JPH04355703A - 光ファイバケーブルの保護カバー取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、回路基板に配線された
光ファイバケーブルの保護カバー取付構造に関する。

【０００２】光通信装置において、光回路基板に配線さ
れる光ファイバケーブル（光ケーブルと略記する）は、
極端な曲げによる断線を予防するため、規定された最小
曲率半径で余長をループに巻き配線するが、シェルフな
どに配列された光回路基板を挿抜する際に、光ケーブル
を引っ掛けると断線する恐れがある。そのため、ループ
部分を板金製の保護カバーで上から覆って安全に保護し
ている。ところが、その保護カバーは光回路基板毎に実
装状態が異なれば、異なる形状の保護カバーを製造しな
ければならず、板金の折曲加工は面倒で、しかも取り付
けがねじ止めのため着脱の際の作業性が悪いといった問
題があった。

【０００３】そのため、保護カバーを所要の形状に簡単
に製造することができ、しかも着脱がし易い取付構造が
要望されている。

【０００４】

【従来の技術】従来の光ケーブルの保護カバー取付構造
は図７の斜視図に示すように、光回路基板１１上に配線
された光ケーブル１２の余長をループに巻いたループ部
１２ａ　を板金製の保護カバー１３で覆い、その取付足
１３ａ　を反対面から取付ねじ１４でねじ止めし取り付
けている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな上記取付構造によれば、保護カバーは光回路基板の
搭載部品や配線パターンの実装状態に合わせてその形状
や取付位置を設定するため、光回路基板の種類毎に種々
の形状の保護カバーが必要となるが、板金のプレス折曲
加工によるため加工が面倒で製作にコストが掛かり、保
護カバーの取り付けが取付ねじを用いたねじ止めのため
、保護カバーの着脱がしにくいといった問題があった。

【０００６】上記問題点に鑑み、本発明は保護カバーを
必要な形状に簡単に製造することができ、しかも保護カ
バーの着脱をし易くすることのできる光ケーブルの保護
カバーの取付構造を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光ケーブルの保護カバー取付構造において
は、光回路基板上に配線された光ケーブルを覆うフイル
ム状の樹脂製シートでなり周縁の複数の要所を延出しそ
の先端をフックに形成した保護カバーと、該保護カバー
のフックを差し込み引っ掛け前記光回路基板に張着する
係止手段とで構成する。

【０００８】

【作用】保護カバーの材質をフイルム状の樹脂製シート
にすることにより加工を容易に行うことができ、また保
護カバーは周縁の複数の要所を延出しその先端をフック
に形成しそのフックを引っ掛け光回路基板に張着する係
止手段を備えることにより、保護カバーはフックを係止
手段に差し込み引っ掛けるだけで容易に着脱することが
できる。

【０００９】

【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本発明
の要旨を詳細に説明する。光ケーブルの保護カバー取付
構造は図１の斜視図に示すように、光回路基板１上に配
線された光ケーブル２の余長を巻いたループ部２ａを覆
う保護カバー３と、保護カバー３のフック３ａを引っ掛
けて張着する係止手段４とで構成する。

【００１０】保護カバー３は、フイルム状のポリエチレ
ンなどの合成樹脂製シート（平面板状にその形状を保持
することができる程度の剛性を有するのが望ましい）で
なり、図２（ａ），（ｂ）　の単体の平面図及びその側
面図に示すように周縁の複数の要所（四隅）を四方に延
出し、その先端を図３に示す図２のＡ部拡大斜視図のよ
うにＶ字形に上向きに折り返しフック３ａに形成する。 （あるいは、図４の要部斜視図のように矢形のフックに
形成してもよい）係止手段４は、図２に示した保護カバ
ー３のフック３ａを差し込み引っ掛けるように図５（ａ
），（ｂ）　の斜視図及びその一部拡大側面図に示した
、針金を門形に折曲形成した係止具４１を光回路基板１
のスルーホール１ａに挿入し半田付けし横から見て角孔
を形成する。あるいは、図６の斜視図のように光回路基
板１自体に係止孔（角孔）４２を穿設してもよい。なお
、係止手段が光回路基板自体に穿設した係止孔の場合は
図３の逆方向、即ち下向きに折曲したフックにすると、
フックの係合や着脱が確実・容易に行える。

【００１１】このように、保護カバーをフイルム状の合
成樹脂製シートで製作することにより、保護カバーの形
状が光回路基板の搭載部品や配線パターンに応じて複雑
に、あるいは種々に異なっても裁断などの加工が容易に
できる。また、保護カバーは周縁の複数の要所を延出し
その先端をフックに形成しそのフックを係止する係止手
段（係止孔）を光回路基板に備えることにより、保護カ
バーの材料の弾性を利用し指先で摘むなどして係止孔に
差し込みばね反発で引っ掛けて保護カバーを張着するこ
とができ、フックを挿抜するだけで保護カバーを容易に
着脱することができる。

【００１２】なお、上記説明の保護カバーのフックを含
む係止手段は例示した形状に限定されるものでなく、そ
の形状・構成は同様の機能を有するフック及び係止手段
であってもよいことは言うまでもない。

【００１３】

【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
保護カバーを簡単に加工製作することができ、フックで
容易に着脱することができるため、保護カバーの形状が
種々に異なっても容易に対応することができ、保護カバ
ーの製作コストや着脱の作業工数を軽減することができ
るといった極めて有用な効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明による一実施例の要部斜視図

【図２
】　　図１の保護カバー単体の平面図及びその側面図

【図３】　　図２Ａ部のＶ字形のフックの拡大斜視図

【
図４】　　矢形のフックを示す要部斜視図

【図５】　　
図１の係止手段を示す斜視図及びその一部拡大側面図

【図６】　　図５の係止手段の他の実施例を示す斜視図

【図７】　　従来技術による斜視図

【符号の説明】

１は光回路基板 ２は光ファイバケーブル（光ケーブル）３は保護カバー ３ａはフック ４は係止手段 ４１は係止具 ４２は係止孔（角孔）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　光回路基板（１）　上に配線された光
   ファイバケーブル（２）　を覆うフイルム状の合成樹脂
   製シートでなり周縁の複数の要所を延出しその先端をフ
   ック（３ａ）に形成した保護カバー（３）　と、該保護
   カバー（３）　のフック（３ａ）を差し込み引っ掛け前
   記光回路基板（１）　に張着する係止手段（４）　とか
   らなることを特徴とする光ファイバケーブルの保護カバ
   ー取付構造。