JPH043387Y2 - - Google Patents

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JPH043387Y2
JPH043387Y2 JP1987113894U JP11389487U JPH043387Y2 JP H043387 Y2 JPH043387 Y2 JP H043387Y2 JP 1987113894 U JP1987113894 U JP 1987113894U JP 11389487 U JP11389487 U JP 11389487U JP H043387 Y2 JPH043387 Y2 JP H043387Y2
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JP
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metal pipe
filament coil
fluorescent lamp
small
coil
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高周波電源で点灯される超小型の蛍
光ランプに関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
液晶カラーテレビは、今日現在では、大面積の
液晶表示部の製作が困難なために、小型の携帯用
ポケツトテレビが先に実用化されるに至つてい
る。これらの小型液晶カラーテレビの画面の大き
さは3〜5インチ程度であり、バツクライトとし
て使用される蛍光ランプもこれに対応する大きさ
のものが実用化されている。バツクライトとして
使用される蛍光ランプは、寸法が小さく、かつ消
費電力も小さいことも必要であるが、同時に、明
るくて演色性がよく、使用寿命(使用開始当初の
光量の70%まで光量が減衰する時間)も1000時間
以上であることが要求される。現在実用化されて
いるバツクライト用の最小の蛍光ランプは、カラ
スバルブの内径が約4mm、放電路長が2〜3イン
チ程度であり、消費電力は2W程度である。そし
て、これらの蛍光ランプは、この消費電力に適合
するように、電流と電圧および始動用稀ガスや水
銀の封入量が定められ、更には最適な電極設計が
なされる。そして、高周波電源で点灯されるの
で、要求される明るさと演色性が得られ、使用寿
命も要求を満足するものが実用化されている。
ところで、最近では、画面の大きさが2インチ
以下の非常に小さな液晶カラーテレビも実用化さ
れつつあり、バツクライト用の蛍光ランプもこれ
に応じて更に小型のものが要求されている。しか
しながら、蛍光ランプを超小型化するためには電
極も超小型にする必要があるが、超小型で温度上
昇が早くて消費電力を少なくするために電極用の
フイラメントコイルの素線径を細くするとフイラ
メントコイルの支持が困難で衝撃や振動に対して
弱くなる。また、放電時に電子線などが細いフイ
ラメントコイルに衝突するので、どうしても寿命
が短くなつてしまう。また、光量を大きくするた
めに、20〜60kHz程度の高周波電源で点灯する
が、高周波電源で点灯すると小さな電極に大きな
負担がかかり、やはり寿命が短くなる問題点があ
る。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、かかる事情に鑑みてなされた
ものであり、この目的とするところは、前述の用
途との関係で、素線径の細い電極用フイラメント
コイルを確実に支持することができ、小さい消費
電力でも光量が大きくなるように高周波点灯して
も使用寿命が十分に長く、超小型で消費電力の少
ない蛍光ランプを提供することにある。
〔考案の構成とその作用〕
本考案の蛍光ランプは、内導線に固定された金
属パイプと、この金属パイプの先端開口から少し
後退した位置の中空部にあつて、金属パイプの内
壁に支持され、後方に伸びるコイルリード部が金
属パイプの後端部に固定されたフイラメントコイ
ルとからなる電極を具備したことを特徴とするも
のである。
すなわち、フイラメントコイルが金属パイプの
内壁に支持されているので、超小型で消費電力を
少なくするために、素線径を細くして小さなフイ
ラメントコイルにしても細いガラスバルブ内に確
実に支持することができる。また、このフイラメ
ントコイルが金属パイプの先端開口から少し後退
した位置の中空部にあるので、放電時に発生する
電子線などが主に金属パイプの先端部に衝突し、
直接フイラメントコイルにはほとんど衝突しな
い。また、高周波点灯してもその負荷を金属パイ
プが主に負担するので、電極の耐久性が大きくな
る。従つて、超小型にしても消費電力が少なく、
かつ使用寿命の長い蛍光ランプになる。
〔実施例〕
以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具体
的に説明する。
第1図は本考案実施例の要部の説明図である。
ガラスバルブ1の端部には、内導線3を気密に固
定したガラスビート2が溶着されている。ステン
レス製の金属パイプ4の後端部5は偏平に圧潰さ
れており、内導線3の端部6とフイラメントコイ
ル8から後方に伸びるコイルリード部7とを挟持
して固定している。これらの固定方法は、スポツ
ト溶接であつてもよい。フイラメントコイル8は
金属パイプ4の先端開口9よりも少し後退した位
置に配置されている。そして、フイラメントコイ
ル8にはエミツターとして(Ba,Sr,Ca)Oが
塗布されている。ガラスバルブ1の内部には少量
のアルゴンガスと水銀が封入され、その内壁には
蛍光体層10が設けられている。
第2図は、ゲツター11を金属パイプ4に取付
けた例を示すが、ゲツター11の一端12が金属
パイプ4の後端部5に溶接され、ゲツター11が
金属パイプ4に沿つて配置されている。このゲツ
ター11は、ニツケル板の一方に面にタンタルや
ジルコンのゲツター金属粉末を焼き付け、他方の
面には水銀化合物を付着されたものであつて、組
立後に通電して加熱処理を行うと、ガラスバルブ
1内に水銀を放出し、かつ、不純ガスなどをタン
タルやジルコンのゲツター金属粉末が吸収する役
目を行う。
次に、上記構成の蛍光ランプの具体的数値例を
示すと、ガラスバルブ1の内径が約3mm、金属パ
イプ4の内径が1.2mm、板厚が0.1mm、長さが約5
mmである。また、ゲツター11は、厚さが約0.1
mm、巾が約1mm、長さが約3mm程度の大きさであ
り、細いガラスバルブ1の内部に金属パイプ4と
ともにコンパクトに組み込まれている。フイラメ
ントコイル8は、素線径が約30μmのタングステ
ン素線を外径が1.0mmのダブルコイルに巻いたも
のであり、その重量が約3mg、長さが2.5〜3.0mm
である。このように、素線径が細いので、コイル
リード部7でフイラメントコイル8を支持するこ
とができず、フイラメントコイル8は金属パイプ
4の内壁に寄りかかるようにして支持されてい
る。そして、フイラメントコイル8の先端は金属
パイプ4の先端開口9から約1mm後退した位置に
あり、先端開口9と図示しない他方の金属パイプ
の先端開口間の放電路長は20mmである。
かかる蛍光ランプを、消費電力が1W、電流が
5mA、周波数が40kHzの高周波で点灯させると、
使用初期の輝度は約10000ntであり、使用寿命も
1000時間程度であつた。従つて、非常に小型であ
つても、液晶カラーテレビのバツクライトとして
要求される輝度および使用寿命を十分に得ること
ができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る蛍光ランプ
は、電極用のフイラメントコイルを金属パイプの
先端開口から少し後退した位置で金属パイプの内
壁で支持するようにしたので、フイラメントコイ
ルを素線径の極めて細いタングステン素線で超小
型軽量に形成し、少ない消費電力で電子放射が容
易に実行されるようにしても、フイラメントコイ
ルを確実に支持することができるので製作しやす
く、また、板状のゲツターも取付けやすい。そし
て、電極が超小型であつても耐久性が極めて大き
く、長時間点灯してもガラスバルブ内壁の黒化現
象が少なく、つまり光量の減衰が少なく、液晶カ
ラーテレビのバツクライト用の超小型蛍光ランプ
として非常に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の要部の説明図、第2図
はゲツターの取付構造の説明図である。 1……ガラスバルブ、2……ガラスビード、3
……内導線、4……金属パイプ、7……コイルリ
ード部、8……フイラメントコイル、10……蛍
光体層、11……ゲツター。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内導線に固定された金属パイプと、この金属
    パイプの先端開口から少し後退した位置の中空
    部にあつて、金属パイプの内壁に支持され、後
    方に伸びるコイルリード部が金属パイプの後端
    部に固定されたフイラメントコイルとからなる
    電極を具備した蛍光ランプ。 2 一端が前記金属パイプの外面に固定され、こ
    の金属パイプに沿つて配置されたゲツターが付
    加されてなる実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の蛍光ランプ。
JP1987113894U 1987-07-27 1987-07-27 Expired JPH043387Y2 (ja)

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JPS6419251U (ja) 1989-01-31

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