JPH0434400Y2 - - Google Patents

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JPH0434400Y2
JPH0434400Y2 JP1984079600U JP7960084U JPH0434400Y2 JP H0434400 Y2 JPH0434400 Y2 JP H0434400Y2 JP 1984079600 U JP1984079600 U JP 1984079600U JP 7960084 U JP7960084 U JP 7960084U JP H0434400 Y2 JPH0434400 Y2 JP H0434400Y2
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reflecting
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JP1984079600U
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  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案の目的は理化学実験、試験研究用の試料
である金属、半導体セラミツク等の空気中、真空
中又は各種ガス雰囲気中での局部的熱処理、単結
晶の成長促進、非晶質金属の製造実験。
溶接加工その他に使用する新規な輻射加熱装置
を提供するものである。
特に本考案に於ける最大の狙いとする処は、第
一にその大前提として内壁面に金メツキを施こし
た回転楕円反射鏡の一つの焦点に輻射光源を位置
せしめ、他の焦点には被加熱体を載置せしめて、
輻射光の反射によつてその熱エネルギーを効率良
く一点に集中せしめることにより、短時間でもつ
て超高温(約1分間で約1000℃以上)を得ると共
に試料を局所的に加熱昇温出来ることを可能にし
た非接触型のクリーンで且つ省エネに適した加熱
装置を与える点、及び第二に輻射光源を焦点中心
から上下長軸方向へ移動せしめることにより、集
光個所に載置した試料上面の加熱面積を制御して
その温度分布を自由に可変設定し得る点にある。
従来に於いては空気による酸化、異物塵芥等の
発生による加熱試料への悪影響や加熱効率の低下
が問題となり、特に電気加熱炉内で試料を全体的
に加熱昇温するものであり、試料の熱容量の大小
に順じてその昇温に時間がかかり、又必要とする
局部的な加熱乃至温度制御が出来ない等の欠点が
あつた。
本考案はこれらの点に対し鑑みなされたもの
で、以下に図示の実施例に基づきその内容につい
て説明する。
実施例(第1図乃至第5図)について。
1は輻射加熱装置本体であり、主として反射部
2と集光シールド部3とから成り、該反射部2と
集光シールド部3とは螺子4等により着脱自在に
螺着してある。
又、前記反射部2は主にステンレス材等から成
る回転楕円体の内壁面上半分に金メツキ5A等を
施こして二つの焦点F1及びF2を有する回転楕円
反射鏡5を形成してある。
集光シールド部3はステンレス材等から成る回
転楕円体3Aの内壁面下半分を前記反射部2と同
様に内面に金メツキ5A等を施こして熱エネルギ
ーが外部へ拡散するのを防止すべく成してある。
6は前記集光シールド部3の底部に設けた開口
部であり、前記した回転楕円反射鏡5の焦点F2
が位置する処である。
7は前記開口部6近傍に設置せしめた試料載置
台であり、該試料載置台7の上部に載置した試料
上面7Aが前記回転楕円反射鏡5の焦点F2に位
置すべく成してある。
8は前記回転楕円反射鏡5側の焦点F1に設置
した発熱体としての輻射光源であり、各種の光源
を採用しても良いが、例へばここではハロゲンラ
ンプ等の赤外線ランプ8A(100V,1KW)を採
用してある。
9は電源制御部であり、前記赤外線ランプ8A
の照度を適宜電流調節して試料Pの温度を可変設
定すべく成してある。
10は前記反射部2を形成する処の回転楕円反
射鏡5の外壁面5B上部に設けた冷却水用タンク
であり、吸水口11から排出口12へ冷却水を循
環せしめることによつて、該回転楕円反射鏡5の
外壁面5Bを冷却して反射部2である処の回転楕
円反射鏡5及び金メツキ5A自体の昇温を防止す
べく成してある。
13は前記焦点F1に位置付けした輻射光源8
を移動せしめるための光源微動機構であり、前記
冷却水用タンク10の上側外壁面10Aに設けて
ある。
具体的には回転摘子13Aを有する螺杆13B
を回転自在に取り付けて赤外線ランプ8Aの導線
8Bを挿通せしめた摺動筒体14と一体に構成し
た処の、指針15と螺条部16とを有する摺動板
17を前記螺杆13Bと該螺条部16とが螺合す
べく装着してある。
又、摺動筒体14は前記回転楕円反射鏡5に形
成した貫通孔5C内を摺動すべく成してあり、輻
射光源8を長軸方向に移動するものである。而し
て、該光源微動機構13の回転摘子13Aの時計
廻り、反時計廻りの回転操作により、該赤外線ラ
ンプ8Aは焦点F1を基準として矢標A方向へ移
動せしめ、前記集光シールド部3側の焦点F2
位置する試料上面7Aを照射する照射面積Sを変
化せしめることとなる。
18は前記指針15に対する目盛である。
本考案の枢要点と成す処は、前記試料上面7A
の照射加熱を真空中又はガス雰囲気中例へば希ガ
ス雰囲気中等にて行なう際に、前記集光シールド
部3を取り外して反射部2だけを別設せる真空チ
ヤンバー又はガスチヤンバー19へ設置すること
により行なわしめた点にある。具体的には第1図
に示す如く、真空チヤンバー19上部に最大径約
110Φの透明な石英窓20を形成して、該石英窓
20上面に前記反射部2を載置せしめて、該真空
チヤンバー19内に設けた試料載置台7に載置し
た試料上面7Aを照射加熱する。
21は真空ポンプ(図示せず)と直結する排気
口である。
従つて、前記真空チヤンバー19の採用によつ
て空気による酸化、塵埃の発生等による加熱試料
への悪影響を防止し、且つ加熱効率を向上せしめ
ることが出来、例へば空気中に比べて最高到達温
度が約100℃位高くなる。
次に叙上の如き構成による本考案の作用及び試
料加熱面の温度分布のプロフイールについて説明
する。
先ず、前記試料載置台7上に被加熱体である試
料Pを載置し、輻射加熱装置本体1の集光部分で
ある焦点F2にその試料上面7Aが位置すべく成
す。
次に冷却水用タンク10内へ水を流入せしめて
循環させる。
然る後、前記赤外線ランプ8Aを点灯し、電源
制御部9の操作により、その照射強度を設定し
て、最後に前記光源微動機構13の回転摘子13
Aを適宜廻して輻射光源8を移動せしめ試料上面
7Aの加熱照射面積Sを調整して加熱を行なう。
従つて第4図乃至第5図に示す如きプロフイー
ルが得られる。
但し、縦軸に試料上面7Aの加熱温度T、横軸
に試料上面7Aの照射面積S及び照射径lを採つ
てある。
先ず第1図に示す如く赤外線ランプ8Aの位置
が焦点F1上にあるときは、そこから輻射された
熱エネルギーは回転楕円反射鏡5の内面で反射さ
れてもう一つの焦点F2に集中せしめられ、そこ
に載置した試料上面7Aを効率良く局部的に高温
加熱することが出来る。
このときの温度分布は第4図に示す如く略尖鋭
な分布曲線が得られ照射面積S0は最小値である約
10Φとなり最高温度も高い。
次に光源微動機構13の操作によつて、第2図
に示す如く赤外線ランプ8Aの位置を集点F1
ら長軸方向である矢標A方向へ変位せしめて
F1′に位置せしめた場合、熱エネルギーはF2′点
に集中することとなる。
このときの試料載置部である焦点F2での温度
分布は第5図に示す如きプロフイールを与える。
即ち、試料上面7Aの照射面積S1は約20Φ位に
なり、試料温度T1は低いが略均一なる加熱を行
い得る。
例えば照射面積S1が約15Φのとき、該照射面積
S1内の領域にて温度差が約±5℃以下の略均一な
る温度分布が得られ特に蒸着用基盤等の試料面の
要部全域に略均一なる温度を維持しながら加熱す
る際には極めて有効である。
而して、本考案は下記の如き特有の効果があ
る。
(a) 反射部2の外壁周囲に直接冷却水用タンク1
0を形成して流水すべく成したので、冷却水の
流水容量が大となり冷却効率がきわめて向上す
る。
(b) チヤンバー上面には、平板面状の透明な石英
窓20を採用したので、反射部2によつて反射
された輻射熱は従来技術の如き石英円管体の円
形肉厚部分を通らないので、部分的レンズ作用
斑による影響を受けることなく直進して試料P
を強力に照射加熱できる。
(c) チヤンバー内であつて水平な試料載置台7上
に載置した試料Pの片面である試料上面7Aの
みを照射加熱するので、加熱力が集中し加熱効
果が良好となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は集光シールド部を取り外して、反射部
を直接真空チヤンバーに取り付けた際の縦断側面
図であり、第2図は輻射加熱装置本体の全体縦断
面図、第3図は同じく試料の照射面積Sを拡大せ
しめた際の原理的説明図、第4図乃至第5図は試
料上面の温度分布を示すプロフイールであり、そ
の分布曲線は縦軸に試料温度T、横軸に照射径l
を採つてある。 2……反射部、3……集光シールド部、5……
回転楕円反射鏡、7……試料載置台、6……開口
部、8……輻射光源、13……光源微動機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金メツキを施した中空の回転楕円体の一方の焦
    点F1側である上半分を反射部2と成し、且つ該
    焦点F1に輻射光源8を長軸方向に移動可能に設
    けると共に、該反射部2の外壁周囲に設けた冷却
    水用タンク10の吸水口11から該吸水口11よ
    りも前記一方の焦点F1近傍である上部の排水口
    12へ冷却水を循環せしめて、反射部2である処
    の回転楕円反射鏡5及び金メツキ5自体の昇温を
    防止すべく成す一方、排気系ポンプと直結した別
    設せる函型の真空チヤンバー、又は希ガス雰囲気
    を形成する為の函型のガスチヤンバー19の上面
    に設けた平板面状の透明な石英窓20面に前記反
    射部2を一体的に載置せしめて、該真空チヤンバ
    ー又はガスチヤンバー19内の他方の焦点F2
    に設けた水平な試料載置台7上に載置した試料P
    の片面である試料上面7Aのみを照射加熱すべく
    成した輻射加熱装置。
JP7960084U 1984-05-31 1984-05-31 輻射加熱装置 Granted JPS60191898U (ja)

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JPS60191898U JPS60191898U (ja) 1985-12-19
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