JPH0433729A - 複合加工用シミュレーション装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明はパンチ加工及びレーザ加工の複合加工状態ない
し結果をシミュレーションする複合加工用シミュレーシ
ョン装置に関する。

（従来の技術） パンチ加工は、例えばタレットパンチプレス機において
、ワーククランプ装置て把持したワークを割出された金
型に対して位置決めし、割出し金型にて丸や角の穴明は
加工を行うものである。

このとき、ワーククランプ装置の位置決めや、金型割出
し、ストライカの昇降動作はＮＣ装置によって制御され
、このＮＣ装置には、各部材を順序制御するためのパン
チ加工用のＮＣプログラムが提供されるようになってい
る。

一方、レーザ加工は、レーザ発振器より発振されたレー
ザ光をレーザ加工ヘッドに案内して集光し、ワークを把
持するワーククランプ装置を前記レーザ加工ヘッドに対
して相対的に移動させることにより、ワークを任意の形
状に切断加工するものである。このとき、ワーククラン
プ装置の移動動作や、レーザ光の出力はＮＣ装置によっ
て制御され、このＮＣ装置には、各部材を制御するため
のＮＣプログラムが提供されるようになっている。

そこで、従来、丸や角など任意の形状を多数採取するよ
うにしたワークにつき、パンチ加工で打抜くべき形状と
、レーザ加工で切断すべき形状とを手動または自動で分
け、それぞれの形状を各機械で加工するよう、適宜自動
プログラミング装置を用いてそれぞれのＮＣプログラム
が作成されている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記の如きパンチとレーザによる複合加
工において、ＮＣプログラムの準備（Ｇ）コートや補助
（Ｍ）コード等のＮＣコード体系かそれぞれれの機械に
よって異なるために、作成されたＮＣプログラムは一見
してはその内容を理解できず、個別にシミュレーション
しても、その相対関係を目視判別するのは困難であり、
結局、複合加工された製品の完成図は実際に加工してみ
なければわからないという問題点があった。

通常は鉄板、ステンレス等のワークを１枚自動で加工す
るので、ＮＣプログラムに誤りかあると、１枚のワーク
か無駄になってしまうことになる。

そこで本発明は、パンチ及びレーザの複合加工に用いて
有用な複合加工用シミュレーション装置を提供すること
を目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記課題を解決するための本発明は、パンチ加工及びレ
ーザ加工の複合加工の加工状態ないし結果をシミュレー
ションする装置において、１枚のワークに対して作成さ
れたパンチ加工のＮＣプログラム及びレーザ加工のＮＣ
プログラムを入力し、それぞれ設定記憶する一対のＮＣ
プログラム設定記憶部と、 各ＮＣプログラムをシミュレーションするに際し、シミ
ュレーションに必要な各機械についてのＮＣコードや部
品データなどの対象別データを記憶する一対のシミュレ
ーションデータ記憶部と、対応するシミュレーションデ
ータを参照し、各ＮＣプログラムを指定の順にシミュレ
ーションすると共に、両シミュレーション結果を重ね合
わせて表示可能のシミュレーション実行部と、シミュレ
ーションの結果に応した入力操作に伴ない前記ＮＣプロ
グラムの一部を修正するＮＣプログラム修正処理部と、
を備えたことを特徴とする。

また、前記複合加工用シミュレーション装置は、パンチ
レーザ複合加工用の自動プログラミング装置と一体的に
形成されることを特徴とする。

（作用） 本発明の複合加工用シミュレーション装置では、１枚の
ワークに対して作成されたパンチ加工のＮＣプログラム
及びレーザー加工のＮＣプログラムを入力し、それぞれ
設定記憶するＮＣプログラム設定記憶部を有し、各プロ
グラムを、各機械についてＮＣコードや部品データなど
対象別のデータを参照して指定の順でシミュレーション
し、両シミュレーション結果を色分けなどにより適宜区
分は可能な態様で重ね合わせて表示する。また、適宜の
入力操作に伴って、前記設定記憶部に記憶されたＮＣプ
ログラムを修正可能とする。

したがって、個別のシミュレーション状態またはシミュ
レーション結果より、プログラムミスやパンチとレーザ
との区分けの誤りを発見てき、また修正できる。

また、本シミュレーション装置を自動プログラミング装
置と一体化させることにより、自動プログラミング装置
で作成したＮＣプログラムを容易迅速にチエツクでき、
その場で修正することがで合加工用シミュレーション装
置１は、シミュレーション実行部２を備えている。

前記シミュレーション実行部２には、パンチ加工のＮＣ
プログラムＰ、を入力し設定記憶する設定記憶部３と、
レーザ加工のＮＣプログラムＰ。

を入力し設定記憶する設定記憶部４とが接続されている
。

パンチ加工用のＮＣプログラムＰ、は、例えば第３図に
示すワークＷにおいて、パンチ加工の形状Ｓ、を、ワー
クＷのどの位置に、どの金型で加工するかをパンチ加工
機のＮＣコードを用いて規定するものである。また、レ
ーザ加工用のＮＣプログラムＰＬは、例えば同じく第３
図に示すワークＷにおいて、レーザ加工の形状ＳＬを、
ワークＷに対してどのように切断するかをレーザ加工機
のＮＣコードを用いて規定するものである。

一般に、ある形状を加工するのに、それに適合するパン
チ金型が有る場合には、パンチ加工が優先され、パンチ
加工ができないものをレーザ加工することになる。パン
チ加工を優先させるのは、パンチ加工の方が高速処理可
能だからである。加工機の種別は手動または自動で区分
けてきる。勿論、自動で区分けされたものを手動で手直
しすることもできる。

前記シミュレーション実行部２には、シミュレーション
内容を表示する表示部５と、パンチ及びレーザのＮＣコ
ードや機械の部品形状データなどシミュレーションに必
要なデータを、対象とするパンチ加工機またはレーザ加
工機毎に記憶するシミュレーションデータ記憶部６，７
と、操作部８とが接続されている。

前記操作部８と、前記ＮＣプログラム設定記憶部３．４
との間には、ＮＣプログラム修正処理部９が介在されて
いる。

操作部８と、シミユレーション実行部２実行指令を与え
る共に、ＮＣプログラム修正処理部９に対し各ＮＣプロ
グラムの修正データを入力するためのものである。

第２図に、上記複合加工機用シミュレーション装置１の
シミュレーション方式をフローチャートで示した。

ステップ２０１てパンチ・レーザ複合加工用のＮＣプロ
グラムをそれぞれ記憶部３．４に設定記憶したのち、ス
テップ２０２でパンチシミュレーションか、またはレー
ザシミュレーションかを設定し、ステップ２０３または
ステップ２０４へ移行する。　ステップ２０３では、第
４図に示すようにパンチシミュレーションを実行する。

第４図は、第３図に示すワークＷについてのパンチシミ
ュレーション結果を示している。

パンチシミュレーションでは、ワーク図形に、ワーク原
点１０と、ワーククランプ装置の図形１１と、金型内容
１２と、プラス（＋）及びマイナス（−）方向のオーバ
トラベル位置＋Ｘ０７、−ＸＯＴと、パンチ形状ＳＰと
、パンチ金型の大きさを示す金型形状１３と、オーバラ
イド領域１４が示される。パンチ形状ＳＰについては、
加工順に従って、順次１個づつ表示される。また、順次
の加工形状の表示につき金型が変更される場合には、そ
の内容１２が変更される。

オーバライド領域１４とは、ダイの頭部にクランプ装置
が乗り、クランプ装置がパンチングされて機械が破損す
るのを防止するため、クランプ装置のワーク把持部分に
設定される領域である。

ステップ２０４では、第５図に示すように、レーザシミ
ュレーションを実行する。

レーザシミュレーションでは、ワーク図形と、ワーク原
点１５と、ワークシュータの動作図１６と、加工条件（
レーザ出力条件）表１７と、ワーククランプ装置の図形
１８と、オーバトラベル位置と、加工ヘッドの大きさを
示す図形１つとが表示され、加工ヘッドの図形１９の移
動に伴って、レーザ加工形状Ｓ、が順次表示される。

よって、作業者は、第４図または第５図に示すシミュレ
ーションを参照し、シーケンスの誤りや、パンチ、レー
ザの区分はミスや、ワーククランプ装置とダイとのオー
バライド°や、加工ヘットとワーククランプ装置のオー
バライドや、オーバトラベル領域を超えての加工などの
不都合が生じることが無いよう加工状態をチエツクでき
る。

第２図において、次いでのステップ２０５では、この時
点でプログラム修正が有るか否かを判断し、修正あらば
ステップ２０６へ移行して、プログラム修正操作を行な
うことができる。

また、ステップ２０５でステップ２０６を選択せず、ス
テップ２０７を介してステップ２０８を選択する場合に
は、ステップ２０９で第４図及び第５図を重ね合わせた
形の第６図の表示を得ることができる。

第６図の表示は、第４図及び第５図のシミュレーション
結果につき、ワークの加工形状のみを色分けして表示し
たものである。色分けは、例えば赤と青色で表示すれば
良い。

よって、作業者は、第６図の表示を参照して、パンチ及
びレーザの区分は誤りや、位置ずれなどの加工ミスを知
ることができ、プログラムミスを実際加工の前に修正す
ることができる。修正処理は前記と同様にステップ２０
６で行われる。

表示部５の表示に加え、プログラム内容等を適宜プリン
トアウトできることなど当然である。

上記実施例では、複合加工用シミュレーション装置を自
動プログラミング装置とは別体に示したが、自動プログ
ラミング装置と一体に形成する場合には、ＮＣプログラ
ム設定記憶部３．４と、シミュレーション記憶部６．７
と、表示部５及び操作部８と、ＮＣプログラム修正処理
部９とを自動プログラミング装置と共用でき、装置構成
が簡易となる。

また、複合加工用シミュレーション装置を自動プログラ
ミング装置と一体に形成する場合には、自動プログラミ
ング装置で作成したＮＣプログラムをその場で修正する
ことができ、ＮＣプログラムを迅速に調整できる利点が
ある。

本発明は上記実施例に限定されるものではなく、適宜の
設計的変更を行うことにより、適宜態様で実施し得るも
のである。

［発明の効果］ 以上の通り、本発明は特許請求の範囲に記載の通り、パ
ンチ及びレーザ加工のシミュレーションを個別にまたは
重ね合わせて行う装置であるので、それぞれ異なるＮＣ
コード体系で作成されたパンチ及びレーザ加工てのＮＣ
プログラムをそれぞれ入力設定し、個別にまたは重ね合
せてシミュレーションでき、ＮＣプログラムのミスを容
易に発見でき、容易、迅速に修正できる。

また、パンチ及びレーザ加工の複合加工用自動プログラ
ミング装置と一体的に形成する場合には、装置構成を簡
易にてき、ＮＣプログラムを迅速に調整できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る複合加工用シミュレー
ション装置を示すブロック図、第２図はその処理方式を
示すフローチャート、第３図はワークの加工形状例を示
す平面図、第４図はパンチシミュレーションの説明図、
第５図はレーザシミュレーションの説明図、第６図はパ
ンチ及びレーザのシミュレーション結果を重ね合わせた
状態を示す説明図である。 ｌ・・・複合加工用シミュレーション ２・・・シミュレーション実行部 ３・・・パンチＮＣプログラム設定記憶部４・・・レー
ザＮＣプログラム設定記憶部５・・・表示部 ６・・・パンチシミュレーションデータ記憶部７・・・
レーザシミュレーションデータ記憶部８・・・操作部 ９・・・ＮＣプログラム修正処理部 Ｗ・・・ワーク ＳＰ・・・パンチ加工形状 ＳＬ・・・レーザ加工形状 代理人　弁理士　　三　好　秀　和 第３図 第４図 第５図 第６図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）パンチ加工及びレーザ加工の複合加工の加工状態
   ないし結果をシミュレーションする装置において、 １枚のワークに対して作成されたパンチ加工のＮＣプロ
   グラム及びレーザ加工のＮＣプログラムを入力し、それ
   ぞれ設定記憶する一対のＮＣプログラム設定記憶部と、 各ＮＣプログラムをシミュレーションするに際し、シミ
   ュレーションに必要な各機械についてのＮＣコードや部
   品データなどの対象別データを記憶する一対のシミュレ
   ーションデータ記憶部と、対応するシミュレーションデ
   ータを参照し、各ＮＣプログラムを指定の順にシミュレ
   ーションすると共に、両シミュレーション結果を重ね合
   わせて表示可能のシミュレーション実行部と、 シミュレーションの結果に応じた入力操作に伴ない前記
   ＮＣプログラムの一部を修正するＮＣプログラム修正処
   理部と、を備えたことを特徴とする複合加工用シミュレ
   ーション装置。
2. （２）請求項１において、前記複合加工用シミュレーシ
   ョン装置は、パンチレーザ複合加工用の自動プログラミ
   ング装置と一体的に形成されることを特徴とする複合加
   工用シミュレーション装置。