JPH04353195A - トンネルライニング装置及びライニング工法 - Google Patents
トンネルライニング装置及びライニング工法Info
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- JPH04353195A JPH04353195A JP3130070A JP13007091A JPH04353195A JP H04353195 A JPH04353195 A JP H04353195A JP 3130070 A JP3130070 A JP 3130070A JP 13007091 A JP13007091 A JP 13007091A JP H04353195 A JPH04353195 A JP H04353195A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
掘進されたトンネルの内周面にポリマー系モルタル等の
速硬性材料を用いて1次ライニングを施すシールド工法
における、シールド式掘進機の自動化トンネルライニン
グ装置及びライニング工法に関する。
工法に用いるシールド掘進機の構成を図5に示す。前記
シールド掘進機本体1の内側に設けられる環状の内型枠
2aと外型枠2bとの間に、ポリマー系モルタル等の速
硬性材料3を充填し凝固させてトンネルライニングを形
成し、これを押し出して施工する。この押し出す力を反
力として、シールド掘進機本体1を前方に推進させると
同時に、前記シールド掘進機本体の外側に配置したパイ
プ4から裏込め材5をシールド後方に生じた空隙に充填
する。
ライニング材を地山と内型枠の間に充填する工法も施工
されている。この場合、トンネル内に作業者が入り、型
枠の組立て及び材料の搬入、打設等を装置及び機器類を
操作して施工している。この場合、推進反力を内型枠で
支持して、装置本体を推進させる場合が多い。
の工法や技術を用いて、シールド掘進機本体を推進させ
ると、推進するに伴って、地山が緩んで崩れ、裏込め材
が十分いきわたらず、空隙が残る場合がある。また他の
コンクリート等のライニング材を充填する工法では、作
業者による手動操作等があるため、自動化、機械化を図
ることが困難である。さらに前述した工法で小口径のト
ンネルライニングを施工する場合には、作業効率が低下
し、且つ作業者に危険が伴なう。
ライニングを現場打設し、それと同時に地山を崩壊せず
に完全にシールド後方の空隙を充填する2次ライニング
を施工するトンネルライニング装置及びライニング工法
を提供することを目的とする。
するために、シールド掘進機本体内に固定された外型枠
、内型枠及び該シールド掘進機本体に対して可とう性を
有する妻型枠で構成され、供給された1次ライニング材
料を充填凝固させ1次ライニングを形成する1次ライニ
ング形成手段と、前記1次ライニング形成手段の妻型枠
と結合され、形成された1次ライニングを後方に押し出
すと共に、前記シールド掘進機本体を前方に推進させる
押し出し推進手段と、前記シールド掘進機本体と前記外
型枠との間に2次ライニング材料を供給する2次ライニ
ング材料供給手段と、前記2次ライニング材料供給手段
により供給された2次ライニングを前記シールド掘進機
本体を前方推進速度より高速度で後方に押し出し、該2
次ライニングを前記1次ライニングと地山との空隙に充
填する2次ライニング充填手段とで構成されたトンネル
ライニング装置を提供する。
外型枠、内型枠及び妻型枠で構成された1次ライニング
打設型枠に1次ライニング材料を供給し、充填凝固させ
て1次ライニングを形成する1次ライニング形成工程と
、前記1次ライニング形成工程で形成された1次ライニ
ングを後方に押し出すと共に、前記シールド掘進機本体
を前方に推進させる押し出し推進工程と、前記シールド
掘進機本体と前記外型枠との間に2次ライニング材料を
供給する2次ライニング材料供給工程と、前記2次ライ
ニング材料供給工程により供給された2次ライニングを
前記シールド掘進機本体を前方推進速度より高速度で後
方に押し出し、前記1次ライニングと地山との空隙に該
2次ライニングを充填する2次ライニング充填工程とで
構成するライニング工法を提供する。
びライニング工法装置によれば、速硬性材料で1次ライ
ニングを施工し、これで推進反力を支持するとともに、
これを内壁として地山との間に2次ライニングを施工す
ることにより完全にシールド本体後方の空隙を充填する
ことができる。
に説明する。
の一実施例としてのシールド掘進機の構成を示す図であ
り、図2は図1中のA−A´部分の断面構造を示す断面
図であり、図3は図1の点線で描いた円Bに示す2次ラ
イニング形成部の拡大図である。
いて、1次ライニングを施工するための1次ライニング
打設型枠部が、外型枠7、内型枠8及び、ヒンジ構造で
傾斜可能で該シールド掘進機本体に対して可とう性を有
するリング状の妻型枠9によって構成される。この1次
ライニング打設型枠部は、枠内にポリマー系モルタル等
の速硬性材料の1次ライニング材料を充填し凝固させ、
1次ライニング10aを形成させる。そしてこの1次ラ
イニング10aを脱型推進ジャッキ11によって押し出
すことにより、1次ライニング10に対して推進反力が
発生し、前記シールド掘進機本体6を前方へ推進させる
。
体6と前記外型枠7と、複数のプレスジャッキ12によ
り押し出し動作する環状プレス板13とで、2次ライニ
ング形成部が構成される。そして前記環状プレス板13
には、プレスする際に注入された裏込め材(以下、2次
ライニング材料と称する)14aが、前記シールド掘進
機本体6と外型枠7から漏出することを防ぐための漏出
防止用のゴム等からなる環状シール材15が取り付けら
れている。前記プレスジャッキ12は、前記環状プレス
板13の裏面側に設けられたヒンジと、それぞれピンに
より結合されている。
ニング材料を充填するための注入パイプ16の注入口が
環状プレス板13に設けられている。また前記環状プレ
ス板13の注入口には、閉口させるための弁17が設け
られている。
ング材料が充填された後に、前記シールド掘進機本体6
が推進すると同時に、シールド掘進機本体の推進速度以
上の速度で環状プレス板13を移動させて、2次ライニ
ング材料を押し出し、1次ライニングと地山18の間を
確実に埋める。ここで、2次ライニング打設長は、1次
ライニング打設長Lと空隙を充填するために必要な余長
(テールボイド量)dとの和により決定し、すなわち2
次ライニング材料をプレスした時に、1次ライニングと
地山の間の空隙を充分に充填できる量によって決められ
る。
分には、円滑に推進できるようにテールシール19が取
り付けられている。さらに前記シールド掘進機本体6の
下部には、硬化材とライニング材料を混合させる混合器
(図示せず)と連結する連結装置20が設けられ、1次
ライニング材料が供給される。次に図4(a)乃至(d
)に、このように構成されたシールド掘進機のライニン
グ工法の動作手順を示す。
ング打設型枠部内にポリマー系モルタル等の速硬性材料
からなる1次ライニング材料10aを充填し凝固させる
。次に2次ライニング形成部内に2次ライニング材料1
4aを充填する。そして前記2次ライニング材料14a
を充填した後、環状プレス板13に開口する注入パイプ
16の注入口を弁17で閉口させる。
次ライニング材料10aを前記脱型推進ジャッキ11で
矢印m方向に押し出し、その押し出しによって生じる反
力を1次ライニング10で支持して、シールド掘進機本
体を前方に推進させる(矢印n)。その推進と同時に、
環状プレス板13を装置本体の推進速度より速く、プレ
スジャッキ12で移動させて2次ライニング材料14a
を押し出し、1次ライニング10,10aと地山18の
間を充填する。このようにして、図4(c)に示すよう
な推進終了状態となる。そして図4(d)に示すように
、前記脱型推進ジャッキ11及び環状プレス板13を引
き戻し、次のライニング工程に移行する。
ニング装置は、1次ライニング打設型枠内で充填凝固さ
れたポリマー系モルタル等からなるトンネルライニング
材料を1次ライニングとして脱型推進ジャッキで押し出
し施工する。この押し出す力で、前回施工した1次ライ
ニングに対して推進反力を支持させ、シールド掘進機本
体を前方へ推進させる。これと同時に2次ライニング材
料を前記1次ライニングの押し出し速度より速い速度で
押し出し、該1次ライニングと地山との空隙を充填する
。すなわち、シールド掘進機が推進する速度より、前記
1次ライニングと地山との空隙に速い充填が行われるた
め、確実且つ、完全に裏込め材(2次ライニング)を施
工することができる。従って、本発明のトンネルライニ
ング装置によれば、自動化、機械化を図ることができ、
作業効率の効率化及び危険の回避が容易に実現できる。 また本発明は、前述した一実施例に限定されるものでは
なく、他にも発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形
や応用が可能であることは勿論である。
イニング装置及びライニング工法装置によれば、推進反
力を支持する1次ライニングを現場打設し、それと同時
に地山を崩壊せずに完全にシールド後方の空隙を充填す
る2次ライニングを実施することができる。
ールド掘進機の構成を示す縦断側面図である。
断面正面図である。
イニング形成部の拡大図である。
掘進機のライニング工法の動作手順を示す図である。
シールド掘進機の構成を示す縦断側面図である。
,8…外型枠、3…速硬性材料、4…パイプ、5,14
,14a…裏込め材(2次ライニング材料)、9…妻型
枠、10…1次ライニング、11…脱型推進ジャッキ、
12…プレスジャッキ、13…環状プレス板、15…環
状シール材、16…注入パイプ、17…弁、18…地山
、19…テールシール、20…連結装置。
Claims (2)
- 【請求項1】 シールド掘進機本体内に固定された外
型枠、内型枠及び該シールド掘進機本体に対して可とう
性を有する妻型枠で構成され、供給された1次ライニン
グ材料を充填凝固させ1次ライニングを形成する1次ラ
イニング形成手段と、前記1次ライニング形成手段の妻
型枠と結合され、形成された1次ライニングを後方に押
し出すと共に、前記シールド掘進機本体を前方に推進さ
せる押し出し推進手段と、前記シールド掘進機本体と前
記外型枠との間に2次ライニング材料を供給する2次ラ
イニング材料供給手段と、前記2次ライニング材料供給
手段により供給された2次ライニングを前記シールド掘
進機本体を前方推進速度より高速度で後方に押し出し、
該2次ライニングを前記1次ライニングと地山との空隙
に充填する2次ライニング充填手段とを具備することを
特徴とするトンネルライニング装置。 - 【請求項2】 シールド掘進機本体内に設けられた外
型枠、内型枠及び妻型枠で構成された1次ライニング打
設型枠に1次ライニング材料を供給し、充填凝固させて
1次ライニングを形成する1次ライニング形成工程と、
前記1次ライニング形成工程で形成された1次ライニン
グを後方に押し出すと共に、前記シールド掘進機本体を
前方に推進させる押し出し推進工程と、前記シールド掘
進機本体と前記外型枠との間に2次ライニング材料を供
給する2次ライニング材料供給工程と、前記2次ライニ
ング材料供給工程により供給された2次ライニングを前
記シールド掘進機本体を前方推進速度より高速度で後方
に押し出し、前記1次ライニングと地山との空隙に該2
次ライニングを充填する2次ライニング充填工程とを具
備することを特徴とするライニング工法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP3130070A JP2910797B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | トンネルライニング装置及びライニング工法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3130070A JP2910797B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | トンネルライニング装置及びライニング工法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH04353195A true JPH04353195A (ja) | 1992-12-08 |
JP2910797B2 JP2910797B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=15025281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3130070A Expired - Lifetime JP2910797B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | トンネルライニング装置及びライニング工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2910797B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102879553A (zh) * | 2012-09-21 | 2013-01-16 | 中铁隧道装备制造有限公司 | 混凝土挤压衬砌试验装置 |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP3130070A patent/JP2910797B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102879553A (zh) * | 2012-09-21 | 2013-01-16 | 中铁隧道装备制造有限公司 | 混凝土挤压衬砌试验装置 |
CN102879553B (zh) * | 2012-09-21 | 2015-04-08 | 中铁工程装备集团有限公司 | 混凝土挤压衬砌试验装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2910797B2 (ja) | 1999-06-23 |
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