JPH04351349A - 伝動ベルト - Google Patents
伝動ベルトInfo
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- JPH04351349A JPH04351349A JP12577191A JP12577191A JPH04351349A JP H04351349 A JPH04351349 A JP H04351349A JP 12577191 A JP12577191 A JP 12577191A JP 12577191 A JP12577191 A JP 12577191A JP H04351349 A JPH04351349 A JP H04351349A
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- Japan
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- belt
- rubber layer
- transmission belt
- rubber
- melting point
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- Pending
Links
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Vリブドベルト等の伝
動ベルトに関する。
動ベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、Vリブドベルトにおいては、耐熱
性の要求から、ベ−スゴムとして、クロロプレンゴム(
CR)に代わって水素化ニトリルゴム(H−NBR)が
用いられるようになりつつある。しかしながら、水素化
ニトリルゴムは高価であるため、安価に耐熱性の要求を
満たしたいということから、クロロスルフォン化ポリエ
チレン(CSM)を用いたVリブドベルトの開発が試み
られている。
性の要求から、ベ−スゴムとして、クロロプレンゴム(
CR)に代わって水素化ニトリルゴム(H−NBR)が
用いられるようになりつつある。しかしながら、水素化
ニトリルゴムは高価であるため、安価に耐熱性の要求を
満たしたいということから、クロロスルフォン化ポリエ
チレン(CSM)を用いたVリブドベルトの開発が試み
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このクロロ
スルフォン化ポリエチレンは、静的耐熱性は水素化ニト
リルゴムと同等若しくはそれ以上であるが、屈曲性に大
きく劣るため、それによって伝動ベルトを成形した場合
、その伝動ベルトを、背面アイドラプ−リ等が用いられ
屈曲性が要求されるレイアウトに適用すると、早期にベ
ルト寿命に至りやすい。
スルフォン化ポリエチレンは、静的耐熱性は水素化ニト
リルゴムと同等若しくはそれ以上であるが、屈曲性に大
きく劣るため、それによって伝動ベルトを成形した場合
、その伝動ベルトを、背面アイドラプ−リ等が用いられ
屈曲性が要求されるレイアウトに適用すると、早期にベ
ルト寿命に至りやすい。
【0004】本発明は、クロロスルフォン化ポリエチレ
ンを構成部材として用いた伝動ベルトにおいて、屈曲性
を改善することを目的とする。
ンを構成部材として用いた伝動ベルトにおいて、屈曲性
を改善することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、クロロスルフ
ォン化ポリエチレンに、100±10℃の融点を有する
芳香族系高分子樹脂混合物を配合してなるゴム組成物の
加硫物を構成部材とする構成とする。
ォン化ポリエチレンに、100±10℃の融点を有する
芳香族系高分子樹脂混合物を配合してなるゴム組成物の
加硫物を構成部材とする構成とする。
【0006】
【作用】クロロスルフォン化ポリエチレンに、100±
10℃の融点を有する芳香族系高分子樹脂混合物を配合
していることにより、屈曲性が改善される。
10℃の融点を有する芳香族系高分子樹脂混合物を配合
していることにより、屈曲性が改善される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
説明する。
【0008】Vリブドベルトの全体構成を示す図1にお
いて、1は伝動ベルトであるVリブドベルトで、上側か
ら、ゴム付帆布が積層されてなる上側帆布層2、抗張体
3が埋設された接着ゴム層4、及び底ゴム層5が順に重
積されてなる。底ゴム層5は、屈曲性を改善するために
、クロロスルフォン化ポリエチレンに対し、100±1
0℃の融点を有する芳香族系高分子樹脂混合物を2〜1
5phr、望ましくは2〜10phr配合してなり、短
繊維6が混入されてなり、複数のリブ7を構成する。
いて、1は伝動ベルトであるVリブドベルトで、上側か
ら、ゴム付帆布が積層されてなる上側帆布層2、抗張体
3が埋設された接着ゴム層4、及び底ゴム層5が順に重
積されてなる。底ゴム層5は、屈曲性を改善するために
、クロロスルフォン化ポリエチレンに対し、100±1
0℃の融点を有する芳香族系高分子樹脂混合物を2〜1
5phr、望ましくは2〜10phr配合してなり、短
繊維6が混入されてなり、複数のリブ7を構成する。
【0009】続いて、具体的に本発明例1〜4及び比較
例1〜3について説明する。
例1〜3について説明する。
【0010】表1に示す組成の本発明例1〜4及び比較
例1〜3に対し、6,6ナイロン短繊維(繊維長さ3m
m)を10容量%を混入して、バンバリ−ミキサにて一
様に混練する。それから、カレンダ−ロ−ルにて圧延し
、ベルト幅方向に短繊維が配向した未加硫ゴムシ−トを
形成した。なお、クロロプレンゴムとしては、昭和電工
デュポン(株)製のネオプレンGRT を、水素化NB
Rとしては、日本ゼオン(株)製のゼットポ−ル202
0を、クロロスルフォン化ポリエチレンとしては東ソ−
(株)製のCN1251をそれぞれ用いた。
例1〜3に対し、6,6ナイロン短繊維(繊維長さ3m
m)を10容量%を混入して、バンバリ−ミキサにて一
様に混練する。それから、カレンダ−ロ−ルにて圧延し
、ベルト幅方向に短繊維が配向した未加硫ゴムシ−トを
形成した。なお、クロロプレンゴムとしては、昭和電工
デュポン(株)製のネオプレンGRT を、水素化NB
Rとしては、日本ゼオン(株)製のゼットポ−ル202
0を、クロロスルフォン化ポリエチレンとしては東ソ−
(株)製のCN1251をそれぞれ用いた。
【0011】
【表1】
【0012】この未加硫ゴムシ−トを、クロロプレンゴ
ムの場合は148℃で30分間、水素化ニトリルゴム、
クロロスルフォン化ポリエチレンの場合は160℃で3
0分間加熱して加硫ゴムシ−トを得た。この加硫ゴムシ
−トの性質を表2に示す。
ムの場合は148℃で30分間、水素化ニトリルゴム、
クロロスルフォン化ポリエチレンの場合は160℃で3
0分間加熱して加硫ゴムシ−トを得た。この加硫ゴムシ
−トの性質を表2に示す。
【0013】
【表2】
【0014】耐熱性(引張り強さ、破断伸び)について
、比較例1〜3を比較すると、クロロスルフォン化ポリ
エチレンを用いた比較例3は、水素化ニトリルゴムを用
いた比較例2に比べて若干劣るものの、クロロプレンゴ
ムを用いた比較例1よりも優れている。また、芳香族系
高分子樹脂混合物(SCHILL & SEILACH
ER製のストラクト−ル40MSF )を添加した本発
明例1〜4は、比較例3と同様に、耐熱性に優れている
ことが判る。
、比較例1〜3を比較すると、クロロスルフォン化ポリ
エチレンを用いた比較例3は、水素化ニトリルゴムを用
いた比較例2に比べて若干劣るものの、クロロプレンゴ
ムを用いた比較例1よりも優れている。また、芳香族系
高分子樹脂混合物(SCHILL & SEILACH
ER製のストラクト−ル40MSF )を添加した本発
明例1〜4は、比較例3と同様に、耐熱性に優れている
ことが判る。
【0015】また、上記加硫ゴムシ−トについて、デマ
ッチャ屈曲試験(JISK6301 亀裂発生法
19〜75mmストロ−ク)を行って屈曲性を評価した
ところ、芳香族系高分子樹脂混合物の添加量を増大する
ことにより、屈曲性が向上するが、10phr以上添加
してもあまり効果がないように思われる。
ッチャ屈曲試験(JISK6301 亀裂発生法
19〜75mmストロ−ク)を行って屈曲性を評価した
ところ、芳香族系高分子樹脂混合物の添加量を増大する
ことにより、屈曲性が向上するが、10phr以上添加
してもあまり効果がないように思われる。
【0016】伸長疲労試験(デマッチャ屈曲試験機
JIS 1 号ダンベル 0〜75%繰り返し伸長)
を行って伸長疲労性を評価したところ、表2及び図2よ
り、芳香族系高分子樹脂混合物の添加量を増大すること
により、試験片が切断に至るまで回数が多くなり、伸長
疲労性は徐々に高まるように思われる。
JIS 1 号ダンベル 0〜75%繰り返し伸長)
を行って伸長疲労性を評価したところ、表2及び図2よ
り、芳香族系高分子樹脂混合物の添加量を増大すること
により、試験片が切断に至るまで回数が多くなり、伸長
疲労性は徐々に高まるように思われる。
【0017】次いで、上記未加硫ゴムシ−トを、3リブ
、長さ975mmのVリブドベルトの底ゴム層に用いて
、Vリブドベルトを製造した。そして、そのVリブドベ
ルトについて走行試験を行い、ベルト走行寿命(動的屈
曲疲労寿命)を調べた。
、長さ975mmのVリブドベルトの底ゴム層に用いて
、Vリブドベルトを製造した。そして、そのVリブドベ
ルトについて走行試験を行い、ベルト走行寿命(動的屈
曲疲労寿命)を調べた。
【0018】ベルトの走行試験は、図3に示すように、
直径120mmの駆動プ−リ11及び直径120mmの
従動プ−リ12にVリブドベルトからなる試験ベルト1
3を巻き掛け、直径70mmのアイドラプ−リ14及び
直径45mmのアイドラプ−リ15を適用した状態で、
従動プ−リ12の負荷を16PS、アイドラプ−リ15
へのセットウェイト(張力)を85kgf、駆動プ−リ
11の回転数を4900rpm として、85℃の雰囲
気下で試験ベルト13を走行させ、亀裂が発生しベルト
走行寿命となるまでの走行時間を測定した。
直径120mmの駆動プ−リ11及び直径120mmの
従動プ−リ12にVリブドベルトからなる試験ベルト1
3を巻き掛け、直径70mmのアイドラプ−リ14及び
直径45mmのアイドラプ−リ15を適用した状態で、
従動プ−リ12の負荷を16PS、アイドラプ−リ15
へのセットウェイト(張力)を85kgf、駆動プ−リ
11の回転数を4900rpm として、85℃の雰囲
気下で試験ベルト13を走行させ、亀裂が発生しベルト
走行寿命となるまでの走行時間を測定した。
【0019】表2及び図4より、芳香族系高分子合成樹
脂混合物の添加量を増量すると、それに応じて、走行時
間(ベルト走行寿命)も長くなるが、添加量5phr
を限度として、それ以上添加すると、逆に走行寿命は徐
々に短くなっていくように思われる。これは、芳香族系
高分子合成樹脂混合物は本来ゴムの内部滑剤であり、こ
れを添加することによりゴムの分子間の滑りを生じさせ
るので、動的な刺激に対して内部発熱が大きくなり、走
行寿命が短くなるものと考えられる。
脂混合物の添加量を増量すると、それに応じて、走行時
間(ベルト走行寿命)も長くなるが、添加量5phr
を限度として、それ以上添加すると、逆に走行寿命は徐
々に短くなっていくように思われる。これは、芳香族系
高分子合成樹脂混合物は本来ゴムの内部滑剤であり、こ
れを添加することによりゴムの分子間の滑りを生じさせ
るので、動的な刺激に対して内部発熱が大きくなり、走
行寿命が短くなるものと考えられる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上記のように、クロロスルフ
ォン化ポリエチレンに、100±10℃の融点を有する
芳香族系高分子樹脂混合物を配合することにより、耐熱
性を低下させることなく、屈曲性を改善することができ
る。
ォン化ポリエチレンに、100±10℃の融点を有する
芳香族系高分子樹脂混合物を配合することにより、耐熱
性を低下させることなく、屈曲性を改善することができ
る。
【図1】Vリブドベルトの全体構成を示す断面図である
。
。
【図2】伸長疲労性についての試験結果を示す図である
。
。
【図3】走行寿命を評価するための試験装置の説明図で
ある。
ある。
【図4】走行寿命についての試験結果を示す図である。
1 Vリブドベルト
Claims (1)
- 【請求項1】 クロロスルフォン化ポリエチレンに、
100±10℃の融点を有する芳香族系高分子樹脂混合
物を配合してなるゴム組成物の加硫物を構成部材とする
ことを特徴とする伝動ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12577191A JPH04351349A (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 伝動ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12577191A JPH04351349A (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 伝動ベルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04351349A true JPH04351349A (ja) | 1992-12-07 |
Family
ID=14918430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12577191A Pending JPH04351349A (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 伝動ベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04351349A (ja) |
-
1991
- 1991-05-29 JP JP12577191A patent/JPH04351349A/ja active Pending
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