JPH0435028A - ウェーハの製造方法 - Google Patents

ウェーハの製造方法

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Publication number
JPH0435028A
JPH0435028A JP2142488A JP14248890A JPH0435028A JP H0435028 A JPH0435028 A JP H0435028A JP 2142488 A JP2142488 A JP 2142488A JP 14248890 A JP14248890 A JP 14248890A JP H0435028 A JPH0435028 A JP H0435028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
abrasive grains
slurry
manufacturing
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP2142488A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiro Ito
邦宏 伊藤
Matsuo Maruyama
丸山 松夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP2142488A priority Critical patent/JPH0435028A/ja
Publication of JPH0435028A publication Critical patent/JPH0435028A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、例えば弾性表面波デバイスの基板として使用
するウェーハの製造方法に関するものである。
【従来の技術】
弾性表面波デバイスの基板として使用する圧電体単結晶
ウェーハは、−面が鏡面に研磨され、もう−面がバルク
波の反射防止のために粗面に加工されている。一般に粗
面加工は回転するラップ定盤と遊離砥粒を用いたラッピ
ングにより行なわれる。ラッピングには所望する面粗さ
に適した粒度の砥粒が選択され、水および少量の水溶性
分散剤と混合したスラリーとして使用される。ラップ定
盤の回転数は通常20〜30rpm程度である。 ところがこの加工方法によれば、砥粒が粗くなるほどウ
ェーハに与えるダメージが大きくなるためにウェーハが
損傷し、いわゆるワレ、チップ。 キズなどの不良が発生し、歩留りが低下してしまう。 ウェーハのダメージは定盤の回転数を低下すれば抑えら
れるが、通常20〜30rpmである回転数を5〜15
rpmに低下させると定盤上のスラリーに働く遠心力が
小さくなって流れが悪くなり、スラリーが定盤上に堆積
してしまう。盛り上がったスラリーにウェーハが乗り上
げるとワレなどの不良が多発することになる。
【発明が解決しようとする課題】 本発明は前記の課題を解決するためなされたもので、ウ
ェーハを損傷することなく所望する面粗さに加工出来る
歩留りの高いウェーハの製造方法を提供することを目的
とする。
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために本発明者らは鋭意研究を進
めた結果、定盤の回転数が低い場合でも砥粒スラリーの
流動性を確保すればスラリーの堆積が回避可能なことを
見い出し、本発明を完成するに至った・ 本発明のウェーハの製造方法は、圧電体単結晶ウェーハ
とラップ定盤との間に、表面がパラフィンワックスで被
覆された砥粒と水とからなるスラリー状の遊離砥粒を入
れ、ラップ定盤を回転させてウェーハの表面を粗面加工
する工程を含んでいる。 ウェーハは、例えばLiTaO3、LiNb0iや水晶
のような圧電体単結晶である。 ラップ定盤は外径が600〜1100mmφのものを使
用する。外径が600mmφ未満の定盤は周速が低下す
るために所望の面粗さが得られない。1100mmφを
越える定盤は周速が大きくなるためにウェーハに与える
ダメージが大きく、ウェーハが損傷してしまう。 ラップ定盤の回転数は5〜15rpmの範囲に設定する
ことが好ましい。回転数が5 rpm未溝の場合はラッ
プ定盤に遊離砥粒が堆積し、15rpmを越える場合は
ウェーハに与えるダメージが大きくなり、いずれの場合
もウェーハが損傷してしまう。 砥粒は、例えば主成分がSiCのものが好ましい。この
他、主成分がAl2O3のものも使用可能である。 砥粒は粒度がJIS R6001規定の#400よりも
粗いものを使用した場合に効果が大である。さらにJI
S R6001規定の#180または#240の砥粒を
使用する場合には、粒径が1100p以上の砥粒を除去
することにより、除去しない場合に比べ、面粗さを低下
させることなくより高い歩留りが得られる。 なおパラフィンワックスは、例えば高砂貿易■から市販
されている商品名rEVERFLOJなどが使用可能で
ある。 ・
【作用】
本発明のウェーハの製造方法では、パラフィンワックス
で表面を被覆した砥粒と水とが混合されたスラリーをラ
ッピングに用いている。砥粒の分散性が高いため、定盤
の回転数が低い場合でも砥粒は遠心力で定盤上を円滑に
流動して均一に分布するため、ウェーハは損傷すること
なく所望の粗さに粗面加工される。
【実施例】
以下、本発明の詳細な説明する。 ・スラリーの調合 実施例1 緑色炭化けい素質砥粒GC#180 (粒度#180の
SiC粉が主体の研磨剤) lokgおよびパラフィン
ワックス系分散剤(高砂貿易■販売のEVERFLO)
 500ccを十分に混練した後に水25βと混合し、
スラリーを調合した。 実施例2 実施例1と同一のGC#180砥粒をJIS Z 88
01規定の呼び寸法11061Iの標準ふるいを通し、
GC#180砥粒に含まれる粒径がおよそ100μm以
上の粒子を除去する。得られた砥粒10kgを上記パラ
フィンワックス系分散剤500ccと十分に混練した後
に水25ρと混合し、スラリーを調合した。 比較例1 実施例1と同一のGC#180砥粒10kgと、水溶性
分散剤(旭電化工業■製、アデカノール) 500cc
と水25℃とを混合し、スラリーを調合した。 ・ラッピング加工 次に、実施例1.2および比較例1で調合したスラリー
毎に直径3インチ、厚さ0.4mmのLiTaO3ウェ
ーハを 150枚ずつ用意し、ラップ加工を行なう。 ラップ加工には第1図に示す研磨加工機を使用する。こ
の加工機は遊星ギアシステムを応用したものであり、回
転駆動源に連結した軸lに定盤2および太陽ギア3が取
り付けられ、ともに回転するようになっている。定盤2
の上面にはキャリア5が載せられる。キャリア5の外周
にはギア6が形成されており、太陽ギア3と噛み合って
いる。 方、周枠10は本体フレーム(不図示)に回転可能に取
り付けられ、その内周にはキャリア5の遊星ギア6と噛
み合うインターナルギア11が設けられている。ギヤリ
ア5にはワーク挿入穴7があけられており、ウェーハ8
が遊挿されて保持される。ウェーハ8は自重や基板(不
図示)などの重量で加圧される。 スラリー4は定盤2上方のノズル12から供給され、定
盤2下方の排出管13から排出される。 ノズル12および排出管13はスラリータンク(不図示
)に接続され、スラリー4の循環回路が形成さねている
。 加工機を稼動すると、キャリア5は定盤2上を遊星運動
をしながら回転し、キャリア5に担持されたウェーハ8
の下面は一定の加圧を受けつつラッピングされてゆ(。 実施例1・2および比較例1では外径が772mmφの
ラップ定盤2を備えた加工機を使用し、150枚のウェ
ーハを30枚ずっ5バツヂに分けて加工する。 スラリー供給量はIff/分、荷重は25g/cm2に
設定した。ウェーハ取りしろはIOI+mである。 加工終了後、ウェーハ8を取り出し、不良発生数を数え
て歩留りを算出した。また、触計弐表面粗さ計(■東京
精密製、surfcom 550A)を用いて加工面の
面粗さを測定した。 第1表に実施例1.2および比較例1のスラノ一種、定
盤回転数、不良数、歩留りおよび面粗さを示す。 第  1  表 以下の実施例3.4および比較例2は砥粒およびラップ
定盤2を変えた例である。 ・スラリーの調合 実施例3 緑色炭化けい素質砥粒GC#240 (粒度#240の
SiC粉が主体の研磨剤) lOk、gおよびパラフィ
ンワックス系分散剤(高砂貿易■販売のEVERFLO
) 500ccを十分に混練した後に水25℃と混合し
、スラリーを調合した。 実施例4 実施例3と同一のGC#240砥粒を、JIS Z 8
801規定の呼び寸法106μmの標準ふるいを通し、
GC#240砥粒に含まれる粒径がおよそ100μm以
上の粒子を除去する。得られた砥粒10kgを上記パラ
フィンワックス系分散剤500ccと」−分に混練した
後に水25I2.と混合し、スラリーを調合した。 比較例2 実施例3と同一のGC#240砥粒10kgと、水溶性
分散剤(旭電化工業■製、アデカノール) 500cc
と水25℃とを混合し、スラリーを調合した。 ・ラッピング加工 次に、実施例3.4および比較例2で調合したスラリー
毎に直径3インチ、厚さ0.4mmのLiTaO3ウェ
ーハを150枚ずつ用意し、ラッピングを行なう。ラッ
ピングには外径が1022mmφのラップ定盤2を備え
た加工機を使用し、150枚のウェーハを50枚ずつ3
バツチに分けて加工する。スラリー供給量は1β/分、
ウェーハ8への荷重は25g/cm”に設定する。ウェ
ーハ取りしろはlOpmである。 加工終了後ウェーハ8を取り出し、不良発生数を数えて
歩留りを算出した。また、触針式表面粗さ計(■東京精
密製、surfcom 550A)を用いて加工面の面
粗さを測定した。 第2表に実施例3.4および比較例2のスラリ一種、定
盤回転数、不良数、歩留りおよび面粗さを示す。 (以下余白) 第  2 表 第1表および第2表に示した測定結果によれば、本発明
の方法と従来の方法によってウェーハの表面を路間等の
面粗さに仕上げた場合、本発明の方法が不良数が少なく
歩留りが高いことがわかる。 また、実施例2および実施例4のように粒径が100μ
m以上の砥粒を除去したスラリーを使用した場合には、
未除去のスラリーを使用した場合と同様に所望の粗さの
面が得られる他、歩留りをさらに向上できることが確認
された。
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明のウェーハの製造方法
によれば、ウェーハの粗面ラッピング加工における不良
発生数が減少し、所望の面粗さのウェーハを歩留り良く
製造するととができる。
【図面の簡単な説明】
第】図は本発明の方法の一実施例に使用する研磨加工機
の要部斜視図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ウェーハとラップ定盤との間に、表面がパラフィン
    ワックスで被覆された砥粒と水とからなるスラリー状の
    遊離砥粒を入れ、ラップ定盤を回転させてウェーハの表
    面を粗面加工する工程を含むことを特徴とするウェーハ
    の製造方法。 2、前記ウェーハが圧電体単結晶であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のウェーハの製造方法。 3、前記ウェーハがLiTaO_3、LiNbO_3ま
    たは水晶であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のウェーハの製造方法。 4、前記ラップ定盤の外径が600〜1100mmφで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のウェ
    ーハの製造方法。 5、前記ラップ定盤の回転数が5〜15rpmであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のウェーハの
    製造方法。 6、前記砥粒の主成分がSiCであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のウェーハの製造方法。 7、前記砥粒の粒度がJISR6001規定の#400
    より粗いことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    ウェーハの製造方法。 8、前記砥粒は、粒度がJISR6001規定の#18
    0または#240の砥粒から粒径が100μm以上の砥
    粒を除去したものであることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のウェーハの製造方法。
JP2142488A 1990-05-31 1990-05-31 ウェーハの製造方法 Pending JPH0435028A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7451587B2 (en) 2003-05-08 2008-11-18 Yanmar Co., Ltd. Mower tractor
CN103692336A (zh) * 2013-12-18 2014-04-02 电子科技大学 一种制备用于热释电探测器的钽酸锂晶片的方法
CN105619183A (zh) * 2014-12-19 2016-06-01 南京京晶光电科技有限公司 一种蓝宝石研磨加工超薄片系统及其方法

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US7451587B2 (en) 2003-05-08 2008-11-18 Yanmar Co., Ltd. Mower tractor
CN103692336A (zh) * 2013-12-18 2014-04-02 电子科技大学 一种制备用于热释电探测器的钽酸锂晶片的方法
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