JPH04352959A - 医療用廃棄物処理装置 - Google Patents

医療用廃棄物処理装置

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JPH04352959A
JPH04352959A JP3152265A JP15226591A JPH04352959A JP H04352959 A JPH04352959 A JP H04352959A JP 3152265 A JP3152265 A JP 3152265A JP 15226591 A JP15226591 A JP 15226591A JP H04352959 A JPH04352959 A JP H04352959A
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JP
Japan
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water
medical waste
thermal decomposition
gas
steam
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JP3152265A
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English (en)
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Mitsuru Ikeda
満 池田
Kiyoyuki Ikuma
伊熊 清幸
Kazuaki Shirotake
城竹 一秋
Masaya Tanaka
正也 田中
Koichi Murata
耕一 村田
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IMUSETSUKU KK
Fuji Medical Systems Co Ltd
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IMUSETSUKU KK
Fuji Medical Systems Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L11/00Methods specially adapted for refuse
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/02Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using physical phenomena
    • A61L2/04Heat
    • A61L2/06Hot gas
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09BDISPOSAL OF SOLID WASTE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B09B3/00Destroying solid waste or transforming solid waste into something useful or harmless
    • B09B3/0075Disposal of medical waste

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  • Epidemiology (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用済みの医療用プラ
スチック製注射器や注射針の如き感染性医療廃棄物を安
全且つ迅速に廃棄処理する際に用いて好適な医療用廃棄
物処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】産業の多様化にともなって廃棄物の種類
も多様になり、単なる焼却や溶融で比較的容易に処理し
得るものもあれば、処理が容易でないもの、例えば医療
廃棄物の如き感染性を有しているもので、焼却あるいは
溶融中に環境衛生上有害な気体状態の熱分解生成物を発
生するものもある。後者の例としては、病院等から廃棄
される感染性医療廃棄物、即ち使用済みのプラスチック
製注射器類、注射針、カテーテル、手術用手袋などの器
具用器類等が知られている。これらの廃棄物は、細菌が
付着していて感染性があるため、そのまま廃棄すること
はできない。
【0003】そこで病院では、特定の容器に回収し、必
要に応じて裁断器により細かく裁断した後に袋等に収納
し、特定の専門業者に処理を依頼するか、あるいは病院
内で焼却炉により焼却したり、高圧水蒸気による滅菌処
理をしたり、或いは加熱溶融処理をしてから廃棄物とし
て処理している。焼却処理の場合は、一般に燃焼ガス成
分を適当な集塵機によりある程度除去できるものの、焼
却による煤煙を完全に無くすことができないだけでなく
、設備が極めて大掛かりになり、設備費は云うに及ばず
、運転費用や保守管理費などの維持費が高くなる欠点が
ある。又、高圧水蒸気による滅菌処理の場合は、例えば
126〜131℃程度の温度に加熱処理するものである
。この場合は、加熱温度が比較的低いので処理物の殆ど
が熱分解しないので、この滅菌処理に伴うガスや臭気等
の処理手段が必要ないというメリットはあるものの、処
理温度が低いために処理物によっては滅菌処理の効果を
期待出来ない場合があった。このような状況下において
、前述の加熱溶融装置は、適当な廃棄物溶解容器(例え
ば廃棄物溶解容器については、特願平2−281756
号として出願されている。)に入れて、200℃程度に
加熱炉にて溶解処理するので、滅菌処理効果が高く、か
つ設備も平易な構造で大きくならず維持管理も容易であ
る。また、処理物を加熱溶融処理しているときは、加熱
炉(電気炉等)を密閉しておくので、加熱中に加熱分解
生成物を大気中にまき散らすことがないので、環境衛生
の観点からも極めて効果的な処理方法と云うことができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、病院等から廃
棄される注射器(主としてポリプロピレン素材から構成
されているもの)等を加熱溶融装置により例えば200
℃の滅菌加熱処理をした場合、通常170〜180℃の
温度で該処理物よりタール分、酢酸、アセトアルデヒド
等の熱分解生成物が多く発生する。そして、焼却炉から
処理物を取り出すときは、焼却炉が適宜冷却してから取
り出す。この焼却炉を開けたとき、処理物の溶融時に発
生したタール分や、悪臭の原因であるアセトアルデヒト
、酢酸、アセトン等の気体状態熱分解生成物(分解生成
ガス)が炉内に気体とした残存していると、僅かではあ
るが炉外に分解生成ガスが出る問題があった。特に、一
般に融点温度が約170℃程度のプラスチック製注射器
に対し、はるかに融点の低い塩化ビニール系器具類が混
在していると、加熱溶融時に主として塩化水素からなる
有毒ガスが発生し、処理物を取り出すときに装置外に漏
洩することがあり、非常に危険な場合もあった。更に、
通常の使用済み注射器類には、残存血液や残存液中の水
分が多量に含まれる。これらの水分は、加熱溶融装置内
で水蒸気になり、装置内に充満する。前記水蒸気は、冷
却時等において装置内の冷たい部分に容易に付着凝集し
、もとの水に戻る。そして、装置内に長時間滞留したり
、装置内の電気配線部に電気的短絡を発生させるなど、
装置故障の一因となっていた。
【0005】すなわち、本発明の課題は感染性医療廃棄
物等の焼却や加熱溶融を行う際に発生する気体状態の熱
分解生成物や水蒸気を極めて効果的に補集除去し得る医
療用廃棄物処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る前記課題は
、医療用廃棄物を加熱溶融して滅菌処理を施すように構
成した医療用廃棄物処理装置において、前記医療用廃棄
物を加熱する加熱器本体と、水を霧状あるいは噴水状に
放射可能な水放射手段を有しかつ該水を再び捕集可能な
補集除去器とを往復路の管路及び送風手段を介して連結
し、前記加熱器本体内で前記医療用廃棄物を加熱溶融中
に発生する気体状態の熱分解生成物及び水蒸気が前記管
路を循環中に、前記補集除去器の放射水にて前記熱分解
生成物を溶解すると共に前記水蒸気を冷却して補集除去
するように構成したことを特徴とする医療用廃棄物処理
装置により解決される。前記水放射手段は具体的には吸
気管側の空間に延び外周に噴霧ノズルを有した噴霧部材
を備えた構成にできる。また、前記水放射手段は吸気管
側の空間に形成された噴霧領域にフィルタ構造物が設け
られており、噴霧液を前記フィルタ構造物に衝突させる
と共にフィルタ構造物内を前記熱分解生成物及び水蒸気
が通過するように構成することもできる。更に、前記補
集除去器はその排水管の排水口が集液の底面側に向かっ
て開口するように構成することができる。
【0007】
【作用】このように、プラスチック製注射器等の医療用
廃棄物を加熱溶融する際に発生する熱分解生成物や多量
の水蒸気を、加熱器本体とは別の補集除去器に導いて霧
状及び噴水状の水に接触させることにより、気体状態の
熱分解生成物は冷却されるとともに水に溶解され、また
水蒸気は冷却により凝集して水に戻すことができ回収液
として容易に処理できる。又、分解生成ガス並びに水蒸
気を除去された気体を加熱器本体に戻すことにより、加
熱処理時に発生した加熱器本体内の各種の気体を効果的
除去することができる。
【0008】
【実施例】以下、図1及び図2を参照して本発明を適用
した医療用廃棄物処理装置の一実施例を説明する。なお
、図1は医療用廃棄物処理装置の処理系を示す模式的構
成図であり、図2は気体中に含まれる分解生成ガスや水
蒸気を補集除去する補集除去器(Hydrodynam
ic exhaust scrubber)の概略構成
図である。本実施例の説明にあたっては、廃棄処理物の
一対象である医療用プラスチック製注射器と廃棄処理中
に発生する気体状態の熱分解生成物等について先ず説明
し、次いで図1及び図2を参照して構成、作用等につい
て説明する。
【0009】医療用プラスチック注射器類の滅菌は、例
えば180℃〜200℃の温度で加熱することにより実
施される。この注射器類は、前述の温度領域内でタール
分や悪臭ガス等の気体状態熱分解生成物(以下、単に「
熱分解生成物」という)を発生し、また、前記注射器類
に残存している水分を蒸発させる。前記悪臭ガスとして
は、ホルムアルデヒド、酢酸、アセトアルデヒド、塩化
水素、その他低分子量有機物がある。上述のタール分や
悪臭ガスは、廃棄物処理装置の加熱器本体内に充満する
が、本実施例によれば、前記注射器類を加熱溶融して滅
菌廃棄処理を行う際に、注射器類の素材から発生する熱
分解生成物を補集除去する処理を同時に行うことができ
、これらの有害物質を装置外に漏洩して環境衛生上の問
題を生ぜしめることがない。
【0010】前記熱分解生成物のうち例えばホルムアル
デヒド(化学式:HCHO)、アセトアルデヒド(化学
式:CH3CHO)は水と化学反応を起こし、ギ酸(化
学式:HCOOH)や酢酸(化学式:CH3COOH)
の親水性の酸になる性質がある。また、酢酸や塩化水素
も同様に水に容易に溶解する性質を有する。本実施例は
このような熱分解生成物の性質を余すところなく利用し
たものであって、霧状または噴水状の水が供給されてい
る領域に前記熱分解生成物を含有した気体を積極的に通
過させることにより、熱分解生成物を水に接触させて冷
却して溶解せしめる。その結果生成した酸性の水溶液を
装置外に取り出すことによって、前記熱分解生成物を補
集除去するものである。
【0011】一方、前記熱分解生成物に含まれるタール
分や、その他低分子量有機物等の微粒子状固体は、前記
霧状または噴水状の水に接触することにより、水に吸着
されて補集除去される。更に、熱分解生成物中に含まれ
る不要な水蒸気は、霧状または噴水状の水に接触させて
冷却した冷却水に戻すことによって補集除去することが
できる。
【0012】このように、本実施例の医療用廃棄物処理
装置によれば、使用済みプラスチック製注射器類などの
廃棄物を加熱溶融処理する際に発生する熱分解生成物や
水蒸気を補集除去し、環境衛生上の問題発生を未然に防
止することができる。
【0013】次に、図1及び図2を参照して本実施例の
処理装置による前記熱分解生成物や水蒸気の補集除去作
用を説明する。なお、本発明は以下に説明する実施例に
限定れるものでない。処理装置1は、加熱器本体2内に
おいて使用済みプラスチック製注射器等の廃棄物9を容
器5に収納して加熱する部分と、補集除去器3及び循環
ファン4の気体処理部分とが吸排気管10、11の配管
経路により繋がれた構成である。なお、吸気管10は本
発明でいう往路系であり、排気管10は本発明でいう復
路系を構成するものである。また、補集除去器3は本発
明でいう水放射手段を含むものである。
【0014】補集除去器3は、加熱器本体2から発生し
た熱分解生成物や水蒸気を補集除去するためのものであ
る。そして、図2に示すように、ケース12に吸気管1
0と排気管11とが適所に接続されており、吸気側の空
間を画成する隔壁13内にて霧状や噴水状の水を放射さ
せるための噴霧部材14が設けられている。噴霧部材1
4には水道管等の水供給管6が繋げられ、又、回収水を
排水するための排水管7がケース12の底面側に設けら
れている。この排水管7の排水口7aは下方に向いてい
て、溜まり水18の水面よりも常時下側に位置する。
【0015】排水管7はは底板部から所望高さhの位置
に設定されている。従って、ケース11の底部であって
所望高さhまでは貯水槽として作用し、この貯水槽には
所定量の溜まり水18が貯水される。そして、貯水量が
所望高さhを越えると排水口7aから排水管7を介して
外部に排出される。また、循環ファン4は、熱分解生成
物や水分を含んだ気体を補集除去器3内に吸気すると共
に、これらが補集除去されたクリーンな気体を加熱器本
体2に再び送り込む。
【0016】噴霧部材14には、所望水圧で給水される
水を霧状にして排出させる例えばスリット状の先端の噴
霧ノズル15や噴霧部材外周の側面に形成された多数の
孔状の噴霧ノズル16が設けられている。そして、噴霧
ノズル15、16は、吸気側の空間を画成する隔壁13
に向かって霧状の水を放射させる。従って、加熱器本体
2から発生した熱分解生成物や水蒸気を含んだ高温気体
が、循環ファン4の作動による吸引力で吸気管10を介
して矢印aに示すように送り込まれると、この高温気体
は霧状及び噴水状の水に接触することになる。
【0017】前述の熱分解生成物や水蒸気を含んだ気体
は、矢印a方向から送り込まれ、噴霧領域とも言える空
間を通過して矢印b方向に向かう。この際、高温気体は
冷却され、気体に含まれた熱分解生成物は、霧状及び噴
水状に放射される水に溶解ないしは吸着され、これと同
時に水蒸気は冷却された水に戻される。
【0018】そして、熱分解生成物や水蒸気を含んだ水
溶液17は、ケース11の底部に構成された貯水部分に
滴下して溜まり水18となる。滴下した水溶液17が所
定量に達すると、排水管7を介して処理系外に排出され
る。また、排水口7aが水面下に常にあるので、この処
理系は処理済の気体でさえも排水液と同時に外部にでる
ことがなく完全な閉ループが構成されている。このよう
にして熱分解生成物や水蒸気は、霧状及び噴水状に放射
される水に溶解ないし吸着され、補集除去されることに
なる。従って、噴霧領域を通過した矢印bにて示す気体
は、熱分解生成物及び水蒸気が補集除去された後のきれ
いな気体であり、この気体は循環ファン4の吸引力に引
かれて矢印c方向に吸気されて再び加熱器本体2に送風
される。
【0019】このように本実施例における廃棄物処理装
置によれば、医療用プラスチック製注射器類を加熱溶融
する際に発生する熱分解生成物等を水溶液に溶解させ、
処理時の悪臭や周囲に環境汚染を回避して確実に排出し
て処理することができる。ちなみに、本実施例のごとき
補集除去器3を備えていない従来の廃棄物処理装置にお
いては、加熱溶融にともなって発生する熱分解生成物が
外部に漏洩し、その悪臭による環境衛生上の問題があっ
たが、本実施例によれば未然に防止することができる。 更に、加熱溶融にともなって発生する水蒸気も補集除去
されるので、加熱器本体2に還流する気体の湿度が低下
せしめられ、加熱器本体の冷却時等における水蒸気の凝
集による装置の電気系統の不所望な故障や錆等の発生を
大幅に改善することができる。
【0020】また、従来構造では、加熱器本体から加熱
溶融した注射器類の溶解物を冷却固化して取り出す場合
、加熱処理直後においては加熱器本体内の温度が高く且
つ有害物質及びガスが加熱器本体内に残存しているため
に、処理物(溶解物)を取り出し可能な温度になるまで
長時間の冷却を必要とした。しかし、本実施例に示した
補集除去器3を設けたことにより、加熱本体2内の有害
物質はその多くは加熱処理中に除去され、且つ加熱器本
体2の加熱を停止した後も、循環ファン4及び補集除去
器3を作動させることにより、加熱器本体2内の雰囲気
を短時間にクリーンできるので、加熱器本体内の温度を
従来ほど低くしなくとも処理物の取り出しができる。 また、加熱器本体2の作動停止後に冷却された気体が加
熱器本体2に送風されるので加熱器本体2の冷却を従来
よりも早めることができる。したがって、加熱処理後の
処理物の取り出し時間を短縮することができ、処理サイ
クルを短縮して廃棄処理作業の能率を向上させることが
できる。
【0021】以上に本発明の一実施例を説明したが、本
発明は上記した実施例に限定されるものではなく例えば
図3乃至図6に示すように種々の変形が可能である。 尚、図3乃至図6に示す図中符号は、前記実施例と同じ
構成要素については同符号を付して説明を省略する。
【0022】図3及び図4に示す補集除去器30の構造
においては、隔壁13と噴霧部材14との間、即ち、吸
気管側の空間に形成された噴霧領域にフィルタ構造物3
1が設けられている。このフィルタ構造物31は多孔状
のプレート部材や金網状の部材で構成されており、噴霧
部材14の噴霧領域を囲むように構成されている。なお
、フィルタ構造物31は例えば図4に示すように横断面
が星型に折り曲げた構成とすることができる。又、フィ
ルタ構造物31の上下端部分を必要に応じて適宜塞ぐこ
とにより、気体がフィルタ構造物31を通過するように
できる。このように、噴霧液をフィルタ構造物31に衝
突させると共にフィルタ構造物内を熱分解生成物や水蒸
気が通過するようにすることにより、気体の冷却効果並
びに気体内の成分の捕捉効果を高めることができる。
【0023】図5に示す補集除去器40の構造において
は、隔壁13と噴霧部材14との間設けたフィルタ構造
物41に金属糸を密集させたものを用いた例である。他
の構造に関しては図3に示し構造と全く同じであり、同
様な効果を発揮することができる。
【0024】図6に示した補集除去器50の構造におい
ては、金網状あるいは多孔金属板からなるフィルタ構造
物41によりケース12を複数の部屋に仕切ると共に、
その部屋内に噴霧部材14をそれぞれ設置することによ
り、複数回の濾過作用を行うように構成されている。
【0025】前記各実施例においては、噴霧領域への噴
霧は外周の壁面に向かって行うように構成したが、本発
明はこのような形態に限らず気体が通過する空間に周囲
から霧状及び噴水状の水を浴びせるように構成してもよ
い。また、噴霧部材14は霧状に水を噴出しなくとも、
噴水状に噴出させて適当な壁面に水を衝突させることに
より、水を霧状にする構成であってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る医
療用廃棄物処理装置は、廃棄物を加熱溶融する際に発生
する気体状態熱分解生成物や水蒸気を霧状及び噴水状に
放出される水に接触させ、前記熱分解生成物及び水蒸気
を水に溶解させることにより補集除去するように構成し
たものである。従って、悪臭の一因である熱分解生成物
、更に電気系統の故障の一因になっていた水蒸気が何れ
も補集除去されるので、環境衛生上の問題を発生させる
ことなく廃棄物の加熱溶融を行うことができ、しかも装
置の信頼性向上を図ることができる。
【0027】また、加熱器本体の加熱を停止した後も、
循環ファン及び補集除去器を作動させることにより、加
熱器本体内の雰囲気を短時間にクリーンできるので、加
熱器本体内の温度を従来ほど低くしなくとも処理物の取
り出しができる。さらに加熱器本体の作動停止後に冷却
された気体が加熱器本体に送風できるので、加熱器本体
の冷却を従来よりも早めることができる。この結果、加
熱処理後の処理物の取り出し時間を短縮することができ
、処理サイクルを短縮して廃棄処理作業の能率を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す医療用廃棄物処理装置
の概略図である。
【図2】本発明による補集除去器の一実施例の要部を示
す概略構成図である。
【図3】本発明による補集除去器の他の実施例の要部を
示す概略構成図である。
【図4】図3のA−A線に沿った部分断面図である。
【図5】補集除去器の他の実施例の要部を示す概略構成
図である。
【図6】噴霧部材を複数設置した補集除去器の実施例に
おける要部を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1  処理装置 2  加熱器本体 3、30、40、50  補集除去器 4  循環ファン 5  容器 6  水供給管 7  排水管 7a  排水口 8  加熱手段 9  排気物 10  吸気管 11  排気管 12  ケース 13  隔壁 14  噴霧部材 15、16  噴霧ノズル 17  水溶液 18  溜まり水 31、41、51  フィルタ構造物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  医療用廃棄物を加熱溶融して滅菌処理
    を施すように構成した医療用廃棄物処理装置において、
    前記医療用廃棄物を加熱する加熱器本体と、水を霧状あ
    るいは噴水状に放射可能な水放射手段を有しかつ該水を
    再び捕集可能な補集除去器とを往復路の管路及び送風手
    段を介して連結し、前記加熱器本体内で前記医療用廃棄
    物を加熱溶融中に発生する気体状態の熱分解生成物及び
    水蒸気が前記管路を循環中に、前記補集除去器の放射水
    にて前記熱分解生成物を溶解すると共に前記水蒸気を冷
    却して補集除去するように構成したことを特徴とする医
    療用廃棄物処理装置。
  2. 【請求項2】  前記水放射手段は吸気管側の空間に延
    び外周に噴霧ノズルを有した噴霧部材を備えたことを特
    徴とする請求項1の医療用廃棄物処理装置。
  3. 【請求項3】  前記水放射手段は吸気管側の空間に形
    成された噴霧領域にフィルタ構造物が設けられており、
    噴霧液を前記フィルタ構造物に衝突させると共にフィル
    タ構造物内を前記熱分解生成物及び水蒸気が通過するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1に記載の医療用
    廃棄物処理装置。
  4. 【請求項4】  前記補集除去器はその排水管の排水口
    が集液の底面側に向かって開口するように構成したこと
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の医療用
    廃棄物処理装置。
JP3152265A 1991-05-29 1991-05-29 医療用廃棄物処理装置 Pending JPH04352959A (ja)

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AU17253/92A AU651886B2 (en) 1991-05-29 1992-05-28 Medical waste disposal apparatus
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