JPH04355324A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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Publication number
JPH04355324A
JPH04355324A JP15595291A JP15595291A JPH04355324A JP H04355324 A JPH04355324 A JP H04355324A JP 15595291 A JP15595291 A JP 15595291A JP 15595291 A JP15595291 A JP 15595291A JP H04355324 A JPH04355324 A JP H04355324A
Authority
JP
Japan
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light
detection
receiving element
disk
optical fiber
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Pending
Application number
JP15595291A
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English (en)
Inventor
Akira Kobayashi
小林 公
Hirotaka Kumada
熊田 博孝
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位置検出装置に関し、特
に、狭隘かつ厳しい温度環境下で使用される回転体の回
転数や回転角を検出するための位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は従来技術の一例を示す回転体の
位置検出装置の要部断面図であり、図12は図11にお
けるA−A矢視図である。図11において、ケーシング
1の内部には軸受2および3で回転自在に支持された軸
4が設けられている。この軸4の中間部にはディスク5
が固定されている。
【0003】ケーシング1の内壁面には発光素子6a,
6bおよび受光素子7a,7bが取付けられている。発
光素子6aは受光素子7aと、発光素子6bは受光素子
7bと、それぞれ対となり、互いにその発光面と受光面
とが対向するような位置に取付けられている。前記ディ
スク5は、これら発光素子6a,7aおよび受光素子7
a,7bの中間に位置するようにして取付けられる。
【0004】図12に示したように、ディスク5の周縁
部近傍には予定間隔で複数個の孔5aが穿設されている
。これらの孔5aの配列間隔は、等角度間隔に設定され
ることもあるし、検出対象となる回転体(以下、単に回
転体という)の予定の回転位置に対応させて不等角度間
隔で設定されることもある。例えば、エンジンの点火時
期制御のために回転体つまりエンジンのクランクシャフ
トの回転位置を検出するような場合、前記孔5aはシリ
ンダの数だけ穿設され、その配置間隔はシリンダの配置
角度に応じて決定される。
【0005】さらに、前記複数の孔5aの数を計数し、
その計数結果によって回転体の回転位置を検出するよう
な場合には、孔5aの配置間隔は、回転体の回転角度や
回転数を検出するときの要求精度に応じて任意に設定さ
れる。また、孔5aの形状も真円に限らず長孔であった
り、ディスク5aの周縁部から中心に向かって切込まれ
たノッチであることもある。前記軸4には回転体(図示
せず)が直接または間接に結合される。さらに、前記デ
ィスク5には、ディスク5の回転の基準位置を設定する
ための基準孔5bが穿設されている。
【0006】このような構成によって前記軸4に結合さ
れた回転体の回転位置を検出するためには、発光素子6
a,6bを付勢し、それらの光が受光素子7a,7bで
それぞれ受光されたか否かを判断する。すなわち、回転
体の回転に伴って軸4が回転すると、これと共にディス
ク5も回転する。その結果、発光素子6aおよび受光素
子7aならびに前記孔5aが一直線上に並んだ位置での
み、受光素子7aは発光素子6aから出た光を受光する
。同様に、発光素子6bおよび受光素子7bならびに前
記基準孔5bが一直線上に並んだ位置でのみ、受光素子
7bは光を受光する。受光素子7a,7bの受光信号(
パルス)は図示しない制御装置に転送され、この制御装
置ではこれらの受光信号に基づいてディスク5すなわち
回転体の回転角や回転数を演算する。
【0007】例えば、エンジンの点火時期制御において
は、受光素子7bがパルスを発生した時点を基準とし、
その基準点から数えて何番目のパルスが検出されたかに
よってシリンダの回転位置を判断し、点火時期に至った
ことを判定することができる。なお、上述のような、発
光素子と受光素子との組合わせで回転体の位置を検出す
る装置は特開昭64−49914号公報にも開示されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の位置検
出装置には、次のような問題点があった。すなわち、位
置検出装置は非常に厳しい環境下で使用されることがあ
る。例えば自動車のエンジン制御に上記の位置検出装置
が使用されるような場合には、位置検出装置はエンジン
の熱の影響などで高温にさらされることがある。
【0009】ところで、前記発光素子6や受光素子7と
しては、発光ダイオードやフォトトランジスタなどの半
導体素子が使用されることが多く、これらの半導体素子
は高温において十分な性能を発揮できないという欠点が
ある。したがって、これらの素子を使用した位置検出装
置の使用可能温度は、素子の温度特性に依存して狭い範
囲に制限されるという問題点があった。
【0010】また、構造上の都合によっては、非常に狭
隘な場所に位置検出装置を設置しなくてはならないこと
も有り得る。このような条件のもとでは、回転角検出用
および基準点検出用として受光素子と発光素子とをそれ
ぞれ1対設けるのが困難なこともある。
【0011】本発明の目的は、前述の問題点を解決し、
狭隘かつ温度条件などの厳しい環境下で使用することが
できる回転体の位置検出装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明は、1か所のみ他の個所よりも間隔を小
さくして回転方向に配列された少なくとも3個の検出用
領域を含み、この検出用領域とその配列間隔領域とで光
反射率を互いに異ならせてなるパルス発生パターンが形
成されたディスクと、一端を前記パルス発生パターンに
対向させて配置した光ファイバーケーブルと、この光フ
ァイバーケーブルの他端に対向して設けられた発光素子
と、この発光素子で発生され、前記光ファイバーケーブ
ルを通り、前記パルス発生パターンで反射された光を受
光するように配置された受光素子と、予定のしきい値の
上下に出力が変化する前記受光素子の変化間隔に基づき
、前記小さい間隔で互いに隣接する2つの検出用領域を
他の検出用領域と識別して検出する手段とを具備した点
に第1の特徴がある。
【0013】また、本発明は、回転方向における寸法を
、1か所のみ他の個所と異ならせて前記回転方向に予定
間隔をおいて配列された複数の検出用領域を含み、前記
検出用領域とその配列間隔領域とで光反射率を互いに異
ならせてなるパルス発生パターンが形成されたディスク
と、一端を前記パルス発生パターンに対向させて配置し
た光ファイバーケーブルと、この光ファイバーケーブル
の他端に対向して設けられた発光素子と、この発光素子
で発生され、前記光ファイバーケーブルを通り、前記パ
ルス発生パターンで反射された光を受光するように配置
された受光素子と、予定のしきい値の上下に変化する前
記受光素子の変化間隔に基づき、前記寸法の異なる検出
用領域を他の検出用領域と識別して検出する手段とを具
備した点に第2の特徴がある。
【0014】
【作用】上記の特徴を有する本発明では、発光素子から
出て、光ファイバーケーブルの先端からディスクに向け
て放たれた光が、前記パルス発生パターンの反射率の高
い領域(以下、反射面)に照射されたときは、光ファイ
バーケーブルを通って受光素子で受光される光信号の検
出レベルは高い。一方、光ファイバーケーブルの先端か
らディスクに向けて放たれた光が、前記パルス発生パタ
ーンの反射率の低い領域(以下、吸収面)に照射された
ときは、光ファイバーケーブルを通って受光素子で受光
される光信号の検出レベルは低くなる。この反射面およ
び吸収面のいずれに光が照射されるかは、ディスクの位
置つまり回転体の位置によって決定される。
【0015】すなわち、ディスクの回転に伴って反射面
および吸収面に対して交互に光が照射されることになり
、これに応じて受光素子の出力信号は高低に変化する。 この高低に変化する信号を適宜のパルス整形手段で整形
してパルス信号として取出せば、このパルス信号に基づ
いて回転体の位置を検出できる。また、前記パルス信号
を計数することによって回転角を検出することができる
【0016】また、第1の特徴を有する本発明では、検
出用領域の配置間隔のうちの1か所を他の個所より小さ
くしてあるので、これに応じて前記高低に変化するパル
ス信号の変化間隔も異なる。したがってこの変化間隔の
違いによって他より小さい間隔を有して配列されている
検出用領域を他の検出用領域と区別して検出できる。
【0017】同様に、第2の特徴を有する本発明では、
前記検出用領域のうちの1つの寸法を他の検出用領域の
寸法と異ならせてあるので、これに応じて前記高低に変
化するパルス信号の変化間隔が異なり、この変化間隔の
違いによって他より小さい寸法の検出用領域を他の検出
用領域と区別して検出できる。
【0018】さらに、本発明では、発光素子および受光
素子は、光ファイバーケーブルを介して回転体から離れ
た位置に設けることができるので、発光素子および受光
素子の特性が被検出体の設置位置の環境に左右されない
【0019】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明を説明する。 図1は本発明の一実施例を示す位置検出装置の断面図で
あり、同図(b)は図1のB−B矢視図であり、位置検
出装置に組込まれるディスク5の一例を示したものであ
る。なお、図1において図11と同符号は同一または同
等部分を示す。
【0020】図1において、ケーシング1の壁面に光フ
ァイバーケーブル8が固定されている。この光ファイバ
ーケーブル8の取付位置は、その端面が同図(b)に示
したディスク5上の検出用パターン、つまり光反射面5
0および光吸収面51がディスク5の回転方向に交互に
配列された環状パターンに対向するように設定される。 例えばこの環状パターンは、ディスク5の素材を金属と
した場合は、その金属光沢面を前記光反射面50とし、
その上に光を吸収しやすい黒色系のパターンを印刷して
光の吸収面51とすることによって形成できる。
【0021】光ファイバーケーブル8の他端は、当該検
出装置の制御部である電子制御装置9の壁面に固定され
る。電子制御部9の内面にはセンサボックス10が取付
けられ、このセンサボックス10には発光素子6および
受光素子7が取付けられている。前記受光素子7は光フ
ァイバーケーブル8の延長線上に配置され、この光ファ
イバーケーブル8と受光素子7との中間にはハーフミラ
ー11が設けられている。このハーフミラー11は図示
のように受光素子7の受光軸に対して45°傾斜して設
けられている。一方、発光素子6はハーフミラー11の
反射面側に設けられ、この発光素子6から放たれた光が
ハーフミラー11で反射して光ファイバーケーブル8に
入射されるようにしている。
【0022】以上の構成により、発光素子6から放たれ
た光は光ファイバーケーブル8を通ってディスク5に照
射される。ディスク5が取付けられている軸4が回転体
の動きによって回動されると、前記光ファイバーケーブ
ル8からディスク5に照射された光はディスク上の反射
面50および吸収面51に交互に照射される。
【0023】その結果、反射面50で反射された光は光
ファイバーケーブル8を通って電子制御装置9側に戻り
、受光素子7で受光される。吸収面51に照射された光
は受光素子7で受光されないか、受光されたとしてもそ
の受光レベルは極めて低い。この高低に変化する受光素
子7の出力信号を適宜のしきい値に基づいてパルス整形
処理を施し、そのパルス信号の立上がりまたは立下がり
を検出し、その検出結果からディスク5が予定の回転位
置に達したことを検出することができる。
【0024】図1に示したディスク5上の環状パターン
は種々のものが使用される。次に図面を参照して、環状
パターンの詳細について説明する。図3,図4,図5は
前記検出装置に組込まれるディスク5およびその上に形
成される環状パターンの例を示す図である。まず、図3
において、環状パターンは、ディスク5の回転方向Rに
寸法Aの幅を有する光反射面50と寸法Bの幅を有する
光吸収面51が前記回転方向に配列されて構成される。 そして、光吸収面51のうちの1つが、他と比較してそ
の幅が小さく設定されている。光反射面50のうち、前
記小さい寸法の光吸収面51を挟んで配列された2つの
光反射面50は、回転体の基準位置を検出するための検
出用領域(基準点検出用領域)となり、その他の光反射
面50は前記基準位置からの回転位置を検出するための
検出用領域(回転位置検出用領域)となる。
【0025】また、図4に示したディスク5においても
、光反射面50と光吸収面51とが交互に配列されてい
る。この例では、光反射面50のうち1つが、その他の
光反射面50よりも幅が大きく設定されていて、この大
きく設定された光反射面50が基準点検出用領域となり
、その他の光反射面50が回転位置検出用領域となる。 なお、図4においては、図の繁雑を避けるため符号を一
部省略した。
【0026】さらに、図5に示したディスク5では、図
4に示したものとは反対に、光反射面50のうち1つの
幅をその他の光反射面50の幅より小さく設定してあり
、この小さく設定された光反射面50が基準点検出用領
域となり、他の光反射面50が回転位置検出用領域とな
る。
【0027】次に、前記受光素子7の出力信号の例を示
し、その例に基づいて前記基準点検出用領域を回転位置
検出用領域から区別して検出する手順を説明する。図6
,図7,図8は、図3,図4,図5に示した環状パター
ンのディスク5をそれぞれ装着したときの受光素子7の
出力信号を、予定のしきい値によって整形したときの波
形図である。基準点検出用領域付近での受光信号の変化
をそれぞれの図(a)に示し、回転位置検出用領域付近
での受光信号の変化を同図(b)に示す。
【0028】図6〜図8において、受光素子7の受光レ
ベルが前記しきい値より大きいときの信号レベルをハイ
(H)で示し、受光素子7の受光レベルが前記しきい値
より小さいときの信号レベルはロー(L)で示した。信
号レベルがHとなっている時間Aは、前記光反射面50
からの反射光を受光している時間に相当し、信号レベル
がLとなっている時間Bは、光ファイバーケーブルから
の光が前記光吸収面51に照射されている時間に相当す
る。
【0029】まず図6では、信号レベルがLからHに変
化したときを時刻t1とし、信号レベルがLに変化した
ときを時刻t2とする。そして、信号レベルがHからL
に変化したときから予定時間経過後の時刻をt3とする
。時刻t1,t2,t3は後述のカウンタ値X1,X2
,X3でそれぞれ表される。時刻t3は、基準点検出用
領域を判定するタイミングであり、このタイミングt3
で示される位置が所望の検出位置となるように設定され
る。この時刻t3は、時間Aの長さに応じて予定の算出
式に基づいて計算され設定される。
【0030】また、図7,図8では、信号レベルがLか
らHに変化したときを時刻t1とし、その時刻t1から
予定の時間経過後の時刻t3を基準点検出用領域判定タ
イミングとしている。
【0031】まず、図6に示したディスク5を使用した
ときの基準点検出用領域判定動作を説明する。図9は基
準点検出用領域判定動作を示すフローチャートである。 図9において、ステップS1では、受光素子7の出力信
号レベルがHかLかを判断する。出力信号レベルがHな
らばステップS2に進み、基準クロック信号を計数して
いる所定のカウンタのカウンタ値X1をメモリに記憶す
る。
【0032】ステップS3では、受光素子7の出力信号
レベルがHかLかを判断する。出力信号レベルがLなら
ばステップS4に進み、前記カウンタのカウンタ値X2
をメモリに記憶する。ステップS5では、カウンタ値X
2とX1との差を算出する。この差が前記時間Aである
。ステップS6では、前記時刻t3に相当するカウンタ
値X3を算出する。例えば算出式、X3=(X2−X1
)×kによって求める。定数kは光反射面50と光吸収
面51の幅A,Bに応じて決定される。すなわち時刻t
1で、基準点検出用領域として設定されている2つの光
反射面50のうち、ディスク5の回転によって先に検出
される光反射面50を検出したときは、その後の時刻t
3では光ファイバーケーブル8から出た光がその次の光
反射面50に照射されて信号レベルがHになり、一方、
時刻t1で、それ以外の光反射面50を検出したときは
、時刻t3においては光が光吸収面51に照射されて信
号レベルがLになるように設定する。
【0033】なお、カウンタ値X3は固定値でも良いが
、この実施例のようにカウンタ値X1とX2との差によ
って計算するようにした方が、回転体の速度変化に影響
されない点でその利用範囲が広い。ステップS7では、
カウンタ値が値X3になったか否かを判断する。ステッ
プS7の判断か肯定のときはステップS8に進み、信号
レベルがHかLかを判断する。信号レベルがHのときは
、図6(a)に示した関係にあると判断してステップS
9に進む。ステップS9では、基準位置検出信号を出力
する。一方、信号レベルがLのときは、図6(b)に示
した関係にあると判断してステップS10に進む。 ステップS10では、回転角検出信号を出力する。
【0034】ステップS9および10で出力される基準
点検出信号および回転角検出信号に基づいて、エンジン
の点火時期が検出され、適正な点火制御を行うことがで
きる。  同様に、図4,図5に示したディスク5が装
着された検出装置では、図7,図8に示したような関係
になるように時刻X3を設定し、その時刻X3の時点で
信号レベルがHかLかによって、基準点検出信号および
回転角検出信号のいずれを出力するかを判断する。
【0035】次に、上記の基準点検出用領域判定処理を
実行するための制御装置の要部機能を説明する。図10
において、カウンタ14には基準クロックCKが供給さ
れ、そのクロック数の計数がなされる。受光信号検出部
13は受光素子7から予定レベル以上出力信号が供給さ
れると、信号aをカウンタ14に出力すると共に、フラ
グ15をセットする。また、受光素子7から供給される
信号が予定レベル以下のときは、信号bをカウンタ14
に出力すると共に、フラグ15をリセットする。  カ
ウンタ14は前記信号aに応答してメモリ16にそのと
きのカウンタ値を出力し、前記信号bに応答してメモリ
17にそのときのカウンタ値を出力する。算出部18は
、メモリ16および17に記憶されているカウンタ値を
読込んで、前記カウンタ値X3を算出する。
【0036】算出されたカウンタ値は判断部19にセッ
トされる。判断部19は、カウンタ14から供給される
カウンタ値が値X3に達したときにフラグ15の状態を
見る。そして、フラグ15がセットされていれば基準位
置検出信号を出力し、フラグ15がリセットされていれ
ば回転角検出信号を出力する。
【0037】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図2は本発明の第2実施例を示す検出装置の断面図
であり、図1と同符号は同一または同等部分を示す。同
図において、ディスク5は図3〜図4に示したものと異
なり、前記光反射面に対応する部分が切り欠きまたはス
リット5aになっている。これら切り欠きまたはスリッ
ト5aを除く部分は光吸収面になるように無反射の塗装
が施すとか、黒色系の材料で製作する。
【0038】そして、このディスク5の背後、つまり光
ファイバーケーブル8の取付け面の反対側のケーシング
1の壁面には光反射手段としてのミラー12が貼付けら
れている。なお、このミラー12は光ファイバーケーブ
ル8から放出された光が照射されるように、光ファイバ
ーケーブル8の延長線上に貼付けられている。
【0039】このような構成によって、光ファイバーケ
ーブル8から出力された光は、軸4に結合された回転体
の回動に応じてディスク5の無反射面に照射されたり、
ディスク5の切り欠きまたはスリット5aを通過してデ
ィスク5の背後のミラー12に照射されたりする。
【0040】このディスク5およびミラー12のいずれ
に光が照射されるかによって受光素子7の出力はレベル
は高低に変化し、第1実施例に関して説明したのと同様
にして受光素子7からパルス信号を取り出すことができ
る。すなわち、この第2実施例では、ディスク5の背後
にミラー12を設けることによって、切り欠きまたはス
リット5aが第1実施例における光反射面として作用す
るようにしている。
【0041】このように、本実施例によれば一対の発光
手段および受光手段によって回転体の位置と基準点の位
置とを区別して検出できる。また回転体およびそれに結
合されたディスク5の設置位置と、発光素子6および受
光素子7等の設置位置とは光ファイバーケーブル8を介
して離隔した。
【0042】また、本実施例のように、光の反射面およ
び吸収面からなるパターンはディスク5の側面に設ける
のに限らず、ディスク5の円周面に設けてもよい。この
場合は、光ファイバーケーブル8はその端面がディスク
5の円周面に対向するよう設けるのはいうまでもない。
【0043】さらに、前記光の反射面および吸収面は回
転体に結合されるディスク5に設けるのではなく、回転
体自体に直接設けてもよい。例えば、位置検出の対象と
なる回転体の円周または側面に明暗または白黒のパター
ンを施し、このパターンに前記光ファイバーケーブル8
の端面が対向するように配置すればよい。
【0044】なお、本実施例に示したディスク5のパタ
ーンを、光反射面と光吸収面の相互の関係を逆にし、符
号50で示した部分を光吸収面とし、符号51で示した
部分を光反射面としてもよい。その場合には図6〜図8
に示した信号のレベルが逆になるので、それに対応する
ように前記フローチャートにおけるレベル判断の基準を
逆にすることによって本実施例と同様の動作を行わせる
ことができる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、回転体と検出センサの構成要素である発光素
子および受光素子などの半導体素子とを離れた場所に設
置できる。したがって、例えば自動車のエンジン近くに
ある回転体などのように、その場所が高温になりやすい
場合でも、前記半導体素子は温度の影響を受けることが
ない。また、電気信号線を介さずに回転体の位置の検出
結果を電子制御装置に導くことができるので、ノイズの
影響を受けにくい。さらに、回転体のそばに半導体素子
やこれらを取付ける回路基盤を設ける必要がなくなるの
で、回転体の周囲に空間が少ないような場合にも、この
回転体の位置検出を行うことができる。
【0046】そして、本発明では、上記の発光素子と受
光素子からなる検出センサを一対設けるだけで回転の基
準および回転位置の2つの位置情報を検出できる。その
結果、発光素子と受光素子が少なくてすむのはもちろん
のこと、これらを高熱環境下から離すための光ファイバ
ーケーブルも少なくできる。
【0047】以上のように、本発明によれば、回転体の
設置位置にかかわりなく、その位置情報を検出できると
共に、検出装置の構成を簡単にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】    本発明の第1実施例を示す位置検出装
置の断面図である。
【図2】    本発明の第2実施例を示す位置検出装
置の断面図である。
【図3】    ディスク上に形成されたパターンの例
を示す断面図である。
【図4】    ディスク上に形成されたパターンの例
を示す断面図である。
【図5】    ディスク上に形成されたパターンの例
を示す断面図である。
【図6】    受光素子の出力波形図である。
【図7】    受光素子の出力波形図である。
【図8】    受光素子の出力波形図である。
【図9】    実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】  実施例の要部制御機能を示すブロック図
である。
【図11】  従来の位置検出装置を示す断面図である
【図12】  ディスクの形状を示す図11のA−A矢
視図である。
【符号の説明】
4…軸、  5…ディスク、  6…発光素子、  7
…受光素子、8…光ファイバーケーブル、  11…ハ
ーフミラー、  12…ミラー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  回転体に設けられた検出用領域に対し
    て照射された光の反射光を受光素子で受光し、その受光
    レベルによって回転体の位置を検出するように構成され
    た位置検出装置において、1か所のみ他の個所よりも間
    隔を小さくして回転方向に配列された少なくとも3個の
    検出用領域を含み、前記検出用領域とそれらの配列間隔
    領域とで光反射率を互いに異ならせてなるパルス発生パ
    ターンが形成されたディスクと、一端を前記パルス発生
    パターンに対向させて配置した光ファイバーケーブルと
    、  前記光ファイバーケーブルの他端に対向して設け
    られた発光素子と、この発光素子で発生され、前記光フ
    ァイバーケーブルを通り、前記パルス発生パターンで反
    射された光を受光するように配置された受光素子と、予
    定のしきい値の上下に出力が変化する前記受光素子の変
    化間隔に基づき、前記小さい間隔で互いに隣接する2つ
    の検出用領域を他の検出用領域と識別して検出する手段
    とを具備したことを特徴とする位置検出装置。
  2. 【請求項2】    回転体に設けられた検出用領域に
    対して照射された光の反射光を受光素子で受光し、その
    受光レベルによって回転体の位置を検出するように構成
    された位置検出装置において、回転方向における寸法を
    、1か所のみ他の個所と異ならせて前記回転方向に予定
    間隔をおいて配列された複数の検出用領域を含み、前記
    検出用領域とその配列間隔領域とで光反射率を互いに異
    ならせてなるパルス発生パターンが形成されたディスク
    と、一端を前記パルス発生パターンに対向させて配置し
    た光ファイバーケーブルと、  前記光ファイバーケー
    ブルの他端に対向して設けられた発光素子と、この発光
    素子で発生され、前記光ファイバーケーブルを通り、前
    記パルス発生パターンで反射された光を受光するように
    配置された受光素子と、予定のしきい値の上下に変化す
    る前記受光素子の変化間隔に基づき、前記寸法の異なる
    検出用領域を他の検出用領域と識別して検出する手段と
    を具備したことを特徴とする位置検出装置。
  3. 【請求項3】  前記検出用領域が光反射面、前記配列
    間隔領域が光吸収面であることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の位置検出装置。
  4. 【請求項4】  前記検出用領域が光吸収面、前記配列
    間隔領域が光反射面であることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の位置検出装置。
  5. 【請求項5】  前記検出用領域が前記ディスクに穿設
    された孔であり、前記光ファイバーケーブルから放出さ
    れて前記孔を通過した光を反射させるミラーを前記ディ
    スクの背後に設けることによって、前記検出用領域とそ
    の配列間隔領域との光反射率を異ならせたことを特徴と
    する請求項1または2記載の位置検出装置。
  6. 【請求項6】  前記受光素子による検出レベルが予定
    のしきい値の上下いずれか一方から他方に変化した時点
    を検出する手段と、前記変化時点から予定時間経過後に
    、前記検出レベルが前記しきい値の上下いずれにあるか
    を判断する手段とを具備し、その判断結果によって、前
    記小さい間隔で互いに隣接する2つの検出用領域を他の
    検出用領域と識別して検出するように構成したことを特
    徴とする請求項1記載の位置検出装置。
  7. 【請求項7】  前記受光素子による検出レベルが予定
    のしきい値の上下いずれか一方から他方に変化した時点
    を検出する手段と、前記変化時点から予定時間経過後に
    、前記検出レベルが前記しきい値の上下いずれにあるか
    を判断する手段とを具備し、その判断結果によって、寸
    法の異なる検出用領域を他の検出用領域と識別して検出
    するように構成したことを特徴とする請求項2記載の位
    置検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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