JPH04344738A - 多重伝送方式 - Google Patents

多重伝送方式

Info

Publication number
JPH04344738A
JPH04344738A JP3116230A JP11623091A JPH04344738A JP H04344738 A JPH04344738 A JP H04344738A JP 3116230 A JP3116230 A JP 3116230A JP 11623091 A JP11623091 A JP 11623091A JP H04344738 A JPH04344738 A JP H04344738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
multiplex
voltage
circuit
multiplex transmission
transmission line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3116230A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoharu Tanaka
基晴 田中
Kyosuke Hashimoto
恭介 橋本
Kei Inoue
圭 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP3116230A priority Critical patent/JPH04344738A/ja
Publication of JPH04344738A publication Critical patent/JPH04344738A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共通の信号伝送線に接
続された多重ノード間で、データの伝送を行う多重伝送
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多重伝送方式には、CS
MA/CD(Carrier Sense Multi
ple Access/Collision Dete
ction)と、NDA(Non Destructi
ve Arbitration)とを用いたLAN(L
ocal Area Network) の伝送方式が
ある。このLAN における代表的なものには、例えば
自動車内のデータ伝送に用いられるCAN(Contr
oller Area Network)等がある。
【0003】上記多重伝送方式には、例えば特願平2−
113751号公報に記載された方式がある。上記方式
では、送信制御回路と受信制御回路とを有する複数の多
重ノードを3つの共通の多重伝送線を介して相互に接続
し、1の多重ノードは1の多重伝送線に発生する電圧を
検出して、電圧発生回路が当該電圧を所定値に変化させ
ており、故障を検知した際には、上記電圧発生回路が1
の多重伝送線の電圧を変化させることによって、各多重
伝送線の伝送状態を変化させ、各多重ノードの送信制御
回路と受信制御回路間でデータの多重伝送を行っていた
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記多重伝
送方式では、多重伝送線の一方が自動車の電源であるバ
ッテリ(12V)に短絡した場合、多重伝送線の電位が
12Vになり、受信制御回路の許容できる入力電圧範囲
をオーバーしてしまい、多重伝送線に接続された全ての
多重ノード間でデータ伝送ができなくなるという問題点
があった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、多重伝送線上で故障が発生しても各多重ノード間で
データ伝送を効率的に、かつ確実に行うことができる多
重伝送方式を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、送信手段と受信手段とを有する複数の
多重ノードを少なくとも3本の多重伝送線を介して相互
に接続させると共に、少なくとも1の多重ノードに前記
多重伝送線のうち、1の多重伝送線の電圧を所定値に変
化させる電圧設定手段と、前記各多重伝送線の故障を検
出する検出手段とを設け、故障が検出されると、前記1
の多重伝送線の電圧を変化させることによって、各多重
伝送線の状態を変化させ、各多重ノード間でのデータ伝
送を行う多重伝送方式において、前記電圧設定手段は故
障が発生すると、前記1の多重伝送線の電圧をバッテリ
電源電圧に変化させ、かつ前記各多重ノードの受信手段
が該電圧の波形を受信する際に、当該電圧を降下させる
多重伝送方式が提供される。
【0007】
【作用】多重ノードのうち、少なくとも1つの多重ノー
ドは、多重伝送線の故障を検知すると、多重伝送線の電
圧をバッテリ電源電圧に変化させることによって各多重
伝送線の状態をデータ伝送可能な状態に変化させると共
に、各多重ノードがデータを受信する際には、上記電圧
を降下させる。
【0008】従って、各多重ノードは、多重伝送線がバ
ッテリ電源に短絡する事故が生じても、多重伝送線の間
には所定の電位が生じ、データ伝送が可能になる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図9の図面に基づ
き説明する。図1は、本発明に係る多重伝送方式を用い
た多重伝送システムの構成を示す構成ブロック図であり
、上記多重伝送システムは、自動車内に組み込まれてい
る。図において、上記多重伝送システムは、複数個、例
えば多重ノード10から40と多重伝送線A,B,Cを
備えている。これら多重ノード10から40は、それぞ
れ3本の多重伝送線A,B,Cに並列に接続されており
、上記多重伝送線A,B,Cを介してデータ信号の伝送
を行っている。これら多重ノード10から40のうち、
例えば、多重ノード10には、ヘッドライト1やターン
シグナルライト2等が接続され、多重ノード20には、
ドアロックモータ3やドアアンロックモータ4等が接続
され、多重ノード30には、ドアロックスイッチ5やド
アアンロックスイッチ6等が接続され、多重ノード40
には、ヘッドライトスイッチ7やターンシグナルスイッ
チ8等が接続されている。
【0010】多重ノード10は、多重ノード40から送
信されるヘッドライトスイッチ7やターンシグナルスイ
ッチ8の信号により、ヘッドライト1やターンシグナル
ライト2を点灯又は消灯する。多重ノード20は、多重
ノード30から送信されるドアロックスイッチ5やドア
アンロックスイッチ6の信号により、ドアロックモータ
3やドアアンロックモータ4を駆動させる。
【0011】多重ノード10は、通信処理制御を行う通
信制御装置11と、通信制御装置11から送信信号を受
け取り、多重伝送線A,B,Cに送出する送信回路12
と、多重伝送線A,B,Cから取り込んだ受信信号を通
信制御装置11に与える受信回路13と、これら多重伝
送線のうちの1つの多重伝送線の電圧を検知する電圧検
知回路14とから構成されている。
【0012】通信制御装置11は、接続された各機器か
らの出力信号を取り込み、この出力信号を所定データ単
位のフレーム構成にし、フレーム構成した信号を送信信
号として送信回路12に送出する通信処理制御を行う。 また、この通信制御装置11は、受信回路13からフレ
ーム構成された受信信号を取り込み、この受信信号の中
で自局に必要な信号のみを取り出し、その信号を接続さ
れる各機器に送出し、かつ信号の受信が正常に行われた
場合には、受信確認信号(ACK信号)を送信回路12
に送出する通信処理制御を行う。
【0013】送信回路12は、多重伝送線A,B,Cと
接続されており、通信制御装置11からの送信信号(A
CK信号を含む。)を多重伝送を行う伝送形式にして多
重伝送線A,B,Cに送信する。受信回路13は、多重
伝送線A,B,Cと接続され、かつ多重伝送線A,B,
Cから受信信号(ACK信号を含む。)を取り込むと、
受信信号を通信制御装置11に出力している。
【0014】電圧検知回路14は、多重伝送線のうちの
1つ、例えば伝送線C、及び通信制御装置11、送信回
路12、受信回路13と接続されており、伝送線Cの電
圧を検知して伝送線Cの状態を上記通信制御装置11、
送信回路12及び受信回路13に知らせる。なお多重ノ
ード20の構成は、上記多重ノード10と同一の構成な
ので、ここでは説明の都合上、その構成を省略する。
【0015】多重ノード30は、伝送線A、B、Cの終
端部に接続され、多重ノード10と同様の機能である通
信制御装置31と、送信回路32と、受信回路33と、
電圧検知回路34とをそれぞれ有すると共に、伝送線A
、B、Cの両端に終端抵抗を接続した終端回路35が付
加されている。多重ノード40は、伝送線A、B、Cの
終端部に接続され、多重ノード10と同様の機能である
通信制御装置41と、送信回路42と、受信回路43と
、電圧検知回路44と、伝送線A、B、Cの両端に接続
された終端抵抗45とをそれぞれ有すると共に、多重伝
送線Cに設定電圧を印加する電圧設定回路46が付加さ
れている。
【0016】図2は、各電圧検知回路の具体的な回路構
成を示す回路図である。図において、電圧比較回路CM
1 の+端子、及びCM2 の−端子には、伝送線Cの
電圧V0 が抵抗R10とコンデンサC10とからなる
フィルタ回路を介して印加する。電圧比較回路CM1 
の−端子、及びCM2 の+端子には、分圧抵抗R11
〜R13によって電源電圧VCCを分圧して得た基準電
圧V2 、V1 が印加する。これにより、電圧比較回
路CM1 、CM2 は、両端子に印加する電圧を比較
することによって、伝送線Cの電圧値V0 が上記基準
電圧V1 、V2の範囲内かどうか検知している。なお
、上記基準電圧V1 、V2 は、0[V]<V1 <
V2 <12[V]になるように設定されている。
【0017】すなわち電圧V0 が基準電圧V1 、V
2の範囲内にある場合、電圧比較回路CM1 、CM2
 は、正常状態として出力端子K1 、K2 に“0”
、“0”をそれぞれ出力する。また、電圧V0 が基準
電圧V1 、V2 の範囲を越えた場合、例えば伝送線
Bがグランドにショートした場合、電圧比較回路CM1
 、CM2 は、異常状態として出力端子K1 、K2
 には“0”、“1”をそれぞれ出力する。また、電圧
V0 が基準電圧V1 、V2 の範囲を越えた場合、
例えば他の故障が発生し、伝送線Cを12[V]に設定
した場合、電圧比較回路CM1 、CM2 は、異常状
態として出力端子K1 、K2 には“1”、“0”を
それぞれ出力する。
【0018】図3は、本発明に係る電圧設定回路の具体
的な回路構成を示す回路図である。図において、電圧設
定回路46は、多重伝送線Cを抵抗R20を介してスイ
ッチ素子S5 、S6 に接続して構成され、伝送線C
の電圧を設定している。なお、抵抗R20は、終端抵抗
45に比べ十分小さい。スイッチ素子S5 は、通信制
御装置からの出力SK1 が“1”のとき、またスイッ
チ素子S6 は、通信制御装置からの出力SK2 が“
1”のとき、それぞれオンするように構成されている。 上記実施例では、通信制御装置からの出力SK1 、S
K2 が共に“0”で、スイッチ素子S5 、S6 が
共にオフの時には、伝送線Cの電圧を約2.5Vに設定
し、出力SK1 が“1”、出力SK2 が“0”で、
スイッチ素子S5 がオン、スイッチ素子S6 がオフ
の時には、伝送線Cの電圧を12Vに設定し、出力SK
1 が“0”、出力SK2 が“1”で、スイッチ素子
S5 がオフ、スイッチ素子S6 がオンの時には、伝
送線Cの電圧を0Vに設定する。
【0019】図4は、本発明に係る各受信回路の具体的
な回路構成を示す回路図である。図において、多重伝送
線A、B、Cには、抵抗R21、R22、R23を介し
て電源電圧1/2 VCCが印加しており、上記多重伝
送線A、B、Cの一端と、電圧比較回路CM3 の入力
端子とは、図に示すスイッチ素子S1 〜S4 とによ
って接続されている。上記スイッチ素子S1 〜S4 
は、電圧検知回路によってオン/オフ制御されており、
この出力端子K1 、K2 から入力する信号に応じて
スイッチ素子S1 〜S4 を以下に示す第1表の組合
せで、オン/オフ制御する。なお、抵抗R21〜R28
は、分圧及びスレッシュホルド電圧設定用の抵抗である
。 また、受信回路は、伝送線の電位が12Vになった際、
変換後の波形が電圧比較回路CM3 の入力電圧範囲に
収まるように、降圧回路9を動作させて伝送線の電位を
降下させている。上記降圧回路9のトランジスタT1 
は、ダイオードD1 〜D3 及び抵抗R29〜R31
を介して各伝送線A,B,Cと接続され、上記伝送線C
の電圧を検知する電圧検知回路の出力K1 がオンの時
に、動作して伝送線の電位を電圧比較回路CM3 の入
力電圧範囲に収まるように降下させている。これにより
、電圧比較回路CM3 は、全ての通信状態において伝
送線上の波形を受信することができる。
【0020】また、受信回路は、出力端子K1 、K2
 からの出力が“0”、“0”の正常状態では、多重伝
送線Aを正論理、多重伝送線Bを負論理により平衡伝送
する。すなわち多重伝送線Aは、伝送線Cの設定電圧(
2.5V)より電圧が高い場合にドミナント(優性ビッ
ト)、多重伝送線Bは、伝送線Cの設定電圧(2.5V
)より電圧が低い場合にドミナントとして受信するもの
とする。また、受信回路は、出力端子K1 、K2 か
らの出力が“1”、“0”の異常状態では、多重伝送線
Cを12Vの固定電位線、多重伝送線Bを負論理の不平
衡伝送として受信し、出力端子K1 、K2 からの出
力が“0”、“1”の異常状態では、多重伝送線Cを0
Vの固定電位線、多重伝送線Aを正論理の不平衡伝送と
して受信する。正常な伝送状態では、どの状態において
も多重伝送線Cには、伝送波形の高周波成分をほとんど
含んでおらず、多重伝送線Cが外側をとりまく多重伝送
線A、Bを中心とした線を利用することができるため、
従来の2芯シールド線と同等で多重伝送線のコストが上
がらない。
【0021】なお、本発明の受信回路は、上記実施例に
限らず、例えば図5に示すように、電圧1/2 VCC
を印加する回路に抵抗R32を介して降圧用のトランジ
スタT1 を接続させることも可能である。図6は、各
送信回路の具体的な回路構成を示す回路図である。図に
おいて、FET1、FET2のドレイン端子には、ダイ
オードD10、D11と抵抗R14、R15からなるフ
ィルタ回路が接続されている。FET1は、ダイオード
D10と抵抗R14からなるフィルタ回路を介して伝送
線Aに接続され、FET2は、ダイオードD11と抵抗
R15からなるフィルタ回路を介して伝送線Bに接続さ
れている。すなわち、多重ノードがパッシブ時には、各
FETは共にオフで、多重伝送線A、Bの間には、電位
差が生ぜず、出力端子はハイインピーダンス状態になる
。また、多重ノードがドミナント時には、各FETは共
にオンであり、一方の多重伝送線Aに電流を供給し、他
方の多重伝送線Bからの電流を取り込む。このため、ド
ミナント時には、多重伝送線A、Bの間に電位が生じ、
多重伝送線A、Bに接続されている受信回路は電位差を
検知する。この結果、通信制御装置は、ドミナントを検
知することができる。
【0022】図7は、終端回路35の具体的な回路構成
を示す回路図である。図において、多重伝送線A、Bの
両端に接続された抵抗RE を多重伝送線CでRE /
2に分割し、多重伝送線Cを抵抗R35を介してスイッ
チ素子S7 、S8 に接続して構成されている。なお
、抵抗R35は、終端抵抗に比べ十分小さい。スイッチ
素子S7は、通信制御装置31からの出力SK1 が“
1”のとき、またスイッチ素子S8 は、通信制御装置
31からの出力SK2 が“1”のとき、それぞれオン
するように構成されている。また、終端回路35は、多
重伝送線Cの電圧設定回路46の代わりにもなっており
、例えば多重ノード40において、強制的に出力端子K
1 、K2 からの出力を“1”、“0”の状態にした
いときには、通信制御装置41の制御によってスイッチ
素子S7 をオンにする。 また強制的に出力端子K1 、K2 からの出力を“0
”、“1”の状態にしたいときには、通信制御装置41
の制御によってスイッチ素子S8 をオンにする。
【0023】なお、本実施例では、多重伝送線Cの電圧
を設定する回路である終端回路35と電圧設定回路46
が、一システム内に共存している。お互いの制御では、
終端回路35のSK1 、SK2 と電圧設定回路46
のSK1 、SK2 が同期して動作するか、またはそ
れぞれをメイン、サブとして使用する。次に、多重ノー
ド40による多重伝送線の故障処理の動作を図8のフロ
ーチャートに基づき説明する。なお、多重ノード40に
おいては、受信回路43は図4に示したスイッチ素子S
1 〜S4のうち、スイッチ素子S1 、S4 をオン
、スイッチ素子S2 、S3 をオフにセットし、電圧
検知回路44の出力端子K1 、K2 からの出力は“
0”、“0”の正常状態にあるものとする。
【0024】まず、通信制御装置41は、各多重ノード
、例えば多重ノード20に対する多重ノード30が、正
常にフレームを送信できるかどうかにより、送信信号の
フレームを受信したときに、送信が可能かどうか判断す
る(ステップ101)。次に全ての多重ノードと通信可
能かどうか、上記同様全ての多重ノードからのACK信
号の受信を確認して判断する(ステップ102)。ここ
で、通信が可能の場合には、出力端子K1 、K2 が
“0”、“0”の正常状態を維持して(ステップ103
)、再びステップ101の判断を行う。
【0025】また、ステップ101で送信が不可能な場
合、或いはステップ102で全ての多重ノードとの通信
が不可能な場合には、通信制御装置41の出力SK1 
、SK2 を“1”、“0”にし、図3に示した電圧設
定回路46のスイッチS5 、S6 をオン、オフの状
態に変え(ステップ104)、伝送線Cの電位を12V
にする。 すると、電圧検知回路74の出力端子K1 、K2 は
“1”、“0”になり、受信回路43の図4に示したス
イッチ素子S1 〜S4 のうち、スイッチ素子S1 
、S3 がオン、スイッチ素子S2 、S4 がオフに
セットされる。接続されているノードは全てK1 =1
、K2 =0となる。そして、受信多重ノードとの送信
が可能かどうか、ステップ101と同様に判断する(ス
テップ105)。
【0026】ここで、受信多重ノードとの送信が可能の
場合には、次に全ての多重ノードと通信可能かどうか、
ステップ102と同様に判断する(ステップ106)。 ここで、通信が可能の場合には、出力端子SK1 、S
K2からの出力が“1”、“0”の状態を維持して(ス
テップ107)、再びステップ105の判断を行う。ま
た、ステップ105で送信が不可能な場合、或いはステ
ップ106で全ての多重ノードとの通信が不可能な場合
には、出力端子SK1 、SK2 を“0”、“1”に
し、電圧設定回路46のスイッチS5 、S6 をオフ
、オンの状態に変え(ステップ108)、伝送線Cの電
位をGND(0V)にする。すると、電圧検知回路44
の出力端子K1 、K2 は“0”、“1”になり、受
信回路43の図4に示したスイッチ素子S1 〜S4 
のうち、スイッチ素子S1 、S3 がオフ、スイッチ
素子S2 、S4 がオンにセットされる。接続されて
いるノードは全てK1=0、K2 =1となる。そして
、受信多重ノードとの送信が可能かどうか、ステップ1
01と同様に判断する(ステップ109)。
【0027】ここで、受信多重ノードとの送信が可能の
場合には、次に全ての多重ノードと通信可能かどうか、
ステップ102と同様に判断する(ステップ110)。 ここで、通信が可能の場合には、出力端子K1 、K2
 からの出力が“0”、“1”の状態を維持して(ステ
ップ111)、再びステップ109の判断を行う。また
、ステップ109で送信が不可能な場合、或いはステッ
プ110で全ての多重ノードとの通信が不可能な場合に
は、多重伝送線の故障以外であると判断して、強制的に
電圧設定回路46のスイッチ素子S5、S6 を共にオ
フに制御して、出力端子K1 、K2 からの出力が“
0”、“0”になる状態に戻す(ステップ112)。そ
して、その他の故障処理のルーチンに動作を移す(ステ
ップ113)。
【0028】従って、多重ノード40は、出力端子K1
 、K2 からの出力が“0”、“0”の正常状態の場
合、図9の(a) に示すように、ドミナント時には多
重伝送線A、Bの間には電位が生じる。これにより、多
重伝送線A、Bに接続されている受信回路43は、電位
差を検知し、通信制御装置41は、ドミナントを検知す
ることができる。また、多重伝送線の1本が一定電圧(
バッテリ電源の12V)に固定された場合、多重伝送線
の1本が断線した場合、任意の多重伝送線の2本が短絡
した場合には、まず受信回路43のスイッチ素子S1 
〜S4 のうち、スイッチ素子S1 、S3 がオン、
スイッチ素子S2 、S4 がオフにセットされるよう
に、出力端子SK1 、SK2 を“1”、“0”にす
る。この状態で送信可能な時(多重伝送線の1本がバッ
テリ電源の12Vに固定された時)には、図9の(b)
 に示すように、ドミナント時には多重伝送線C、Bの
間には電位が生じる。これにより、多重伝送線C、Bに
接続されている受信回路43は、電位差を検知し、通信
制御装置41は、ドミナントを検知することができる。 なお、この場合、多重伝送線Aの電位は任意でよい。
【0029】また、上記出力端子K1 、K2 からの
出力が“1”、“0”の状態の場合、送信が不可能な時
には、受信回路43に示したスイッチ素子S1 〜S4
 のうち、スイッチ素子S1 、S3 がオフ、スイッ
チ素子S2 、S4 がオンにセットされるように、出
力端子SK1 、SK2 を“0”、“1”にする。こ
の状態で送信可能な時には、図9の(c) に示すよう
に、ドミナント時には多重伝送線A、Cの間には電位が
生じる。これにより、多重伝送線A、Cに接続されてい
る受信回路43は、電位差を検知し、通信制御装置41
は、ドミナントを検知することができる。なお、この場
合、多重伝送線Bの電位は任意でよい。
【0030】以上説明したごとく、この発明の多重伝送
システムによれば、多重伝送線に断線や短絡の事故によ
る故障、特に多重伝送線の一方がバッテリ電源の12V
に短絡する事故が生じても多重伝送線の間には所定の電
位が生じ、各多重ノード間の信号伝送が可能になり、シ
ステム全体の多重伝送の信頼性を高めることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、送信
手段と受信手段とを有する複数の多重ノードを少なくと
も3本の多重伝送線を介して相互に接続させると共に、
少なくとも1の多重ノードに前記多重伝送線のうち、1
の多重伝送線の電圧を所定値に変化させる電圧設定手段
と、前記各多重伝送線の故障を検出する検出手段とを設
け、故障が検出されると、前記1の多重伝送線の電圧を
変化させることによって、各多重伝送線の状態を変化さ
せ、各多重ノード間でのデータ伝送を行う多重伝送方式
において、前記電圧設定手段は故障が発生すると、前記
1の多重伝送線の電圧をバッテリ電源電圧に変化させ、
かつ前記各多重ノードの受信手段が該電圧の波形を受信
する際に、当該電圧を降下させるので、多重伝送線上で
故障、特に多重伝送線がバッテリ電源に短絡するような
故障が発生しても各多重ノード間でデータ伝送を効率的
に、かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明に係る多重伝送方式を用いた
多重伝送システムの構成を示す構成ブロック図である。
【図2】電圧検知回路の回路構成を示す回路図である。
【図3】本発明に係る電圧設定回路の回路構成を示す回
路図である。
【図4】本発明に係る各受信回路の回路構成を示す回路
図である。
【図5】本発明に係る各受信回路の他の実施例の回路構
成を示す回路図である。
【図6】送信回路の回路構成を示す回路図である。
【図7】終端回路の回路構成を示す回路図である。
【図8】図1に示した多重ノードによる多重伝送線の故
障処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】各伝送状態での伝送線の電位を示す図である。
【符号の説明】
10,20,30,40  多重ノード11,31,4
1  通信制御回路 12,32,42  送信回路 13,33,43  受信回路 14,34,44  電圧検知回路 35  終端回路 45  終端抵抗 46  電圧設定回路 A,B,C  多重伝送線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  送信手段と受信手段とを有する複数の
    多重ノードを少なくとも3本の多重伝送線を介して相互
    に接続させると共に、少なくとも1の多重ノードに前記
    多重伝送線のうち、1の多重伝送線の電圧を所定値に変
    化させる電圧設定手段と、前記各多重伝送線の故障を検
    出する検出手段とを設け、故障が検出されると、前記1
    の多重伝送線の電圧を変化させることによって、各多重
    伝送線の状態を変化させ、各多重ノード間でのデータ伝
    送を行う多重伝送方式において、前記電圧設定手段は故
    障が発生すると、前記1の多重伝送線の電圧をバッテリ
    電源電圧に変化させ、かつ前記各多重ノードの受信手段
    が該電圧の波形を受信する際に、当該電圧を降下させる
    ことを特徴とする多重伝送方式。
JP3116230A 1991-05-21 1991-05-21 多重伝送方式 Pending JPH04344738A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3116230A JPH04344738A (ja) 1991-05-21 1991-05-21 多重伝送方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3116230A JPH04344738A (ja) 1991-05-21 1991-05-21 多重伝送方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04344738A true JPH04344738A (ja) 1992-12-01

Family

ID=14682054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3116230A Pending JPH04344738A (ja) 1991-05-21 1991-05-21 多重伝送方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04344738A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001247269A (ja) * 2000-03-08 2001-09-11 Toshiba Corp 昇降機制御伝送システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001247269A (ja) * 2000-03-08 2001-09-11 Toshiba Corp 昇降機制御伝送システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2851124B2 (ja) 多重伝送方式
US6097761A (en) Method and system for the transmission of data and power
JP2841182B2 (ja) デイジタル2導体母線データ通信システム用の故障許容出力段
US5216674A (en) Method of and device for bringing a network interface out of a sleep mode into a wake-up state
JP3631791B2 (ja) 少なくとも2つのステーション間でのデータの直列伝送装置
EP0529602A2 (en) Differential receiver which is tolerant of line faults
US20150222455A1 (en) Communication system
JPH04344738A (ja) 多重伝送方式
JP3133499B2 (ja) 多重伝送方式
EP0538473B1 (en) Voltage setting apparatus in multiplex transmission system
CN114168514A (zh) 一种通讯隔离电路及装置
JP2003133937A (ja) 双方向レベルコンバータ回路
KR20010083950A (ko) 라인 결합 장치 및 버스 시스템에서의 라인 결합 장치의사용
JP2726300B2 (ja) 故障診断装置
JP3440564B2 (ja) 多重伝送装置
EP0569600A1 (en) Method for recovering failured transmission line
JPH03254246A (ja) Lan用伝送システム
US20230216491A1 (en) Ethernet fail-safe relay
US7710951B2 (en) Signaling method and signaling arrangement
WO2020012927A1 (ja) 電子制御装置
JP2635741B2 (ja) 伝送回路
JPH0450680Y2 (ja)
JPH0553343B2 (ja)
JPH04177940A (ja) 多重伝送における終端回路
JPH08163153A (ja) バス型二重化伝送装置