JPH04338532A - 耐熱ボード及びその製造方法 - Google Patents

耐熱ボード及びその製造方法

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Publication number
JPH04338532A
JPH04338532A JP3138437A JP13843791A JPH04338532A JP H04338532 A JPH04338532 A JP H04338532A JP 3138437 A JP3138437 A JP 3138437A JP 13843791 A JP13843791 A JP 13843791A JP H04338532 A JPH04338532 A JP H04338532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid resin
carbon fiber
polyparabanic acid
woven fabrics
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3138437A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Hirata
純一 平田
Rinjiro Ichikawa
市川 林次郎
Keisuke Ebina
海老名 敬輔
Shunichi Doi
土肥 俊一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujimori Kogyo Co Ltd
Tonen Chemical Corp
Nitto Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Tonen Sekiyu Kagaku KK
Fujimori Kogyo Co Ltd
Tonen Chemical Corp
Nitto Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tonen Sekiyu Kagaku KK, Fujimori Kogyo Co Ltd, Tonen Chemical Corp, Nitto Chemical Industry Co Ltd filed Critical Tonen Sekiyu Kagaku KK
Priority to JP3138437A priority Critical patent/JPH04338532A/ja
Publication of JPH04338532A publication Critical patent/JPH04338532A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軽量で、優れた耐熱性
、難燃性、強度を有し、このため車輌ボディ等に好適に
用いられる耐熱ボード及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、ポリパラバン酸樹脂が優れた耐熱性を有し、高温使
用下での絶縁特性に優れた素材であることが知られてお
り、耐熱絶縁性を必要とする各種用途への使用が提案さ
れているが、ポリパラバン酸樹脂の優れた耐熱性を利用
した異分野での適用が望まれている。
【0003】また従来、車輌ボディ等に適用される軽量
で耐熱性、高強度を有する材料が種々提案されているが
、更に軽量で優れた耐熱性、難燃性、強度を有し、しか
も安価に製造する材料が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする手段及び作用】本発明者らは
上記要望に応えるため鋭意検討を行なった結果、2枚の
カーボンファイバの織布又は不織布間にポリパラバン酸
樹脂層を好ましくはポリパラバン酸樹脂がカーボンファ
イバ織布又は不織布の一部又は全部に浸出した状態にお
いて介在させることにより、軽量で強度が高く、かつ耐
熱性、難燃性が優れた耐熱ボードが得られること、この
場合かかる耐熱ボードの製造方法として、ロール押出法
により2枚のカーボンファイバ織布又は不織布間にポリ
パラバン酸樹脂溶液のシート状物を供給、挟持した状態
の成形物を成形し、これを熱圧着処理し、更に好適には
これを熱処理し、脱溶媒することにより、カーボンファ
イバ織布又は不織布にポリパラバン酸樹脂層が強固に一
体化し、上記したような良好な特性を有する耐熱ボード
が簡単かつ安価に製造し得ることを知見し、本発明をな
すに至ったものである。
【0005】従って、本発明は、(1)2枚のカーボン
ファイバ織布又は不織布間にポリパラバン酸樹脂層が好
ましくはカーボンファイバ織布又は不織布の一部又は全
部にポリパラバン酸樹脂が浸出した状態で介在されてな
る耐熱ボード、及び(2)互に所定間隔離間して配設さ
れた2個の回転ロール間に2枚のカーボンファイバ織布
又は不織布を供給すると共に、これら両カーボンファイ
バ織布又は不織布間にポリパラバン酸樹脂溶液を供給し
、該ポリパラバン酸樹脂溶液のシート状物の両側に上記
カーボンファイバ織布又は不織布がそれぞれ付着した成
形物を押出し、次いでこの成形物を熱圧着処理すること
を特徴とする耐熱ボードの製造方法を提供する。
【0006】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明の耐熱ボードは、図1に示すように、2枚のカーボン
ファイバ織布又は不織布1,1間にポリパラバン酸樹脂
層2が好ましくは上記カーボンファイバ織布又は不織布
の一部又は全部にポリパラバン酸樹脂が浸出した状態で
介在されてなるものである。
【0007】ここで、カーボンファイバ織布又は不織布
としては、厚さ0.005〜5mm、特に0.1〜2m
mであるものを使用することが好ましい。
【0008】また、ポリパラバン酸樹脂は、下記一般式
(1)で示されるものである(式(1)中のRとしては
式(2)で示されるものが挙げられる)が、好ましくは
式(3)で示されるポリパラバン酸樹脂が用いられる。 また、より優れた難燃性を付与するため、下記式の樹脂
をブロム化したものも好適に用いられる。
【0009】
【化1】
【0010】
【化2】
【0011】
【化3】
【0012】上記ポリパラバン酸樹脂層の厚さは、耐熱
ボードの用途に応じ選定され、特に制限されないが、通
常3〜1000μm、特に10〜500μmとすること
が好適である。
【0013】上記のような耐熱ボードを製造する方法と
しては、図2に示したようなロールを用いた押出法を採
用することができる。即ち、図2において、3,3は互
に所定間隔離間して並設されたロールであり、本発明の
方法にあっては、これらロール3,3間に上述した2枚
のカーボンファイバ織布又は不織布1,1を供給すると
共に、これら両織布又は不織布1,1間にポリパラバン
酸樹脂溶液4を供給し、上記両ロール3,3によりこの
ポリパラバン酸樹脂溶液のシート状物4’の両側に上記
織布又は不織布1,1が圧着、積層した成形物5を押出
し、次いでこの成形物5の両織布又は不織布1,1の外
側から熱及び圧力を加える熱圧着処理を行ない、耐熱ボ
ードを得るものである。この場合、最後に加熱、脱溶剤
処理を行なうが、脱溶剤処理としては、加熱処理(通常
は300℃以下)する方法やボードを水もしくは湯に浸
漬して溶剤を水に流し出す方法などが採用し得る。
【0014】ここで、ポリパラバン酸樹脂の溶液を得る
のに使用する溶剤としては、ポリパラバン酸樹脂を溶解
し得る有機溶剤であればいずれのものも使用可能である
が、特にジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド
等が用いられる。ポリパラバン酸樹脂溶液は、ポリパラ
バン酸樹脂を上記溶剤に溶解することによって調製し得
るが、この場合ポリパラバン酸樹脂の濃度は20〜95
重量%、特に40〜85重量%とすることが好ましい。 またこの場合、ポリパラバン酸樹脂溶液には、必要に応
じカーボンパウダー、カーボンファイバ等の粉末状又は
繊維状充填剤を配合することができる。なお、上記ロー
ル押出し法を良好に行なう点から、ポリパラバン酸樹脂
溶液の粘度を25℃において5〜2000ポイズ、特に
30〜1000ポイズとすることが好ましい。
【0015】また、上記熱圧着処理は、温度50〜30
0℃、特に80〜150℃、圧力1〜50kg/cm2
、特に2〜20kg/cm2で1〜60秒間、特に2〜
10秒間行なうことが好ましく、これによりポリパラバ
ン酸樹脂がカーボンファイバ織布又は不織布に浸出し、
ポリパラバン酸樹脂層とカーボンファイバ織布又は不織
布とが強固に接着一体化した耐熱ボードが得られる。
【0016】また、カーボン繊維もしくは不織布とポリ
パラバン酸樹脂とを一体化するに先立ってカーボン繊維
もしくは不織布にコロナ放電またはプラズマなどによっ
て、表面処理をおこなう方が接着性を向上するので好ま
しい。
【0017】
【発明の効果】本発明の耐熱ボードは、カーボンファイ
バ織布又は不織布間にポリパラバン酸樹脂層が介在して
いるので、軽量で優れた耐熱性を有すると共に、強度が
高いものであり、このため自動車や電車のボディ、床,
天井,壁,ドア等の建築材料、ダクト、家具材料等に好
適に使用することができる。
【0018】また、本発明の耐熱ボードの製造方法によ
れば、かかる優れた性能の耐熱ボード、特にカーボンフ
ァイバ織布又は不織布とポリパラバン酸樹脂層とが強固
に一体化し、カーボンファイバ織布又は不織布の一部又
は全部にポリパラバン酸樹脂が浸出した耐熱ボードを簡
単かつ確実に、しかも安価に製造することができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものでは
ない。なお、下記例において、部は重量部を示す。
【0020】〔実施例1〕厚さ1mm,嵩密度30g/
m3のプラズマ処理をしたカーボンファイバー不織布を
図2の如く配し、固形分40重量%,粘度500ポイズ
のポリパラバン酸樹脂を中間部へ流し込んだ。圧力10
kg/cm2,温度120℃でプレスした後、同積層シ
ートを250℃で10分間熱処理した。得られた積層体
の強度は30kgf/mm2となり、未処理不織布2枚
重ねで5kgf/mm2であったので6倍向上している
ことが確認された。耐熱試験では400℃にても異常な
かった。
【0021】また、株式会社アドバンテスト社製シール
ド効果評価器TR  17301により電磁波シールド
特性を測定したところ、電界波において、200MHz
−45(dB),500MHz−35(dB)の特性を
得た。
【0022】〔実施例2〕実施例1と同様の不織布に対
して固形分60重量%,粘度1000ポイズの臭素化ポ
リパラバン酸樹脂を中間部へ流し込んだ以外は実施例1
と同様にして積層体を得た。得られた積層体の強度は、
40kgf/mm2で、電磁波シールド特性は、200
MHz−40(dB),500MHz−30(dB)で
あった。
【0023】〔実施例3〕厚さ1mm,嵩密度20g/
m3のカーボンファイバー不織布をベースとして、固形
分60重量%,粘度1000ポイズのポリパラバン酸樹
脂をコーティングした。ポリパラバン酸樹脂の80%は
不織布中に吸収され、一部が表面をフィルム状に被う形
態となった。この含浸タイプの積層体の強度を測定した
ところ、20kgf/mm2の引張り強度を得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐熱ボードの一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】本発明の一実施方法を説明する説明図である。
【符号の説明】
1    カーボンファイバ織布又は不織布2    
ポリパラバン酸樹脂層 3    ロール 4    ポリパラバン酸樹脂溶液 4’  シート状物 5    成形物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  2枚のカーボンファイバ織布又は不織
    布間にポリパラバン酸樹脂層が介在されてなる耐熱ボー
    ド。
  2. 【請求項2】  2枚のカーボンファイバ織布又は不織
    布間にポリパラバン酸樹脂層が上記カーボンファイバ織
    布又は不織布の一部又は全部にポリパラバン酸樹脂が浸
    出した状態で介在されてなる耐熱ボード。
  3. 【請求項3】  互に所定間隔離間して配設された2個
    の回転ロール間に2枚のカーボンファイバ織布又は不織
    布を供給すると共に、これら両カーボンファイバ織布又
    は不織布間にポリパラバン酸樹脂溶液を供給し、該ポリ
    パラバン酸樹脂溶液のシート状物の両側に上記カーボン
    ファイバ織布又は不織布がそれぞれ付着した成形物を押
    出し、次いでこの成形物を熱圧着処理することを特徴と
    する耐熱ボードの製造方法。
JP3138437A 1991-05-14 1991-05-14 耐熱ボード及びその製造方法 Pending JPH04338532A (ja)

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JP3138437A Pending JPH04338532A (ja) 1991-05-14 1991-05-14 耐熱ボード及びその製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002529274A (ja) * 1998-11-06 2002-09-10 ストラクチュラル ポリマー システムズ リミテッド 成形材料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002529274A (ja) * 1998-11-06 2002-09-10 ストラクチュラル ポリマー システムズ リミテッド 成形材料

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