JPH0434887Y2 - - Google Patents

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JPH0434887Y2
JPH0434887Y2 JP13555087U JP13555087U JPH0434887Y2 JP H0434887 Y2 JPH0434887 Y2 JP H0434887Y2 JP 13555087 U JP13555087 U JP 13555087U JP 13555087 U JP13555087 U JP 13555087U JP H0434887 Y2 JPH0434887 Y2 JP H0434887Y2
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adsorbent
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  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、着色物質、化学薬品等の各種物質を
を水より効率よく除去することのできる吸着性フ
イルターに関するものである。
〔従来の技術、問題点〕
一般に、着色物質が廃水等に微量存在しても河
川が汚染され、また化学薬品が微量存在しても魚
等が死ぬなどの現象が生ずるが、これらの着色物
質、化学薬品等を含む廃水等の水を過して着色
物質等を除去するフイルターとしては、種々の形
状のものがあり、平板状のものの、筒状のものの
ほか、柱状ものが知られている。このうち、低濃
度の着色物質、化学薬品等の物質を効率よく除去
するには、柱状体のものがよく知られているが、
この柱状のものはパイプ中に充填して使用される
としても、廃水等がパイプと柱状のフイルターと
の間隙に逸脱して通過し、充分な過がされない
という欠点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、かかる現状に鑑み、高融点合成高分
子と低融点の熱融着性合成高分子とよりなる複合
合成繊維と吸着性繊維とが混合され、かつ低融点
の熱融着性合成高分子の融着により形成された柱
状体を非透水性フイルムで密着被覆したことを特
徴とする吸着性フイルターである。
〔作用〕
吸着性繊維を含む吸着性フイルターは、粉粒状
の活性炭等にはない繊維特有の通水性を有し、し
かも水中の各種物質との接触面積が大きく、水中
の低濃度の各種物質に対して優れた吸着性を有す
るほか、さらに、吸着性フイルターは非透水性フ
イルムで被覆されているので、被過水はフイル
ムによつて吸着性フイルターの外周に逸脱するこ
となくすべて吸着性フイルター内を通過すること
となり、効率の良い過を行うことができる。
〔実施例〕
以下、本考案を図示の実施例に従つて詳細に説
明することとする。
図において、1は吸着性フイルターにして、該
吸着性フイルター1は、吸着性繊維柱状体2を非
透水性フイルム3で被覆したものである。
吸着性繊維柱状体2は、活性炭繊維、イオン交
換繊維等の吸着繊維に高融点合成高分子と低融点
の熱融着性合成高分子よりなる複合繊維を混合
し、低融点の熱融着性合成高分子の融着により形
成された柱状体である。
ここで、活性炭繊維はコールタールを重合させ
て等方性の紡糸用ピツチとなし、これを溶融紡糸
してピツチ糸を形成し、次いで高温処理して不融
化と炭素化を行い、酸化性ガス中で賦活化するこ
とにより得られるものなどであり、イオン交換繊
維はイオン交換基を含有する繊維である。
活性炭繊維、イオン交換繊維等と混合する複合
繊維としては、高融点合成高分子としてポリエス
テル、ポリオレフイン、ポリアミド等の各種合成
高分子が使用され、低融点の熱融着性合成高分子
は高融点合成高分子の融点より少なくとも40℃以
下の融点を有するものを使用することが望まし
い。高融点合成高分子と低融点の熱融着性合成高
分子は同系のものが望ましいが、親和性があれば
異なる合成高分子の組合わせでも良い。複合合成
繊維としては、特に高融点合成高分子を芯成分と
し、低融点合成高分子を鞘成分とするものが望ま
しい。
複合合成繊維は、約50〜150mmにカツトされ、
吸着性繊維と共にカード等に供給され、開繊と混
合を行つてウエブを形成し、巻回するなどにより
柱状体となし、熱風炉等に通して高融点合成高分
子と低融点の熱融着性合成高分子との各融点の間
の温度に加熱して低融点の熱融着性合成高分子を
吸着性繊維との接点に融着する。これにより強
度、嵩高性、弾性回復性、通水性などの優れた活
性炭繊維、イオン交換繊維等の吸着性繊維を含む
柱状体2が得られる。
さらに、上記のほか各種のものを包含させるこ
とも可能である。
柱状体の断面形状は、円形、多角形のいずれで
も良い。断面形状が四角形、六角形の場合には複
数個側面を接して並列することも可能である。
非透水性フイルム3は、ポリエチレン、ポリ塩
化ビニル、ポリアミド、ポリエステルなどの各種
合成樹脂製フイルムであつて、特に熱収縮性の大
きいものが望ましい。
吸着性繊維柱状体2を非透水性フイルム3にて
被覆し、熱融着性高分子の融点より高い温度で熱
融着する。熱融着性高分子の融着により非透水性
フイルムとの融着が容易である。非透水性フイル
ム3が収縮性の大きい場合には、熱融着のさいに
フイルム3が収縮するので、吸着性繊維柱状体2
に非透水性フイルム3を密着せしめることができ
る。
吸着性フイルター1は、第2図に示すようにパ
イプ4内に充填して使用されるが、非透水性フイ
ルム3のために被過液が外周に逸脱することが
ない。なお、フイルターの送液側先端にフイルタ
ーの外周縁近傍を覆う部材を取り付けるなどによ
り先端における液の逸脱を防止することができ
る。また、第3図に示すように非透水性フイルム
3の長さを吸着性繊維柱状体2の長さより長くし
て少なくとも送液側において延長したフイルムを
パイプ4に固定してフイルターの先端から被過
液がフイルターの外周に逸脱しないようにするこ
ともできる。さらに、吸着性フイルターは、パイ
プ中に長手方向に直列状に複数個充填して使用す
ることができるし、また複数の並列状のパイプに
充填して使用することもできる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によ
れば、通水性に優れ、しかも水中の各種物質に対
して優れた吸着性を有し、さらに、被過水がフ
イルムによつてすべて有効に通過し、効率の良い
過を行うことができるなどの実用上における優
れた有用性を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案にかかる吸着性フイルターの実施
例を示すものにして、第1図はその斜面図、第2
図は使用状態を示す断面図、第3図は他の実施例
の使用状態を示す断面図である。 1……吸着性フイルター、2……吸着性繊維柱
状体、3……非透水性フイルム、4……パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高融点合成高分子と低融点の熱融着性合成高分
    子とよりなる複合合成繊維と吸着性繊維とが混合
    され、かつ低融点の熱融着性合成高分子の融着に
    より形成された柱状体を非透水性フイルムで密着
    被覆したことを特徴とする吸着性フイルター。
JP13555087U 1987-09-07 1987-09-07 Expired JPH0434887Y2 (ja)

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JP13555087U JPH0434887Y2 (ja) 1987-09-07 1987-09-07

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JP13555087U JPH0434887Y2 (ja) 1987-09-07 1987-09-07

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Publication Number Publication Date
JPS6439806U JPS6439806U (ja) 1989-03-09
JPH0434887Y2 true JPH0434887Y2 (ja) 1992-08-19

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