガを使用することも可能であ
る。
このように配置された岩石試片1から、この岩石試料の
標本を作成するには、ベツド2を作動して、このベツド
2上に固定された岩石試片lおよびトレッシング用部材
5.5 に往復運動を与えるとともに、研摩用砥石4を
回転させながら降下させて、研摩面4Aを岩石試片lお
よびドレッシング用部材5,5 に交互に接触させなが
ら、被研摩面IAに切り込みを与えて研摩すれば良い。
標本を作成するには、ベツド2を作動して、このベツド
2上に固定された岩石試片lおよびトレッシング用部材
5.5 に往復運動を与えるとともに、研摩用砥石4を
回転させながら降下させて、研摩面4Aを岩石試片lお
よびドレッシング用部材5,5 に交互に接触させなが
ら、被研摩面IAに切り込みを与えて研摩すれば良い。
このようにして、研摩用砥石4の研摩面4Aが岩石試片
Iの被研摩面IAとドレッシング用部材5.5 とに交
互に接触しながら岩石試片lを研摩することにより、被
研摩面IAを研摩する際に研摩面4Aに形成される接着
剤の被覆層か、ドレッシング用部材5.5 に接触して
削り取られてしまう。このため、研摩用砥石4がトレッ
シング用部材5に接触した後、再び岩石試片1を研摩す
る時には、研摩面4Aは接着剤の被覆層か除去され、目
詰まりのない状態になっている。
Iの被研摩面IAとドレッシング用部材5.5 とに交
互に接触しながら岩石試片lを研摩することにより、被
研摩面IAを研摩する際に研摩面4Aに形成される接着
剤の被覆層か、ドレッシング用部材5.5 に接触して
削り取られてしまう。このため、研摩用砥石4がトレッ
シング用部材5に接触した後、再び岩石試片1を研摩す
る時には、研摩面4Aは接着剤の被覆層か除去され、目
詰まりのない状態になっている。
このように、本発明によれば、岩石試片の研摩を行いな
から、研摩用砥石の研摩面に形成される接着剤の被覆層
を除去することができる。このため、研摩面の目詰まり
を防いで砥石の切れ味を常に安定した状態に保持するこ
とが可能である。また、研摩作業を中断して接着剤の被
覆層を取り除く必要がなくなるため、標本作成に費やさ
れる時間の短縮を図ることもてきる。
から、研摩用砥石の研摩面に形成される接着剤の被覆層
を除去することができる。このため、研摩面の目詰まり
を防いで砥石の切れ味を常に安定した状態に保持するこ
とが可能である。また、研摩作業を中断して接着剤の被
覆層を取り除く必要がなくなるため、標本作成に費やさ
れる時間の短縮を図ることもてきる。
また、岩石試片の組織中に硬度の高い粒子が含まれ、こ
の粒子によって研摩用砥石の砥粒が摩耗したり、脱落し
たりして砥石の切れ味が鈍くなったような場合でも、本
発明によればトレッシング用部材が研摩用砥石の研摩面
を目立てして、新たな砥粒を露出させるので、鈍くなっ
た研摩用砥石の切れ味を直ちに回復することができる。
の粒子によって研摩用砥石の砥粒が摩耗したり、脱落し
たりして砥石の切れ味が鈍くなったような場合でも、本
発明によればトレッシング用部材が研摩用砥石の研摩面
を目立てして、新たな砥粒を露出させるので、鈍くなっ
た研摩用砥石の切れ味を直ちに回復することができる。
一方、前述のようにトレッシング用部材として、炉体に
使われるようなレンガを用いた場合には、研摩用砥石の
研摩面に形成される接着剤の被覆層は十分に除去される
が、トレッシング用部材によって研摩面に目立てが施さ
れる作用は、例えばトレッシング用部材にGC砥石やW
C砥石を用いた場合に比べて小さくなる。このため、岩
石試片の組織中に硬度の高い粒子が含まれる可能性が極
めて低く、研摩面が摩耗するおそれのない場合には、ト
レッシング用部材にレンガを用いることにより、接着剤
の被覆層を除去しつつ、トレッシング用部材の目立てに
よる研摩用砥石の研摩面の減りを、必要最小限に抑える
ことが可能になる。また、このようなレンガは比較的安
価で、容易に人手することができるという利点も有する
。
使われるようなレンガを用いた場合には、研摩用砥石の
研摩面に形成される接着剤の被覆層は十分に除去される
が、トレッシング用部材によって研摩面に目立てが施さ
れる作用は、例えばトレッシング用部材にGC砥石やW
C砥石を用いた場合に比べて小さくなる。このため、岩
石試片の組織中に硬度の高い粒子が含まれる可能性が極
めて低く、研摩面が摩耗するおそれのない場合には、ト
レッシング用部材にレンガを用いることにより、接着剤
の被覆層を除去しつつ、トレッシング用部材の目立てに
よる研摩用砥石の研摩面の減りを、必要最小限に抑える
ことが可能になる。また、このようなレンガは比較的安
価で、容易に人手することができるという利点も有する
。
なお、本実施例では、ドレッシング用部材5゜5を岩石
試片1の相対する二端面に配置することにより、研摩用
砥石4が岩石試片lの被研摩面IAを一回通過する度に
一度、ドレッシング用部材5に接触するようにしたが、
ドレッシング用部材5を岩石試片lの一端部にのみ配置
して研摩用砥石4か岩石試片lの被研摩面IAを一往復
する度に一度、ドレッシング用部材に接触するようにし
ても良い。
試片1の相対する二端面に配置することにより、研摩用
砥石4が岩石試片lの被研摩面IAを一回通過する度に
一度、ドレッシング用部材5に接触するようにしたが、
ドレッシング用部材5を岩石試片lの一端部にのみ配置
して研摩用砥石4か岩石試片lの被研摩面IAを一往復
する度に一度、ドレッシング用部材に接触するようにし
ても良い。
また、本実施例では岩石試片1およびドレッシング用部
材5.5 が固定されたベツド2を往復運動させて、研
摩用砥石4を岩石試片lの被研摩面IAとドレッシング
用部材5,5 に交互に接触させたが、これとは逆に、
ベツド2を固定したまま研摩用砥石4を往復させても良
い。
材5.5 が固定されたベツド2を往復運動させて、研
摩用砥石4を岩石試片lの被研摩面IAとドレッシング
用部材5,5 に交互に接触させたが、これとは逆に、
ベツド2を固定したまま研摩用砥石4を往復させても良
い。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明によれば、接着剤によって
固化された岩石試片を研摩する際に、研摩用砥石を岩石
試片の被研摩面とドレッシング用部材とに交互に接触さ
せながら岩石試片を研摩することにより、研摩用砥石の
研摩面に形成される接着剤の被覆層を、研摩作業を行い
ながら除去することが可能である。このため、接着剤の
被覆による研摩面の目詰まりが未然に防止され、常に安
定した切れ味で岩石試片の研摩を行うことかできるとと
もに、被覆層を取り除くために研摩作業を中断する必要
がなくなる。
固化された岩石試片を研摩する際に、研摩用砥石を岩石
試片の被研摩面とドレッシング用部材とに交互に接触さ
せながら岩石試片を研摩することにより、研摩用砥石の
研摩面に形成される接着剤の被覆層を、研摩作業を行い
ながら除去することが可能である。このため、接着剤の
被覆による研摩面の目詰まりが未然に防止され、常に安
定した切れ味で岩石試片の研摩を行うことかできるとと
もに、被覆層を取り除くために研摩作業を中断する必要
がなくなる。
また、このような岩石試片に硬度の高い粒子が含まれ、
この粒子が研摩用砥石の研摩面に接触して砥石の砥粒が
摩耗したり、脱落したりして砥石の切れ味が鈍化するよ
うな場合でも、本発明ではドレッシング用部材との接触
によって砥石の研摩面に目立てが施されて新たな砥粒が
露出するので、砥石の切れ味を即座に回復することがで
きるという利点を有する。
この粒子が研摩用砥石の研摩面に接触して砥石の砥粒が
摩耗したり、脱落したりして砥石の切れ味が鈍化するよ
うな場合でも、本発明ではドレッシング用部材との接触
によって砥石の研摩面に目立てが施されて新たな砥粒が
露出するので、砥石の切れ味を即座に回復することがで
きるという利点を有する。
添付の図は、本発明を用いて岩石試片の研摩を行う場合
の一実施例を示すものである。 1・・・岩石試片、IA・・・被研摩面、2・・・ベツ
ド、3・・・回転軸、4・研摩用砥石、4A・・・研摩
面、5・・ドレッシング用部材。
の一実施例を示すものである。 1・・・岩石試片、IA・・・被研摩面、2・・・ベツ
ド、3・・・回転軸、4・研摩用砥石、4A・・・研摩
面、5・・ドレッシング用部材。
Claims (1)
- 接着剤によって固化された平板状の岩石試片を基台に載
置するとともに、この基台上に前記岩石試片と面一にド
レッシング用部材を配置し、前記岩石試片の被研摩面お
よびドレッシング用部材に対向して設けられた研摩用砥
石の研摩面を前記岩石試片の被研摩面と前記ドレッシン
グ用部材とに交互に接触させながら、前記岩石試片を研
摩することを特徴とする岩石試片の研摩方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14263190A JPH0435868A (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 岩石試片の研摩方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14263190A JPH0435868A (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 岩石試片の研摩方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0435868A true JPH0435868A (ja) | 1992-02-06 |
Family
ID=15319839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14263190A Pending JPH0435868A (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 岩石試片の研摩方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0435868A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010064160A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Okamoto Machine Tool Works Ltd | 複合平面研削装置 |
JP2011056587A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Disco Abrasive Syst Ltd | 研削方法 |
JP2013011533A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Kajima Corp | 超高強度コンクリート用骨材の選定方法 |
CN105277399A (zh) * | 2014-07-02 | 2016-01-27 | 西安航空动力股份有限公司 | 一种TiAl渗层金相试样的制备方法 |
CN109506996A (zh) * | 2018-10-12 | 2019-03-22 | 西南石油大学 | 一种用于微米压痕实验的页岩岩屑样品制备方法 |
-
1990
- 1990-05-31 JP JP14263190A patent/JPH0435868A/ja active Pending
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