JPH04347853A - プリント配線板のシルク印刷用作画データの検査方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線板のシル
ク印刷用作画データの検査方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】プリント配線板を作るには、Ｃｕ張積層
板に孔あけし、無電解銅めっき、パネル電気銅めっきを
施した後、配線パターン形成用感光性フィルムを用いて
レジストを形成し、エッチングを行い、次にレジストを
剥離し、ソルダーレジスト印刷を行う。このソルダー印
刷には２通りの方法があり、その１つは液体感光性ソル
ダーレジスト法であり、他の１つは熱硬化型ソルダーレ
ジスト法である。液体感光性ソルダーレジスト法は、エ
ッチング後前処理を行って表面を荒らし、ソルダーレジ
ストインキを全面に塗布（印刷）し、予備乾燥した後フ
ィルムを当て（位置合せし）、露光機で焼付し、現像す
る方法であり、熱硬化型ソルダーレジスト法は、エッチ
ング後前処理を行い、ソルダーレジストをスクリーン印
刷し、乾燥する方法であり、両面の場合は他の片面も同
じ工程を行う。こうしてソルダーレジスト印刷を行った
後、シンボルマークのシルク印刷を行う。即ち、ソルダ
ーレジスト印刷の上にスクリーンを張り、感光性乳剤を
塗布し、乾燥して感光膜を形成し、シルク印刷用フィル
ムを密着させ、紫外線露光で焼付し、現像する。そして
印刷用の抜き画像を有するシルク印刷用スクリーンを作
製し、このスクリーンを用いてソルダーレジスト上にシ
ンボルマークのシルク印刷を行う。然る後２３０〜　２
４０℃の半田槽に浸漬して貫通孔やランド部にのみ半田
をコーティングする。次に外形加工を行い、最後に検査
する。 ところで、上記のプリント配線板の製造方法に於いては
、半田をコーティングする所とシルク印刷をする所が重
ならないように、即ち図１に示す斜線のソルダーレジス
ト１上の白抜きのシンボルマーク、つまりプリント配線
板の組立て及び修理に便利なように板上に部品の位置や
記号を非導電性材料を用いて印刷するパターンであるシ
ルク印刷部分２とソルダーレジスト１のクリアランスで
ある貫通孔やランド部３の黒塗りの半田コーティング部
分４が図２に示すように重ならないように、所謂穴落ち
不良が発生しないようにするためには、従来、ソルダー
レジスト用のフィルムとシルク印刷用のフィルムを作り
、即ちメーカー又はユーザーでデータを作成（入力）し
、グラフィックエディターで編集し、図面にした後、デ
ータフォトプロッターでソルダーレジスト用のフィルム
とシルク印刷用のフィルムを作り、この両フィルムを光
源ボックスのガラス上に重ねて目視により検査して前記
穴落ち不良が発生するような個所の発見に努めていた。 しかしこのような検査方法は、目視による検査であるが
為に、穴落ち不良個所を見逃すことがあり、しかも検査
に時間がかかる。またフィルムを作った上での検査であ
る為に、穴落ち不良個所があると、フィルムが無駄にな
ると共にフィルムを作成した時間が無駄になる。さらに
穴落ち不良個所を発見した場合、再度フィルムを作成す
る為に、費用と時間がかかる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
のように作成したフィルムを目視により検査することに
よる穴落ち不良個所の見逃し、検査に時間がかかること
、不良フィルムの無駄とそれの作成時間の無駄、再度フ
ィルム作成の為に費用と時間がかかること等の問題を解
決すべく穴落ち不良が発生する可能性のある個所が即座
に判定できるプリント配線板のシルク印刷用作画データ
の検査方法を提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のプリント配線板のシルク印刷用作画データの
検査方法は、ソルダーレジスト用フィルムの作画データ
を作成すると共にシルク印刷用フィルムの作画データを
作成し、次に両作画データをコンピュータに入力し、ソ
ルダーレジストのクリアランスからシルク印刷までの距
離を計算し、その距離が指定値より小さい場合は、エラ
ー標示し、エラー標示部分のみデータの入れ換えを行う
ようにしたことを特徴とするものである。

【０００５】

【作用】上記のように本発明のプリント配線板のシルク
印刷用作画データの検査方法によれば、穴落ち不良が発
生する可能性のある個所を迅速に正確に判定できて、検
査に時間がかかることがなく、目視による人為的ミスが
無くなる。また前述のように再度フィルムを作成する必
要がなくなるので、これの作成に要した時間と費用を節
約できる。

【０００６】

【実施例】本発明のプリント配線板のシルク印刷用作画
データの検査方法の実施例を説明する。ソルダーレジス
トフィルムの作画データと、シルク印刷用フィルムの作
画データとを個々にガーバフォーマットで作成し、次に
この両作画データをコンピュータに入力し、ソルダーレ
ジストのクリアランス、例えば図１に示す貫通孔やラン
ド部３′からシルク印刷の部分２′までの直線距離ｌを
コンピュータで計算し、その距離が指定された値例えば
　０．２ｍｍより小さい場合、エラー標示をする。前記
距離が指定された値内にあると、この検査合格の作画デ
ータに基づいてソルダーレジストフィルムとシルク印刷
用フィルムを作成し、夫々ソルダーレジスト印刷及びそ
の後のシルク印刷を開始する。上記検査の処理時間はシ
ルク印刷用フィルムの作画データ約５０００個所、ソル
ダーレジストフィルムの作画データ約４０００個所のも
ので、５分弱である。

【０００７】

【発明の効果】以上の通り本発明のプリント配線板のシ
ルク印刷用作画データの検査方法は、夫々の作画データ
をコンピュータのプログラムで行うので、穴落ち不良の
発生する可能性のある個所を迅速且つ正確に判定できて
検査に時間がかかることがなく、また目視による人為的
ミスが無くなり、さらに前述のようにフィルムを再度作
成する必要が無くなるので、これの作成に要した時間と
費用を節約できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】プリント配線板におけるソルダーレジスト上の
シルク印刷部分とソルダーレジストのクリアランス部分
との位置関係を示す図である。

【図２】図１においてシルク印刷部分とソルダーレジス
トのクリアランス部分が重なる穴落ち不良を示す図であ
る。

【符号の説明】

１　　ソルダーレジスト ２　　シルク印刷部分 ３　　クリアランス（貫通孔やランド部）４　　半田コ
ーティング

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ソルダーレジスト用フィルムの作画デ
   ータを作成すると共にシルク印刷用フィルムの作画デー
   タを作成し、次に両作画データをコンピュータに入力し
   、ソルダーレジストのクリアランスからシルク印刷まで
   の距離を計算し、その距離が指定値より小さい場合はエ
   ラー標示し、エラー標示の部分のみデータの入れ換えを
   行うようにしたことを特徴とするプリント配線板のシル
   ク印刷用作画データの検査方法。