JPH04348813A - 小径ねじ用タップ - Google Patents

小径ねじ用タップ

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Publication number
JPH04348813A
JPH04348813A JP14530391A JP14530391A JPH04348813A JP H04348813 A JPH04348813 A JP H04348813A JP 14530391 A JP14530391 A JP 14530391A JP 14530391 A JP14530391 A JP 14530391A JP H04348813 A JPH04348813 A JP H04348813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tap
groove
small
diameter
threaded portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14530391A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Mitsui
雅夫 三井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamawa Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamawa Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamawa Manufacturing Co Ltd filed Critical Yamawa Manufacturing Co Ltd
Priority to JP14530391A priority Critical patent/JPH04348813A/ja
Publication of JPH04348813A publication Critical patent/JPH04348813A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば直径約6mm以
下の小径ねじ用のねじ切りタップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5および図6は従来の小径ねじ用タッ
プの一例を示すもので、図中1はねじ部、1aは食付き
部、2は切りくず排出用の溝、3はシャンク、4はテー
パー部、5(図6参照)はすくい面である。
【0003】一般に切削タップの刃部の設計においては
、タップの呼び寸法、タップの種類(直溝タップ、スパ
イラルタップ、スパイラルポイントタップ等)、および
被切削材の材質などの諸条件を総合的に勘案して切りく
ず排出用の溝数を決定している。またその溝底の径d1
(図6参照)とランド幅の寸法W1は、タップの種類、
被切削材の材質によって若干異なるが一般的な値は決ま
っている。すなわちM6(直径6mm) 以下の小径ね
じ用のタップでは、一般に2溝が多い。これはタップが
穴加工工具であるために、切りくずとのトラブルが非常
に多く、これを解消しようとして溝の容積(チップルー
ム)の広い方を選んだためである。溝数と溝の容積の関
係は、同一呼び寸法であれば、溝数が増す程溝底の径は
大きくなるが、一つの溝の断面積は小さくなる。すなわ
ち溝の容積は小さくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、小径ねじ用
タップのトラブルの中では、タップの折損事故がかなり
のウエイトを占めている。勿論この中には切りくずを噛
み込んだための折損事故もあるが、ねじ部の強度が弱く
て折損するのが主たる要因である。タップの折損に対す
る強度は、溝底の径に比例する。従って、小径ねじ用タ
ップにおいては、折損に対する強度を犠牲にし、切りく
ずとのトラブルを避けるために溝の容積を大きくする方
に重点を置いて設計されている。しかし、この強度の犠
牲は難切削材のねじ立てや、最近増えつつある高速タッ
ピング(回転と送りが完全に同期する機能をもった機械
での高速度のねじ立て)においては大きな問題となって
いるので、現在では、破断強度の大きいものが要求され
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の要望を満足させる
ために本発明においては、ねじ部の両側にそれぞれ切り
くず排出用の溝を備えるねじ切り用タップにおいて、ね
じ部の断面形状をほぼ矩形にして破断強度を大きくする
と共に、切りくずの収容容積を大きくし、かつ刃部の被
切削物との接触面積を小さくするようにして小径ねじ用
タップを構成する。
【0006】また前記したタップにおいて、切削面側に
軸線と平行なV形溝を設けてすくい面を形成してもよい
【0007】また前記したタップにおいて、両側のねじ
山部をそれぞれ切削方向へ向かって前倒し状態に傾斜さ
せて形成してもよい。
【0008】
【作用】上述のように本発明においては、ねじ部の断面
形状をほぼ矩形にしたから、溝底の径を従来型のものと
同一にした場合は、切りくず排出用の溝の容積を約20
%増大することができると共に、タッピング時に切削抵
抗増大の元となるランド幅を約50%減少させることが
できる。
【0009】したがって本発明によれば、従来型のもの
より溝底の径を大きくすることができ、それによってタ
ップの強度を増大させて折損し難くすることができる。 また切りくず排出用の溝の容積も大きくすることができ
るから、これによってタッピング時における切りくずの
詰まりによるトラブルを少なくすることができる。さら
にランド幅を小さくすることによって、タッピング時に
おける摩擦抵抗を減少させることができる。
【0010】
【実施例】以下、図1〜4について本発明の実施例を説
明する。図中前記符号と同一の符号は同等のものを示す
。すなわち図中1はタップのねじ部、1aは食付き部、
2は切りくず排出用の溝、3はシャンク、4はテーパー
部、6はねじ部1とテーパー部4との間のネック部であ
る。
【0011】図1〜3は、被切削材がアルミニウム合金
等の場合に適している第1実施例である。本実施例にお
いては、超微粒子からなる超硬合金を素材として、タッ
プのねじ部1の長さを出来るだけ短く8山程度(図2参
照)にすると共に、そのねじ部1の先端側に3山程度の
長さの食付き部1aを設ける。なお前記したネック部6
はねじ部1の谷の径より僅かに小さい径とし、食付き部
1aの先端からネック部6の終りまでの長さL2(図1
参照)は深穴の場合を考慮して図5に示す従来の小径ね
じ用タップのねじ部1の長さL1と同程度にするのがよ
い。
【0012】またねじ部1の断面形状を図3に示すよう
にほぼ矩形にすると共に、その切削面側に軸線と平行な
V形溝7をそれぞれ設けて角度θのすくい面7aを形成
する。なおタップの素材としては、前記した超硬合金の
他、高速度工具鋼を使用してもよい。
【0013】図4は、被切削材が鋼材等の場合に適して
いる第2実施例を示すもので、この場合は、ねじ部1の
断面形状をほぼ矩形にすると共に、両側のねじ山部8を
それぞれ切削方向へ向かって前倒し状態に傾斜させてす
くい面8aを形成する。
【0014】上述のように本発明においては、ねじ部1
の断面形状をほぼ矩形にしたから、溝底の径d2(図3
 参照)を従来型の溝底の径d1(図6参照) と同一
にした場合は、切りくず排出用の溝2の容積を約20%
増大することができると共に、タッピング時に切削抵抗
増大の元となるランド幅W2(図3参照)を従来型のラ
ンド幅W1(図6参照) に対して約50%減少させる
ことができる。
【0015】
【発明の効果】上述の通りであるから、本発明によれば
、従来型のものより溝底の径を大きくすることができ、
それによってタップの強度を増大させて折損し難くする
ことができる。また切りくず排出用の溝2の容積も、タ
ップの強度を低下させずに大きくすることができるから
、これによってタッピング時における切りくずの詰まり
によるトラブルを少なくすることができる。さらにラン
ド幅を小さくすることによって、タッピング時における
摩擦抵抗を減少させることができる。したがって本発明
によれば、小径ねじ用タップの性能を向上することがで
きる多くの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は、本発明の第1実施例を示す小径ね
じ用タップの正面図であり、 (b) は、その側面図である。
【図2】図1(a) の要部の拡大図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本発明の第2実施例のねじ部の断面図である。
【図5】従来の小径ねじ用タップの一例を示す正面図で
ある。
【図6】図5のタップのねじ部のB−B拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1  ねじ部 1a  食付き部 2  切りくず排出用の溝 3  シャンク 4  テーパー部 5  すくい面 6  ネック部 7  V形溝 7a  すくい面 8  両側のねじ山部 8a  すくい面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ねじ部の両側にそれぞれ切りくず排出
    用の溝を備えるねじ切り用タップにおいて、ねじ部の断
    面形状をほぼ矩形にして破断強度を大きくすると共に、
    切りくずの収容容積を大きくし、かつ刃部の被切削物と
    の接触面積を小さくするようにしたことを特徴とする小
    径ねじ用タップ。
  2. 【請求項2】  請求項1記載のタップにおいて、切削
    面側に軸線と平行なV形溝を設けてすくい面を形成した
    ことを特徴とする小径ねじ用タップ。
  3. 【請求項3】  請求項1記載のタップにおいて、両側
    のねじ山部をそれぞれ切削方向へ向かって前倒し状態に
    傾斜させて形成したことを特徴とする小径ねじ用タップ
JP14530391A 1991-05-22 1991-05-22 小径ねじ用タップ Pending JPH04348813A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14530391A JPH04348813A (ja) 1991-05-22 1991-05-22 小径ねじ用タップ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14530391A JPH04348813A (ja) 1991-05-22 1991-05-22 小径ねじ用タップ

Publications (1)

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JPH04348813A true JPH04348813A (ja) 1992-12-03

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ID=15382033

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JP14530391A Pending JPH04348813A (ja) 1991-05-22 1991-05-22 小径ねじ用タップ

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JP (1) JPH04348813A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5664915A (en) * 1996-03-22 1997-09-09 Hawke; Terrence C. Tap and method of making a tap with selected size limits
WO2004076108A2 (en) 2003-02-27 2004-09-10 Kennametal Inc. Precision cemented carbide threading tap

Cited By (6)

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US5664915A (en) * 1996-03-22 1997-09-09 Hawke; Terrence C. Tap and method of making a tap with selected size limits
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EP1597010A2 (en) * 2003-02-27 2005-11-23 Kennametal Inc. Precision cemented carbide threading tap
US7147413B2 (en) * 2003-02-27 2006-12-12 Kennametal Inc. Precision cemented carbide threading tap
US7207867B2 (en) 2003-02-27 2007-04-24 Kennametal Inc. Precision cemented carbide threading tap
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