JPH043397Y2 - - Google Patents

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JPH043397Y2
JPH043397Y2 JP9079683U JP9079683U JPH043397Y2 JP H043397 Y2 JPH043397 Y2 JP H043397Y2 JP 9079683 U JP9079683 U JP 9079683U JP 9079683 U JP9079683 U JP 9079683U JP H043397 Y2 JPH043397 Y2 JP H043397Y2
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valve
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は一括排気注液型電池において、内圧
が上昇し、一定圧力以上になると、電槽内のガス
を大気中へ放出させる安全装置に関するものであ
る。
イ 従来技術 一般自動車に装備されている蓄電池は、電槽内
に複数の単電池(セル)を設け、各セル毎に注液
口を設けてこの注出口から夫々電解液を注入する
ようにしてあり、且つ注液時に注液口から充電時
に発生するガスを排出させている。
ところで、電気自動車は動力源として蓄電池を
使用するが、この動力用蓄電池は大型のものが必
要で多数の蓄電池を用いる為、上記の如き構造の
蓄電池を採用すると、注液に手間と時間が必要に
なるといつた問題があつた。そこで前記の如き大
型の蓄電池は各セルとの注排気口を連結して、連
結管部の一端から注液し他端からガスおよび余剰
液を排出させることによつて各セルの一括注排気
を行う構造となつている。そして電気自動車へ搭
載する場合は、第1図に示す様に、電池Aを複数
個並べ、各電池A1A2……についても、それぞ
れの排気口3と注液口2とを夫々パイプ4,4…
…で接続し、最後の電池Anの排気口3から内部
のガスおよび余剰水を排出させ乍ら第1番目の電
池A1の注液口2から電解液を注液して各電池A
1,A2……内に充填させる一括排気注液が行わ
れている。そして充填時に発生するガスを排出さ
せる排気口3には、水素ガスを分散させて大気注
へ放出させる為の防爆フイルタ5を設けてある。
しかし、上記の如き電池を長期間使用している
と、湿気により塵等が防爆フイルタ内に詰まつた
りして排気が行われなかつたり、また寒冷地等で
冬期にパイプ4,4内の電解液が凍結して詰まつ
たりして、各電池A1,A2……内でガスが充満
して内圧が上昇し、電槽が破壊されるといつた問
題があつた。その為個々の電池A1,A2……若
しくは一個の電池A1に、内圧が上昇し、これが
一定圧以上になると、ガスを放出する為の圧力弁
6が設けられている。
しかし、単に圧力弁6を設けただけでは当該圧
力弁6からガスがそのまま排出されるので不都合
である。また自動的にガスが排出されるので目詰
まりを生じていることが検知されず、何らかの原
因で圧力弁6が作動しないと電槽が破壊されると
いつた問題もあつた。
ロ 考案の目的 この考案はガス充満により電槽内の圧力が上昇
し、これが一定圧以上になると自動的にガスを分
散させて大気中へ排出させると共に警報を発して
目詰まり等が生じたことを知らせるようにした一
括排気注液型電池の安全装置を提供せんとするも
のである。
ハ 考案の構成 この考案における安全装置は、中空の軸部と作
用室とを有し、前記軸部を前記一括排気注液型電
池の電槽に組付ける装置本体と、下面を開口し、
かつ上面に排気口を形成し、前記装置本体の作用
室の上部に組付けた蓋体と、前記蓋体の下面と前
記装置本体との間に設けたダイヤフラムと、中心
部に連通孔を有し、前記ダイヤフラムの中央部に
装着した弁座と、円盤状のシール部の中心にピン
部を立設し、前記ピン部を前記弁座の挿通孔に挿
入し、シール部を前記弁座に密着させる弁体と、
前記装置本体の作用室内に収容され、前記弁体を
弁座に常時押付けるスプリングと、下端部を逆円
錐形状に形成し、前記弁体のピン部と対向させて
前記蓋体に固設し、前記ダイヤフラムの膨張時に
前記ピン部に当たつて前記弁座と弁体のシール部
とを離す押圧ピンと、前記押圧ピンに接続した警
報手段と、前記蓋体の上面に被覆させた防爆フイ
ルタとで構成したものである。
上記構成の安全装置は、電池内の内圧が低い場
合には、ダイヤフラムは動作せず、弁体のシール
部が弁座の下面に密着して弁座の挿通孔をシール
している。そして電池の内圧が上昇すると、ガス
が装置本体の軸部を通つてダイヤフラムに作用
し、ダイヤフラムが膨張して弁座及び弁体を上昇
させる。弁体が一定量上昇すると、上方で待機し
ている押圧ピンに弁体のピン部の上端が当たつて
停止し、弁体のシール部が弁座から離れ、ガスは
弁体のシール部と弁座の下面との間からピン部と
弁座の挿通孔との間を通つて蓋体側へ抜け、蓋体
の排気口及び防爆フイルタを通つて外部へ放出さ
れる。また押圧ピンと弁体とが接触すると警報装
置が警報を発する。
押圧ピンが弁体のピン部に当たり、ガスが抜け
ると、電池の内圧が低下し、ダイヤフラムは元の
状態に復帰する。ガスが抜ける際、ダイヤフラム
が膨張を続けたとしても弁座が押圧ピンに当た
り、それ以上膨張することがない。このとき、弁
座より弁体の方が先に押圧ピンに当たり、ガスが
抜けるので、弁座が押圧ピンに当たることは殆ど
なく、当たつたとしても内圧が低下しており、弁
座を押圧ピンは軽く触れる程度で、しかも線接触
であり、ガスの抜けに支障を来すことがない。
ニ 実施例 第2図は本考案の安全装置の一実施例を示す図
面で、同図において11は一括排気注液型電池の
電槽10に一体結合される装置本体で軸部12と
当該軸部12より大径の作用室13とを有し、両
者12,13を中空に形成して内外連通可能にし
てあり、軸部12の内外周面に雌ネジ14と雄ネ
ジ15を刻設してある。16は装置本体11の作
用室13に固設された蓋体で、その上面に取付穴
17を形成し、当該取付穴17に絶縁材製取付部
材18を一体に取付けてある。また取付部材18
には内外を連通する排気口19を穿設してある。
この蓋体16は装置本体11の作用室13の上部
薄肉部13aを蓋体16のフランジ20にカシメ
ることにより一体結合される。
21は装置本体11と蓋体16との間に設けら
れた絶縁材製ダイヤフラムで、周縁部21aを装
置本体11の環座部22と蓋体16の底面16a
との間で挟持させてあり、両者11,16の内空
間を隔離している、このダイヤフラム21の中央
部に断面H型の導電材製弁座23を取付け、当該
中心部に連通孔24を穿設してある。
25は前記弁座23の連通孔24を開閉させる
導電材製弁体で、断面T字状を有しており、その
ピン部25aを連通孔24に摺動自在に貫通さ
せ、円盤状シール部25bを弁座23の下面に装
着してある。26は弁体25を下方から押上げて
弁座23に密着させるスプリングで、弁体25と
装置本体11の軸部12の雌ネジ14内に螺挿さ
れた虫ネジ27及び止メネジ28にて支持された
平座金33との間に圧縮間在されている。前記虫
ネジ27及び止メネジ28はともに中空部品で、
電槽10内のガスを導入できるようにしてある。
29は蓋体16に設けられた取付部材18を貫
通させて固定した導電材製押圧ピンで、下端を逆
円錐形状になし、弁体25に同軸上で且つ適当な
〓間を持つて対向しており、内圧の上昇に伴いダ
イヤフラム21が上方へ膨らむと、弁体25に接
触し、弁体25を押圧してそれ以後の上昇を阻止
して相対的に弁体25を押下げて弁座23の連通
孔24を開放する。この押圧ピン29にはリード
線30を介して警報ランプ或いは警報ブザー等の
警報手段31を接続してあり、押圧ピン29と弁
体25とが接触すると通電して警報を発する。
尚、この警報手段31には自己保持回路(図示せ
ず)が組込まれており、一旦作動すると、押圧ピ
ン29と弁体25とが離れても警報を発し続ける
ようにしてある。
32は蓋体16の上部に排気口19を覆うよう
に取付けた防爆フイルタで、多孔質の焼結合金で
形成してあり、排出口19から排出されたガスを
大気中へ分散させる。
上記安全装置は電槽10内のガスを止メネジ2
8及び虫ネジ27を介して装置本体10内へ導入
している。そして何らかの原因により適正なガス
の排気が行われず、電槽10内にガスが充満し、
内圧が上昇すると、この内圧がダイヤフラム21
に作用し、ダイヤフラム21を押し上げる。この
ダイヤフラム21の膨張時スプリング26の弾力
により弁体25も上昇し、連通孔24は閉止状態
に保たれる。そして一定圧になると、先ず、弁体
25のピン部25a上端が上方で待機している押
圧ピン29に当たり、弁体25の上昇が阻止され
てダイヤフラム21のみが膨らみ、第3図に示す
ように、弁体25のシール部25bと弁座23と
が離れ、ガスは弁体25のシール部25bと弁座
23との間からピン部25aと挿通孔24との間
を通つて蓋体16内へ抜け、さらに排気口19及
び防爆フイルタ32を通つて大気中へ排気され
る。ガスの排気により、電槽10の内圧が低下す
ると、ダイヤフラム21が復元し、弁体25のシ
ール部25bが弁座23の下面に密着し、シール
する。また弁体25が押圧ピン29に当たると、
警報手段31を作動させて乗員に知らせる。乗員
は警報手段31にて安全装置が作動したことを知
ると、電池を点検して補修する。
またダイヤフラム21はガス抜けと同時に復元
するが、ガス抜けが遅く、膨張し続けると、弁座
23が押圧ピン29に当たつてそれ以上の膨張が
阻止される。この弁座23と押圧ピン29との接
触時、先に弁体25の方が押圧ピン27に当たつ
て、ガス抜きを行つており、両者23,23は軽
く接触し、しかも線接触であるため、ガス抜けに
支障を来さない。
ホ 考案の効果 この考案によれば、ダイヤフラムの膨張・復元
により、弁体と弁座との間の〓間を開閉させて、
電池内のガスを大気中に放出して電池の破損を防
止すると共に、警報を発して異常を知らせるの
で、安全性が非常に高くなり、保守管理も容易で
ある。またガスを防爆フイルタを介して大気中へ
放出させるので非常に安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は一括排気注液型電池の概略図、第2図
は本考案に係る安全装置を示す断面図、第3図は
動作時の弁座と弁体との関係を示す要部拡大断面
図である。 10……電槽、11……装置本体、16……蓋
体、19……排気口、21……ダイヤフラム、2
5……弁体、26……スプリング、29……押圧
ピン、31……警報手段、32……防爆フイル
タ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一括排気注液型電池に設けられ、内圧が上昇す
    ると内部のガスを排出させる安全装置であつて、
    中空の軸部と作用室とを有し、前記軸部を前記一
    括排気注液型電池の電槽に組付ける装置本体と、
    下面を開口し、かつ上面に排気口を形成し、前記
    装置本体の作用室の上部に組付けた蓋体と、前記
    蓋体の下面と前記装置本体との間に設けたダイヤ
    フラムと、中心部に連通孔を有し、前記ダイヤフ
    ラムの中央部に装着した弁座と、円盤状のシール
    部の中心にピン部を立設し、前記ピン部を前記弁
    座の挿通孔に挿入し、シール部を前記弁座に密着
    させる弁体と、前記装置本体の作用室内に収容さ
    れ、前記弁体を弁座に常時押付けるスプリング
    と、下端部を逆円錐形状に形成し、前記弁体のピ
    ン部と対向させて前記蓋体に固設し、前記ダイヤ
    フラムの膨張時に前記ピン部に当たつて前記弁座
    と弁体のシール部とを離す押圧ピンと、前記押圧
    ピンに接続した警報手段と、前記蓋体の上面に被
    覆させた防爆フイルタとで構成したことを特徴と
    する一括排気注液型電池の安全装置。
JP9079683U 1983-06-13 1983-06-13 一括排気注液型電池の安全装置 Granted JPS59195669U (ja)

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JPS59195669U JPS59195669U (ja) 1984-12-26
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EP4102633A1 (en) * 2020-07-13 2022-12-14 LG Energy Solution, Ltd. Battery valve and battery including same

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JPS59195669U (ja) 1984-12-26

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