JPH04335700A - 電子楽器 - Google Patents
電子楽器Info
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- JPH04335700A JPH04335700A JP3135220A JP13522091A JPH04335700A JP H04335700 A JPH04335700 A JP H04335700A JP 3135220 A JP3135220 A JP 3135220A JP 13522091 A JP13522091 A JP 13522091A JP H04335700 A JPH04335700 A JP H04335700A
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Links
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
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Landscapes
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、楽音などの音響波形
をスペクトラム分析することによって、所望の音作りを
行なうための分析装置を備えた電子楽器に関し、特にあ
る音をシミュレートする際に強力なアシスト機能を発揮
する電子楽器に関する。
をスペクトラム分析することによって、所望の音作りを
行なうための分析装置を備えた電子楽器に関し、特にあ
る音をシミュレートする際に強力なアシスト機能を発揮
する電子楽器に関する。
【0002】
【従来技術】電子楽器等において、ある楽器音や音声等
(目標音)に似せた音を合成する際、しばしば、スペク
トラムアナライザ等の波形分析装置を用いて、合成され
た音と目標とする音のスペクトラムが一致するように音
源制御用のパラメータを調整することが行なわれる。ま
た、ユーザによる楽音のシミュレーションをアシストす
るためのスペクトラムアナライザ付電子楽器も市販され
ている。
(目標音)に似せた音を合成する際、しばしば、スペク
トラムアナライザ等の波形分析装置を用いて、合成され
た音と目標とする音のスペクトラムが一致するように音
源制御用のパラメータを調整することが行なわれる。ま
た、ユーザによる楽音のシミュレーションをアシストす
るためのスペクトラムアナライザ付電子楽器も市販され
ている。
【0003】しかしながら、従来の方法または電子楽器
において、シミュレーションすべき音(目標音)と合成
音のスペクトラム上での比較は困難であった。これは、
前記従来のスペクトラムアナライザが、単にスペクトラ
ムを表示するというものであり、目標音と合成音のスペ
クトラムを同時表示したり、それらの差分を表示したり
することはできなかったためである。
において、シミュレーションすべき音(目標音)と合成
音のスペクトラム上での比較は困難であった。これは、
前記従来のスペクトラムアナライザが、単にスペクトラ
ムを表示するというものであり、目標音と合成音のスペ
クトラムを同時表示したり、それらの差分を表示したり
することはできなかったためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述の従
来例における問題点に鑑みてなされたもので、音作りを
有効にアシストし得る電子楽器を提供することを目的と
する。
来例における問題点に鑑みてなされたもので、音作りを
有効にアシストし得る電子楽器を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明では、電子楽器における音作りの際、シミ
ュレーションしたい音響(目標音)のスペクトラムと合
成音のスペクトラムを同時にもしくは交互にディスプレ
イ上に表示し、あるいはこれらのスペクトラムの差分を
とってそれをディスプレイ上に表示することにより、音
作りのアシストをするようにしている。
め、この発明では、電子楽器における音作りの際、シミ
ュレーションしたい音響(目標音)のスペクトラムと合
成音のスペクトラムを同時にもしくは交互にディスプレ
イ上に表示し、あるいはこれらのスペクトラムの差分を
とってそれをディスプレイ上に表示することにより、音
作りのアシストをするようにしている。
【0006】
【作用および効果】この発明によれば、シミュレーショ
ンしたい音響(目標音)のスペクトラムと合成音のスペ
クトラムをディスプレイ上に同時もしくは交互に表示す
るか、あるいはこれらのスペクトラムの差分を表示する
ようにしたため、目標音と合成音のスペクトラムの比較
が容易となり、音作りが良好にアシストされる。
ンしたい音響(目標音)のスペクトラムと合成音のスペ
クトラムをディスプレイ上に同時もしくは交互に表示す
るか、あるいはこれらのスペクトラムの差分を表示する
ようにしたため、目標音と合成音のスペクトラムの比較
が容易となり、音作りが良好にアシストされる。
【0007】この発明は、音源の種類を問わず適用する
ことができるが、特に音響合成のためのパラメータの変
更と発生する音響の変化との関係が複雑であるか、また
は必ずしも一定の規則性を有しない音源、例えばいわゆ
るFM音源や物理モデル音源を用いた電子楽器に適用し
て効果的である。
ことができるが、特に音響合成のためのパラメータの変
更と発生する音響の変化との関係が複雑であるか、また
は必ずしも一定の規則性を有しない音源、例えばいわゆ
るFM音源や物理モデル音源を用いた電子楽器に適用し
て効果的である。
【0008】また、合成する音響としては全く新規なも
のよりも例えば電子楽器内にff(フォルテシモ)のピ
アノ音の音響合成パラメータを記憶しているとき、その
パラメータを修正してpp(ピアニシモ)のピアノ音の
音響合成パラメータを求めるというように、比較的近似
した音をもとにして他の音を合成する場合に、この発明
は特に効果的である。
のよりも例えば電子楽器内にff(フォルテシモ)のピ
アノ音の音響合成パラメータを記憶しているとき、その
パラメータを修正してpp(ピアニシモ)のピアノ音の
音響合成パラメータを求めるというように、比較的近似
した音をもとにして他の音を合成する場合に、この発明
は特に効果的である。
【0009】
【実施例】以下、図面によりこの発明の実施例を説明す
る。
る。
【0010】図1は、この発明の一実施例に係る電子楽
器のハードウエア構成を示す。
器のハードウエア構成を示す。
【0011】同図の楽器は、中央処理装置(CPU)1
1を用いてその全体動作を制御するように構成したもの
である。CPU11には双方向バスライン13を介して
リードオンリメモリ(ROM)15、ワークメモリ(R
AM)17、分析データ用RAM21,23、分析装置
25、表示器27およびトーンジェネレータ29が接続
されている。バスライン13には、さらに、それぞれパ
ネルスイッチインターフェース31および鍵盤インター
フェース33を介してパネルスイッチ35群および鍵盤
回路37が接続されている。39はトーンジェネレータ
29から入力される合成音と、マイクその他のオーディ
オ信号源、または楽音をPCMデータ等として記憶した
メモリ(RAMまたはROM)などから入力される目標
音との一方を選択して分析装置25へ入力するためのセ
レクタである。
1を用いてその全体動作を制御するように構成したもの
である。CPU11には双方向バスライン13を介して
リードオンリメモリ(ROM)15、ワークメモリ(R
AM)17、分析データ用RAM21,23、分析装置
25、表示器27およびトーンジェネレータ29が接続
されている。バスライン13には、さらに、それぞれパ
ネルスイッチインターフェース31および鍵盤インター
フェース33を介してパネルスイッチ35群および鍵盤
回路37が接続されている。39はトーンジェネレータ
29から入力される合成音と、マイクその他のオーディ
オ信号源、または楽音をPCMデータ等として記憶した
メモリ(RAMまたはROM)などから入力される目標
音との一方を選択して分析装置25へ入力するためのセ
レクタである。
【0012】ROM15は、CPUの動作を制御するた
めの制御プログラムが格納されている。
めの制御プログラムが格納されている。
【0013】ワークメモリ17は、CPU11が前記制
御プログラムを実行する際に発生する各種のデータを一
時記憶するもので、これらの各データに対応するレジス
タやフラグ等が設定されている。
御プログラムを実行する際に発生する各種のデータを一
時記憶するもので、これらの各データに対応するレジス
タやフラグ等が設定されている。
【0014】分析データ用RAM21および23は、分
析装置25から出力される目標音および合成音のスペク
トラムをそれぞれ格納するためのものである。
析装置25から出力される目標音および合成音のスペク
トラムをそれぞれ格納するためのものである。
【0015】分析装置25は入力信号を波形分析、例え
ばFFT(高速フーリエ変換)して、その入力信号の分
析データを発生する。
ばFFT(高速フーリエ変換)して、その入力信号の分
析データを発生する。
【0016】表示器27は、CPU11からの制御に応
じて前記分析データ等に基づく各種の表示を行なう。表
示器27としては、LCD表示器、プラズマディスプレ
イ、CRT等を用いることができる。
じて前記分析データ等に基づく各種の表示を行なう。表
示器27としては、LCD表示器、プラズマディスプレ
イ、CRT等を用いることができる。
【0017】トーンジェネレータ29は、パネルスイッ
チ群35および鍵盤回路37からの入力に応じてCPU
11から送出される音作りパラメータを含む音源制御デ
ータに基づいて楽音信号を形成する。この楽音信号は、
図示しないD/A変換器、増幅器およびスピーカ等から
なるサウンドシステムに供給され、このサウンドシステ
ムから音響として放音される。
チ群35および鍵盤回路37からの入力に応じてCPU
11から送出される音作りパラメータを含む音源制御デ
ータに基づいて楽音信号を形成する。この楽音信号は、
図示しないD/A変換器、増幅器およびスピーカ等から
なるサウンドシステムに供給され、このサウンドシステ
ムから音響として放音される。
【0018】パネルスイッチ群35は、この電子楽器の
パネル面に配列された各種のパネルスイッチを備え、パ
ネル面における各スイッチごとのオン/オフまたは設定
状態を表わすスイッチ情報を発生する。パネルスイッチ
としては、電源スイッチ、音色選択スイッチ、音量設定
スイッチ等が設けられている。
パネル面に配列された各種のパネルスイッチを備え、パ
ネル面における各スイッチごとのオン/オフまたは設定
状態を表わすスイッチ情報を発生する。パネルスイッチ
としては、電源スイッチ、音色選択スイッチ、音量設定
スイッチ等が設けられている。
【0019】鍵盤回路37は鍵盤の各鍵(キー)に対応
する単数または複数個のキースイッチを備え、これら各
キースイッチの操作状態を検出して、各鍵ごとの押鍵、
離鍵およびキータッチ(イニシャルタッチ、アフタータ
ッチなど)等を表わすキー情報を発生する。
する単数または複数個のキースイッチを備え、これら各
キースイッチの操作状態を検出して、各鍵ごとの押鍵、
離鍵およびキータッチ(イニシャルタッチ、アフタータ
ッチなど)等を表わすキー情報を発生する。
【0020】図2は、図1の電子楽器で実現される音響
分析機能の機能ブロックの一例を示す。図2において図
1と共通する部分には同一の符号を付している。このよ
うな音響分析機能は前記ROM15に格納される制御プ
ログラムに従ってCPU11が動作し、前記RAM(記
憶部)21,23、分析装置(分析部)25、表示器(
表示部)27、およびトーンジェネレータ(楽音合成部
)29およびセレクタ(切換部)39等の動作を制御す
ることにより実現される。41は目標音入力部である。
分析機能の機能ブロックの一例を示す。図2において図
1と共通する部分には同一の符号を付している。このよ
うな音響分析機能は前記ROM15に格納される制御プ
ログラムに従ってCPU11が動作し、前記RAM(記
憶部)21,23、分析装置(分析部)25、表示器(
表示部)27、およびトーンジェネレータ(楽音合成部
)29およびセレクタ(切換部)39等の動作を制御す
ることにより実現される。41は目標音入力部である。
【0021】次に、図1および図2に示す電子楽器にお
ける音作り動作を説明する。
ける音作り動作を説明する。
【0022】■CPU11は、先ず、セレクタ39を目
標音側に設定し、分析装置25にて目標音を予め分析さ
せ、分析結果を分析データ用RAM21に蓄えておく。 これは、ユーザが電子楽器を目標音設定モードに設定し
て目標音を入力することにより行なってもよく、目標音
を繰り返し入力しておき、分析装置25に所定のタイミ
ングで自動的に目標音を取り込ませるようにしてもよい
。なお、この場合、ユーザが目標音色によって分析フレ
ーム数やフレーム間隔を任意に設定できることが好まし
い。例えば、持続音系の楽音では、図3に分析ポイント
(x印)例を示すように、音の立ち上がり部は細かく分
析し、音の定常部は大まかに、例えば数ポイント程度分
析する。一方、パーカッシブ系音色の場合は全範囲を均
等に分析する。但し、いずれの場合も分析ポイント(音
の立ち上がり後何mSの位置を分析するか)は、目標音
、合成音共に同じ位置に揃えて分析することが重要であ
る。
標音側に設定し、分析装置25にて目標音を予め分析さ
せ、分析結果を分析データ用RAM21に蓄えておく。 これは、ユーザが電子楽器を目標音設定モードに設定し
て目標音を入力することにより行なってもよく、目標音
を繰り返し入力しておき、分析装置25に所定のタイミ
ングで自動的に目標音を取り込ませるようにしてもよい
。なお、この場合、ユーザが目標音色によって分析フレ
ーム数やフレーム間隔を任意に設定できることが好まし
い。例えば、持続音系の楽音では、図3に分析ポイント
(x印)例を示すように、音の立ち上がり部は細かく分
析し、音の定常部は大まかに、例えば数ポイント程度分
析する。一方、パーカッシブ系音色の場合は全範囲を均
等に分析する。但し、いずれの場合も分析ポイント(音
の立ち上がり後何mSの位置を分析するか)は、目標音
、合成音共に同じ位置に揃えて分析することが重要であ
る。
【0023】■次に、セレクタ39を合成音側に切り換
え、トーンジェネレータ29が音作りパラメータに従っ
て音作りした音(合成音)を分析装置25に入力し、前
記目標音を分析した際に設定したのと同じ分析ポイント
にて分析させる。分析データを上記同様に分析データ用
RAM23に保存する。
え、トーンジェネレータ29が音作りパラメータに従っ
て音作りした音(合成音)を分析装置25に入力し、前
記目標音を分析した際に設定したのと同じ分析ポイント
にて分析させる。分析データを上記同様に分析データ用
RAM23に保存する。
【0024】■RAM21,23から前記目標音と合成
音の分析データを読み出しながら、表示器27に両者の
スペクトラムをグラフィック表示する。表示方法として
は、図4に示すように両スペクトラムを並べて表示して
もよく、図5に示すように重ねて表示してもよい。図5
において実線は目標音、破線は合成音のスペクトラムを
示す。両スペクトラムを並べて表示する場合には、図4
に示すように縦に並べる他、横に並べてもよい。また、
両スペクトラムは同時に表示する他、交互に表示するよ
うにしてもよい。いずれにしても両スペクトラムを容易
に比較できるように表示レイアウトを工夫することが好
ましい。
音の分析データを読み出しながら、表示器27に両者の
スペクトラムをグラフィック表示する。表示方法として
は、図4に示すように両スペクトラムを並べて表示して
もよく、図5に示すように重ねて表示してもよい。図5
において実線は目標音、破線は合成音のスペクトラムを
示す。両スペクトラムを並べて表示する場合には、図4
に示すように縦に並べる他、横に並べてもよい。また、
両スペクトラムは同時に表示する他、交互に表示するよ
うにしてもよい。いずれにしても両スペクトラムを容易
に比較できるように表示レイアウトを工夫することが好
ましい。
【0025】音響波形の時間軸の処理方法としては、図
示しないインクリメント(INC)ボタンとデクリメン
ト(DEC)ボタンを用いて分析ポイントごとに順次表
示する。あるいは原音と同じ時間進行速度で実時間表示
するようにしてもよい。
示しないインクリメント(INC)ボタンとデクリメン
ト(DEC)ボタンを用いて分析ポイントごとに順次表
示する。あるいは原音と同じ時間進行速度で実時間表示
するようにしてもよい。
【0026】次に、上記電子楽器を用いて音作りを行な
う際のユーザまたはオペレータの操作を説明する。
う際のユーザまたはオペレータの操作を説明する。
【0027】(i) シミュレーションしたい楽音(目
標音)をFFT(高速フーリエ変換)してディスプレイ
27上に表示する。 (ii)音作りパラメータを操作し音作りを行なう。 (iii) 音作りにより得られた合成音を同様にFF
Tして前記目標音とともにディスプレイ27上に表示す
る。 (iv)両スペクトラムを比較して、合成音が目標音に
近づくように音作りを行なって行く。
標音)をFFT(高速フーリエ変換)してディスプレイ
27上に表示する。 (ii)音作りパラメータを操作し音作りを行なう。 (iii) 音作りにより得られた合成音を同様にFF
Tして前記目標音とともにディスプレイ27上に表示す
る。 (iv)両スペクトラムを比較して、合成音が目標音に
近づくように音作りを行なって行く。
【0028】なお、上述において、音響を直接FFTす
ると図6(a)に示すような凹凸の激しいスペクトラム
が得られ、LPC(線形予測)係数を用いたFFTを行
なうと図6(b)に示すようなスペクトラムの包絡が得
られる。このため、直接FFTを行なうよりもLPC(
線形予測)係数を用いたFFTを行なう方がスペクトラ
ムを比較し易い。
ると図6(a)に示すような凹凸の激しいスペクトラム
が得られ、LPC(線形予測)係数を用いたFFTを行
なうと図6(b)に示すようなスペクトラムの包絡が得
られる。このため、直接FFTを行なうよりもLPC(
線形予測)係数を用いたFFTを行なう方がスペクトラ
ムを比較し易い。
【0029】図7は、この発明の他の実施例にかかる電
子楽器の音響分析機能を示す機能ブロック図である。図
7の機能を発揮するためのハードウエア構成としては図
1の構成のものを用いることができる。但し、RAM2
3は除去することができる。図7において図1または図
2と共通する部分には同一の符号を付している。図7に
おいて、43は差分演算部である。このような差分演算
部43は、前記ROM15に格納される制御プログラム
によりCPU11で行なわせてもよいが、図8に示すよ
うに加減算器45を用いて行なってもよい。
子楽器の音響分析機能を示す機能ブロック図である。図
7の機能を発揮するためのハードウエア構成としては図
1の構成のものを用いることができる。但し、RAM2
3は除去することができる。図7において図1または図
2と共通する部分には同一の符号を付している。図7に
おいて、43は差分演算部である。このような差分演算
部43は、前記ROM15に格納される制御プログラム
によりCPU11で行なわせてもよいが、図8に示すよ
うに加減算器45を用いて行なってもよい。
【0030】次に、上記電子楽器を用いて音作りを行な
う際のユーザまたはオペレータの操作およびCPU11
の動作を説明する。
う際のユーザまたはオペレータの操作およびCPU11
の動作を説明する。
【0031】(i) シミュレーションしたい音響(目
標音)を高速フーリエ変換し、その結果をメモリ21上
にストアしておく。 (ii)音作りパラメータを操作し音作りを行なう。 (iii) 音作りにより得られた合成音を同様に高速
フーリエ変換する。 (iv) (i)でストアしておいた目標音スペクトラ
ム(図9)と合成音スペクトラム(図10)の差分(図
11)をディスプレイ27上に表示する。 (iv)スペクトラムの差分表示(図11)が0に近づ
くように(ii)〜(iii) の処理を繰り返す。
標音)を高速フーリエ変換し、その結果をメモリ21上
にストアしておく。 (ii)音作りパラメータを操作し音作りを行なう。 (iii) 音作りにより得られた合成音を同様に高速
フーリエ変換する。 (iv) (i)でストアしておいた目標音スペクトラ
ム(図9)と合成音スペクトラム(図10)の差分(図
11)をディスプレイ27上に表示する。 (iv)スペクトラムの差分表示(図11)が0に近づ
くように(ii)〜(iii) の処理を繰り返す。
【0032】この実施例においても、FFTする際、音
声や楽音などの音響を直接FFTするよりLPC係数か
らFFTした方がスペクトラムがピッチ周波数に直接関
係せず、スペクトラム比較に適したスペクトラムが得ら
れるので好ましい。
声や楽音などの音響を直接FFTするよりLPC係数か
らFFTした方がスペクトラムがピッチ周波数に直接関
係せず、スペクトラム比較に適したスペクトラムが得ら
れるので好ましい。
【0033】本実施例ではスペクトラム包絡を求めるの
にLPC係数を用いたFFTを一例として挙げたが、他
にケプストラムを用いる方法や、音声認識で一般に知ら
れている方法でスペクトラム包絡を求めても良い。
にLPC係数を用いたFFTを一例として挙げたが、他
にケプストラムを用いる方法や、音声認識で一般に知ら
れている方法でスペクトラム包絡を求めても良い。
【図1】 この発明の一実施例に係る電子楽器のハー
ドウエア構成を示すブロック回路図である。
ドウエア構成を示すブロック回路図である。
【図2】 図1の電子楽器における音響分析機能の一
例を示す機能ブロック図である。
例を示す機能ブロック図である。
【図3】 図2の機能における分析ポイントの説明図
である。
である。
【図4】 図2の機能における表示器の表示例を示す
説明図である。
説明図である。
【図5】 図2の機能における表示器の他の表示例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図6】 図2の機能におけるFFTの方式の差異を
説明するためのスペクトラム図である。
説明するためのスペクトラム図である。
【図7】 図1の電子楽器における音響分析機能の他
の例を示す機能ブロック図である。
の例を示す機能ブロック図である。
【図8】 図2における差分演算器の構成例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図9】 図7の分析部から出力される目標音スペク
トラムの一例を示す図である。
トラムの一例を示す図である。
【図10】 図7の分析部から出力される合成音スペ
クトラムの一例を示す図である。
クトラムの一例を示す図である。
【図11】 図9の目標音スペクトラムと図10の合
成音スペクトラムとの差分を示す図である。
成音スペクトラムとの差分を示す図である。
11:中央処理装置(CPU)、15:ROM、17:
RAM、21,23:分析データ用RAM(記憶部)、
25:分析装置(分析部)、27:表示器(表示部)、
29:トーンジェネレータ(楽音合成部)、39:セレ
クタ(切換部)、41:目標音入力部、43:差分演算
部、45:加減算器。
RAM、21,23:分析データ用RAM(記憶部)、
25:分析装置(分析部)、27:表示器(表示部)、
29:トーンジェネレータ(楽音合成部)、39:セレ
クタ(切換部)、41:目標音入力部、43:差分演算
部、45:加減算器。
Claims (2)
- 【請求項1】 目標音を入力するための目標音入力手
段と、楽音パラメータ入力手段と、入力される前記パラ
メータに応じた楽音信号を合成する楽音合成手段と、入
力された前記目標音のスペクトラムを出力する第1のス
ペクトラム分析手段と、合成された前記楽音のスペクト
ラムを出力する第2のスペクトラム分析手段と、前記合
成楽音のスペクトラムと目標音のスペクトラムとを同時
または交互に表示する表示手段とを具備することを特徴
とする電子楽器。 - 【請求項2】 目標音を入力するための目標音入力手
段と、楽音パラメータ入力手段と、入力される前記パラ
メータに応じた楽音信号を合成する楽音合成手段と、入
力された前記目標音のスペクトラムを出力する第1のス
ペクトラム分析手段と、合成された前記楽音のスペクト
ラムを出力する第2のスペクトラム分析手段と、前記合
成楽音のスペクトラムと目標音のスペクトラムとの差分
を演算する演算手段と、この差分を表示する表示手段と
を具備することを特徴とする電子楽器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3135220A JPH04335700A (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 電子楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3135220A JPH04335700A (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 電子楽器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04335700A true JPH04335700A (ja) | 1992-11-24 |
Family
ID=15146635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3135220A Pending JPH04335700A (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 電子楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04335700A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007030215A1 (en) * | 2005-09-08 | 2007-03-15 | Apple Inc. | Content-based audio comparisons |
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1991
- 1991-05-13 JP JP3135220A patent/JPH04335700A/ja active Pending
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