JPH04356658A - 温風暖房機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、空気清浄機を備えた
温風暖房機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図８は空気清浄機を備えた従来の温風暖
房機の構成を示す縦断面図で、図において、１は気化器
、２は気化室、３はスロート、４は予熱ヒータ、６は噴
出ノズル、６ａは噴出ノズル６のノズル孔、７は気化室
２と噴出ノズル６とを連結する連結パイプ、８はニード
ルパイプ、９はニードル、１０は電磁弁、１２は気化器
１の温度を検出するサーミスタ、１３は一次空気を取り
入れる空気取入孔、１４は送油管、２１は燃焼筒、２２
は気化器１の周囲を覆う気化器カバー、２３はパッキン
、２４は気化器カバー２２を支える気化器取付脚、２５
は風洞、２６は送風機、２７は炎孔板、２８は火炎、２
９は温風吹出口、３０は本体ケースである。

【０００３】図９は同じく従来の温風暖房機の横断面図
である。３１は送風機取付板で、詳細は図１０に示す。 ３２は空気清浄機であり、３３は空気清浄機のケース、
３４は大きいほこりを取るプレフィルター、３５はアル
ミニュウム板よりなる集塵極板、３６はタングステン線
よりなる電極線である。

【０００４】次に動作について説明する。運転スイッチ
（図示せず）をＯＮ状態とし、予熱ヒータ４に通電を行
い、液体燃料を気化するのに必要な温度まで気化器１を
予熱する。気化器１の予熱が完了すると、サーミスタ１
２がこれを検知して運転が開始され、液体燃料が送油管
１４を介して気化室２へ送り込まれ、気化室２で加熱気
化されて気化ガスとなる。

【０００５】そして、気化室２内に充分に気化ガスが満
たされた時点で、本来の燃焼動作に移行すべく電磁弁１
０が開かれ、ニードル９が図示のごとく下方へ移動して
噴出ノズル６のノズル孔６ａから燃料ガスが噴出される
。ノズル孔６ａから噴出する燃料ガスは、エジェクター
効果によりノズル孔６ａの口径、スロート３の口径で決
定される一定量の一次空気を、空気取入孔１３から取り
入れて一定の一次空気比の混合ガスとなる

【０００６】
そして、混合ガスが炎孔板２７に設けられた炎孔から燃
焼筒２１内に噴出され、適宜の着火源（図示せず）によ
り点火されて火炎２８を形成して燃焼する。この燃焼熱
は燃焼筒２１を上昇し、燃焼筒２１より出たところで送
風機２６から送られてくる冷風と混合して適温の温風と
なり、風洞２５を通って温風吹出口２９から前方に放出
され、これによって室内を暖房している。また、このと
き、送風機２６によって吸い込まれる室内空気中のチリ
やホコリは空気清浄機３２を同時運転することにより、
約６ＫＶの高圧で電極線３６をプラス電位にして放電し
、小さなチリやホコリはプラス電位に帯電してマイナス
電位の集塵極板３５に吸着される。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】従来の空気清浄機を備
えた温風暖房機は以上のように構成されており、空気清
浄機３２が約６ＫＶの高圧のため、空間距離をある程度
大きく取る必要があり、空気清浄機３２と送風機２６は
別部品になっている。そのため、取付方法が限定され、
本体も大きくなっていた。また、空気清浄機３２は圧損
が大きく、風量ダウンになってしまう。そのため、温風
温度や内部温度が高くなる。また、空気清浄機３２は板
金部品ばかりでなく、プレフィルター３４などプラスチ
ック部品も使われているため、ファンロックしたときに
、プラスチック部品が熱で溶けてしまうなどの不具合も
ある。

【０００８】また、空気清浄機３２はケース３３が大き
く、送風機の取付部分が全てケース３３の中に入ってし
まうが、空気清浄機３２がない機種の場合、圧損がなく
なるので別の小形の送風機２６を使用する。このため、
空気清浄機付用送風機２６の取付穴が外部へ露出してし
まい、美観上好ましくなく、そのため、本体ケース３０
を空気清浄機３２の有無で別にしなくてはいけなく、そ
の分、手間がかかり、コストがアップするなどの問題点
があった。

【０００９】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、本体を小型化できかつ温風温度
や内部温度も低く抑えられ、ファンロックでもプラスチ
ック部品が溶けることなもなく、また空気清浄機の有無
に関係なく本体ケースの共通化ができる温風暖房機を得
ることを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】この発明に係る温風暖房
機は、空気清浄機の中心線が、送風機の中心線と本体の
中心線との間にあるように、空気清浄機の横幅を本体の
横幅に近づけたものである。また、空気清浄機のケース
の送風機と近接している側の側面にヨロイ窓等の空気取
入口を設けたものである。また、送風機の取付板を本体
ケースの背面に対して取付部が縦方向となるように取り
付けたものである。さらに、送風機取付板の上方に引掛
片を設け、かつ相手側の本体ケースには前記引掛片が係
合する引掛穴を設けると共に、この引掛穴の上縁より内
側斜め下方へ伸びる遮蔽片を設けたものである。

【００１１】

【作用】この発明における温風暖房機は、空気清浄機の
中心線を本体の中心線と送風機の中心線との間に持って
きて、横幅を本体の横幅の大きさに近づけたため、空気
取入口面積が増大して風量がアップし、空気清浄能力も
大きくなる。又、空気清浄機のケースに対し、送風機が
片側に寄っている側の側面にヨロイ窓等の空気取入口を
設けたので、側面より均一に空気が取り入れられ、風の
流れも均一になる。

【００１２】また、送風機を本体ケースに取り付ける際
に、送風機取付板の上方に設けた引掛片を、相手側の本
体ケースに設けた引掛穴に引っ掛けて取り付けたあとに
、外から見ても引掛穴の大部分が切り起こした遮蔽片で
隠され、空気清浄機がつかない時の小形の送風機を取り
付けても、外部に露出する引掛穴が見苦しくなく、本体
ケースが空気清浄機の有無に左右されず両方に共通化で
きる。

【００１３】

【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図１は本発明による温風暖房機の横断面図、図２
は同縦断面図、図３は本発明の送風機取付板の斜視図、
図４は本発明の温風暖房機を後方から見た斜視図、図５
は本発明の送風板取付板の本体ケースへの取付状態を示
す要部断面図、図６はその取付前の斜視図、図７は空気
清浄機なしの送風機ガードを取り付けた状態での後方斜
視図である。

【００１４】本実施例において、送風機取付板３１は図
３に示すとおり縦方向に取り付くようになっていて、上
方には引掛片３７が設けてある。また、図２に示すよう
に、３８は送風機２６に近い側の空気清浄機ケース３３
の側面に形成したヨロイ窓等からなる空気取入口で、こ
こからも空気を取り入れられるようになっている。また
、図６に示すように、本体ケース３０後方には送風機取
付板３１の引掛片３７用が係合する引掛穴３９が設けて
あり、この引掛穴３９の上縁から内側斜め下方に切り起
こして形成した遮蔽片４０が設けてある。

【００１５】次に、その作用について説明する。本発明
の温風暖房機の動作は、従来例と同一なので省略する。 図１，図２，図３において、本体の縦方向の中心線Ａに
対して送風機２６の中心線Ｃは（ｘ２＋ｘ３）の距離だ
け横方向にズレている。従来例では図９に示すように、
空気清浄機３２の中心線Ｂと送風機２６の中心線Ｃとは
一致していたが、本発明では空気清浄機３２の中心線Ｂ
を送風機２６の中心線Ｃ近傍ではなく、空気清浄機３２
の横幅を大きくして本体の中心線Ａの近傍に近くなるよ
うに持ってきてある。

【００１６】つまり、ｘ２＜ｘ３であり、空気清浄機３
２の横幅は本体ケース３０の横幅に近づけている。これ
により図１の矢印で示すとおり、空気の取り入れもより
大きくなり、風量がアップする。また、プレフィルター
３４に多少のホコリが付着しても、プレフィルター３４
の面積が広いために風量の低下が少なく、長時間使って
も空気清浄能力も長時間高い能力で維持できる。

【００１７】また、図１で示すように、送風機２６が本
体ケース３０の片側に寄っているために、本体を小型に
するには空気清浄機ケース３３の側面にどうしても近く
なってしまう。この状態だと、空気吸い込み方が側面か
らは吸うことができなく、風量の低下や風の偏りを生じ
た。そのため、図６に示すように、空気取入口３８を側
面にも設け、風量のアップと、風の偏りを防ぐことがで
きる。また、図１のように、送風機取付板３１を縦方向
に取り付けたので、従来のような図１０の横方向の取り
付けだと、図９に示すように送風機取付板３１の本体へ
の引掛部が必要で、その分の取付幅寸法ｘ１が大きくな
ってしまったが、本発明の縦方向の取り付けにすれば、
その取付幅寸法ｘ４従来の取付幅寸法ｘ１より非常に小
さくでき、省スペースがはかれ、本体が小型化できる。

【００１８】また、この縦方向の取り付けの送風機取付
板３１だと、図２に示すごとく、送風機２６がロックし
て動かなくなった場合に、熱気が後方に回るのを遮断す
る作用を有し、熱気がプラスチック部品であるプレフィ
ルター３４へ行く量が少なくなる。また、上方へ昇って
空気清浄機ケース３３の空気取入口３８から逃げる量が
少なく、この部分が高温にならずに、非常に安全である
。又、図３〜図７に示すごとく、送風機取付板３１上方
に設けた引掛片３７を相手側の本体ケース３０後面に設
けた引掛穴３９に取り付ける際、引掛穴３９の上縁から
内側斜め下方へ伸びる遮蔽片４０を設けていることで、
引掛穴３９があまり目立たず、図７のように、空気清浄
機３２がつかない機種で、小形の送風機ガード４１がつ
いても、引掛穴３９が遮蔽片４０によって隠され、本体
内部があまり見えないので、空気清浄機３２の有無に左
右されず、本体ケース３０を共用化しても見栄えを良く
できる。

【００１９】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば、空気
清浄機を備えていても圧損が少なく、送風機の風量をア
ップできるので、空気清浄機の能力や内部温度、風温等
を低く抑えられることができる。また、本体が小型にで
き、かつ空気清浄機の有無に関係なく本体ケースを共用
化できるという性能，省スペース，生産性のあらゆる面
での向上が図れるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す温風暖房機の横断面図
。

【図２】本発明の一実施例を示す温風暖房機の縦断面図
。

【図３】本発明の一実施例を示す送風機取付板の斜視図
。

【図４】本発明の一実施例の温風暖房機を後方から見た
状態を示す斜視図。

【図５】本発明の一実施例の送風機取付板の取付状態を
示す断面図。

【図６】本発明の一実施例の送風機取付板の取付前の状
態を示す斜視図。

【図７】本発明の一実施例の温風暖房機の空気清浄機な
しの状態を示す後方斜視図。

【図８】従来の温風暖房機を示す縦断面図。

【図９】従来の温風暖房機の横断面図。

【図１０】従来の送風機取付板の斜視図。

【符号の説明】

２６　　送風機 ３０　　本体ケース ３１　　送風機取付板 ３２　　空気清浄機 ３３　　空気清浄機ケース ３４　　プレフィルター ３５　　集塵極板 ３６　　電極線 ３７　　引掛片 ３８　　空気取入口 ３９　　引掛穴 ４０　　遮蔽片 Ａ　　本体の中心線 Ｂ　　送風機の中心線 Ｃ　　空気清浄機の中心線

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　本体の縦方向の中心線に対して片側へ
   偏位して送風ファンを取り付け、この送風機の後方に空
   気清浄機を配設した温風暖房機において、前記空気清浄
   機の中心線が送風機の中心線と本体の中心線との間にあ
   るように空気清浄機の横幅を本体横幅に近づけたことを
   特徴とする温風暖房機。
2. 【請求項２】　　空気清浄機ケースの送風機と近接して
   いる側の側面に空気取入口を設けたことを特徴とする請
   求項１記載の温風暖房機。
3. 【請求項３】　　送風機取付板を本体ケースの背面に対
   し、取付部が縦方向になるように取り付けたことを請求
   項１及び請求項２記載の温風暖房機。
4. 【請求項４】　　送風機取付板の上方に引掛片を設け、
   かつ相手側の本体ケースには前記引掛片が係合する引掛
   穴を設けると共に、この引掛穴の上縁より内側斜め下方
   へ伸びる遮蔽片を設けたことを特徴とする請求項３記載
   の温風暖房機。