JPH04348245A - エンジン良否判定設備 - Google Patents

エンジン良否判定設備

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JPH04348245A
JPH04348245A JP290791A JP290791A JPH04348245A JP H04348245 A JPH04348245 A JP H04348245A JP 290791 A JP290791 A JP 290791A JP 290791 A JP290791 A JP 290791A JP H04348245 A JPH04348245 A JP H04348245A
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JP
Japan
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engine
conformity
quality
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negative pressure
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Pending
Application number
JP290791A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Kato
利彦 加藤
Kazuhiko Miyoshi
和彦 三好
Eiji Taguchi
英治 田口
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両生産工程において
、車体に組み込む前のエンジンに対して性能試験を行う
際に使用されるエンジン良否判定設備、特にエンジンの
良否の判定基準の設定手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記車体に組み込む前のエンジン
に対して性能試験を行う際にこのエンジンの評価は、作
業員が直接エンジンの振動を見て、さらにエンジン音を
聞いてその良否を評価する、いわゆる官能評価により行
っていた。しかし、このような官能評価では個人差によ
りエンジンの品質にばらつきが生ずるという問題があり
、また熟練作業者の不足によりエンジンの品質が低下す
るという問題があった。この問題を解消するために、エ
ンジンの振動によるエンジンの良否の判定について、た
とえば特開平2−38837号公報に開示されているよ
うに、エンジンの振動を定量的に捕らえて、異常を検出
しようとする試みが行われている。すなわち、エンジン
点火パルスをタイミングパルスとして取込み、このタイ
ミングパルスの一周期毎に振動波形を複数の領域に分割
し、それら各領域における振動波形の偏差の平均値を算
出し、エンジンの異常振動レベルとその異常振動の発生
部位とを検出している。さらに、エンジン音によるエン
ジンの良否の判定については、特開昭61−23433
2号公報に開示されているように、エンジン音を周波数
分析し、各周波数帯域の信号に分離し、各分離した信号
に基づいて異常音の有無を判別し、異常音種別の判別を
行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法により
、エンジンの振動を定量的に捕らえて異常振動の発生部
位を捕らえ、また異常音の発生部位を捕らえることがで
きる。しかし、その判定基準となる設定値は、エンジン
部品の交換やロットの相違により再設定する必要があり
、そのためサンプルエンジンの振動解析やエンジン音の
解析などを行い、総合的に分析して決定する必要がある
ことから、経験をつんだ研究者にしかその設定変更はで
きず、しかも時間がかかるという問題があった。
【0004】本発明は上記問題を解決するものであり、
特殊な解析や分析を行う必要がなく、エンジン検査の作
業者でもエンジンの良否の判定基準の設定を可能にした
エンジン良否判定設備を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
本発明のエンジン良否判定設備は、被測定エンジン近辺
に設置され、エンジンの振れを検出する変位計と、前記
被測定エンジン近辺に設置され、エンジン音を検出する
マイクロフォンと、前記被測定エンジンの回転数を検出
する回転計と、前記被測定エンジンの吸入負圧を検出す
る負圧計と、前記被測定エンジンの測定時、エンジン音
の良否を入力する操作スイッチ、エンジン振れの良否を
入力する操作スイッチ、エンジン総合の良否を入力する
操作スイッチ、故障原因を入力する操作スイッチを設け
た操作盤と、前記変位計の変位検出信号、前記マイクロ
フォンのエンジン音検出信号、前記負圧計の負圧検出信
号および前記回転計の回転数検出信号を入力し、判定基
準に基づいてエンジンの良否を検出し、前記操作盤の操
作信号により前記判定基準を修正する良否検出装置を備
えたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記構成により、変位計の変位検出信号、マイ
クロフォンのエンジン音検出信号、負圧計の負圧検出信
号および回転計の回転数検出信号を入力し、たとえば回
転数一定の条件下で、しきい値を越える振れを検出し、
またエンジン音を周波数分析し、しきい値を越えるエン
ジン音を検出し、重みを付け、判定基準に基づいてエン
ジンの良否が判定されるとともに、操作盤からのエンジ
ン音の良否、エンジン振れの良否、エンジン総合の良否
、故障箇所の操作信号により判定基準を修正する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例におけるエンジン良否
判定設備の概略構成図である。
【0008】図1において、1はエンジン2のテストベ
ンチであり、このテストベンチ1上に載置されたエンジ
ン2に対して、電気系、燃料系の接続を行い、エンジン
2を始動し、この際、エンジン2の回転数、この回転数
に対する燃料供給量の適正値などがテストベンチ1上の
コンピュータ(図示せず)によって制御され、エンジン
2の性能試験が行われる。
【0009】また図1において、3はテストベンチ1に
設置され、エンジン2の点火パルスをカウントする回転
計、4はテストベンチ1に設置され、エンジン2の吸入
負圧を検出する負圧計、5はエンジン2近辺に設置され
、エンジン2の振れを検出する変位計、6はエンジン2
近辺に設置され、エンジン2の音を検出するマイクロフ
ォンであり、回転計3の回転数検出信号、負圧計4の負
圧検出信号、変位計5の変位検出信号、およびマイクロ
フォン6のエンジン音検出信号は別置きのマイクロコン
ピュータを内蔵した良否判定装置7に入力される。
【0010】また、図2に示すように、エンジン2の測
定時、エンジン音の良否を入力する操作スイッチ8、エ
ンジン振れの良否を入力する操作スイッチ9、エンジン
総合の良否を入力する操作スイッチ10、故障原因、た
とえばキャブレータの異常音、ベアリングの音、排気漏
れの音などの原因をそれぞれ入力する操作スイッチ11
を設けた操作盤12が図1に示すように良否判定装置7
の近辺に設置され、その操作信号は良否判定装置7に入
力される。
【0011】良否判定装置7は、図3に示すように、振
動判定機能手段21と、エンジン音判定機能手段22と
、回転数判定機能手段23と、総合判定機能手段24と
から構成されている。
【0012】振動判定機能手段21は、図4に示すよう
に、入力した回転数検出信号をAD(アナログ−ディジ
タル)変換する第1のAD変換手段31と、第1のAD
変換手段31から入力したディジタル回転数データが一
定かを判断する回転数判断手段32と、回転数判断手段
32から回転数一定信号を入力すると、入力した振動検
出信号を所定時間T連続してAD変換する第2のAD変
換手段33と、第2のAD変換手段33から入力したデ
ィジタル振動データを記憶する第1の記憶手段34と、
第1のAD変換手段31から入力したディジタル回転数
データにより予め記憶された、回転数毎に実験で求めら
れたしきい値を検索し、図9に示すように、しきい値r
U (上限),rL (下限)を設定するしきい値設定
手段35と、第1の記憶手段34に記憶されたディジタ
ル振動データを順に呼出し、このディジタル振動データ
がしきい値設定手段35により設定されたしきい値rU
 ,rL より越えたとき、その時間を加算する加算手
段36と、第1の記憶手段34に記憶されたディジタル
振動データを順に呼出し、このディジタル振動データが
しきい値設定手段35により設定されたしきい値rU 
,rL より越えたときの最大振幅値を検出し、記憶す
る振幅偏差検出手段37と、図10に示すように、振幅
偏差検出手段37に記憶された最大振幅値の正規分布の
平均値Bを演算する平均演算手段38と、加算手段36
の時間の加算値tの所定時間Tに対する比率A(=t/
T)を演算する比率演算手段39と、平均演算手段38
の平均値Bと比率演算手段39の比率Aを入力し、それ
ぞれを判定基準にしたがって0〜1の範囲に評価し、そ
の評価値b,aにそれぞれ重みβ2,β1 を掛けて加
算し、0〜1の範囲の評価値Y(=b*β2 +a*β
1 )を出力する判定手段40と、平均演算手段38の
平均値Bと比率演算手段39の比率Aを入力し、エンジ
ン振れの良否を入力する操作スイッチ9の良否信号を入
力すると、たとえば(良、An 、Bn )のように振
動判定データとして順に記憶し、N個記憶すると、古い
データから更新する第2の記憶手段41と、第2の記憶
手段41に記憶された振動判定データを入力し、比率A
、平均値Bについてそれぞれ、良否のデータが重なるあ
るいは良否に区切られるデータの中心値を求め、その中
心値Lを0.5 に設定し、0〜Lを5等分して0,0
.1 ,0.2 ,0.3 ,0.4 の値に設定し、
L〜最大値を5等分して0.6 ,0.7 ,0.8 
,0.9 ,1の値に設定して比率A,平均値Bの判定
基準として判定手段40へ出力する判定基準設定手段4
2とから構成されている。
【0013】また、エンジン音判定機能手段22は、図
5,図6に示すように、入力した回転数検出信号をAD
(アナログ−ディジタル)変換するAD変換手段51と
、AD変換手段51から入力したディジタル回転数デー
タが一定かを判断する回転数判断手段52と、回転数判
断手段52から回転数一定信号を入力すると、入力した
エンジン音検出信号を周波数分析しその結果をディジタ
ル値に変換して出力する周波数分析手段53と、周波数
分析手段53から出力されたディジタルエンジン音分析
データを、図11に示すように設定したn個の周波数帯
域毎に記憶するn個(nは正の整数)の第1の記憶手段
54と、AD変換手段51から入力したディジタル回転
数データにより予め記憶された、回転数毎に実験で求め
られた正常な状態での前記周波数帯域毎の中心値Lおよ
びしきい値rU ( 上限),rL (下限)を検索し
、設定するn個のしきい値設定手段55と、前記周波数
帯域毎に、特定な原因による異常な状態での周波数分布
データを設定するn個の異常値設定手段56と、前記周
波数帯域毎に、第1の記憶手段54に記憶されたディジ
タルエンジン音データを順に呼出し、このディジタルエ
ンジン音データがしきい値設定手段55により設定され
たしきい値rU ,rL より越えたとき、しきい値オ
ーバー信号を出力するとともに、その程度を中心値Lか
らの最大値の距離(音の強弱)sにより判定基準にした
がって0〜1の範囲で評価するn個の第1の評価手段5
7(評価値a1 〜an ) と、前記周波数帯域毎に
、第1の評価手段57よりしきい値オーバー信号を入力
すると、第1の記憶手段54に記憶されたディジタルエ
ンジン音データを順に呼出し、このディジタルエンジン
音データと異常値設定手段56で設定された異常の周波
数分布データとの相似の程度を、たとえば図12に示す
ように最大値データ間の距離(あるいは積分値の比率)
uにより0〜1の範囲で評価するn個の第2の評価手段
58(評価値b1 〜bn ) と、各第1の評価手段
57の評価値a1 〜an を入力し、それぞれにそれ
ぞれの重みα1 〜αn を掛けて加算し、0〜1の範
囲の評価値Z(=a1 *α1 +a2 *α2 +…
…+an *αn )を出力する判定手段59と、n個
の第1の評価手段57からそれぞれ最大値の距離(音の
強弱)sを入力し、エンジン音の良否を入力する操作ス
イッチ8の良否信号を入力すると、たとえば(良、sn
 )のように音判定データとして順に記憶し、N個記憶
すると、古いデータから更新するn個の第2の記憶手段
60と、n個の第2の記憶手段60に記憶された音判定
データをそれぞれ入力し、最大値の距離(音の強弱)s
について、良否のデータが重なるあるいは良否に区切ら
れるデータの中心値を求め、その中心値Lを0.5 に
設定し、0〜Lを5等分して0,0.1 ,0.2 ,
0.3 ,0.4 の値に設定し、L〜最大値を5等分
して0.6 ,0.7 ,0.8 ,0.9 ,1の値
に設定して最大値の距離(音の強弱)sの判定基準とし
てそれぞれの第1の評価手段57へ出力するn個の第1
の判定基準設定手段61と、n個の第2の評価手段58
からそれぞれ最大値データ間の距離uを入力し、対応す
る故障原因を入力する操作スイッチ11の良否信号を入
力すると、たとえば(良、un )のように異常音判定
データとして順に記憶し、N個記憶すると、古いデータ
から更新するn個の第3の記憶手段62と、n個の第3
の記憶手段62に記憶された異常音判定データをそれぞ
れ入力し、最大値間の距離uについて、良否のデータが
重なるあるいは良否に区切られるデータの中心値を求め
、その中心値Lを0.5 に設定し、0〜Lを5等分し
て0,0.1,0.2 ,0.3 ,0.4 の値に設
定し、L〜最大値を5等分して0.6 ,0.7 ,0
.8 ,0.9 ,1の値に設定して最大値データ間の
距離uの判定基準としてそれぞれの第2の評価手段58
へ出力するn個の第2の判定基準設定手段63とから構
成されている。
【0014】また、回転数判定機能手段23は、図7に
示すように、入力した回転数検出信号をAD(アナログ
−ディジタル)変換する第1のAD変換手段71と、第
1のAD変換手段71からディジタル回転数データを入
力し、エンジンアイドリング中を検出し、出力するとと
もに、アイドリング中を検出すると、所定時間T連続し
て入力したディジタル回転数データを記憶する回転数記
憶手段72と、第1のAD変換手段71から入力したデ
ィジタル回転数データにより予め記憶された、図13に
示すように、回転数毎に実験で求められた正常な状態で
の回転数の変化率のしきい値rU ( 上限),rL 
(下限)を検索する第1のしきい値設定手段73と、回
転数記憶手段72からディジタル回転数データを順に呼
出し、回転数の変化率が第1のしきい値設定手段73で
設定されたしきい値rU ,rL を越えている時間を
記憶し、また加算(加算値t1 )する回転数加算手段
74と、入力した負圧検出信号をAD変換する第2のA
D変換手段75と、回転数記憶手段32からアイドリン
グ検出信号を入力すると、回転数記憶手段72と同時に
、所定時間T連続して、第2のAD変換手段75から入
力したディジタル負圧データを記憶する負圧記憶手段7
6と、第1のAD変換手段71から入力したディジタル
回転数データにより予め記憶された、回転数毎に実験で
求められた正常な状態での負圧の変化率のしきい値sU
 ( 上限),sL (下限)を検索する第2のしきい
値設定手段77と、負圧記憶手段76より負圧の変化率
が第2のしきい値設定手段77で設定されたしきい値s
U ,sL を越えている時間を記憶し加算(加算値t
2 )する負圧加算手段78と、負圧加算手段78に記
憶されたしきい値を越えている時間と回転数加算手段7
4に記憶されたしきい値を越えている時間を比較し、同
じ測定時間で回転数が正常(変化率のしきい値を越えて
いない)で負圧が変化率のしきい値を越えている箇所(
その数c)をカウントするカウント手段79と、回転数
加算手段74から加算値t1 、負圧加算手段78から
加算値t2 、カウント手段79からカウント値cを入
力し、A=t1 /T、B=t2 /Tを演算し、さら
にそれぞれにそれぞれの重みγ1 ,γ2 、定数を掛
けて加算し、その加算値w(=A*γ1 +B*γ2 
+c*定数)によりエンジン回転安定性を0〜1の範囲
に評価し、その評価値Xを出力する判定手段80とから
構成されている。
【0015】総合判定機能手段24は、図8に示すよう
に、振動判定機能手段21,エンジン音判定機能手段2
2,回転数判定機能手段23のそれぞれの判定手段40
,59,80から評価値Y,Z,Xを入力し、それぞれ
にそれぞれの重みδ1 〜δ3 を掛けて加算し、その
加算値q(=X*δ1 +Y*δ2 +Z*δ3 )に
より判断基準にしたがってエンジン2総合の良否を0〜
1の範囲で判定してその判定値Qを出力する判定手段9
1と、この判定手段91の判定値Q、振動判定機能手段
21,エンジン音判定機能手段22,回転数判定機能手
段23のそれぞれの評価値Y,Z,Xおよびエンジン音
判定機能手段22の第2の評価手段58の評価値b1 
〜bn を表示する、たとえば液晶表示装置からなる表
示手段92と、判定手段91から加算値qを入力し、エ
ンジン総合の良否を入力する操作スイッチ10の良否の
操作信号を入力すると、たとえば(良、qn )のよう
に回転数判定データとして順に記憶し、N個記憶すると
、古いデータから更新する記憶手段93と、記憶手段9
3に記憶された総合判定データをそれぞれ入力し、加算
値qについて、良否のデータが重なるあるいは良否に区
切られるデータの中心値を求め、その中心値Lを0.5
 に設定し、0〜Lを5等分して0,0.1 ,0.2
 ,0.3 ,0.4 の値に設定し、L〜最大値を5
等分して0.6 ,0.7 ,0.8 ,0.9 ,1
の値に設定して加算値qの判定基準としてそれぞれの判
定手段91へ出力する判定基準設定手段94とから構成
されている。
【0016】まず、上記構成の振動判定機能手段21に
よるエンジン2の振動の良否判定動作および判定基準学
習動作を以下説明する。 ステップ−1 回転数判断手段32により回転数検出信号が所定の回転
数で一定であるという条件を求める。 ステップ−2 加算手段36により所定時間T内において、図9に示す
ように、振動検出信号より振幅がしきい値設定手段35
により設定されたしきい値rU ( 上限) ,rL 
( 下限)を越えている時間t1,t2,…tn を記
憶し加算(加算値t)して、比率演算手段39により比
率A=t/Tを演算する。
【0017】同時に、平均演算手段38により振幅がし
きい値rU  ,rL を越えている場合毎に最大振幅
値s1 , s2 …sn を記憶し、図10に示す正
規分布の平均値Bを求める。 ステップ−3 判定手段40により平均演算手段38の平均値Bと比率
演算手段39の比率Aをそれぞれを判定基準にしたがっ
て0〜1の範囲に評価し、その評価値b,aにそれぞれ
重みβ2 ,β1 を掛けて加算し、0〜1の範囲の評
価値Yを出力する。 ステップ−4 平均演算手段38の平均値Bと比率演算手段39の比率
Aをエンジン振れの良否を入力する操作スイッチ9の良
否操作信号とともに振動判定データとして順に記憶し、
比率A、平均値Bについてそれぞれ、良否のデータが重
なるあるいは良否に区切られるデータの中心値を求め、
その中心値Lを0.5 に設定し、0〜Lを5等分して
0,0.1 ,0.2 ,0.3 ,0.4 の値に設
定し、L〜最大値を5等分して0.6,0.7 ,0.
8 ,0.9 ,1の値に設定して比率A,平均値Bの
判定基準として判定手段40へ出力する。 操作スイッチ9が操作されたエンジン2のデータにより
比率Aと平均値Bの判定用の10段階の判定基準が学習
されて設定される。
【0018】次に、上記構成のエンジン音判定機能手段
9によるエンジン音の良否判定動作および判定基準学習
動作を以下説明する。 ステップ−1 回転数判断手段52により回転数検出信号が所定の回転
数で一定であるという条件を求める。 ステップ−2 周波数分析手段53によりエンジン音検出信号からエン
ジン音の周波数分析を行う。 ステップ−3 特定の周波数により定めたn個の各帯域毎に重みα1 
〜αn を設定する。 ステップ−4 第1の評価手段57により特定された周波数分布より外
れた周波数の音の強弱(デシベル)を、図11に示すよ
うに中心値Lからの最大値の距離(音の強弱)sにより
判定基準にしたがって各帯域毎に0〜1の範囲の評価値
(a1 〜an )とする。 ステップ−5 判定手段59により、評価値(a1 〜an )にそれ
ぞれ重みα1 〜αn を掛けて加算し、その評価値Z
(=a1 *α1 +a2 *α2 +……+an *
αn )を出力する。 ステップ−6 第2の評価手段58により、特定の帯域で異常音が発生
した場合、その帯域で特定される異常の周波数分布と一
致しているか、相似しているかどうか図12に示すよう
に、最大値データ間の距離uにより判定基準にしたがっ
て0〜1の範囲で評価する(評価値b1 〜bn ) 
。したがって、各異常原因毎に、たとえばAという原因
に対して0〜1の範囲で評価される。 ステップ−7 第1の評価手段57の最大値の距離(音の強弱)sをエ
ンジン音の良否を入力する操作スイッチ8の良否操作信
号とともに音判定データとして順に記憶し、良否のデー
タが重なるあるいは良否に区切られるデータの中心値を
求め、その中心値Lを0.5 に設定し、0〜Lを5等
分して0,0.1 ,0.2 ,0.3 ,0.4 の
値に設定し、L〜最大値を5等分して0.6 ,0.7
 ,0.8 ,0.9 ,1の値に設定して最大値の距
離(音の強弱)sの判定基準としてそれぞれの第1の評
価手段57へ出力する。 ステップ−8 第2の評価手段58の最大値データ間の距離uを対応す
る故障原因を入力する操作スイッチ11の良否操作信号
とともに異常音判定データとして順に記憶し、良否のデ
ータが重なるあるいは良否に区切られるデータの中心値
を求め、その中心値Lを0.5 に設定し、0〜Lを5
等分して0,0.1 ,0.2 ,0.3 ,0.4 
の値に設定し、L〜最大値を5等分して0.6 ,0.
7 ,0.8 ,0.9 ,1の値に設定して最大値デ
ータ間の距離uの判定基準としてそれぞれの第2の評価
手段58へ出力する。
【0019】操作スイッチ8,11が操作されたエンジ
ン2のデータにより、特定された周波数分布より外れた
周波数の音の強弱(デシベル)の判定用の10段階の判
定基準が学習されて設定され、また特定の異常音が発生
した場合にそのエリアで特定される異常の周波数分布と
一致しているかを判定する10段階の判定基準が学習さ
れて設定される。
【0020】次に、上記構成の回転数判定機能手段10
によるエンジン回転の良否判定動作を以下説明する。 ステップ−1 まず、被測定エンジン所定の回転数でアイドリング中、
回転数加算手段74により所定時間(T)内において、
図13に示すように、回転数検出信号より回転数の変化
率がしきい値を越えている時間を記憶し、また加算(加
算値t1 )する。 ステップ−2 同時に、負圧加算手段78により、負圧検出信号より負
圧の変化率がしきい値を越えている時間を記憶し、また
加算(加算値t2 )する。 ステップ−3 カウント手段79により同じ測定時間で回転数が正常(
変化率のしきい値を越えていない)で負圧が変化率のし
きい値を越えている箇所があるかを判定し、その数をカ
ウントする(カウント値c)。 ステップ−4 判定手段80により、A=t1 /T、B=t2 /T
を演算し、重みを付加し、判定基準にしたがってエンジ
ン回転安定性の評価値Xを出力する。
【0021】次に、総合判定機能手段24によるエンジ
ン全体の良否判定動作および判定基準学習動作を、以下
説明する。 ステップ−1 判定手段91により、入力した振動、エンジン音、回転
数の評価値Y,Z,Xから重みを付加して加算値q(=
X*δ1 +Y*δ2 +Z*δ3 )を演算し、その
加算値qにより判定基準にしたがってエンジン2総合の
良否を0〜1の範囲で判定してエンジン総合の良否を判
定する。 ステップ−2 表示手段92により判定手段91の判定値Q、振動判定
機能手段21,エンジン音判定機能手段22,回転数判
定機能手段23のそれぞれの評価値X,Y,Zおよびエ
ンジン音判定機能手段22の第2の評価手段58の評価
値b1 〜bn を表示する。 ステップ−3 判定手段91の加算値qをエンジン総合の良否を入力す
る操作スイッチ10の良否操作信号とともに回転数判定
データとして順に記憶し、良否のデータが重なるあるい
は良否に区切られるデータの中心値を求め、その中心値
Lを0.5 に設定し、0〜Lを5等分して0,0.1
 ,0.2 ,0.3 ,0.4 の値に設定し、L〜
最大値を5等分して0.6 ,0.7 ,0.8 ,0
.9 ,1の値に設定して加算値qの判定基準として判
定手段91へ出力する。
【0022】このように、エンジン2の振動、音、回転
数をそれぞれ個別に評価し、それぞれに重みを付けて評
価することにより、実態にあったエンジン2全体として
の正当な良否を判定できる。また、重みを調整すること
で熟練作業員の感覚を入力でき、以後自動的にエンジン
2の良否を判定できる。したがって、エンジン2の品質
のばらつきを解消できるとともに熟練作業員の不足を補
うことができ、またエンジン2試験時の悪環境から作業
員を解放することができる。さらに、操作盤12からの
エンジン音の良否、エンジン振れの良否、エンジン総合
の良否、故障箇所の操作信号を特定の数(サンプル数)
のエンジン2についてエンジン検査の作業者が感覚的に
入力することにより、少ないサンプルエンジン数で特殊
な解析や分析を行う必要がなく、それぞれの判定基準を
修正するすることができる。
【0023】なお、総合判定機能手段24の表示手段9
2へ入力される判定結果は表示するのみばかりでなく、
上位のコンピュータへ出力することも可能である。また
、本実施例では、操作盤12に設けられた操作スイッチ
8,9,10によりエンジン2の良否を2段階で入力し
ているが、良否の判断を細かく、たとえば“とても良い
”“かなり良い”“良い”“少し悪い”“かなり悪い”
の5段階で入力し、判定基準を細かく修正していくこと
も可能である。このとき、たとえば5段階で指定された
データのそれぞれの中心値を求め、その中心値をそれぞ
れ0.1 ,0.3 ,0.5 ,0.7 ,0.9 
の値に設定し、各中心値の中間値を0.2 ,0.4 
,0.6 ,0.8 の値に設定し、さらに0.1 に
対して0.2 に対応する値を0、0.9 に対して0
.8 に対応する値を1に設定し、判定基準とすればよ
い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、変
位計の変位検出信号、マイクロフォンのエンジン音検出
信号、負圧計の負圧検出信号および回転計の回転数検出
信号を入力し、たとえば回転数一定の条件下で、しきい
値を越える振れを検出し、あるいはエンジン音を周波数
分析してしきい値を越えるエンジン音を検出し、重みを
付けて演算することにより自動的にエンジン全体の良否
を判定することができ、したがってエンジンの品質のば
らつきを解消できるとともに熟練作業員の不足を補うこ
とができ、またエンジンの運転時の悪環境から作業員を
解放することができる。さらに、操作盤からのエンジン
音の良否、エンジン振れの良否、エンジン総合の良否、
故障箇所の操作信号を特定の数のエンジンについてエン
ジン検査の作業者が入力することにより、特殊な解析や
分析を行う必要がなく、判定基準を修正するすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるエンジン良否判定設
備の概略構成図である。
【図2】同エンジン良否判定設備の操作盤の操作スイッ
チの配置図である。
【図3】同エンジン良否判定設備の良否判定装置の総合
ブロック図である。
【図4】図2の良否判定装置の振動判定機能手段のブロ
ック図である。
【図5】図2の良否判定装置のエンジン音判定機能手段
のブロック図である。
【図6】図2の良否判定装置のエンジン音判定機能手段
のブロック図である。
【図7】図2の良否判定装置の回転数判定機能手段のブ
ロック図である。
【図8】図2の良否判定装置の総合判定機能手段のブロ
ック図である。
【図9】エンジン振動の特性図である。
【図10】エンジン振動の正規分布図である。
【図11】エンジン音の周波数特性図である。
【図12】エンジン音の異常周波数特性図である。
【図13】エンジン回転および負圧の特性図である。
【符号の説明】
1    テストベンチ 2    エンジン 3    回転計 4    負圧計 5    変位計 6    マイクロフォン 7    良否判定装置 8    エンジン音の良否を入力する操作スイッチ9
    エンジン振れの良否を入力する操作スイッチ1
0    エンジン総合の良否を入力する操作スイッチ
11    故障原因を入力する操作スイッチ12  
  操作盤 21    振動判定機能手段 22    エンジン音判定機能手段 23    回転数判定機能手段 24    総合判定機能手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被測定エンジン近辺に設置され、エン
    ジンの振れを検出する変位計と、前記被測定エンジン近
    辺に設置され、エンジン音を検出するマイクロフォンと
    、前記被測定エンジンの回転数を検出する回転計と、前
    記被測定エンジンの吸入負圧を検出する負圧計と、前記
    被測定エンジンの測定時、エンジン音の良否を入力する
    操作スイッチ、エンジン振れの良否を入力する操作スイ
    ッチ、エンジン総合の良否を入力する操作スイッチ、故
    障原因を入力する操作スイッチを設けた操作盤と、前記
    変位計の変位検出信号、前記マイクロフォンのエンジン
    音検出信号、前記負圧計の負圧検出信号および前記回転
    計の回転数検出信号を入力し、判定基準に基づいてエン
    ジンの良否を検出し、前記操作盤の操作信号により前記
    判定基準を修正する良否検出装置を備えたエンジン良否
    判定設備。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014508677A (ja) * 2011-02-23 2014-04-10 スカニア シーブイ アクチボラグ 伝導機構の振動の検出
JP2016539416A (ja) * 2013-11-07 2016-12-15 サフラン エアークラフト エンジンズ 信号を特徴付けるための方法及びデバイス

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