JPH04348872A - 固気2相混合噴流噴射装置 - Google Patents

固気2相混合噴流噴射装置

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JPH04348872A
JPH04348872A JP241391A JP241391A JPH04348872A JP H04348872 A JPH04348872 A JP H04348872A JP 241391 A JP241391 A JP 241391A JP 241391 A JP241391 A JP 241391A JP H04348872 A JPH04348872 A JP H04348872A
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gas
solid
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mixed flow
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JP241391A
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Masayuki Kuroda
正幸 黒田
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、微粒子を含む固気2
相混合流を高速噴射して物体の被加工面を研磨、研削、
切削或いは物体を切断し、又は物体の被加工面に微粒子
を被着させる(以下、これらを総称して「加工」と記す
)ための固気2相混合噴流噴射装置に関するものである
【0002】
【従来の技術】従来の固気2相混合噴流噴射装置の一例
としてサンドブラスト装置があり、その代表例を図9を
用いて説明する。101は研磨材のような粉体を供給す
る粉体供給管、102は圧縮空気供給管、103はこの
装置全体をノズルとした場合、円筒状のノズルの噴射孔
である。粉体供給管101から粉体を供給し、圧縮空気
供給管102から圧縮空気を供給すると、圧縮空気供給
管102の先端部付近の周囲Sに負圧が生じ、粉体が吸
引され、攪拌されて、噴射口103から加速噴射され、
被加工物体を切削、切断したり穿孔し、或いは装飾を施
したりする。
【0003】このような現用のサンドブラスト装置では
、取り扱う粉体の粒径が25μm程度以上のものであれ
ば、それ程支障を来さないが、噴射口103の口径が1
mm程度になり、そして、1.粉体の粒径が1μm程度
以下の微粒子で、2.その微粒子の供給量が毎秒1〜1
0gr程度、3.そして噴射速度が毎秒100m以上の
高速になると、微粒子が互いに帯電、凝集付着し、次第
に団子状に固まって固気2相混合噴流が不均一になり、
また、微粒子が粉体供給管101や噴射口103の内面
に付着し、両様相まって目詰まりを起こし、加工能力が
低下し、終いには噴射口からは気体のみが流れるという
不都合が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記微粒子を含む希薄
な固気2相混合噴流は、これまでの被加工物の加工とは
異なり、加工後の被加工面の表面構造及び表面性状が問
題とされる半導体シリコンウエハー、磁気ハードディス
ク、光ディスク、マイクロメカトロニクスの部品等の表
面改質を行うために用いようとする超精密加工用のもの
であるので、前記のような不都合が生じると、良好な表
面構造及び表面性状を得ることができない。従って、噴
射孔からは、粉体がたとえ微粒子であっても、またその
微粒子がたとえ少量であっても、粉体が均一に分散した
固気2相混合噴流が必要とされている。それ故、この発
明は、このような粉体が均一に分散化された固気2相混
合噴流を発生させようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明では
、噴射孔を開口した渦流発生器に、その噴射孔が存在し
ない側に固気2相混合流供給管を接続し、これらの噴射
孔の開口面積、渦流発生器の断面積及び固気2相混合流
供給管の断面積を特定の関係に選定することにより、前
記固気2相混合流供給管から供給された高圧の、粉体を
含む固気2相混合流を渦流化するようにした。
【0006】
【作用】従って、前記渦流発生器内で固気2相混合流は
攪拌され、粉体が均一に分散した固気2相混合噴流を得
ることができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面と共に詳述す
る。図1乃至図5はこの発明の固気2相混合噴流噴射装
置の第1の実施例を示すもので、図1はその一部断面正
面図、図2は図1のX1 ーX2 線上の断面図、図3
は平面図、図4はこの発明の固気2相混合噴流噴射装置
によって得られた固気2相混合噴流の被加工面に於ける
圧力分布特性の図、そして図5は第1の実施例の変形を
示す一部断面正面図である。そして図6乃至図8はこの
発明の固気2相混合噴流噴射装置の第2の実施例を示す
もので、図6はその正面図、図7は図6のX1 ーX2
 線上の断面図、図8は平面図である。
【0008】先ず、この発明の固気2相混合噴流噴射装
置の第1の実施例の構成について、図1乃至図3を用い
て説明する。1は全体としてこの発明の固気2相混合噴
流噴射装置を示す。この固気2相混合噴流噴射装置1は
、内部が中空円筒状の渦流発生器2とこの両端部を密閉
する側蓋3及び4とやはり内部が中空円筒状の固気2相
混合流供給管5とロックナット6とから構成されている
。渦流発生器2はAl2O3 材の中空円筒状の内径が
12mmのものを、固気2相混合流供給管5はステンレ
ススチールの中空円筒状の内径が3mmのものを用いた
。側蓋3及び4にはゴムを用いたが、ステンレススチー
ルでもよい。渦流発生器2の内径は固気2相混合流供給
管5の内径より大なる寸法に選ぶことが肝要である。
【0009】渦流発生器2の中央部には貫通した雌ネジ
7が設けられていて、この雌ネジ7に、固気2相混合流
供給管5の一端に設けられた雄ネジ8がねじ込まれて、
固気2相混合流供給管5が、その長軸Aが渦流発生器2
の長軸Bと直交するように渦流発生器2に気密に締結、
固定されている。
【0010】渦流発生器2の前記雌ネジ7とは反対側に
、渦流発生器2の長軸Bに平行に細長いスリット状の噴
射孔9が設けられている。図3に示した実施例の場合は
長さL、幅Wの細長いスリットになっている。この噴射
孔9の開口面積(L×W)は、固気2相混合流供給管5
の断面積と同一面積か、それより小なる面積になるよう
に設定する。この実施例ではLを70.65mm、Wを
0.1mmとした。
【0011】固気2相混合流供給管5の雄ネジ8部とは
反対側の他端にも雄ネジ10が切ってあり、これに一点
鎖線で示した固気2相混合流輸送管11の雌ネジが締結
され、ロックナット6で固定するように構成されている
【0012】固気2相混合流輸送管11及び固気2相混
合流供給管5に供給する固気2相混合流12は、粉体と
してSiC 、Si3N4 、Al2O3 、SiO2
等の粒径が0.01〜5μmの微粒子を用い、この微粒
子を毎分1〜10grの割合で空気、窒素ガス等の圧縮
気体と混合し、希薄な固気2相混合流12にして渦流発
生器2に供給される。
【0013】次に、前記構成の固気2相混合噴流噴射装
置1の動作を説明する。固気2相混合流輸送管11、固
気2相混合流供給管5を通じ、固気2相混合流12を高
圧で渦流発生器2に流入させると、固気2相混合流12
は渦流発生器2の内部で急激にその流速が減速し、圧力
が上昇する。この現象によって固気2相混合流12に矢
印Yで示したような渦流が発生し、微粒子ともども固気
2相混合流12が拡大、攪拌される。この結果、微粒子
が均一に分散した固気2相混合噴流が得られる。そして
この固気2相混合噴流13は噴射孔9から高速噴射され
て、被加工物の被加工面(図示していない)を加工する
のに用いることができる。
【0014】図4は前記実施例の寸法の固気2相混合流
供給管5、渦流発生器2及び噴射孔9を用い、噴射孔9
が開口している渦流発生器2の表面と被加工物の被加工
面との距離を20mm離し、噴射孔9での固気2相混合
噴流13の噴射圧力を4Kg/cm2 とした場合の被
加工面における圧力分布特性を表したものである。但し
【0015】
【数1】       ここで、PxL :XL の各位置に於け
る被加工面での噴射圧力 Pmax:噴射孔9の全長Lに於ける被加工面での最大
噴射圧力である。
【0016】図4は前述のように、噴射孔9の長さLが
全長の70.65mmの場合であるが、この図から明ら
かなように、噴射孔9の両端では圧力がなだらかに立ち
上がっているが、噴射孔9の寸法を、例えば、L:23
.55mm、W:0.3mmそしてL:14.13mm
、W:0.5mmと長さLを短くするに従って、噴射孔
9の両端に於ける圧力の立ち上がりが急峻になることを
確認した。いずれにしても、被加工物を加工する場合に
は、図4の圧力分布特性の平坦な部分の固気2相混合噴
流13を用いて加工を行えば、被加工面の表面構造、表
面性状の良好な加工が得られる。
【0017】尚、噴射孔9の長さLが長くなると、即ち
円筒状の渦流発生器2が長くなると、図1に示した渦流
発生器2と固気2相混合流供給管5との接続部側の、渦
流発生器2の両端部のP部分(図では側蓋3側のみを示
した)に固気2相混合流の好ましくない淀みが生じがち
になる場合があるので、この淀みを防ぐために、図5に
示したように、側蓋3及び4にそれぞれ淀み防止部材1
4及び15を一体に取りつけ、或いは元より側蓋3及び
4をこのような構造の形で成形して、渦流発生器2の両
端を密閉し、淀み部分Pを無くすように構成するとよい
【0018】次に、この発明の固気2相混合噴流噴射装
置1の第2の実施例を図6乃至図8に示した。この第2
の実施例が第1の実施例と異なるところは、渦流発生器
2が中空の球体であり、噴射孔9が円形になっている点
である。球体はその中空の直径が、固気2相混合流供給
管5の直径の2乃至6倍程度の大きさが望ましい。また
円形の噴射孔9の開口面積は、第1の実施例で説明した
ように、固気2相混合流供給管5の断面積と同等か、そ
れ以下の面積になるように構成する。
【0019】このような球体の渦流発生器2でも、固気
2相混合流供給管5から流入した固気2相混合流12は
、第1の実施例で説明した現象と同じ現象により、矢印
Yで示したような渦流になり、微粒子が均一に分散化さ
れた固気2相混合噴流13を噴射孔9より噴射すること
ができる。このような固気2相混合噴流噴射装置1は被
加工物の被加工面を切削して溝を掘る場合や被加工物を
切断する場合に用いるのに適している。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、渦流
発生器で、これに流入する微粒子を含む希薄な固気2相
混合流を渦流化させることにより、その固気2相混合流
を攪拌させることができるので、微粒子を均一に分散化
した固気2相混合噴流を得ることができ、従来のサンド
ブラスト装置で見られたような不都合を無くすことがで
きる。従って、この発明の固気2相混合噴流噴射装置を
用いて被加工物を加工すると、表面構造及び表面性状が
良好な被加工面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の固気2相混合噴流噴射装置の第1の
実施例の一部断面正面図である。
【図2】図1のX1 ーX2 線上の断面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】この発明の固気2相混合噴流噴射装置によって
得られた固気2相混合噴流の被加工面に於ける圧力分布
特性の図である。
【図5】この発明の固気2相混合噴流噴射装置の第1の
実施例の変形を示す一部断面正面図である。
【図6】この発明の固気2相混合噴流噴射装置の第2の
実施例の一部断面正面図である。
【図7】図6のX1 ーX2 線上の断面図である。
【図8】図6の平面図である。
【図9】従来のサンドブラスト装置の断面図である。
【符号の説明】
1    固気2相混合噴流噴射装置 2    渦流発生器 3、4    側蓋 5    固気2相混合流供給管 6    ロックナット 7    雌ネジ 8    雄ネジ 9    噴射孔 10    雄ネジ 11    固気2相混合流輸送管 12    固気2相混合流 13    固気2相混合噴流 14、15    淀み防止部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも噴射孔を開口した渦流発生
    器と固気2相混合流供給管とからなり、該噴射孔が存在
    しない側の該渦流発生器に、該固気2相混合流供給管を
    接続し、前記渦流発生器の中空断面積が前記固気2相混
    合流供給管の断面積より大で、かつ前記噴射孔の開口面
    積が前記固気2相混合流供給管の断面積と同等か、それ
    よりも小なるように構成し、前記固気2相混合流供給管
    より粉体を含む固気2相混合流を前記渦流発生器に流入
    させて、該粉体が均一に分散化された固気2相混合噴流
    を前記噴射孔より噴射させることを特徴とする固気2相
    混合噴流噴射装置。
  2. 【請求項2】  渦流発生器が中空の円筒から成り、該
    円筒にスリット状の噴射孔を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の固気2相混合噴流噴射装置。
  3. 【請求項3】  渦流発生器が中空の球体から成り、該
    球体に噴射孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載
    の固気2相混合噴流噴射装置。
JP241391A 1991-01-14 1991-01-14 固気2相混合噴流噴射装置 Pending JPH04348872A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140144263A (ko) 2012-04-02 2014-12-18 다이니치 세이카 고교 가부시키가이샤 복합 산화물 블랙 안료 및 그의 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20140144263A (ko) 2012-04-02 2014-12-18 다이니치 세이카 고교 가부시키가이샤 복합 산화물 블랙 안료 및 그의 제조방법

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