JPH04356Y2 - - Google Patents

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JPH04356Y2
JPH04356Y2 JP1987003419U JP341987U JPH04356Y2 JP H04356 Y2 JPH04356 Y2 JP H04356Y2 JP 1987003419 U JP1987003419 U JP 1987003419U JP 341987 U JP341987 U JP 341987U JP H04356 Y2 JPH04356 Y2 JP H04356Y2
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JP
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lens barrel
filter
camera
waterproof
water
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JP1987003419U
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JPS63113137U (ja
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  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、いわゆる生活防水タイプの防滴カメ
ラに関し、特にレンズ筒をボデイに対し進退させ
るようにした防滴カメラに関する。
「従来技術およびその問題点」 従来の防水カメラとして最も単純なものは、カ
メラ全体を別体の防水ケース内に収納するタイプ
である。しかしこのタイプは大型化、コストアツ
プが避けられない。
そこでレンズ筒とボデイの全体を防水構造とし
た防水カメラも知られている。この防水カメラ
は、10mあるいはそれ以上の水深において、レン
ズ筒およびボデイ内に水が浸入しないようにシー
ル材を用いたものである。この従来の防水カメラ
においては、レンズ系が固定焦点あるいはゾーン
フオーカスタイプであるため、焦点調節の際にレ
ンズ筒が進退しないか、その進退量が僅かであ
る。したがつて、シール材によるシールを密閉型
としても何等不都合は生じなかつた。
ところがレンズシヤツタ式マクロ付きズームレ
ンズカメラは、ズーミングやマクロ撮影に伴なう
レンズ筒の進退量が大きく、レンズ筒とボデイ全
体の内容積が大きく変化する。このためシールを
密閉型とすると、レンズ筒の繰出時には、内圧が
大きく低下し、繰込時には、内圧が大きく増加
し、いずれにしても、操作力が増大してしまう。
また内圧が低下した状態では、周囲に水が存在す
る場合、僅かなシール性の悪化で、その水が内部
に浸入して防水性を損なつてしまう。このため、
従来ズーミングやマクロ撮影が可能なカメラにお
いては、防水カメラは知られていない。
そして以上の操作性と防水性を総合的に考察す
ると、レンズ筒がボデイに対して進退動するタイ
プのカメラを完全防水型にすることは、困難であ
るばかりか、得策でない。
「考案の目的」 本考案は、以上の考察に基づき、レンズ筒がボ
デイに対して進退動し、その内容積が変化するカ
メラにおいて、水中に浸漬することはできない
が、通常の生活における水の浸入は防止できる生
活防水型の防滴カメラを得ることを目的とする。
「考案の概要」 本考案は、レンズ筒の進退に伴ない内容積の変
化するカメラにおいては、操作力の増加と防水性
の低下の観点から、完全密閉型とするのは得策で
ないとの判断に基づき、生活防水型としたもので
あつて、ブリーズ孔を設けて内容積の変化に伴な
う内圧の変化をなくすとともに、このブリーズ孔
に、非通水性で通気性のフイルタを配設したこと
を特徴としている。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。図
は本考案の実施例を示すもので、ボデイ11に
は、フアインダブロツク12等の要素が液密を保
持して設けられている。図示を省略しているが、
フイルムを脱着するための裏蓋とボデイ11との
間には、Oリング等の周知のシール材を介在させ
る。このようにボデイ11全体を液密とする構造
は従来既に知られている。
このボデイ11の前部には、レンズ筒21の進
退孔13が穿けられ、この進退孔13にレンズ筒
21が光軸方向の摺動を可能にして支持されてい
る。22は進退孔13とレンズ筒21間の液密を
保持するOリングである。このレンズ筒21の前
端には、防水ガラス23が固定され、内部には、
レンズ系24が配設されている。このOリング2
2と防水ガラス23により、レンズ筒21とボデ
イ11間の液密が保持される。
レンズ系24は、ズーミングあるいはマクロ撮
影の際に相対位置を変える前群レンズ24aと後
群レンズ24bを備えている。このレンズ筒21
とレンズ系24の駆動機構は図示しないが、例え
ばモータ駆動によつて、光軸方向に所定の関係で
移動される。第1図はレンズ筒21の最後退位
置、第2図は同最前進位置を示しており、この移
動に伴ない、ボデイ11とレンズ筒21内の合計
内容積が変化する。
本考案は、この内容積の変化によつてはボデイ
11とレンズ筒21内の内圧が変化しないように
し、かつ生活上の防水機能が得られるようにした
ものである。ボデイ11の後部の上部壁面には、
フイルタ取付部14が形成され、このフイルタ取
付部14に、ボデイ11の内外を連通させるブリ
ーズ孔(連通路)15が穿けられている。このブ
リーズ孔15には、その内端部に内方へのフイル
タ保持フランジ15aが形成され、入口側にフイ
ルタホルダ16の雌ねじ15bが切られている。
フイルタホルダ16は中空状をしていて、雌ねじ
15bに螺合されたときその先端がフイルタ18
をフイルタ保持フランジ15aに押圧して係止す
る。19は、フイルタホルダ16とボデイ11間
の液密を保持するOリングである。
フイルタ18は、非通水性で通気性のフイル
タ、つまり水は通さないが空気は通す性質を持つ
ものである。このようなフイルタは、例えば多孔
性の四フツ化エチレン樹脂(商標名でゴアテツク
ス、あるいはポアフロン)として、市販されてい
る。そしてこのフイルタ18は、ブリーズ孔15
内に挿入できる形状に成形される。
したがつて以上の構造の防滴カメラによると、
レンズ筒21をボデイ11に対して進退させた結
果、ボデイ11とレンズ筒21内の内容積が変化
すると、その変化量に相当する空気がフイルタ1
8を通してボデイ11内に出入する。よつてレン
ズ筒21を進退させる操作力がボデイ11とレン
ズ筒21内の内圧の変化によつて変動することが
ない。そして通常の生活において、フイルタ18
に水その他の液体がかかつたとしても、フイルタ
18はその液体がボデイ11内に浸入するのを阻
止するから、生活防水型の防滴性が得られる。
またフイルタ18は、フイルタホルダ16を外
せば交換することができる。よつてフイルタ18
が目詰まりを起した場合にも容易に対処できる。
なお実施例ではフイルタホルダ16の先端で、フ
イルタ18をフイルタ保持フランジ15aに押圧
するようにしているが、フイルタホルダ16自体
にフイルタ18の保持部を設けてもよい。
また上記実施例では、ブリーズ孔15およびフ
イルタ18をボデイ11に設けたが、レンズ筒2
1が再後退位置においてもボデイ11から突出す
るように構成すれば、その突出位置にブリーズ孔
15およびフイルタ18を設けることが可能であ
る。
「考案の効果」 以上のように本考案は、レンズ筒が液密状態を
保持してボデイに対して進退するようになすとと
もに、レンズ筒またはボデイの壁面に、内外に連
通するブリーズ孔を穿けて、このブリーズ孔に非
通水性で通気性のフイルタを設けたから、レンズ
筒の進退に伴なう内容積の変化によつて操作力が
変動せず、しかも通常の生活上では、水の浸入が
生じない防滴カメラを得ることができる。そして
レンズ筒が大きく進退するカメラは、ズーミン
グ、マクロ撮影等の可能なカメラであるから、こ
の種カメラの可能性をより拡大することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の防滴カメラの実施例
を示す、異なる作動状態の要部の断面図、第3図
は第1図、第2図の部拡大断面図である。 11……ボデイ、12……フアインダブロツ
ク、13……進退孔、14……フイルタ取付部、
15……ブリーズ孔、15a……フイルタ保持フ
ランジ、15b……雌ねじ、16……フイルタホ
ルダ、18……フイルタ、21……レンズ筒、2
2……Oリング、23……防水ガラス、24……
レンズ系。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ボデイと、このボデイに水密状にして光軸方
    向に進退可能に支持したレンズ筒とを備え、該
    レンズ筒の進退により内容積を大小に変化させ
    るカメラと; このカメラの上記レンズ筒とボデイの少なく
    とも一方の壁面に穿設された外部に連通するブ
    リーズ孔と; このブリーズ孔に配設された、非通水性で通
    気性のフイルタと;を備えたことを特徴とする
    防滴カメラ。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、非
    通水性で通気性のフイルタは、レンズ筒または
    ボデイに対し着脱可能なフイルタホルダによつ
    て該レンズ筒またはボデイに保持される防滴カ
    メラ。
JP1987003419U 1987-01-13 1987-01-13 Expired JPH04356Y2 (ja)

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