JPH04347122A - バスタブ洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、バスタブ洗浄装置に
関するものである。さらに詳しくは、この発明は、バス
タブ内面を自動的に洗浄することのできる新しいバスタ
ブ洗浄装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、住宅等の浴室においては、た
とえば図９に示したような種々の構造や意匠を有するバ
スタブ（ア）が設置されてきており、このバスタブ（ア
）の内面には、その入浴使用にともなって、身体の垢や
油分などが付着するため、入浴後に、人手によって洗剤
、スポンジ、ブラシ等を用いて清掃している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このバ
スタブ内面の清掃作業は、大変手間のかかるものとなっ
ており、しかも、清掃中に、洗浄水が身体にかかり、不
快であるという問題があった。このため、簡便かつ容易
にバスタブ内面を洗浄することのできる方策の実現が望
まれていた。

【０００４】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来のバスタブ内面の清掃の欠点を
解消し、バスタブ内面を自動的に洗浄することのできる
新規なバスタブ洗浄装置を提供することを目的としてい
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、バスタブ内面を洗浄する洗浄水
を噴射する複数のノズルと、これらのノズルを装着し、
洗浄水噴射の反力により回転する回転体と、この回転体
を保持する保持具とからなることを特徴とするバスタブ
内面設置用のバスタブ洗浄装置を提供する。

【０００６】またこの発明は、上記のバスタブ洗浄装置
に、回転体とノズルの昇降手段、そしてバスタブの残り
湯を加圧し、ノズルに送るポンプを配備してなるバスタ
ブ洗浄装置をも提供するものである。

【０００７】

【実施例】以下、図面に沿って実施例を示し、この発明
のバスタブ洗浄装置についてさらに詳しく説明する。図
１および図２は、各々、この発明のバスタブ洗浄装置の
一実施例をその使用時および非使用時の状態について示
した断面図である。

【０００８】たとえばこれらの図１および図２に示した
例においては、図中に示した矢印方向に回転する回転体
（１）に、洗浄水を噴射するノズル（２）を複数配設し
ている。この回転体（１）は、蓋を兼ねており、摺動部
（３）に固定した保持具（４）により支持されている。 摺動部（３）は、装置本体（５）下部に設けた昇降手段
（６）により上下方向に摺動自在としている。この摺動
部（３）の上下方向の摺動により回転体（１）の昇降が
自在となる。

【０００９】装置本体（５）の下部には、洗浄水を供給
するための供給口（７）を設けてもいる。この供給口（
７）から装置本体（５）に供給した洗浄水をノズル（２
）から噴射させる。この噴射によって、回転体（１）が
自動的に回転するようにしている。この回転機構を例示
したものが図３である。すなわち、たとえばこの図３に
示したように、ノズル（２）の噴射口（８）は、回転体
（１）の半径方向に対して角度（α）だけ偏心させてい
る。このため、噴射口（８）からの洗浄水の噴射により
反力が発生し、ノズル（２）を装着している回転体（１
）が回転する。噴射口（８）の偏心角度（α）について
は、複数のノズル（２）において必ずしも統一する必要
はなく、任意とすることができる。また、ノズル（２）
からの洗浄水の噴射範囲や噴射面積も任意に設定するこ
とができ、複数のノズル（２）による広範なバスタブ内
面の洗浄が可能となる。

【００１０】たとえば以上の構成を有するバスタブ洗浄
装置は、図１および図２に示したように、バスタブ内表
面（９）に設置・固定することができる。図４は、図１
に示した昇降手段（６）の一例を示した部分断面図であ
る。この例においては、回転体（１）の昇降方式として
ポップアップ機構を採用している。装置本体（５）の下
部にポップアップ装置（１０）を配設し、これをワイヤ
（１１）を介して手元操作部（１２）に接続している。 この手元操作部（１２）に設けた押ボタン（１３）を操
作することにより、ポップアップ装置（１０）が連動し
、回転体（１）が昇降する。このようにして、バスタブ
洗浄装置の使用時には、図１に示したように、回転体（
１）をバスタブ内表面（９）より突出させることができ
るとともに、その非使用時には、回転体（１）を装置本
体（５）に収納することが可能となる。このため非使用
時の外観が良好となり、また入浴中に邪魔にならない。 もちろん、このような回転体（１）の昇降方式について
は特に制限はなく、適宜な方式を任意に採用することが
できる。

【００１１】図５は、バスタブ洗浄装置の取付例を示し
た構成図である。この例は、バスタブ洗浄装置（１４）
をバスタブ内表面（９）の底面部に設置・固定した場合
を示している。もちろん、その配設場所についても格別
の限定はなく、バスタブ内表面（９）の側面部とするこ
とも可能である。この発明のバスタブ洗浄装置は、バス
タブ内表面（９）洗浄時に、洗浄水をバスタブ内表面（
９）に噴射しながら、回転体（１）とともにノズル（２
）が回転するため、バスタブ内表面（９）を確実に洗浄
することができ、しかも自動洗浄が可能となる。清掃作
業は著しく簡便かつ容易となる。

【００１２】なお、ノズル（２）から噴射させる洗浄水
については、水道水や温水、もしくは洗剤入りの液体な
どを用いることができる。あるいは、入浴後のバスタブ
の残り湯を利用することも可能である。この場合には、
バスタブ（９）内面の洗浄に際し、残り湯を加圧するこ
とが必要であるため、たとえば図６に示したように、バ
スタブ（９）の下部に吸水口（１５）を設けるとともに
、この吸水口（１５）から流入する残り湯を加圧するポ
ンプ（１６）を配備する。このポンプ（１６）により残
り湯が加圧されて、バスタブ洗浄装置（１４）のノズル
（２）から勢いよく噴射し、バスタブ（９）内面を洗浄
することができる。

【００１３】また、図７に示したように、バスタブ内の
残り湯を吸水口（１５）を介して、一旦、バスタブ外に
設けた予備タンク（１７）に貯え、この後に、ポンプ（
１６）で加圧して、洗浄装置（１４）から噴射させる方
式とすることも可能である。さらまた、図８に示したよ
うに、予備タンク（１７）をバスタブ内表面（９）の一
部を構成するものとして設けてもよい。

【００１４】もちろんこの発明は、以上の例によって限
定されるものではない。細部については様々な態様が可
能であることはいうまでもない。

【００１５】

【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、バスタブ内面を自動的に洗浄することのできる新
規なバスタブ洗浄装置が提供される。バスタブ内面の清
掃作業が簡便かつ容易となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明のバスタブ洗浄装置の一実施例をその
使用状態について示した断面図である。

【図２】図１に例示したバスタブ洗浄装置の非使用時の
状態について示した断面図である。

【図３】図１のＡ−Ａ断面図である。

【図４】図１に示した昇降手段の一例を示した部分断面
図である。

【図５】バスタブ洗浄装置の取付例を示した構成図であ
る。

【図６】残り湯を洗浄水として利用する場合のバスタブ
洗浄装置の構成を例示した構成図である。

【図７】残り湯を洗浄水として利用する場合のバスタブ
洗浄装置の構成の別の例を示した構成図である。

【図８】残り湯を洗浄水として利用する場合のバスタブ
洗浄装置の構成のまた別の例を示した構成図である。

【図９】浴室に配設するバスタブを浴室とともに例示し
た斜視図である。

【符号の説明】

１　　　　回転体 ２　　　　ノズル ３　　　　摺動部 ４　　　　保持具 ５　　　　装置本体 ６　　　　昇降手段 ７　　　　供給口 ８　　　　噴射口 ９　　　　バスタブ内表面 １０　　　　ポップアップ装置 １１　　　　ワイヤ １２　　　　手元操作部 １３　　　　押ボタン １４　　　　バスタブ洗浄装置 １５　　　　吸水口 １６　　　　ポンプ １７　　　　予備タンク

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　バスタブ内面を洗浄する洗浄水を噴射
   する複数のノズルと、これらのノズルを装着し、洗浄水
   噴射の反力により回転する回転体と、この回転体を保持
   する保持具とからなることを特徴とするバスタブ内面設
   置用のバスタブ洗浄装置。
2. 【請求項２】　　バスタブの残り湯を加圧し、ノズルに
   送るポンプを配備してなる請求項１のバスタブ洗浄装置
   。
3. 【請求項３】　　バスタブ内面の洗浄時に回転体および
   ノズルを突出させる昇降手段を設けてなる請求項１また
   は２のバスタブ洗浄装置。