JPH04355568A - 水平出力回路用電源装置 - Google Patents
水平出力回路用電源装置Info
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- JPH04355568A JPH04355568A JP15611291A JP15611291A JPH04355568A JP H04355568 A JPH04355568 A JP H04355568A JP 15611291 A JP15611291 A JP 15611291A JP 15611291 A JP15611291 A JP 15611291A JP H04355568 A JPH04355568 A JP H04355568A
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Landscapes
- Details Of Television Scanning (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔発明の目的〕
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に偏向周波数が入力
映像信号の同期周波数に自動追従する投写形受像機や端
末ディスプレイ装置等の水平出力回路用電源装置に関す
るものである。
映像信号の同期周波数に自動追従する投写形受像機や端
末ディスプレイ装置等の水平出力回路用電源装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般のテレビジョン受像機におい
ては、水平偏向回路の水平出力回路には直流電源電圧が
供給され、水平振幅は水平偏向コイルと直列に接続され
た振幅調整コイルのインダクタンスを可変して調整して
いる。また左右糸巻歪は、可飽和リアクタ(所謂DPC
トランス)を水平偏向コイルと直列に接続し、そのイン
ダクタンスを垂直偏向回路で得られる鋸波あるいはパラ
ボラ波で変調することにより補正している。
ては、水平偏向回路の水平出力回路には直流電源電圧が
供給され、水平振幅は水平偏向コイルと直列に接続され
た振幅調整コイルのインダクタンスを可変して調整して
いる。また左右糸巻歪は、可飽和リアクタ(所謂DPC
トランス)を水平偏向コイルと直列に接続し、そのイン
ダクタンスを垂直偏向回路で得られる鋸波あるいはパラ
ボラ波で変調することにより補正している。
【0003】また、近年コンピュータ等の事務用OA機
器のディスプレイ受像機においては、入力信号源の同期
周波数が種々様々であり、これに対して標準化を図る意
味からも、自動追従同期方式を取り入れるようになって
いる。そして、受像機の調整においても、最近のデジタ
ル技術のめざましい発展により、本体のキャビネットを
開けることなく外部から容易にリモートコントロール調
整できるようになっている。
器のディスプレイ受像機においては、入力信号源の同期
周波数が種々様々であり、これに対して標準化を図る意
味からも、自動追従同期方式を取り入れるようになって
いる。そして、受像機の調整においても、最近のデジタ
ル技術のめざましい発展により、本体のキャビネットを
開けることなく外部から容易にリモートコントロール調
整できるようになっている。
【0004】このようなモニタ受像機の水平出力回路に
おいて、従来のテレビジョン技術をそのまま適用したの
では、上記の水平振幅及び左右糸巻歪の調整は容易では
ない。更に、上記OA機器等から出力されるモニタ信号
は、同期周波数も様々であるが、信号タイミングも様々
であり、映像信号表示期間率の異なる信号源に対してモ
ニタ受像機の画面上で同一あるいは任意の水平振幅にし
ようとする場合には、水平振幅の可変範囲を相当広くし
ておく必要がある。
おいて、従来のテレビジョン技術をそのまま適用したの
では、上記の水平振幅及び左右糸巻歪の調整は容易では
ない。更に、上記OA機器等から出力されるモニタ信号
は、同期周波数も様々であるが、信号タイミングも様々
であり、映像信号表示期間率の異なる信号源に対してモ
ニタ受像機の画面上で同一あるいは任意の水平振幅にし
ようとする場合には、水平振幅の可変範囲を相当広くし
ておく必要がある。
【0005】上記水平振幅は、水平偏向コイルに流れる
鋸波の偏向電流に比例するが、この偏向電流は水平出力
回路に供給される電源電圧に比例するので、この電源電
圧を制御することによって水平振幅を調整することがで
きる。この方法によると、振幅調整コイルを用いる方法
よりも容易に広い可変調整範囲を得ることができ、かつ
電圧制御であるためリモートコントロール調整にも適し
ている。更にこの電源電圧に垂直周期のパラボラ波電圧
を重畳することにより左右糸巻歪も補正でき、したがっ
て可飽和リアクタを用いる方法よりも安価で品質の良い
補正が可能となる。
鋸波の偏向電流に比例するが、この偏向電流は水平出力
回路に供給される電源電圧に比例するので、この電源電
圧を制御することによって水平振幅を調整することがで
きる。この方法によると、振幅調整コイルを用いる方法
よりも容易に広い可変調整範囲を得ることができ、かつ
電圧制御であるためリモートコントロール調整にも適し
ている。更にこの電源電圧に垂直周期のパラボラ波電圧
を重畳することにより左右糸巻歪も補正でき、したがっ
て可飽和リアクタを用いる方法よりも安価で品質の良い
補正が可能となる。
【0006】また、自動追従同期方式においては、水平
周波数の違いによって水平出力回路の電源電圧を補正す
る必要がある。上述の鋸波の水平偏向電流は、出力トラ
ンジスタのスイッチング動作により偏向コイルに電源電
圧を加え、その時の過渡現象を利用して得ている。この
時、インダクタンスがLのコイルに電圧Vを印加した場
合の電流iは、経過時間をtとすればi=V/L・tの
式で表わされる。
周波数の違いによって水平出力回路の電源電圧を補正す
る必要がある。上述の鋸波の水平偏向電流は、出力トラ
ンジスタのスイッチング動作により偏向コイルに電源電
圧を加え、その時の過渡現象を利用して得ている。この
時、インダクタンスがLのコイルに電圧Vを印加した場
合の電流iは、経過時間をtとすればi=V/L・tの
式で表わされる。
【0007】上記偏向電流の大きさは、上記の式のtに
繰り返し周期を代入すれば良く、その繰り返し周期は偏
向周波数の逆数であることから、水平振幅は水平偏向周
波数に反比例することがわかる。したがって、これに対
する補正としては、電源電圧を水平偏向周波数に比例さ
せてやれば良く、基本的には水平振幅を一定にすること
ができる。そして、これを実現するには、入力される信
号源の水平同期信号の周波数に比例する直流電圧を得る
手段、例えば周波数−電圧変換回路を用いれば良く、そ
の直流電圧に垂直周期のパラボラ波電圧を重畳して増幅
した後、水平出力回路に電源電圧として供給すれば良い
。但し、映像信号表示期間率の違いや回路のばらつきに
対応するため、水平振幅は調整できるようになっている
必要があるが、これは水平振幅調整のための直流電圧を
上記周波数−電圧変換回路により得られる直流電圧に加
算(加減)すれば良く、容易に解決することができる。
繰り返し周期を代入すれば良く、その繰り返し周期は偏
向周波数の逆数であることから、水平振幅は水平偏向周
波数に反比例することがわかる。したがって、これに対
する補正としては、電源電圧を水平偏向周波数に比例さ
せてやれば良く、基本的には水平振幅を一定にすること
ができる。そして、これを実現するには、入力される信
号源の水平同期信号の周波数に比例する直流電圧を得る
手段、例えば周波数−電圧変換回路を用いれば良く、そ
の直流電圧に垂直周期のパラボラ波電圧を重畳して増幅
した後、水平出力回路に電源電圧として供給すれば良い
。但し、映像信号表示期間率の違いや回路のばらつきに
対応するため、水平振幅は調整できるようになっている
必要があるが、これは水平振幅調整のための直流電圧を
上記周波数−電圧変換回路により得られる直流電圧に加
算(加減)すれば良く、容易に解決することができる。
【0008】また、水平出力回路に供給する電源電圧を
増幅する手段としては、上記の加算によって得られた電
圧を直列制御形レギュレータ回路あるいはスイッチング
レギュレータ回路の基準電圧として用いれば良く、この
レギュレータ回路から出力された電圧を水平出力回路に
供給すれば良い。最近のモニタ受像機においては、多く
がこの水平出力回路の電源電圧を制御する方式を採用す
るようになっている。しかし、このような方式において
も、左右糸巻歪の補正に関して満足のいく結果を得るこ
とは難しい。
増幅する手段としては、上記の加算によって得られた電
圧を直列制御形レギュレータ回路あるいはスイッチング
レギュレータ回路の基準電圧として用いれば良く、この
レギュレータ回路から出力された電圧を水平出力回路に
供給すれば良い。最近のモニタ受像機においては、多く
がこの水平出力回路の電源電圧を制御する方式を採用す
るようになっている。しかし、このような方式において
も、左右糸巻歪の補正に関して満足のいく結果を得るこ
とは難しい。
【0009】上記左右糸巻歪の補正に供する垂直周期の
パラボラ波電圧は、例えば垂直偏向回路から得ることが
できる。最も一般的な垂直出力回路は、単一電源で動作
するSEPP方式の差動増幅回路であり、その出力端子
に垂直偏向コイルが接続されるようになっている。その
際、直流電流が偏向コイルに流れないようにするため、
偏向コイルと直列にコンデンサが接続されるのが一般的
である。そして、このコンデンサには垂直周期の鋸波電
流が流れるため、コンデンサの両端電圧は直流電圧にパ
ラボラ波電圧が重畳された電圧となる。このパラボラ波
電圧を利用すれば、糸巻歪の補正のためにあえて別個に
パラボラ波電圧を作る必要がなく、合理的であり、次の
ような利点もある。
パラボラ波電圧は、例えば垂直偏向回路から得ることが
できる。最も一般的な垂直出力回路は、単一電源で動作
するSEPP方式の差動増幅回路であり、その出力端子
に垂直偏向コイルが接続されるようになっている。その
際、直流電流が偏向コイルに流れないようにするため、
偏向コイルと直列にコンデンサが接続されるのが一般的
である。そして、このコンデンサには垂直周期の鋸波電
流が流れるため、コンデンサの両端電圧は直流電圧にパ
ラボラ波電圧が重畳された電圧となる。このパラボラ波
電圧を利用すれば、糸巻歪の補正のためにあえて別個に
パラボラ波電圧を作る必要がなく、合理的であり、次の
ような利点もある。
【0010】すなわち、上記パラボラ波電圧の電圧振幅
は垂直偏向電流に比例、つまり垂直振幅に比例し、その
結果、垂直振幅を可変しても画面の左右糸巻歪を一定に
することができる。また、糸巻歪は受像管の偏向中心と
蛍光面との距離が画面の周辺ほど長くなることによって
生じる歪であるため、その度合は画面のラスタサイズ(
振幅)に比例し、したがって、糸巻歪の補正に供するパ
ラボラ波電圧の電圧振幅が垂直振幅に比例するというこ
とは都合の良い現象となる。
は垂直偏向電流に比例、つまり垂直振幅に比例し、その
結果、垂直振幅を可変しても画面の左右糸巻歪を一定に
することができる。また、糸巻歪は受像管の偏向中心と
蛍光面との距離が画面の周辺ほど長くなることによって
生じる歪であるため、その度合は画面のラスタサイズ(
振幅)に比例し、したがって、糸巻歪の補正に供するパ
ラボラ波電圧の電圧振幅が垂直振幅に比例するというこ
とは都合の良い現象となる。
【0011】ところが、上記のパラボラ波電圧は、垂直
偏向周波数によっても変化する。すなわち、このパラボ
ラ波電圧は鋸波電流を積分して得られる電圧であるため
、その積分周期(垂直偏向周波数の逆数)が変化するし
、得られる電圧の大きさが変化し、結果的に垂直偏向周
波数に反比例して変化するようになる。水平出力回路に
供給される電源電圧に含まれるパラボラ波電圧成分の電
圧振幅は、垂直偏向周波数には無関係でなければならな
いが、上記のように結果的に垂直偏向周波数が高いほど
補正量が減ってしまうという現象が生じる。
偏向周波数によっても変化する。すなわち、このパラボ
ラ波電圧は鋸波電流を積分して得られる電圧であるため
、その積分周期(垂直偏向周波数の逆数)が変化するし
、得られる電圧の大きさが変化し、結果的に垂直偏向周
波数に反比例して変化するようになる。水平出力回路に
供給される電源電圧に含まれるパラボラ波電圧成分の電
圧振幅は、垂直偏向周波数には無関係でなければならな
いが、上記のように結果的に垂直偏向周波数が高いほど
補正量が減ってしまうという現象が生じる。
【0012】また、水平出力回路の電源電圧は上記のよ
うに基本的には水平偏向周波数に比例する。この時、左
右糸巻歪の補正量が一定になるためには、電源電圧に占
める直流電圧とパラボラ波電圧の構成比率が一定でなけ
ればならないが、水平偏向周波数とパラボラ波電圧とは
全く無関係であるため、結果的に水平偏向周波数が高い
ほど補正量が減ってしまうという現象が生じる。更に、
上記糸巻歪の補正量はラスタサイズにも追従する必要が
あり、このため、垂直振幅の調整の際には都合の良い結
果が得られるが、水平振幅を調整する場合には都合の良
い結果は期待できない。
うに基本的には水平偏向周波数に比例する。この時、左
右糸巻歪の補正量が一定になるためには、電源電圧に占
める直流電圧とパラボラ波電圧の構成比率が一定でなけ
ればならないが、水平偏向周波数とパラボラ波電圧とは
全く無関係であるため、結果的に水平偏向周波数が高い
ほど補正量が減ってしまうという現象が生じる。更に、
上記糸巻歪の補正量はラスタサイズにも追従する必要が
あり、このため、垂直振幅の調整の際には都合の良い結
果が得られるが、水平振幅を調整する場合には都合の良
い結果は期待できない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の水平出力回路用
電源装置は以上のような構成となっており、垂直偏向周
波数及び水平偏向周波数が変化すると左右糸巻歪の補正
量も変化し、このため、入力信号源ごとに糸巻歪を調整
しなければならず、また映像信号表示期間率の異なる信
号源に対しては周波数が同じでも水平振幅を調整する必
要があるが、その際にも糸巻歪の補正量が変化するので
、調整をしなおさなければならないという問題点があっ
た。
電源装置は以上のような構成となっており、垂直偏向周
波数及び水平偏向周波数が変化すると左右糸巻歪の補正
量も変化し、このため、入力信号源ごとに糸巻歪を調整
しなければならず、また映像信号表示期間率の異なる信
号源に対しては周波数が同じでも水平振幅を調整する必
要があるが、その際にも糸巻歪の補正量が変化するので
、調整をしなおさなければならないという問題点があっ
た。
【0014】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、偏向周波数が変化しても左右糸巻歪が変化する
ことなく、また信号源ごとに調整を行う必要のない水平
出力回路用電源装置を得ることを目的としている。〔発
明の構成〕
もので、偏向周波数が変化しても左右糸巻歪が変化する
ことなく、また信号源ごとに調整を行う必要のない水平
出力回路用電源装置を得ることを目的としている。〔発
明の構成〕
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の水平出力回路用
電源装置は、垂直偏向コイルと直列に接続されたコンデ
ンサの両端に発生するパラボラ波電圧を取り出す電圧取
出手段と、垂直偏向周波数に比例した直流電圧を出力す
る第1の電圧発生手段と、水平偏向周波数に比例した直
流電圧を出力する第2の電圧発生手段と、前記パラボラ
波電圧と第1の電圧発生手段及び第2の電圧発生手段か
らの直流電圧とを掛算する掛算回路とを備え、その掛算
回路の出力電圧に前記第2の電圧発生手段からの直流電
圧を加算した電圧を増幅して水平出力回路の電源電圧と
して供給するように構成したものである。
電源装置は、垂直偏向コイルと直列に接続されたコンデ
ンサの両端に発生するパラボラ波電圧を取り出す電圧取
出手段と、垂直偏向周波数に比例した直流電圧を出力す
る第1の電圧発生手段と、水平偏向周波数に比例した直
流電圧を出力する第2の電圧発生手段と、前記パラボラ
波電圧と第1の電圧発生手段及び第2の電圧発生手段か
らの直流電圧とを掛算する掛算回路とを備え、その掛算
回路の出力電圧に前記第2の電圧発生手段からの直流電
圧を加算した電圧を増幅して水平出力回路の電源電圧と
して供給するように構成したものである。
【0016】また、第2の電圧発生手段からの直流電圧
を制御する制御手段を備え、更にコンデンサの両端から
取り出したパラボラ波電圧のレベルを制御する制御手段
を備えるようにしたものである。
を制御する制御手段を備え、更にコンデンサの両端から
取り出したパラボラ波電圧のレベルを制御する制御手段
を備えるようにしたものである。
【0017】
【作用】本発明の水平出力回路用電源装置においては、
垂直偏向周波数に比例した直流電圧とパラボラ波電圧を
掛算しており、パラボラ波電圧の大きさは垂直偏向周波
数に反比例するので、垂直偏向周波数が変化してもパラ
ボラ波電圧は変化しない。また、水平偏向周波数に比例
した直流電圧をパラボラ波電圧と掛算しているので、水
平偏向周波数の変化に追従してパラボラ波電圧が変化す
る。更に、上記掛算した電圧に水平偏向周波数に比例し
た直流電圧を加算しているので、水平振幅調整によって
もパラボラ波電圧は加減される。
垂直偏向周波数に比例した直流電圧とパラボラ波電圧を
掛算しており、パラボラ波電圧の大きさは垂直偏向周波
数に反比例するので、垂直偏向周波数が変化してもパラ
ボラ波電圧は変化しない。また、水平偏向周波数に比例
した直流電圧をパラボラ波電圧と掛算しているので、水
平偏向周波数の変化に追従してパラボラ波電圧が変化す
る。更に、上記掛算した電圧に水平偏向周波数に比例し
た直流電圧を加算しているので、水平振幅調整によって
もパラボラ波電圧は加減される。
【0018】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す回路図である
。図において、1は垂直偏向回路で、垂直出力回路とな
る増幅回路Q1を有し、この増幅回路Q1の出力側に垂
直偏向コイルLYとコンデンサC1と交流帰還用の抵抗
R1が直列に接続されている。そして、コンデンサC1
と抵抗R1の接続点がコンデンサC2を介して増幅回路
Q1の入力端子に接続されている。R2,R3は抵抗で
ある。2は上記垂直偏向コイルLYと直列に接続された
コンデンサC1の両端に発生するパラボラ波電圧を取り
出す交流差動増幅回路(電圧取出手段)で、垂直偏向コ
イルLYとコンデンサC1の接続点がコンデンサC3と
抵抗R4を介して演算増幅器Q2の一方の入力端子に接
続され、演算増幅器Q2の他方の入力端子は抵抗R5を
介して垂直偏向回路1のコンデンサC1と抵抗R1の接
続点に接続されると共に、抵抗R6を通して出力端子と
接続されている。R7,R8は抵抗R4の両端とグラン
ド端子の間に接続された抵抗である。
。図において、1は垂直偏向回路で、垂直出力回路とな
る増幅回路Q1を有し、この増幅回路Q1の出力側に垂
直偏向コイルLYとコンデンサC1と交流帰還用の抵抗
R1が直列に接続されている。そして、コンデンサC1
と抵抗R1の接続点がコンデンサC2を介して増幅回路
Q1の入力端子に接続されている。R2,R3は抵抗で
ある。2は上記垂直偏向コイルLYと直列に接続された
コンデンサC1の両端に発生するパラボラ波電圧を取り
出す交流差動増幅回路(電圧取出手段)で、垂直偏向コ
イルLYとコンデンサC1の接続点がコンデンサC3と
抵抗R4を介して演算増幅器Q2の一方の入力端子に接
続され、演算増幅器Q2の他方の入力端子は抵抗R5を
介して垂直偏向回路1のコンデンサC1と抵抗R1の接
続点に接続されると共に、抵抗R6を通して出力端子と
接続されている。R7,R8は抵抗R4の両端とグラン
ド端子の間に接続された抵抗である。
【0019】3は垂直偏向周波数(垂直同期周波数)に
比例した直流電圧を出力するF−V(周波数−電圧)変
換回路(第1の電圧発生手段)で、垂直同期信号Vが入
力される。4は水平偏向周波数(水平同期周波数)に比
例した直流電圧を出力するF−V変換回路(第2の電圧
発生手段)で、水平同期信号Hが入力される。5は交流
差動増幅回路2の出力側に接続された掛算回路で、左右
糸巻歪調整用の可変直流電圧源6がパラボラ波電圧のレ
ベルを制御する制御手段として接続されている。7は掛
算回路5から出力されたパラボラ波電圧とF−V変換回
路3からの直流電圧とを掛算する掛算回路、8はそのパ
ラボラ波電圧とF−V変換回路4からの直流電圧とを掛
算する掛算回路、9はこれらの掛算回路7,8の出力電
圧にF−V変換回路4からの直流電圧を加算する加算回
路で、水平振幅調整用の可変直流電圧源10がF−V変
換回路4の出力電圧を制御する制御手段として接続され
ている。11は上記掛算回路7,8の出力電圧にF−V
変換回路4からの直流電圧を加算した電圧を増幅するレ
ギュレータ回路で、その加算した電圧を図外の水平出力
回路の電源電圧Vccとして供給する。C4はコンデン
サ、R9は抵抗である。
比例した直流電圧を出力するF−V(周波数−電圧)変
換回路(第1の電圧発生手段)で、垂直同期信号Vが入
力される。4は水平偏向周波数(水平同期周波数)に比
例した直流電圧を出力するF−V変換回路(第2の電圧
発生手段)で、水平同期信号Hが入力される。5は交流
差動増幅回路2の出力側に接続された掛算回路で、左右
糸巻歪調整用の可変直流電圧源6がパラボラ波電圧のレ
ベルを制御する制御手段として接続されている。7は掛
算回路5から出力されたパラボラ波電圧とF−V変換回
路3からの直流電圧とを掛算する掛算回路、8はそのパ
ラボラ波電圧とF−V変換回路4からの直流電圧とを掛
算する掛算回路、9はこれらの掛算回路7,8の出力電
圧にF−V変換回路4からの直流電圧を加算する加算回
路で、水平振幅調整用の可変直流電圧源10がF−V変
換回路4の出力電圧を制御する制御手段として接続され
ている。11は上記掛算回路7,8の出力電圧にF−V
変換回路4からの直流電圧を加算した電圧を増幅するレ
ギュレータ回路で、その加算した電圧を図外の水平出力
回路の電源電圧Vccとして供給する。C4はコンデン
サ、R9は抵抗である。
【0020】次に動作について説明する。垂直偏向回路
1の垂直偏向コイルLYに流れる偏向電流は鋸波電流で
あり、抵抗R1の両端には鋸波電圧が現れる。この鋸波
電圧はコンデンサC2を介して増幅回路Q1の入力側に
負帰還される。この増幅回路Q1は通常単一電源で動作
させる場合が多いが、その場合は出力端子に直流電圧も
出力されるので、これを抵抗R2,R3及びコンデンサ
C2で構成される分割、積分回路により取り出し、その
直流電圧成分を増幅回路Q1の入力側に直流帰還するよ
うになっている。
1の垂直偏向コイルLYに流れる偏向電流は鋸波電流で
あり、抵抗R1の両端には鋸波電圧が現れる。この鋸波
電圧はコンデンサC2を介して増幅回路Q1の入力側に
負帰還される。この増幅回路Q1は通常単一電源で動作
させる場合が多いが、その場合は出力端子に直流電圧も
出力されるので、これを抵抗R2,R3及びコンデンサ
C2で構成される分割、積分回路により取り出し、その
直流電圧成分を増幅回路Q1の入力側に直流帰還するよ
うになっている。
【0021】また、垂直偏向コイルLYには直流電流が
流れないようにコンデンサC1が直列に接続されている
が、このコンデンサC1の両端には鋸波偏向電流が流れ
るので、その両端には鋸波を積分したパラボラ波電圧も
現れる。このパラボラ波電圧の電圧振幅は、垂直偏向電
流つまり垂直振幅には比例するが、垂直偏向周波数には
反比例する。そして、本実施例では上記コンデンサC1
の両端に生じるパラボラ波電圧だけを必要としており、
これを交流差動増幅回路2で取り出している。この交流
差動増幅回路2中、コンデンサC3と抵抗R7は直流成
分を阻止する役目をするので、コンデンサC3と抵抗R
4,R7の接続点にはコンデンサC1の両端に生じたパ
ラボラ波電圧と抵抗R1の両端に生じた鋸波電圧とが加
算されて加えられる。また、抵抗R1とR5の接続点に
は鋸波電圧のみが加えられている。ここで、抵抗R4〜
R6,R8の値をR4=R5,R6=R8と設定すれば
、これらの抵抗と演算増幅器Q2で差動増幅回路が構成
されるので、演算増幅器Q2の出力端子には二つの入力
電圧の差、つまりパラボラ波電圧のみが得られる。また
、この差動増幅回路の電圧利得はR8/R4(またはR
6/R5)となるので、これらの抵抗値の設定のしかた
により演算増幅器Q2の出力端子には任意の電圧振幅の
パラボラ波電圧が得られる。なお、抵抗R7は原理的に
は省略しても差し仕えない。
流れないようにコンデンサC1が直列に接続されている
が、このコンデンサC1の両端には鋸波偏向電流が流れ
るので、その両端には鋸波を積分したパラボラ波電圧も
現れる。このパラボラ波電圧の電圧振幅は、垂直偏向電
流つまり垂直振幅には比例するが、垂直偏向周波数には
反比例する。そして、本実施例では上記コンデンサC1
の両端に生じるパラボラ波電圧だけを必要としており、
これを交流差動増幅回路2で取り出している。この交流
差動増幅回路2中、コンデンサC3と抵抗R7は直流成
分を阻止する役目をするので、コンデンサC3と抵抗R
4,R7の接続点にはコンデンサC1の両端に生じたパ
ラボラ波電圧と抵抗R1の両端に生じた鋸波電圧とが加
算されて加えられる。また、抵抗R1とR5の接続点に
は鋸波電圧のみが加えられている。ここで、抵抗R4〜
R6,R8の値をR4=R5,R6=R8と設定すれば
、これらの抵抗と演算増幅器Q2で差動増幅回路が構成
されるので、演算増幅器Q2の出力端子には二つの入力
電圧の差、つまりパラボラ波電圧のみが得られる。また
、この差動増幅回路の電圧利得はR8/R4(またはR
6/R5)となるので、これらの抵抗値の設定のしかた
により演算増幅器Q2の出力端子には任意の電圧振幅の
パラボラ波電圧が得られる。なお、抵抗R7は原理的に
は省略しても差し仕えない。
【0022】上記演算増幅器Q2の出力端子から得られ
たパラボラ波電圧は掛算回路5にて可変直流電圧源6か
らの直流電圧VPと掛算される。この掛算回路5は、二
重平衡差動増幅回路で構成される変調(掛算)回路であ
り、例えばIC等で専用のものが存在するので容易に構
成することができる。そして、この掛算回路5の出力側
に得られるパラボラ波の電圧振幅は上記直流電圧VPの
値に依存する。この直流電圧VPは左右糸巻歪を補正す
るためのものであり、例えばD−A(デジタル−アナロ
グ)変換器を用いてこれをマイクロコンピュータで制御
すればリモートコントロールでパラボラ波電圧の電圧振
幅を調整することができる。
たパラボラ波電圧は掛算回路5にて可変直流電圧源6か
らの直流電圧VPと掛算される。この掛算回路5は、二
重平衡差動増幅回路で構成される変調(掛算)回路であ
り、例えばIC等で専用のものが存在するので容易に構
成することができる。そして、この掛算回路5の出力側
に得られるパラボラ波の電圧振幅は上記直流電圧VPの
値に依存する。この直流電圧VPは左右糸巻歪を補正す
るためのものであり、例えばD−A(デジタル−アナロ
グ)変換器を用いてこれをマイクロコンピュータで制御
すればリモートコントロールでパラボラ波電圧の電圧振
幅を調整することができる。
【0023】次に、掛算回路5から出力されたパラボラ
波電圧は、掛算回路5と同様の掛算回路7にてF−V変
換回路3からの直流電圧と掛算される。ここでの掛算利
得は垂直偏向周波数に比例することになるのが、もとも
と垂直偏向回路1から得られたパラボラ波電圧の電圧振
幅は前述のように垂直偏向周波数に反比例するので、結
果的に掛算回路7から出力されるパラボラ波電圧の電圧
振幅は垂直偏向周波数が変化しても一定になる。
波電圧は、掛算回路5と同様の掛算回路7にてF−V変
換回路3からの直流電圧と掛算される。ここでの掛算利
得は垂直偏向周波数に比例することになるのが、もとも
と垂直偏向回路1から得られたパラボラ波電圧の電圧振
幅は前述のように垂直偏向周波数に反比例するので、結
果的に掛算回路7から出力されるパラボラ波電圧の電圧
振幅は垂直偏向周波数が変化しても一定になる。
【0024】一方、F−V変換回路4の出力電圧は、加
算回路9にて可変直流電圧源10からの直流電圧VWと
加算される。この直流電圧VWは水平振幅を調整するた
めのものであり、上記直流電圧VPと同様リモートコン
トロールで調整することができる。また、加算回路9の
構成方法は種々あるが、ここではF−V変換回路4から
出力された直流電圧を直流電圧VWによって増減できれ
ば良く、結果的に加算回路9からは基本的には水平偏向
周波数に比例し、かつ調整により加減可能な直流電圧が
出力される。
算回路9にて可変直流電圧源10からの直流電圧VWと
加算される。この直流電圧VWは水平振幅を調整するた
めのものであり、上記直流電圧VPと同様リモートコン
トロールで調整することができる。また、加算回路9の
構成方法は種々あるが、ここではF−V変換回路4から
出力された直流電圧を直流電圧VWによって増減できれ
ば良く、結果的に加算回路9からは基本的には水平偏向
周波数に比例し、かつ調整により加減可能な直流電圧が
出力される。
【0025】上記加算回路9から出力された直流電圧は
掛算回路8に入力され、ここで掛算回路7から出力され
たパラボラ波電圧と掛算される。その結果、掛算回路8
の出力端子に得られるパラボラ波電圧の電圧振幅は、加
算回路9から出力された直流電圧に比例したものとなる
。そして、この掛算回路8から出力されたパラボラ波電
圧はコンデンサC4を介し、抵抗R9を経た加算回路9
の出力電圧と混合され、レギュレータ回路11に入力さ
れる。この抵抗R9とコンデンサC4の接続点に得られ
る電圧は、直流成分が加算回路9の出力電圧で、交流成
分が掛算回路8から出力されたパラボラ波電圧となるが
、両者は掛算回路8の動作により比例関係にあるので、
結果的に直流成分と交流成分の構成比率と常に一定とな
る。
掛算回路8に入力され、ここで掛算回路7から出力され
たパラボラ波電圧と掛算される。その結果、掛算回路8
の出力端子に得られるパラボラ波電圧の電圧振幅は、加
算回路9から出力された直流電圧に比例したものとなる
。そして、この掛算回路8から出力されたパラボラ波電
圧はコンデンサC4を介し、抵抗R9を経た加算回路9
の出力電圧と混合され、レギュレータ回路11に入力さ
れる。この抵抗R9とコンデンサC4の接続点に得られ
る電圧は、直流成分が加算回路9の出力電圧で、交流成
分が掛算回路8から出力されたパラボラ波電圧となるが
、両者は掛算回路8の動作により比例関係にあるので、
結果的に直流成分と交流成分の構成比率と常に一定とな
る。
【0026】次に上記レギュレータ回路11に入力され
た電圧は、このレギュレータ回路11で増幅される。こ
のレギュレ1タ回路11は、直列制御形でもスイッチン
グ形でも良いが、一般的にはコストを重視すれば前者、
効率を重視すれば後者となる。そして、このレギュレー
タ回路11の出力電圧は上記のように水平出力回路に供
給される電源電圧Vccとなるが、この電圧の直流成分
は基本的には水平偏向周波数に比例する電圧であり、水
平偏向周波数が変化しても水平偏向電流つまり水平振幅
を一定に保つことができる。また、その直流成分は調整
により可変できるので、映像信号表示期間の異なる信号
源に対しては画面の水平振幅を所望の状態に調整するこ
とができ、回路や部品等のばらつきもこの調整で補正す
ることができる。
た電圧は、このレギュレータ回路11で増幅される。こ
のレギュレ1タ回路11は、直列制御形でもスイッチン
グ形でも良いが、一般的にはコストを重視すれば前者、
効率を重視すれば後者となる。そして、このレギュレー
タ回路11の出力電圧は上記のように水平出力回路に供
給される電源電圧Vccとなるが、この電圧の直流成分
は基本的には水平偏向周波数に比例する電圧であり、水
平偏向周波数が変化しても水平偏向電流つまり水平振幅
を一定に保つことができる。また、その直流成分は調整
により可変できるので、映像信号表示期間の異なる信号
源に対しては画面の水平振幅を所望の状態に調整するこ
とができ、回路や部品等のばらつきもこの調整で補正す
ることができる。
【0027】また、上記電源電圧Vccの交流成分、す
なわち垂直パラボラ波電圧は、左右糸巻歪を補正する電
圧として供されるが、このパラボラ波電圧の電圧振幅は
直流成分の電圧と同じ比率で重畳されているので、水平
偏向周波数が変化したり、水平振幅を調整した場合でも
常に糸巻歪の品位を一定に保つことができる。更に、こ
のパラボラ波電圧の電圧振幅は調整により可変できるの
で、ばらつきを補正することができると共に、垂直振幅
を調整した場合には垂直振幅に比例してパラボラ波電圧
の電圧振幅も変化するので、糸巻歪の品位を一定に保つ
ことができる。
なわち垂直パラボラ波電圧は、左右糸巻歪を補正する電
圧として供されるが、このパラボラ波電圧の電圧振幅は
直流成分の電圧と同じ比率で重畳されているので、水平
偏向周波数が変化したり、水平振幅を調整した場合でも
常に糸巻歪の品位を一定に保つことができる。更に、こ
のパラボラ波電圧の電圧振幅は調整により可変できるの
で、ばらつきを補正することができると共に、垂直振幅
を調整した場合には垂直振幅に比例してパラボラ波電圧
の電圧振幅も変化するので、糸巻歪の品位を一定に保つ
ことができる。
【0028】なお、垂直及び水平のF−V変換回路3,
4は、上述の自動追従同期方式のために必要な要素であ
るが、これらは垂直及び水平の発振周波数を制御するた
めにも必要な要素であり、本実施例のために別個に設け
る必要はなく、共用することができる。
4は、上述の自動追従同期方式のために必要な要素であ
るが、これらは垂直及び水平の発振周波数を制御するた
めにも必要な要素であり、本実施例のために別個に設け
る必要はなく、共用することができる。
【0029】ここで、理想的な水平出力回路用電源装置
の特性としては、前述したように次の条件をあげること
ができる。 (a)水平偏向周波数が変化しても水平振幅が基本的に
は一定であること(但し調整は可能であること)。 (b)垂直偏向周波数が変化しても左右糸巻歪が変化し
ないこと。 (c)水平偏向周波数が変化しても左右糸巻歪が変化し
ないこと。 (d)垂直振幅を調整しても左右糸巻歪が変化しないこ
と。 (e)水平振幅を調整しても左右糸巻歪が変化しないこ
と。 (f)左右糸巻歪は回路その他の初期条件のばらつきを
吸収するために調整ができるようになっていること。
の特性としては、前述したように次の条件をあげること
ができる。 (a)水平偏向周波数が変化しても水平振幅が基本的に
は一定であること(但し調整は可能であること)。 (b)垂直偏向周波数が変化しても左右糸巻歪が変化し
ないこと。 (c)水平偏向周波数が変化しても左右糸巻歪が変化し
ないこと。 (d)垂直振幅を調整しても左右糸巻歪が変化しないこ
と。 (e)水平振幅を調整しても左右糸巻歪が変化しないこ
と。 (f)左右糸巻歪は回路その他の初期条件のばらつきを
吸収するために調整ができるようになっていること。
【0030】上記条件のうち、(a),(d),(f)
は従来でも容易に解決可能な条件であったが、(b),
(c),(e)の条件は簡単に言うと水平出力回路の電
源電圧を構成する直流電圧成分とパラボラ波電圧成分の
比率が一定であれば良いということであるが、従来では
この条件を満足できなかった。そこで、本実施例では上
述の構成とすることで、これらの条件を満足させている
。
は従来でも容易に解決可能な条件であったが、(b),
(c),(e)の条件は簡単に言うと水平出力回路の電
源電圧を構成する直流電圧成分とパラボラ波電圧成分の
比率が一定であれば良いということであるが、従来では
この条件を満足できなかった。そこで、本実施例では上
述の構成とすることで、これらの条件を満足させている
。
【0031】すなわち、垂直出力回路から得られるパラ
ボラ波電圧の大きさは垂直偏向周波数に比例し、この変
化をなくすには、垂直偏向周波数(垂直同期信号周波数
)に比例した直流電圧とパラボラ波電圧とを掛算すれば
良く、これにより(b)の条件を満足させることができ
る。また、水平偏向周波数が変化しても垂直パラボ波電
圧とは無関係であり、何の変化もしない。そして、垂直
パラボラ波電圧の電圧振幅が水平偏向周波数に比例する
ようにするには水平偏向周波数(水平同期信号周波数)
に比例した直流電圧とパラボラ波電圧とを掛算すれば良
く、これにより(c)の条件を満足させることができる
。また、F−V変換回路4の出力電圧は水平偏向周波数
が変化しても基本的には水平振幅が変化しないようにす
るための電圧源として供されるが、これに水平振幅調整
用の直流電圧VWが加算(加減)されているので、水平
振幅調整によっても垂直パラボラ波電圧は加減され、(
e)の条件も同時に満足される。
ボラ波電圧の大きさは垂直偏向周波数に比例し、この変
化をなくすには、垂直偏向周波数(垂直同期信号周波数
)に比例した直流電圧とパラボラ波電圧とを掛算すれば
良く、これにより(b)の条件を満足させることができ
る。また、水平偏向周波数が変化しても垂直パラボ波電
圧とは無関係であり、何の変化もしない。そして、垂直
パラボラ波電圧の電圧振幅が水平偏向周波数に比例する
ようにするには水平偏向周波数(水平同期信号周波数)
に比例した直流電圧とパラボラ波電圧とを掛算すれば良
く、これにより(c)の条件を満足させることができる
。また、F−V変換回路4の出力電圧は水平偏向周波数
が変化しても基本的には水平振幅が変化しないようにす
るための電圧源として供されるが、これに水平振幅調整
用の直流電圧VWが加算(加減)されているので、水平
振幅調整によっても垂直パラボラ波電圧は加減され、(
e)の条件も同時に満足される。
【0032】このような、自動追従同期方式のモニタ受
像機において、水平偏向周波数の異なる信号源を入力し
た場合でも水平振幅は大きく変化することはなく、した
がって調整のための可変範囲を小さくすることができる
。また、左右糸巻歪は、垂直偏向周波数、水平偏向周波
数が変化した場合及び垂直振幅、水平振幅を調整した場
合でも品位が一定であるので、信号源ごとに調整しなく
てもすむ。更に、必要な調整は全て直流制御であるため
、リモートコントロール調整にも適しており、調整の際
に本体のキャビネットを開ける必要はない。
像機において、水平偏向周波数の異なる信号源を入力し
た場合でも水平振幅は大きく変化することはなく、した
がって調整のための可変範囲を小さくすることができる
。また、左右糸巻歪は、垂直偏向周波数、水平偏向周波
数が変化した場合及び垂直振幅、水平振幅を調整した場
合でも品位が一定であるので、信号源ごとに調整しなく
てもすむ。更に、必要な調整は全て直流制御であるため
、リモートコントロール調整にも適しており、調整の際
に本体のキャビネットを開ける必要はない。
【0033】図2は本発明の他の実施例を示す回路図で
ある。この実施例は、F−V変換回路3の出力側にも加
算回路12を接続し、左右糸巻歪調整用の直流電圧VP
を出力する可変直流電圧源6をこの加算回路12に接続
したものであり、F−V変換回路3の出力電圧に上記直
流電圧VPを加算してから掛算回路7に入力させている
。この構成により図1の回路における掛算回路5を省略
でき、通常掛算回路よりも加算回路の方が安価に構成で
きるので、図1の実施例よりも安価なものとなる。但し
、この図2の回路が成り立つのは、加算回路12の出力
電圧と垂直偏向周波数の比例関係が許容範囲内でくずれ
ない条件を保てる場合、つまり直流電圧VPの可変範囲
が小さい場合か、あるいは入力信号源ごとに左右糸巻歪
を調整する場合である。
ある。この実施例は、F−V変換回路3の出力側にも加
算回路12を接続し、左右糸巻歪調整用の直流電圧VP
を出力する可変直流電圧源6をこの加算回路12に接続
したものであり、F−V変換回路3の出力電圧に上記直
流電圧VPを加算してから掛算回路7に入力させている
。この構成により図1の回路における掛算回路5を省略
でき、通常掛算回路よりも加算回路の方が安価に構成で
きるので、図1の実施例よりも安価なものとなる。但し
、この図2の回路が成り立つのは、加算回路12の出力
電圧と垂直偏向周波数の比例関係が許容範囲内でくずれ
ない条件を保てる場合、つまり直流電圧VPの可変範囲
が小さい場合か、あるいは入力信号源ごとに左右糸巻歪
を調整する場合である。
【0034】なお、図示しないが、左右糸巻歪をリモー
トコントロール調整しない場合は、可変抵抗器等を用い
てパラボラ波電圧を調整するようにしても良い。
トコントロール調整しない場合は、可変抵抗器等を用い
てパラボラ波電圧を調整するようにしても良い。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、偏向周
波数が変化しても左右糸巻歪が変化することはなく、調
整のための可変範囲を小さくすることができ、また信号
源ごとに調整する必要がなくなるという効果が得られる
。
波数が変化しても左右糸巻歪が変化することはなく、調
整のための可変範囲を小さくすることができ、また信号
源ごとに調整する必要がなくなるという効果が得られる
。
【図1】本発明の一実施例を示す回路図。
【図2】本発明の他の実施例を示す回路図。
1 垂直偏向回路
2 交流差動増幅回路(電圧取出手段)3 F−V
変換回路(第1の電圧発生手段)4 F−V変換回路
(第2の電圧発生手段)5 掛算回路 6 可変直流電圧源 7 掛算回路 8 掛算回路 9 加算回路 10 可変直流電圧源 11 レギュレータ回路 12 加算回路 LY 垂直偏向コイル CI コンデンサ
変換回路(第1の電圧発生手段)4 F−V変換回路
(第2の電圧発生手段)5 掛算回路 6 可変直流電圧源 7 掛算回路 8 掛算回路 9 加算回路 10 可変直流電圧源 11 レギュレータ回路 12 加算回路 LY 垂直偏向コイル CI コンデンサ
Claims (3)
- 【請求項1】 垂直偏向コイルと直列に接続されたコ
ンデンサの両端に発生するパラボラ波電圧を取り出す電
圧取出手段と、垂直偏向周波数に比例した直流電圧を出
力する第1の電圧発生手段と、水平偏向周波数に比例し
た直流電圧を出力する第2の電圧発生手段と、前記パラ
ボラ波電圧と第1の電圧発生手段及び第2の電圧発生手
段からの直流電圧とを掛算する掛算回路とを備え、その
掛算回路の出力電圧に前記第2の電圧発生手段からの直
流電圧を加算した電圧を増幅して水平出力回路の電源電
圧として供給することを特徴とする水平出力回路用電源
装置。 - 【請求項2】 前記第2の電圧発生手段からの直流電
圧を制御する制御手段を備えていることを特徴とする請
求項1記載の水平出力回路用電源装置。 - 【請求項3】 前記コンデンサの両端から取り出した
パラボラ波電圧のレベルを制御する制御手段を備えてい
ることを特徴とする請求項1または2記載の水平出力回
路用電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15611291A JPH04355568A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 水平出力回路用電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15611291A JPH04355568A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 水平出力回路用電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04355568A true JPH04355568A (ja) | 1992-12-09 |
Family
ID=15620576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15611291A Withdrawn JPH04355568A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 水平出力回路用電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04355568A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2757000A1 (fr) * | 1996-12-09 | 1998-06-12 | Sgs Thomson Microelectronics | Procede de generation de signaux de balayage pour recepteurs a tube cathodique |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP15611291A patent/JPH04355568A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2757000A1 (fr) * | 1996-12-09 | 1998-06-12 | Sgs Thomson Microelectronics | Procede de generation de signaux de balayage pour recepteurs a tube cathodique |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980806 |