JPH04350133A - 亜鉛及び鉛の乾式製錬法 - Google Patents

亜鉛及び鉛の乾式製錬法

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JPH04350133A
JPH04350133A JP15087591A JP15087591A JPH04350133A JP H04350133 A JPH04350133 A JP H04350133A JP 15087591 A JP15087591 A JP 15087591A JP 15087591 A JP15087591 A JP 15087591A JP H04350133 A JPH04350133 A JP H04350133A
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Masaru Takebayashi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は亜鉛と鉛との同時乾式製
錬に関する。
【0002】
【従来の技術】亜鉛製錬法は湿式法と乾式法とに大別さ
れる。しかし、何れの方法においても、主原料である硫
化亜鉛精鉱はばい焼され、酸化亜鉛とされる。その後、
湿式法では酸浸出し、電解回収により亜鉛が回収される
。そして、乾式法では該酸化亜鉛をコークスと共に炉に
装入する等の処理を行い、亜鉛を還元揮発させて回収す
る。
【0003】湿式法で唯一実用化されているものは電解
精製法である。しかし、この方法は、可能な限り穏やか
なばい焼方法を採らねばならず、通常流動ばい焼炉を使
用する。このため、鉛含有量が高い亜鉛精鉱は団鉱化す
るために使用できないばかりか、得られた酸化亜鉛を浸
出したときに不純物の銅やコバルトやニッケルやカドミ
ウム等も浸出される。このため亜鉛の電解回収に先立ち
、これらの不純物を除去しなければならない。
【0004】乾式法には水平蒸留法、縦型蒸留法、電熱
蒸留法及びISP法がある。水平蒸留法はバッチ式であ
り、そのため極端に労働集約型であること、作業環境が
悪いこと、更にスケールメリットが小さいことなどによ
り1970年代後半にはほとんど姿を消してしまってい
る。
【0005】縦型蒸留法は水平蒸留法の原理を利用した
ものであり、水平蒸留法の欠点である生産性の悪さを改
良したものである。しかし、この方法は外熱式の縦型炉
を使用するため、炉の構造上200〜300t‐Zn/
月・炉程度が最大処理能力であること、工程が煩雑であ
ること、炉より発生する高鉛の銅含有団鉱滓の処理が必
要とされる等のため、この方法による亜鉛製錬も行われ
なくなった。
【0006】そして、電熱蒸留法は、その、処理能力は
上記2つの方法に比較して1000〜3000t−Zn
/月・炉と大きいものの、炉に装入する焼結塊を得るた
めの前処理が長いこと、電熱炉であるために電力原単位
の低減にも限界があること等の欠点がある。このため、
電力料金の高い地域ではこの方法はあまり見られなくな
ってきている。
【0007】これに対し、ISP法は、亜鉛と鉛とを同
時に製錬するという特徴を持つものであり、乾式法の主
流となっている。この方法では、亜鉛硫化精鉱を鉛精鉱
、あるいは鉛を含む亜鉛精鉱と共にばい焼し、焼結する
ことで十分な強度を有する焼結鉱を得ること、及び炭酸
ガスに富んだ再酸化し易い雰囲気中であるにもかかわら
ず、亜鉛蒸気を含むガスを1000℃以上の高温のまま
溶融鉛スプラッシュコンデンサーで亜鉛を凝縮させる技
術の開発、採用により1炉当りの生産量は6000〜1
0000t−Zn/月・炉まで増大されてきている。
【0008】確かに、ISP法は生産性、熱効率、処理
原料の多様さと言った利点はあるものの、溶鉱炉に供給
する焼結塊を得るために、ばい焼・焼結工程では鉱石の
4倍程度の返粉を繰り返さざるをえず、しかも、上記ば
い焼・焼結工程の操業は熟練を要し、溶鉱炉では高価な
塊状コークスの使用を必要とする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はISP法に於
ける亜鉛精鉱のばい焼・焼結工程を用いることなく、金
属亜鉛及び/又は金属鉛を硫化精鉱から安価に回収でき
る乾式製錬法の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
、本発明は、少なくとも硫化亜鉛、硫化鉛、硫化鉄の何
れか一つ以上を含む硫化精鉱より亜鉛、鉛の何れか一方
または双方を得る乾式製錬法において、酸化工程と還元
工程とを有し、該酸化工程では、酸化炉内に鉄、シリケ
ートスラグまたはライムを含む鉄・シリケートスラグを
形成し、あるいは供給し、該スラグ中に前記硫化精鉱と
、非自燃物と、フラックスと、工業用酸素、酸素富化空
気、空気の何れか一つとを吹き込み、反応させ、これに
よって硫化精鉱及び非自燃物中の亜鉛の大部分と鉛の一
部とをスラグ中に熔解し、該スラグの温度が1150〜
1300℃、Fe/SiO2 が0.70〜1.46、
CaOが15重量%以下、Znが15〜25重量%、S
が0.5〜3重量%のスラグと、原料中の一部の鉛から
なるマット及び/又はメタルとを形成し、前記還元工程
では、前記酸化工程より得られたスラグに重油、微粉炭
、粉コークス等の還元剤を吹き込み、スラグ中の亜鉛と
鉛とを揮発させ、次いで凝縮させることにより溶融亜鉛
と溶融鉛とを得ることを特徴とする亜鉛及び/又は鉛の
乾式製錬法を提供する。
【0011】本発明に於て、好ましくは、前記酸化反応
により生成したガス中の亜鉛、鉛等の有価物を、非自燃
物として回収し、該非自燃物を前記酸化工程に戻し、又
、前記還元工程に於ける残留スラグの一部をそのまま、
あるいは冷却し固化した後、粉砕して、前記酸化炉用の
スラグとして用いる。
【0012】更に、酸化炉内に供給される原料中の亜鉛
の総量が鉛のそれよりも多くなるように原料を調合し、
そして、マット及び/又はメタル中に酸素、酸素富化空
気、空気のうちの何れか一つを吹き込み、S品位を低下
させることが好ましい。
【0013】
【作用】本発明においては、硫化精鉱や非自燃物(煙灰
)が酸化工程でスラグに熔解された後、還元工程で亜鉛
や鉛が揮発されて溶融亜鉛や溶融鉛として回収される。 酸化工程で発生するマットやメタルは、スラグから分離
、回収され、また非自燃物は、酸化工程に戻される。
【0014】酸化工程と還元工程とを一炉で行ってもよ
く、それぞれの工程に対応する二炉を用いて行ってもよ
い。また、酸化工程で反応用として用いる気体は、工業
用酸素、酸素富化空気、空気の何れでもよい。
【0015】原料となる硫化精鉱中には、FeとSiO
2 が含まれており、これを考慮して目的組成のスラグ
を得るべくフラックスを調整する。しかし、このように
して得られるフラックス量では、通常精鉱中の亜鉛の全
量を吸収しきれない。そこで、精鉱中の亜鉛量に見合っ
たスラグの一部を新たに炉内に供給しなければならない
。 この供給スラグとして最も適しているものは、本発明の
還元工程でZnとPbとを還元揮発させた後のスラグで
あり、炉内への供給方法としては、熔体のままでもよく
、冷却し、固化させた後粉砕し、原料と共にスラグ中に
吹き込んでもよい。無論、スラグ成分を含むフラックス
の量を多くすることでも上記スラグ量の確保は可能であ
る。
【0016】本発明においてスラグとして鉄、シリケー
トスラグまたはライムを含む鉄・シリケートスラグとす
るのは、前記したように、原料中に比較的多くの硫化鉄
とSiO2 とを含むため、これらのスラグ化に有利だ
からであるからであり、かつCaOによるスラグの融点
の低下や還元工程のZnの揮発速度の上昇が可能である
からである。
【0017】スラグの温度が低くなるとスラグ中に吹き
込まれた精鉱とスラグとの反応性が急激に低下し、炉内
に未熔解物が多量に発生し、一方温度が高すぎるとPb
のみならず、Znもその大部分が非自燃物である煙灰と
なり炉外に飛散し、炉へ戻す煙灰の量が増加し、製錬効
率が著しく低下することになる。このため、本発明にお
いて、スラグの温度は1150〜1300℃とする。
【0018】スラグ中のFe/SiO2 はスラグ中の
マグネタイトの品位やスラグの融点に関連し、Fe/S
iO2 が0.7を下回ると、マグネタイト品位は低下
するものの融点が1300℃以上となり、1.46を上
回ると、スラグの融点は低下するものの、マグネタイト
品位が上昇し、スラグ層より析出し、炉底に堆積し、炉
底を押し上げる恐れがある。
【0019】また、CaO品位が15重量%(以下「%
」とする。)を上回ると、Fe/SiO2 が0.70
〜1.46の如何なる範囲においてもスラグの融点を高
くしてしまう。よって、CaO品位は15%以下としな
ければならない。なお、CaOは精鉱中、あるいは煙灰
中にも微量ながら存在するため、スラグ中のCaO品位
を0%とすることはできない。
【0020】ところで、精鉱中のZn品位は通常50%
程度である。よって、スラグ中の亜鉛品位を低下させる
ことは、その分還元炉での処理スラグ量を増加させるこ
とになる。スラグ中の亜鉛品位の下限をどの程度にする
かは生産効率の問題となる。通常我慢できる範囲は原料
の3〜4倍程度であり、これを考慮すると、スラグ中の
Zn品位は15%以上としなければならない。また、本
発明のスラグ系において、Znの熔解限界は25%程度
であり、実質上25%を越えることはない。
【0021】また、スラグ中のS品位を0.5〜3%と
するのは、S品位が0.5%を下回るとスラグ中のマグ
ネタイト量が著しく上昇し、スラグ層より析出し、炉内
で固化するからであり、3%を上回ると、マグネタイト
の析出防止はできるものの、還元工程で硫黄が揮発し、
ガス中に混入し、コンデンサーで凝縮する際にZnと反
応してZnSを形成し、該ZnSがコンデンサー入口に
析出固化し、操業を妨げることになるからである。この
ような弊害をより確実に避けるためにはS品位を1〜2
%とすることが望まれる。
【0022】Pbを含む原料を用い、上記スラグを生成
させるように反応用気体を吹き込むと、原料中に存在す
るPbの一部はマット及び/又はメタルになる。このマ
ットやメタルはISP法で得られるものと比較してS品
位の高いものであり、そのままでは直接電解処理して精
製し、金属鉛を得ることはできない。そのため、直接電
解精製しうるほど硫黄品位の低い金属鉛になるまでマッ
ト及び/又はメタルと酸化性ガスとを反応させることが
必要となる。この酸化処理は酸化炉内で精鉱の酸化と平
行して行ってもよく、該マットやメタルを酸化炉より抜
き出し、別の炉でマットやメタルの酸化処理をしてもよ
い。前者に従い酸化処理する場合には、酸化性のガスが
スラグ層と触れないように直接マットやメタル層中に吹
き込まなければならない。
【0023】反応により発生した排ガス中には、Znや
Pb等が酸化物や硫酸塩等の形で存在する。よって、こ
れらを煙灰(非自燃物)として回収しなければならない
。回収のための装置としては特に限定されるものではな
く、一般の電気集塵機やバックフィルター等でよい。 回収された煙灰は、概してS品位が高いため、還元炉に
返すことは不適当であり、酸化炉へ戻す。この煙灰の戻
しにおいて、該煙灰を精鉱と混合してもよく、また精鉱
と別の系統で炉内に供給してもよい。また、用いる酸化
性ガスは、工業用酸素、酸素富化空気、空気の何れでも
よい。
【0024】酸化工程より産出されるスラグには、精鉱
中のZnの大部分とPbの一部が主として酸化物の形態
で熔解している。このスラグより亜鉛と鉛とを回収する
ためには、該スラグを還元剤により還元し、ZnとPb
とを還元揮発させ、凝縮させることが必要である。この
スラグの還元は、基本的にはスラグヒューミング法と同
一であり、還元剤として重油、微粉炭、コークス、還元
ガス等を用いることができる。そして、前記したように
、一つの炉を用いてまず酸化処理し、マットやメタルを
抜き取った後、残ったスラグを還元処理しても差し使え
ないし、二つの炉を用いて、一つの炉で酸化処理し、他
の炉でスラグの還元処理を行ってもよい。
【0025】還元により発生した排ガス中にはZnやP
bが金属蒸気として存在している。このため、ISP法
で用いられるPbスプラッシュコンデンサーを用いてZ
nやPbの蒸気を回収することが好ましい。このように
して回収されたZnやPbは通常のISP法に従って処
理される。一方、還元揮発が終了したスラグはその一部
をそのまま酸化工程に戻すか、冷却し、固化した後に粉
砕し、原料と混合し、あるいは単独に酸化炉内に吹き込
む。
【0026】ところで、一般にPbの方がZnよりも煙
灰と成り易い。よって原料中のPbの割合を余り高くす
ると煙灰が増加し、排熱ボイラーへの付着が多くなり排
ガス処理設備の運転が困難になってくる。これを防止す
るためには酸化炉内に装入されるZnの総量がPbの総
量よりも多くなるようにすることが好ましく、更に望ま
しくは、Znの総量をPbの総量の2倍以上とすること
が好ましい。
【0027】
【実施例】以下実施例に基づき本発明を更に説明する。
【0028】最初に、本発明の乾式製錬法を実施する試
験用熔錬炉を説明する。
【0029】図1に示す試験用熔錬炉は、高さ2.8m
、内径1.5mの反応塔10と、長さ5.25m、内径
1.5mのセトラー12を有し、セトラー12の一端が
反応塔10に結合され、他端が排煙道14に結合されて
いる。
【0030】反応塔10の上部より直径2.5cmの吹
き込み第1ランス16が挿入されている。第1ランス1
6には酸素と原料とを混合する酸素・原料混合器18が
接続し、酸素・原料混合器18には原料流送設備20が
接続している。
【0031】セトラー12の相対した側壁には、酸素・
重油バーナー22と保温用重油バーナー24が設置され
ている。
【0032】保温用重油バーナー24の下には、スラグ
ホール26が設けられ、スラグ28を流出できるように
構成されている。
【0033】スラグ28の下側に堆積するマット及び/
又はメタル30を抜き取るためのタップホール32がセ
トラー12の側壁の一部に設けられている。
【0034】図2に示す試験用熔錬炉は、図1に示した
熔錬炉のセトラー12の上部中央に、粉コークスを吹き
込む第2ランス40を設けている。
【0035】スラグを還元すると共に炉内温度を目標値
に維持する為の粉コークスを収納する粉コークス流送設
備42が、分配器44を介して前記第1ランス16と第
2ランス40に接続している。また、スラグ46を流出
させる為のスラグホール48が、セトラー12の側壁の
一部に設けられている。尚、図2の試験用熔錬炉には、
重油バーナーは設けられていない。
【0036】表1に示した組成の原料を用い、表2の各
条件で、図1の試験用熔錬炉を使用して実施例1〜11
の試験を行った。試験は初めに通常の自熔製錬炉と同様
にして各々指定された条件により調合された装入鉱と補
助燃料と酸素富化空気とを反応塔頂部より反応塔内部に
吹き込み、熔融スラグを製造した。
【0037】次いで、図1に示すように反応塔上部より
直径2.5cmの吹き込みランスをスラグ上面より30
cmの位置に吹き込み口がくるように設置し、このラン
スより装入鉱を70%酸素富化空気と共にスラグ中に吹
き込んだ。精鉱熔解に必要とされる熱、及びセトラー等
よりの放散熱の補償をセトラーの相対した側壁に設置し
た保温用重油バーナーを用いて行った。なお、反応塔側
の重油バーナーの燃焼用空気としては70%酸素富化空
気を使用し、スラグホール側の重油バーナーには空気を
使用した。
【0038】なお、装入鉱は、表1の各精鉱、煙灰、フ
ラックスを共に乾燥し表2に従い混合して調合した。調
合割合の決定に際し、精鉱処理量を300Kg/Hrと
し、目的とする操業が可能となるように煙灰、フラック
ス、重油、酸素量を調整した。
【0039】生成したスラグは図1に示されたスラグホ
ール26より概ね4時間毎にレードルに抜取り、抜取り
の前半と後半とで温度測定と蛍光X線分析用サンプルの
採取とを行った。マット及び/又はメタルについてはタ
ップホール32からの抜き取りが可能になった時点で抜
き出しを行い、1回当り0.5t程度を排出させ、同時
に分析用サンプルを採取した。マットあるいはメタルの
確認はセトラー天井に設けた検尺孔より検尺棒を熔体中
に挿入し、引き上げ、検尺棒に付着した熔体の状態によ
りおこなった。
【0040】得られた結果を表3〜4に示した。産出物
量は何れも間欠排出であるものの、スラグは間隔が3〜
4時間と比較的短く、また、1回当りの排出量も1.6
〜2.0tと多いため、かなり良好な精度で評価できた
【0041】煙灰は、ダストチャンバー及び電気集塵機
で連続捕集し、1日毎に系外に排出し、秤量した。この
ため、煙灰量についての精度に問題はない。
【0042】しかし、マット量については、一定量にな
らないと抜き出せず、かつ完全に排出できないため測定
精度は悪い。
【0043】更にメタルについてはマットと分量して抜
き出すことができないため、検尺棒への付着物やマット
を凝固させた後レードルの底を検査し、その発生の有無
を判断した。
【0044】以下表2〜3に示された実施例毎に説明す
る。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【0048】
【表3】
【0049】
【0050】[実施例1]実施例1は、スラグ温度を1
250℃、S品位を1.5%、Fe/SiO2 を0.
9、CaOを5%、Znを20%とすべく調合し、操業
を行ったものであり、概ね目的どうりのスラグが得られ
た。本実施例では、少量のマットと煙灰とが得られたも
のの、メタルの生成は確認できなかった。
【0051】[実施例2]本実施例は、実施例1中のス
ラグのCao品位を下げるべくおこなったものであり、
フラックスEの装入を中止したものである。目標よりフ
ラックスAの装入量が少なく、精鉱Aの装入量が少し多
くなったため、スラグ温度が10℃上昇し、S品位が2
.6%となった。そして、フラックスAに元々CaOが
2.4%含まれていたため、スラグ中のCaO品位は1
.5%までしか低下しなかった。この結果より、実質上
CaOを添加しなくても精鉱を処理できることがわかっ
た。なお、全体的にみたとき、本実施例2では実施例1
とほぼ同じ操業結果が得られていると判断できる。
【0052】[実施例3]本実施例は、CaO品位を1
5%まで上昇させたときの操業であり、CaOによるス
ラグの融点の低下を期待し、目標スラグ温度を1250
から1180℃まで下げたものである。操業に際して、
フラックスEの添加量が多くなったため、反応塔側の重
油燃焼バーナーでの重油燃焼量を28l/hまで増加さ
せた。
【0053】スラグの排出に支障はなかったが、スラグ
中へのZnとPbとの熔解量が低下し、またマグネタイ
トの品位も上昇した。このためスラグとマットとの間に
マグネタイトに富んだ半溶融物であるネタリが生成した
。また、スラグ中のZn品位は15.0%となっていた
。なお、本実施例では鉛メタルの発生が確認できた。
【0054】引続き、CaO品位を20%まで上昇させ
たところ、マグネタイト品位が更に3%程度上昇し、ス
ラグの融点も上昇し、一部のスラグが凝固し、セトラー
の湯溜りが減少し始めた。また、スラグの抜き出し時に
樋にスラグが盛り上がり、排出作業が困難となった。こ
の結果より、CaO品位は15%以下としなければなら
ない。
【0055】[実施例4]本実施例は、スラグのCaO
品位15%程度におけるネタリの消失を目論見行われた
ものである。すなわち、フラックスAを減少し、フラッ
クスDを増加させてFe/SiO2 を0.9から0.
7まで低下させたものである。なお、Fe/SiO2 
の低下により大幅なスラグ融点の上昇が予想されたため
、目標スラグ温度を1300℃とした。
【0056】その結果、ネタリは消失し、スラグ中のマ
グネタイト品位も2.5%低下したが、スラグ中のZn
品位は15%のままであり、原料中のPbの大部分が煙
灰に分配された。このように、Fe/SiO2 が0.
7以下となると、スラグ温度を高くしなければならず、
その結果、ZnとPbとが揮発し易く、その傾向は高C
aO品位では更に著しくなることがわかる。よって、F
e/SiO2 は0.7以上としなければならない。
【0057】[実施例5]次に低CaO品位での操業を
行うため、フラックスEの添加を中止し、CaO濃度を
低く維持し、Fe/SiO2 を0.7として操業した
。 本実施例5では、スラグ温度が1273℃と高いにもか
かわらず、ZnとPbとのスラグへの吸収は良好であり
、それぞれ19.6%、4.9%の品位のスラグが得ら
れた。この結果、煙灰は大幅に減少した。ライム品位が
低いことによりマグネタイトの品位は低かった。しかし
、それにもかかわらず、炉底の上昇が若干みられた。 よって、この条件で安定した操業を継続するためにはス
ラグ温度を1300℃以上とすることが必要であり、実
際的でないことがわかる。よって、この点からもFe/
SiO2 は0.7%以上とすることが必要と言える。
【0058】[実施例6]本実施例は精鉱Aの代わりに
、精鉱Bを用いたものであり、特徴はPb量が少ないこ
とである。本実施例では目標スラグ温度を1170℃と
した。スラグとマットとの間にネタリが発生したものの
、炉底のビルドアップ(盛り上り)もスラグの抜き出し
も支障なく行うことができた。しかし、スラグ温度が1
167℃と低いため、精鉱の燃焼性が少し悪く、スラグ
上に少量の未熔解塊状物が確認されたが、操業に障害は
なかった。抜き出したマットをレードル中で凝固させた
後、レードルから取り出して確認したところ、メタルが
確認できた。
【0059】この条件で、スラグ温度を1145℃まで
低下させたところ、吹き込みランス下に多量の未熔解物
が確認された。従って、スラグ温度は1150℃以上と
することが必要である。
【0060】[実施例7]本実施例は実施例6を継続し
たものである。前記したように、1145℃までスラグ
温度を下げ、未熔解物を確認した後、フラックスEの装
入を停止し、スラグ温度を1260℃程度まで上昇させ
たところ、ネタリと未熔解物とは何れも消失した。本実
施例ではマットと共にメタルも生成していたが、煙灰は
減少した。この実施例においては、スラグ中のZn品位
25.1%が得られたが、これは一連の試験操業におい
て得られた最高のZn品位であった。そこで、スラグ中
のZn品位の上限を25%とした。
【0061】[実施例8]Pbの負荷量を更に低くする
ために、煙灰Aの装入を停止し、フラックスAの代わり
にフラックスBを用いた。これによりPbの負荷量が減
少し、更にフラックスの装入量の増加によりスラグ中の
Zn品位が大幅に低下した。しかし炉底の上昇やスラグ
の抜き出し等の操炉性に変化はなかった。
【0062】本実施例においては、原料中に含まれるP
bの量が少ないため、マットやメタルは生成しなかった
。従って、特殊な原料条件においては、炉内にスラグの
みが存在する場合もありうることがわかる。しかし、一
般的には、酸化工程で発生したPbを含む煙灰を酸化工
程に繰り返すため炉内の熔体がスラグのみとなることは
まれと思われる。
【0063】本実施例の最後に、精鉱用酸素富化空気の
量を増加し、スラグ中のS品位を徐々に低くしていった
ところ、0.4%でスラグ中のマグネタイト品位が18
.3%となり、多量のネタリが発生し、炉底の急激な上
昇が観察された。このことは、スラグ中のS品位を0.
5%以上とする必要があることを示している。
【0064】[実施例9]本実施例では、実施例8と同
じ種類の原料を用い、スラグ中のS品位を1%程度に保
ち、更にFe/SiO2 が1.5となるように操業し
た。その結果、S品位が1.1%、Fe/SiO2 が
1.46のときに、マグネタイト品位が16.4%とな
り、前記S品位が0.4%の場合と同様な現象が観察さ
れた。このことはFe/SiO2 は1.46以下とし
なければならないことを示している。
【0065】[実施例10]本実施例は、実施例8で生
成した煙灰Bを装入し、精鉱BとフラックスB、D、E
とを用いて試験操業を行ったものである。本実施例10
では、スラグ中のS品位が2.7、Fe/SiO2 が
0.89で実施例8と同様の操業が可能であった。よっ
て、酸化物や硫酸塩を含む煙灰の処理も可能であること
がわかる。
【0066】[実施例11]本実施例は、精鉱Aと実施
例1で生成した煙灰(煙灰C)と後述の還元試験終了後
に得られたスラグ(フラックスC)、フラックスD、E
と一緒に処理したものである。表3〜4より煙灰Cとフ
ラックスCとを用いても操業上問題が無いことがわかっ
た。よって、還元揮発後のスラグの大部分を酸化工程に
繰り返すことが可能であることがわかる。本実施例では
、還元揮発後のスラグを固化し、粉砕して用いたが、こ
れを熔融状態で繰り返せば、エネルギーコストも大幅に
削減できるものと推定される。
【0067】[実施例12]実施例1で用いた炉のセト
ラー部の中央部に粉コークスを吹き込む第2ランス40
を設けた図2の試験炉に、実施例1で得たスラグを固化
、粉砕し、該スラグを原料流送設備20に装入し、所定
量のスラグ粉を切り出し、空気で流送し、反応塔10下
部へ吹き込んだ。スラグを還元すると共に炉内温度を目
標値に維持するための粉コークスを粉コークス流送設備
(インジェクションタンク)42より切り出し、空気で
流送し、分配機44により、第1ランス16へ送り、粉
コークスの大部分を上記スラグ粉と共に反応塔下部に吹
き込んだ。
【0068】粉コークスの残部を第2ランス40よりセ
トラー12内に吹き込んだ。そして、工業用酸素を反応
塔10に設けた第1ランス16よりスラグ粉および粉コ
ークスと共に炉内に供給した。
【0069】炉内のスラグ温度を1300℃に保ち、排
ガス中のCO2 /CO比を0.5となるようにし、2
4時間の試験操業を行った。還元揮発したZnとPbは
便宜的に排ガス処理設備で空気を吹き込み反応させ、Z
nOとPbOとにして回収した。又、ガス中のCOはC
O2 として無害化した。操業条件と得られた結果とを
表4に示した。
【0070】表4より、酸化炉で得られたスラグよりZ
nとPbとを還元揮発させることが可能であることがわ
かる。よって、既存のISP法で使用されるコンデンサ
ーを用いることによりZnとPbとをメタルとして回収
できることは明かである。
【0071】
【表4】
【0072】
【発明の効果】本発明の方法によれば、従来のISP法
に於て必要であった亜鉛精のばい焼・焼結工程を省略で
き、ZnとPbとを同時にメタルとして回収でき、且つ
還元剤として安価な粉コークスを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1〜実施例11に用いた熔錬炉
の概略断面図である。
【図2】本発明の実施例12に用いた熔錬炉の概略断面
図である。
【符号の説明】
10  反応塔 12  セトラー 16  吹き込み第1ランス 18  酸素・原料混合器 20  原料流送設備 22  酸素・重油バーナー 24  保温用重油バーナー 26、48  スラグホール 42  粉コークス流送設備

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも硫化亜鉛、硫化鉛、硫化鉄
    の何れか一つ以上を含む硫化精鉱より亜鉛、鉛の何れか
    一方または双方を得る乾式製錬法において、酸化工程と
    還元工程とを有し、該酸化工程では、酸化炉内に鉄、シ
    リケートスラグまたはライムを含む鉄・シリケートスラ
    グを形成し、あるいは供給し、該スラグ中に前記硫化精
    鉱と、非自燃物と、フラックスと、工業用酸素、酸素富
    化空気、空気の何れか一つとを吹き込み、反応させ、こ
    れによって硫化精鉱及び非自燃物中の亜鉛の大部分と鉛
    の一部とをスラグ中に熔解し、該スラグの温度が115
    0〜1300℃、Fe/SiO2 が0.70〜1.4
    6、CaOが15重量%以下、Znが15〜25重量%
    、Sが0.5〜3重量%のスラグと、原料中の一部の鉛
    からなるマット及び/又はメタルとを形成し、前記還元
    工程では、前記酸化工程より得られたスラグに重油、微
    粉炭、粉コークス等の還元剤を吹き込み、スラグ中の亜
    鉛と鉛とを揮発させ、次いで凝縮させることにより溶融
    亜鉛と溶融鉛とを得ることを特徴とする亜鉛及び/又は
    鉛の乾式製錬法。
  2. 【請求項2】前記酸化反応により生成したガス中の亜鉛
    、鉛等の有価物を非自燃物として回収し、該非自燃物を
    酸化工程に戻す工程を更に含む請求項1記載の亜鉛及び
    /又は鉛の乾式製錬法。
  3. 【請求項3】  前記還元工程に於ける残留スラグの一
    部をそのまま、あるいは冷却し固化した後、粉砕して、
    前記酸化炉用のスラグとして用いる工程を更に含む請求
    項1記載の亜鉛及び/又は鉛の乾式製錬法。
  4. 【請求項4】  酸化炉内に供給される原料中の亜鉛の
    総量が鉛のそれよりも多くなるように原料を調合するこ
    とを特徴とする請求項1ないし3記載の亜鉛及び/又は
    鉛の乾式製錬法。
  5. 【請求項5】  マット及び/又はメタル中に酸素、酸
    素富化空気、空気のうちの何れか一つを吹き込み、S品
    位を低下させることを特徴とする請求項1ないし3記載
    の亜鉛及び/又は鉛の乾式製錬法。
  6. 【請求項6】  少なくとも硫化亜鉛、硫化鉛、硫化鉄
    の何れか一つ以上を含む硫化精鉱より亜鉛、鉛の何れか
    一方または双方を得る乾式製錬法において、酸化工程と
    還元工程とを有し、該酸化工程では、酸化炉内に鉄、シ
    リケートスラグまたはライムを含む鉄・シリケートスラ
    グを形成し、あるいは供給し、該スラグ中に前記硫化精
    鉱と、非自燃物と、フラックスと、工業用酸素、酸素富
    化空気、空気の何れか一つとを吹き込み、反応させ、こ
    れによって硫化精鉱及び非自燃物中の亜鉛の大部分と鉛
    の一部とをスラグ中に熔解し、該スラグの温度が115
    0〜1300℃、Fe/SiO2 が0.70以上、C
    aOが15重量%以下、Znが15〜25重量%、Sが
    3重量%以下のスラグと、原料中の一部の鉛からなるマ
    ット及び/又はメタルとを形成し、前記還元工程では、
    前記酸化工程より得られたスラグに重油、微粉炭、粉コ
    ークス等の還元剤を吹き込み、スラグ中の亜鉛と鉛とを
    揮発させ、次いで凝縮させることにより溶融亜鉛と溶融
    鉛とを得ることを特徴とする亜鉛及び/又は鉛の乾式製
    錬法。
  7. 【請求項7】  前記酸化反応により生成したガス中の
    亜鉛、鉛等の有価物を非自燃物として回収し、該非自燃
    物を酸化工程に戻す工程と、前記還元工程に於ける残留
    スラグの一部をそのまま、あるいは冷却し固化した後、
    粉砕して、前記酸化炉用のスラグとして用いる工程とを
    、更に含む請求項6記載の亜鉛及び/又は鉛の乾式製錬
    法。
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