JPH04358224A - 開平演算装置 - Google Patents
開平演算装置Info
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- JPH04358224A JPH04358224A JP13262991A JP13262991A JPH04358224A JP H04358224 A JPH04358224 A JP H04358224A JP 13262991 A JP13262991 A JP 13262991A JP 13262991 A JP13262991 A JP 13262991A JP H04358224 A JPH04358224 A JP H04358224A
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Landscapes
- Complex Calculations (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ処理装置における
開平演算装置に関するものである。
開平演算装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明で取り扱う二重指数分割表現実数
はS部、L部、E部、M部という4つの部分で構成され
る。S部は正負の符号ビットを表現し、L部はE部のビ
ット長を表現し、E部はL部と組み合わされて指数部を
表現する。(以下、S,L,E部をまとめて二重指数部
と表現する。)全ビットから二重指数部を除いた残りの
ビットであるM部は仮数部を表現する。上記のLE部は
ビット長を2〜全ビット長(但し、2の倍数)と任意に
取ることができ、この二重指数分割表現実数ではIEE
E規格の倍精度浮動少数点数でも取り扱えない絶対値の
大きな数や小さな数を取り扱うことが可能である。この
二重指数分割表現実数と実数値との対応については
情報処理学会論文誌 Vol.22 No.6 (1
981) P521 526 に詳しく述べられている
。
はS部、L部、E部、M部という4つの部分で構成され
る。S部は正負の符号ビットを表現し、L部はE部のビ
ット長を表現し、E部はL部と組み合わされて指数部を
表現する。(以下、S,L,E部をまとめて二重指数部
と表現する。)全ビットから二重指数部を除いた残りの
ビットであるM部は仮数部を表現する。上記のLE部は
ビット長を2〜全ビット長(但し、2の倍数)と任意に
取ることができ、この二重指数分割表現実数ではIEE
E規格の倍精度浮動少数点数でも取り扱えない絶対値の
大きな数や小さな数を取り扱うことが可能である。この
二重指数分割表現実数と実数値との対応については
情報処理学会論文誌 Vol.22 No.6 (1
981) P521 526 に詳しく述べられている
。
【0003】従来、開平演算装置では、ニュートン・ラ
プソン法を用いて開平演算を実行している例が多い。数
値Aの平方根を求めるために、まず1/√Aを求め、そ
れにAを掛けて√Aを求める。ニュートン・ラプソン法
では1/√Aを収束計算によって求めるのであるが、収
束までに要する繰り返し回数は逆数の初期値が真の値に
近いほど少なく、高速な開平演算装置では、3〜4回程
度の収束計算で求められることが、特開平2ー2592
4号公報等に示されている。
プソン法を用いて開平演算を実行している例が多い。数
値Aの平方根を求めるために、まず1/√Aを求め、そ
れにAを掛けて√Aを求める。ニュートン・ラプソン法
では1/√Aを収束計算によって求めるのであるが、収
束までに要する繰り返し回数は逆数の初期値が真の値に
近いほど少なく、高速な開平演算装置では、3〜4回程
度の収束計算で求められることが、特開平2ー2592
4号公報等に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらニュート
ン・ラプソン法による上記の開平演算装置の実施例にお
いて、乗算器には浮動小数点数入力オペランドの仮数部
が被乗数、乗数として入力されており、二重指数分割表
現実数の平方根を求める場合、リーディングビットを付
加した仮数部の最大ビット長に対応した31ビットx3
1ビットの乗算器を必要とする。乗算命令と開平演算命
令を同時に実行することがなく、乗算命令を実行するた
めの乗算器を開平演算命令の実行でも利用する場合は何
も問題にはならない。しかし、乗算命令と開平演算命令
の間で使用するデータについて互いに依存関係がないと
き、2つの命令を同時に実行するために、開平演算用に
31ビットx31ビットの乗算器を設けるのはハードウ
ェアの物量の多大な増加となり、問題となる。
ン・ラプソン法による上記の開平演算装置の実施例にお
いて、乗算器には浮動小数点数入力オペランドの仮数部
が被乗数、乗数として入力されており、二重指数分割表
現実数の平方根を求める場合、リーディングビットを付
加した仮数部の最大ビット長に対応した31ビットx3
1ビットの乗算器を必要とする。乗算命令と開平演算命
令を同時に実行することがなく、乗算命令を実行するた
めの乗算器を開平演算命令の実行でも利用する場合は何
も問題にはならない。しかし、乗算命令と開平演算命令
の間で使用するデータについて互いに依存関係がないと
き、2つの命令を同時に実行するために、開平演算用に
31ビットx31ビットの乗算器を設けるのはハードウ
ェアの物量の多大な増加となり、問題となる。
【0005】本発明は上記問題点に鑑み、乗数のビット
長として、二重指数分割表現実数の仮数部の最大ビット
長よりも小さい乗算器を使用する開平演算装置を提供す
るものである。
長として、二重指数分割表現実数の仮数部の最大ビット
長よりも小さい乗算器を使用する開平演算装置を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の開平演算装置は、入力オペランドに対する
平方根の近似逆数を格納するテーブル情報格納手段と、
平方根を上位より順に一定のビット数ずつ反復して求め
る場合の剰余保持手段と、剰余保持手段から出力される
剰余と、テーブル情報格納手段から出力される平方根の
近似逆数をそれぞれ被乗数、乗数として乗算を行なう乗
算手段と、乗算手段の出力する積の上位を部分平方根と
して各反復での平方根を併合した併合平方根保持手段と
、剰余保持手段から出力される剰余(R)と、併合平方
根保持手段から出力される併合平方根と乗算手段の出力
する平方根を被乗数生成手段によりひとまとめにしたデ
ータ(S)と、更に乗算手段の出力する部分平方根(T
)を入力して、(R−SxT)の演算を行なう演算手段
とを構成に備えたものである。
めに本発明の開平演算装置は、入力オペランドに対する
平方根の近似逆数を格納するテーブル情報格納手段と、
平方根を上位より順に一定のビット数ずつ反復して求め
る場合の剰余保持手段と、剰余保持手段から出力される
剰余と、テーブル情報格納手段から出力される平方根の
近似逆数をそれぞれ被乗数、乗数として乗算を行なう乗
算手段と、乗算手段の出力する積の上位を部分平方根と
して各反復での平方根を併合した併合平方根保持手段と
、剰余保持手段から出力される剰余(R)と、併合平方
根保持手段から出力される併合平方根と乗算手段の出力
する平方根を被乗数生成手段によりひとまとめにしたデ
ータ(S)と、更に乗算手段の出力する部分平方根(T
)を入力して、(R−SxT)の演算を行なう演算手段
とを構成に備えたものである。
【0007】
【作用】上記の構成により開平演算を実行できることを
説明する前に、本発明で使用する開平演算の方法につい
て説明する。Aの平方根を上位より一定のビット数ずつ
グループ分割して、(数1)のように表現する。
説明する前に、本発明で使用する開平演算の方法につい
て説明する。Aの平方根を上位より一定のビット数ずつ
グループ分割して、(数1)のように表現する。
【0008】
【数1】
【0009】逆に、式1の辺々を2乗して右辺を変形す
ると(数2)を得る。
ると(数2)を得る。
【0010】
【数2】
【0011】(数2)より、以下の手順で平方根を求め
ることができる。 (1)A(R0とする)にa1の逆数を掛け、結果の上
位の一定のビット数をa1とする。
ることができる。 (1)A(R0とする)にa1の逆数を掛け、結果の上
位の一定のビット数をa1とする。
【0012】(2)R1=R0−a1xa1を計算した
後、R1を(1)での一定のビット数だけ左にシフトす
る。
後、R1を(1)での一定のビット数だけ左にシフトす
る。
【0013】以下、(3)、(4)を必要な回数だけ繰
り返す。 (3)Riにa1の逆数を掛け、結果の上位の一定のビ
ット数をai+1とする。ただし、(1)でのa1と比
較してai+1は1ビット上位からとる。
り返す。 (3)Riにa1の逆数を掛け、結果の上位の一定のビ
ット数をai+1とする。ただし、(1)でのa1と比
較してai+1は1ビット上位からとる。
【0014】(4)Ri+1=Ri−{(a1+・・・
+ai)x2+ai+1}xai+1 を計算した後
、Ri+1を(1)での一定のビット数だけ左にシフト
する。
+ai)x2+ai+1}xai+1 を計算した後
、Ri+1を(1)での一定のビット数だけ左にシフト
する。
【0015】テーブル情報格納手段には、a1の近似逆
数が格納されており、Aの上位ビットをアドレスとして
索引され、剰余保持手段に0番目剰余として格納されて
いるR0(=A)とa1の近似逆数との積が、乗算手段
により計算され、積の上位ビットとしてa1が得られる
。 次に、被乗数生成手段では1回目の反復計算ではa1を
出力し、R0、a1、a1が(R−SxT)演算手段に
入力されて、R1が得られる。次にa1が併合平方根保
持手段に格納され、R1が一定のビット数だけ左シフト
された後、剰余保持手段に格納される。以降、併合平方
根のビット長が求めるべき平方根のビット長以上になる
まで、i>1として下記の処理を繰り返す。
数が格納されており、Aの上位ビットをアドレスとして
索引され、剰余保持手段に0番目剰余として格納されて
いるR0(=A)とa1の近似逆数との積が、乗算手段
により計算され、積の上位ビットとしてa1が得られる
。 次に、被乗数生成手段では1回目の反復計算ではa1を
出力し、R0、a1、a1が(R−SxT)演算手段に
入力されて、R1が得られる。次にa1が併合平方根保
持手段に格納され、R1が一定のビット数だけ左シフト
された後、剰余保持手段に格納される。以降、併合平方
根のビット長が求めるべき平方根のビット長以上になる
まで、i>1として下記の処理を繰り返す。
【0016】剰余保持手段にi番目剰余として格納され
ているRiとa1の近似逆数との積が、乗算手段により
計算され、積の上位ビットとしてai+1が得られる。 次に、被乗数生成手段では(a1+・・・+ai)を左
に1ビットシフトした後、ai+1とマージして被乗数
として出力し、Ri、{(a1+・・・+ai)x2+
ai+1}、ai+1 が(R−SxT)演算手段に
入力されて、Ri+1が得られる。次にai+1が併合
平方根保持手段に格納され、Ri+1が一定のビット数
だけ左シフトされた後、剰余保持手段に格納される。
ているRiとa1の近似逆数との積が、乗算手段により
計算され、積の上位ビットとしてai+1が得られる。 次に、被乗数生成手段では(a1+・・・+ai)を左
に1ビットシフトした後、ai+1とマージして被乗数
として出力し、Ri、{(a1+・・・+ai)x2+
ai+1}、ai+1 が(R−SxT)演算手段に
入力されて、Ri+1が得られる。次にai+1が併合
平方根保持手段に格納され、Ri+1が一定のビット数
だけ左シフトされた後、剰余保持手段に格納される。
【0017】(数1)、(数2)では、はじめに部分平
方根の間でビットの重複がないとしたのであるが、部分
平方根間でビットの重複があっても上記手順で平方根を
求めることができれば特に部分平方根間の非重複を必要
条件として設定しなくてもよい。上に示した手順におい
て、開平演算の実行時間に占める割合が高いものとして
、テーブル情報格納手段の索引、剰余とa1の近似逆数
の乗算時間、被乗数{(a1+・・・+ai)x2+a
i+1}の生成、(R−SxT)の演算時間がある。こ
れらの中で、被乗数{(a1+・・・+ai)x2+a
i+1}の生成は、部分平方根間でビットの重複がない
場合は、単にa1、・・・、aiを1ビット左にシフト
して、ai+1と併合するだけでよい。また、部分平方
根間で1ビットの重複がある場合は、(a1+・・・+
ai)について、aiを併合平方根保持手段に格納する
前に、(R−SxT)の演算と並行して、(a1+・・
・+ai)の加算を実行すれば開平演算の実行時間に影
響を与えることはない。一方、被乗数の生成では(a1
+・・・+ai)を左に1ビットシフトしてからai+
1と併合するのでaiとai+1に1ビットの重複があ
っても加算を必要としない。部分平方根間で2ビット以
上の重複がある場合は、被乗数(a1+・・・+ai)
の生成で加算が必要となるので開平演算の実行時間が増
大する。よって、本発明は、部分平方根間でビットの重
複がない場合と、部分平方根間で1ビットの重複がある
場合を対象とする。
方根の間でビットの重複がないとしたのであるが、部分
平方根間でビットの重複があっても上記手順で平方根を
求めることができれば特に部分平方根間の非重複を必要
条件として設定しなくてもよい。上に示した手順におい
て、開平演算の実行時間に占める割合が高いものとして
、テーブル情報格納手段の索引、剰余とa1の近似逆数
の乗算時間、被乗数{(a1+・・・+ai)x2+a
i+1}の生成、(R−SxT)の演算時間がある。こ
れらの中で、被乗数{(a1+・・・+ai)x2+a
i+1}の生成は、部分平方根間でビットの重複がない
場合は、単にa1、・・・、aiを1ビット左にシフト
して、ai+1と併合するだけでよい。また、部分平方
根間で1ビットの重複がある場合は、(a1+・・・+
ai)について、aiを併合平方根保持手段に格納する
前に、(R−SxT)の演算と並行して、(a1+・・
・+ai)の加算を実行すれば開平演算の実行時間に影
響を与えることはない。一方、被乗数の生成では(a1
+・・・+ai)を左に1ビットシフトしてからai+
1と併合するのでaiとai+1に1ビットの重複があ
っても加算を必要としない。部分平方根間で2ビット以
上の重複がある場合は、被乗数(a1+・・・+ai)
の生成で加算が必要となるので開平演算の実行時間が増
大する。よって、本発明は、部分平方根間でビットの重
複がない場合と、部分平方根間で1ビットの重複がある
場合を対象とする。
【0018】
【実施例】平方根の近似逆数は、(数3)の13ビット
(xは0または1を表す)をアドレスとして索引される
。
(xは0または1を表す)をアドレスとして索引される
。
【0019】
【数3】
【0020】テーブル情報格納手段に格納する数値は、
平方根の逆数として、少し大きめの値になるように、上
記のアドレスの数値から2ー12を引いて、平方根を求
めた後、この平方根の逆数を求める。実際のテーブルに
は平方根の逆数の2ー2から2ー16の値を格納し、常
に0である符号ビットと常に1である2ー1ビットはテ
ーブルには直接格納しないが、実施例において逐一説明
を加えるのは煩わしいので先頭2ビットとして01がテ
ーブルに含まれているように説明する。乗算を実行する
場合には、乗数を1ビット重複させた3ビット単位のグ
ループに分割して表1に示すBoothのアルゴリズム
に従って被乗数の倍数を発生させ、樹木状に構成した桁
上げ保留加算器群によって2個の部分桁上げと部分和に
なるまで求め、この2つを桁上げ伝播加算器で加算して
最終的な積を求める。剰余と平方根の近似逆数の乗算で
はテーブルから読みだした値に対して、先頭に1を付加
するとともに、末尾に、アドレスとして使用するビット
の右の隣接1ビットの反転を付加する。乗算では右に付
加したビットを乗数の最下位ビットとすることによって
2ー17倍ではなく、2ー16倍の効果を持たせる。0
1.00000000000に対しては、テーブルに格
納する2ー2から2ー16の値はすべて1であり、入力
オペランドのアドレスに使用されるビット未満がゼロで
ある場合にも、上記の2ー16倍の効果により、乗算器
の内部では1.0000000000000000を乗
数とする乗算が行なわれる。
平方根の逆数として、少し大きめの値になるように、上
記のアドレスの数値から2ー12を引いて、平方根を求
めた後、この平方根の逆数を求める。実際のテーブルに
は平方根の逆数の2ー2から2ー16の値を格納し、常
に0である符号ビットと常に1である2ー1ビットはテ
ーブルには直接格納しないが、実施例において逐一説明
を加えるのは煩わしいので先頭2ビットとして01がテ
ーブルに含まれているように説明する。乗算を実行する
場合には、乗数を1ビット重複させた3ビット単位のグ
ループに分割して表1に示すBoothのアルゴリズム
に従って被乗数の倍数を発生させ、樹木状に構成した桁
上げ保留加算器群によって2個の部分桁上げと部分和に
なるまで求め、この2つを桁上げ伝播加算器で加算して
最終的な積を求める。剰余と平方根の近似逆数の乗算で
はテーブルから読みだした値に対して、先頭に1を付加
するとともに、末尾に、アドレスとして使用するビット
の右の隣接1ビットの反転を付加する。乗算では右に付
加したビットを乗数の最下位ビットとすることによって
2ー17倍ではなく、2ー16倍の効果を持たせる。0
1.00000000000に対しては、テーブルに格
納する2ー2から2ー16の値はすべて1であり、入力
オペランドのアドレスに使用されるビット未満がゼロで
ある場合にも、上記の2ー16倍の効果により、乗算器
の内部では1.0000000000000000を乗
数とする乗算が行なわれる。
【0021】
【表1】
【0022】(R−SxT)の演算では、上述した乗算
器の構成に対して、Rを一種の倍数として樹木状桁上げ
保留加算器群に入力し、また、{R+Sx(−T)}の
演算となるように乗数の入力の1の補数をとり、最下位
ビットとして1を付加することによって、上記の2ー1
7倍ではなく2ー16倍の効果を持つのと同じ効果によ
り、実質的に(R−SxT)の演算手段で乗数が2の補
数となるようにしている。なお、適当に符号ビットを上
位に拡張すると負の数に対しても2の補数表示で乗算が
実行できることは、この分野の技術者にとってはよく知
られている。以下では、(R−SxT)の演算手段を乗
数の反転手段と(R+SxT)の演算手段に分け、更に
(R+SxT)の演算手段の入力の直前で部分平方根に
1を加えるのは開平演算の実行時間に多大の影響を及ぼ
すので{R+(S+1)x(T+1)}に対して{R+
Sx(T+1)+(T+1)}として乗数に対しては反
転手段で最下位ビットに0を付加することで部分平方根
に1を加える効果を持たせ、被乗数に対しては乗数をあ
る条件のもとで一種の倍数として樹木状桁上げ保留加算
器群に入力することで対処し、(R+SxT+T)の演
算手段を使用する。
器の構成に対して、Rを一種の倍数として樹木状桁上げ
保留加算器群に入力し、また、{R+Sx(−T)}の
演算となるように乗数の入力の1の補数をとり、最下位
ビットとして1を付加することによって、上記の2ー1
7倍ではなく2ー16倍の効果を持つのと同じ効果によ
り、実質的に(R−SxT)の演算手段で乗数が2の補
数となるようにしている。なお、適当に符号ビットを上
位に拡張すると負の数に対しても2の補数表示で乗算が
実行できることは、この分野の技術者にとってはよく知
られている。以下では、(R−SxT)の演算手段を乗
数の反転手段と(R+SxT)の演算手段に分け、更に
(R+SxT)の演算手段の入力の直前で部分平方根に
1を加えるのは開平演算の実行時間に多大の影響を及ぼ
すので{R+(S+1)x(T+1)}に対して{R+
Sx(T+1)+(T+1)}として乗数に対しては反
転手段で最下位ビットに0を付加することで部分平方根
に1を加える効果を持たせ、被乗数に対しては乗数をあ
る条件のもとで一種の倍数として樹木状桁上げ保留加算
器群に入力することで対処し、(R+SxT+T)の演
算手段を使用する。
【0023】以下、実施例では具体的な数値例を引用す
るが紙面の節約のため特に断わらない限り、数値は16
進表示とする。
るが紙面の節約のため特に断わらない限り、数値は16
進表示とする。
【0024】図1は本発明の実施例である二重指数分割
表現実数開平演算装置のブロック図を示すものである。 本実施例の二重指数分割表現実数開平演算装置は2の補
数表示の32ビットの二重指数分割表現実数を入力して
、2の補数表示の32ビットの平方根を出力し、部分平
方根のデータとしてのビット長が12で部分平方根間に
は1ビットの重複がある。
表現実数開平演算装置のブロック図を示すものである。 本実施例の二重指数分割表現実数開平演算装置は2の補
数表示の32ビットの二重指数分割表現実数を入力して
、2の補数表示の32ビットの平方根を出力し、部分平
方根のデータとしてのビット長が12で部分平方根間に
は1ビットの重複がある。
【0025】図1において、1は入力レジスタ、2は例
外検出手段、3は二重指数部長判定手段、4は二重指数
部分離手段、5は二重指数部処理手段、6はリーディン
グビット付加手段、7は正規化シフト数算出手段、8は
正規化手段、9は桁調整シフト数算出手段、10はシフ
タ、11はマルチプレクサ、12はテーブル情報格納手
段、13は剰余保持手段、14は乗算手段、15は併合
平方根保持手段、16はマルチプレクサ、17は定数減
算手段、18はマルチプレクサ、19は被乗数生成手段
、20は反転手段、21は桁合わせ手段、22は加算手
段、23は(R+SxT+T)演算手段、24は桁調整
手段、25は指数部・仮数部併合手段である。
外検出手段、3は二重指数部長判定手段、4は二重指数
部分離手段、5は二重指数部処理手段、6はリーディン
グビット付加手段、7は正規化シフト数算出手段、8は
正規化手段、9は桁調整シフト数算出手段、10はシフ
タ、11はマルチプレクサ、12はテーブル情報格納手
段、13は剰余保持手段、14は乗算手段、15は併合
平方根保持手段、16はマルチプレクサ、17は定数減
算手段、18はマルチプレクサ、19は被乗数生成手段
、20は反転手段、21は桁合わせ手段、22は加算手
段、23は(R+SxT+T)演算手段、24は桁調整
手段、25は指数部・仮数部併合手段である。
【0026】以下、具体的な数値例を用いて図1に示す
二重指数分割表現実数開平演算装置の動作を説明する。 図2はオペランドが入力されてから、各々の手段で処理
されていく過程を示している。はじめにオペランドとし
て79B4C316が入力され、入力レジスタ1にセッ
トされる。例外検出手段2では入力オペランドの先頭ビ
ットが1の場合はデータ例外として検出し、二重指数分
割表現実数開平演算装置の外部の命令実行制御部に対し
て例外が発生していることを通知する。本数値例では(
以下では、この前提を省略する)例外は検出されない。 二重指数部長判定手段3では入力オペランドの先頭第2
ビットから始まる0または1の連の長さNを判定し、二
重指数部長2N+1を出力する。本実施例では9を出力
する。二重指数部分離手段4では先頭9ビットを二重指
数部、残りを仮数部に分離して出力する。二重指数部処
理手段5では、二重指数部分離手段4の出力の二重指数
部の中のL部の連が1で構成され、その長さが3以上の
場合は、L部の連はビット数を1減らし、E部は定数1
を減算し、最下位ビットを削除することによりビット数
を1減らした後、定数1を加算する。二重指数部の中の
L部の連が0で構成され、その長さが2以上の場合は、
L部の連はビット数を1減らし、E部は最下位ビットを
削除することによりビット数を1減らす。LE部が2進
数表示で、1101の場合は1100とし、LE部が2
進数表示で、01あるいは、1100あるいは、10の
場合10とする。いずれの場合も最上位のサインビット
が231の位置にくるように二重指数部を埋め込み、他
のビットを0とした32ビットデータとして出力する。 リーディングビット付加手段6では仮数部にリーデ
ィングビット1を付加する。正規化シフト数算出手段7
ではビット正規化を行なうためのシフト数を算出してい
る。二重指数部長2N+1に対して、231ー2N が
1の時、2N+11を出力し、231ー2N が0の時
、2N+12を出力する。本実施例では19を出力する
。
二重指数分割表現実数開平演算装置の動作を説明する。 図2はオペランドが入力されてから、各々の手段で処理
されていく過程を示している。はじめにオペランドとし
て79B4C316が入力され、入力レジスタ1にセッ
トされる。例外検出手段2では入力オペランドの先頭ビ
ットが1の場合はデータ例外として検出し、二重指数分
割表現実数開平演算装置の外部の命令実行制御部に対し
て例外が発生していることを通知する。本数値例では(
以下では、この前提を省略する)例外は検出されない。 二重指数部長判定手段3では入力オペランドの先頭第2
ビットから始まる0または1の連の長さNを判定し、二
重指数部長2N+1を出力する。本実施例では9を出力
する。二重指数部分離手段4では先頭9ビットを二重指
数部、残りを仮数部に分離して出力する。二重指数部処
理手段5では、二重指数部分離手段4の出力の二重指数
部の中のL部の連が1で構成され、その長さが3以上の
場合は、L部の連はビット数を1減らし、E部は定数1
を減算し、最下位ビットを削除することによりビット数
を1減らした後、定数1を加算する。二重指数部の中の
L部の連が0で構成され、その長さが2以上の場合は、
L部の連はビット数を1減らし、E部は最下位ビットを
削除することによりビット数を1減らす。LE部が2進
数表示で、1101の場合は1100とし、LE部が2
進数表示で、01あるいは、1100あるいは、10の
場合10とする。いずれの場合も最上位のサインビット
が231の位置にくるように二重指数部を埋め込み、他
のビットを0とした32ビットデータとして出力する。 リーディングビット付加手段6では仮数部にリーデ
ィングビット1を付加する。正規化シフト数算出手段7
ではビット正規化を行なうためのシフト数を算出してい
る。二重指数部長2N+1に対して、231ー2N が
1の時、2N+11を出力し、231ー2N が0の時
、2N+12を出力する。本実施例では19を出力する
。
【0027】正規化手段8では、正規化シフト数算出手
段7より、シフト数19の指示を受け、入力データを1
9ビット左にシフトして5A618B00000を出力
する。テーブル情報格納手段12には正規化手段8の2
43から231の13ビットが入力され、0D772が
出力される。さらにこの出力の最下位ビットとして正規
化手段8の230のビットを反転したものが付加される
のであるが、本実施例では1が付加され、乗算手段14
での実質的な乗数は0D773となる。マルチプレクサ
11では先頭に4ビットのゼロを付加した正規化手段8
の出力を選択し、この出力が剰余保持手段13にセット
される。このとき、併合平方根保持手段15はゼロにリ
セットされる。乗算手段14で05A618B0000
0と0D773の乗算が行なわれ、04C108598
5000000の積が求められる。マルチプレクサ16
では乗算手段14の260から248の13ビットを符
号1ビット、データ12ビットの1番目の部分平方根と
して選択する。反転手段20では部分平方根を入力して
ビット反転するとともに最下位ビットに1を付加して出
力する。 ただし、反転手段20では3回目の反復で部分平方根が
負の場合に限り、最下位ビットに0を付加して出力する
。これは負の方向に大きめに部分平方根を算出している
のを補正するために行なう。
段7より、シフト数19の指示を受け、入力データを1
9ビット左にシフトして5A618B00000を出力
する。テーブル情報格納手段12には正規化手段8の2
43から231の13ビットが入力され、0D772が
出力される。さらにこの出力の最下位ビットとして正規
化手段8の230のビットを反転したものが付加される
のであるが、本実施例では1が付加され、乗算手段14
での実質的な乗数は0D773となる。マルチプレクサ
11では先頭に4ビットのゼロを付加した正規化手段8
の出力を選択し、この出力が剰余保持手段13にセット
される。このとき、併合平方根保持手段15はゼロにリ
セットされる。乗算手段14で05A618B0000
0と0D773の乗算が行なわれ、04C108598
5000000の積が求められる。マルチプレクサ16
では乗算手段14の260から248の13ビットを符
号1ビット、データ12ビットの1番目の部分平方根と
して選択する。反転手段20では部分平方根を入力して
ビット反転するとともに最下位ビットに1を付加して出
力する。 ただし、反転手段20では3回目の反復で部分平方根が
負の場合に限り、最下位ビットに0を付加して出力する
。これは負の方向に大きめに部分平方根を算出している
のを補正するために行なう。
【0028】また、被乗数生成手段19では、1回目の
反復では234から222までにマルチプレクサ16の
出力を埋め込み、他のビットをゼロとして出力する。(
R+SxT+T)演算手段23では剰余保持手段13の
出力をR、被乗数生成手段19の出力をS,反転手段2
0の出力をTとして入力し、3回目の反復で部分平方根
が負の場合に限り(R+SxT+T)を実行し、それ以
外の場合は(R+SxT)の演算を実行する。(R+S
xT+T)の+Tは部分平方根の最下位ビットに対応す
るビットが20の位になるように桁合わせをして樹木状
桁上げ保留加算器群に入力される。(R+SxT+T)
演算手段23の出力FFFFB8700000はシフタ
10によって左に11ビットシフトされてマルチプレク
サ11により選択され、剰余保持手段13にセットされ
る。 一方、定数減算手段17ではマルチプレクサ16の出力
のLSBから1を引く。マルチプレクサ18は、マルチ
プレクサ16の出力が正で(R+SxT+T)演算手段
23の出力が負の場合、定数減算手段17の出力を選択
し、それ以外の場合はマルチプレクサ16の出力を選択
する。1回目の反復では上記の条件を判断して定数減算
手段17の出力を選択する。
反復では234から222までにマルチプレクサ16の
出力を埋め込み、他のビットをゼロとして出力する。(
R+SxT+T)演算手段23では剰余保持手段13の
出力をR、被乗数生成手段19の出力をS,反転手段2
0の出力をTとして入力し、3回目の反復で部分平方根
が負の場合に限り(R+SxT+T)を実行し、それ以
外の場合は(R+SxT)の演算を実行する。(R+S
xT+T)の+Tは部分平方根の最下位ビットに対応す
るビットが20の位になるように桁合わせをして樹木状
桁上げ保留加算器群に入力される。(R+SxT+T)
演算手段23の出力FFFFB8700000はシフタ
10によって左に11ビットシフトされてマルチプレク
サ11により選択され、剰余保持手段13にセットされ
る。 一方、定数減算手段17ではマルチプレクサ16の出力
のLSBから1を引く。マルチプレクサ18は、マルチ
プレクサ16の出力が正で(R+SxT+T)演算手段
23の出力が負の場合、定数減算手段17の出力を選択
し、それ以外の場合はマルチプレクサ16の出力を選択
する。1回目の反復では上記の条件を判断して定数減算
手段17の出力を選択する。
【0029】桁合わせ手段21では各反復での部分平方
根を併合するための桁合わせをを実行する。具体的には
、部分平方根が負の場合には、マルチプレクサ18の出
力の13ビットの先頭2ビットをゼロに抑止し、また、
部分平方根が正の場合には、マルチプレクサ18の出力
の13ビットを、上位の併合平方根とのビットの重みが
つり合うようにシフトを行ない、出力する。1番目の部
分平方根に対しては、234から222に入力データを
整列させ、出力する。加算手段22では併合平方根保持
手段15の出力と、桁合わせ手段21の出力を入力して
加算を行ない、結果を併合平方根保持手段15にセット
する。
根を併合するための桁合わせをを実行する。具体的には
、部分平方根が負の場合には、マルチプレクサ18の出
力の13ビットの先頭2ビットをゼロに抑止し、また、
部分平方根が正の場合には、マルチプレクサ18の出力
の13ビットを、上位の併合平方根とのビットの重みが
つり合うようにシフトを行ない、出力する。1番目の部
分平方根に対しては、234から222に入力データを
整列させ、出力する。加算手段22では併合平方根保持
手段15の出力と、桁合わせ手段21の出力を入力して
加算を行ない、結果を併合平方根保持手段15にセット
する。
【0030】次に2回目の反復計算に入る。テーブル情
報格納手段12の出力は2回目以降も1回目と変わらな
い。剰余保持手段13にセットされた1番目の剰余R1
のFDC380000000に0D773が乗算手段1
4により掛けられ、積FE1E2F528000000
0が出力される。261から249の1F0Fが符号1
ビット、データ12ビットの2番目の部分平方根として
マルチプレクサ16により選択される。反転手段20で
は1F0Fが反転され、00F0となり、最下位ビット
として1が付加されて出力され、(R+SxT+T)演
算手段23では実質的に乗数として00F1で演算が行
なわれる。一方、被乗数生成手段19では、併合平方根
保持手段15の出力を左に1ビットシフトするとともに
、マルチプレクサ16の出力する13ビットの先頭ビッ
トを除く12ビットを222から211へ埋め込み、0
260787800を出力する。(R+SxT+T)演
算手段23では剰余保持手段13の出力をR、被乗数生
成手段19の出力をS,反転手段20の出力をTとして
入力し、(R+SxT)の演算を実行する。(R+Sx
T+T)演算手段23の出力00005168F800
はシフタ10によって左に11ビットシフトされてマル
チプレクサ11により選択され、剰余保持手段13にセ
ットされる。マルチプレクサ18は、マルチプレクサ1
6の出力を選択して出力し、桁合わせ手段21では13
ビットの入力のうち、先頭2ビットをゼロに抑止して1
1ビットを221から211に整列させる。加算手段2
2では併合平方根保持手段15の出力と、桁合わせ手段
21の出力を入力して加算を行ない、13038780
00を出力する。併合平方根保持手段15では加算手段
22の出力をセットする。
報格納手段12の出力は2回目以降も1回目と変わらな
い。剰余保持手段13にセットされた1番目の剰余R1
のFDC380000000に0D773が乗算手段1
4により掛けられ、積FE1E2F528000000
0が出力される。261から249の1F0Fが符号1
ビット、データ12ビットの2番目の部分平方根として
マルチプレクサ16により選択される。反転手段20で
は1F0Fが反転され、00F0となり、最下位ビット
として1が付加されて出力され、(R+SxT+T)演
算手段23では実質的に乗数として00F1で演算が行
なわれる。一方、被乗数生成手段19では、併合平方根
保持手段15の出力を左に1ビットシフトするとともに
、マルチプレクサ16の出力する13ビットの先頭ビッ
トを除く12ビットを222から211へ埋め込み、0
260787800を出力する。(R+SxT+T)演
算手段23では剰余保持手段13の出力をR、被乗数生
成手段19の出力をS,反転手段20の出力をTとして
入力し、(R+SxT)の演算を実行する。(R+Sx
T+T)演算手段23の出力00005168F800
はシフタ10によって左に11ビットシフトされてマル
チプレクサ11により選択され、剰余保持手段13にセ
ットされる。マルチプレクサ18は、マルチプレクサ1
6の出力を選択して出力し、桁合わせ手段21では13
ビットの入力のうち、先頭2ビットをゼロに抑止して1
1ビットを221から211に整列させる。加算手段2
2では併合平方根保持手段15の出力と、桁合わせ手段
21の出力を入力して加算を行ない、13038780
00を出力する。併合平方根保持手段15では加算手段
22の出力をセットする。
【0031】次に3回目の反復計算に入る。テーブル情
報格納手段12の出力は1回目と変わらない。剰余保持
手段13にセットされた2番目の剰余R2の028B4
7C00000に0D773が乗算手段14により掛け
られ、積02241BB37B400000が出力され
る。261から249の0114が符号1ビット、デー
タ12ビットの3番目の部分平方根としてマルチプレク
サ16により選択される。反転手段20では0114が
反転され、1EEBとなり、最下位ビットとして1が付
加されて出力され、(R+SxT+T)演算手段23で
は実質的に乗数として1EECで演算が行なわれる。一
方、被乗数生成手段19では、併合平方根保持手段15
の出力を左に1ビットシフトするとともに、マルチプレ
クサ16の出力する13ビットの先頭ビットを除く12
ビットを211から20 へ埋め込み、026070F
114を出力する。(R+SxT+T)演算手段23で
は剰余保持手段13の出力をR、被乗数生成手段19の
出力をS,反転手段20の出力をTとして入力し、(R
+SxT)の演算を実行する。(R+SxT+T)演算
手段23の出力00000EDDFABCを出力する。 マルチプレクサ18は、マルチプレクサ16の出力を選
択して出力し、桁合わせ手段21では13ビットの入力
を212から20 に整列させる。加算手段22では併
合平方根保持手段15の出力と、桁合わせ手段21の出
力を入力して加算を行ない、1303879120を出
力する。なお、3回目の反復で部分平方根が負で、剰余
が正の場合に限り、加算手段22では20 に初期キャ
リを加える。 桁調整シフト数算出手段9では、二重指数部処理手段5
の出力の二重指数部のビット数7に定数4を加えたシフ
ト数11を出力する。桁調整手段24では、桁調整シフ
ト数算出手段9よりシフト数11の指示を受け、加算手
段18の出力のリーディングビットである236を0に
置き換えて右に11ビットシフトする。 指数部・仮数
部併合手段25では、二重指数部処理手段5の出力74
000000と桁調整手段24の出力006070F2
を加算し、最終結果である746070F2を出力する
。
報格納手段12の出力は1回目と変わらない。剰余保持
手段13にセットされた2番目の剰余R2の028B4
7C00000に0D773が乗算手段14により掛け
られ、積02241BB37B400000が出力され
る。261から249の0114が符号1ビット、デー
タ12ビットの3番目の部分平方根としてマルチプレク
サ16により選択される。反転手段20では0114が
反転され、1EEBとなり、最下位ビットとして1が付
加されて出力され、(R+SxT+T)演算手段23で
は実質的に乗数として1EECで演算が行なわれる。一
方、被乗数生成手段19では、併合平方根保持手段15
の出力を左に1ビットシフトするとともに、マルチプレ
クサ16の出力する13ビットの先頭ビットを除く12
ビットを211から20 へ埋め込み、026070F
114を出力する。(R+SxT+T)演算手段23で
は剰余保持手段13の出力をR、被乗数生成手段19の
出力をS,反転手段20の出力をTとして入力し、(R
+SxT)の演算を実行する。(R+SxT+T)演算
手段23の出力00000EDDFABCを出力する。 マルチプレクサ18は、マルチプレクサ16の出力を選
択して出力し、桁合わせ手段21では13ビットの入力
を212から20 に整列させる。加算手段22では併
合平方根保持手段15の出力と、桁合わせ手段21の出
力を入力して加算を行ない、1303879120を出
力する。なお、3回目の反復で部分平方根が負で、剰余
が正の場合に限り、加算手段22では20 に初期キャ
リを加える。 桁調整シフト数算出手段9では、二重指数部処理手段5
の出力の二重指数部のビット数7に定数4を加えたシフ
ト数11を出力する。桁調整手段24では、桁調整シフ
ト数算出手段9よりシフト数11の指示を受け、加算手
段18の出力のリーディングビットである236を0に
置き換えて右に11ビットシフトする。 指数部・仮数
部併合手段25では、二重指数部処理手段5の出力74
000000と桁調整手段24の出力006070F2
を加算し、最終結果である746070F2を出力する
。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明は、剰余保持手段と
平方根の近似逆数を格納するテーブル情報格納手段と部
分平方根を求める乗算手段と剰余から反復計算で上位か
ら揃った併合平方根と部分平方根の積を求める(R−S
xT)演算手段を設けることにより、乗数のビット長と
して、二乗指数分割表現実数の仮数部の最大ビット長よ
りも小さい乗算器を使用して、開平演算を実行すること
ができる。なお、本実施例では説明を簡単にするために
、単精度の二乗指数分割表現実数を用いたので、本発明
の効果が充分でていないが、倍精度の二重指数分割表現
実数を用いた場合にはニュートン・ラプソン法では63
ビットx63ビットの乗算器を必要とするのに対し、本
発明による方法では63ビットx13ビットと63ビッ
トx17ビットの乗算器で充分である。これによりハー
ドウェアの物量の多大な増大を招くことなく、乗算命令
と開平演算命令が同時実行可能なデータ処理装置を提供
することができる。また、性能についても部分平方根間
でビットの重複を許容した開平演算装置はニュートン・
ラプソン法による開平演算装置と比較して遜色がない。 また、結果の平方根を丸めるためにガードビット、ラウ
ンドビット、スティキービットを使用する場合にはLS
B以下、1ビットずつ、ガードビット、ラウンドビット
とした後、残ったビットと剰余の各ビットの論理和をと
ると、スティキービットとなるので、ニュートン・ラプ
ソン法などと比較して検算の必要がないことも本発明の
第2の効果である。
平方根の近似逆数を格納するテーブル情報格納手段と部
分平方根を求める乗算手段と剰余から反復計算で上位か
ら揃った併合平方根と部分平方根の積を求める(R−S
xT)演算手段を設けることにより、乗数のビット長と
して、二乗指数分割表現実数の仮数部の最大ビット長よ
りも小さい乗算器を使用して、開平演算を実行すること
ができる。なお、本実施例では説明を簡単にするために
、単精度の二乗指数分割表現実数を用いたので、本発明
の効果が充分でていないが、倍精度の二重指数分割表現
実数を用いた場合にはニュートン・ラプソン法では63
ビットx63ビットの乗算器を必要とするのに対し、本
発明による方法では63ビットx13ビットと63ビッ
トx17ビットの乗算器で充分である。これによりハー
ドウェアの物量の多大な増大を招くことなく、乗算命令
と開平演算命令が同時実行可能なデータ処理装置を提供
することができる。また、性能についても部分平方根間
でビットの重複を許容した開平演算装置はニュートン・
ラプソン法による開平演算装置と比較して遜色がない。 また、結果の平方根を丸めるためにガードビット、ラウ
ンドビット、スティキービットを使用する場合にはLS
B以下、1ビットずつ、ガードビット、ラウンドビット
とした後、残ったビットと剰余の各ビットの論理和をと
ると、スティキービットとなるので、ニュートン・ラプ
ソン法などと比較して検算の必要がないことも本発明の
第2の効果である。
【図1】本発明の実施例における二重指数分割表現実数
開平演算装置のブロック図である。
開平演算装置のブロック図である。
【図2】同実施例における各構成手段の出力を具体的な
数値例で示した図である。
数値例で示した図である。
1 入力レジスタ
2 例外検出手段
3 二重指数部長判定手段
4 二重指数部分離手段
5 二重指数部処理手段
6 リーディングビット付加手段
7 正規化シフト数算出手段
8 正規化手段
9 桁調整シフト数算出手段
10 シフタ
11,16,18 マルチプレクサ
12 テーブル情報格納手段
13 剰余保持手段
14 乗算手段
15 併合平方根保持手段
17 定数減算手段
19 被乗数生成手段
20 反転手段
21 桁合わせ手段
22 加算手段
23 (R+SxT+T)演算手段
24 桁調整手段
25 指数部・仮数部併合手段
Claims (1)
- 【請求項1】 二重指数分割表現実数入力オペランド
に対して平方根を求める開平演算装置において、二重指
数部のビット数を判定する二重指数部長判定手段と、前
記二重指数部長判定手段の出力する二重指数部のビット
数により正規化シフト数を算出する正規化シフト数算出
手段と、前記二重指数部長判定手段の出力する二重指数
部のビット数により二重指数部と仮数部を分離する二重
指数部分離手段と、前記二重指数部分離手段の出力する
二重指数部を二重指数部のビット構成により処理する二
重指数部処理手段と、前記二重指数部処理手段の出力す
る二重指数部のビット数により仮数部の桁調整シフト数
を算出する桁調整シフト数算出手段と、前記二重指数部
分離手段の出力する仮数部にリーディングビットを付加
するリーディングビット付加手段と、前記リーディング
ビット付加手段の出力を前記正規化シフト数算出手段の
出力する正規化シフト数により左シフトする正規化手段
と、前記正規化手段の出力の上位ビットをアドレスとし
て平方根の近似逆数を索引するテーブル情報格納手段と
、平方根を上位より順に一定のビット数ずつ反復して求
める場合の剰余保持手段と、前記剰余保持手段から出力
される剰余と、前記テーブル情報格納手段から出力され
る平方根の近似逆数をそれぞれ被乗数、乗数として入力
して乗算を行なう乗算手段と、前記乗算手段の出力する
積の上位を部分平方根として各反復での平方根を併合し
た併合平方根保持手段と、前記乗算手段の出力する部分
平方根をビット毎に反転する反転手段と、前記併合平方
根保持手段の出力を左に1ビットシフトして前記乗算手
段の出力する部分平方根とで被乗数を生成する被乗数生
成手段と、前記剰余保持手段の出力する剰余(R)と、
前記被乗数生成手段の出力する被乗数(S)と、更に前
記反転手段の出力する乗数(T)を入力して、(R+S
xT)または(R+SxT+T)の演算を行なう(R+
SxT+T)演算手段と、前記(R+SxT+T)演算
手段の出力を部分平方根のビット長から隣接する部分平
方根間で重複するビット長を引いた数だけ左にシフトす
るシフト手段と、前記剰余保持手段の入力として前記正
規化手段の出力と前記シフト手段の出力を選択するマル
チプレクサと、前記乗算手段の出力する部分平方根のL
SBから1を引く定数減算手段と、前記乗算手段の出力
する部分平方根と前記定数減算手段の出力を選択して補
正部分平方根として出力するマルチプレクサと、前記併
合平方根保持手段から出力される併合平方根に対して、
前記マルチプレクサの出力する補正部分平方根を併合す
るための桁合わせを行なう桁合わせ手段と、前記併合平
方根と前記桁合わせ手段の出力を加算して更新された併
合平方根を出力する加算手段と、前記加算手段の出力す
る仮数部のリーディングビットを削除し、前記桁調整シ
フト数算出手段の出力する桁調整シフト数により右シフ
トする桁調整手段と、前記二重指数部処理手段の出力す
る二重指数部と、前記桁調整手段の出力する仮数部とを
加算し、最終結果を出力する 指数部・仮数部併合手段
とから構成されることを特徴とする二重指数分割表現実
数開平演算装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13262991A JPH04358224A (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 開平演算装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13262991A JPH04358224A (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 開平演算装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04358224A true JPH04358224A (ja) | 1992-12-11 |
Family
ID=15085796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13262991A Pending JPH04358224A (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | 開平演算装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04358224A (ja) |
-
1991
- 1991-06-04 JP JP13262991A patent/JPH04358224A/ja active Pending
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