JPH04352714A - 皮膚化粧料 - Google Patents

皮膚化粧料

Info

Publication number
JPH04352714A
JPH04352714A JP19973091A JP19973091A JPH04352714A JP H04352714 A JPH04352714 A JP H04352714A JP 19973091 A JP19973091 A JP 19973091A JP 19973091 A JP19973091 A JP 19973091A JP H04352714 A JPH04352714 A JP H04352714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyfructan
skin
skin cosmetic
present
cosmetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19973091A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Takano
真一 高野
Katsuyuki Ichiyanagi
一柳 勝之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ajinomoto Co Inc filed Critical Ajinomoto Co Inc
Priority to JP19973091A priority Critical patent/JPH04352714A/ja
Publication of JPH04352714A publication Critical patent/JPH04352714A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮膚化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に健康な皮膚は、皮膚角質層におけ
る水分量が10〜15%程度である。これより水分量が
少ないとカサついた乾燥肌となり健康な状態とは言えな
い。これを解決するために、皮膚化粧料には種々の保湿
剤が使われている。代表的な保湿剤を例示するならば、
グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレン
グリコール、ソルビトールなどの多価アルコールが挙げ
られるが、これらの保湿剤は使用感に乏しくより満足の
いく「うるおい感」を得るために、コラーゲンに代表さ
れるタンパク質、ヒアルロン酸等のムコ多糖が配合され
ている。しかし、この場合には、べたつき感を生じ、さ
らに皮膚に塗布したとき上すべりし、なじみ難いなどの
問題があった。また植物のモロヘイヤより抽出された天
然高分子が湿潤剤として優れることが知られているが(
特開平3−38237)、使用感が不十分であり実際の
化粧品用途には未だ使用されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の課題は、べ
たつき感がなく使用感に優れた保湿剤を提供することで
ある。
【0004】
【問題点を解決する為の手段】本発明者らはこのような
事情に鑑み、鋭意検討した結果、β−2,1結合を主成
分とするイヌリンタイプの多糖であるポリフラクタンが
、べたつき感がなく、なじみのよい使用感に優れた保湿
剤として有用であることを見いだし、本発明を完成する
に至った。即ち本発明は、ポリフラクタンを含有するこ
とを特徴とする皮膚化粧料である。
【0005】本発明に用いられるポリフラクタンは、主
として砂糖のフラクトース残基側にフラクトースがβ−
2,1結合により連結したものであり、分子量が5,0
00〜15,000,000の範囲のものであるが、好
ましくは10,000〜10,000,000のものが
望ましい。このポリフラクタンの生成には、アスベルギ
ウス・シドウィーの分生胞子と砂糖とをインキュベート
する方法(川合ら、Agric.Biol.Chem.
37,2111,1973)が一般的であるが、他の方
法、すなわち、酵母、アスペルギウス・オリーゼ、アス
ペルギウス・ニガー、オーレオバシディウム・プルラン
ス等に由来するフラクトース転移酵素を用いて、砂糖、
又は、イヌリン(キクイモ等由来)より生成する等も考
えられる。
【0006】ポリフラクタンの機能特性については、こ
れまであまり知られておらず、特に化粧品への応用は全
く知られていない。そこで、本発明者らは、化粧品への
用途を検討した結果、ポリフラクタンの保水性が皮膚に
対して好適であることを見いだした。即ち、ポリフラク
タンの保水力は10〜15%であり、この値は健康な皮
膚角質層に含まれる水分量と同程度である。さらに、湿
度が高い場所でも乾燥した場所でも、その値のふれが少
ない。このことは、皮膚化粧料において大変好ましい特
性といえる。この特性はポリフラクタンのもつ単分子吸
着水分量が大きいことに由来すると考えられる。
【0007】本発明の皮膚化粧料におけるポリフラクタ
ンの配合量は0.1〜10重量%で、好ましくは0.5
〜5重量%である。配合量が0.1%より少ないと保湿
性が不十分であり、10%より多いとべたつき感を生じ
る。
【0008】本発明の皮膚化粧料には、ポリフラクタン
の他に、通常皮膚化粧料に用いられるものであれば、効
果を損なわない範囲で配合されるのは何ら差し支えなく
、例示するならば、流動パラフィン、ワセリン、セレシ
ン、シリコン、高級アルコール、植物油脂、動物油脂、
動物系炭化水素、ろう、脂肪酸、樹脂酸、エステル、ケ
トン類などの油性成分や、界面活性剤、紫外線吸収剤、
防腐殺菌剤、増粘剤、色素、香料などが挙げられる。特
に、ポリフラクタンと油性成分とを配合することにより
、優れた特性を有する皮膚化粧料を得ることができる。
【0009】本発明の皮膚化粧料は化粧水、乳液、クリ
ームなどに広い用途に応用することができる。その剤型
は任意であり、可溶化系、乳化系、粉末分散系などをと
ることができる。
【0010】
【実施例】本発明の皮膚化粧料の実施例を、スキンクリ
ーム、化粧水、柔軟乳液について次にしめしたが、本発
明はこれらに限定されない。
【0011】参考例  ポリフラクタンの調製ポリフラ
クタンは、アスベルギウス・シドウィーの分生胞子と砂
糖とをインキュベートする方法(川合ら、Agric.
Biol.Chem.37,2111,1973)によ
って調製された分子量10,000〜10,000,0
00のものを用いた。
【0012】実施例1  スキンクリーム表1に示した
処方の油性成分、水性成分をそれぞれ別個に混合し、7
0℃に加熱した。油性成分を水性成分に添加し、ホモミ
キサーで均一に乳化した後、30℃まで冷却してスキン
クリームを得た。ポリフラクタンを含まない比較例1、
2およびポリフラクタンの代わりのモロヘイヤの抽出物
を含む比較例3の処方により実施例1と同様にしてスキ
ンクリームを得た。
【0013】
【表1】
【0014】これらのスキンクリームを10名のパネラ
ーに使用してもらい官能評価を実施した。結果を下記の
表2にまとめた。表2より明かな様に、実施例1のスキ
ンクリームは、肌への塗布のし易さ、なじむ感覚に優れ
、なおかつ肌に対してべとつかずにしっとり感を与える
ことがわかった。
【0015】
【表2】
【0016】実施例2  化粧水 下記の表3に示した処方において、精製水にポリフラク
タンを溶解させた後、その他の成分を加え可溶化させて
化粧水を得た。ポリフラクタンを含まない比較例4の処
方による化粧水と上記の官能評価により比較し、本実施
例の化粧水は肌へのなじみ、べとき、しっとり感の点で
を明らかに優れていた。
【0017】
【表3】
【0018】実施例3  柔軟乳液 下記の表4に示した処方の油性成分、水性成分をそれぞ
れ別個に混合し、70℃に加熱した。油性成分を水性成
分に添加し、ホモミキサーで均一に乳化した後、30℃
まで冷却して柔軟乳液を得た。ポリフラクタンを含まな
い比較例5の処方による柔軟乳液と上記の官能評価によ
り比較し、本実施例の柔軟乳液は肌へのなじみ、べとき
、しっとり感の点でを明らかに優れていた。
【0019】
【表4】
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、ポリフラクタンを皮膚
化粧料に配合することにより、べたつき感がなく、肌に
よくなじみ、さらにしっとりとした感触を与える等の効
果が得られた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリフラクタンを含有することを特徴とす
    る皮膚化粧料。
  2. 【請求項2】ポリフラクタンの含有量が0.1〜10重
    量%であることを特徴とする請求項1記載の皮膚化粧料
JP19973091A 1991-05-09 1991-05-09 皮膚化粧料 Pending JPH04352714A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19973091A JPH04352714A (ja) 1991-05-09 1991-05-09 皮膚化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19973091A JPH04352714A (ja) 1991-05-09 1991-05-09 皮膚化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04352714A true JPH04352714A (ja) 1992-12-07

Family

ID=16412669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19973091A Pending JPH04352714A (ja) 1991-05-09 1991-05-09 皮膚化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04352714A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1000279C2 (nl) * 1995-05-02 1996-11-05 Suiker Unie Met hitte behandelde polysacharidecrème.
FR2795955A1 (fr) * 1999-07-09 2001-01-12 Oreal Compositions cosmetiques contenant un fructane cationique et un agent antipelliculaire et leurs utilisations
JP2013256455A (ja) * 2012-06-12 2013-12-26 L Rose:Kk 皮膚外用剤
JP2022079579A (ja) * 2017-05-11 2022-05-26 日本精化株式会社 化粧料

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1000279C2 (nl) * 1995-05-02 1996-11-05 Suiker Unie Met hitte behandelde polysacharidecrème.
FR2795955A1 (fr) * 1999-07-09 2001-01-12 Oreal Compositions cosmetiques contenant un fructane cationique et un agent antipelliculaire et leurs utilisations
JP2013256455A (ja) * 2012-06-12 2013-12-26 L Rose:Kk 皮膚外用剤
JP2022079579A (ja) * 2017-05-11 2022-05-26 日本精化株式会社 化粧料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3112436B2 (ja) 特に、皮膚の顔貌の明るさを改良し、皺を処置するための角質溶解剤としての蜂蜜の使用
KR101070819B1 (ko) 폴리 이온 복합체를 이용한 실리콘 중수 및 수중 실리콘 유화형 화장료 조성물
KR20170040461A (ko) 실리케이트와 폴리머 그리고 펩타이드를 응용해서 단시간에 피부 탄력을 증진시키고 피부 주름을 개선시키는 화장료 조성물 및 그 제조 방법
JPH10279466A (ja) 外用剤
JP2983487B2 (ja) 多糖類アルキルエーテルで増粘させた組成物
JPS62292710A (ja) 皮膚化粧料
JP2549119B2 (ja) 外用剤
JP4896566B2 (ja) 化粧料
JPH04352714A (ja) 皮膚化粧料
JPS63255212A (ja) 皮膚化粧料
JP3543523B2 (ja) ボディ用化粧料
JP2001288068A (ja) 皮膚化粧料
JPH0514682B2 (ja)
US6174535B1 (en) Hydrated honey gel polymeric compositions and process for preparing same
JP2013129638A (ja) 化粧料
JP2004075635A (ja) 保湿剤及び皮膚外用剤
JPH10279427A (ja) 保湿化粧料組成物
JPH0429919A (ja) 保湿化粧料
JP2002275027A (ja) 化粧料及び不織布含浸化粧料
JPH0338511A (ja) 外用剤
JP3527379B2 (ja) 化粧料
JP2001199865A (ja) 美白化粧料
JPS61133138A (ja) 乳化組成物
JPH0415763B2 (ja)
JPH09124437A (ja) 乳化組成物及び皮膚外用剤