JPH04343609A - 凹r面のフライス加工方法 - Google Patents
凹r面のフライス加工方法Info
- Publication number
- JPH04343609A JPH04343609A JP11599891A JP11599891A JPH04343609A JP H04343609 A JPH04343609 A JP H04343609A JP 11599891 A JP11599891 A JP 11599891A JP 11599891 A JP11599891 A JP 11599891A JP H04343609 A JPH04343609 A JP H04343609A
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- JP
- Japan
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- milling
- tool
- concave
- workpiece
- face
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- Pending
Links
- 238000003801 milling Methods 0.000 title claims abstract description 61
- 238000003754 machining Methods 0.000 claims abstract description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 12
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 14
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被加工物の上面をフライ
スにより滑らかな表面に加工する、凹R面のフライス加
工方法に関する。
スにより滑らかな表面に加工する、凹R面のフライス加
工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の被加工物の上面を加工する
凹R面のフライス加工方法について図面を参照しながら
説明する。図3に従来の被加工物の上面を加工する凹R
面のフライス加工方法を示す。図3に示すように、ボー
ルエンドミル11を、ボールエンドミル回転軸11aを
中心に回転運動させ、凹R面を形成する円弧12に添っ
て円弧移動させながら被加工物13の上面の一部を切削
加工する。さらに、一定の工具経路間ピッチ14だけ円
弧移動開始点をずらし、円弧移動による切削加工を繰り
返すことで被加工物13の上面全体を凹R面に加工する
ものである。
凹R面のフライス加工方法について図面を参照しながら
説明する。図3に従来の被加工物の上面を加工する凹R
面のフライス加工方法を示す。図3に示すように、ボー
ルエンドミル11を、ボールエンドミル回転軸11aを
中心に回転運動させ、凹R面を形成する円弧12に添っ
て円弧移動させながら被加工物13の上面の一部を切削
加工する。さらに、一定の工具経路間ピッチ14だけ円
弧移動開始点をずらし、円弧移動による切削加工を繰り
返すことで被加工物13の上面全体を凹R面に加工する
ものである。
【0003】上記の加工方法で、加工された凹R面に生
じる山の高さ15について説明する。凹R面に生じた山
の高さ15は、(数1)により決定される。
じる山の高さ15について説明する。凹R面に生じた山
の高さ15は、(数1)により決定される。
【0004】
【数1】
【0005】(数1)において、hは凹R面に生じる山
の高さ15、fは工具経路間ピッチ14、rはボールエ
ンドミル11による工具加工軌跡16の半径である。
の高さ15、fは工具経路間ピッチ14、rはボールエ
ンドミル11による工具加工軌跡16の半径である。
【0006】滑らかな凹R面を得るためには、凹R面に
生じる山の高さ15を低くすることであり、そのために
従来は、工具経路間ピッチ14を狭く設定するとともに
、ボールエンドミル11による工具加工軌跡16の半径
が大きくなるようボールエンドミルの先端アール部の半
径の大きいものを用いていた。
生じる山の高さ15を低くすることであり、そのために
従来は、工具経路間ピッチ14を狭く設定するとともに
、ボールエンドミル11による工具加工軌跡16の半径
が大きくなるようボールエンドミルの先端アール部の半
径の大きいものを用いていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらボールエ
ンドミル11の先端アール部の半径rは、ボールエンド
ミルはツールホルダを介してフライス盤主軸へ装着され
るので、その限度として最大30mm程度が一般的であ
った。そのため、滑らかな凹R面を得るためには、工具
経路間ピッチ14を狭く設定して加工しなければ滑らか
な凹R面を得ることはできなかった。その結果、ボール
エンドミル11の円弧移動の繰り返し回数が多くなり、
多くの加工工数を要するという問題点を有していた。
ンドミル11の先端アール部の半径rは、ボールエンド
ミルはツールホルダを介してフライス盤主軸へ装着され
るので、その限度として最大30mm程度が一般的であ
った。そのため、滑らかな凹R面を得るためには、工具
経路間ピッチ14を狭く設定して加工しなければ滑らか
な凹R面を得ることはできなかった。その結果、ボール
エンドミル11の円弧移動の繰り返し回数が多くなり、
多くの加工工数を要するという問題点を有していた。
【0008】本発明は、このような従来の課題を解決す
るもので、広い工具経路間ピッチの設定を可能にし、短
時間で被加工物上面を滑らかな凹R面に加工することが
できる凹R面のフライス加工方法を提供することを目的
とするものである。
るもので、広い工具経路間ピッチの設定を可能にし、短
時間で被加工物上面を滑らかな凹R面に加工することが
できる凹R面のフライス加工方法を提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の凹R面のフライス加工方法は、フライス工具
をフライス盤テーブル面に対し、曲率の大きな楕円の工
具加工軌跡を生成する角度に前傾させ、前記フライス工
具を凹R面を形成する円弧に添って円弧移動させ、さら
に前記円弧移動を一定の工具経路間ピッチで繰り返し、
被加工物の上面を加工するようにしたものである。
に本発明の凹R面のフライス加工方法は、フライス工具
をフライス盤テーブル面に対し、曲率の大きな楕円の工
具加工軌跡を生成する角度に前傾させ、前記フライス工
具を凹R面を形成する円弧に添って円弧移動させ、さら
に前記円弧移動を一定の工具経路間ピッチで繰り返し、
被加工物の上面を加工するようにしたものである。
【0010】
【作用】上記の方法で加工することにより、楕円の工具
加工軌跡の曲率はフライス工具を前傾させる角度に応じ
て無限大(フライス工具を前傾させない状態)からフラ
イス工具の回転半径(フライス工具を90度前傾させた
状態)まで変化させることができるので、工具経路間ピ
ッチは従来に比べ十分に広く設定できる。このことから
円弧移動の繰り返し回数を減じることができ、短時間で
被加工物上面を滑らかな凹R面に加工することができる
こととなる。
加工軌跡の曲率はフライス工具を前傾させる角度に応じ
て無限大(フライス工具を前傾させない状態)からフラ
イス工具の回転半径(フライス工具を90度前傾させた
状態)まで変化させることができるので、工具経路間ピ
ッチは従来に比べ十分に広く設定できる。このことから
円弧移動の繰り返し回数を減じることができ、短時間で
被加工物上面を滑らかな凹R面に加工することができる
こととなる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1および図2に本発明の実施例の凹R面
のフライス加工方法を示す。図に示すように、フライス
工具1はフライス工具回転軸1aを有し、フライス工具
の切れ刃部2で切削加工する。3は凹R面を形成する円
弧、2a,2bはフライス工具の切れ刃部回転円周上の
点、3a、3bは凹R面を形成する円弧上の点、4は被
加工物、5は工具経路間ピッチ、6は凹R面に生じる山
の高さ、7はフライス盤テーブル上面である。
ら説明する。図1および図2に本発明の実施例の凹R面
のフライス加工方法を示す。図に示すように、フライス
工具1はフライス工具回転軸1aを有し、フライス工具
の切れ刃部2で切削加工する。3は凹R面を形成する円
弧、2a,2bはフライス工具の切れ刃部回転円周上の
点、3a、3bは凹R面を形成する円弧上の点、4は被
加工物、5は工具経路間ピッチ、6は凹R面に生じる山
の高さ、7はフライス盤テーブル上面である。
【0012】図1に示すように、8はフライス工具によ
る工具加工軌跡であり、被加工物4はフライス盤テーブ
ル上面7に固定されている。フライス工具1はフライス
工具回転軸1aを中心に回転運動しており、フライス盤
テーブル上面7に対し上記設定した角度θだけ前傾し、
凹R面を形成する円弧3に添って円弧移動しながらフラ
イス工具切れ刃部2で切削加工した後、予め設定した工
具経路間ピッチ5だけ円弧移動開始点をずらし、前記円
弧移動動作と切削加工とを繰り返し、被加工物4の上面
を凹R面に加工する。
る工具加工軌跡であり、被加工物4はフライス盤テーブ
ル上面7に固定されている。フライス工具1はフライス
工具回転軸1aを中心に回転運動しており、フライス盤
テーブル上面7に対し上記設定した角度θだけ前傾し、
凹R面を形成する円弧3に添って円弧移動しながらフラ
イス工具切れ刃部2で切削加工した後、予め設定した工
具経路間ピッチ5だけ円弧移動開始点をずらし、前記円
弧移動動作と切削加工とを繰り返し、被加工物4の上面
を凹R面に加工する。
【0013】また、図2に示すように、フライス工具1
およびフライス工具回転軸1aはフライス盤テーブル上
面7に対し角度θだけ前傾している。このときの角度θ
は、フライス工具1がフライス工具回転軸1aを中心と
して回転運動した時にフライス工具の切れ刃部2が、凹
R面を形成する円弧3上の点3a、3bに接する3a、
3bを結ぶ直線と、フライス盤テーブル上面7とで成す
最も前傾する角度に加え、さらに微小角度だけ前傾させ
たものである。このように構成することにより、フライ
ス工具の切れ刃部2が、すでに加工された点3bを通過
するときに再度加工面に接触することを防止することが
できる。
およびフライス工具回転軸1aはフライス盤テーブル上
面7に対し角度θだけ前傾している。このときの角度θ
は、フライス工具1がフライス工具回転軸1aを中心と
して回転運動した時にフライス工具の切れ刃部2が、凹
R面を形成する円弧3上の点3a、3bに接する3a、
3bを結ぶ直線と、フライス盤テーブル上面7とで成す
最も前傾する角度に加え、さらに微小角度だけ前傾させ
たものである。このように構成することにより、フライ
ス工具の切れ刃部2が、すでに加工された点3bを通過
するときに再度加工面に接触することを防止することが
できる。
【0014】工具経路間ピッチ5の設定は下記のように
行われる。凹R面を形成する円弧3上の点3aを基準に
、あらかじめ設定した図1に示す凹R面に生じる山の高
さ6に相当する距離だけ上方向にずらせて引かれたフラ
イス盤テーブル上面7に平行な直線と、凹R面を形成す
る円弧3上の点3a、3bを結ぶ直線が交差してできる
、フライス工具の切れ刃部回転円周上の点2a、2bと
の2点間の距離が工具経路間ピッチ4となる。
行われる。凹R面を形成する円弧3上の点3aを基準に
、あらかじめ設定した図1に示す凹R面に生じる山の高
さ6に相当する距離だけ上方向にずらせて引かれたフラ
イス盤テーブル上面7に平行な直線と、凹R面を形成す
る円弧3上の点3a、3bを結ぶ直線が交差してできる
、フライス工具の切れ刃部回転円周上の点2a、2bと
の2点間の距離が工具経路間ピッチ4となる。
【0015】以上のように、フライス工具1を角度θだ
けフライス盤テーブル上面7に対し前傾させることで、
フライス工具切れ刃部2により生成された工具加工軌跡
8は曲率の大きな楕円となる。そのため、凹R面に生じ
る山の高さ6は低く、広く設定された工具経路間ピッチ
5での円弧移動の繰り返しにより、滑らかな凹R面を短
時間で加工することができる。
けフライス盤テーブル上面7に対し前傾させることで、
フライス工具切れ刃部2により生成された工具加工軌跡
8は曲率の大きな楕円となる。そのため、凹R面に生じ
る山の高さ6は低く、広く設定された工具経路間ピッチ
5での円弧移動の繰り返しにより、滑らかな凹R面を短
時間で加工することができる。
【0016】なお、フライス工具として正面フライスを
用いれば、複数の切れ刃部を設けることが可能で、円弧
移動速度をさらに高めることができる。
用いれば、複数の切れ刃部を設けることが可能で、円弧
移動速度をさらに高めることができる。
【0017】
【発明の効果】以上の実施例の説明からも明かなように
本発明によれば、フライス工具をフライス盤テーブル上
面に対し適正な角度に前傾させ曲率の大きな楕円の工具
加工軌跡を生成せしめ、前記フライス工具を凹R面を形
成する円弧に添って円弧移動させ、さらに前記円弧移動
を一定の工具経路間ピッチで繰り返すことで、短時間で
被加工物上面を滑らかな凹R面に加工することができ、
その実用的効果は大きい。
本発明によれば、フライス工具をフライス盤テーブル上
面に対し適正な角度に前傾させ曲率の大きな楕円の工具
加工軌跡を生成せしめ、前記フライス工具を凹R面を形
成する円弧に添って円弧移動させ、さらに前記円弧移動
を一定の工具経路間ピッチで繰り返すことで、短時間で
被加工物上面を滑らかな凹R面に加工することができ、
その実用的効果は大きい。
【図1】本発明の一実施例の凹R面のフライス加工方法
の加工状態を示す斜視図
の加工状態を示す斜視図
【図2】同要部拡大側面図
【図3】従来の凹R面のフライス加工方法の加工状態を
示す斜視図
示す斜視図
1 フライス工具
1a フライス工具回転軸
2 フライス工具の切れ刃部
2a,2b フライス工具の切れ刃部回転円周上の点
3 凹R面を形成する円弧 3a,3b 凹R面を形成する円弧上の点4 被加
工物 5 工具経路間ピッチ 6 凹R面に生じる山の高さ 7 フライス盤テーブル上面
3 凹R面を形成する円弧 3a,3b 凹R面を形成する円弧上の点4 被加
工物 5 工具経路間ピッチ 6 凹R面に生じる山の高さ 7 フライス盤テーブル上面
Claims (1)
- 【請求項1】フライス工具を用いて被加工物の上面を凹
R面に切削するフライス加工方法において、フライス工
具をフライス盤テーブル面に対し、曲率の大きな楕円の
工具加工軌跡を生成する角度に前傾させ、前記フライス
工具を凹R面を形成する円弧に添って円弧移動させ、さ
らに前記円弧移動を一定の工具経路間ピッチで繰り返し
、被加工物の上面を加工する凹R面のフライス加工方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11599891A JPH04343609A (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 凹r面のフライス加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11599891A JPH04343609A (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 凹r面のフライス加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04343609A true JPH04343609A (ja) | 1992-11-30 |
Family
ID=14676320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11599891A Pending JPH04343609A (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 凹r面のフライス加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04343609A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5733080A (en) * | 1993-09-29 | 1998-03-31 | Siemens Aktiengesellschaft | Process for milling a turbine-blade profile extending along a main axis |
CN110328406A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-10-15 | 沈阳透平机械股份有限公司 | 轴流压缩机轮毂周向圆角的加工方法及装置 |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP11599891A patent/JPH04343609A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5733080A (en) * | 1993-09-29 | 1998-03-31 | Siemens Aktiengesellschaft | Process for milling a turbine-blade profile extending along a main axis |
CN110328406A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-10-15 | 沈阳透平机械股份有限公司 | 轴流压缩机轮毂周向圆角的加工方法及装置 |
CN110328406B (zh) * | 2019-05-31 | 2020-12-29 | 沈阳透平机械股份有限公司 | 轴流压缩机轮毂周向圆角的加工方法及装置 |
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