JPH04336566A - トナーカートリッジ - Google Patents

トナーカートリッジ

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JPH04336566A
JPH04336566A JP3109258A JP10925891A JPH04336566A JP H04336566 A JPH04336566 A JP H04336566A JP 3109258 A JP3109258 A JP 3109258A JP 10925891 A JP10925891 A JP 10925891A JP H04336566 A JPH04336566 A JP H04336566A
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toner cartridge
toner
developing device
cover
cartridge
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Ichiro Hyo
伊智郎 標
Takeyoshi Sekine
健善 関根
Takayuki Maruta
貴之 丸田
Asami Kouda
幸田 亜佐美
Norimitsu Kikuchi
菊池 宣光
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトナーカートリッジ、詳
しくは複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装
置の現像装置にトナーを補給する脱着可能なトナーカー
トリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置においては現像
装置のトナーの補給を、予めトナーを収容した新しいト
ナーカートリッジをトナーを消費した空のトナーカート
リッジと交換することにより行うことが広く知られてい
る。
【0003】トナー補給用のトナーカートリッジが保管
されている際に、一般にトナーカートリッジ内に収容さ
れたトナーは凝集し粉体状ではなく一部に塊った状態に
なっているため、トナーを補充した際にトナーの補充が
不均一になり、異常画像を発生する。トナーの凝集が著
しいときには、トナーカートリッジ内のトナー搬送部材
が破損するという問題を生じる。
【0004】この問題を解消するため、従来トナーカー
トリッジにはトナー補充の際よく振るように注意書き等
で注意しているが、実際にはトナーカートリッジを振ら
ずに現像装置に装着したり、振っても、振り方が不十分
で、十分にトナーが拡散されないという問題がある。
【0005】従来のトナーカートリッジには例えば、特
開昭62−135151号公報に示されるように、トナ
ーカートリッジのシール部材とカートリッジ内の攪拌部
材とをひもによりつないで、カートリッジのシール部材
をはがしてカートリッジを開けると、シール部材の動き
に応じて攪拌部材がカートリッジ内で回転してトナー凝
集を防止する方法が提案されているが、トナー凝集がひ
どいときにはうまく作動しない事と、カートリッジを開
封しながら攪拌部材が回転するため、トナー飛散がひど
く、作業者の手や衣服が汚れやすいという問題があった
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
の問題点を解消し、作業者が特に注意をしなくても、ト
ナーが外部に飛散しない状態で、自動的に十分にトナー
が拡散された状態で現像装置に装着可能なトナーカート
リッジを提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
、第1に、内部にトナーを収容し、該トナーを排出する
開口をカバーにより閉鎖し画像形成装置の現像装置に装
着可能なトナーカートリッジにおいて、前記カバーに連
結され前記トナーカートリッジの内部に収容される解放
手段を有し、該解放手段を前記トナーカートリッジより
取り出すことにより前記カバーを取外し可能であること
を特徴とするトナーカートリッジにより解決した。
【0008】本発明は、上記の課題を、第2に、内部に
トナーを収容し、該トナーを排出する開口をカバーによ
り閉鎖し画像形成装置の現像装置に装着可能なトナーカ
ートリッジにおいて、現像装置に装着する際に当接し装
着を阻止するストッパーが前記トナーカートリッジに設
けられ、前記ストッパーを突出位置に保持する保持手段
と、該保持手段を解除しストッパーの突出位置からの突
入を可能にする解放手段とを有し、該解放手段を前記ト
ナーカートリッジより取り出すことにより前記保持手段
の解除を可能にすることを特徴とするトナーカートリッ
ジにより解決した。
【0009】本発明は、上記の課題を、第3に、内部に
トナーを収容し、該トナーを排出する開口をカバーによ
り閉鎖し画像形成装置の現像装置に装着可能なトナーカ
ートリッジにおいて、現像装置に設けたセンサーを作動
するセンサー作動手段と、該センサー作動手段を非作動
位置に保持する保持手段と、該保持手段を解除しセンサ
ー作動手段を作動位置に移動可能にする解放手段とを有
し、該解放手段を前記トナーカートリッジより取り出す
ことにより前記保持手段の解除を可能にすることを特徴
とするトナーカートリッジにより解決した。
【0010】本発明は、上記の課題を、第4に、内部に
トナーを収容し、該トナーを排出する開口をカバーによ
り閉鎖し画像形成装置の現像装置に装着可能なトナーカ
ートリッジにおいて、トナーカートリッジを収容する蓋
付き箱と、該箱の内部に設けられる攪拌運動手段とを有
し、前記箱の中のトナーカートリッジは取り出すときに
前記攪拌運動手段によりトナーに衝撃を与える力が付与
されることを特徴とするトナーカートリッジにより解決
した。
【0011】本発明は、上記の課題を、第5に、内部に
トナーを収容し、該トナーを排出する開口をカバーによ
り開閉可能な画像形成装置の現像装置に装着可能な筒状
トナーカートリッジにおいて、前記カバーを含む前記ト
ナーカートリッジの外周面に少なくとも1つのらせん溝
が形成され、前記現像装置に該らせん溝に係合する突起
が形成され、前記トナーカートリッジを支持し前記現像
装置内を移動案内される案内支持部材を有し、前記トナ
ーカートリッジは脱着時に直線動と回転動をされること
を特徴とするトナーカートリッジにより解決した。
【0012】本発明は、上記の課題を、第6に、内部に
トナーを収容し、該トナーを排出する開口をカバーによ
り閉鎖し画像形成装置の現像装置に装着可能なトナーカ
ートリッジにおいて、前記トナーカートリッジの中にト
ナーが少しずつ侵入可能な識別室が形成され、該識別室
内に識別手段が設けられることを特徴とするトナーカー
トリッジにより解決した。
【0013】本発明は、上記の課題を、第7に、内部に
トナーを収容し、該トナーを排出する開口をカバーによ
り閉鎖し画像形成装置の現像装置に装着可能なトナーカ
ートリッジにおいて、前記トナーカートリッジの中と外
の何れかに内部に液体と僅かの気体が収容された密閉識
別室が固定され、該識別室を通して視認可能に識別手段
が設けられることを特徴とするトナーカートリッジによ
り解決した。
【0014】本発明は、上記の課題を、第8に、内部に
トナーを収容し、該トナーを排出する開口をカバーによ
り閉鎖し画像形成装置の現像装置に装着可能なトナーカ
ートリッジにおいて、前記トナーカートリッジの中に弾
性体袋が設けられ、該弾性体袋の開口が前記トナーカー
トリッジの注入口に接続され、該注入口が閉鎖可能であ
り、前記弾性体袋の気体注入による膨張により前記開口
とトナーとの間を密閉可能に形成され、前記弾性体袋よ
り気体を排出する手段による気体排出によりトナーが開
口より落下可能であることを特徴とするトナーカートリ
ッジにより解決した。
【0015】
【作用】本発明は第1に、解放手段をトナーカートリッ
ジより取り出すためにトナーカートリッジを必要回数以
上振られる必要があり、解放手段によりカバーを剥がし
て開口を開放するときにはトナーカートリッジは十分に
振られてトナーは塊も均一に分散される。カバーが剥が
されるときは十分に攪拌された後であり、トナーが開口
から飛散することが回避される。本発明によりトナーカ
ートリッジは必然的にトナーを均一に飛散した状態で現
像装置に装着される。
【0016】本発明は第2に、解放手段をトナーカート
リッジより取り出すためにトナーカートリッジを必要回
数以上振られる必要があり、解放手段によりストッパー
の保持手段を解除して現像装置に挿入可能にしたときは
、トナーカートリッジは十分に振られてトナーは塊も均
一に分散される。開口が開放されるときは十分に攪拌さ
れた後であり、トナーが開口から飛散することが回避さ
れる。本発明によりトナーカートリッジは必然的にトナ
ーを均一に飛散した状態で現像装置に装着される。
【0017】本発明は第3に、解放手段をトナーカート
リッジより取り出すためにトナーカートリッジを必要回
数以上振られる必要があり、解放手段によりセンサー作
動手段を非作動位置に保持する保持手段を解除しセンサ
ー作動手段を作動位置に移動可能にするときは、トナー
カートリッジは十分に振られてトナーは塊も均一に分散
される。トナーカートリッジが現像装置に装着されセン
サー作動手段が現像装置に設けたセンサーを作動すると
きは必ずトナーカートリッジは十分に攪拌された状態で
あり、又トナーが開口から飛散することが回避される。 本発明によりトナーカートリッジは必然的にトナーを均
一に飛散した状態で初めて画像形成装置が作動可能にな
る。
【0018】本発明は第4に、トナーカートリッジを箱
から取り出すときに、攪拌運動手段、例えば弾性手段又
はねじ又は凹凸摺動面によりトナーカートリッジは突出
力又は回転動又は振動を与えられトナーの塊は衝撃力に
より均一に分散される。
【0019】本発明は第5に、トナーカートリッジは外
周面に設けたらせん溝により、現像装置への脱着の際に
回転動と直線動の組合せとしてのらせん動を与えられ、
内部のトナー塊は砕かれて分散される。開口はトナーカ
ートリッジが挿入動を終了した後に開放され、トナーは
十分に攪拌分散された後であり、トナーの飛散が防止さ
れる。
【0020】本発明は第6に、識別室内の識別手段が視
認できる間は攪拌振動が不十分であり、トナーカートリ
ッジが十分振られてトナーが識別室に侵入して音による
聴覚又は視覚による識別手段の識別ができない状態にな
って後に現像装置に装着するようにすると、トナーは十
分分散される。
【0021】本発明は第7に、識別室内の識別手段が視
認できる間は攪拌振動が不十分であり、トナーカートリ
ッジが十分振られて識別室内の液体と気体の混合により
泡立ちを生じて識別手段が視認できない状態になる。識
別手段が視認できない状態になって後に現像装置にトナ
ーカートリッジを装着するようにすると、トナーは十分
分散される。
【0022】本発明は第8に、気体注入による膨張によ
り開口とトナーとの間を密閉する弾性体袋の内部気体を
、排出手段である栓を取ることにより、又は針により弾
性体袋を破裂させることにより、排出し、弾性体袋を縮
小し、開口を開放させ、トナーの開口を通しての落下に
より塊の分散を可能にする。
【0023】
【実施例】本発明の詳細を図に示す実施例に基づいて説
明する。
【0024】図1及び図2において、トナーカートリッ
ジ1はトナー収容室2と別室3とを有し、トナー収容室
2と別室3とは隔壁4により隔離される。トナー収容室
2は開口5を有し、収容されるトナー6の供給時、排出
時には開口5を通してトナーが給排出される。開口5は
所定量のトナー4を収容後カバー7により密閉される。
【0025】カバー7はトナーカートリッジ1に接着さ
れるシートよりなり、別室3とは反対側の端部Aにはひ
も8の端部が固定されている。ひも8はカバー7に密着
した状態で張り渡され。別室3に、カートリッジ1の周
面の1つの小穴9を通して導入される。
【0026】別室3内に導入されるひも8の端部には重
り10が固定される。
【0027】トナーカートリッジ1にはトナー収容室2
とは反対側の端壁に別室3に通じる出口11が形成され
る。例えば重り10を直径7mmの鉛の球で形成した場
合には出口11は例えば直径8mmの穴として形成され
、重り10が簡単に出入りできる大きさであるが、しか
し予備室3の大きさに対して数回トナーカートリッジ1
を振らないと重り10が丁度出口11に到達しない位置
に形成される。出口11は蓋12によりシールされ、ト
ナーカートリッジ1の運搬時には重り10が出口11か
ら飛び出さないようにする。
【0028】トナーカートリッジを交換する際には先ず
蓋12をはがし、出口11を開け、図3Aに示すように
手13で出口11を下にして振って重り10が出口11
から出るようにする。
【0029】図3Bに示すように重り10が出口11か
ら出たら、図3Cに示すように、ひも8を引っ張る。ひ
も8を引っ張ることにより、カバー7が出口11とは一
番遠い端部から引張られてはがされ、開口5を開放する
。ひも8に代えて鎖、リボン等重り10の動きを妨げず
、カバー7を剥がすことがてきるものであれば何でも使
用できる。
【0030】重り10が出口11から外に出てひも8が
引っ張れる状態になるまではカバー7は剥がすことがで
きず、運搬途中にカバー7が剥がされて開放される開口
5よりトナーが洩れることは防止される。
【0031】重り10を外に出すにはトナーカートリッ
ジ1を振る必要があり、しかも1回振っただけでは出な
いので、数回、つまり必要回数以上振ることになり、自
然とトナーの塊が砕かれ分散される。
【0032】カバー7を剥がした後は、出口11の縁が
鋭く形成されているので強い力で縁に押しつけることに
より、ひも8を切ることができる。
【0033】トナーカートリッジ1の長さをLとすると
、ひも8はL以上の長さを必要とする。
【0034】重り10は鉛の例を示したが、重りとして
作用するものであれば材質は他の材料に代えることがで
きる。重り10の形状は球に限らず、適当な形状を選ぶ
ことができる。同様に出口11も丸穴に限らず、重り1
0が出やすい形状であればどのような形状でもよい。又
寸法も上記の例に限定されず、重り10が出口11を容
易に通り抜けることができる寸法であればよい。
【0035】重り10及びひも8はカバー7を開放する
解放手段として作用し、しかもカバー7を開放するため
にはトナーカートリッジ1を複数回振る必要がある。
【0036】出口11の位置と大きさを選定することに
より平均的に振る回数が定まるので、トナー塊が分散さ
れるに必要な回数に応じて出口11の位置と大きさを選
定する。斯くしてトナーカートリッジ1は開口5を開い
て現像装置に装着する場合には必然的に所望回数振る事
を求められる。
【0037】解放手段がひも8と重り10から構成され
る上記の例に対し、図4に示すように、ひも8の端部に
固定される重り10の代わりに引張棒15を使用するこ
とができる。図1、図2の例と同じ又は対応部材には同
一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0038】図4において出口11は筒状ガイド16に
続いており、引張棒15が貫通移動できるように形成さ
れる。ガイド16は図4のように別室3内で終わり、引
張棒15の端部に図1の例と同様トナーカートリッジの
別室3内に小穴9を通して導入されるひも8の端部を固
定される。別の例では図5に示すようにガイド16′が
トナーカートリッジ1の全長にわたって貫通配置される
形状に変形され、カバー7は図1とは反対側端部、例え
ば出口11に近い端部Dにおいて折り返して二重状に重
ねられ、二重カバー7′の片側の部分は開口5を閉じる
ようにトナーカートリッジ1に接着され、他方側の部分
の端部Eにひも8の一端が固定される。ひも8はガイド
16′内を通って延び他端部が図4と同様に形成された
引張棒11に固定される。
【0039】図5の例では、図6に示すようにトナー搬
送部材17の中空回転軸がガイド16′と兼用されてい
る。
【0040】引張棒15は図7に示すように片面又は両
面に鋸歯18が形成され、引張棒15が挿入されるガイ
ド16、16′には逆動防止板19、例えば板ばねが固
定される。鋸歯18は緩斜面18aと急斜面18bとを
有し、引張棒15がガイド16、16′の中を出口に向
かって移動するときは逆動防止板19が緩斜面18aに
圧接して移動を可能にし、出口11より内側に移動しよ
うとするときは逆動防止板19が急斜面18bに係合し
、引張棒15の移動を阻止する。
【0041】引張棒15は図に示す断面四角形に限らず
、円形にすることもでき、このときはガイド16、16
′も断面円形であり、逆動防止板19は環状板として形
成され、鋸歯も環状歯として形成されることができる。
【0042】通常は出口11は栓20、例えば樹脂製栓
により閉じられ、引張棒15は外部に突出することがで
きないように形成される。
【0043】トナーカートリッジ1を交換する際は栓2
0を除去し、トナーカートリッジ1を引張棒15の移動
方向とほぼ平行な方向に振ると、その振動による勢いと
引張棒15の自重とにより引張棒15は振動1回に鋸歯
1歯分だけ出口11に近づき、更には出口から突出する
。振る場合にトナーカートリッジは往復動されるが一方
向の運動の際に引張棒15は抜け出る方に移動し、反対
方向の運動の際は引張棒15は逆動防止板19によりそ
の位置に保持される。斯くして図8Aに示す最初の位置
から引張棒15は図8Bに示す位置まで移動し、先端部
が入口11より突出する。
【0044】引張棒15の先端には把手21が形成され
ており、引張棒15が所定量だけ突出すると把手21を
引張ってガイド16、16′より引張棒15を引き出す
。このときひも8が引っ張られ、カバー7が剥がされる
。図4では図の右側から剥がされ、図8の側ではD点つ
まり図の左側から剥がされる。
【0045】ひも8の長さはトナーカートリッジの全長
Lより長くする必要がある。
【0046】引張棒15は必ずしも図示の形状に限定さ
れるものではなく、トナーカートリッジ1の振動により
特定の一方向にのみ移動できる構造を有するものであれ
ばよい。
【0047】図1〜図5の例はトナーを排出する開口5
を閉じたカバーを、所定回数の振動によりトナーを塊な
く分散された状態において剥がすことを可能にする構造
を示したが、図9に示すようにカバーは剥がすのではな
く摺動して開口5を開閉する構造とすることもできる。
【0048】カバー25カートリッジ1の開口5の縁部
材が嵌まり込むガイド溝26を有し、図9Aに示すよう
に開口5を完全に閉じた状態から図9Bに示すように開
口5を開くように摺動することができる。
【0049】トナーカートリッジ1の形状は基本的には
図1、図2に示す例と同様であるので同一部分及び対応
部分に同じ符号を付して詳細に説明は省略し、相違点の
みを説明する。
【0050】カバー25には係合凹部27が形成され、
トナーカートリッジ1の別室3にピン28により回動可
能に支持されるフック29の爪29aが、カバー25の
閉じ位置において係合凹部27に係合し、ばね30によ
りフック29は係合位置に保持される。
【0051】フック29のピン28による支持位置から
離れた端部に解放手段が連結される。解放手段としては
図10の例ではひも8と重り10が使用され、ひも8の
端部がフック29に固定され、図11の例では解放手段
としてひも8と引張棒15とが使用され、ひも8の一端
がフック29に固定される。
【0052】図10A、図11Aに示すカバー25の閉
鎖状態において、トナー交換時には蓋12又は栓20を
除去し、トナーカートリッジ1を振って重り10を出口
11から出すか、引張棒15を出口11から突出させ、
重り10、又は引張棒15を引くことによりひも8を引
き、フック29をばね30の力に抗して引き、爪29a
を係合凹部27から係合解除させる。斯くしてカバー2
5は矢印方向に引張ることにより開口5を開放し、トナ
ーの排出を可能にする。
【0053】図11の例においてフック29がトナーカ
ートリッジ1の別室3に設けられたのに対し、図12に
示すようにカバー25′に空間31を設け、その空間に
フック29を設け、ピン28により回動可能に支持し、
トナーカートリッジ1の一部、例えば別室3の部分及び
カバー25′に係合凹部27a、27bを設ける。解放
手段として鋸歯18を有する引張棒15に対応する鋸歯
部材32が図示しないガイド部材により図12Aに示す
作動位置と図12Bに示す解除位置との間を移動可能に
空間31に設けられ、フック29に設けた逆動防止板1
9が図8と同様に鋸歯部材32の鋸歯18、すなわち緩
斜面18aと急斜面18bとに作用する。
【0054】当初は、図12Aに示すようにカバー25
′がトナーカートリッジ1の開口5を閉じた状態で、フ
ック29の爪29aがカバー25′の係合凹部27aと
、トナーカートリッジ1の所定位置、例えば別室3の近
くの位置に設けた係合凹部27bとに係合し、カバー2
5′をトナーカートリッジ1に対し閉鎖位置でロック状
態にする。
【0055】トナーカートリッジの交換に際し、トナー
カートリッジ1を振るとその振動に応じて図11の引張
棒15の例と同様に鋸歯部材32が1回に1歯ずつ図の
右方向に移動し、逆に左方向への移動は逆動防止板19
により阻止される。斯くして鋸歯部材32が所定量移動
すると逆動防止板19は鋸歯18から離れ、ばね33の
力によりフック29が押し上げられ爪29aは係合凹部
27a、27bから離脱し、カバー25′のロックを解
除する。従ってカバー25′は自由に動かす事が可能に
なり、開口5を開放することが可能になる。
【0056】図1〜図12がトナーカートリッジの開口
を蓋うカバーの動きを拘束することにより、自動的にト
ナーカートリッジに振動を与えることを強制し、トナー
の塊の分散を確実にしたのに対し、図13及び図14は
トナーカートリッジに現像装置への装着を阻止するスト
ッパーを設け、ストッパーを作動位置から現像装置への
装着を可能にする解除位置への移動を前記解放手段を用
いることにより可能にする変形例である。
【0057】図13及び図14はトナーカートリッジ1
の別室3にストッパーガイド35を設け、ストッパー3
6を移動可能にガイドし、トナーカートリッジ1の周壁
面にはストッパー36の出入り穴37が形成される。図
13A及び図14Aはストッパー36が突出した作動位
置を示し、ストッパー36はばね38の引張力に抗して
出入穴37から外方へ突出した状態に保持される。この
ときストッパー36に設けた係合凹部39に、フック2
9の爪29aが係合し、ストッパー36を突出位置にロ
ックする。
【0058】フック29はピン28により別室3に回動
可能に支持され、ばね30によりストッパー36に係合
する力を付与されている。
【0059】フック29に連結される解放手段として、
図13ではひも8と重り10が、図14ではひも8と引
張棒15が用いられる。
【0060】フック29がストッパー36に係合するこ
とを除いて基本的な構成は図10、図11と同じである
ので、同一又は対応部分には同一符号を付して詳細説明
は省略する(以下の各実施例についても同様である)。
【0061】トナーカートリッジ1を振って上記の説明
の如く重り10又は引張棒15を引張可能にし、ひも8
を引張ることにより、図13A、図14Aに示すストッ
パー36が突出して装着不可能な状態から、図13B、
図14Bに示すようにフック29が引かれて爪29aが
係合凹部39から離脱しロック解除状態になり、ばね3
8によりストッパー36がトナーカートリッジ1内に引
き込まれ、現像装置への装着が可能になる状態に切換え
られる。
【0062】図13、図14に対する変形例として図1
5、図16に示すように解放手段をトナーカートリッジ
1の別室3のガイド16にストッパー36の移動方向と
直交する方向に移動可能に支持される鋸歯部材40によ
り構成し、トナーカートリッジ1に固定した逆動防止板
19と鋸歯部材40を一方向に移動可能にし、鋸歯部材
40に設けた突起41をストッパー36の穴42に係合
可能にする。図15、図16に示す突起41が穴42に
係合している状態ではストッパー36がばね38の力に
抗して突出した位置にロックされている。この状態では
図17に示すように、トナーカートリッジ1を現像装置
60の中に装着しようとしてもストッパー36が突き当
たって装着できない。
【0063】トナーカートリッジ1を図15の左右に振
ると、その振動により鋸歯部材40が図の左方へ1歯ず
つ移動し、所定回数振られると、鋸歯部材40に設けた
突起41がストッパー36の穴42から係脱し、ストッ
パー36はばね38の力によりトナーカートリッジ1内
に引き込まれ、外部に突出しない状態になる。斯くして
トナーカートリッジ1は現像装置60の中に装着可能と
なる。トナーカートリッジ1は所定回数振られるので、
トナーが塊となっていても砕かれ粉状に均一に分散する
【0064】所定回数振ってトナーの塊が分散された状
態でないと現像装置60内へトナーカートリッジを装着
できないようにするために、図15の例に示すようにス
トッパーを設けたのに対し、現像装置60内へ装着でき
ても、そのトナーカートリッジが所定回数振ってトナー
を十分に分散せせたトナーカートリッジでないと画像形
成装置が作動できない構造に変形することができる。そ
のために図18、図19に示すように、半径方向に移動
可能なシャッター45と、該シャッター45の移動によ
り開閉される光路に設けた反射部材46とをトナーカー
トリッジ1の別室3に設け、図15の例のようにガイド
16に移動可能に案内される解放手段としての鋸歯部材
32と逆動防止板19の作用によりシャッター45の開
閉を制御する。この場合現像装置60の中にセンサー、
例えば反射型フォトセンサー47を設ける。最初は図1
8に示すようにばね48に抗してシャッター45が閉じ
位置に押し込まれ、鋸歯部材32が、シャッター45の
半径方向外方への移動つまり開位置への移動を抑制して
いる。
【0065】トナーカートリッジ1が十分に振られず、
トナー塊が分散されていないときは、鋸歯部材32がシ
ャッター45を閉じ位置に保持するので、反射部材46
が光を反射せず、反射型フォトセンサー47が作動しな
いので、画像形成装置は作動しない。トナーカートリッ
ジが十分振られると、鋸歯部材32が図の左方へ移動し
、シャッター45が半径方向外方へばね48の力により
押し出され、光路を開く。このとき反射型フォトセンサ
ー47は反射部材46からの反射光を受光し、スイッチ
がONになり、画像形成装置を作動する。シャッター4
5は当然光をセンサーに反射しないように形成する。
【0066】図18の反射型フォトセンサー47を用い
る例に対して、図20、図21に示すように透過型フォ
トセンサー51を用いることもできる。この場合はトナ
ーカートリッジ1が十分に振られて後装着されたときに
透過型フォトセンサー51内に突入する遮光部材49を
トナーカートリッジ1内に設け、最初は閉じ位置にある
シャッター45によりばね50の力に抗して引き込んだ
状態に保持されるが、十分に振ってシャッター45が開
位置に移動するとばね50の力で所定量だけ透光部材4
9が突出する。この状態のトナーカートリッジ1を現像
装置60に装着すると、遮光部材49がフォトセンサー
51の光を遮断する。透過型フォトセンサー51が光を
検知しているときはスイッチをOFFにし、遮光部材4
9により光が遮断されたときにスイッチをONにするこ
とができる。
【0067】図18、図20に示すフォトセンサーに対
し、図22、図23に示すように現像装置60内にスイ
ッチ52を設け、図20の遮光部材49に対応する作動
バー49′を設け、ばね50′により押圧する。作動バ
ー49′はシャッター45の図22に示す閉じ位置では
内部に押し込んだ状態で保持される。この状態ではトナ
ーカートリッジ1を現像装置60の中に装着してもスイ
ッチ52が開いた状態になる。図20の例と同様、トナ
ーカートリッジ1が十分振られると、鋸歯部材32が移
動し、シャッター45がばね48の力により開き位置に
移動すると、作動バー49′がばね50′の力により突
出する。トナーカートリッジ1を現像装置60内に装着
すると、作動バー49′がスイッチ52の接点を機械的
に押すか、無接触式に近接して作動させる。
【0068】シャッター45を開閉動制御する解放手段
として図18〜図22図の例では鋸歯部材32を用いた
のに対し、図13の例のようにひも8と重り10を用い
ることができる。この場合、シャッター45を閉じ位置
に保持する手段として図13のフック29の構造をその
まま流用することができる。
【0069】トナーカートリッジ1が現像装置60の中
に装着されると現像装置60の駆動軸61に設けたカッ
プリング半体62がトナーカートリッジ1に設けたカッ
プリング半体63と係合し駆動力が伝達される。
【0070】図1、図5の例ではカバー7の端部にひも
8を固定したのに対し、図25〜図27に示すようにひ
も8を省略し、カバー7の端部自体をひもの代わりに使
用することができる。カバー7は端部F(図1の位置A
に対応)で折り返し(図5とは反対位置で折り返し)、
別室3には図1の小穴9に代わってスリット9′を形成
し、カバー7の端部をスリット9′を通して別室3内に
導入し、カバー7の先端部7aは細くして重り10に連
結可能にする。重り10を別室3から外部に出す出口は
、図1の穴11の代わりに、重り10の通過を可能にす
る穴状出口11a′とシート状カバー7の通過を可能に
するスリット穴11b′との組合せ形状からなる出口1
1′として形成される。スリット穴11b′は重り10
が通過できない幅にする。
【0071】重り11を穴状出口11a′を通して引き
出し、カバー7をスリット9′並びにスリット穴11b
′を通して引き抜く。図1の例の糸のように切断する必
要がなく、カバー7全体を引き剥してしまえばよい。
【0072】作用及び効果は図1、図5の例とほぼ同様
である。
【0073】トナーカートリッジ内のトナー塊を分散す
るために手でトナーカートリッジを振ることを強制させ
る上記の各例に対し、トナーカートリッジを予め収納し
てある箱から交換のために取り出す際に、自動的にトナ
ー塊を分散させるように構成することができる。
【0074】図28〜図30において、箱101の底、
つまり蓋102とは反対の側にばね103を固定し、ト
ナーカートリッジ104を、ばね103を圧縮しながら
、箱101の中に挿入し、蓋102を閉じる。トナーカ
ートリッジ104の中にトナー105が収納され、トナ
ーを供給及び排出する開口106がカバー107により
シールされている。トナーカートリッジ104の端部に
は取扱を容易にするため把手108が設けられる。
【0075】図29Aの蓋102が閉じた状態において
、トナーカートリッジの交換のために箱101の蓋10
2を開くだけで、図29Bに示すように、トナーカート
リッジ104はばね103の力により加速的に突出する
。このトナーカートリッジ104の加速度的運動により
中のトナーは反力により、図29Aに示すように塊の状
態で偏って存在している状態からほぐされ、均一に分散
される。更に把手108をとってトナーカートリッジ1
04を箱101から引き出す際の動きにより、トナー1
05はトナーカートリッジ104内で分散され、図30
に示すようにほぼ均一な状態になる。この場合質量保存
の法則により、箱101の質量がトナーカートリッジ1
04の質量より大きくなければならない。
【0076】箱とトナーカートリッジの形状は図の例に
限られるものではなく、適当する形状を採用できる材質
も特に限定されるものではない。
【0077】ばね103は図の箱101に固定した例に
対し、トナーカートリッジ104の方に固定することも
可能である。
【0078】ばねによる加速力を利用する代わりに、図
31、図32に示すように、箱101の中にねじ部11
1、例えばナットのようなめねじ111をばね103の
代わりに設け、トナーカートリッジ104の対向ねじ部
112、例えばおねじ112を設け、トナーカートリッ
ジ104を箱101の中に収納するときはおねじ112
とめねじ111とは互いにねじ込まれた状態にする。
【0079】保管中にトナーが塊となって偏って存在し
ても、交換のためにトナーカートリッジ104を箱10
1から引き出すときには所定回数だけトナーカートリッ
ジ104を回転する必要がある。この回転により軸線方
向の運動も伴いらせん運動をし、前に示した例の前後に
振ることと同じ効果があり、トナーカートリッジ104
内のトナーは均一に分散される。
【0080】上記のめねじ111とおねじ112は逆に
トナーカートリッジ104にめねじを、箱101におね
じを設けることもできる。
【0081】更に図33Aに示すように箱101の少な
くとも1つの面、すなわちトナーカートリッジ104を
引き出すときに摺動する摺動面115を凹凸面、つまり
多数の凹部及び凸部を有する面として形成し、トナーカ
ートリッジ104のこの摺動面115に対向し摺動する
対向面116を凹凸面として形成することができる。凹
凸状の摺動面115と対向面116は互いに係合するこ
とにより、トナーカートリッジ104が図33Aの位置
から、図33Bに示すように、箱101から引き出され
るときにトナーカートリッジ104に振動を生じ、トナ
ー塊を分散する。凹凸の形状はトナー塊の分散効果があ
る大きさとする。トナーカートリッジ104の側に設け
る凹凸状対向面116はゴム製の凸面を所定間隔で多数
配置して形成することができる。
【0082】図34及び図35に示すように、上記と同
様にトナー105を収容し、開口106をカバー107
によりシール可能に形成してあるトナーカートリッジ1
21の中に、トナー105の他に弾性体袋122を設け
、その弾性体袋122に気体例えば圧縮空気、N2 ガ
ス等を注入し、弾性体袋122の口をコック123によ
り閉じる。コック123はトナーカートリッジ124を
貫通し弾性袋122の口を閉じる。
【0083】箱124内には回動自在に複数のガイドコ
ロ125が設けられ、一端が蓋127に固定されたケー
ブル126がガイドコロ125に案内される。ケーブル
126の他端はコック123に固定される。
【0084】トナーカートリッジ121の交換に際し、
蓋127を開くと、ケーブル126が引かれ、コック1
23がケーブル126と共に引かれて弾性体袋122の
口を開く。口が開くと、ゴム風船のように内部に気体が
注入され膨らんでいる弾性体袋122は、内部の気体が
口から外に吹き出すことにより、推進力を与えられ、激
しく蓋125の側に向かって飛んでいく。弾性体袋12
2が飛ぶとき塊状になったトナーは砕かれて分散される
【0085】図28〜図35の例がトナー収容室を1つ
の室として形成してあるのに対し、図36、図37に示
すように仕切板128を設け、トナーカートリッジ10
4又は121の内部を多数の小室に分割して夫々の小室
にトナーを収容するように構成し、上記の各方法の何れ
かを適用するとき、又は各小室について上記の方法のい
ずれかの適応できる方法を使用するとき、トナーの分散
がより効果的に均一に行われることができる。
【0086】図32の例ではトナーカートリッジ104
を箱101から引き出すときに強制的に回転動させてト
ナーを分散させる構成を示したが、箱101の代わりに
現像装置60に対して装着する際に自動的に回転動する
構造に変形することも可能である。ねじ部111を箱の
代わりに現像装置60に設けることにより図32と同じ
効果が得られる。これを更に以下のように変形すること
ができる。
【0087】図38〜図42において、トナーカートリ
ッジ151には開口152がトナーの供給、排出のため
に設けられ、その開口152はカバー153により開閉
可能である。開口152とカバー153の一方に(図で
はカバー152)にガイド溝154が形成され、他方に
(図ではカバー153)突条155が形成され、突条1
55がガイド溝154によりガイドされる。
【0088】トナーカートリッジ151はトナー156
が収納された状態でカバー153により開口152を閉
鎖してある。
【0089】トナーカートリッジ151の周面には螺旋
状の外周溝157が形成される。外周溝157は1つの
溝とすることもできるが、始点が周囲方向で180°位
相がずれた2本の外周溝157a、157bとすること
もできる。
【0090】現像装置60の側板60aに外周溝157
a、157bが係合する突起158a、158bが設け
られる。
【0091】現像装置60には、支持板159(図41
、図42)をガイドするガイドレール160が設けられ
、支持板159に設けた支持穴161にトナーカートリ
ッジ155の端面に設けた支持ピン162が係合する。 支持ピン162が支持穴161に係合することにより、
トナーカートリッジ155の一端部は支持板159に支
持される。
【0092】トナーカートリッジ155を押し込むと、
支持板159の突条159aがガイドレール160の溝
160aにガイドされながら直線移動し、その際突起1
58a、158bと外周溝157a、157bの係合に
よりトナーカートリッジ155は自動的に回転動される
。トナーカートリッジ155の脱着操作をしやすいよう
に回転自在にトナーカートリッジ155に把手163が
設けられる。
【0093】図38、図42の矢印Aの方向にトナーカ
ートリッジ155を押し込むと、自動的に矢印Bで示す
ように直線動Aと回動を加えた螺旋運動を行う。トナー
カートリッジ155の回転運動により内部のトナーは攪
拌され十分に分散される。トナーが中の空気と混合して
流動性を増加させるためにトナーはトナーカートリッジ
151の容量の半分程度収納するのが好ましい。
【0094】トナーカートリッジ151は現像装置60
の後側板60bに設けたストッパ164に当接して止ま
る。このとき開口152が下向きになるように位置決め
されている。
【0095】トナーカートリッジ151が所定位置に装
着されるとカバー153の把手部153aを引き中のト
ナーを開口152を通して排出する。トナー補給完了後
はカバー153を閉じ、把手163を引くことによりト
ナーカートリッジ151を引き出す。
【0096】筒状トナーカートリッジ151の場合、中
のトナーを攪拌するには最低3回の回転が必要であり、
普通は3回以上回転するように螺旋状外周溝157a、
157bの巻数を選定する。
【0097】巻数を多くすると、溝の螺旋角度が小さく
なり、挿入時に大きな力を必要とする。外周溝157a
、157bの巻数と角度及び本数はカートリッジの径、
軸方向の長さ等により変わるが、挿入時の抵抗が過度に
ならないように設定する。複数の外周溝の場合、巻方向
は当然同じ方向である。
【0098】図43、図44の例は外周溝157a、1
57bの間隔を図38の例とは変えたもので、始端が円
周方向に1つの溝157aから他方の溝157bに90
°、外周溝157bから157bまで270°の間隔に
なるように選定したものである。外周溝157a、15
7bの間隔が回転方向の左右で違うため、トナーカート
リッジの装着姿勢を間違えることがなく、挿入完了時に
トナーカートリッジの開口が所定位置に来ないという不
具合が解消された。
【0099】図45、図46は外周溝157a、157
bの間隔は図38の例と同じく180°の位相差である
が、2つの溝の形状を、片方は四角断面、他方は三角断
面に変形した例を示す。当然突起158aが三角断面、
突起158bが四角断面に形成される。
【0100】図47、図48に示す例は、外周溝157
と突起158の断面形状を変える図45、図46の例に
対し、溝幅を夫々違った寸法にした例を示す。図では外
周溝157aの幅が外周溝157bの幅より大に設定し
てある。2つの溝の形状、寸法が異なるため、トナーカ
ートリッジの装着姿勢を間違えることがなく、挿入完了
時にトナーカートリッジの開口が所定位置に来ないとい
う不具合が解消された。
【0101】図49の例に示す如く、トナーカートリッ
ジ151を現像装置60に装着した位置において側板6
0aに設けた突起158a、158bが係合する環状溝
164を外周溝157a、157bの終端が接続する状
態で設けると、装着後トナーカートリッジ151を自由
に回転でき、装着後の姿勢を変えることが可能になる。 挿入時に挿入位置を気にする必要がない。
【0102】上記の各実施例では現像装置に装着するた
め、又は画像形成装置を作動するためには、トナーカー
トリッジが何等かの動きを与えられ、トナー塊が生じて
いても砕かれて均一に分散されることを示している。
【0103】トナーカートリッジを振ってトナー塊を分
散させる図1の解放手段に対して、必要な回数を振った
かどうかが認識できる識別手段を設ける構造に変形する
ことができる。
【0104】図50において、トナーカートリッジ1の
トナー収容室2の適当する位置に識別手段171、例え
ば鈴など振ったときに音を出す部材を収容する識別室1
72を設ける。識別室172を形成する壁部173の一
部に侵入口174が形成される。トナーカートリッジ1
を振ると、識別手段171が例えば鈴が音を出し、又は
金属片171が壁173等にあたって音を出す。最初は
識別室17の中にはトナーが入っていないので、識別手
段171が動いて音を出す。振り続けるとトナーが侵入
口174から識別室172に少しづつ入り、識別室17
2がトナーで一杯になると、識別手段171は動かなく
なり、音を出さなくなる。斯くして所定回数だけトナー
カートリッジ1が振られたことを認識する。
【0105】この識別手段171を用いることにより、
トナーカートリッジ1を振る程度に差がなくなり、トナ
ーの凝集をなくすことができる。
【0106】侵入口174は、トナーは侵入するが識別
手段171は通過できない大きさにする。侵入口174
自体は識別手段171が出入り出来る大きさにするが、
メッシュを張ることにより識別手段171の脱出を防止
する構造とすることもできる。
【0107】侵入口174の数及び位置はトナーカート
リッジ1が所定回数振られると、識別室172がトナー
で充満されるように選定すればよいが、特に限定される
ものではない。
【0108】識別室172の壁は図51、図52に示す
ように変形することもでき、適当する形状、配置を選択
することができる。
【0109】識別手段171を音発生手段により構成す
る図50の例に対し、図53に示すようにトナーカート
リッジ1の外部から識別室172の内部を視認できるよ
うに窓175を設ける構造に変形することができる。こ
の場合、識別室172の壁173の窓175を通して見
える部分176に絵、色等をつける。最初の振る前の状
態では外側から窓175を通して絵、色等の識別手段を
認識できるが、トナーカートリッジ1を振ることにより
、トナーが侵入口174から識別室172に入り、識別
手段にトナーが付着し絵色が認識できない状態になる。
【0110】この識別手段171を用いることにより、
トナーカートリッジ1を振る程度に差がなくなり、トナ
ーの凝集をなくすことができる。
【0111】図54に示すように,識別室172に液体
177と僅かに気体178を入れ、壁173の内面17
3aには図53と同様絵、又は色179がつけられる。
【0112】トナーカートリッジ1を振る前には窓17
5を通して壁173の内面173aの絵又は色179が
図55に示すように確認できるが、トナーカートリッジ
1が振られると、気体178と液体177とにより泡立
ちを生じ、所定回数だけ振られると、図56に示すよう
に絵、色179が外部から視認できなくなる。このとき
十分に振られた状態になる。これにより、トナーカート
リッジ1を振る程度に差がなくなり、トナーの凝集をな
くすことができる。泡は或る程度の時間(封入した液体
の種類により変わる)が経過すると、消えるので、輸送
中に泡立ってもトナーカートリッジを交換する際には泡
がない状態になる。つまり可逆性をもっている。
【0113】図54のトナーカートリッジ1に形成した
凹部よりなる識別室172に液体を収容したのに対し、
図57に示すように予め液体177及び少しの気体17
8を密閉収納した識別ケース180を形成し、トナーカ
ートリッジ1の表面又は凹部に嵌め込む形状とすること
もできる。識別ケース180の壁173aの内面に識別
手段179が形成される。識別ケース180はトナーカ
ートリッジ1に対しては着脱可能な接着部材、両面接着
テープ(両面マジックテープ)181等により図58、
図59に示すように接着することができる。図59Aは
接着した状態、図59Bは取付ける前の状態を示す図で
ある。識別ケースは何回も使うことができ、多数のトナ
ーカートリッジに対して小数、例えば1個の識別ケース
だけ準備するだけでよい。
【0114】図34に示す弾性体袋を利用する例の変形
として図60、図61に示すように、トナーカートリッ
ジ201はトナーを収容するトナー収容室202と現像
装置60′の開口に装着される嵌入部材202と、トナ
ー室205のトナーを排出する開口204と、開口20
4を開閉するカバー205とを有する。トナーカートリ
ッジ201には内部に突出する突起部材206を有し、
該突起部材206は気体を注入する穴207を有し、該
穴107は螺着される栓208により密閉可能である。 突起部206には弾性体袋209、例えば弾性膜状部材
が取付けられる。突起部材206を設けることにより、
トナーの収容量を多くすることができる。
【0115】栓208を取外し、気体、例えば空気を抜
いて弾性体袋209が破線で示すように小さくなった状
態で倒立状態にしたトナー収容室202の中の弾性体袋
209の外側にトナーを所定量入れ、穴207を通して
気体を注入して弾性体袋209を実線で示すように膨ら
ます。この状態では、トナーは弾性体袋209により開
口204を閉じられた図の上部空間に収容される。
【0116】開口204がカバー205で閉じられるこ
とによりトナー収容室202の密閉効果を高めトナーの
洩れを防ぐ。
【0117】現像装置60′に装着し、カバー205を
引いてて開口204を開き、栓208をとると、弾性体
袋209の内部の気体が排出され、弾性体袋209は小
さくなるので、トナーは開口204を通り現像装置60
′内に落下する。落下衝撃によりトナー塊は分散される
。然も、攪拌作業は省略でき、常に無駄なくトナーの補
給ができる。栓208及び弾性体袋209は再使用でき
、トナーの再充填も容易にできる。弾性体袋209を使
用するので、トナー量に多少変化があっても、弾性変形
で空間を吸収することができる。
【0118】運搬途中に弾性体袋209が破裂すること
が生じても、カバー205により開口204は閉じてい
るのでトナーの洩れは防止できる。
【0119】栓208により気体を抜くのに対し、図6
2に示すように穴207は蓋板210により密閉し、ト
ナーカートリッジ201の側壁に設けた針穴211に装
着された針211を押すことにより弾性体袋209を破
裂させることによりトナーを落下させるように変形する
ことができる。
【0120】更に図63のようにトナーカートリッジ2
01の壁面に突起部材213を形成して膨張した弾性体
袋209の中にくい込んだ状態になるようにし、又は図
64に示すようにトナーカートリッジ201の内壁面に
凹部材214を形成し、膨張した弾性体袋209が係合
するようにし、トナー開口204の方へ洩れて落ちるの
を防止することができる。これにより、運搬途中にトナ
ーが開口の方へ洩れることが確実に防止される。
【0121】開口を閉鎖するカバーを設けることにより
、トラブルがあって弾性体袋又は弾性膜状部材が破裂し
ても、トナーが外部に洩れることが防止できる。
【0122】
【発明の効果】本発明により、トナーカートリッジが必
要回数以上振られないとトナーカートリッジの開口を閉
鎖しているカバーを開くことができず、開口を開いてト
ナーを補給できるときは、必要以上の回数だけ振られて
トナーの塊も均一に分散されることができ、トナーの凝
集が解消され、トナーが開口から飛散することが回避さ
れ、現像される画像も良好になった。又過度にトナーカ
ートリッジが振られることも回避されることができる。
【0123】本発明により、トナーカートリッジが必要
回数以上振られないとトナーカートリッジのストッパー
により現像装置への装着が阻止され、トナーの攪拌不十
分な状態で現像装置に装着されることが回避された。ス
トッパーが解除されトナーカートリッジが現像装置に装
着でき、トナーを補給できるときは、必要以上の回数だ
け振られてトナーの塊も均一に分散されることができ、
トナーの凝集が解消され、トナーが開口から飛散するこ
とが回避され、現像される画像も良好になった。
【0124】本発明により、トナーカートリッジが必要
回数以上振られないと、現像装置に設けたセンサーを作
動するセンサー作動手段を作動位置に移動することがで
きず、現像装置を作動することができない。攪拌不十分
なトナーカートリッジが現像装置に装着されても、セン
サーが作動されず、画像形成装置は作動されないので、
攪拌不十分なトナーカートリッジによりトナーを補給し
て画像形成装置を作動することが回避される。トナーカ
ートリッジが装着され、現像装置内のセンサーをセンサ
ー作動手段により作動するときは、必ずトナーカートリ
ッジは十分に攪拌された状態であり、トナーの凝集が解
消され、トナーの塊も均一に分散されることができ、ト
ナーが開口から飛散することが回避される。
【0125】本発明により、トナーカートリッジを箱か
ら取り出すときに、例えば弾性手段又はねじ又は凹凸摺
動面等の攪拌運動手段によりトナーカートリッジは突出
力又は回転動又は振動を与えられ、振られたと同じ作用
を与えられ、トナーの塊は衝撃力により均一に分散され
る。トナーカートリッジを仕切り板により小室に分割す
ることにより、分散の均一化がより高められる。
【0126】本発明により、トナーカートリッジは外周
面に設けたらせん溝により、現像装置への脱着の際に回
転動と直線動の組合せとしてのらせん動を与えられ、内
部のトナー塊は砕かれて分散される。開口はトナーカー
トリッジが挿入動を終了した後に開放され、トナーは十
分に攪拌分散された後であり、トナーの飛散が防止され
る。
【0127】本発明により、識別室内の識別手段が視認
できる間は攪拌振動が不十分であり、トナーカートリッ
ジが十分振られてトナーが識別室に侵入して音による聴
覚又は視覚による識別手段の識別ができない状態になっ
て後に現像装置に装着するようにすると、トナーは十分
分散される。
【0128】本発明により、識別室内の識別手段が視認
できる間は攪拌振動が不十分であり、トナーカートリッ
ジが十分振られて識別室内の液体と気体の混合により泡
立ちを生じて識別手段が視認できない状態になる。識別
手段が視認できない状態になって後に現像装置にトナー
カートリッジを装着するようにすると、トナーは十分分
散される。
【0129】本発明により、気体注入による膨張により
開口とトナーとの間を密閉する弾性体袋の内部気体を、
排出手段である栓を取ることにより、又は針により弾性
体袋を破裂させることにより、排出し、弾性体袋を縮小
し、開口を開放させ、トナーの開口を通しての落下によ
り塊の分散を可能にする。
【0130】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトナーカートリッジの斜視図であ
る。
【図2】本発明に係るトナーカートリッジの側面断面図
である。
【図3】Aはトナーカートリッジを振って解放手段を外
に出す操作を示す斜視図、Bは解放手段の重りが出た状
態を示す斜視図、Cはカバーが剥がされる様子を示す斜
視図である。
【図4】解放手段の変形例を示す部分側面図である。
【図5】図4に対する変形例の側面断面図である。
【図6】図5の例の正面図である。
【図7】図4の解放手段の部分拡大斜視図である。
【図8】図4の解放手段の引張棒の説明図であり、Aは
振る前の状態、Bは振った後の状態を示す図である。
【図9】トナーカートリッジのカバーの変形例を示し、
Aは閉鎖状態、Bは一部開放した状態を示す図である。
【図10】解放手段のフックと重りを用いる別の例を示
す側面部分断面図でAは振る前、Bは振った後の図であ
る。
【図11】解放手段のフックと引張棒を用いる別の例を
示す側面部分断面図でAは振る前、Bは振った後を示す
図である。
【図12】図11の引張棒を変形した例を示し、Aは振
る前、Bは振った後を示す図である。
【図13】現像装置への装着を阻止するストッパーと、
そのストッパーを保持する保持手段に対する解放手段と
を有するトナーカートリッジの側面部分断面図であり、
Aは振る前、Bは振った後を示す図である。
【図14】図13の解放手段を変形した図であり、Aは
振る前、Bは振った後を示す図である。
【図15】図14に対する変形例の側面断面図である。
【図16】図14の例の正面断面図である。
【図17】図14の例の斜視図である。
【図18】現像装置に設けたセンサーに対するセンサー
作動手段を有するトナーカートリッジと現像装置の一部
の側面断面図である。
【図19】図18の例の正面図である。
【図20】図18の変形例の図18に対応する図である
【図21】図20の例の図19に対応する図である。
【図22】図18の変形例の図18に対応する図である
【図23】図22の例の図19に対応する図である。
【図24】図18の変形例の図18に対応する図である
【図25】図2に対する変形例の側面断面図である。
【図26】図25の例の正面図である。
【図27】図25の例のカバーを剥がすときの状態を示
す斜視図である。
【図28】箱の中にトナーカートリッジと攪拌運動手段
を収容する例の斜視図である。
【図29】図28の例の側面断面図であり、Aは箱内の
状態、Bは箱から突出する状態を示す図である。
【図30】箱から取り出したトナーカートリッジの側面
図である。
【図31】図28に対する変形例の斜視図である。
【図32】図28のトナーカートリッジを箱から出した
状態を示す斜視図である。
【図33】図28に対する変形例の側面断面図であり、
Aは箱内の状態、Bは箱から取り出す状態を示す図であ
る。
【図34】図28に対する変形例の側面断面図である。
【図35】図34の例の平面断面図である。
【図36】トナーカートリッジの変形例の斜視図である
【図37】図36の例の側面部分断面図である。
【図38】トナーカートリッジの別の例の斜視図である
【図39】図38の例の正面断面図である。
【図40】図39のトナーカートリッジの周壁の一部を
示す図である。
【図41】図38に係るトナーカートリッジを現像装置
に装着した正面図である。
【図42】図41の例のトナーカートリッジを現像装置
から引き出した状態を示す側面断面図である。
【図43】図38に対する変形例の斜視図である。
【図44】図38の例の正面図である。
【図45】図43に対する変形例の斜視図である。
【図46】図43の例の正面図である。
【図47】図43に対する別の変形例の斜視図である。
【図48】図47の例の正面図である。
【図49】図43に対する更に別の変形例の斜視図であ
る。
【図50】識別室を設けるトナーカートリッジの部分断
面図である。
【図51】図50に対する変形例の図50に対応する図
である。
【図52】図50に対する別の変形例の図50に対応す
る図である。
【図53】図50に対する更に別の変形例の図50に対
応する図である。
【図54】識別手段の変形例を示す部分側面図である。
【図55】図54の平面図である。
【図56】図55の識別手段が視認できない状態を示す
平面図である。
【図57】図54の識別手段の変形例の断面図である。
【図58】図57に示す識別手段をトナーカートリッジ
に固定した状態を示す断面図である。
【図59】Aは図57に示す識別手段をトナーカートリ
ッジに固定した状態を、Bは固定前の状態を示す斜視図
である。
【図60】本発明に係るトナーカートリッジの更に別の
例の斜視図である。
【図61】図61の例の断面図である。
【図62】図61に対する変形例の断面図である。
【図63】図61に対する別の変形例の断面図である。
【図64】図61に対する更に別の変形例の断面図であ
る。
【符号の説明】
1    トナーカートリッジ 2    トナー収容室 3    別室 4    隔壁 5    開口 6    トナー 7    カバー 8    ひも 10  重り 11  出口

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内部にトナーを収容し、該トナーを排
    出する開口をカバーにより閉鎖し画像形成装置の現像装
    置に装着可能なトナーカートリッジにおいて、前記カバ
    ーに連結され前記トナーカートリッジの内部に収容され
    る解放手段を有し、該解放手段を前記トナーカートリッ
    ジより取り出すことにより前記カバーを取外し可能であ
    ることを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 【請求項2】  内部にトナーを収容し、該トナーを排
    出する開口をカバーにより閉鎖し画像形成装置の現像装
    置に装着可能なトナーカートリッジにおいて、現像装置
    に装着する際に当接し装着を阻止するストッパーが前記
    トナーカートリッジに設けられ、前記ストッパーを突出
    位置に保持する保持手段と、該保持手段を解除しストッ
    パーの突出位置からの突入を可能にする解放手段とを有
    し、該解放手段を前記トナーカートリッジより取り出す
    ことにより前記保持手段の解除を可能にすることを特徴
    とするトナーカートリッジ。
  3. 【請求項3】  内部にトナーを収容し、該トナーを排
    出する開口をカバーにより閉鎖し画像形成装置の現像装
    置に装着可能なトナーカートリッジにおいて、現像装置
    に設けたセンサーを作動するセンサー作動手段と、該セ
    ンサー作動手段を非作動位置に保持する保持手段と、該
    保持手段を解除しセンサー作動手段を作動位置に移動可
    能にする解放手段とを有し、該解放手段を前記トナーカ
    ートリッジより取り出すことにより前記保持手段の解除
    を可能にすることを特徴とするトナーカートリッジ。
  4. 【請求項4】  前記解放手段が前記カバーに一端を連
    結されたひもと、該ひもの他端に連結された重りとを有
    することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記
    載のトナーカートリッジ。
  5. 【請求項5】  前記解放手段が前記カバーに一端を連
    結されたひもと、該ひもの他端に連結された引張棒とを
    有し、該引張棒は前記トナーカートリッジ内に収容され
    、該トナーカートリッジの往復動の一方で前記引張棒は
    前記トナーカートリッジから脱出する方向に移動可能で
    あり、反対方向の移動の際に移動を阻止されることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のトナーカ
    ートリッジ。
  6. 【請求項6】  前記引張棒が鋸歯を有し、前記トナー
    カートリッジに該鋸歯と係合する逆動防止部材が設けら
    れ、前記鋸歯は前記トナーカートリッジの往復動の一方
    で移動可能であり、反対方向の移動の際に前記逆動防止
    部材により移動を阻止される形状の歯を有することを特
    徴とする請求項5に記載のトナーカートリッジ。
  7. 【請求項7】  内部にトナーを収容し、該トナーを排
    出する開口をカバーにより閉鎖し画像形成装置の現像装
    置に装着可能なトナーカートリッジにおいて、トナーカ
    ートリッジを収容する蓋付き箱と、該箱の内部に設けら
    れる攪拌運動手段とを有し、前記箱の中のトナーカート
    リッジは取り出すときに前記攪拌運動手段によりトナー
    に衝撃を与える力が付与されることを特徴とするトナー
    カートリッジ。
  8. 【請求項8】  前記攪拌運動手段が弾性部材として形
    成され、蓋が開かれた時に前記弾性手段によりトナーカ
    ートリッジが前記箱より突出されることを特徴とする請
    求項7に記載のトナーカートリッジ。
  9. 【請求項9】  前記攪拌運動手段が前記箱とトナーカ
    ートリッジの一方に設けられたおねじと、他方に設けら
    れためねじにより形成され、前記トナーカートリッジは
    前記箱から取り出す際に前記おねじと、前記めねじの係
    合により回転されることを特徴とする請求項7に記載の
    トナーカートリッジ。
  10. 【請求項10】  前記攪拌運動手段が前記箱とトナー
    カートリッジの互いに摺動する部分に形成される凹凸面
    よりなり、前記トナーカートリッジは前記箱から取り出
    す際に振動が与えられることを特徴とする請求項7に記
    載のトナーカートリッジ。
  11. 【請求項11】  前記攪拌運動手段が前記トナーカー
    トリッジ内に設けられ内部に気体を収容可能な弾性体袋
    により形成され、該弾性体袋は気体の噴出により推進力
    を与えられトナーに衝撃力を与えることを特徴とする請
    求項7に記載のトナーカートリッジ。
  12. 【請求項12】  前記トナーカートリッジの内部が仕
    切り板により複数の小室に分割され、夫々の小室にトナ
    ーが収容されることを特徴とする請求項7〜11の何れ
    か1つに記載のトナーカートリッジ。
  13. 【請求項13】  内部にトナーを収容し、該トナーを
    排出する開口をカバーにより開閉可能な画像形成装置の
    現像装置に装着可能な筒状トナーカートリッジにおいて
    、前記カバーを含む前記トナーカートリッジの外周面に
    少なくとも1つのらせん溝が形成され、前記現像装置に
    該らせん溝に係合する突起が形成され、前記トナーカー
    トリッジを支持し前記現像装置内を移動案内される案内
    支持部材を有し、前記トナーカートリッジは脱着時に直
    線動と回転動をされることを特徴とするトナーカートリ
    ッジ。
  14. 【請求項14】  前記トナーカートリッジの一端に設
    けた回動自在な把手を有し、前記案内支持部材が前記ト
    ナーカートリッジの他端に設けたピンを支持する穴と、
    前記現像装置内に設けたガイドレールにガイドされる突
    条とを有することを特徴とする請求項13に記載のトナ
    ーカートリッジ。
  15. 【請求項15】  前記らせん溝は前記現像装置に挿入
    時に前記トナーカートリッジを少なくとも3回転以上回
    転可能に、且つ挿入完了時に前記開口が下方を向く様に
    形成されていることを特徴とする請求項13又は14に
    記載のトナーカートリッジ。
  16. 【請求項16】  前記らせん溝は複数の平行な溝より
    なり、該溝間の周方向の間隔と該溝に係合する突起の間
    隔と、溝と突起の形状と、溝と突起の寸法との内の少な
    くとも1つを設定することにより、前記トナーカートリ
    ッジの前記現像装置への挿入位置が規定されることを特
    徴とする請求項13〜15の何れか1つに記載のトナー
    カートリッジ。
  17. 【請求項17】  前記トナーカートリッジの前記現像
    装置への挿入端位置で前記突起が係合する環状溝が前記
    外周面に前記らせん溝の端部に接続して形成され、挿入
    端位置で回転自在であることを特徴とする請求項13又
    は14に記載のトナーカートリッジ。
  18. 【請求項18】  内部にトナーを収容し、該トナーを
    排出する開口をカバーにより閉鎖し画像形成装置の現像
    装置に装着可能なトナーカートリッジにおいて、前記ト
    ナーカートリッジの中にトナーが少しずつ侵入可能な識
    別室が形成され、該識別室内に識別手段が設けられるこ
    とを特徴とするトナーカートリッジ。
  19. 【請求項19】  内部にトナーを収容し、該トナーを
    排出する開口をカバーにより閉鎖し画像形成装置の現像
    装置に装着可能なトナーカートリッジにおいて、前記ト
    ナーカートリッジの中と外の何れかに内部に液体と僅か
    の気体が収容された密閉識別室が固定され、該識別室を
    通して視認可能に識別手段が設けられることを特徴とす
    るトナーカートリッジ。
  20. 【請求項20】  前記識別手段が音を生じる手段によ
    り形成されていることを特徴とする請求項18又は19
    に記載のトナーカートリッジ。
  21. 【請求項21】  前記識別手段が絵と色の何れかより
    なり、前記識別室が外部より視認可能に形成されること
    を特徴とする請求項18又は19に記載のトナーカート
    リッジ。
  22. 【請求項22】  内部にトナーを収容し、該トナーを
    排出する開口をカバーにより閉鎖し画像形成装置の現像
    装置に装着可能なトナーカートリッジにおいて、前記ト
    ナーカートリッジの中に弾性体袋が設けられ、該弾性体
    袋の開口が前記トナーカートリッジの注入口に接続され
    、該注入口が閉鎖され、前記弾性体袋の気体注入による
    膨張により前記開口とトナーとの間を密閉可能に形成さ
    れ、前記弾性体袋より気体を排出する手段による気体排
    出によりトナーが開口より落下可能であることを特徴と
    するトナーカートリッジ。
  23. 【請求項23】  前記トナーカートリッジに突起部と
    凹部の何れかが形成され、膨張時の前記弾性体袋の一部
    が前記突起部と凹部の何れかに密着係合することにより
    トナーを前記開口に対し密封することを特徴とする請求
    項22に記載のトナーカートリッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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