JPH0435782A - 各種廃液の固化方法 - Google Patents

各種廃液の固化方法

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JPH0435782A
JPH0435782A JP14413190A JP14413190A JPH0435782A JP H0435782 A JPH0435782 A JP H0435782A JP 14413190 A JP14413190 A JP 14413190A JP 14413190 A JP14413190 A JP 14413190A JP H0435782 A JPH0435782 A JP H0435782A
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various waste
waste liquid
solidifying agent
waste
solidifying
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JP14413190A
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Mamoru Wakimura
脇村 守
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 〔従来の技術とその問題点〕 産業廃棄物として排出される廃油や、化学工場からの薬
品、樹脂を含んだ廃液、製紙工場からのパルプ等を含ん
だ廃液、その他にピート藻上等の各種有機物、酸化物、
あるいは糖分を含んだ各種廃液は、有害物質を含まない
場合で、かつ焼却可能なものは焼却されているが、多く
の場合は有害物質を含んでいるか、または焼却すること
のできないのが現状である。そこで、場所を選んで投棄
することが考えられるが、その投棄場所の選定が環境意
識の高くなった今日では非常に限定されたものとなり、
ドラム缶に充填されたまま、廃液の発生者である各企業
の保管場所、あるいはそれを受は取った地方自治体等の
指定場所に保管されたままの状態になっている。
更にタンカーから海洋に流出した原油は海水を大量に含
有し、よほどの高熱でない限り完全には燃焼しきらず、
一般の焼却炉で焼却するのは困難である。
また、一方で火力発電所で生成されるフライアッシュは
セメントに混合して僅かに利用されることがあるものの
、殆どが廃棄されている。また、都市ゴミ焼却場で生成
される焼却灰、電気集塵機に集められるEP灰等は有害
物質を含んでいることもあって利用価値がなく、また廃
棄しようにも上記廃液と同様廃棄場所の選定が限定され
る問題がある。更に、火山灰土は全く放置されているば
かりでな(、道路建設等の土地が火山灰土であると、該
火山灰土を排除して、しまりのよい土に入れ換える等の
作業をしなければならなかった。
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、工場あるいは船舶
等で使用済のオイル、あるいはタンカーや原油備蓄タン
クから流出した原油等の各種廃油や各種施設から排出さ
れる化学薬品、樹脂、パルプを含んだ製紙工場からの廃
液、その他ビート藻上等の各種有機物、酸化物、更には
糖分を含んだ各種廃液と、フライアッシュ、焼却された
ゴミ灰、コンクリート廃材等の粉状物質からなる廃棄物
とを一挙に固化し、廃棄しやすい状態にする方法を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を達成するために本発明では以下のような手段
を採用する。
すなわち、シリカまたはカルシウムを含む粉状物質に各
種廃液を吸収させておいて、セメント、石灰類、アルミ
ニウム塩類を任意量ずつよりなる固化剤を添加するよう
にしたものであり、固化剤を上記粉状物質に予め混入し
ておいて、その後該粉状物質に各種廃液を吸収させるよ
うにしてもよい、また更に、セメント、石灰類、アルミ
ニウム塩類の他に炭酸ソーダ塩類を任意量添加した固化
剤を用いると本発明の目的を有効に達成できる。
〔作 用〕
本発明において、各種廃液とは、工場、船舶等での使用
済のオイル、家庭から排出される食用油、タンカーや原
油備蓄タンクから流出した原油等の廃油、更には各種施
設から排出される化学薬品、樹脂等を含む廃液、パルプ
等の繊維物質を含む製紙廃液等の他に、ピート藻上等の
各種有機物、酸化物、更には糖分を含有する廃液に至る
までを含む。該各種廃液は各種の不純物や水分を含有し
ていてもよく、後述する固化剤の構成成分と反応しない
物質であればよい。
また、粉状物質としては、シリカ、カルシウムを含んだ
物質であればよく、フライアッシュ、コンクリート廃材
、火山灰、土の微粉末等が使用可能である。
粉状物質が各種廃液を吸着して、スラリ状となるよう上
記各種廃液に粉状物質を混合(廃液による表面から光の
反射がなくなる程度が適量である)する、該混合に際し
て、各種廃液とシリカ、カルシウムを含む粉状物質との
混合比は各種廃液によってそれぞれ異なり、軽比重のも
のほど粉状物質を多く必要とする。
セメントに石灰類、アルミニウム塩類を各々任意量ずつ
混合した固化剤を、上記混合物に添加すると、凝固体を
形成する。凝固体の固さは混入される粉状物質の量や下
記の固化剤の量によって異なる。
また石灰類は、生石灰、消石灰等を使用することができ
るが、固化速度を増して、高い早期強度を得るためには
、生石灰を配合することが望ましい。
更に、また、アルミニウム塩類は例えば、硫酸アルミニ
ウム(硫酸バンド)や塩化アルミニウムの他、ポリ塩化
アルミニウム等を使用することができる。該アルミニウ
ム塩類は後述する炭酸ソーダ塩類との配合量を調整する
ことで固化速度を調整することができる。
すなわち、上記固化剤にさらに、炭酸ソーダ塩類(炭酸
ナトリウム)を加えることによって、固化速度が著しく
増し、添加するとほとんど瞬時に凝固する。
例えば、アルミニウム塩類として硫酸アルミニウム(市
販の純度60%品)を、また、炭酸ソーダ塩類としてソ
ーダ灰(炭酸ナトリウム)を用いた場合は、両者の重量
比をほぼ3:2とすると、固化速度が向上する効果を得
る。この重量比は上記3:2前後の相当広い幅の幅で許
容されるが、炭酸ソーダ塩類とアルミニウム塩類とのい
ずれかが、過多または過少であると、充分な固化速度の
向上が見られない。
炭酸ソーダ塩類としては、上記ソーダ灰(炭酸ナトリウ
ム)の他に、セスキ重炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ等を用
いることができる。
各種廃液と粉状物質との混合物に対して固化剤の量は、
最低数%必要であるが上限は特に限定されない。−船釣
には固化速度を速くしたいときは、添加量を増やせばよ
く、固化速度を遅くしたいときには添加量を少なくすれ
ばよい。
更に上記アルミニウム塩類として水溶液を使用すると固
化速度が速くなる。
尚、上記固化剤をフライアッシュ等の粉状物質に予め混
入しておいて、その後膣粉状物質に各種廃液を吸収させ
ることも有効である。
〔実施例〕
以下、本発明について、実施例をもとにさらに詳細に説
明する。
=実施例その1= 平成2年1月若狭沖で座礁したタンカーより流出した海
水を含む廃重油3.Okgにフライアンシュを第1表に
示す割合で混入し、試料Aおよび試料Bを作成した。こ
のとき廃重油がフライアッシュに吸収され、廃重油の表
面からの光の反射のなくなる状態となった。尚、フライ
アッシュとの混合を容易にする目的で、上記廃重油に灯
油をそれぞれ300g添加した。
一方、本発明による固化剤CおよびDを第2表に示すよ
うに各材料を配合して調製した。尚、第2表において、
固化剤C,Hの構成成分として硫酸アルミニウムは27
%水溶液として添加し、固化剤りでは純度60%の硫酸
アルミニウム粉末を配合した。
上記試料A、Bのそれぞれ100重量部に対して、固化
剤C,Dを10.20.30重量部を混合して固化させ
た合計12種類の試料片の1.3.7日養生後の一軸圧
縮強度の測定を行い、各々の測定した数値を第3表乃至
第4表に示すとともに、折れ線グラフとして第1図(a
)、(b)に示す。
尚、上記固化剤りを20重量部および30重量部添加し
た試料片の7日養生後の一軸圧縮強度は10kgf/a
dを超え、測定不能であるため、第1図(b)において
二点鎖線で示す仮想線とした。
上記第3表、第4表、および第1図(a)、(blより
、いずれの試料と固化剤との組合せを以て得られた凝固
体の一軸圧縮強度は固化剤の添加量が増すほど高(なる
ことを示している。
また、ソーダ灰を配合した固化剤りは、固化剤Cよりも
一軸圧縮強度の高い凝固体を得ることができるとともに
、早強性を発揮する。
上記実験に基づき、現場テストを行った。
○現場テストそのl 廃重油100重量部に対し、フライアッシュ100重量
部、灯油10重量部の混合物の総量を100重量部調製
した。該混合物に固化剤Cを30重量部添加し1〜2日
密封静置した。得られた凝固体を試料片Gとする。
O現場テストその2 廃重油100重量部に対し、フライアッシュ120重量
部、灯油10重量部の混合物の総量を100重量部調製
した。該混合物に第2表に示す固化剤Eを23〜25重
量部添加し、1日密封静置した。得られた半凝固体を固
化剤C,Eの硫酸アルミニウムの27%水溶液に浸漬し
、その後1〜2日密封静置した。得られた凝固体を試料
片Hとする。
○現場テストその3 廃重油100重量部に対し、フライアッシュ100重量
部、灯油10重量部の混合物を調製した。
該混合物100重量部に第2表に示す固化剤りを30重
量部添加し、1〜2日密封静置した。得た凝固体を試料
片Jとする。
上記現場テストでは各材料の混合作業を手作業を行った
ため、上記第1の実施例をそのまま再現することはでき
なかったが、第5表に示すように各試料片G、H,Jの
圧縮応力は、凝固体の形状を保つに充分な強度を有し、
実用的にも問題はない。
尚、上記現場テストにおいて、灯油の半分をPE040
0で代用しても同様の結果を得られることを確認してい
る。
=実施例その2= 固化させる廃液として、自動車のエンジン潤滑油を使用
した実施例を示す。
上記自動車の廃潤滑油100重量部と、フライアッシュ
120重量部とを混合した得られる混合物の総重量を1
00重量部とし、第2表左横の固化剤Cを30重量部添
加し、1〜2日密封して静置した。得られた凝固体の固
化強度は2 kgf/ct1以上であった。
=実施例その3= 固化させる廃液として、化学廃液(廃酸酸液)100重
量部とフライアッシュ120重量部とを混合して得られ
た混合物の総重量を100重量部とし、第2表左欄の固
化剤Cを30重量部添加し、1〜2日静置した。得られ
た凝固体の固化強度は2kgf/cd以上であった。
このように本発明によって、従来セメントだけでは固化
することのなかった廃電池、廃潤滑油、廃酸酸液と粉状
物質との混合物を一挙に固化することができ、いずれの
実施例、テストにおいてもその結果得られた凝固体から
は、相当な時間が経っても各種廃液の流出がなく、また
、形状を保つには充分な強度を有している″。また、特
に従来、セメントと混合するだげでは固化することが出
来なかった廃原油は上記凝固体を更にセメントで固めて
、海洋投棄することが可能となった。
尚、本発明では上記の実施例に限らず、各種廃液や粉状
物質に対して適用することができ、固化させる各種廃液
としては上記の他、各種施設から排出される化学薬品、
樹脂等を含む廃液、パルプ等の繊維物質を含む製紙廃液
等の他に、ビート藻上等の各種有機物、酸化物、更には
糖分を含有する廃液等、従来セメントを加えただけでは
固化することの難しかった液状物質を固化することがで
きる。更に、上記廃液と混合する粉末状物質や固化剤の
構成物質も用途に合わせて調整する等、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で種々の応用が可能であることはいうま
でもない。
く以下余白〉 1127g水溶液、*2純度60X ′!JJさ 表 〔発明の効果〕 以上のように、本発明によれば、産業廃棄物として排出
される廃油や、化学工場からの薬品、樹脂を含んだ廃液
、製紙工場からのパルプ等を含んだ廃液、その他にビー
ト藻上等の各種有機物、酸化物、あるいは糖分を含んだ
各種廃液とシリカ、カルシウムなどを含有する粉状物質
に、吸収させた後に固化しているので、従来セメントだ
けでは固化することのなかった上記各種廃液をも凝固体
中に取り込むことができる。その結果、従来処理に苦慮
していた各種廃液をフライアッシュ、ごみ焼却灰、コン
クリート廃材、火山廃、土の微粉末等の粉状物質ととも
に、環境に悪影響を及ぼすことなく、−挙に処理するこ
とが可能となる。
特に、上記固化剤に加えて炭酸ソーダ塩類を用いること
で凝固速度が一段と大きくなり、その産業上の利用分野
はさらに拡がることが予想できる。
た各試料片の一軸圧縮強度の経時変化を示すグラフであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)はそれぞれ固化剤C,Dを添加し
固化剤 C 坤 第 図 けψ 固化剤り 邊如

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕シリカまたはカルシウムを含む粉状物質に各種廃
    液を吸収させておいて、 セメント、石灰類、アルミニウム塩類を任 意量ずつよりなる固化剤を添加することを特徴とする各
    種廃液の固化方法。 〔2〕シリカまたはカルシウムを含む粉状物質にセメン
    ト、石灰類、アルミニウム塩類を任意量ずつよりなる固
    化剤を添加しておき、 該粉状物質に各種廃液を吸収させることを 特徴とする各種廃液の固化方法。 〔3〕固化剤として、上記物質に更に、炭酸ソーダ塩類
    を任意量混合した請求項1または2に記載の各種廃液の
    固化方法。
JP14413190A 1990-05-31 1990-05-31 各種廃液の固化方法 Pending JPH0435782A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100457849C (zh) * 2006-10-16 2009-02-04 大庆油田有限责任公司 完井废压裂液环保固化剂

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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