JPH04338268A - 超音波振動装置 - Google Patents

超音波振動装置

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Publication number
JPH04338268A
JPH04338268A JP10760591A JP10760591A JPH04338268A JP H04338268 A JPH04338268 A JP H04338268A JP 10760591 A JP10760591 A JP 10760591A JP 10760591 A JP10760591 A JP 10760591A JP H04338268 A JPH04338268 A JP H04338268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
frequency
vibrator
stage resonator
final stage
Prior art date
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Pending
Application number
JP10760591A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Mishiro
三代 祥二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taga Electric Co Ltd
Original Assignee
Taga Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Taga Electric Co Ltd filed Critical Taga Electric Co Ltd
Priority to JP10760591A priority Critical patent/JPH04338268A/ja
Publication of JPH04338268A publication Critical patent/JPH04338268A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大きな振動振幅を必要
とする超音波応用装置、特に、大きな出力端面積を大き
な振幅で安定に振動させることができるハイパワー分野
への利用に適した超音波振動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、超音波応用装置における超音波
変換器は、その電気機械変換効率を高めるために機械的
共振周波数で駆動される。その共振特性の尖鋭度Qは大
きな値を有し、特に、振幅拡大用のホーンを多段に用い
たものは著しい。このようなQの大きな振動系を、正し
くその共振点で駆動するために、PLLによる共振周波
数自動追尾回路が広く用いられている。
【0003】従来の一例を、図9および図3に基づいて
説明する。まず、振動子としての縦型振動子1は円環状
電歪素子2とエクスポネンシャル部3とをボルト4によ
り締着して振幅拡大ホーンを構成してなるものである。 この縦型振動子1の前記エクスポネンシャル部3の先端
にステップホーン5が連結され、さらに、その先端には
、最終段共振体6がそのノード部分7の外周でボルトに
より接続されている。この最終段共振体6の長さ方向の
端面8,9は、拡大された振幅で大きく共振振動する。 また、前記縦型振動子1の基部端面に対向させて超音波
マイクロフォン10が設けられている。
【0004】しかして、電圧制御発振器11の発振信号
は、電力増幅器12で増幅されて出力トランス13を経
て振動子1を駆動する。その駆動電圧etあるいは駆動
電流itと、超音波マイクロフォン10により得られる
振動速度信号esとが位相比較器14に入力され、それ
らの位相差に応じた出力は積分器15によって積分され
た後、電圧制御発振器11の発振周波数を制御して振動
子1の共振周波数を追尾駆動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】大きな振動振幅の必要
に応じて振幅拡大ホーンを多段に重ねて行くにつれて、
振動子1から見た振動系のQは著しく大きくなって通常
の自動追尾回路による対応は困難となってくる。すなわ
ち、Qの大きな振動体では、振動子1から見た振動速度
信号の有効範囲が共振周波数のごく近くのみとなって追
尾目標となる位相差特性も有効幅が狭くなり、振動系、
特に、最終段共振体6のわずかな共振周波数特性のバラ
ツキによって電圧制御発振器11との周波数偏差が開く
と、電圧制御発振器11の発振周波数が前記位相差特性
の有効幅から逸脱しロック不能となって異常動作に引き
込まれてしまう。さらに、電圧制御発振器11における
経年変化や温度ドリフトなどによる発振周波数の不安定
要因が加わり、一層ロック動作を困難にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】振幅拡大ホーンを多段接
続した超音波振動体において、最終段共振体の振動速度
を検出する振動速度検出手段を設け、この振動速度検出
手段にPLLによる共振周波数自動追尾手段を接続した
【0007】
【作用】振動子から見た共振特性のQが高くとも、得ら
れた振動速度信号は最終段共振体だけの共振特性となる
ので、その有効な周波数範囲が広くなり、従って、位相
差特性の有効幅が広がり、PLLによる共振周波数自動
追尾手段のロック範囲が広くなり、多段共振体における
ツールなどの互換性を含めて発振器の追尾動作が広く安
定になる。
【0008】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1乃至図6に基づ
いて説明する。従来例において使用した図9及び図3で
説明した部分と同一部分は同一符号を用い説明も省略す
る。本実施例は、振動速度検出手段となる超音波マイク
ロフォン10を振幅拡大ホーンとなる最終段共振体6の
端面9に対向させて配設したものである。
【0009】このような構成において、ボルト4により
締着された円環状電歪素子2で発生する振動は、エクス
ポネンシャル部3で振幅が拡大され、ついで、ステップ
ホーン5・最終段共振体6に順次伝達される。この場合
の縦振動の振幅分布を図1(b)に示す。
【0010】最終段共振体6は、その長さ方向に図1(
c)に示すような振動分布で縦振動するように設計され
、そのとき、径をやや大きくしたノード部分7は、ポア
ソン効果によってラジアル方向に振動する。したがって
、振動子1により励振されたステップホーン5の先端で
最終段共振体6のノード部分7を駆動すると、最終段共
振体6の長さ方向の端面8,9は拡大された振幅で大き
く共振振動する。
【0011】図4(a)に示すものは、振動子1のみで
の周波数に対する共振レスポンスであり、図4(b)に
示すものは、ステップホーン5及び最終段共振体6を接
続した全体の振動体の共振レスポンスである。
【0012】この特性から判るように、ステップホーン
5を多段に縦接続した振動体では、振動子1から見た共
振レスポンスは小さく、かつ、その尖鋭度Qは著しく大
きくなって手動による発振器の共振周波数調節は非常に
困難となる。
【0013】図1に示すような多段の振動体では、図4
(b)の如く共振レスポンスが小さくQが大きいので、
従来のような振動子での振動速度検出、例えば、差動に
よる振動速度検出信号と駆動電圧又は駆動電流との位相
差信号は、共振点を僅かに離れると有効成分が無くなっ
て追尾制御が不能となる。
【0014】すなわち、図5(a)の如く、例えば、共
振周波数f0 が40kHzのときの位相差信号の有効
幅Δfは、差動バランスを念入りに調整しても±400
〜800Hz位に狭くなって、電圧制御発振器の温度ド
リフトや、振動体の共振周波数の経時変化などによって
位相差信号の有効幅から電圧制御発振器の発振周波数が
外れて追尾不能となってしまうのである。これは振動子
1から見た振動系の共振レスポンスのQが高いため共振
点のごく近くのみに振動速度信号の有効成分が集中する
ためで、その範囲を超えると共振振動情報は振動子1に
は含まれないからである。
【0015】図6は、一般的な振動速度信号esと、駆
動電圧etあるいは駆動電流itとの位相差の周波数特
性の一例を示している。共振周波数f0 付近において
、その位相差φが+であれば発振周波数を高く、−であ
れば低くなるように電圧制御発振器11を制御してやれ
ば、共振周波数f0 に向かって駆動周波数が制御され
て自動追尾動作を行なう。
【0016】そして、そのように制御できるのは、共振
周波数f0 の下のゼロクロス周波数f1 から上のゼ
ロクロス周波数f4 までの周波数帯について云えるの
であって、それより低いあるいは高い周波数からではロ
アーリミットあるいはアッパーリミットにいってしまい
、共振周波数f0 に制御することができない。そのよ
うな誤動作を防ぐために、通常は電圧制御発振器11の
制御範囲Δfを、例えば、f2からf3の間に限定して
おく。
【0017】電圧制御発振器11の発振周波数安定度や
、振動子共振周波数の安定度、さらに、ツールとなる最
終段共振体6の交換時のバラツキなどを考慮して、位相
差特性上の有効範囲f1 からf4 の間の周波数幅は
できるだけ広いことが望ましい。
【0018】本実施例の特徴は、振動速度信号として最
終段共振体6の共振振動情報を取り入れたことにある。 振動子1を駆動して振動させた時でも最終段共振体6の
共振特性は、ほぼ最終段共振体6単体の共振特性となる
から、その振動速度信号を従来と同様な方法、すなわち
、振動面となる端面9に対向させて取り出すと、その有
効な周波数範囲は、図5(a)に示す従来の特性に比べ
て著しく拡大し、電圧制御発振器11の発振周波数と振
動体共振周波数との微妙な関係に煩わされずに安定な追
尾発振を行なうことができる。
【0019】端面9と対向させた超音波マイクロフォン
10による振動速度検出信号と振動子電流との位相差の
周波数特性を図5(b)に示す。これによれば、有効幅
Δfは、40kHzに対して±3kHzにも達する。
【0020】なお、前記実施例では、最終段共振体6の
振動速度を検出する振動速度検出手段として超音波マイ
クロフォン10を用いた状態について説明したが、従来
から公知の他の方法、例えば■.振動面に対向して電極
を設けて、その間の静電容量の変化分を検出する。
【0021】■.圧電素子をノード部分に貼付けて発生
電圧を検出する。
【0022】■.圧電素子をランジュバン型に一体に構
成して発生電圧を検出する。
【0023】■.磁歪素子を取り付けて発生電圧を検出
する。
【0024】■.電磁コイルによりリラクタンスの変化
を検出する。
【0025】など、多くの検知手段を利用することが可
能である。
【0026】また、縦振動以外のたわみ振動系、ねじり
振動系など他のモードの超音波振動体においても同様に
動作して大きな効果がもたらされる。
【0027】さらに、最終段共振体6は、ツールとして
適宜交換されることが多いため、振動速度検出器として
は、光センサ、静電容量センサ或は超音波マイクロフォ
ンなどの非接触型センサが好適である。
【0028】つぎに、図7に基づいて本発明の第二の実
施例を説明する。本実施例は、最終段共振体16に大面
積の大端面17を形成し、超音波マイクロフォン10に
よりその大端面17の振動速度をセンスするようにした
ものである。この構造は、最終段共振体16がツールと
して交換使用されるものである場合に適している。
【0029】さらに、図8に基づいて本発明の第三の実
施例を説明する。本実施例の最終段共振体18は幅広共
振体であり、この最終段共振体18に超音波マイクロフ
ォン10を非接触で設けたものである。
【0030】
【発明の効果】本発明は上述のように、振幅拡大ホーン
を多段接続した超音波振動体において、最終段共振体の
振動速度を検出する振動速度検出手段を設け、この振動
速度検出手段にPLLによる共振周波数自動追尾手段を
接続したので、振動子から見た共振特性のQが高くとも
、得られた振動速度信号は最終段共振体だけの共振特性
となるため、その有効な周波数範囲が広くなり、従って
、位相差特性の有効幅が広がり、PLLによる共振周波
数自動追尾手段のロック範囲が広くなり、多段共振体に
おけるツールなどの互換性を含めて発振器の追尾動作が
広く安定させることができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す側面図である。
【図2】その斜視図である。
【図3】PLL回路のブロック図である。
【図4】振動子のみの周波数に対する共振レスポンスと
ステップホーンと最終段共振体とを接続した全体の振動
体の周波数に対する共振レスポンスとを示す特性図であ
る。
【図5】周波数に対する位相差の変化を示す特性図であ
る。
【図6】振動速度信号と駆動電圧あるいは駆動電流との
位相差の周波数特性の一例を示す特性図である。
【図7】本発明の第二の実施例を示す側面図である。
【図8】本発明の第三の実施例を示す斜視図である。
【図9】従来の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
5      振幅拡大ホーン 6      最終段共振体 10      振動速度検出手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  振幅拡大ホーンを多段接続した超音波
    振動体において、最終段共振体の振動速度を検出する振
    動速度検出手段を設け、この振動速度検出手段にPLL
    による共振周波数自動追尾手段を接続したことを特徴と
    する超音波振動装置。
JP10760591A 1991-05-13 1991-05-13 超音波振動装置 Pending JPH04338268A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10760591A JPH04338268A (ja) 1991-05-13 1991-05-13 超音波振動装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP10760591A JPH04338268A (ja) 1991-05-13 1991-05-13 超音波振動装置

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JPH04338268A true JPH04338268A (ja) 1992-11-25

Family

ID=14463410

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JP10760591A Pending JPH04338268A (ja) 1991-05-13 1991-05-13 超音波振動装置

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JP (1) JPH04338268A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007117934A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Nec Tokin Corp ボルト締めランジュバン型振動子

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6110194A (ja) * 1984-06-22 1986-01-17 Iseki & Co Ltd 農作業機における給油装置

Patent Citations (1)

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