JPH04349254A - ディジタル信号の記録媒体 - Google Patents

ディジタル信号の記録媒体

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JPH04349254A
JPH04349254A JP3196862A JP19686291A JPH04349254A JP H04349254 A JPH04349254 A JP H04349254A JP 3196862 A JP3196862 A JP 3196862A JP 19686291 A JP19686291 A JP 19686291A JP H04349254 A JPH04349254 A JP H04349254A
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circuit
recording
head
signals
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健太郎 小高
Hiroshi Sugiki
拓 杉木
Yoshimoto Omura
大村 吉元
Takashi Omori
隆 大森
Makoto Yamada
誠 山田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば映像信号やオー
ディオ信号をPCM信号化し、これを単位時間ずつ回転
ヘッドにより記録媒体上に1本ずつの斜めのトラックと
して記録されたものを再生する場合等に用いて好適なデ
ィジタル信号の記録媒体に関する。
【0002】
【背景技術とその問題点】ヘリカルスキャン型の回転ヘ
ッド装置によって、磁気テープ上に映像信号やオーディ
オ信号を単位時間分毎に1本ずつの斜めのトラックを形
成して記録し、これを再生する場合に、映像信号やオー
ディオ信号をPCM化して記録再生することが考えられ
ている。これはPCM化すれば高品位の記録再生ができ
るからである。
【0003】この場合において、再生時、記録トラック
上を正しく回転ヘッドが走査するようにするトラッキン
グ制御は、従来は、固定の磁気ヘッドによってテープの
幅方向の一端側に記録されているコントロール信号を上
記固定ヘッドで再生し、この再生コントロール信号と回
転ヘッドの回転位相とが一定位相関係となるようにする
ことにより行っているのが通常である。
【0004】しかし、この方法ではトラッキング制御用
に特に固定の磁気ヘッドを設けなければならない。
【0005】このような固定の磁気ヘッドを設けること
は、記録再生装置を小型化したい場合に、その取付場所
等の関係で不都合を来す。
【0006】そこで、この固定ヘッドを用いずに再生用
回転ヘッドの再生出力のみを利用してその回転ヘッドの
トラッキング制御を行う方法が、本出願人によって、先
に提案された。
【0007】この方法は、PCM信号は時間軸の圧縮・
伸長が容易であり、したがって、アナログ信号のように
信号を常に時間的に連続させて記録再生する必要はなく
、そこで、1本のトラックに領域を分けてこのPCM信
号と、これとは別個の信号を記録することが容易にでき
ることに着目してなされたものである。
【0008】すなわち、PCM信号を時間軸圧縮して複
数個の回転ヘッドによって斜めにトラックをガードバン
ドを形成しない状態で記録媒体上に形成して記録する際
に、各トラックの長手方向にPCM信号とは記録領域と
して独立にトラッキング用パイロット信号を複数個記録
し、再生時、走査幅がトラックの幅より広い回転ヘッド
によって記録トラックを走査し、回転ヘッドが走査中の
トラックの両隣りのトラックからのパイロット信号の再
生出力によって回転ヘッドのトラッキングを制御するも
のである。
【0009】そして、このトラッキング用パイロット信
号を記録、再生する際の基準となる信号は、共に、回転
ヘッドの回転駆動用モータの回転に同期して得られる回
転ヘッドの回転位相を示す30Hzのパルス信号(PG
)が使用されている。
【0010】ところが、このように再生時も、トラッキ
ング用パイロット信号を再生する際の検出位置基準とし
てPG信号を使用すると、装置の機械的経時変化や温度
変化等により、PG信号の基準位置がずれ、再生時に一
種のトラッキング誤差の定常量(オフセット)として現
われる。
【0011】このために、再生時、記録時と同様のタイ
ミングでトラッキング用パイロット信号を再生し、回転
ヘッドを制御することが困難となり、特に機器相互間の
互換性がとれなくなる不都合がある。
【0012】また、PG信号を基準にしてヘッドの1回
転期間にわたりトラッキング用パイロット信号の再生出
力を得るサンプリングパルスを形成するようにしている
ので、その誤差分が積分されたかたちで増大していわゆ
るジッタの影響を受け、サンプリングパルスの位置がず
れてくる不都合がある。
【0013】
【発明の目的】この発明は、斯る点に鑑み、装置の機械
的経時変化や温度変化或いはジッタの影響を受けること
なく、トラッキング用パイロット信号を確実に再生して
回転ヘッドを正しく制御し、機器相互間の互換性を図る
ことができるディジタル信号の記録媒体を提供するもの
である。
【0014】
【発明の概要】この発明は、ディジタル信号が記録され
るトラックの長手方向に上記ディジタル信号とは記録領
域として独立にトラッキング用パイロット信号が記録さ
れると共に、隣接トラックで周波数が異なり且つ同じ周
波に対してトラック間で記録長の異なる位置出し信号が
所定数のトラック毎に繰返し記録されるようにしたもの
で、これにより、装置の機械的経時変化や温度変化或い
はジッタに何等影響されることなく、確実にトラッキン
グ用パイロット信号を再生して回転ヘッドのトラッキン
グ制御を行うことができ、機器相互間の互換性を図るこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1〜図8に基
づいて詳しく説明する。
【0016】図1は本実施例の記録媒体が適用される記
録再生装置の回路構成を示すもので、ここでは、この発
明に直接関係するトラッキング用パイロット信号、位置
出し信号及び消去用信号を記録し、再生する回路構成の
みを示しており、記録情報である例えばPCM信号の記
録、再生の回転構成に付いては省略されている。
【0017】同図において、1A,1Bは回転ヘッド、
2は記録媒体としての磁気テープである。回転ヘッド1
A及び1Bは、図2に示すように、等角間隔、つまり1
80度の各間隔を保ってドラム3の周辺部に配置される
。一方、磁気テープ2がテープ案内ドラム3の周辺のそ
の180度角範囲よりも狭い例えば90度角範囲にわた
って巻き付けられる。そして、回転ヘッド1A及び1B
が1秒間に30回転の割合で矢印4Hの方向に回転させ
られるとともにテープ2が矢印4Tで示す方向に所定の
速度で走行されて、回転ヘッド1A及び1Bにより磁気
テープ2上に、図3に示すような斜めの1本ずつの磁気
トラック5A,5Bが例えばいわゆる重ね書きの状態で
形成されるようにされる。すなわち、ヘッドギャップの
幅(走査幅)Wはトラック幅よりも大きくされている。 この場合、ヘッド1A及び1Bのギャップの幅方向はそ
の走査方向に直交する方向に対して互いに異なる方向と
なるようにされる。つまり、いわゆるアジマス角が異な
るようにされる。
【0018】そして、2個の回転ヘッド1A,1Bがテ
ープ2に対して共に対接しない期間(これはこの例では
90度の角範囲分の期間である)が生じ、この期間を利
用して記録時は冗長データの付加、再生時は訂正処理等
をするようにすれば装置の簡略化が図れる。
【0019】6はトラッキング用パイロット信号Pを発
生する発振器であって、パイロット信号Pは、例えばそ
の周波数f0 は例えば二百kHz程度とされ、且つ、
比較的高レベルで記録される。なお、このパイロット信
号Pの周波数は、トラッキング位相ずれ対パイロット再
生出力の直線性が保証できれば、むしろアジマスロスの
比較的少ない周波数である方が好ましい。また、7,8
はパイロット信号の位置を検出するための位置出し信号
S及びTを夫々発生する発振器であって、これ等の位置
出し信号S及びTはパイロット信号の消去用信号を兼用
し、以前に記録されていたテープに、後に、これに重ね
て前の記録情報を消去しつつ新たな記録をなすとき、記
録トラックが必ず前に記録トラックと一致するとはかぎ
らないから前に記録されていたパイロット信号を消去す
る必要がある場合にも使用されるもので、その周波数f
1 及びf2 は、パイロット信号の周波数f0 とは
実用的に離れた例えは夫々700kHz及び500kH
z前後のものとされる。また、その記録レベルもパイロ
ット信号Pを実用上消去できるものとされる。
【0020】また、9は消去用信号E0 を発生する発
振器であって、この消去用信号E0 は、これによりパ
イロット信号P及び位置出し信号S,Tを重ね書きした
とき、これ等信号P及びS,Tの消去率が高いものが好
ましく、その周波数f3 としては例えば2MHz程度
のものが使用される。
【0021】10,11,12及び13は記録波形発生
回路であって、後述されるパルスPGに関連した遅延信
号のエッジ例えば立下がりに応答し、発生回路10は発
振器6からのパイロット信号に基づき1トラック当り何
個のパイロット信号Pを如何ような配列で挿入するかに
応じて所定時間tP (tpはパイロット信号等の記録
時間)を有するパイロット信号Pを、また発生回路11
,12及び13は夫々発振器7,8及び9からの位置出
し信号S,T及び消去用信号E0 に基づき、1トラッ
ク当り何個の位置出し信号S,T及び消去用信号E0 
を如何ような配列で挿入するかに応じて所定時間を有す
る位置出し信号及び消去用信号を、所定間隔で発生する
。14は発生回路10〜13の各出力を論理的に処理す
るオア回路である。
【0022】15は回転ヘッド1A及び1Bを切換える
ためのスイッチ回路であって、タイミング信号発生回路
16からの切換信号S1 (図4のA)によって切換え
られる。このタイミング信号発生回路16には、パルス
発生器17からの回転ヘッド1A,1Bの回転駆動用モ
ータ18の回転に同期して得られる回転ヘッド1A,1
Bの回転位相を示す30HzのパルスPGが供給されて
いる。また、パルスPGに応答してタイミング信号発生
回路16からの30Hzのパルスが位相サーボ回路19
に供給されて、サーボ出力によりモータ18の回転位相
が制御される。
【0023】タイミング信号発生回路16からの切換信
号S1 により切換えられたスイッチ回路15からのパ
イロット信号等は、アンプ19A又は19Bで増幅され
た後夫々スイッチ回路20A又は20Bの接点R側を介
して回転ヘッド1A又は1Bに供給され、磁気テープ2
上に記録される。スイッチ回路20A及び20Bは記録
時は接点R側に接続され、再生時にP側に切換えられる
【0024】また、タイミング信号発生回路16からの
出力信号S2 (図4のD)が遅延回路21に供給され
、ここで回転ヘッド1A,1Bとパルス発生器17の取
付位置の間隔等に相当した遅延がなされた後、記録タイ
ミング発生回路22〜25に供給される。またタイミン
グ信号発生回路16からの切換信号S1 が分周器21
′で1/2分周されて信号S4 (図4のC)となり、
記録タイミング発生回路23〜25に供給される。そし
て記録タイミング発生回路22〜25において、パイロ
ット信号等の記録基準としてのタイミング信号が形成さ
れる。 なお、遅延回路21で遅延された信号S3 (図4のE
)の立下りは一回転期間中の最初のヘッドがテープに当
接する時間と一致するようになされている。
【0025】記録タイミング発生回路22は、ヘッドの
一方の半回転期間例えばヘッド1Bの半回転期間では信
号S3 の立ち下りに同期し、ヘッドの他方の半回転期
間では信号S3 の立ち下りより時間T+(3/2)t
P (Tはヘッドの半回転期間相当の時間)だけ遅延し
て、所定間隔T1 で持続時間がtP の信号S5 (
図4のF)を発生する。記録タイミング発生回路23は
、ヘッドの一方の半回転期間例えばヘッド1Bの半回転
期間のみ、信号S3 の立ち下りより時間(3/2)t
p だけ遅延して所定間隔T1 で、ただし例えばヘッ
ドの回転期間の奇数番目では持続時間(1/2)tP 
、ヘッドの回転期間の偶数番目では持続時間が(1/4
)tP の夫々信号S6 (図4のG)を発生する。記
録タイミング発生回路24は、ヘッドの他方の半回転期
間例えばヘッド1Aの半回転期間のみ、信号S3 の立
ち下りより時間Tだけ遅延して所定間隔T1 で、ただ
し例えばヘッドの回転期間の奇数番目では持続時間が(
1/2)tp 、ヘッドの回転期間の偶数番目では持続
時間が(1/4)tp の夫々信号S7 (図4のH)
を発生する。また記録タイミング発生回路25は、ヘッ
ドの回転期間の奇数番目では、ヘッドの一方の半回転期
間で信号S3 の立ち下りより時間tp だけ遅延して
、時間(1/2)tp の信号を所定間隔T1 で発生
し、ヘッドの他方の半回転期間で信号S3 の立ち下り
より時間T+(1/2)tp だけ遅延して、持続時間
がtp の信号を所定間隔T1 で発生し、一方ヘッド
の回転期間の偶数番目では、ヘッドの一方の半回転期間
で信号S3 の立ち下りより時間tP だけ遅延して、
時間(1/4)tp の間隔をおいて一対のパルスから
成る持続時間が(1/2)tp と(3/4)tp の
信号を所定の間隔T1 で発生し、ヘッドの他方の半回
転期間で信号S3 の立ち下りより時間T+(1/4)
tp だけ遅延して、持続時間が(5/4)tp の信
号を所定間隔T1 で発生する(図4のI参照)。
【0026】記録タイミング発生回路22,23,24
及び25からの信号S5 (図4のF)、信号S6 (
図4のG)、信号S7 (図4のH)及び信号S8 (
図4のI)は夫々記録波形発生回路10,11,12及
び13に実質的にゲート信号として供給され、発生器6
,7,8及び9から夫々パイロット信号P、位置出し信
号S,T及び消去信号E0が記録波形発生回路10,1
1,12及び13を介してオア回路14の出力側に合成
信号S9 (図4のJ)として取り出される。
【0027】26A,26Bは再生時、スイッチ回路2
0A,20Bが接点P側に切り換えられた時対応する回
転ヘッド1A,1Bからの再生出力が供給されるアンプ
であって、これ等のアンプ26A,26Bの各出力はス
イッチ回路27に供給される。スイッチ回路27は、タ
イミング信号発生回路16からの30Hzの切換信号S
t (図5のA)により記録時と同様にヘッド1Aのテ
ープ当接期間を含む半回転期間と、ヘッド1Bのテープ
当接期間を含む半回転期間とで交互に切換えられる。
【0028】28はスイッチ回路27からの再生出力よ
りパイロット信号Pのみを取り出すための通過中心周波
数f0 の狭帯域のバンドパスフィルタ、29はフィル
タ28は出力をエンベロープ検波するためのエンベロー
プ検波回路、30はエンベロープ検波回路29の出力を
サンプリングし、ホールドするためのサンプリングホー
ルド回路、31はエンベロープ検波回路29及びサンプ
リングホールド回路30の各出力を比較する比較回路例
えば差動アンプ、32は差動アンプ31からの比較誤差
信号をサンプリングホールドするためのサンプリングホ
ールド回路であって、これ等のサンプリングホールド回
路30,32は、実質的には後述されるように、ノーマ
ル再生時には現在走査中のトラックに隣接する両隣りの
トラックの各両端部分に記録されている各パイロット信
号のクロストークをサンプリングし、ホールドするよう
に働く。そして、サンプリングホールド回路32の出力
がトラッキング制御信号として出力端子33に取り出さ
れるようになされている。
【0029】また、サンプリングホールド回路30,3
2用のサンプリングパルス等を形成するために、スイッ
チ回路27の出力側に再生出力より位置出し信号S及び
Tのみを取出すための通過中心周波数f1 ,f2 の
狭帯域のバンドパスフィルタ34及び35が設けられ、
それ等の出力S10(図5のE)、S11(図5のF)
がスイッチ回路36を介して波形整形回路としての比較
器37に供給される。スイッチ回路36はスイッチ回路
27同様タイミング信号発生回路16からの30Hzの
切換信号S1 ′により切換えられる。
【0030】38,39は比較器37の出力側に設けら
れたサンプリングパルス発生回路であって、サンプリン
グパルス発生回路38は、比較器37の出力の前縁に同
期して第1のサンプリングパルスSP1 を発生し、サ
ンプリングパルスSP1 が発生されてから所定時間t
p 後に第2のサンプリングパルスSP2 を発生する
。これ等のサンプリングパルスSP1 及びSP2 は
夫々サンプルホールド回路30及び32に供給される。
【0031】次に、図1の回路動作を図4〜図5の信号
波形を参照しながら説明する。
【0032】先ず、記録時には、回転ヘッド1A,1B
の回転位相を示すパルス発生器17からのパルスPGに
応答して、タイミング信号発生回路16からの図4のD
に示すような信号S2 が発生され、この信号S2 は
遅延回路21で所定時間だけ遅延され、もってその出力
側には図4のEに示すような信号S3 が出力される。 この信号S3 は上述の如く記録タイミング発生回路2
2〜25に供給され、記録タイミング発生回路22の出
力側には図4のFに示すような信号S5 が発生される
。またタイミング信号発生回路16からの切換信号S1
 が分周器21′に供給されてその出力側に図4のCに
示すような信号S4 が得られる。この信号S4 は記
録タイミング発生回路23〜25に供給され、記録タイ
ミング発生回路23〜25は信号S3 ,S4 に応答
して夫々その出力側に図4のG〜Iに示すような信号S
6 〜S8 を発生する。
【0033】信号S5 ,S6 ,S7 及びS8 は
夫々記録波形発生回路10,11,12及び13に供給
され、記録波形発生回路10は、供給された信号S5 
に同期して発振器6からのパイロット信号Pを図4のF
に示すような所定間隔をもって所定時間tp だけ通す
ようになり、また、記録波形発生回路11は、供給され
た信号S6 に同期して発生器7からの位置出し信号S
を図4のGに示すような所定間隔をもって所定時間だけ
通すようになり、記録波形発生回路8は、供給された信
号S7 に同期して発振器8からの位置出し信号S8 
を図4のHに示すような所定間隔をもって所定時間だけ
通すようになり、更に、記録波形発生回路13は、供給
された信号S8 に同期して発生器9からの消去用信号
E0 を図4のIに示すような所定間隔をもって所定時
間だけ通すようになる。
【0034】記録波形発生回路10〜13からの出力信
号はオア回路14で加算され、もってその出力側には図
4のJに示すような信号S9 が取り出される。
【0035】因みにこのとき、例えばヘッド1Bが図3
におけるトラック5B1 を記録している場合(図4の
前半のtB 期間)を考えると、図4のFにおける信号
S5 の第1及び第2のパルスは夫々パイロット信号P
A1及びPA2に対応し、図4のGにおける信号S6 
の第1及び第2パルスは夫々位置出し信号SA1及びS
A2に対応し、図4のIにおける信号S8 の一対のパ
ルスから成る第1及び第2パルスは、位置出し信号SA
1及びSA2の両側に夫々隣接する消去用信号E0 に
対応し、これ等各信号の配列に対応した信号すなわちP
A1,E0 ,SA1,E0 とPA2,E0 ,SA
2,E0 の合成信号が夫々グループ毎にオア回路14
の出力側に取り出されることになる。
【0036】また、例えばヘッド1Aが図3におけるト
ラック5A2 を記録している場合(図4の前半のtA
 期間)を考えると、図4のFにおける信号S5 の第
1及び第2パルスは夫々パイロット信号PB3及びPB
4に対応し、図4のHにおける信号S7 の第1及び第
2パルスは夫々位置出し信号TB3及びTB4に対応し
、図4のIにおける信号S8 の第1及び第2パルスは
、位置出し信号TB3及びTB4の一側に夫々隣接する
消去用信号E0 に対応し、これ等各信号の配列に対応
して信号すなわちTB3,E0 ,PB3とTB4,E
0 ,PB4の合成信号が夫々グループ毎にオア回路1
4の出力側に取り出されることになる。
【0037】また、例えばヘッド1Bが図3におけるト
ラック5B2 を記録している場合(図4の後半のtB
 期間)を考えると、図4のFにおける信号S5 の第
1及び第2のパルスは夫々パイロット信号PA3及びP
A4に対応し、図4のGにおける信号S6 の第1及び
第2パルスは夫々位置出し信号SA3及びSA4に対応
し、図4のIにおける信号のS8 の一対のパルスから
成る第1及び第2パルスは、位置出し信号SA3及びS
A4の両側に夫々隣接する消去用信号E0 に対応し、
これ等各信号の配列に対応した信号すなわちPA3,E
0 .SA3,E0 とPA4,E0 ,SA4,E0
 の合成信号が夫々グループ毎にオア回路14の出力側
に取り出される。
【0038】また、例えばヘッド1Aが図3におけるト
ラック5A3 を記録している場合(図4の後半のtA
 期間)を考えると、図4のFにおける信号S5 の第
1及び第2パルスは夫々パイロット信号PB5及びPB
6に対応し、図4のHにおける信号S7 の第1及び第
2パルスは夫々位置出し信号TB5及びTB6に対応し
、図4のIにおける信号S8 の第1及び第2パルスは
位置出し信号TB5及びTB6の一側に夫々隣接する消
去用信号E0に対応し、これ等各信号の配列に対応した
信号すなわちTB5,E0 ,PB5とTB6,E0 
,PB6の合成信号が夫々グループ毎にオア回路14の
出力側に取り出されることになる。
【0039】一方、タイミング信号発生回路16からは
、パルス発生器17からのパルスPGに応答して図4の
Aに示すような切換信号S1 が発生されており、この
信号S1 は回転ヘッド1A,1Bの回転に同期してお
り、図4のA及びBに示すように、信号S1 がハイレ
ベルであるヘッドの半回転期間tA 内においてヘッド
1Aがテープ2に当接し、信号S1 がローレベルであ
る半回転期間tB 内においてヘッド1Bがテープ2に
当接するような関係とされる。そして、スイッチ回路1
5は切換信号S1 により、期間tA では図の状態に
、期間tB では図の状態とは逆の状態に、夫々切換え
られ、ヘッド切換えがなされる。
【0040】従って、オア回路14の出力側に得られた
信号S9 は、スイッチ回路15が図の状態とは逆の状
態にあるときは、アンプ19B及びスイッチ回路20B
のR側を通ってヘッド1Bへ供給され、期間tB 内の
ヘッド1Bのテープ2への当接期間の始め及び終りで、
図3に示すように、トラック5Bの長手方向の中心位置
から等距離lだけ離れたトラック5Bの長手方向の両端
部分に設けられたトラッキング用信号の記録領域AT1
及びAT2に夫々ヘッドの回転期間の奇数番目(図4の
前半のtB 期間)では時間tp +(1/2)tp 
+(1/2)tp+(1/2)tp とtP +(1/
2)tp +(1/2)tp +(1/2)tp の間
記録され、ヘッドの回転期間の偶数番目(図4の後半の
tB 期間)では時間tp +(1/2)tp +(1
/4)tp +(1/2)tP とtP +(1/2)
tp +(1/4)tP+(1/2)tP の間記録さ
れる。
【0041】一方スイッチ回路15が図の状態にあると
きは、信号S9 は、アンプ19A及びスイッチ回路2
0AのR側を通ってヘッド1Aへ供給され、期間tA 
内のヘッド1Aのテープ2への当接期間の始め及び終り
で、同図に示すように、トラック5Aの長手方向の中心
位置から等距離lだけ離れたトラック5Aの長手方向の
両端部分に設けられた上述同様の記録領域AT1及びA
T2に夫々ヘッドの回転期間の奇数番目(図4の前半の
tA 期間)では時間(1/2)tP +tP +tP
 と(1/2)tP +tP +tP の間記録され、
ヘッドの回転期間の偶数番目(図4の後半のtA 期間
)では時間(1/4)tp +(5/4)tp +tp
 と(1/4)tP +(5/4)tp +tPの間記
録される。
【0042】また、これらのパイロット信号、位置出し
信号及び消去用信号が記録される時間以外では、図示せ
ずも1本のトラックとして記録すべき1セグメント部分
のオーディオPCM信号が、期間tA ではアンプ19
Aを通じてヘッド1Aに供給され、期間tB ではアン
プ19Bを通じてヘッド1Bに供給されて夫々各トラッ
ク5A,5Bの上述したパイロット信号の記録領域以外
の記録領域AP1に記録される。
【0043】次に以上のように記録された信号の再生に
ついて説明する。
【0044】この再生時においても、モータ18には記
録時と同様にして位相サーボ回路19によりドラム位相
サーボがかけられている。
【0045】回転ヘッド1A及び1Bによりテープ2か
ら取り出された信号は、夫々スイッチ回路20Aの接点
P側とアンプ26A及びスイッチ回路20Bの接点P側
とアンプ26A及びスイッチ回路20Bの接点P側とア
ンプ26Bを介してスイッチ回路27に供給される。こ
のスイッチ回路27はタイミング信号発生回路16から
の図5のAに示すような30Hzの切換信号S1 ′に
より記録時と同様にヘッド1Aのテープ当接期間を含む
半回転期間tA と、ヘッド1Bのテープ当接期間を含
む半回転期間tB とで交互に切り換えられる。したが
って、このスイッチ回路27からは図5のCのような1
セグメントずつの間欠的なPCM信号SR が得られ、
これが図示せずも再生プロセッサに供給されてもとのP
CM信号に復調され、更にデコーダに供給されてブロッ
ク同期信号によりブロック毎のデータが検出されるとと
もに誤り訂正、デ・インターリーブ等の処理がなされ、
D/Aコンバータでアナログオーディオ信号に戻されて
出力側に導出される。
【0046】トラッキングコントロールは次のようにし
てなされる。
【0047】今、例えはヘッド1Bが図3において一点
鎖線をもって示すようなトラック5B1 を含む走査幅
Wの範囲を走査するとすると、ヘッド1Bはこのトラッ
ク5B1 の両隣りのトラック5A2 ,5A1 にま
たがって走査し、図3に示すように領域AT1において
はトラック5B1 のパイロット信号PA1と、両隣り
のトラック5A2 のパイロット信号PB3及びトラッ
ク5A1 のパイロット信号PB1とを再生し、領域A
T2においてはトラック5B1 のパイロット信号PA
2と、両隣りのトラック5A2 のパイロット信号PB
4及びトラック5A1 のパイロット信号PB2とを再
生する。このときスイッチ回路27からのヘッド1Bの
再生出力は通過中心周波数f0 の狭帯域のバンドパス
フィルタ28に供給されて、図5のDに示すようにその
出力SA としてはパイロット信号のみが取り出され、
これがエンベロープ検波回路29に供給される。
【0048】また、スイッチ回路27の出力SR が夫
々通過中心周波数がf1 及びf2 の狭帯域のバンド
パスフィルタ34,35に供給され、その出力側には夫
々図5のE及びFに示すような位置出し信号S10及び
S11が取り出される。これ等の信号S10及びS11
はスイッチ回路36に供給され、切換信号S1′がロー
レベルの時は信号S10が取り出され、ハイレベルの時
は信号S11が取り出されて比較器37に供給される。
【0049】比較器37では供給された信号S10及び
S11を基準値と比較して波形整形し、サンプリングパ
ルス発生回路38,39に供給する。サンプリングパル
ス発生回路38は波形形成された信号S10の立ち上り
に一致して図5のGに示すような第1のサンプリングパ
ルスSP1を発生し、このサンプリングパルスSP1 
はサンプリングホールド回路30に供給される。このと
き、サンプリングパルスSP1 は図5からも明らかな
ように、矢印4T(図3)で示す移送方向とは逆側の隣
接トラック5A2 のパイロット信号PB3及びPB4
のクロストークをサンプリングする状態となり、このサ
ンプリングされた信号が進み位相のトラッキング信号と
して差動アンプ31の一方の入力端に供給される。
【0050】また、サンプリングパルスSP1 の発生
よりも時間tp 後にはテープ移送方向側に隣接トラッ
ク5A1 のパイロット信号PB1及びPB2のクロス
トークがエンベロープ検波回路29より差動アンプ31
の他方の入力端に遅れ位相のトラッキング信号として供
給される。 従って、差動アンプ31はパイロット信号PB3とPB
1,PB4とPB2のクロストークに夫々対応したトラ
ッキング信号を順次比較する。
【0051】そして、差動アンプ31からの比較誤差信
号がサンプリングホールド回路32に供給され、ここで
サンプリングパルスSP1 の発生された時点より時間
tp 後にサンプリングパルス発生回路39から発生さ
れるサンプリングパルスSP2 によりサンプリングさ
れる。 したがって、このサンプリングホールド回路32からは
差動アンプ31への両入力の差がトラッキング制御信号
として得られ、これが出力端子33より図示しないがキ
ャプスタンモータに供給されてテープの移送量が制御さ
れて、差動アンプ31への両入力のレベル差が零、つま
り、ヘッド1Bがトラック5B1 を走査するとき、両
側の2本のトラック5A2 及び5A1 にそれぞれ同
じ量だけまたがるように制御される。すなわち、ヘッド
1Bのギャップの幅方向の中心位置がトラック5B1 
の中心位置に一致して走査するように制御される。
【0052】また、その他のトラックに付いても同様に
行われ、例えばトラック5A2 をヘッド1Aが走査す
るときは、その両隣りのトラック5B2 及び5B1 
のパイロット信号PA3,PA4及びPA1,PA2の
クロストークが得られるからこれ等を上述同様サンプリ
ングパルス発生回路38からサンプリングホールド回路
30に供給されるサンプリングパルスSP1 によりパ
イロット信号PA3,PA4のクロストークをサンプリ
ングしてトラッキング信号を得、これを次段の差動アン
プ31に供給すると共にパイロット信号PA1,PA2
のクロストークに対応するエンベロープ検波回路29よ
りの出力を供給し、ここで、パイロット信号PA3とP
A1、PA4とPA2のクロストークに夫々対応したト
ラッキング信号を比較し、その比較誤差信号をサンプリ
ングホールド回路32に供給されるサンプリングパルス
SP2 でサンプリングすることにより、ヘッド1Aに
対するトラッキング制御信号を得ることができる。
【0053】また、同様にしてトラック5B2 をヘッ
ド1Bが走査するときには、図3に示すように、その両
隣りのトラック5A3 及び5A2 のパイロット信号
PB5,PB6及びPB3,PB4のクロストークが得
られるから、パイロット信号PB5,PB6のクロスト
ークをサンプリングパルスSP1 でサンプリングし、
差動アンプ31でパイロット信号PB5とPB3、PB
6とPB4のクロストークに夫々対応したトラッキング
信号を比較し、その比較誤差信号を最終的にサンプリン
グパルスSP2 でサンプリングすることにより、ヘッ
ド1Bに対するトラッキング制御信号を得ることがでる
【0054】また、同様にしてトラック5A3 をヘッ
ド1Aが走査するときには、図3に示すように、その両
隣りのトラック5B3 及び5B2 のパイロット信号
PA5,PA6及びPA3,PA4のクロストークが得
られるから、パイロット信号PA5,PA6のクロスト
ークをサンプリングパルスSP1 でサンプリングし、
差動アンプ31で、パイロット信号PA5とPA3、P
A6とPA4のクロストークに夫々対応したトラッキン
グ信号を制御し、その比較誤差信号を最終的にサンプリ
ングパルスSP2 でサンプリングすることにより、ヘ
ッド1Aに対するトラッキング制御信号を得ることがで
きる。
【0055】図6はサンプリングパルス発生回路39の
具体的な回路構成の一例を示すもので、同図において、
40は比較器37より供給されてくる位置出し信号の波
数(パルス)をカウントするカウンタ、41は信号S4
 ,S1 ′に応答して位置出し信号の内容、つまり本
実施例では位置出し信号S,Tの各周波数及び記録長で
類別される4種類のデータ(設定値)を選択するデータ
セレクタ、42はカウンタ40のカウント値とデータセ
レクタ41のデータの一致を検出する一致検出回路であ
って、この一致検出回路42としては例えはディジタル
コンパレータが使用される。
【0056】43〜46はサンプリングパルスSP1 
より所定の遅延信号を発生する遅延回路であって、カウ
ンタ40は遅延回路44の出力によりイネーブル(付勢
)され、遅延回路45の出力によりクリアされるように
なされている。47はD型フリップフロップ回路であっ
て、このフリップフロップ回路47の入力端子Dには一
致検出回路42の出力が供給され、そのクロック端子C
Kには遅延回路46を介してサンプリングパルスSP1
 が実質的に印加され、そのリセット端子Rには遅延回
路45の出力が供給される。48はゲート回路例えばア
ンド回路であって、このアンド回路48の一方の入力端
には遅延回路43の出力が供給され、その他方の入力端
にはフリップフロップ回路47の出力端子Qの出力が供
給され、その出力端よりサンプリングパルスSP2 が
出力される。
【0057】次にこの図6の回路動作を図7の信号波形
を参照して説明する。
【0058】いま、比較器37より位置出し信号である
図7のDに示すような信号S13がサンプリングパルス
発生回路38に供給されると、このサンプリングパルス
発生回路38は信号S13の第1パルスの立ち上りに同
期して図7のHに示すようなサンプリングパルスSP1
 を発生する。このサンプリングパルスSP1 は上述
のサンプリングホールド回路30(図1)に供給される
と共に遅延回路43〜46にも供給される。
【0059】遅延回路44はサンプリングパルスSP1
 に同期してその出力側に略々(1/2)tp 相当の
持続時間を有する図7のCに示すような信号S12を発
生し、この信号S12がイネーブル信号としてカウンタ
40に供給される。
【0060】カウンタ40は信号S12のハイレベルの
期間比較器37からの信号S13のパルスをカウントす
る。 一方、データセレクタ41は図7のA及びBに示す信号
S1 ′及びS4 に応答して位置出し信号に関連した
データを選択する。そして、この選択されたデータとカ
ウンタ40の内容が一致すると、一致検出回路42はそ
の出力側に信号S13の最終パルスの立ち下りより所定
時間持続する図7のEに示すような信号S14を発生し
、この信号S14がデータとしてフリップフロップ回路
47に供給される。
【0061】遅延回路46は、サンプリングパルスSP
1 に同期してこれより所定時間Δt1 後に図7のF
に示すような信号S15を発生し、この信号S15がフ
リップフロップ回路47のクロック端子CKに供給され
て、入力端子Dに供給された信号S14がラッチされる
。なお、遅延回路46における遅延時間Δt1 は、t
P >Δt1 >(tP /2)とされる。
【0062】また、遅延回路45はサンプリングパルス
SP1 に同期してこれより所定時間Δt2 後に図7
のGに示すような信号S15を発生し、この信号S15
がカウンタ40に供給されてその内容をクリアすると共
にフリップフロップ回路40に供給されてこれをリセッ
トする。 この結果フリップフロップ回路47の出力側には図7の
Iに示すような信号S17が発生される。なお、遅延回
路47における遅延時間Δt2 は、Δt2 >tp 
とされる。
【0063】また、遅延回路43はサンプリングパルス
SP1 に同期してこれより所定時間tp 後に図7の
Jに示すような信号S18を発生し、この信号S18が
アンド回路48の一方の入力端に供給される。
【0064】そして、アンド回路48の他方の入力端に
は上述の如く形成された信号S17が供給されているの
で、この信号S17を実質的にゲート信号としてアンド
回路48がゲートを開き、信号S18に対応して図7の
Kに示すようなサンプリングパルスSP2 が発生され
る。そして、このサンプリングパルスSP2 はサンプ
リングホールド回路32に供給される。
【0065】このようにして、サンプリングパルスSP
2 を発生することができる。
【0066】なお、このサンプリングパルスSP2 を
図示せずもマイクロコンピュータの処理によっても発生
することができる。
【0067】これを図8のフローチャートを参照して説
明する。
【0068】ステップ(イ)で再生モードになると、ス
テップ(ロ)にすすみ、ここで位置出し信号S,Tを検
出し、検出されなければその動作を繰返す。検出される
と、ステップ(ハ)で位置出し信号S,Tに基づいて第
1のサンプリングパルスSP1 を発生すると共にステ
ップ(ニ)で位置出し信号S,T信号の検出区間だけそ
の波数(パルス)Niを計測する。
【0069】ステップ(ホ)にすすみ、検出された位置
出し信号S,Tが再生モードになって最初に発生された
ものか否かを判断し、最初のものであればステップ(ヘ
)にすすみ(1/2)tp の区間又は(1/4)tp
 の区間を判断し、いずれかを満足しておればステップ
(ト)において、第2のサンプリングパルスSP2 を
発生する。ステップ(ヘ)で(1/2)tp の区間又
は(1/4)tP 区間を満足してなければ、位置出し
信号ではないのでステップ(ロ)へ戻る。
【0070】ステップ(ホ)において、位置出し信号が
再生モードになってから2回目以降に発生されたもので
あればステップ(チ)へすすみ、信号S4 の極性が変
わったか否かを判断する。信号S4 の極性が変わって
おればステップ(リ)で前回の検出区間は(1/2)t
p または(1/4)tp のいずれであったかを判断
し、(1/2)tp であれば、更にステップ(ヌ)で
現在の位置出し信号は(1/4)tp であるか否かを
判断し、(1/4)tP であれば真の位置出し信号で
あるので、ステップ(ト)において第2のサンプリング
パルスSP2 を発生し、(1/4)tp でなければ
ステップ(ロ)へ戻る。
【0071】ステップ(リ)で前回の検出区間が(1/
4)tp であればステップ(ル)にすすみ、現在の位
置出し信号が(1/2)tp であるか否かを判断し、
(1/2)tp であれば真の位置出し信号であるので
、ステップ(ト)において第2のサンプリングパルスS
P2 を発生し、(1/2)tp でなければステップ
(ロ)へ戻る。
【0072】このステップ(チ)〜(ル)の説明を図5
のB,E及びFを参照して詳述する。ステップ(チ)に
おいて例えば図5のBの中央部分で信号S4の極性が変
わったことが判断されると、ステップ(リ)において図
5のFに示す信号S11のTB4が(1/2)tp か
(1/4)tp のいずれであるかが判断され、(1/
2)tp であるのでステップ(ヌ)にすすむ。そして
ここで図5のEに示す信号S10のSA3が(1/4)
tp であるか否かを判断し、(1/4)tp である
のでステップ(ト)において第2のサンプリングパルス
SP2 を発生する。 ステップ(ヌ)で信号SA3が(1/4)tP でなけ
ればステップ(ロ)に戻る。
【0073】また、ステップ(リ)において(1/4)
tP であれば信号S11のTB4でなく、信号TB6
であることが判断され(従って、信号S4 の極性の変
わった時点は図5のBの中央部分ではなく右端部であっ
たことになる。)、ステップ(ル)で図5のEに示す信
号S10のSA5(図示せず)が(1/2)tP であ
るか否か判断し、(1/2)tP である筈であるので
ステップ(ト)において第2のサンプリングパルスSP
2 を発生する。ステップ(ル)で信号SA5が(1/
2)tP でなければステップ(ロ)に戻る。
【0074】さて、ステップ(チ)において信号S4 
の極性が変わってなければステップ(ヲ)にすすみ、検
出区間が前回の位置出し信号と同じであるか否かを判断
し、同じであればステップ(ト)に行って第2のサンプ
リングパルスSP2 を発生する。図5のEを参照して
云えば、例えは位置出し信号S10の第1番目のSA1
と第2番目のSA2とは同じ(1/2)tp であるの
で、ステップ(ト)において第2のサンプリングパルス
SP2 を発生する。そして、ステップ(ヲ)において
検出区間が同じでなければ誤検出と看做し、最初のサン
プリング状態を保持してステップ(ロ)に戻る。
【0075】このようにしてマイクロコンピュータによ
る処理でも第2のサンプリングパルスSP2 を発生さ
せることがてきる。
【0076】なお、上述の実施例は回転ヘッド装置とし
てヘッド角間隔よりも狭い角範囲にわたってテープを巻
き付けて記録・再生する特殊のものであるが、通常のよ
うにヘッド角間隔と同じ角範囲にテープを巻き付けるよ
うにする回転ヘッド装置を用いる場合にもこの発明が適
用できることは勿論である。
【0077】
【発明の効果】上述の如くこの発明によれば、回転ヘッ
ドによって記録トラックを走査する際に、隣接トラック
で周波数が異なり且つ同じ周波数に対してトラック間で
記録長の異なる複数個の位置出し信号を所定数のトラッ
ク毎に記録するようにしたので、これ等の位置出し信号
の始端を基準としてこのパイロット信号を検出するパル
ス信号を形成し、その検出出力に基づくトラッキング制
御信号によって回転ヘッドのトラッキング制御を行うこ
とで、装置に機械的経時変化や温度変化或いはジッタが
あっても、何等それ等の影響を受けることなく、再生時
に、記録時と装置が異なってもトラッキング制御を精度
良く行うことができ、機器相互間の互換性を図ることが
できる。
【0078】また、位置出し信号は隣接トラックで周波
数が異なるので、クロストークの影響がなく、位置出し
信号検出のためのスレッショルドレベルの設定範囲を広
げることができる。更に位置出し信号は隣々接トラック
間で記録長が異なるので、隣々接トラックの区別が可能
となり、広範囲のトラックずれに対して位置出し信号が
検出可能となる。
【0079】また、トラッキング制御用のパイロットの
位置を検出するための位置出し信号が隣接するパイロッ
ト信号の中央付近に始端を有するように記録されている
ので、斯る始端をパイロット信号の中央付近に位置する
ように遅延させる回路等が不要となり、それだけこの記
録媒体を用いた装置の回路構成が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回路構成図である。
【図2】図1で使用される回転ヘッド装置の一例を示す
図である。
【図3】この発明の記録トラックパターンの概要を示す
図である。
【図4】図1における記録動作の説明に供するための信
号波形図である。
【図5】図1における再生動作の説明に供するための信
号波形図である。
【図6】この発明の要部の一例を示す回路構成図である
【図7】図6における動作の説明に供するための信号波
形図である。
【図8】第2のサンプリングパルスを発生する動作の説
明に供するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1A,1B  回転磁気ヘッド 2  磁気テープ 6  パイロット信号の発振器 7  位置出し信号の発振器 9  消去用信号の発振器 10,11,12,13  記録波形発生回路21  
遅延回路 22,23,24,25  記録タイミング発生回路2
8,34,35  バンドパスフィルタ29  エンベ
ロープ検波回路 30,32  サンプリングホールド回路31  差動
アンプ 36  スイッチ回路 37  比較器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ディジタル信号が記録されるトラック
    の長手方向に上記ディジタル信号とは記録領域として独
    立にトラッキング用パイロット信号が記録されると共に
    、隣接トラックで周波数が異なり且つ同じ周波に対して
    トラック間で記録長の異なる位置出し信号が所定数のト
    ラック毎に繰返し記録されたディジタル信号の記録媒体
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