JPH04358611A - バケットコンベヤにおけるバケット - Google Patents

バケットコンベヤにおけるバケット

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JPH04358611A
JPH04358611A JP15971291A JP15971291A JPH04358611A JP H04358611 A JPH04358611 A JP H04358611A JP 15971291 A JP15971291 A JP 15971291A JP 15971291 A JP15971291 A JP 15971291A JP H04358611 A JPH04358611 A JP H04358611A
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JP15971291A
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Masao Soe
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバケットコンベヤにおけ
るバケットに関するもので、詳しくは、チェーンコンベ
ヤを縦型に配置してなるバケットコンベヤにおけるバケ
ットに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】図11は一対のチェーン
間にバケットを取付し、これらチェーンにより水平、垂
直の搬送を循環させる従来のバケットコンベヤによる搬
送装置を示したものである。
【0003】この搬送装置1では、アングル2により構
成された矩形の架台3内に、歯車装置4、5、6、7が
支持されている。歯車装置4に設けられたプーリ8には
図示しないモータによる回転力がベルトを介して伝達さ
れ、該歯車装置4を介して搬送手段9に駆動力が伝達さ
れる。
【0004】搬送手段9は、図12に示したように、一
対の2条チェーン10、11からなるもので、これら2
条チェーン10、11には、所定間隔ごとに一対の軸係
止部12、12及び13、13が配設されている。これ
ら2条チェーン10、11の内方側には、各々プレート
14、15がチェーンに隣接して配置されている。
【0005】一方、バケット16は、一方面が開口し断
面が略台形状であり、2条チェーン10、11に平行に
配置される両側壁部16a、16bの各両端部には、軸
取付用のボス17a、17b、17c、17dが形成さ
れている。
【0006】このようなボスが形成されたバケット16
には、図11、12において矢印で示す搬送方向Aに対
し前方側のボス17b、17dに長軸18が挿通され、
該長軸18の両端部は、2条チェーン10、11にまで
挿通されて上記軸係止部12、13に各々係止されてい
る。他方、搬送方向Aに対し後方側のボス17a、17
cには、短軸19が挿通され、該短軸19の両端部はプ
レート14、15に係止されている。
【0007】このようにしてバケット16は所定間隔お
きに連続して架台3にセットされる。架台3にセットさ
れた一連のバケット16により、品物を搬送する場合、
品物は架台3の上方位置から、水平状態にあるバケット
16内に順次投入される。そして、品物を集積する場所
に上記プレート14、15の端部14a、15aを配置
することにより、ここを通過するバケット16の短軸1
9をプレート14、15から外し、バケット16を他方
の長軸18を支点に回動させ、収容物を下方に落下させ
ている。
【0008】ところで、このようなバケットコンベヤに
よる搬送装置では、搬送終了後、空となったバケット1
6は、その後、架台3の下方移送路部を長軸18で懸吊
されて走行し、更に縦方向に上動移動し、上動移動終了
付近で適宜手段によりプレート14、15上に短軸19
がリセットされる。
【0009】従って、従来のバケットコンベヤでは、バ
ケット16の垂直移動する姿勢は、開口が横方向を向い
た懸吊姿勢であり、このような姿勢で移動する部分では
、品物を投入することができない。よって、バケットコ
ンベヤを使用する作業スペース等に制限があった。 又、上記搬送装置では、短軸19がプレート14、15
上を摺動移動するため、この摺動部への潤滑手段が必要
であり、従って装置が複雑なものとなっていた。又、こ
の潤滑手段で用いられる作動油がバケット内に付着する
と、搬送される品物の商品価値が損われるという問題が
あった。又、このバケットコンベヤを多連式に構成する
場合には、プレート14、15による滑落手段、リセッ
ト手段及び潤滑手段を、多連とする数に対応して架台3
に設置しなければならず、構造が複雑になり、処理能力
の増大化が困難であった。又、品物が水分を多量に付着
させている場合にはバケット全体が重くなり、駆動源の
負荷を大きくする。
【0010】一方、無端ベルトにより食品等の品物を搬
送する搬送装置も知られている。
【0011】図13及び図14に示した搬送装置100
では、海産物等の食品を多量に収容する貯蔵部101内
に、モータ102によって循環駆動する2つの無端ベル
ト103、104が配設され、海産物等は、これら無端
ベルトの搬送面に連続的に配設された断面V字形状の搬
送板105、105により係止されて斜め方向に上昇す
る。無端ベルト103、104により上方位置まで搬送
された海産物等は、この上方位置で、水平方向に循環す
る無端ベルト122、123上に供給される。無端ベル
ト122、123の下方には、計重機124、125が
配設され、品物はこれら無端ベルト122、123で搬
送される際に重量が各々計重される。計重結果は制御部
106に記憶され、かつ計重後の品物は、更に幅広で水
平方向に循環駆動する下流の無端ベルト107に供給さ
れる。無端ベルト107による搬送域には、図15に示
したように、複数組のワイパー手段108a、108b
、109a、109b・・・・が配設され、例えばワイ
パー手段108a、108bは、制御器からの指令に応
じて各々支点108c、108dを介して所定角度回動
自在に配設されている。
【0012】一方、これらワイパー手段108a、10
8b、109a、109b・・・・の側方には、各ワイ
パー手段で振り払われた品物を受けるためのシュート1
20が対応して配設され、その下方にはコンテナ121
等がセットされている。
【0013】搬送装置100では、モータ102を駆動
すると、貯蔵部101内の海産物等が、無端ベルト10
3、104の搬送板105、105に係止されて2列で
上方に搬送され、上方の水平位置で各々重量が計重され
、次いで無端ベルト107上に移送される。無端ベルト
107上を走行する際、品物は、その計重結果に応じて
作動する上記いずれか一つのワイパー手段の作用により
側方に振り払われ、シュート120を通って下方のコン
テナ121等に収容される。これにより、貯蔵部101
内に収容された海産物等の品物は、所定範囲内の重量に
選別されて仕分られる。なお、左右一組のワイパー手段
、例えばワイパー手段108a、108bの作動を、同
一範囲内の計重結果の品物を振り払うように設定し、か
つこれらに対応する各シュートを合流させれば、一つの
コンテナ内に同一範囲内の品物を収容することができる
【0014】ところで、このように無端ベルトにより品
物を搬送する場合には、ワイパー手段により左右に品物
を落下させる構造であるため、搬送路を2連を越えて多
くすることはできず、処理能力に限界がある。また、貯
蔵部101から品物を拾い上げる部分では、搬送板10
5、105に複数個の品物が係止される場合がままあり
、個別の品物を正確に計重するためには搬送板105に
付随して係止される品物を人手により下方に落さなけれ
ばならない。従ってこの搬送装置100を多数設置した
場合等の人手は甚大である。また、この搬送装置100
では、丸みを帯びた品物は、転がり易いため搬送するこ
とができない。
【0015】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上記問題に
鑑みてなされ、縦型に配置されるバケットコンベヤであ
っても、品物の供給位置が限定されることなく、よって
作業スペース等の多様化が図れ、かつ、水平移送路部に
移る以前に複雑になリセット手段を設ける必要がなく、
加えて、潤滑油等の付着により商品価値を損わすことが
なく、更に品物に水分が多量に付着していても駆動源の
負荷を大とすることがなく、更に容易な構造で品物の処
理能力の増大化が図れ、又丸みを帯びた転がり易い品物
も搬送することのできるバケットコンベヤにおけるバケ
ットの提供を目的としている。
【0016】
【問題点を解決するための手段】上記目的は、バケット
は断面が略三角形状であり、その両側壁部でループ状に
立設した一対のチェーンに回動自在に支軸により支持さ
れ、この懸吊状態で前壁部及び後壁部が上向き傾斜であ
り、これら両壁部の両外縁部間に並列する複数のスリッ
トを形成させ、前記チェーンを等間隔で複数列ループ状
に立設し、これらチェーンは相隣るバケットの支持に兼
用し、一つの駆動手段で前記全チェーンを駆動させると
ともに、前記両側壁部の少なくとも一方に前記懸吊状態
でほぼ垂直に延びるガイド片を取付け、前記バケットコ
ンベヤの垂直移送路部に沿って設けられた垂直ガイド部
材に、前記ガイド片を当接させるようにしたバケットコ
ンベヤにおけるバケット、によって達成される。
【0017】
【作用】支軸により回動自在に支持されたバケットは、
懸吊状態で常に、開口部が上方を向いているので、どの
位置からでも品物を投入することができ、特に、垂直移
送路部では垂直ガイド部材にガイド片が当接されるので
、バケットの姿勢はより安定する。投入された品物は前
壁部及び後壁部により画成される空間内に収容される。 収容した品物のバケットからの排除は、バケットを支軸
を中心に回動させれば良く、どの位置でも排除できる。 更にスリットから品物に付着した水分を下方に落下させ
ることができるので、品物を搬送するバケットの全重量
を小とし、よって駆動源の負荷を小とすることができる
。又、バケットをループ状に立設した複数列のチェーン
間に支軸により回動自在に支持し、一つのチェーンによ
り相隣るバケットの支持を兼用させ、全チェーンを一つ
の駆動手段で駆動させるので、多列に配設しても構造が
複雑になることはなく、チェーンの数を増やすことによ
り更に多列化することが可能であり、処理能力が増大す
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例によるバケットコンベ
ヤにおけるバケットについて図面を参照して説明する。
【0019】図1は本発明に係るバケットコンベヤが設
置された搬送装置を示したものである。
【0020】この搬送装置20は、アングル21により
横手方向に長い矩形状の架台22と、モータ27と、図
3に示すバケットコンベヤ32等からなる。
【0021】架台22内には、歯車装置23、24、2
5、26が配設され、モータ27の駆動力は、プーリ2
8及び歯車装置23のプーリ29に、各々ベルト30、
31を介して伝達される。
【0022】各歯車装置23、24、25、26には、
例えば図2に示した歯車装置23、24のように、所定
間隔おきに5つの歯車45a、45b、45c、45d
、45e、46a、46b、46c、46d、46eが
軸47、42を介して一体的に軸支されており、歯車装
置25、26の軸43、44にも同様に5つの歯車が軸
支されている。
【0023】各歯車装置23、24、25、26に差し
渡された搬送手段は、図3に示したように、一対の2条
チェーン33、33からなるもので、これら2条チェー
ン33、33間に複数個のバケット35が支持されてい
る。
【0024】又、歯車装置23と歯車装置26との間に
形成される垂直移送路部には、各2条チェーン33に近
接して図1、図2及び図6に示したようにL字状の垂直
ガイド部材55、55、55、55が装置フレームに支
持されており、これら垂直ガイド部材55の一端面55
aには、テフロン等の低摩擦材のシート56が貼着され
ている。
【0025】バケット35は、図4に示したように、断
面が略三角形状であり、例えば塩化ビニール樹脂により
射出成型で一体に成型されている。又、このバケット3
5の両側壁部35a、35bには、開口部に沿って2つ
の孔36a、36bと、これらの孔とにより略正三角形
を形成する孔36cとが各々形成されている。バケット
35の底壁は、前壁部35cと、該前壁部35cより若
干長い後壁部35dとから成っている。又これら両壁部
35c、35dの両外縁部e間には並列する複数のスリ
ットSが形成されている。
【0026】このように断面が略三角形状に形成された
バケット35の両側壁部35a、35bには、略垂直に
延びるガイド片37と略L字形状のチェーン取付片38
とが取付けられる。ガイド片37は上下端部に湾曲部3
7a、37bを備え、かつ湾曲部37a、37b間の直
線状の垂直案内板部37dと、該垂直案内板部37dの
側部に折曲して形成された取付用板部37e及び軸係止
用板部37fとからなる。取付用板部37eには、上記
バケット35に形成された孔36a、36b、36cに
対応する孔38a、38b、38cが形成され、又軸係
止用板部37fには軸係止孔39が形成されている。他
方、L字状のチェーン取付片38には、上記バケット3
5に形成された孔36a、36bに対応する孔38a、
38bと、軸係止孔40とが形成されている。ガイド片
37はバケット35の側壁部35aに当接させ、孔38
a、38b、38cを孔36a、36b、36cに合致
させ、リベット91、91、91により取付けられる。 又、チェーン取付片38は、バケット35の側壁部35
bに当接させ、孔38a、38bを孔36a、36bに
合致させ、同様にリベット91、91により取付けられ
る。図3に示したように、ガイド片37及びチェーン取
付片38が取付けられたバケット35は、2条チェーン
33の所定間隔おきに形成された一対の軸係止部41、
41に、ガイド片37、チェーン取付片38の軸係止孔
39、40を合致させる。そして、ガイド片37と、2
条チェーン33との間は図7に示すようにスペーサ49
、50を介して軸51を挿通し、かつチェーン取付片3
8と2条チェーン33との間はスペーサ52、50を介
して軸51を挿通し、これにより、バケット35は2条
チェーン33、33に位置決めされ、かつ回動自在に支
持される。このようなバケット35の懸吊状態では、前
壁部35c及び後壁部35dは重心位置により上向き傾
斜となっている。
【0027】このようにして、実施例の搬送装置20で
は、歯車装置23、24、25、26に巻回された5つ
の2条チェーン33、33、33、33、33間に4列
の連続したバケットコンベヤが構成されている。
【0028】一方、架台22における上部の水平移送路
部には、一対の2条チェーン33、33の上方位置に図
8及び図9に示したように、各々断面コ字状でチェーン
搬送方向に沿って延び、かつ取付フランジ59a、59
bを開口部に設けたソレノイド取付部材59が装置フレ
ームに固定設置されている。ソレノイド取付部材59の
底板59cには、所定間隔で大形の孔60と小形の孔6
1とが対をなして複数組形成されている。ソレノイド取
付板59は、取付フランジ部59a、59bと装置フレ
ームとの間をボルト止めすることにより一体的に組付け
られ、長孔62で位置の調整がなされる。
【0029】ソレノイド取付部材59に画成される空間
63内には、所定数(実施例では8個)の電磁ソレノイ
ド64が収容され、これらの電磁ソレノイドは、取付部
材59の底板59cにねじにより固定されている。図1
0に示したように、電磁ソレノイド64の作動子65に
は、係合部材66が取付けられている。係合部材66は
、回動軸67を備えた連結部72を境に、短辺アーム部
73と長辺アーム部68とから略L字形に形成されてい
る。回動軸67は、ソレノイド取付部材59から垂下し
て配設された図示しない固定板に回動自在に支持されて
いる。係合部材66の長辺アーム部68の先端部には、
切欠部69を備えた略L字形状のフック部70と、該フ
ック部70から下方に延びるロッド部71とが形成され
ている。又、連結部72には、ねじりコイルスプリング
が内蔵されている。
【0030】このように形成された係合部材66は、ソ
レノイド取付部材59の下方から短辺アーム部73が大
形の孔60内に挿通され、又、長辺アーム部68のフッ
ク部70が小形の孔61内に挿通されてソレノイド取付
部材59に設置されている。係合部材66は、長辺アー
ム部68に図10において、回動軸67を中心に反時計
方向に回動する外力が作用しても、その力が解除される
と上記ねじりコイルスプリングのばね力により時計方向
に復動し、ねじりコイルスプリングの自然状態に復帰す
る。なお、係合部材66が回動すると、フック部70の
一端部70aとロッド部71の一端部71aとがソレノ
イド取付部材59の底板59cと当接し、これにより係
合部材66の回動域が規制される。
【0031】このように、下方に係合部材66が取付け
られた各電磁ソレノイド64は、図示しない制御器に接
続され、該制御器からの指令に応じて励磁される。電磁
ソレノイド64は、通常の非励磁状態において作動子6
5が図10において破線位置にあり、その際、係合部材
66の長辺アーム部68は、ロッド部71の一端部71
aがソレノイド取付部材59の底板59cに当接してい
る。すなわち、上方位置にある。このような非励磁状態
から電磁ソレノイド64に通電すると、作動子65は実
線位置となり、同時に係合部材66は図示したように下
方位置となる。その際、フック部70の一端部70aが
取付部材59の底板59cと当接するが、フック部70
の一端部70aと当接する部分にウレタンゴム等の緩衝
材58を貼着することにより衝突による異音の発生が防
止される。又、同様に、係合部材66が上方位置となっ
た際にロッド部71の一端部71aと当接する部分に緩
衝材74を貼着すれば、励磁を終了した時点での衝突に
よる異音の発生を防止することができる。
【0032】このようにソレノイド取付部材59の所定
位置に配設された各電磁ソレノイド64の下方には、仕
切板75により複数部分に仕切られた集合シュート76
が配設され、集合シュート76の各シュートは上方の電
磁ソレノイド64のいずれかと対応している。又これら
シュートの下方位置にはコンテナ等が配置されている。
【0033】本発明の一実施例によるバケットコンベヤ
を設置した搬送装置20は以上のように構成されるが、
該搬送装置20は、例えばホタテ貝の貝柱あるいはタラ
コ等の海産物の重量による仕分装置として用いられてい
る。以下に、このような同一種類の海産物を重量別に仕
分ける搬送装置20の作用について説明する。
【0034】今、モータ27が駆動され、歯車装置23
から5列の2条チェーン33、33、33、33、33
を介して、他の歯車装置24、25、26に動力が伝達
されている。従って、2つの2条チェーン33、33間
に支持されて、4列のバケットコンベヤが搬送装置20
内を図1及び図2において矢印B方向に移送されている
。8個の電磁ソレノイド64、64・・・・64は、全
て非励磁状態にあり、これに対応する係合部材66も全
て上方位置にある。一方、ホタテ貝の貝柱などは図外の
計重手段により1個宛計重される。そして、計重後の貝
柱等は、搬送装置20における歯車装置26と歯車装置
23との間の垂直移送路部を搬送しているバケット35
内に、1個宛供給される。この垂直移送路部でバケット
35は、図6に示したようにガイド片37の湾曲部37
a、37bが、垂直ガイド部材55に当接し、これによ
り縦方向の走行が案内されるので、姿勢が一定に保持さ
れる。すなわち、このように垂直移送路部から貝柱等の
品物がバケット35内に投入されても、バケット35が
揺動することはない。なお、実施例においてバケット3
5内に投入される貝柱等は、計重により8つのグループ
に仕分けられており、貝柱等がどのグループ内に属する
かは計重後、制御器に入力されている。そして、計重さ
れたホタテ貝の貝柱等は、この搬送装置20により重量
別に仕分けられて、下方のコンテナ内にグループ別に収
容されるのであるが、以下にその仕分け作用について説
明する。
【0035】重量別によるグループはいずれかの電磁ソ
レノイドに対応されている。バケット内に貝柱等を収容
した後、対応する電磁ソレノイドに到達するまでの2条
チェーン33の走行距離はパルスエンコーダ等で演算さ
れ、所定時間後、該当する電磁ソレノイド64が所定時
間励磁されるようになっている。電磁ソレノイド64が
励磁されると、図10における作動子65及び係合部材
66は図示の状態となり、直下を通過しようとする所望
のバケット35の後壁部35dの進行方向前方にロッド
部71が配置される。よって当該バケット35は、係合
部材66のロッド部71に後壁部35dを当接させて走
行するので、バケット35は図10において軸51、5
1を中心に反時計方向に回動し、これにより、収容され
ていたホタテ貝の貝柱は下方の集合シュート76の適宜
な位置に落下し、コンテナ等に収容される。
【0036】以後、同様に、後続するバケットも、所定
の電磁ソレノイドが励磁されて、貝柱がシュートを通っ
て重量別のコンテナ等に収容される。よって、ホタテ貝
の貝柱は、所定範囲内の重量別に選別されてコンテナ等
内に収容される。
【0037】なお、バケット35が収容物の搬送を終え
ると、自重により前壁部35c、後壁部35dが上向き
傾斜に復帰し、残りの水平移送路部から下方への垂直移
送路部及び下位の水平移送路部を走行して、再度、ガイ
ド片37により姿勢が保持されて、歯車装置26と歯車
装置23との間の垂直移送路部を移送される。
【0038】本発明の実施例のバケットコンベヤが備え
られた搬送装置は、以上のような作用を行なうのである
が、以下のような効果を奏する。すなわち、海産物等を
搬送する場合、衛生上、定期的な洗浄が行なわれるが、
電気的な電磁ソレノイド64は、装置の上方位置にある
ので、水等による洗浄が容易である。又、モータ27の
回転力及びバケットコンベヤの配列数等により、処理能
力を自由に設定できる。
【0039】又、上記実施例では、品物すなわちホタテ
貝の貝柱をバケットコンベヤの垂直移送路部で投入する
ようにしたが、上方の水平移送路部に投入することも可
能であり、投入位置を適宜設定することができる。
【0040】又、上記実施例では、バケット35は垂直
移送路から水平移送路に移るとき、この逆及びホタテ貝
の貝柱を落下させるときに、軸51、51を支点として
自動的に回動し、前壁部35c及び後壁部35dを上向
き傾斜とするので、複雑なリセット手段は一切必要とし
ない。
【0041】又、バケット35には複数のスリットSが
形成されているので、品物に付着している水はここから
下方へ滴下するので、搬送中のバケット35全体の重量
を小とし、よって駆動負荷も小とすることができる。更
に上方から水を吹き付けて水洗いするときにも水が底に
たまることがない。
【0042】以上、本発明の実施例によるバケットを備
えた搬送装置について説明したが、勿論、本発明は上記
実施例に限定されることなく、本発明の技術的思想に基
き種々の変形が可能である。
【0043】例えば、以上の実施例では、バケット35
は該バケット35の側壁部35a、35bから突出する
2つの軸51、51により回動自在に支持したが、これ
らの軸を1つとし、バケット35の両側壁部35a、3
5b間に差し渡しても良い。
【0044】又、以上の実施例では、海産物の搬送装置
に本発明を適用したが、他の品物、例えば栗等の農産物
にも勿論適用可能である。
【0045】又、以上の実施例では、図1に示すように
バケットコンベヤを4列構成したが更に増やすこともで
き、又、電磁ソレノイド及びシュート等も適宜設定数を
変えることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るバケ
ットコンベヤにおけるバケットによれば、バケットが水
平移送路部及び垂直移送路部であっても品物を投入する
ことができるが、特に垂直移送路部でもガイド片のため
に安定して品物を受けることができる。従って当該バケ
ットコンベヤを使用する作業スペースの多様化が図れる
。又、バケットが品物を受ける姿勢に変更するためのリ
セット手段は何ら必要とせず、又、バケットの搬送に際
して摺動部分が存在しないので、潤滑手段の作動油が品
物に付着する恐れは全くなく、品物を常に良好な状態で
搬送することができる。更に品物に付着している水をス
リットから下方に落下させることができるので、スリッ
トを設けてバケットの重量を小とすることに加えて、多
列に配設されたバケットコンベヤを駆動させたときの駆
動負荷を小とすることができ、又、水洗いも容易となる
。又、ループ状のチェーンを適宜増やして処理能力を一
層増大させることができ、その際に駆動手段を増やす必
要がないので、全体の構造を簡素化することができる。 又、丸みを帯びて転がり易い品物も搬送することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるバケットコンベヤにお
けるバケットが備えられた搬送装置の側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同装置におけるバケットの支持部を示す斜視図
である。
【図4】バケットの取付構造を示す分解斜視図である。
【図5】ガイド片を取付けたバケットの斜視図である。
【図6】バケットの垂直移送路部での搬送姿勢を示す斜
視図である。
【図7】バケットとチェーンとの取付構造を示す図1に
おける[7]−[7]線方向断面図である。
【図8】電磁ソレノイドを取り付けるソレノイド取付部
材の平面図である。
【図9】図8における[9]−[9]線方向断面図であ
る。
【図10】電磁ソレノイドと係合部材との設置態様を示
す側断面図である。
【図11】従来のバケットを備えた搬送装置の破断側面
図である。
【図12】同従来の搬送装置におけるバケットの支持部
を示す斜視図である。
【図13】従来の搬送装置の他例を示す斜視図である。
【図14】同平面図である。
【符号の説明】
27    モータ 32    バケットコンベヤ 33    2条チェーン 35    バケット 35a  側壁部 35b  側壁部 35c  前壁部 35d  後壁部 37    ガイド片 51    軸 S      スリット e      縁部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  バケットは断面が略三角形状であり、
    その両側壁部でループ状に立設した一対のチェーンに回
    動自在に支軸により支持され、この懸吊状態で前壁部及
    び後壁部が上向き傾斜であり、これら両壁部の両外縁部
    間に並列する複数のスリットを形成させ、前記チェーン
    を等間隔で複数列ループ状に立設し、これらチェーンは
    相隣るバケットの支持に兼用し、一つの駆動手段で前記
    全チェーンを駆動させるとともに、前記両側壁部の少な
    くとも一方に前記懸吊状態でほぼ垂直に延びるガイド片
    を取付け、前記バケットコンベヤの垂直移送路部に沿っ
    て設けられた垂直ガイド部材に、前記ガイド片を当接さ
    せるようにしたバケットコンベヤにおけるバケット。
  2. 【請求項2】  前記支軸は前記両側壁部より各々突出
    した軸である請求項1に記載のバケットコンベヤにおけ
    るバケット。
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