JPH0434094A - サイドデッケル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は抄紙機ワイヤパートのフォーミングボード、フ
ォイルボックス等に適用されるワイヤ上で原料中の調整
を行なうサイドデッケルに関するものである。

（従来の技術） 第６図は従来の抄紙機における一般的なヘッドボックス
からワイヤパートに至る部分の側面図である。図におい
て１０は紙の原料１を噴出するヘッドボックス、１１は
原料を搬送するエンドレスのワイヤ２をガイドして搬送
する複数個のロール、１２はヘッドボックスの原料噴出
口の下部にあってワイヤの方向を反転するブレストロー
ル、１３はワイヤの裏面に巾方向全域にわたって摺接し
、原料中から水を脱水させる複数個のフォイルブレード
、１４は原料１がワイヤ２上に着地する時サポート及び
初期脱水を制限するために配設されたフォーミングボー
ド、３，３ａ、３ｂはワイヤ２の裏面に全域にわたって
摺接するフォーミングブレード、１５はワイヤ上面で原
料の広がりを防止するために設けられたノーデツケルジ
ャワである。また必要に応じてワイヤ裏面には図示しな
い真空脱水装置が配設され、図示しないワイヤ駆動装置
によりエンドレスのワイヤ２は矢印Ａの方向へ回転する
。また１６はフォイルボックスである。

第７図は第６図のＸ−Ｘの断面図を示し、ヘッドボック
スから噴出した原料１はワイヤパートに着地後原料１の
端部側はワイヤ２上で矢印Ｂ方向に広がる。これを防止
するためにジャワ９が使用される。なお、ジャワ９の代
りに、原料の広がり防止のためガイド板としてノーデツ
ケルボードが使用されることもある。

（発明が解決しようとする課題） 前記図示のような従来より使用されているノーデツケル
ジャワ１５或はノーデツケルボードは、ジャワ９の圧力
が強いと第７図に示す如く反射波１ｂが発生し、逆にジ
ャワ９か弱いと横流れ防止の効果がない。また高速で噴
出した原料１の横流れを防ぐことがむづかしく、横流れ
の発生は紙端部１ａの坪量及び紙中方向での繊維配向性
に影響を与える。このため不均一な紙となり、紙の品質
を低下させる欠点があった。

本発明はスリット状の水腹の形成が可能なサイドデッケ
ルを提供し、前記従来の課題を解決しようとするもので
ある。

（課題を解決するための手段） このため本発明は、原料液からワイヤを通して脱水する
フォイルボックス、フォーミングボード等の脱水機器に
おいて、原料液端部にスリット状水膜の形成が可能とな
るよう、ブレードとブレードの間にスリット状の溝を設
けてワイヤ上原料の原料山調整を行なうようにしてなる
もので、これを課題解決のための手段とするものである
。

（作用） サイドデッケルのスリットから放出される水又は白水（
原料より脱水された水の再利用水をいう）は、ワイヤを
通して原料中に流入する。

この流入した水又は白水は原料中に入り、スリット形状
の噴水堰を形成し、原料の横流れを防止する。このスリ
ット状の噴水堰は従来のデッケルシャワと異なり、原料
を通してワイヤに衝突させることは不要であり、原料へ
の反射波を作ることはない。

（実施例） 以下本発明を図面の実施例について説明すると、フォイ
ルボックスに水膜形成式サイドデッケルを適用した例の
側面及び上面の概略図を第１図（ａ）（ｂ）に示す。図
において１は原料、２はワイヤ、１３はフォイルブレー
ド、１６はフォイルボックスで、これらは第６図の前記
従来と同じである。第２図は水膜形成式サイドデッケル
の斜視図である。

フォイルボックス１６にはＴ形のバー１７が設けられ、
同Ｔ形バー１７には、原料中より水を脱水するためのＴ
形の溝をもつ複数個のフォイルブレード１３が挿入され
ている。またフォイルブレード１３とフォイルブレード
エ３の間にはフォイルボックス１６の側面付近からワイ
ヤ２上の原料１の端部までの長さをもつサイドデッケル
２０が必要個数設けられている。このサイドデッケル２
０は、フォイルブレード１３と同様なＴバー又はボルト
等によりフォイルボックス１６に固定されている。更に
サイドデッケル２０には原料の流れ方向にスリット２２
と、このスリット２２に水を注水するための注水孔２１
が設けられている。注水孔２１には注水管２３、バルブ
２４を介し、特に図示しない水供給設備より水が送水さ
れるようになっている。

さて第５図に示す如く、注水孔２１を介して送られた水
は、スリット２２よりワイヤ２を通過し、原料ｌ中に流
入して流れ方向に原料を若干突き抜けた膜状の水堰２５
を形成する。

この水堰２５は従来のシャツのように原料やワイヤに水
を衝突させていないので、反射波がでることはない。ま
たワイヤに対するスリット２２の角度θやスリット巾は
原料厚み、抄速等の運転状況により異なったものが適用
できる。更にフォイルボックス１６とフォイルボックス
１６の間も必要に応じ、同様なサイドデノケル２０ａを
適用すること、及びフォーミングボード１３に適用する
ことにより、原料の横流れ防止効果を更に向上させるこ
とができる。なお、スリット２２の形状は、第２図では
サイドデンケル２０の両端が開口している例を示したが
、第３図の如く両端が閉じたスリット２２ａでも良い。

またより安定したスリット状の水膜を得るために、第４
図の如く注水口２１ａが小径の孔２１ｂを通じてスワン
ト２２ｂに注水出来る構造としても良い。

（発明の効果） 以上詳細に説明した如く本発明は構成されているので、
従来のジャワの如く原料や、ワイヤに上方から強く水を
当てることはなく、ワイヤ下面からカーテン状の水膜が
形成されるので、反射を防止して原料の横流れを防止で
きる。またワイヤ下方に本発明のサイドデッケルが設置
されるためミストによる装置の汚れがワイヤパートの原
料の上に落下するようなことはない。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明の実施例に係るサイドデッケルの
側面図、第１図ら）は同平面図、第２図は水膜形成式サ
イドデッケルの第１実施例を示す斜視図、第３図及び第
４図は第２、第３実施例を示すサイドデッケルの断面図
、第５図は水膜形成状況を示すサイドデッケルの正面断
面図、第６図は従来のデッケルシャワ装置を示す側面図
、第７図は第６図のＸ−Ｘ断面図である。 図の主要部分の説明 １−・−原料 ２−ワイヤ １３−　フォイルブレード １６−　フォイルボックス ２０．２０ａ−水膜形成式サイ ２１・−・注水孔 ２２、２２ａ　、　２２ｂ−−−スリット２３−注水管 ２４・−バルフ ２５−水堰 ドデッケル 第３図 第４図 ！Ａ５図 Ｍ’７［！１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原料液からワイヤを通して脱水するフォイルボックス、
   フォーミングボード等の脱水機器において、原料液端部
   にスリット状水膜の形成が可能となるよう、ブレードと
   ブレードの間にスリット状の溝を設けてワイヤ上原料の
   原料巾調整を行なうことを特徴とするサイドデッケル。