JPH04338817A - 電子機器の制御装置及び制御方法 - Google Patents

電子機器の制御装置及び制御方法

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JPH04338817A
JPH04338817A JP3139439A JP13943991A JPH04338817A JP H04338817 A JPH04338817 A JP H04338817A JP 3139439 A JP3139439 A JP 3139439A JP 13943991 A JP13943991 A JP 13943991A JP H04338817 A JPH04338817 A JP H04338817A
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Application number
JP3139439A
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English (en)
Inventor
Hidemi Tomizuka
富塚 英省
Asako Tamura
朝子 田村
Yasuhiro Chigusa
千種 康裕
Shiro Omori
士郎 大森
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用者からの命令に応
じて各種の電子機器の制御を行う電子機器の制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、例えばいわゆるマイクロ
プロセッサ等の普及により、各種の電子機器は高機能化
してきており、それに伴って、これら電子機器の操作が
複雑化する傾向にある。このような状況の中で、複雑化
した電子機器を十分に使いこなせないユーザ(使用者)
が増えてきている。
【0003】このような電子機器等の操作を苦手として
いるようないわゆる「電子機器に弱い」ユーザにとって
電子機器が使い難くなる原因としては、次のようなこと
が考えられる。先ず、電子機器の操作は複雑で覚えにく
いものである。例えば、近年の電子機器は、機能の数が
増え、それに伴い操作の数も多くなっている。すなわち
、これら電子機器において、このように多数の操作を実
現するためには、それらの操作に応じた数だけボタンや
スイッチ等を増やすか、或いは、少ないボタン類を組み
合わせて各種操作を実現させるようにすることになり、
いずれにしても電子機器の操作は複雑になる。電子機器
に弱いユーザにとってこれら複雑な操作の全てを覚える
ておくのは非常に困難である。また、ユーザにとっては
、自分の意図(ユーザ自身の考えていること)と電子機
器の各種操作とを対応付けることが難しい。すなわち、
例えば、電子機器の取扱説明書を読んでもこの電子機器
の操作ができないユーザが存在し、この場合、ユーザの
持っている個人的な意図の表現と取扱説明書にある機能
説明の表現とに隔たりがあるために、ユーザはこの両者
を結び付けられないことがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題を解決す
るために、上記電子機器として、例えば、文書作成装置
(いわゆるワードプロセッサ)等では、当該文書作成装
置の画面上で操作法の説明をしたり、或いは、音声でユ
ーザにメッセージを送るというような種々の試み(Va
lerie L. Frankel & Osman 
Balci, ”An on−line assist
ancesystem for thesimulat
ion model development env
ironment”, Int. J. Man−Ma
chine Studies,31, pp.699−
716, 1989、伊藤典幸他,“一般ユーザ向け対
話型コンピュータシステムにおける音声メッセージの効
果”,第3回ヒューマン・インターフェース・シンポジ
ウム論文集,pp.319−324,1987)がなさ
れている。これらは電子機器の中に取扱説明書の一部を
取り込もうとする試みであると言える。このようなアプ
ローチは、単に操作手順が覚え切れず電子機器を使えな
いユーザにとっては有効である。
【0005】しかし、取扱説明書を読んでも電子機器を
使いこなすことのできないユーザにとっても上述したよ
うな試みが有効であるとは限らない。更に、取扱説明書
やいわゆるヘルプ画面等からのユーザに対する情報の伝
達は、固定的かつ一方的なものであり、例えば、ユーザ
の理解度に合わせて表現を変えたり、ユーザの細かい質
問に対応したりといった融通性は少ない。
【0006】また、ユーザの判断を余り必要としない比
較的単純な作業においては、いわゆるファジー制御等に
より今までユーザが行ってきた様々な条件下でのきめ細
かい調整作業を、電子機器が自動的に行うことができる
ものも存在する(広田薫,“ファジィ情報処理応用の現
状と展望”,情報処理学会誌,vol.30,no.8
,1989,pp.913−921)。これによると、
ユーザの操作する手間を軽減し、誤操作を防止する等の
効果がある。しかし、これは例えば後述するようなビデ
オテープレコーダ(VTR)の録画予約等のようにユー
ザから多くの入力情報を必要とする複雑な作業への応用
は難しい。
【0007】更に、ユーザと電子機器とのインターフェ
ースすなわちマン−マシンインターフェース上にいわゆ
るメタファ(metaphor ;比喩,隠喩)を適用
して、未知の事象に対する理解を促進しようとしたり(
 Brenda Laurel,  ”Interfa
ce Angent:Metaphors with 
Character” The Art Of Hum
an−Computer Interface Des
ign, pp.355−366,1990 、Ken
t L. Norman & John P. Chi
n, ”The menu metaphor: fo
odfor thought”, Behaviour
 and Information Technolo
gy, vol.8,no.2,pp.125−134
,1989、Stuart K. Card & D.
 Austin Henderson, Jr., ”
Catalogues: A metap−horfo
r computer application de
livery”, Human−Computer I
nterradtion−Interact’87,p
p.959−964,1987) 、ユーザのレベルに
合わせてインターフェース機能を変更したりする試み(
吉村晋他,“ユーザフレンドリ・アシスタンスについて
”,第2回ヒューマン・インターフェース・シンポジウ
ム論文集,pp.39−42,1986)(川越恭二他
,“適応型対話インターフェースを持つ知的対話システ
ムとその応用”,第2回ヒューマン・インターフェース
・シンポジウム論文集,pp.25−32,1986 
、高木英行,“音声入力ワードプロセッサの主観評価”
,第2回第2回ヒューマン・インターフェース・シンポ
ジウム論文集,pp.351−360,1986)もあ
る。これらは、電子機器の機能の見せ方をユーザにわか
りやすい形に変えようとする試みであるが、それらに対
するユーザの正しい理解を積極的に引き出すものではな
い。
【0008】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、電子機器の操作に不慣れな
ユーザに代わって電子機器の操作の制御を行うことので
きる電子機器の制御装置をを提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電子機器の制御
装置は、上述の目的を達成するために提案されたもので
あり、予め設定された語彙情報テーブルに基づいて電子
機器を使用する使用者からの音声を認識する音声認識部
と、少なくとも電子機器を制御するための制御情報との
関連の下に上記音声認識部からの認識結果を理解し又は
推論し理解された制御情報又は推論結果情報を出力する
対話理解部と、上記対話理解部からの上記推論結果情報
が入力され上記使用者に対する質問や確認を求めるため
のメッセージ情報を少なくとも生成するメッセージ生成
部と、上記対話理解部からの上記制御情報が入力され上
記電子機器を制御する制御部とを有してなるものである
【0010】ここで、上記電子機器の制御装置は、電子
機器を制御するための制御情報テーブルと、使用者の命
令情報テーブル(語彙情報テーブル)とを用意しておき
、上記音声認識部にて上記使用者からの上記電子機器を
制御するための命令(音声)を上記語彙情報テーブルに
基づき解析し、上記音声認識部からの認識結果と制御情
報テーブルとを上記対話理解部で比較し、この比較の結
果、上記使用者からの命令と制御情報とが一致しない場
合に最適と判断される制御情報を選択し、上記使用者に
対して上記選択された制御情報の出力の許可を求める問
い合わせ信号をメッセージ生成部で発生するようにして
いる。
【0011】また、上記音声認識部としては、例えばい
わゆるNAT方式音声認識装置を用い、予め登録された
語彙領域上の単語を認識する。また、対話理解部は、一
般常識や使用者の習慣に関する知識を用いて使用者の意
図理解のために不足する情報を補間推論しながら対話の
文脈を解析し、そして対話の場面に応じて使用者に質問
したり、確認を求めたりするためのメッセージを上記メ
ッセージ生成部で生成する。このメッセージ生成部から
のメッセージ信号は、音声や映像として使用者に伝達さ
れる。例えば、映像としてはアニメーションキャラクタ
をテレビジョン画面上に視覚化して示す。また、音声と
しては、例えば規則音声合成等を用いて合成した自然言
語を用いて対話を行うようにする。
【0012】
【作用】本発明によれば、使用者からの音声を認識して
この認識結果に基づいて理解された制御情報に応じて電
子機器を制御している。この時、認識結果に基づいた推
論結果情報に応じたメッセージを使用者に伝達し、使用
者はこのメッセージに対して答え、この答えに対して更
に推論又は理解を行うことで、使用者の命令の意図を正
確に理解でき、したがって、電子機器の制御も正確とな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明を適用した実施例について図面
を参照しながら説明する。本実施例の電子機器の制御装
置は、図1に示すように、例えばビデオテープレコーダ
(VTR)71やテープレコーダ72,テレビジョン受
像機(TV)73等の電子機器を制御する制御装置60
であって、予め設定された語彙情報テーブルに基づいて
電子機器を使用する使用者(ユーザ50)からの音声を
認識する音声認識部62と、少なくとも電子機器を制御
するための制御情報との関連の下に上記音声認識部62
からの認識結果を理解し又は推論し理解された制御情報
又は推論結果情報を出力する対話理解部63と、上記対
話理解部63からの上記推論結果情報が入力され上記使
用者に対する質問や確認を求めるためのメッセージ情報
を少なくとも生成するメッセージ生成部67と、上記対
話理解部63からの上記制御情報が入力され上記電子機
器を制御する電子機器制御部66とを有してなるもので
ある。
【0014】すなわち、上記VTR71等の電子機器の
操作の記述は、限定された語彙領域で表現できるもので
ある。したがって、本実施例では、その語彙領域上で意
味解析を主導とする手法によって、非文法的な入力文(
ユーザ50からの音声入力による自然言語)も理解でき
る強靱な意味解析システム(三澤誠一他,“対話型知的
インターフェースとそのVTRの録画予約への適用”,
第2回ヒューマン・インターフェース・シンポジウム論
文集,pp.207−264,1991 、三澤誠一他
,“意味解析主導による対話型知的インターフェース”
,情報処理学会第40回全国大会講演論文集(1) ,
pp.448−449,1990)を構築している。
【0015】この図1の構成の上記音声認識部62とし
ては、マイク61から供給されるユーザ50からの音声
入力に対し、例えばいわゆるNAT方式音声認識装置(
田村震一他,“NAT方式不特定話者単語認識”,日本
音響学会講演論文集,pp.21−22,1985)を
用い、予め登録された語彙領域(ユーザからの命令に対
応する命令情報テーブル)上の単語を認識している。
【0016】また、対話理解部63は、一般常識やユー
ザ50の習慣に関する知識(ユーザからの命令を解析す
るためのテーブル)を用いてユーザ50の意図理解のた
めに不足する情報を補間推論しながら対話の文脈を理解
する。
【0017】上記メッセージ生成部67は上記対話理解
部63から伝えられた情報(推論結果情報)に従い場面
に応じたメッセージ信号(例えば対話の場面に応じてユ
ーザ50に質問したり、確認を求めたりするためのメッ
セージ信号)を生成して、それを音声合成部65とキャ
ラクタ表示部68とに送り、実際に表出させる。このメ
ッセージ生成部67からのメッセージ信号は、音声や映
像として使用者に伝達される。例えば、映像としては上
記メッセージ信号に基づいてキャラクタ表示部68で後
述するアニメーションキャラクタACのグラフィックデ
ータを組合せると共に、このアニメーションキャラクタ
ACに対して対話の場面に応じた動作及び表情付けを行
ってテレビジョン画面(モニタ69)上に視覚化して示
す。また、音声としては、音声合成部65により例えば
いわゆる規則音声合成方式等を用いて合成した自然言語
の音声をスピーカ64から放音させることでユーザとの
対話を行うようにする。
【0018】更に、電子機器制御部66は、上記ユーザ
50との対話を通じて理解したユーザ50の命令の意図
に応じてすなわち上記対話理解部からの上記理解された
制御情報に基づいて実際の電子機器(例えばVTR71
等)の操作を行う。
【0019】ところで、通常、ユーザと電子機器とがコ
ミュニケーションを取り易い環境を構築するためには、
次の二点が必要であると考えられる。すなわち、第1に
、電子機器が豊かなコミュニケーション能力を有するこ
とと、第2にユーザの意図を理解しようとする意思を持
つことである。なお、上記コミュニケーションとは、対
話だけに止まらず、表情や身振り等をも含めた様々な手
段による意思交換を指す。
【0020】ここで、どのような手段によるものであっ
ても、機器がユーザの意図を汲み取ろうとする意思を持
って、ユーザとの様々な情報のやりとりを行うように見
せることができれば、人間と機械とのコミュニケーショ
ンを人間同士のようなコミュニケーションに近づけるこ
とができる。なお、このような振る舞いをする知的な存
在を例えば機械意思と呼ぶとする。この機械意思が存在
するインターフェース環境においては、ユーザは複雑な
操作によらなくても機械に自分の意思を伝えやすくなる
。このことは、すなわち機械を人間のように見せるとい
うことを意味する。しかし、通常人間が機械を人間のよ
うに感じることは無く、むしろそのように感じることを
嫌う傾向にある。
【0021】そこで、本発明実施例においては、電子機
器の側にこのような意識的存在を実現するための手段と
して、ユーザと電子機器との間に立ってコミュニケーシ
ョンを仲介するような人をメタファとしたエージェント
(上記制御装置60)をヒューマンインターフェースに
導入している。すなわち、人間のように、ユーザの意図
を汲み取ろうとする意思を持ってユーザと対話し、電子
機器の操作を代行するエージェントをユーザと電子機器
との間に置くようにしている。
【0022】本実施例では、そのメタファとして、電子
機器の操作に間違いなくユーザの意思通りに代行してく
れる機器操作の熟練者を取り挙げている。このようなエ
ージェントは、電子機器の操作に関する知識と能力に加
え、ユーザの意図を実現する意思を持つため、ユーザは
容易に自分の意図を伝え、操作を代行してもらうことが
できる。このようなインターフェース環境を実現するこ
とによって、今まで電子機器の操作を苦手としてたユー
ザも機器を使い易くなる。このインターフェースの概略
が上述した図1の本実施例の構成であり、図2にはこの
図1の構成を更に簡略化して示している。
【0023】この図2において、上記電子機器70の操
作の熟練者をメタファにした上記制御装置60のエージ
ェントの機能としては、以下の3つが存在する。
【0024】すなわち、上記制御装置60(エージェン
ト)は、第1の機能として、電子機器70の操作に関す
る知識とユーザに関する知識とを持っており、それを利
用してユーザ50の意図を正しく理解する。また、第2
の機能として、ユーザ50からの入力が不足しているた
めに電子機器70を操作できない場合、ユーザ50に対
して必要な情報を問い合わせる。更に、第3の機能とし
て、電子機器70の操作を正確に代行する。
【0025】ここで、上記第1の機能としては、ある程
度の一般知識や常識、電子機器70の操作に関する知識
を持つことによって、曖昧な表現や部分的に情報が省略
された表現等から、ユーザ50が明確に表現しなかった
情報を補間推論する。また、ユーザの好みや習慣に関す
る知識を持つことによって、少ない情報からでもユーザ
50の意図を察することができる。
【0026】また、上記第2の機能としては、上記第1
の機能で理解し切れなかった情報があれば、ユーザ50
に対して問い合わせる。ユーザ50が入力方法が分から
ない場合、或いは、何を入力して良いか分からない等の
ように当惑していると思われる場合等も自発的にユーザ
に働きかけて情報を得るようにする。
【0027】更に、第3の機能としては、上記第1及び
第2の機能の実行の結果により得られた情報に基づいて
、ユーザ50の意図した電子機器70の操作を正確に代
行する。
【0028】人間である熟練操作者には、上述のような
能力に加えて、人間である熟練操作者にはコミュニケー
ションを円滑にする効果のある様々な特質が備わってい
るが、それらも本実施例では実現している。例えば、後
述するような、人間と同じような具体的な姿(アニメー
ションキャラクタAC)を上記エージェントにも与える
。例えば、このアニメーションキャラクタACをユーザ
50の目前に提示することによって、このアニメーショ
ンキャラクタACとコミュニケーションするという意識
を持たせ、対話を誘発するようにしている。
【0029】すなわち、人間は等しく感情を持っており
、その少なくとも根本的な部分は全ての人に共通である
という前提があるために、コミュニケーションをする時
に相手に反応をある程度予測することができるものであ
る。これがなければ、相手にどのように接してよいのか
わからず、スムーズなコミュニケーションをとることが
できない。本発明実施例においては、エージェントに人
間と同じような感情表現をさせることによって、コミュ
ニケーションの円滑化を図っている。また、感情表現の
手段として、後述するようにアニメーションキャラクタ
ACに表情を与えたり、ある身振りをさせたりしている
。通常、声だけでも、或いは文字による会話だけでも感
情表現は可能であるが、本実施例では、アニメーション
キャラクタACによる視覚的な表現としているため、よ
り効果的となっている。
【0030】また、人間はそれぞれ一貫した正確を持つ
存在であり、その一貫性が相手に関する情報の蓄積を可
能にする前提条件であると言える。このため、相手に関
する情報が多ければコミュニケーションも効率よく行う
ことが可能となる。したがって、本実施例では、エージ
ェントの感情表現にも一貫性を持たせ、例えば怒りっぽ
い、或いは、忍耐強い等のある種の正確を表現するよう
にしている。
【0031】上述のように、本実施例においては、電子
機器の制御装置60のエージェントに上記機能を持たせ
ることにより、ユーザ50を助ける意思を持った電子機
器の熟練者と同じような振る舞いをさせることができる
【0032】また、本実施例の電子機器の制御装置60
において、インターフェースの基本的な流れすなわち言
葉で意図を伝えてユーザ50が望む操作を電子機器70
に対して実行するという流れは、簡単な教示によって全
てのユーザに理解できるものとなっている。更に、使用
する言葉に制約が少ない日常的な言い方ができるので使
い易くなっており、自分で機器の操作ができない人或い
は初めてこのインターフェースを使用する人にとっても
非常に便利なものとなる。その他、ユーザは画面上の視
覚的なキャラクタ(アニメーションキャラクタAC)が
、人間的な感情を表現する動作をしたりするため、この
キャラクタに対して好意的な印象を持ち、ユーザの装置
に対する親近感が得られ、更に、機械とコミュニケーシ
ョンすることへの心理的な拒否反応を軽減する効果があ
る。
【0033】すなわち、本実施例装置においては、操作
が複雑な電子機器をいわゆる機械に弱いユーザにとって
も使い易くするために、ユーザに代わって機器の操作を
するエージェントをヒューマンインターフェースに導入
し、更に、このエージェントには機器操作の熟練者をメ
タファとすると共に、機器の操作に関する知識に加えて
ユーザの意図を理解しそれを実行しようとする意思を持
つようにしているため、ユーザと機器とのコミュニケー
ションを容易にすることが可能となっている。したがっ
て、電子機器の操作に馴染めなかったユーザも、機器を
使い易くなっている。
【0034】ここで、上記電子機器70として、例えば
、家庭用VTRは、多機能で操作が難解な機器であると
言える。特に番組の録画予約の操作は複雑で使いこなせ
ないユーザが多い。録画予約は予約する番組を特定する
ためにユーザが多くの情報を指定しなければ処理が行え
ない機能であり、従来のボタン操作方法では操作が複雑
になってしまうのがその原因である。なお、例えば家庭
用VTR等の電子機器の制御を行うのに有効な制御装置
として、本件出願人は、先に、特願平3−13758号
,特願平3−13759号,特願平3−13760号,
特願平3−13761号の明細書及び図面に記載の電子
機器の制御装置を提案している。
【0035】以下に本実施例の一具体例の制御装置を示
す、この制御装置では、上記家庭用VTRのインターフ
ェースを例に挙げている。もちろん、本発明の制御装置
は上記実施例や以下の具体例に限定されず、例えば、テ
レビジョン受像機やテープレコーダ或いは文書作成装置
等他の各種電子機器に適用できるものである。
【0036】本具体例のVTRとユーザとの間のインタ
ーフェースを行う制御装置60には、上述したような例
えば録画予約等をはじめとするVTR操作に関する知識
と実際にそれを行う能力を有するエージェントを導入し
ている。このエージェントとしては、アニメーションキ
ャラクタACをテレビジョン画面上に視覚化している。 ユーザ50はこのアニメーションキャラクタ(エージェ
ント)ACと音声による自然言語を用いて対話を行うよ
うにしている。
【0037】すなわち図3に示す本実施例の具体的装置
において、上記動作モードの指定制御のための命令や各
種情報を音声にて入力するための音声入力手段として、
例えばいわゆる電話機の送受話器と同じ形状をした送受
話器10を設けている。この送受話器10の送話部11
には入力音声を電気的な信号に変換して出力する音響−
電気変換素子が設けられており、この送話部11の近傍
に音声入力状態を切換指定して例えば入力の区切り等を
付けるためのスイッチ(プレストークスイッチ)12が
設けられている。この送受話器10の送話部11からの
出力信号は、音声認識回路13に送られて信号処理され
ることで上記命令や各種情報が認識される。スイッチ1
2からの出力信号はスイッチ状態検出部14に送られて
オン/オフ状態の検出が行われる。これらの音声認識回
路13及びスイッチ状態検出部14は制御回路15に接
続されている。制御回路15には、この他、メッセージ
の話者となるアニメーションキャラクタの映像信号を出
力するアニメーションキャラクタ発生回路16と、メッ
セージ信号入力に応じて該メッセージの音声信号を例え
ばいわゆる規則音声合成の手法を用いて合成する音声合
成回路19と、上記VTR40の動作モードを指定制御
するためのVTRコントローラ18とが接続されている
。キャラクタ発生回路16からの映像信号は、スーパー
インポーザ17に送られてVTR40からの映像信号に
スーパーインポーズされ、画像表示手段としての陰極線
管(CRT)表示装置30に送られている。音声合成回
路19からの音声信号は音声出力手段としてのスピーカ
20に送られて音声となって出力される。このスピーカ
20及びCRT表示装置30は、例えばテレビジョン受
像機としてまとめて構成するようにしてもよい。
【0038】制御回路15は、少なくとも上記音声認識
回路13からの出力信号に応じて、上記VTR40の動
作モードを指定制御する動作モード指定制御信号、上記
アニメーションキャラクタ発生回路16のアニメーショ
ンキャラクタACの動作を制御する動作制御信号、及び
上記音声合成回路19にて合成させたいメッセージ音声
を指示するメッセージ信号を出力するものであり、マイ
クロプロセッサ等のCPUを有して成っている。この制
御回路15は、上記音声認識回路13により認識された
上記動作モードの指定制御のための命令に応じて複数の
制御命令の内から上記VTR40の現在の動作状態に対
して適切な一つの制御命令を選択して出力するものであ
る。この選択処理及びVTR40の動作モードの詳細に
ついては後述する。また制御回路15は、音声入力内容
に応じて(さらに現在の状態に応じて)応答内容として
最適のメッセージを指示するメッセージ信号を出力し、
このメッセージ信号を上記アニメーションキャラクタ発
生回路16と音声合成回路19とに送っている。
【0039】また図3において、上記送受話器10の送
話部11は、人(例えば上記VTR40等を操作するオ
ペレータ、すなわちユーザ)が発声する音声を、電気的
な音声信号に変換する。上記オペレータが発声する音声
とは、上記VTR40の上記各種動作モードを直接制御
するための、例えば「再生」,「停止」,「録画」,「
ポーズ」,「スロー」,「早送り」,「巻戻し」等の命
令の単語を音声で発音したものや、上記各種情報として
例えば録画予約のための曜日(「日曜」〜「土曜」,「
毎日」,「毎週」等),チャンネル(「1チャンネル」
〜「12チャンネル」等),開始/終了時刻(「午前」
,「午後」,「0時」〜「12時」等)の単語等を音声
で発音したものを挙げることができる。更に、本具体例
では、上記各単語の他に、より人間的な例えば「おい」
,「もういい」,「だめ」等の単語をも音声入力するこ
とができるようになっている。
【0040】送受話器10に配された上記音声入力状態
指定のためのプレストークスイッチ12は、上記オペレ
ータがオン/オフすることで、該オペレータが発音する
言葉に対して区切りを指示するためのものである。すな
わち、このプレストークスイッチ12は、複数の離散単
語の連続で構成された文からなる入力音声信号に対して
、上記音声認識回路13での音声認識の処理単位を区切
るために設けられているものであり、当該プレストーク
スイッチ12からの出力は上記音声認識回路13に併設
されたスイッチ状態検出部14に送られるようになって
いる。このスイッチ状態検出部14は、上記プレストー
クスイッチ12からの出力信号に応じて現在のオン/オ
フ状態を指示する状態指示信号を形成するものである。 この状態指示信号としては、例えば、上記プレストーク
スイッチ12が非作動時(オフ)には状態0、作動時(
オン)は状態1となるものとする。したがって、上記音
声認識回路13で音声認識を行わせたい場合は、プレス
トークスイッチ12をオンに操作し、音声入力終了後に
オフに操作することで、対応する上記状態指示信号に基
づく音声認識の処理単位で、上記音声認識回路13での
音声認識処理が行われるようになる。このようなことか
ら、音声による連続単語入力を行う際に、その音声単語
入力の終了を意味するオフ(状態0)によって、上記音
声認識回路13では、入力が終わったかどうかの解析を
しなくても済むようになる。換言すれば、当該音声認識
回路13においては、音声の認識の際に、明確な開始タ
イミング及び終了タイミングがわかり、音声認識する範
囲がソフトウェアで容易に判別可能となるため、この範
囲外の雑音に対して無用な音声認識処理を行わなくても
済むようになる。また、上記送受話器10の制御を行わ
ないため、音声入力切り換え時(音声切断時)の雑音が
入らないようになる。
【0041】ここで、上記音声合成回路19からの音声
出力信号を上記送受話器10の受話器に送るようにし、
音声の入出力を電話機の送受話器と同様な形状をした送
受話器10を介して行うことにより、電子機器に向かっ
て話す抵抗感や違和感を軽減することができ、またノイ
ズの多い場所で使用する際の誤動作防止にもなる。また
、テレビジョン受像機やステレオセット等のスピーカ2
0には応答音声を送らずに送受話器10の受話部にのみ
送るようにすることにより、共同視聴者に対して応答音
声を遮蔽でき、録画予約設定操作やVTR操作等が共同
視聴者に迷惑をかけることなく行える。
【0042】図4に、本具体例装置における主要な動作
のフローチャートを示す。この図4において、装置電源
オンした後等の初期状態において、ステップS1でオペ
レータ(ユーザ)が音声入力あるいは他の入力操作を行
うことによりアニメーションキャラクタを呼び出すと、
上記CRT表示装置30の画面SC上には、例えば図5
に示すようなアニメーションキャラクタACの表示が行
われ、オペレータによる音声入力の待機状態となる。す
なわち、上記CRT表示装置30の画面SC上には、図
5に示すように、上記アニメーションキャラクタACと
このアニメーションキャラクタACの発言内容を文字表
示するための吹き出し部SPとが、上記VTR40から
の映像信号を背景画像BGとして、いわゆるスーパーイ
ンポーズされて表示される。吹き出し部SP内のメッセ
ージ(例えば上記待機状態であることを示す「何をしま
すか?」のようなメッセージ)は、同時に上記音声合成
回路19でも同じ内容の合成音声が形成され、上記スピ
ーカ20からこの音声(例えば「何をしますか?」との
音声)が発音される。なお、このステップS1での呼び
出し処理を更に具体的に例示すると、上記アニメーショ
ンキャラクタACの名前(例えばアイビーとする)を呼
んだり、「おい」等の呼び掛けを音声で入力すると、あ
るいは上記VTR40の電源をオンすると、先ず、「は
いアイビーです」とのメッセージと共にアニメーション
キャラクタACが表示され、その後上記図5の状態に移
行することにより、より自然な対話の雰囲気が得られる
【0043】次のステップS2では、上記オペレータ(
ユーザ)が上記動作モードの指定制御のための命令や各
種情報を音声入力する。この命令が、上記VTR40の
走行系操作のための命令である場合はステップS3へ進
んでVTR40の動作モードを直接的に制御するフェー
ズに入り、録画予約のための命令である場合はステップ
S4へ進んでVTR40の録画予約動作のフェーズに入
る。予約確認のための命令である場合はステップS5へ
進んで予約された内容の確認動作のフェーズに入る。 この予約確認のフェーズにおいては、ステップS5の次
にさらにステップS6に進んで予約の変更や取消の処理
がなされる。上記録画予約、及び予約確認のフェーズに
おいては、後述するようにアニメーションキャラクタA
Cとのより深いレベルの会話が行われる。これらのステ
ップS3,S4,S5(S6)の処理が終了すると、ス
テップS2の音声入力の待機状態に戻る。
【0044】ここで図5の例においては、アニメーショ
ンキャラクタACは、CRT表示装置30の画面SC上
の例えば左下に表示するようにしている。すなわち、上
記アニメーションキャラクタACを画面SCの中央に表
示すると、画面上に映し出されている映像(背景画像B
G)に対して視覚上妨げとなるが、左下ならば当該画面
SC上の映像の妨げとはなりにくい。しかも画面SCの
下側だとアニメーションキャラクタACの足が宙に浮か
ず安定感があり、左下ならば人間の感性から抵抗感が少
ない。画面SCにメッセージを文字表示するための吹き
出し部SPは、当該文字列を左から右への横書きとする
ならば画面SCの下部に配置し、文字列を上から下への
縦書きとするならば画面SCの右側に配置する。これに
より画面SC上の映像(背景画像BG)の妨げになるこ
とが少ない。
【0045】アニメーションキャラクタACの動作は、
制御回路15からのアニメーション動作制御信号がアニ
メーションキャラクタ発生回路16に送られることによ
り制御される。すなわち制御回路15からの上記動作制
御信号を受けたアニメーションキャラクタ発生回路16
は、上記オペレータと対話するための話者である例えば
上述した図5に示すようなアニメーションキャラクタA
Cを上記メッセージの音声出力に応じて口を動かすよう
な動画の映像信号を出力し、スーパーインポーザ17に
供給する。このアニメーション信号中には、上記メッセ
ージを文字表示する吹き出し部SPの表示信号も含まれ
ている。スーパーインポーザ17は、VTR40からの
再生映像(あるいはテレビジョン放送映像)上に上記ア
ニメーションキャラクタACの映像を重ねた形態の映像
信号に変換、いわゆるスーパーインポーズしてCRT表
示装置30に送る。なお、CRT表示装置30の画面S
C上に映し出されるアニメーションキャラクタACは、
表情を有する擬人的なものとし、更に親しみのあるもの
とする。これによりオペレータ(ユーザ)は、このアニ
メーションキャラクタAC(或いは電子機器)と対話し
ている感じを持つことができるようになる。
【0046】次に、上記図3における音声認識回路13
は、供給された音声信号を信号処理して上記命令や各種
情報を認識するものであり、種々の構成が考えられるが
、例えば図6に示すような構成のものについて説明する
。この図6において、入力端子21には上記送受話器1
0の送話部11からの出力信号(入力音声信号)が供給
されており、この入力音声信号は、アナログインターフ
ェース22を介して演算プロセッサ23に送られる。 アナログインターフェース22は、システムコントロー
ラ24から供給される制御データに応じて、入力音声レ
ベルを所定値に制御した後シリアルのディジタル音声信
号に変換して演算プロセッサ23に送る。演算プロセッ
サ23は、入力されたディジタル音声信号を例えば周波
数分析すること等によって音声パターンを形成すると共
に、人声音の発声速度の変動等による音声パターンの時
間的な歪みを修正(時間軸正規化)し、時間軸正規化さ
れた音声パターンを標準パターン登録メモリ25に予め
蓄えられている複数の標準パターンと比較して、いわゆ
るパターンマッチング処理を行う。このパターンマッチ
ング処理とは、検出された音声パターンと各標準パター
ンとの距離を算出し最短距離となる標準パターンを求め
ることであり、処理結果はインターフェース26を介し
て上記CPU等から成る制御回路15に送られる。ここ
で上記標準パターン登録メモリ25には、上述した「再
生」,「停止」等の命令の単語や、「日曜」,「1チャ
ンネル」等の各種情報の単語等の音声パターンが予め複
数個登録されており、演算プロセッサ23では上記入力
音声信号の音声パターンがこれら複数の登録パターンの
いずれか(いずれに最も近いか)を判断して単語等を認
識するものである。なお、標準パターン登録メモリ25
へのパターン登録は、メーカ側で標準的な複数の音声パ
ターンを予め記憶させるようにしたり、あるいはユーザ
側で製品使用開始に先立ってオペレータが複数の単語を
順次音声入力し、演算プロセッサ23で例えば周波数分
析して上記音声パターンを形成し、これらを記憶させる
ようにしてもよい。
【0047】この音声認識回路13からの出力信号は、
制御回路15に送られ、この制御回路15においては所
定のソフトウェア・プログラムによって自然言語入力処
理や推論・対話処理が施される。すなわち、図7に示す
ように、ユーザ側の音声入力31に応じて、自然言語入
力処理プロダクション・システム32が機能して例えば
予約番組数に応じた意味フレーム33が形成され、これ
らの意味フレーム33が推論・対話プロダクション・シ
ステム34に送られて、録画予約スケジューラ35を設
定制御する。自然言語入力処理プロダクション・システ
ム32は、文正規化プロダクション・システムPS1、
区切り分けプロダクション・システムPS2、単語抽出
プロダクション・システムPS3及び意味理解プロダク
ション・システムPS4に細分化でき、また推論・対話
プロダクション・システム34は、補間推論プロダクシ
ョン・システムPS5、習慣学習プロダクション・シス
テムPS6及び対話処理プロダクション・システムPS
7に細分化できる。1つの意味フレーム33内には、例
えば録画予約処理用として、曜日情報項目、チャンネル
情報項目、開始時刻情報項目、録画時間あるいは終了時
刻情報項目等の複数項目のスロットが設けられており、
予約処理中に音声入力された各種情報がこれらの対応す
る項目スロットに書き込まれるようになっている。
【0048】次に図8は、上記図4のフローチャートに
おける各ステップでの処理をより詳細に説明するための
フローチャートであり、録画予約とVTR40の走行系
の操作を行う場合を例に挙げている。すなわち、この図
8において、ステップS11では、上記図4のステップ
S1におけるアニメーションキャラクタACの呼び出し
操作が行われる。このステップS11での呼び出しは、
上記図4のステップS1で説明したようにオペレータの
呼び出し命令(「アイビー」とか「おい」等)の音声入
力や、VTR40の電源オン等に応じてなされる。この
ステップS11で上記アニメーションキャラクタACの
呼び出し入力がされると、次のステップS12に進んで
上記CRT表示装置30の画面SC上に上記図5に示し
たようなアニメーションキャラクタACが映し出される
(アニメーションキャラクタACの起動)。
【0049】次にステップS13では、上記プレストー
クスイッチ12がオンかオフかの判断がなされる。オフ
の場合(No)の場合はステップS14に進み、オンの
場合(Yes)はステップS15に進む。ステップS1
5に進んで上記オペレータからの命令が音声入力される
と、先ず、ステップS16でこの入力命令が録画予約の
命令であるか否かの判断がなされる。録画予約の命令で
ある場合(Yes)はステップS17で録画予約の処理
を行った後、ステップS15に戻る。ステップS16で
Noの場合(命令入力が録画予約の命令でない場合)に
はステップS18に進み、既に行われた録画予約内容を
表示させる表示命令であるか否かの判断がなされ、Ye
sの場合はステップS19でCRT表示装置30の画面
SC上に先の録画予約内容を表示する処理がなされた後
ステップS15に戻り、Noの場合はステップS20に
進む。ステップS20では、上記オペレータの命令入力
が録画予約の変更命令か否かの判断を行う。このステッ
プS20でYesの場合はステップS21で録画予約の
変更が行われた後ステップS15に戻り、Noの場合は
ステップS22へ進む。ステップS22では録画予約の
取消命令であるか否かの判断がなされ、Yesの場合は
ステップS23で録画予約の取消処理がなされた後ステ
ップS15へ戻り、Noの場合はステップS24へ進む
。ステップS24では、上記アニメーションキャラクタ
ACに対する操作命令であるか否かの判断が成され、Y
esの場合ステップS25で当該アニメーションキャラ
クタACの操作がなされた後ステップS15に戻る。 なお、このアニメーションキャラクタACの操作の具体
例としては、後述するようにアニメーションキャラクタ
ACを画面から消したり、黙らせたり(音声を消す)等
の操作を行わせるような操作を挙げることができる。ま
た、ステップ24でNoの場合はステップS26に進む
。ステップS26ではVTR40の操作命令であるか否
かの判断がなされ、Yesの場合はVTR40の操作処
理がなされた後ステップS15へ戻り、Noの場合は処
理を終了する。
【0050】なお、上記ステップS13でNoとなって
ステップS14に進んだ場合、当該ステップS14でオ
ペレータ(ユーザ)からの音声命令入力がある一定時間
内に無い場合には、例えば、上記アニメーションキャラ
クタACが暇を持て余している様子を映像で表現する。 具体的には、例えば、最初は、アニメーションキャラク
タACがあくびをし、次に画面の端に寄りかかったり、
頭を掻く動作をさせたりし、音声命令入力が引き続き無
い場合はアニメーションキャラクタACが横たわる(横
に寝る)ような暇を持て余す動作をさせる。この動作処
理を以後暇アニメ処理と呼ぶ。
【0051】図9は、上記図8のステップS17におけ
る予約処理の詳細を説明するためのフローチャートであ
る。すなわちこの図9において、ステップS50で録画
予約のための情報入力待ちを示す予約入力要求表示がな
される。この表示としては、例えば図10に示すように
、CRT表示装置30の画面SC上にアニメーションキ
ャラクタAC及び吹き出し部SP内の文字メッセージに
よる「予約をどうぞ。」との表示がなされる。このとき
、合成音声により「予約をどうぞ」との発音がなされる
と共に、アニメーションキャラクタACの口が動く等の
動画表示がなされる。なお図10の例では、画面SCの
例えば右上位置の文字表示窓部PHに現在のフェーズを
示す「予約」との文字が表示されている。
【0052】この図10に示すような表示(及び音声出
力)がなされた状態において、図9の次のステップS5
1では、上記VTR40の録画予約のための各種要素情
報、例えば曜日、チャンネル、開始及び終了時刻等につ
いての音声入力が行われる。ここで、当該ステップS5
1での要素情報入力では、複数の要素情報を一度にしか
も任意の順序で入力できるようになってる。このため、
ステップS52では、上記図7に示したような自然言語
入力処理プロダクション・システム32による入力処理
が行われ、文の正規化、区切り分け、単語抽出及び意味
理解の各処理が行われた後、複数の要素情報が上記意味
フレーム33の各項目、例えば曜日情報項目、チャンネ
ル情報項目、開始時刻情報項目、録画時間あるいは終了
時刻情報項目等のそれぞれ対応するスロットに分類され
て書き込まれる。このステップS52で要素情報入力処
理がなされた後、ステップS53で不足の要素情報があ
るか否か判断される。
【0053】この要素情報の不足とは、上述した意味フ
レーム内の各項目情報が全て揃っていないことを意味す
るものである。すなわち、例えば録画予約時の意味フレ
ーム内に、曜日情報項目、チャンネル情報項目、開始時
刻情報項目、終了時刻(あるいは録画時間)情報項目の
4項目が設けられている場合に、これらの4項目の内の
1項目でも情報が欠けると正常な録画予約が行えなくな
る。そこで、ステップS53で要素情報が不足(Yes
)と判断された場合、ステップS66で不足の要素情報
の質問がなされ、ステップS51に戻る。この不足情報
の補完処理については、図13を参照しながら後で説明
する。
【0054】図9のステップS53で不足が無い(No
)と判断された場合には、ステップS54に進んで入力
された各要素情報の確認がなされる。このステップS5
4の要素情報の確認の際には、例えばCRT表示装置3
0の画面SC上に図11のような表示がなされる。この
図11の画面SC上での表示としては、上記図10の場
合と同様に、アニメーションキャラクタAC及び吹き出
し部SP内の文字メッセージによる「これでいいですか
?」との表示がなされ、合成音声により同じく「これで
いいですか」との発音がなされると共にアニメーション
キャラクタACの口が動く表示がなされる。また画面S
Cの文字表示窓部PHに現在のフェーズを示す「予約」
との文字が表示される。さらに、この図11の確認の表
示においては、画面SCの中央部分に録画予約内容表示
窓部PRが設けられ、この表示窓部PR内に、例えば録
画予約の曜日データ「11月7日水曜日」、開始及び終
了時刻データ「午前3時−午前4時」、及びチャンネル
データ「6チャンネル」のように、上記意味フレーム内
の各項目のデータを表示している。
【0055】このような図11の表示が行われている状
態で、図9の次のステップS55では上記ステップS5
4での予約確認のための音声入力がなされる。例えば、
「イエス」,「戻れ」,「ノー」,「変更」のような命
令あるいは上記要素情報等の音声入力がなされる。この
ときにも上述の図7による自然言語入力処理が行われる
ことは勿論である。ステップS56では、上記ステップ
S55における音声入力が「イエス」か否かの判断がな
され、Yes(「イエス」の入力音声)と判断された場
合は、ステップS67に進み録画予約の重複がないかの
チェックされる。またステップS56でNo(「イエス
」以外)と判断された場合は、ステップS57に進む。 当該ステップS57では上記ステップS55の音声入力
が「戻れ」か否かの判断がなされ、この判断がYesの
場合は更にステップS68で要素情報入力の不足情報の
質問をしたかどうかの判断がなされる。このステップS
68でYesの場合はステップS66に戻り、Noの場
合はステップS50に戻る。一方当該ステップS57の
判断がNoとなった場合は、ステップS58に進む。当
該ステップS58では上記ステップS55での音声入力
が要素情報であるか否かの判断がなされる。上記音声入
力が要素情報である場合(Yes)は、ステップS52
に戻り、要素情報でない別の音声入力である場合(No
)は、ステップS59に進む。ステップS59ではステ
ップS55の音声入力が「変更」であるか否かの判断が
なされる。Noの場合はステップS60に進む。 このステップS60では、録画予約の各要素情報の変更
か或いは取消かの選択を行う。このためステップS61
で変更/取消のいずれかの入力を行い、ステップS62
に進む。ステップS62では、再び音声入力が「変更」
であるか否かの判断を行い、Noの場合はステップS6
9で録画予約を中止する。また、ステップS62でYe
sの場合は、ステップS63に進み、変更内容の質問を
行い、ステップS65で再び要素情報の入力を行った後
、ステップS52に戻る。
【0056】図12は、上記図9のステップS51の要
素情報入力及びステップS52の要素情報入力処理の詳
細を示すフローチャートである。この図12では、自然
言語の「戻れ」に複数の意味があり、現在の状態に応じ
て異なる制御が必要となる点に着目した動作の流れを示
している。すなわちこの図12において、要素情報の入
力があると、ステップS71で該入力要素情報の意味解
析が行われた後、ステップS72に進む。ステップS7
2では、入力された音声が「戻れ」であるか否かの判断
がなされ、Yesの場合はステップS73に進み、当該
ステップS73で直前の音声入力が「戻れ」であったか
否かの判断が行われる。このステップS73でYesな
らばステップS75に進み予約中止の処理がなされた後
処理を終了する。また、ステップS73でNoと判断さ
れると、ステップS74に進み、当該ステップS74で
更にその直前の質問があったか否かの判断がなされる。 ステップS74でNoの場合はステップS75の予約中
止に進み、Yesの場合はステップS76に進む。ステ
ップS76では、上記直前の質問をして、上記図9のス
テップS51の要素情報入力ステップに戻る。更に、上
記ステップS72でNoと判断された場合は、ステップ
S77に進む。当該ステップS77ではエラーが有るか
否かの判断がなされ、Yesの場合ステップS79へ進
み、エラー項目の質問がなされた後、上記ステップS5
1の要素情報入力に戻る。ステップS77においてNo
と判断されると、ステップS78に進み、上記意味フレ
ームへの書き込みが行われた後、処理を終了する。
【0057】このような「戻れ」の他にも、「取り消し
」とか「いい」のように複数の意味がある単語が音声入
力された場合には、状況に応じて正しくその意味を理解
して処理を行えるように、すなわち言葉の多義性を扱え
るように、自然言語処理プログラムが組まれている。 これは、上記図12に示したように、現在の状態を判断
対象に組み入れることによって実現でき、これによって
人間の言語生活で普通に行われているような自然な感覚
で操作が行える。なお、上記図4のステップS3におけ
る上記VTR40の走行系を直接的に操作するフェーズ
や、ステップS5(及びS6)の予約確認のフェーズ等
においても、上記「戻れ」や「取り消し」等の音声入力
には種々の意味があり、状況に応じた適切な対応がなさ
れるわけであるが、これについては後述する。
【0058】次に図13は図9での不足情報処理の詳細
を示すフローチャートである。図9では図示を簡略化す
るために各種不足情報の有無や質問をまとめてそれぞれ
1ステップで示しているが、図13ではこれらを上記意
味フレームの4項目に応じて展開すると共に、録画予約
の習慣を学習して得られる要素情報(以下HLSデータ
という)の有無に応じたステップも付加している。すな
わちこの図13の不足情報の補完処理において、最初の
ステップS33では録画の曜日情報の項目の有り/無し
の判断がなされ、有りのときはステップS36へ、無し
のときは次のステップS34へ進む。ステップS34で
は録画予約の曜日を何曜日にするかの質問が上記アニメ
ーションキャラクタACの動画表示と音声とでなされ、
ステップS35で曜日の情報の入力がなされる。ステッ
プS36では録画予約のチャンネルの情報の項目が有り
/無しの判断がなされ、有りの場合はステップS39へ
、無しの場合はステップS37へ進む。ステップS37
ではチャンネルをどのチャンネルにするかの質問がなさ
れ、ステップS38でチャンネルの情報の入力が行われ
る。
【0059】ここで、本具体例は、オペレータがVTR
40で録画予約する場合の予約の習慣を学習するシステ
ム(HLS)を有している。すなわちこのHLSシステ
ムにおいては、例えば曜日とチャンネル(或いは曜日の
み)の情報入力があったときに、ステップS39にてこ
の曜日とチャンネルの情報が上記習慣的に行われている
録画予約のデータ(HLSデータ)と同じであるか否か
の判断を行い、HLSデータである場合には、ステップ
S46で当該習慣的に予約される番組の少なくとも開始
時刻及び終了時刻を表示(及び音声出力)し、この習慣
的な録画予約を行うかどうかの確認を行う。このような
表示及び確認がされているとき、ステップS47で「イ
エス」又は「ノー」を音声入力し、次のステップS48
で上記習慣的な録画予約を行うか否かの判断を行い、Y
es(「イエス」の音声入力)の場合はステップS49
へ、Noの場合はステップS41へ進む。
【0060】また、ステップS39で曜日とチャンネル
の情報が上記習慣的なHLSデータで無いと判断された
ならば、ステップS40へ進む。ステップS40では録
画予約の開始時刻の情報の有り/無しの判断がなされ、
有りの場合はステップS43に進み、無しの場合はステ
ップS41に進む。このステップS41では上記録画予
約の開始時刻を何時にするかの質問がなされ、ステップ
S42では当該開始時刻の情報入力がなされる。この開
始時刻情報入力がなされると、ステップS43では録画
予約の終了時刻か又は録画時間の情報の有り/無しの判
断がなされる。有りの場合はステップS49へ進み、無
しの場合はステップS44へ進む。該ステップS44で
は録画予約の終了時刻を何時にするかの質問がなされ、
ステップS45では終了時刻の時間情報か又は録画時間
の情報の入力がなされる。ステップS49では、例えば
図11に示すような表示(及び「これでいいですか?」
との音声出力)がなされ、上記各ステップで入力された
録画予約のための各情報が正しいかどうかの確認がなさ
れる。
【0061】次に図14は、図9のステップS67の重
複チェック処理の詳細を説明するためのフローチャート
である。この図14において、ステップS81では上述
した予約内容の確認の表示(上記図9のステップS54
に相当)がなされ、ステップS82では重複確認処理を
開始するため音声入力により「イエス」を入力(図9の
ステップS55及びS56に相当)している。従って、
ステップS83以降が上記図9のステップS67の重複
チェック処理に相当することになる。図14のステップ
S83では、既に予約された録画予約情報の内に時間が
重複する予約情報があるか否かの判断がなされ、Noの
場合はステップS92で録画予約を完了させて処理を終
了し、Yesの場合はステップS84に進む。当該ステ
ップS84では重複している録画予約の表示と、この重
複している録画予約内容の変更/取消の選択を行う。ス
テップS85では音声入力により、「変更」/「取消」
の何れかの入力を行う。ステップS86では、上記音声
入力が「変更」であるか否かの判断がなされ、Noの場
合はステップS93で録画予約を中止して処理を終了し
、Yesの場合はステップS87で変更内容の質問をす
る。このステップS87の次に、ステップS88で要素
情報の音声入力を行う。このステップS88で要素情報
が入力されたならば、ステップS89で意味解析処理が
なされる。この時ステップS90では、音声入力の意味
解析のエラーの有り/無しの判断を行い、有りの場合は
ステップS94でエラー項目を質問してステップS88
に戻る。また、ステップS90で無しと判断された場合
は、ステップS91に進み、上記意味フレームの対応情
報項目へのスロット書き込みを行った後、上記ステップ
S81に戻る。
【0062】ここで、上記ステップS90、S94での
エラー処理や、上記図12のステップS77、S79で
のエラー処理等は、原則として音声入力がなされる毎に
行われるものであり、大別すると、意味解析ルーチンで
アンマッチが起きた(ルールが無い)場合の文法エラー
と、要素情報の指定に誤りがある(あるいは指定に誤り
は無いがVTRの仕様上間違っている)場合の入力エラ
ーとが挙げられる。上記文法エラーの場合には、例えば
「わかりませんでした。もう一度言って下さい。」との
メッセージを動画表示及び音声出力し、入力待ち状態と
する。上記入力エラーの場合には、例えば、「わかりま
せんでした。何曜日の予約ですか?」とか、「開始と終
了の時刻が同じです。時間を入れ直して下さい。」等の
ように入力文中の誤り項目(エラー項目)を指摘して再
入力を要求するようなメッセージを動画表示及び音声出
力し、入力待ち状態とする。
【0063】次に図15及び図16は、上記図8のステ
ップS19での表示処理ルーチンの詳細を説明するため
のフローチャートである。すなわち、上記図8のステッ
プS19における表示処理が開始されると、先ず図15
のステップS100で表示命令,変更命令,取消命令等
の音声入力がなされる。ステップS101では録画予約
の情報が有るか無いかの判断がなされ、無しの場合は、
ステップS102で表示すべき予約情報がないことを示
すエラーメッセージを動画表示及び音声出力して処理を
終了する。またステップS101で有りと判断された場
合は、ステップS103で録画予約内容の表示を行った
後、ステップS104で未表示予約情報が有るか無いか
の判断を行う。ステップS104で無しと判断されると
ステップS113に進む。またこのステップS104で
有りと判断されると、ステップS105でCRT表示装
置30の画面を切り替えるかどうか質問がなされる。ス
テップS106では、音声による「イエス」,「ノー」
,「戻れ」や変更の命令,取消の命令の入力がなされる
。このステップS106の入力がなされた後、ステップ
S108で当該入力音声が「イエス」であるか否かの判
断がなされる。このステップS108でYesと判断さ
れた場合は、ステップS115へ進み、更に次の画面の
情報があるか否かの判断がなされる。このステップS1
15でYesと判断されると、ステップS116に進ん
で次の画面を表示してステップS105に戻り、ステッ
プS115でNoと判断されると、ステップS117に
進んでエラーメッセージを表示してステップS105に
戻る。また、上記ステップS108での判断がNoとな
る場合は、ステップS109に進む。当該ステップS1
09では上記音声入力が「戻れ」であるか否かの判断が
なされ、Yesの場合はステップS118に進む。 当該ステップS118では前画面が有るか否かの判断を
行い、Yesの場合はステップS119で前画面を表示
してステップS105に戻り、Noの場合は処理を終了
する。上記ステップS109がNoの場合は、ステップ
S110に進む。ステップS110は上記音声入力が変
更の命令であるか否かの判断がなされ、Yesの場合は
ステップS120で変更処理に進み、Noの場合はステ
ップS111に進む。ステップS111では上記音声入
力が取消の命令であるか否かの判断を行い、Yesの場
合はステップS121で取消処理に進み、Noの場合は
ステップS112に進む。当該ステップS112では、
これら変更処理,取消処理が表示の命令から始まったか
否かの判断がなされ、Noの場合はステップS110に
戻り、Yesの場合はステップS113に進む。当該ス
テップS113では変更か取消をするかどうかの質問を
行い、ステップS114では音声による「イエス」,「
ノー」,「戻れ」或いは変更命令,取消命令の入力を行
う。
【0064】更に、この図15のステップS114の処
理が終了すると、図16に示すステップS125に進む
。当該ステップS125では上記ステップS114での
音声入力が変更命令であるか否かの判断がなされ、Ye
sの場合はステップS131で変更処理を行った後処理
を終了し、Noの場合はステップS126に進む。当該
ステップS126ではステップS114での音声入力が
取消命令であるか否かの判断がなされ、Yesの場合は
ステップS132で取消処理を行った後処理を終了し、
Noの場合はステップS127に進む。当該ステップS
127ではステップS114での音声入力が「イエス」
であるか否かの判断がなされ、当該判断がNoの場合は
処理を終了し、判断がYesの場合はステップS128
に進む。当該ステップS128では変更/取消の選択の
質問がなされ、ステップS129で音声による変更命令
,取消命令,「戻れ」の入力がなされる。その後、ステ
ップS130に進み、ここで上記音声入力が「戻れ」で
あるか否かの判断がなされ、この判断がYesの場合は
処理を終了し、Noの場合は上記ステップS125に戻
る。
【0065】図17は上記図8のフローチャートのステ
ップS21における変更処理ルーチンの詳細を説明する
ためのフローチャートである。すなわちこの図17にお
いて、ステップS140では録画予約の選択処理が行わ
れ、具体的には例えば録画予約内容の一覧表が表示され
て、どの予約を変更するかを尋ねる旨のメッセージが動
画表示及び音声出力される。次のステップS141では
、上記表示された一覧表中に例えば4つの内容表示欄が
有る場合、これらの内の何番目の欄の録画予約情報を変
更するかを、例えば「1番」〜「4番」のように音声で
入力する。次のステップS142では上記音声入力で指
定した番号の欄に実際に録画予約された情報があるか否
かの判断を行う。このステップS142でNoの場合は
ステップS150でエラーメッセージを出してステップ
S140に戻り、Yesの場合はステップS143に進
む。
【0066】このステップS143では、指定された録
画予約内容についての変更内容の質問が行われ、ステッ
プS144で変更内容の要素情報の音声入力が行われる
。ステップS145では当該要素情報により変更された
録画予約内容の確認処理がなされ、ステップS146で
音声による「イエス」,「ノー」あるいは要素情報の入
力が行われる。ステップS147では、上記ステップS
146の音声入力が要素情報であるか否かの判断がなさ
れ、Yesの場合はステップS145に戻り、Noの場
合はステップS148に進む。このステップS148で
は上記音声入力が「イエス」か否かの判断がなされ、Y
es(「イエス」の音声入力)の場合はステップS15
1で上記重複チェック処理を行った後、処理を終了する
。また、このステップS148での判断がNoの場合、
ステップS149で変更内容の質問が再びなされた後、
ステップS144に戻る。
【0067】図18は上記図8のフローチャートのステ
ップS23における取消処理ルーチンの詳細を説明する
ためのフローチャートである。すなわちこの図18にお
いて、ステップS160では取消を行う録画予約情報の
選択を行い、ステップS161で例えば1番〜4番の4
つある録画予約情報の内のどの録画予約情報を取り消す
かを音声で入力する。ステップS162ではこの1番〜
4番の録画予約情報があるか否かの判断を行う。このス
テップS162でNoの場合はステップS168でエラ
ーメッセージを出してステップS160に戻り、Yes
の場合はステップS163に進む。この図18のステッ
プS160からステップS162までの処理は、上記図
17のステップS140からステップS142までの処
理と略々同様である。
【0068】次に、ステップS163では取消の確認処
理がなされ、ステップS164で音声による「イエス」
,「ノー」の入力が行われる。ステップS165では、
上記ステップS164の音声入力が「イエス」であるか
否かの判断がなされ、この判断がYes(音声入力が「
イエス」)の場合はステップS166に進み取消完了と
された後処理を終了する。また、ステップS165の判
断でNoとされた場合はステップS167へ進み、取消
処理を中止して処理を終了する。
【0069】以上説明したような録画予約あるいは予約
確認(及び変更/取消)のフェーズにおいて、上記図9
のステップS54〜S59や、上記図15のステップS
105〜S111や、上記図15のステップS113〜
上記図15のステップS127や、上記図17のステッ
プS145〜S148等から明らかなように、要求され
た答え以外の入力をも受け付け、理解するようにしてい
る。すなわち図9のステップS54においては、上記図
11のような表示(及び音声出力)がなされて、一般的
には「イエス」又は「ノー」の答えが要求されているわ
けであるが、直接に要素情報を音声入力することで、ス
テップS58でYesと判断されて要素情報入力処理S
52に移ることができる。また「変更」と音声入力する
ことで、変更処理に移行することができる。また、図1
5のステップS105においては、画面を切り替えるか
否かの質問メッセージが動画表示及び音声出力されてお
り、通常は「イエス」又は「ノー」で答えるものである
が、変更命令や取消命令を直接入力して、変更処理ステ
ップS120や取消処理ステップS121に移行するこ
とができる。
【0070】これは、通常の人間同士の会話においては
、文脈から意味を類推し、相手の前言と形式的には継ら
ない飛躍した返答が行われることがあることを考慮して
、要求された答え以外の入力をも受け付けるようにし、
入力内容に応じた最適の処理を行わせるものである。こ
れによって、例えば「イエス」又は「ノー」の答えを省
略して次の入力ステップに直接入ることができ、操作手
順の簡略化が図れる。また、所定の処理に移るための手
順が複数存在することになる。例えば録画予約内容を変
更したい場合には、確認時の「これでいいですか?」と
の問いに対して「ノー」と答え、次に「どうしますか?
」との問いに対して「変更」と命令するのが各問いに対
応する正統的な手順であるが、上記確認時に、「変更」
との命令を入力したり、直接変更内容を入力したり、「
戻れ」との命令で直前の情報入力状態に戻ったりするこ
とができ、ユーザ(オペレータ)の様々な入力に柔軟に
対処することができる。しかも、変更項目の要素情報を
例えば「6チャンネル」等のように直接入力して変更す
ることもでき、操作手順の簡略化のみならず、自明なこ
とはわざわざ言及しないという自然言語での対話の環境
あるいは雰囲気を実現することができる。
【0071】図19は上記図8のフローチャートのステ
ップS26におけるVTR40の操作処理ルーチンの詳
細を説明するためのフローチャートである。すなわちこ
の図19において、ステップS171では、VTR40
の現在の状態(例えば動作モードがどのモードになって
いるか)のチェックが行われる。ステップS172では
、動作モード指定制御信号に応じたコマンドに対応する
操作を後述する動作モードのためのマトリクス(命令−
動作対照表)より検索する。このマトリクスの一部を以
下の表1に示す。
【表1】 次のステップS173では、このマトリクス内に対応す
る操作があるか否かの判断がなされ、無しの場合はステ
ップS176でエラーメッセージを出して処理を終了す
る。また、ステップS173で無しの場合は、ステップ
S174に進み、当該ステップS174でこのコマンド
に対応する操作を実行させる。その後、ステップS17
5で実行する旨或いは実行した旨のメッセージを出して
処理を終了する。
【0072】ここで上記表1は、例えば、現在の動作モ
ードの状態から、上記音声入力による命令があった場合
、その現在の動作モードからどの動作モードに移るかの
例を示している。すなわち、表1では、例えば、音声命
令で「電源」と入力した場合において、現在の動作モー
ドが例えばパワーオフの状態であったならば、パワーオ
ンの動作モードに制御され、以下同様にしてテープなし
,停止,再生等の場合はパワーオフに制御される。また
、音声命令で例えば「再生」と入力した場合、現在の動
作モードがパワーオフ,停止等となっていれば動作モー
ドが再生に制御される。更に、例えば「早く」と音声入
力を行った場合において、現在の動作モードが例えば停
止,早送り,キューの状態であったならば早送りに制御
され、再生,ポーズであったならばキューに制御され、
巻戻しであったならばレビューに、レビューであったな
らば巻戻しに制御される。また更に、例えば「戻れ」と
音声入力した場合において、現在の動作モードが例えば
停止,早送り,ポーズであったならばレビューに制御さ
れ、再生,キューであったならばリバース再生に制御さ
れ、巻戻しであったならば早送りに、レビューであった
ならば再生に制御される。このように、多義的な「早く
」とか「戻れ」とかの音声入力に対しても、そのときの
動作モードに応じた正しい意味の制御動作が選択される
【0073】次に図20は、上記図8のフローチャート
のステップS14における暇アニメ処理ルーチンの詳細
を説明するためのフローチャートである。この図20に
おいて、ステップS181ではトップレベルであるか否
かの判断がなされる。このトップレベルとは、VTR4
0の基本操作を(直接的に)行ったり、上記予約/確認
のフェーズに入ったりする会話のレベルのことである。 このステップS181でYes(トップレベルにある)
と判断された場合、ステップS186でトップレベル用
の暇アニメの映像の選択が行われた後、ステップS18
3に進む。また、上記ステップS181でNoと判断さ
れた場合は、ステップS182で各フェーズ毎の処理モ
ード用の暇アニメの映像の選択が行われる。これら、ト
ップレベル用或いは処理モード用の暇アニメの映像は予
め種々の設定が可能で、具体的には、例えば前述したよ
うに、アニメーションキャラクタACがあくびをしたり
、画面の端に寄りかかったり、頭を掻く動作をさせたり
し、さらには、アニメーションキャラクタACが横たわ
る(横に寝る)ような暇を持て余す動作をさせればよい
。ステップS183では、例えば乱数発生により、これ
ら暇アニメの映像のパターンのうち何れかを選択する処
理を行った後、ステップS184に進む。当該ステップ
S184では、音声入力が無い場合の待ち時間が所定時
間経過したか否かの判断を行い、Noの場合はこの判断
を繰り返し、Yesの場合はステップS185に進む。 当該ステップS185では上記選ばれたパターンの暇ア
ニメの映像をCRT表示装置30の画面SC上に動画表
示する。すなわちアニメーションキャラクタACが暇を
持て余していることを示す動作をさせる。
【0074】また、アニメーションキャラクタACの応
答をより人間臭くし、親近感を与えるために、機器の動
作状態指定等に無関係の音声入力に対しても、何らかの
応答(遊戯応答)が行われるようにすることが好ましい
。具体的な例としては、「おい」との音声入力に対して
、「はい、なんでしょう?」と答えさせたり、「よしよ
し」との音声入力に対して、「照れるなあ」との返答と
共に頭をかく等のアニメーション表示を行わせたりする
等である。
【0075】ところで、上記図3の制御回路15とアニ
メーションキャラクタ発生回路16や音声合成回路19
との間でのインターフェースは、所定構造のメッセージ
パケットMPを用いて行われている。このメッセージパ
ケットMPの一具体例としては、メッセージの種類を示
すメッセージ・タイプと、各メッセージ内容毎に対応付
けられたメッセージ番号と、ステータスとの3つの要素
を有して成るものが考えられる。上記メッセージ・タイ
プは、例えば入力を伴わないメッセージ(上記図5、図
10参照)や、入力を伴うメッセージ(上記図11参照
)や、スケジューラ・パケットの表示や、リスト(予約
内容の一覧表)の表示や、重複リストの表示等の区別を
指示する。上記メッセージ番号は、例えば8ビットのと
き256種類のメッセージのいずれかを指定できる。 すなわち、制御回路15は入力音声の認識データや現在
の状態(ステータス)等に応じて適切なメッセージのタ
イプや種類(内容)を選択し、そのメッセージ・タイプ
やメッセージ番号を上記メッセージパケットMPに入れ
て、アニメーションキャラクタ発生回路16や音声合成
回路19に送る。アニメーションキャラクタ発生回路1
6や音声合成回路19では、送られたメッセージパケッ
トMP内のメッセージ番号に応じたメッセージを動画表
示(アニメーションキャラクタの口の動きの表示とメッ
セージの文字表示)したり音声合成して出力したりする
わけである。
【0076】なお、このようなメッセージ番号を介して
のメッセージの表示及び音声出力を行う場合には、予め
何種類かのメッセージを用意しておくことが必要とされ
、これらの複数のメッセージの内から1つのメッセージ
が選択されて表示及び音声出力されるわけであるが、そ
の代わりに、制御回路15にてメッセージ自体を作文さ
せるようにし、この作られたメッセージを例えば1文字
分ずつ送って動画表示や音声合成を行わせるようにして
もよい。
【0077】次に、上記自然言語入力処理についてさら
に説明する。例えば録画予約時において、時間情報等の
不足項目の推論を常識の範囲で行うようにしている。例
えば、開始時刻入力の際に分だけ指定されたときには、
現在時刻との関連で時間を推定したり、終了時刻入力の
際に時間や分が入力されたときには開始時刻からの録画
時間としたりする。また、複数の要素情報が入力される
ときに、「から」と「まで」との関連性を考慮し、例え
ば「30分9時まで」のような音声入力に対して8時3
0分から9時0分までと推定したり、現在時刻が8時1
0分であれば、「30分から1時間」との音声入力に対
して8時30分から9時30分までと推定したりする。
【0078】なお、本発明は上記具体例のみに限定され
るものではなく、例えば、音声入力手段としては送受話
器の他に、いわゆるハンドマイクを用いたり、遠隔操作
装置(いわゆるリモコン)に小型マイクを設けたりする
ようにしてもよい。スイッチ(プレストークスイッチ)
はこれらのハンドマイクやリモコンに設ければよい。ま
た、制御される電子機器はVTRに限定されず、ディス
クの記録及び/又は再生装置や、デジタル又はアナログ
のオーディオテープレコーダ等の種々の電子機器に対す
る制御装置に適用可能である。
【0079】
【発明の効果】上述のように、本発明の電子機器の制御
装置においては、電子機器を使用する使用者からの命令
を認識し、この認識結果を用いて使用者からの命令を推
論或いは理解してこの結果に基づいて電子機器を制御す
ると共に推論結果に応じて使用者に対するメッセージを
生成することにより、使用者からの命令の意図を正確に
解析でき電子機器の操作に不慣れな使用者に代わって正
確に電子機器の制御が可能となっている。
【0080】また、本発明の制御装置においては、操作
が複雑な電子機器をいわゆる機械に弱い使用者にとって
も使い易くするために、使用者に代わって機器の操作を
するエージェントをヒューマンインターフェースに導入
し、更に、このエージェントには機器操作の熟練者をメ
タファとすると共に、機器の操作に関する知識に加えて
使用者の意図を理解しそれを実行しようとする意思を持
つようにしているため、使用者と機器とのコミュニケー
ションを容易にすることが可能となっている。したがっ
て、電子機器の操作に馴染めなかった使用者も、機器を
使い易くなっている。
【0081】更に、本発明の電子機器の制御装置におい
て、インターフェースの基本的な流れすなわち言葉で意
図を伝えて使用者が望む操作を電子機器に対して実行す
るという流れは、簡単な教示によって全ての使用者に理
解できるものとなっていて、使用する言葉に制約が少な
い日常的な言い方ができるので使い易くなっており、自
分で機器の操作ができない人或いは初めてこのインター
フェースを使用する人にとっても非常に便利なものとな
っている。また、使用者は、制御装置が人間的な感情を
表現することで、好意的な印象を持ち、使用者の装置に
対する親近感が得られ、機械とコミュニケーションする
ことへの心理的な拒否反応を軽減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の制御装置の概略構成を示すブロック図
である。
【図2】実施例装置を簡略化して示す図である。
【図3】本具体例の制御装置の概略構成を示すブロック
図である。
【図4】本具体例装置における主要な動作のフローチャ
ートである。
【図5】初期状態でのアニメーションキャラクタ及び吹
き出し部が表示されたCRT画面を示す図である。
【図6】音声認識回路の一構成例を示すブロック図であ
る。
【図7】制御回路での機能を説明するためのブロック図
である。
【図8】図4のフローチャートにおける各ステップでの
処理の詳細を示すフローチャートである。
【図9】図8のフローチャートにおける予約処理の詳細
を示すフローチャートである。
【図10】予約入力要求表示がなされたCRT画面を示
す図である。
【図11】予約情報確認のための表示がなされたCRT
画面を示す図である。
【図12】図9のフローチャートにおける要素情報入力
及び要素情報入力処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図13】図9のフローチャートでの不足情報処理の詳
細を示すフローチャートである。
【図14】図9のフローチャートにおける重複チェック
処理の詳細を示すフローチャートである。
【図15】図8のフローチャートにおける表示処理の詳
細を示すフローチャートである。
【図16】図15のフローチャートの続きのフローチャ
ートである。
【図17】図8のフローチャートにおける変更処理の詳
細を示すフローチャートである。
【図18】図8のフローチャートにおける取消処理の詳
細を示すフローチャートである。
【図19】図8のフローチャートにおけるVTR操作処
理の詳細を示すフローチャートである。
【図20】図8のフローチャートにおける暇アニメ処理
の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
50・・・・・・ユーザ 60・・・・・・制御装置 61・・・・・・マイク 62・・・・・・音声認識部 63・・・・・・対話理解部 64・・・・・・スピーカ 65・・・・・・音声合成部 66・・・・・・電子機器制御部 67・・・・・・メッセージ生成部 68・・・・・・キャラクタ表示部 69・・・・・・モニタ 71・・・・・・VTR 73・・・・・・テレビジョン受像機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  予め設定された語彙情報テーブルに基
    づいて電子機器を使用する使用者からの音声を認識する
    音声認識部と、少なくとも電子機器を制御するための制
    御情報との関連の下に上記音声認識部からの認識結果を
    理解し又は推論し、理解された制御情報又は推論結果情
    報を出力する対話理解部と、上記対話理解部からの上記
    推論結果情報が入力され上記使用者に対する質問や確認
    を求めるためのメッセージ情報を少なくとも生成するメ
    ッセージ生成部と、上記対話理解部からの上記制御情報
    が入力され上記電子機器を制御する制御部とを有してな
    ることを特徴とする電子機器の制御装置。
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