JPH04356916A - 石英ボートのウェハ支持棒の溝形状 - Google Patents
石英ボートのウェハ支持棒の溝形状Info
- Publication number
- JPH04356916A JPH04356916A JP3131036A JP13103691A JPH04356916A JP H04356916 A JPH04356916 A JP H04356916A JP 3131036 A JP3131036 A JP 3131036A JP 13103691 A JP13103691 A JP 13103691A JP H04356916 A JPH04356916 A JP H04356916A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- angle
- quartz boat
- straight groove
- silicon wafer
- Prior art date
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- Pending
Links
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N silicon dioxide Inorganic materials O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 30
- 239000010453 quartz Substances 0.000 title claims abstract description 29
- 235000012431 wafers Nutrition 0.000 claims description 32
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims description 2
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 26
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 abstract description 26
- 239000010703 silicon Substances 0.000 abstract description 26
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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- 230000002393 scratching effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置の製造、
中でも熱処理工程で使用されるウェハを載せる石英ボー
トのウェハ支持棒(ムク棒と称する)のウェハ支持のた
めの溝の形状に関するものである。
中でも熱処理工程で使用されるウェハを載せる石英ボー
トのウェハ支持棒(ムク棒と称する)のウェハ支持のた
めの溝の形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2には従来から、シリコンウェハの熱
処理治具として用いられている石英ボートの構成図を示
す。
処理治具として用いられている石英ボートの構成図を示
す。
【0003】石英ボートの構成としては、図2(e)A
−A断面図に示すように、シリコンウェハ1を4点支持
できるように石英ムク棒(石英ガラス棒)がシリコンウ
ェハ1の弧に100°,50°の角度で固定されており
、これには多数のシリコンウェハを支持できる様に溝が
研削加工されている(図2(d))。この溝の形状につ
いては、図2(d)B部拡大図に示すように、60°テ
ーパ面3とストレートの溝4を、また図2(f)C部拡
大図に示すように、同一角度40°で研削したY型の溝
形状である。即ち台面(水平面)に対する、ストレート
溝4の底面の垂線の角度と、テーパ面3とストレートの
溝4側面との境界線の垂線の角度はいずれも40°程で
あり、平行となっている。
−A断面図に示すように、シリコンウェハ1を4点支持
できるように石英ムク棒(石英ガラス棒)がシリコンウ
ェハ1の弧に100°,50°の角度で固定されており
、これには多数のシリコンウェハを支持できる様に溝が
研削加工されている(図2(d))。この溝の形状につ
いては、図2(d)B部拡大図に示すように、60°テ
ーパ面3とストレートの溝4を、また図2(f)C部拡
大図に示すように、同一角度40°で研削したY型の溝
形状である。即ち台面(水平面)に対する、ストレート
溝4の底面の垂線の角度と、テーパ面3とストレートの
溝4側面との境界線の垂線の角度はいずれも40°程で
あり、平行となっている。
【0004】このY型の形状にしている理由は、キャリ
ア治具から、多数のシリコンウェハ、例えば25枚を一
括で、石英ボートに移し換える時の問題点、具体的には
シリコンウェハのそりやピッチずれ(石英ボートの溝と
シリコンウェハとのずれ)がある場合、溝形状がストレ
ートの溝4のみだと、溝のエッジにシリコンウェハのエ
ッジが衝突し、ウェハにキズが入り易いので、これを防
止する為に溝のエッジをテーパ加工し、溝のエッジにシ
リコンウェハを衝突させないようにしているのである。
ア治具から、多数のシリコンウェハ、例えば25枚を一
括で、石英ボートに移し換える時の問題点、具体的には
シリコンウェハのそりやピッチずれ(石英ボートの溝と
シリコンウェハとのずれ)がある場合、溝形状がストレ
ートの溝4のみだと、溝のエッジにシリコンウェハのエ
ッジが衝突し、ウェハにキズが入り易いので、これを防
止する為に溝のエッジをテーパ加工し、溝のエッジにシ
リコンウェハを衝突させないようにしているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
石英ボートのムク棒の溝形状では、軸ずれ(石英ボート
軸5とシリコンウェハ1の軸ずれ)と、ピッチずれが同
時に発生した場合有効でない。ピッチ調整(石英ボート
の溝とシリコンウェハとの調整)にも問題はあるが、軸
ずれが無い場合は、溝のテーパ面の幅は最大であり、こ
の部分にシリコンウェハのエッジがくる為に衝突は無く
又ピッチ調整も容易である。
石英ボートのムク棒の溝形状では、軸ずれ(石英ボート
軸5とシリコンウェハ1の軸ずれ)と、ピッチずれが同
時に発生した場合有効でない。ピッチ調整(石英ボート
の溝とシリコンウェハとの調整)にも問題はあるが、軸
ずれが無い場合は、溝のテーパ面の幅は最大であり、こ
の部分にシリコンウェハのエッジがくる為に衝突は無く
又ピッチ調整も容易である。
【0006】軸ずれがある場合は溝のテーパ面の幅は狭
くなり、ピッチ調整も困難となり、ピッチがずれ易い。 その結果、溝のエッジ部分にシリコンウェハのエッジが
衝突し、安定にシリコンウェハを支持できない問題があ
った。これはダスト(シリコン片)の発生要因ともなる
。
くなり、ピッチ調整も困難となり、ピッチがずれ易い。 その結果、溝のエッジ部分にシリコンウェハのエッジが
衝突し、安定にシリコンウェハを支持できない問題があ
った。これはダスト(シリコン片)の発生要因ともなる
。
【0007】この発明は、以上述べた軸ずれで発生する
溝エッジ部にシリコンウェハのエッジが衝突し、ダスト
が発生する問題と、ピッチ調整が困難と云う問題点を除
去するため、石英ボートの溝形状を改良変更し、前記の
問題点のない石英ボートの溝形状を提供することを目的
とする。
溝エッジ部にシリコンウェハのエッジが衝突し、ダスト
が発生する問題と、ピッチ調整が困難と云う問題点を除
去するため、石英ボートの溝形状を改良変更し、前記の
問題点のない石英ボートの溝形状を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、石英ボート
の溝を研削する時、60°テーパ面を50°の角度で研
削し、その後にストレートの溝を40°の角度で研削し
たY型の溝としたものである。
の溝を研削する時、60°テーパ面を50°の角度で研
削し、その後にストレートの溝を40°の角度で研削し
たY型の溝としたものである。
【0009】即ち、前述した台面に対する、ストレート
溝の底面の垂線の角度と、テーパ面とストレート溝側面
との境界線の垂線の角度をそれぞれ40°、50°とし
たものである。
溝の底面の垂線の角度と、テーパ面とストレート溝側面
との境界線の垂線の角度をそれぞれ40°、50°とし
たものである。
【0010】これは何も40°と50°に限ったもので
はないが、前記二者を不平行とし、テーパ面を従来より
上向きにしたものである。
はないが、前記二者を不平行とし、テーパ面を従来より
上向きにしたものである。
【0011】
【作用】前述のように本発明では、石英ムク棒のY型の
溝のテーパ面を、従来よりも上向きにしたので、溝のテ
ーパ面の幅の許容差が広がり、ピッチ調整が容易にでき
、溝エッジにシリコンウェハが衝突する事も無くなる。
溝のテーパ面を、従来よりも上向きにしたので、溝のテ
ーパ面の幅の許容差が広がり、ピッチ調整が容易にでき
、溝エッジにシリコンウェハが衝突する事も無くなる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の実施例の構成図である。こ
の石英ボートの構成は従来と同じであり、シリコンウェ
ハ1を4点支持できるように石英ムク棒6,7がシリコ
ンウェハ1の弧に100°,50°の角度で固定されて
おりこれには多数のウェハ保持用の溝が研削加工されて
いる。
の石英ボートの構成は従来と同じであり、シリコンウェ
ハ1を4点支持できるように石英ムク棒6,7がシリコ
ンウェハ1の弧に100°,50°の角度で固定されて
おりこれには多数のウェハ保持用の溝が研削加工されて
いる。
【0013】この溝の形状は、石英ムク棒A6は、従来
通り60°テーパ面3とストレートの溝4とを、同一角
度で研削したY型の溝であるが、石英ムク棒B7は図(
f)D部拡大図に示すように、60°テーパ面3を50
°の角度で研削し、その後にストレートの溝4を40°
の角度で研削したY型の溝としてある。
通り60°テーパ面3とストレートの溝4とを、同一角
度で研削したY型の溝であるが、石英ムク棒B7は図(
f)D部拡大図に示すように、60°テーパ面3を50
°の角度で研削し、その後にストレートの溝4を40°
の角度で研削したY型の溝としてある。
【0014】つまり、台面(水平)に対する、ストレー
ト溝4の底面の垂線の角度を約40°、テーパ面3とス
トレート溝4の側面との境界線の垂線の角度を約50°
としたものである。言いかえれば、ストレート溝4の底
面と前記境界線とは平行でなく、テーパ面3を従来より
上向きとしたものである。
ト溝4の底面の垂線の角度を約40°、テーパ面3とス
トレート溝4の側面との境界線の垂線の角度を約50°
としたものである。言いかえれば、ストレート溝4の底
面と前記境界線とは平行でなく、テーパ面3を従来より
上向きとしたものである。
【0015】本実施例では前記のような角度としたが、
この角度は石英ムク棒の間隔にもよるのでこの限りでは
なく、前記境界線の角度などは40°以上なら適用でき
る。
この角度は石英ムク棒の間隔にもよるのでこの限りでは
なく、前記境界線の角度などは40°以上なら適用でき
る。
【0016】この図1と、以上の説明から理解されるよ
うに、石英ムク棒B7のY型溝の60°テーパ面3は、
従来よりも上向きにされている為に、溝のテーパ面の幅
の許容差を広げる事ができる。
うに、石英ムク棒B7のY型溝の60°テーパ面3は、
従来よりも上向きにされている為に、溝のテーパ面の幅
の許容差を広げる事ができる。
【0017】従ってピッチ調整が容易にでき、溝のエッ
ジにシリコンウェハが衝突する事もなくなった。
ジにシリコンウェハが衝突する事もなくなった。
【0018】すなわち、シリコンウェハエッジ部のキズ
も無くなり、ダストの発生要因も無くなった。
も無くなり、ダストの発生要因も無くなった。
【0019】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、図1の石英ムク棒BのY型の溝のテーパ面を、従来
よりも上向きにした事により、溝のテーパ面の幅の許容
差を広げる事ができたので、ピッチ調整が容易にでき、
溝エッジにシリコンウェハが衝突する事も無くなった。 従って、従来より問題となっていたシリコンウェハエッ
ジ部のキズと、ダストの発生要因を無くすことができる
。
ば、図1の石英ムク棒BのY型の溝のテーパ面を、従来
よりも上向きにした事により、溝のテーパ面の幅の許容
差を広げる事ができたので、ピッチ調整が容易にでき、
溝エッジにシリコンウェハが衝突する事も無くなった。 従って、従来より問題となっていたシリコンウェハエッ
ジ部のキズと、ダストの発生要因を無くすことができる
。
【図1】本発明の実施例の石英ボート構成図
【図2】従
来の石英ボート構成図
来の石英ボート構成図
1 シリコンウェハ
3 60°テーパ面
4 ストレート溝
6 石英ムク棒A
7 石英ムク棒B
Claims (2)
- 【請求項1】 半導体装置の製造における熱処理工程
で使用される石英ボートのウェハ支持のための棒(ムク
棒)の溝の形状として、ストレートに研削加工された溝
の上部にテーパ面を加工した溝とし、前記ストレート溝
部の底面と、前記テーパ面と前記ストレート溝側面との
境界線とが平行でないようにしたことを特徴とする石英
ボートのウェハ支持棒の溝形状。 - 【請求項2】 請求項1記載の石英ボートの台面(水
平面)に対する、同記載のストレート溝部の底面の垂線
の角度を約40°とし、同記載のテーパ面と前記ストレ
ート溝側面との境界線の垂線の角度を約50°としたこ
とを特徴とする請求項1記載の石英ボートのウェハ支持
棒の溝形状。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3131036A JPH04356916A (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 石英ボートのウェハ支持棒の溝形状 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3131036A JPH04356916A (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 石英ボートのウェハ支持棒の溝形状 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04356916A true JPH04356916A (ja) | 1992-12-10 |
Family
ID=15048527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3131036A Pending JPH04356916A (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 石英ボートのウェハ支持棒の溝形状 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04356916A (ja) |
-
1991
- 1991-06-03 JP JP3131036A patent/JPH04356916A/ja active Pending
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