JPH04341335A - 固気2相混合噴射流生成方法及び固気2相混合噴射流噴射装置 - Google Patents

固気2相混合噴射流生成方法及び固気2相混合噴射流噴射装置

Info

Publication number
JPH04341335A
JPH04341335A JP3017282A JP1728291A JPH04341335A JP H04341335 A JPH04341335 A JP H04341335A JP 3017282 A JP3017282 A JP 3017282A JP 1728291 A JP1728291 A JP 1728291A JP H04341335 A JPH04341335 A JP H04341335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
gas
solid
flow
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3017282A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Kuroda
正幸 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3017282A priority Critical patent/JPH04341335A/ja
Publication of JPH04341335A publication Critical patent/JPH04341335A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、微細加工を行うため
の、微粒子からなる粉体でも、高圧ガスと均一に分散化
した固気2相混合噴射流を生成する方法及びその装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の粉体と高圧ガスとを混合して固気
2相混合噴射流を生成し、それを高速噴射して被加工物
を加工する装置としては、図3に示したような、所謂サ
ンドブラスト装置がある。これはその典型的な代表例で
ある。101は研磨材のような粉体を供給する粉体供給
管、102は圧縮空気供給管、103はこの装置全体を
ノズルとした場合、ノズルの噴射口部である。
【0003】粉体供給管101から粉体を供給し、圧縮
空気供給管102から圧縮空気を供給すると、圧縮空気
供給管102の先端部付近の周囲Sに負圧が生じ、粉体
が吸引され、攪拌されて固気2相混合流となって噴射口
部103から加速噴射され、被加工物を切削、切断した
り、或いは装飾を施すことに使用されている。
【0004】このような現用のサンドブラスト装置は、
1)粉体が25〜50μm程度の粒径のものは固気2相
混合流として噴射できるものの、固気2相混合流に粉体
のムラができ、粉体を均一に分散して供給することが難
しい 2)粉体が1μm程度の粒径になると安定した供給がで
きず、噴射が困難になる。管路が狭くなると詰まること
があり、メンテナンスが大変になる 3)粉体が微粒子になると、帯電、凝集付着により微粒
子が固形化する場合が多く、僅かな量の微粒子を気体に
均一に分散して噴射することができない従って、このよ
うなサンドブラスト装置では、4)例えば、錆落とし、
バリ取り、塗装落とし、美飾用途等の精度を要しない表
面加工でしか使用できず、微細加工ができない 5)前項に記載したような被加工物の表面の除去加工(
エッチング)はできるが、このような装置では被加工物
の表面に付加加工(ディポジション)はできない6)研
磨ダレが生じる 等の欠点があり、現在の所、粉体、特に微粒子を均一に
分散することができ、微細加工、特にディポジションが
できる技術が備わったこの種固気2相混合噴射流噴射装
置が出現していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、この発明は、
粉体が、たとえ微粒子であっても均一に攪拌、分散化さ
れ、研削、切削、研磨のような除去加工だけでなく、特
に、被着のような付加加工に適した、更に微細加工もで
きる固気2相混合噴射流を生成することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明では
、高圧ガスを流路抵抗の小なる直線流で形成し、粉体を
流路抵抗の大なる旋回流で形成し、これらを混合するこ
とにより粉体を高圧ガスで均一に分散化させて固気2相
混合噴射流を生成するようにした。そしてこの生成方法
は、前段ノズルと後段ノズルとの間に、粉体供給管を有
する粉体旋回室を配置し、この前段ノズルから高圧ガス
を流し、そして前記粉体供給管から粉体を粉体旋回室に
供給して混合する固気2相混合噴射流噴射装置により具
現できる。
【0007】
【作用】従って、粉体は、たとえ微粒子、超微粒子から
なる粉体であっても、粉体旋回室内で旋回流となり、後
段ノズルを旋回しながら自転公転し、攪拌され、均一に
分散化される。また均一な剪断力が粉体に加わるので、
粉体が微粒子である程、粉体に熱エネルギーが備蓄され
る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面と共に詳述す
る。図1はこの発明の固気2相混合噴射流噴射装置を示
すもので、同図Aは平面図を、同図Bは図AのX1 ー
X2 線上における一部断面図を、そして同図Cは図A
のY1 ーY2 線上における断面側面図である。
【0009】先ず、構成を説明する。1は全体としてこ
の発明の固気2相混合噴射流噴射装置(以下、噴射装置
と記す)を示す。この噴射装置1の主要部は前段ノズル
2、粉体旋回室3、後段ノズル4及び粉体供給管5から
構成されている。粉体旋回室3は偏平な中空円筒状の部
屋を形成しており、その上面6には前段ノズル2が一体
的に垂直に形成されており、またその下面は、後段ノズ
ル4が一体的に垂直に形成された盤状の蓋7になってい
て、この蓋7の周縁に形成した雄ネジ8と粉体旋回室3
の円筒側壁15の下端周縁に形成した雌ネジ9により粉
体旋回室3の開閉を行うように構成している。前段ノズ
ル2及び後段ノズル4は同一寸法の内径の中空円筒から
なり、同芯的に形成、配置され、直線流路を構成する。 前段ノズル2の先端部10は円錐状の突出部11になっ
ていて、粉体旋回室3の内部に突出している。この突出
部11と相対して、漏斗状をした後段ノズル4の後端部
12が、粉体旋回室3には突出せずに、形成されている
。13は前段ノズル2の後端部、14は後段ノズル4の
先端部である。粉体供給管5は、図1Bにその断面を示
したように、中空角形管であって、粉体旋回室3の円筒
側壁15の外周面に接線方向に接続されている。
【0010】次に、以上の構成の噴射装置1でこの発明
の固気2相混合噴射流が生成される動作を、図2を用い
て説明する。同図Aは図1CのZ1 ーZ2 線上から
見た断面図であり、同図Bは図1AのL1 ーL2 の
折れ線上から見た断面図で、いずれも高圧ガスと粉体の
流れを入れて示した。
【0011】先ず、例えば、空気、ドライ窒素等の1〜
10Kg/cm2の高圧ガス21を前段ノズル2の後端
部13から供給し、前段ノズル2の先端部10から噴射
させる。一方、粉体供給管5には、粒径が0.01〜1
0μmの無機質、有機質又は金属の微粒子27を定量含
んだ固気2相流20が供給され、図2Aの矢印で示した
方向に、固気2相流20は粉体旋回室3の内部の外周部
から内周部に向かって旋回流を形成しながら中心部に向
かう。このように固気2相流20は粉体旋回室3で旋回
しながら中心部に向かうので、固気2相流20に対する
流路抵抗は、前段ノズル2及び後段ノズル4で形成され
た直線流路のそれと比較して大きい。なお、この場合、
微粒子27からなる粉体は旋回流により旋回しながら自
転公転し、均一な剪断力を得ながら熱を発生し、粉体そ
れ自体に蓄熱する。この蓄熱量は粉体の粒子が細かけれ
ば細かい程、粒子の表面積が大になるので多くなる。ま
た、粉体が有機質である程軟化し易い。
【0012】また、前述のように、前段ノズル2の先端
部10は突出部11を有し、後段ノズル4の後端部12
は漏斗状になっているため、固気2相流20の流路抵抗
は、突出部11を有する側は増々大きくなり、漏斗状の
後端部12側では、流路抵抗は緩和する。
【0013】このように、前段ノズル2の後端部13側
から高圧ガス21を流すと、前段ノズル2の突出部11
から高圧ガス21が高圧ガス噴流22となって後段ノズ
ル4の後端部12に流れ込む。そしてこの場合に高圧ガ
ス噴流22が固気2相流20を巻き込み、粉体を攪拌し
ながら高速の、粉体27を含む固気2相混合流23とな
って後段ノズル4内を流れ、更に後段ノズル4の先端部
14から、粉体が均一に分散化された高速の固気2相混
合噴射流24が噴射される。従って、粉体の粒径と噴射
圧力を選定することにより被加工物25の表面をエッチ
ング加工又はディポジション加工することができる。
【0014】なお、被加工物25が加工しにくい場所で
あれば、固気2相混合噴射流24が高速のため、後段ノ
ズル4にフレキシブルな輸送管を接続して加工すること
ができる。また、粉体に0.01〜1μmの微粒子又は
超微粒子を用いる場合は、本発明者が発明し、本出願人
が平成2年9月25日に出願した特許願平2ー2520
13号「均一な固気2相混合流成生方法及び粉体供給輸
送装置」に開示された固気2相混合流成生方法で、一度
粉体を均一に分散化して生成した固気2相混合流を、こ
の発明の噴射装置1の粉体供給管5に供給すると、粉体
が一層均一に分散された固気2相混合噴射流24を得る
ことができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、1)
円筒の粉体旋回室を形成したので、粉体の流路を長く取
れ、それだけこの流路内で粉体を充分に攪拌、分散化で
きる 2)更に、高圧ガスを直線流で形成し、これを主流にし
たため、高速の流れを発生さすことができるので、固気
2相流に含まれる粉体が、これがたとえ0.01〜1μ
mの微粒子、超微粒子であっても、一層攪拌され、均一
に分散化される 3)従って、このような固気2相混合噴射流で被加工物
の被加工面に除去加工や付加加工を行っても、表面性状
、表面構造の良好な微細加工ができる。 4)そしてその攪拌、分散化された固気2相混合流は後
段ノズルを旋回しながら自転公転し、そして均一な剪断
力を得ながら熱を発生し、蓄熱するので、特に微粒子か
らなる粉体の固気2相混合噴射流を被加工物に噴射した
場合、衝撃エネルギーと相まって、被加工物に粉体を被
着し易くなる 5)前段ノズル2及び後段ノズル4で形成された流路の
流路抵抗が小なるため、高圧ガス噴流は高速で、旋回流
は殆ど直線流の高速噴射流になる 等の数々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の固気2相混合噴射流噴射装置を示す
もので、図中Aは平面図を、BはAのX1 ーX2 線
上における一部断面図を、そしてCはAのY1 ーY2
 線上における断面側面図である。
【図2】図中Aは図1CのZ1 ーZ2 線上から見た
断面図であり、Bは図1AのL1 ーL2 の折れ線上
から見た断面図である。
【図3】従来のサンドブラスト装置の断面図である。
【符号の説明】
1    固気2相混合噴射流噴射装置2    前段
ノズル 3    粉体旋回室 4    後段ノズル 5    粉体供給管 6    上面 7    蓋 8    雄ネジ 9    雌ネジ 10    先端部 11    突出部 12    後端部 13    後端部 14    先端部 15    円筒側壁 20    固気2相流 21    高圧ガス 22    高圧ガス噴流 23    固気2相混合流 24    固気2相混合噴射流 25    被加工物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧ガスを流路抵抗の小なる直線流で形成
    し、粉体を流路抵抗の大なる旋回流で形成し、これらを
    混合して、粉体が均一に分散化された固気2相混合噴射
    流を生成することを特徴とする固気2相混合噴射流生成
    方法。
  2. 【請求項2】前段ノズルと後段ノズルとの間に、粉体供
    給管が接続された粉体旋回室を配置し、該前段ノズルか
    ら高圧ガスを流し、該粉体供給管から粉体を該粉体旋回
    室に供給して混合し、該後段ノズルから粉体が均一に分
    散化された固気2相混合噴射流を噴射させることを特徴
    とする固気2相混合噴射流噴射装置。
  3. 【請求項3】粉体供給管を有する粉体旋回室に前段ノズ
    ルの先端部を突出させ、後段ノズルの後端部を突出させ
    ないことにより、前記前段ノズル及び後段ノズルの流路
    抵抗を変えて、粉体を高圧ガスに均一に分散化した固気
    2相混合噴射流を前記後段ノズルから噴射させることを
    特徴とする請求項2に記載の固気2相混合噴射流噴射装
    置。
JP3017282A 1991-02-08 1991-02-08 固気2相混合噴射流生成方法及び固気2相混合噴射流噴射装置 Pending JPH04341335A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3017282A JPH04341335A (ja) 1991-02-08 1991-02-08 固気2相混合噴射流生成方法及び固気2相混合噴射流噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3017282A JPH04341335A (ja) 1991-02-08 1991-02-08 固気2相混合噴射流生成方法及び固気2相混合噴射流噴射装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04341335A true JPH04341335A (ja) 1992-11-27

Family

ID=11939629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3017282A Pending JPH04341335A (ja) 1991-02-08 1991-02-08 固気2相混合噴射流生成方法及び固気2相混合噴射流噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04341335A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012179570A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Nisshin Seifun Group Inc サイクロン型粉体分級装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012179570A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Nisshin Seifun Group Inc サイクロン型粉体分級装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7967664B2 (en) Device and process for cleaning, activation or pretreatment of work pieces by means of carbon dioxide blasting
US4666083A (en) Process and apparatus for generating particulate containing fluid jets
US4765540A (en) Process and apparatus for generating multiple fluid jets
JP5652779B2 (ja) 微粒子製造装置
JP4310251B2 (ja) コールドスプレー用ノズル及びコールドスプレー被膜の製造方法
JP3858275B2 (ja) アトマイズ法による金属粉末製造方法およびその装置
EP1785230B1 (en) Method for slurry cleaning of etch chambers
US20060223423A1 (en) High pressure abrasive-liquid jet
US9505566B2 (en) Powder feeder method and system
JP5893858B2 (ja) 気流式粉体処理装置及び方法
JPH01123012A (ja) 微粉製造用ノズル
JPH04341335A (ja) 固気2相混合噴射流生成方法及び固気2相混合噴射流噴射装置
TWI723596B (zh) 霧化噴嘴、霧化裝置、金屬粉末的製造方法以及金屬粉末
JPS6141707A (ja) 粉末金属製造装置
JPH02152559A (ja) 粉砕およびコーティング装置
JPH04360767A (ja) 表面処理方法及びその装置
JPH04348872A (ja) 固気2相混合噴流噴射装置
JP3280574B2 (ja) 粉体の表面被覆方法
JPH08193172A (ja) 顔料及び染料等の微粒子化装置及び製造方法
JP2000350959A (ja) 粉体微粒化静電塗装方法とその装置、設備
JPH03217258A (ja) 粉体の分級と複合材の製造方法
JP3104721B2 (ja) 微粒子噴射加工装置
EP1669137B1 (en) Material breaking device
JPH04360768A (ja) パウダービーム加工方法及びその装置
JPH04210409A (ja) 金属または合金微粉末の製造方法