JPH04347804A - 光ファイバ心線の融着接続部の補強構造 - Google Patents

光ファイバ心線の融着接続部の補強構造

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JPH04347804A
JPH04347804A JP14987891A JP14987891A JPH04347804A JP H04347804 A JPH04347804 A JP H04347804A JP 14987891 A JP14987891 A JP 14987891A JP 14987891 A JP14987891 A JP 14987891A JP H04347804 A JPH04347804 A JP H04347804A
Authority
JP
Japan
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resin layer
optical fiber
molded resin
fusion
optical fibers
Prior art date
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Pending
Application number
JP14987891A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kobayashi
洋之 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮剥ぎして露出した裸
光ファイバ同志の融着接続部を補強する補強構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3には従来の一般的な光ファイバ心線
の融着接続部における補強構造が示されている。同図に
おいて、光ファイバ心線1,2は裸光ファイバ3の表面
にシリコン等のプライマリィ被覆層4を形成し、その上
側に最外層のナイロン樹脂等からなるセカンダリィ被覆
層5を形成してなり、光ファイバ心線1,2の融着接続
を行う場合は、光ファイバ心線1,2の接続端部のプラ
イマリィ被覆層4とセカンダリィ被覆層5からなる被覆
部材を皮剥ぎによって除去し、露出した裸光ファイバ3
の端面をカットしてから、裸光ファイバ3同志を突き合
わせ、放電エネルギを与えて光ファイバ心線1,2の裸
光ファイバ3同志を融着接続するものである。
【0003】そして融着接続されている裸光ファイバ3
の全区間および光ファイバ心線1,2のセカンダリィ被
覆層5にかけての領域は該セカンダリィ被覆層5とほぼ
ヤング率が等しい例えばナイロン樹脂等を塗布したモー
ルド状樹脂層6によって覆われ、前記融着接続部の補強
が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光ファ
イバ心線1,2の融着接続部をモールド状樹脂層6で補
強する場合、既に冷却硬化されている光ファイバ心線1
,2のセカンダリィ被覆層5の上にモールド状樹脂層6
が塗布されるものであるため、セカンダリィ被覆層5と
モールド状樹脂層6との密着強度が比較的弱く、光ファ
イバ心線1,2にスクリーニング時等に比較的大きな張
力(応力)が加わると、セカンダリィ被覆層5とモール
ド状樹脂層6とが剥離するという虞があり、その上、モ
ールド状樹脂層6は裸光ファイバ3の被覆領域からセカ
ンダリィ被覆層5の被覆領域に至る境界部7において急
激な断面形状の変化があり、この境界部7に応力が集中
し、光ファイバ心線1,2に張力が加わると境界部7で
図4の(a)に示すように小さなひび8が発生し、これ
が同図(b)に示すようにクラック10に成長し、さら
にクラック10が進行して同図(c)に示すように大き
な割れ11となり、最後には同図(d)に示すように割
れ11の部分で裸光ファイバ3が破断してしまうという
問題が生じる。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、光ファイバ心線に張
力が加わることによって光ファイバ心線の最外層の被覆
層とモールド状樹脂層とに剥離が生じることがなく、そ
の上、モールド状樹脂層の断面急変部の集中応力を受け
て接続部分が破断するということがない信頼性に優れた
光ファイバ心線の融着接続部の補強構造を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、本
発明は、融着接続されている裸光ファイバの全露出区間
がモールド状樹脂層の被覆によって補強されている光フ
ァイバ心線の融着接続部の補強構造において、前記モー
ルド状樹脂層およびその両側の光ファイバ心線の最外被
覆層に至る領域はモールド状樹脂層のヤング率と同等以
上のヤング率を有するほぼ一様な厚さの外皮樹脂層によ
って被覆補強されていることを特徴として構成されてい
る。
【0007】
【作用】上記構成の本発明においては、光ファイバ心線
の融着接続部を補強しているモールド状樹脂層の上側に
ヤング率の大きい外皮樹脂層が形成されているので、光
ファイバ心線に張力が加わると、その張力の大部分はヤ
ング率の大きい外皮樹脂層によって分担され、モールド
状樹脂層に加わる張力の負担が小さくなり、これに伴い
モールド状樹脂層の断面急変部に発生する集中応力の大
きさも小さくなり、ひびの発生やモールド状樹脂層の剥
離の問題は生じなくなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一の
部分には同一符号を付し、その詳細な重複説明は省略す
る。図1には本発明の一実施例の要部構成が示されてい
る。本実施例における補強構造は、裸光ファイバ3の全
区間からその両側の光ファイバ心線1,2のセカンダリ
ィ被覆層5にかけて塗布形成されるモールド状樹脂層6
の外側を外皮樹脂層12によって被覆したことを特徴的
な構成としている。
【0009】この外皮樹脂層12は前記モールド状樹脂
層6と同等以上のヤング率を有する樹脂を塗布すること
によって構成されており、この外皮樹脂層12はモール
ド状樹脂層6とその両側の光ファイバ心線1,2の最外
層のセカンダリィ被覆層5にかけて形成されている。そ
して、この外皮樹脂層12は断面急変部が生じないよう
に全長に亘り一様の厚みになっている。
【0010】上記本実施例によれば、外皮樹脂層12は
モールド状樹脂層6と同等以上のヤング率を有している
ので、光ファイバ心線1,2に張力が加わると、その張
力の大部分は外皮樹脂層12が分担することとなり、モ
ールド状樹脂層6の分担する張力がその分小さくなり、
これにより、比較的強い張力が光ファイバ心線1,2に
加わっても、モールド状樹脂層6と光ファイバ心線1,
2のセカンダリィ被覆層5との間に剥離が生じたり、モ
ールド状樹脂層6の断面急変部、つまり、境界部7にひ
びが発生するということがなく、補強部の信頼性を大幅
に高めることができる。
【0011】次に、本実施例の補強効果を従来例と比較
した実証試験について説明する。
【0012】まず、本実施例の補強構造を有する試料と
従来例の補強構造を有する試料をそれぞれ15個ずつ用
意した。これらの試料のサイズは図2に示す通りであり
、図2の(a)は本実施例の試料を示しており、図2の
(b)は従来例の試料を示している。本実施例および従
来例の光ファイバ心線1,2の外径はともに410 μ
mであり、従来構造の試料のモールド状樹脂層の直径は
500 μmで、その長さは40mmである。また、本
実施例の構造の試料は従来例の試料と同様にモールド状
樹脂層6の直径と長さを同じにし、その上側に形成する
外皮樹脂層12のモールド状樹脂層6に対する被覆部分
の直径を540 μmとし、光ファイバ心線1,2のセ
カンダリィ被覆層の被覆部分の直径を450 μmとし
、外皮樹脂層12の全長を60mmとしている。また、
外皮樹脂層12の厚みは均一な20μmにしてある。さ
らに、光ファイバ心線1,2のセカンダリィ被覆層5と
モールド状樹脂層6のヤング率は50Kg/mm2 で
あり、外皮樹脂層12のヤング率は90Kg/mm2 
である。
【0013】前記各試料を引張り試験機に掛け、引張り
強度を求めた。表1はその引張り試験の結果を示したも
のである。
【0014】
【表1】
【0015】この試験結果によれば、引張り強度の最小
値、平均値および最大値のいずれにおいても本実施例の
構造のものが従来の構造のものに比べ大きな値となり、
外皮樹脂層12の厚み増加分に相当する強度上昇分を超
えた大幅な強度向上が得られていることを確認すること
ができた。
【0016】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では、モールド状樹脂層6の外径を光ファイバ心
線1,2の外径よりも太くし、モールド状樹脂層6を裸
光ファイバ3の区間とその両側の光ファイバ心線1,2
のセカンダリィ被覆層5にかけて形成したが、モールド
状樹脂層6の外径はセカンダリィ被覆層5よりも太くし
なくてもよく、例えば、セカンダリィ被覆層5と同一の
外径にしてもよい。この場合は、モールド状樹脂層6は
光ファイバ心線1,2の裸光ファイバ3の区間、つまり
、光ファイバ心線1,2の皮剥ぎ端面間に亘って形成す
ることになる。このように、モールド状樹脂層6をセカ
ンダリィ被覆層5にかけて設けない場合においても、ヤ
ング率の大きい外皮樹脂層12を形成することで、モー
ルド状樹脂層6に加わる張力の負担を小さくすることが
でき、前記実施例と同様な効果を奏することができる。
【0017】また、外皮樹脂層12の材料は任意であり
、モールド樹脂層6に加わる張力の負担を軽減できる強
度を有するものであって、モールド状樹脂層6よりもヤ
ング率が同等以上のものであればよく、仕様に応じ適当
な材料が選択されるものである。
【0018】
【発明の効果】本発明は、光ファイバ心線の融着接続部
を補強するモールド状樹脂層の上側に光ファイバ心線の
最外層に至る領域にかけてモールド状樹脂層のヤング率
と同等以上のヤング率を有する外皮樹脂層を形成したも
のであるから、融着接続した光ファイバ心線に張力が加
わっても、その張力の大部分は外皮樹脂層によって持ち
堪えられ、モールド状樹脂層に加わる張力を小さくする
ことができるので、モールド状樹脂層が光ファイバ心線
の最外層の被覆層と剥離したりたとえモールド状樹脂層
に断面急変部があってもその部分にひびが発生して破断
することもなく、信頼性の高い補強構造の提供が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の融着接続部における補強構
造を示す断面構成図である。
【図2】補強構造の補強効果を調べる試験に使用した試
料の説明図である。
【図3】従来の融着接続部の補強構造におけるひび発生
から破断に至る不具合の発生状態の説明図である。
【図4】従来の融着接続部の補強構造の説明図である。
【符号の説明】
1,2  光ファイバ心線 3  裸光ファイバ 6  モールド状樹脂層 12  外皮樹脂層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  融着接続されている裸光ファイバの全
    露出区間がモールド状樹脂層の被覆によって補強されて
    いる光ファイバ心線の融着接続部の補強構造において、
    前記モールド状樹脂層およびその両側の光ファイバ心線
    の最外被覆層に至る領域はモールド状樹脂層のヤング率
    と同等以上のヤング率を有するほぼ一様な厚さの外皮樹
    脂層によって被覆されていることを特徴とする光ファイ
    バ心線の融着接続部の補強構造。
JP14987891A 1991-05-24 1991-05-24 光ファイバ心線の融着接続部の補強構造 Pending JPH04347804A (ja)

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JP14987891A JPH04347804A (ja) 1991-05-24 1991-05-24 光ファイバ心線の融着接続部の補強構造

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JPH04347804A true JPH04347804A (ja) 1992-12-03

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ID=15484614

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JP14987891A Pending JPH04347804A (ja) 1991-05-24 1991-05-24 光ファイバ心線の融着接続部の補強構造

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JP (1) JPH04347804A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6863514B2 (en) * 2001-10-23 2005-03-08 Fujikura Ltd. Optical fiber recoating device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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