JPH04335203A - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents

薄膜磁気ヘッド

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JPH04335203A
JPH04335203A JP10566691A JP10566691A JPH04335203A JP H04335203 A JPH04335203 A JP H04335203A JP 10566691 A JP10566691 A JP 10566691A JP 10566691 A JP10566691 A JP 10566691A JP H04335203 A JPH04335203 A JP H04335203A
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gap
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thin film
magnetic head
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Yuuzou Oodoi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばHDD、VT
R、FDDなどに使用される薄膜磁気ヘッドに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図11は例えば特開昭61−11032
0号公報に示された従来の薄膜磁気ヘッドを示す断面図
である。図において、1は非磁性基板、2は下コア、3
は例えばアルミナなどのギャップ材、3aはギャップ部
、4は絶縁層、5はコイル、6は上コア、7は保護層で
ある。Gdはギャップ深さ、Kは磁気記録媒体に情報を
記録,再生する記録,再生面である。
【0003】また、図12は上記従来の薄膜磁気ヘッド
の絶縁層4と保護層7を除いたものを示す平面図である
。TWはトラック幅である。下コア2と上コア6は1箇
所で接続されており、コイル5は下コア2と上コア6の
接続部の周りにスパイラル状に巻かれている。図11は
図12のA−A線断面を示している。
【0004】また、図13は磁気記録媒体に記録する時
の記録,再生面Kから見た上記従来の薄膜磁気ヘッドを
示す正面図である。
【0005】従来の薄膜磁気ヘッドは、上記のように構
成されており、記録はコイル5に流れる信号電流により
発生する磁束がコア2,6を流れ、ギャップ部3aでの
漏れ磁束で磁気記録媒体にトラック幅で信号を記録する
。また、再生は磁気記録媒体からの漏れ磁束をギャップ
部3aで拾い、コア2,6を流れる磁束の変化を電磁誘
導によりコイル5に発生する電圧に変換する。
【0006】図14(a)はギャップ部3aにおける、
コア2,6に流れる磁束を示す説明図であり、矢印が磁
束の流れ方向を示している。また、図14(b)はギャ
ップ部3aにおける、磁束密度とギャップ深さGdの関
係を示すグラフである。この薄膜磁気ヘッドのギャップ
深さGd付近では、概ねギャップ深さ方向に磁路を有す
るので、ギャップ深さGdの位置からギャップ先端部に
向かうにつれて磁束密度は低下していくことが判る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の薄
膜磁気ヘッドでは、ギャップ深さGdの位置からギャッ
プ先端部に向かうにつれて磁束密度は低下するという問
題点があった。また、一般にギャップ深さGdは0.5
ミクロン〜2ミクロン程度と非常に小さく、高精度なギ
ャップ研摩を必要とした。さらに、従来の薄膜磁気ヘッ
ドをVTR、FDDに適用を考えた場合、磁気ヘッドと
磁気記録媒体はこすれあうので磁気ヘッドの摩耗が重大
な問題となった。ギャップ深さGdを10ミクロン以上
にしても、ギャップ先端部で充分な磁束密度を得るため
には磁気コアの厚みをギャップ深さGd程度以上の厚み
にすれば良いことが磁界解析などで判っている。しかし
、厚い磁気コアを形成したり、狭トラック幅のパターン
加工をすることは容易ではないという問題点があった。
【0008】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたもので、ギャップ深さ範囲でコアの磁束の分
布が均一にでき、ギャップ深さを10ミクロン程度以上
に大きくしても、薄いコア厚でギャップ先端部で充分な
磁束密度が得られ、またギャップ研摩の管理が容易で、
さらに、従来に比較して低抵抗なコイル、または多数巻
きのコイルを有する薄膜磁気ヘッドを得ることを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る薄膜磁気
ヘッドは、下コア、ギャップ材、コイル、絶縁層、上コ
ア、及び保護層を備え、ギャップ部を介して上コアと下
コアが対向するように配置し、ギャップ部での漏れ磁束
により磁気記録媒体に信号をトラック幅で記録、再生す
る薄膜磁気ヘッドにおいて、ギャップ部へ向かうコアに
流れる磁束の向きが、ギャップ深さ方向と垂直な方向成
分を有するように、ギャップ深さ範囲のコアをトラック
幅方向にトラック幅以上に伸ばしたものである。
【0010】また、コアのトラック幅方向の伸びが、ト
ラック幅に隣接する部分でギャップ対向面に対して非平
行に構成したものである。
【0011】また、ギャップ深さ範囲のコアのトラック
幅方向の伸び幅を、ギャップ深さ以上にしたものである
【0012】また、記録,再生面からギャップ深さより
も後退した位置のコアの一部に、繰り抜き部を設けたも
のである。
【0013】また、上コアと下コアを2箇所で接続した
ものである。
【0014】また、コアがトラック幅方向に伸びるにつ
れて、記録,再生面より徐々に後退するようにしたもの
である。
【作用】上記のように構成された薄膜磁気ヘッドでは、
ギャップ深さ範囲のコアの一部がトラック幅方向にトラ
ック幅以上に伸びている。このためギャップ部へ向かう
磁束の流れがギャップ深さ方向ではなく、ギャップ深さ
方向と垂直な方向成分を有する。このためギャップ部の
磁束密度の分布が均一になる。また、薄いコア厚で、ギ
ャップ深さが大きくても充分な記録磁界が得られる。さ
らに、ギャップ深さGdはコアのパターン幅で規定され
るので、ギャップ研摩はコアが露出するまででよく、ギ
ャップ研摩の管理が容易にできる。
【0015】また、コアの一部のトラック幅方向の伸び
をトラック幅に隣接する部分でギャップ面に対して非並
行にすることで、トラック幅を規定できる。
【0016】また、ギャップ深さ範囲のコアの一部のト
ラック幅方向の伸び幅を、ギャップ深さ以上にすること
で、磁束がトラック幅の方向から流れやすくなり、ギャ
ップ部における磁束密度の均一性が改善される。
【0017】また、ギャップ深さよりも奥に位置する磁
気コアの一部に繰り抜き部を設ければ、ギャップ部への
コアの磁束がトラック幅方向から流れやすくなる。特に
、ギャップ深さと繰り抜き部の一端とを一致させれば、
ギャップ深さをコアのパターン幅で規定でき、ギャップ
研摩の管理が容易にできる。
【0018】また、上下コアを接続する部分を2ケ所に
することは、磁気回路の磁気抵抗を少なくするだけでな
く、コイルの抵抗を少なくしたり、コイルの巻き数を増
やすことができる。
【0019】また、コアがトラック幅方向に伸びるにつ
れて、記録,再生面より徐々に後退するようにしたので
、ギャップ対向部Gでの磁束の流れをスムーズにできる
【0020】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明の一実施例による薄膜磁気
ヘッドの記録,再生面Kを示す正面図である。図におい
て、21は下コア、61は上コアである。1〜7は上記
従来の薄膜磁気ヘッドと同様のものである。この実施例
においては、トラック幅Twを規定するギャップ部3a
に向かうコア21,61における磁束の流れが、ギャッ
プ深さ方向と垂直な方向の成分を有するように、ギャッ
プ深さ範囲のコア21,61がトラック幅方向の両側に
トラック幅Tw以上に伸びている。なおこの実施例では
、磁気コア21、61のトラック幅方向の両側への広が
りWa,Wbは、トラック幅Twに隣接する部分で、ギ
ャップ対向面に対して非平行に傾斜して伸びており、こ
れによってトラック幅Twの規定がなされている。矢印
は磁束の流れを示したものである。上コア61において
トラック幅Twの両方の方向から流れ込む磁束はギャッ
プ部3aで合流し、ギャップ部3aを垂直に通り、下コ
ア21に流れて行き、ギャップ部3aと反対の方向へ流
れていく構成になっている。
【0021】図2はこの実施例1による薄膜磁気ヘッド
の絶縁層4と保護層7を除いて示す平面図である。51
,52はコイル、Gdはギャップ深さ、B部は左右2ケ
所の下コア21と上コア61の接続部、斜線で示すG部
はギャップ対向部である。矢印は上コア61の磁束の流
れを示したものである。なお、下コア21の磁束の流れ
は上コア61と向きが逆になっている。
【0022】上記のように構成された薄膜磁気ヘッドで
は、左右2個のコイル51,52に流れる信号電流によ
り発生する各磁束は、トラック幅Twの両方の方向から
流れ込み、磁束は上コア61のギャップ対向部Gで合流
する構成になっている。この後、図1で示すように、ギ
ャップ部3aを垂直に通り、下コア21に流れる。
【0023】図3(a)は磁気コア61,21のギャッ
プ対向部Gにおいて、ギャップ深さを表す面方向の磁束
を示す説明図である。また、図3(b)はギャップ部3
aにおける磁束密度とギャップ深さGdの関係を示すグ
ラフである。図において、実線xはこの実施例1におけ
る関係を示し、点線yは従来の薄膜磁気ヘッドにおける
関係を示している。同じコア厚で比較すると、ギャップ
深さGdの範囲において、磁束密度の分布均一性は点線
yで示した従来の関係よりも大幅に改善されることが判
る。
【0024】また、この実施例1によればギャップ先端
部での磁束密度は従来より大きくなるので、薄いコア厚
でも従来と同等な記録性能が得られる。
【0025】また、上記実施例1では、ギャップ深さG
dはコア21,61のパターン幅で規定されるので、ギ
ャップ研摩はコアが露出するまででよく、ギャップ研摩
の管理が容易であるという効果を有する。
【0026】また、上記実施例1では2ケ所の磁気コア
の接続部B部の周りに2つのコイル51,52を設けて
いる。従来のコイルが1つのものに比較すると、コア2
1,61の磁気抵抗を少なくできるだけでなく、コイル
51,52の抵抗を少なくしたり、コイル51,52の
巻き数を増やすことが容易にできるという効果を有する
【0027】また、ギャップ深さ範囲におけるコア21
,61の一部のトラック幅方向の伸び幅Wa,Wbは、
概ねギャップ深さGd以上であれば、磁束がトラック幅
方向から流れやすくなるので、ギャップ深さ範囲におけ
る磁束密度の均一性が増す。
【0028】実施例2.図4は、この発明の実施例2と
して、ギャップ材3の形状の異なるものによる薄膜磁気
ヘッドの記録,再生面Kを示す正面図である。図4(a
)はギャップ材3が下コア21と絶縁層4に渡って形成
されているものである。図4(b)はギャップ材3が、
ギャップ対向部Gと同様にコア対向面に平行に形成され
ており、ギャップ材3の上下に絶縁層4が設けられてい
る。図4(c)はギャップ材3の形状は実施例1と同様
であるが、下コア21が土台11の上に形成されている
。この場合にも、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0029】実施例3.図5は、この発明の実施例3と
して、コア21,61の一方、例えば下コア21の記録
,再生面Kにおけるトラック幅Tw方向の伸びが、ギャ
ップ対向部Gと同様であるものによる薄膜磁気ヘッドの
記録,再生面Kを示す正面図である。図5(a)はギャ
ップ材3が下コア21と絶縁層4に渡って形成されてい
る。図5(b)はギャップ材3が下コア21の上の全面
に形成されている。図5(c)は下コア21が基板1に
埋め込まれている。この実施例3においては実施例1ま
たは実施例2に比較して、製造工程は簡単になるが、信
号再生時に隣のトラックの信号を拾いやすくなる。
【0030】実施例4.図6は、コア21,61がトラ
ック幅方向に伸びるにつれて、記録,再生面Kより徐々
に後退しているものを示す平面図である。図において、
保護層7と絶縁層4は除いて示す。図6(a)、(b)
は例えばコア21,61のトラック幅方向の後退形状が
直線状であるものである。記録,再生面Kと、コア21
、61のトラック幅方向の後退がなす角度θは、0度か
ら90度の範囲で自由に設定できるが、コア21、61
を流れる磁束の流れが、概ねギャップ深さ方向と垂直な
方向成分を有するように構成することを考えるならば、
60度以下が望ましい。図6(c)はコア21、61の
トラック幅方向の後退形状が曲線状であるものである。 この曲率は磁気記録媒体との当りが良いようにヘッドを
ア−ル研摩する時の値に一致させるとよい。この実施例
においても、実施例1の効果と同様の効果を奏し、さら
にギャップ対向部Gでの磁束の流れをスムーズにできる
【0031】実施例5.図7は、上下コア21,61が
接続される部分が1ケ所であるものを示す平面図である
。図において、8は上コア61の繰り抜き部であり、保
護層7を除いて示している。図7(a)は上コア61の
繰り抜き部8がギャップ深さGdの位置と一致している
もので、ギャップ深さGdが磁気コアのパターン幅で規
定できるものである。図7(b)は、ギャップ深さGd
よりも奥に位置する上コア61の一部が繰り抜かれてお
り、図7(c)は上コア61の繰り抜き部8がないもの
である。この実施例においても、実施例1の効果と同様
の効果を奏し、さらにギャップ対向部Gでの磁束の流れ
をスムーズにできる。
【0032】なお、上下コアが接続される部分が2ケ所
である場合でも、ギャップ深さGdよりも後退した位置
でコアの一部を繰り抜く構成にできる。
【0033】実施例6.図8は、上下コア21,61の
一部のトラック幅方向の伸びが、片側方向である場合の
実施例について、記録,再生面Kを示す正面図である。 図8(a)は下コア21と上コア61が互いに逆の方向
に伸びて形成されているものである。図8(b)は下コ
ア21と上コア61が同じ方向に広がって形成されてい
るものである。図8(c)は図8(b)の2つのヘッド
を並べてインライン型マルチヘッドを形成したものであ
る。この実施例においても、実施例1の効果と同様の効
果を奏する。
【0034】実施例7.図9は、この発明による磁性基
板を用いた場合の実施例を示すもので、記録,再生面K
の正面図である。実施例1では非磁性基板1の上に下コ
ア21を積層しているが、この実施例では基板と下コア
21を磁性基板12で兼ねたものである。図9(a),
(b)は磁性基板12に溝が掘られている。また、図9
(a)は上コア61のトラック幅Tw方向の両側への伸
びが、トラック幅に隣接する部分でギャップ対向面に対
して非平行なものである。図9(b)は上コア61のト
ラック幅方向の両側への伸びが、ギャップ部3aと同様
にギャップ対向面に対して平行である。図9(c)は磁
性基板12は平坦で、上コア61のトラック幅Tw方向
の両側への伸びが、トラック幅に隣接する部分でギャッ
プ対向面に対して非平行なものである。
【0035】この実施例7では、磁性基板12を用いる
ことで下コア21の形成が不要になり、実施例1の効果
と同様の効果に加えて、製造工程が簡単にできる。
【0036】実施例8.また図10は、磁性基板12を
用いた場合の別の実施例を示すもので、記録,再生面K
の正面図である。図10(a)は磁性基板12は平坦で
、上コア61はトラック幅Tw方向の片側に伸びている
。さらにこの上コア61のトラック幅Tw方向の片側の
伸びが、トラック幅に隣接する部分でギャップ対向面に
対して非平行である。図10(b)、(c)は磁性基板
12に溝が掘られたもので、2つのヘッドを並べてイン
ライン型マルチヘッドを形成したものである。
【0037】なお、実施例7および8の上コア61、6
2の平面形状に関しては、実施例1から6までと同様に
取り扱うことができることは言うまでもない。
【0038】また、これまでの実施例では、コイルはス
パイラル形状のものを示したが、ヘリカル形状にするこ
とができることは言うまでもない。
【0039】また、これまでの実施例では、コイルを用
いた薄膜磁気ヘッドの場合について述べたが、磁気抵抗
素子を用いたMR型薄膜磁気ヘッド等にも利用できる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、下コ
ア、ギャップ材、コイル、絶縁層、上コア、及び保護層
を備え、ギャップ部を介して上コアと下コアが対向する
ように配置し、ギャップ部での漏れ磁束により磁気記録
媒体に信号をトラック幅で記録、再生する薄膜磁気ヘッ
ドにおいて、ギャップ部へ向かうコアに流れる磁束の向
きが、ギャップ深さ方向と垂直な方向成分を有するよう
に、ギャップ深さ範囲のコアをトラック幅方向にトラッ
ク幅以上に伸ばしたことにより、ギャップ深さ範囲で磁
気コアの磁束の分布が均一にできると共に、薄いコア厚
でギャップ深さが大きくても充分な記録磁界が得られる
薄膜磁気ヘッドを提供できる効果がある。
【0041】また、コアのトラック幅方向の伸びが、ト
ラック幅に隣接する部分でギャップ対向面に対して非平
行に構成されていることにより、トラック幅の規定が容
易にできる。
【0042】また、ギャップ深さ範囲のコアのトラック
幅方向の伸び幅が、ギャップ深さ以上であることにより
、磁束がトラック幅の方向から流れやすくなり、ギャッ
プ部における磁束密度の均一性が改善される。
【0043】さらに、記録,再生面からギャップ深さよ
りも後退した位置のコアの一部に、繰り抜き部を設けた
ことにより、ギャップ対向部における磁束の流れがスム
ーズにでき、特にギャップ深さと繰り抜き部の一端を一
致させると、ギャップ深さがコアのパターン幅で規定で
き、ギャップ研摩の管理が容易にできる。
【0044】また、上コアと下コアを2箇所で接続した
ことにより、磁気回路の磁気抵抗を少なくでき、コイル
の抵抗を少なくしたり、コイルの巻き数を増やすことが
できる。
【0045】さらに、コアがトラック幅方向に伸びるに
つれて、記録,再生面より徐々に後退するようにしたこ
とにより、上記効果に加えて、ギャップ対向部における
磁束の流れがスムーズにできる薄膜磁気ヘッドを提供で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による薄膜磁気ヘッドを示
す正面図である。
【図2】この発明の実施例1を示す平面図である。
【図3】この発明の実施例1に係るコアにおける磁束を
示す説明図である。
【図4】この発明の実施例2を示す正面図である。
【図5】この発明の実施例3を示す正面図である。
【図6】この発明の実施例4を示す平面図である。
【図7】この発明の実施例5を示す平面図である。
【図8】この発明の実施例6を示す正面図である。
【図9】この発明の実施例7を示す正面図である。
【図10】この発明の実施例8を示す正面図である。
【図11】従来の薄膜磁気ヘッドを示す断面図である。
【図12】従来の薄膜磁気ヘッドを示す平面図である。
【図13】従来の薄膜磁気ヘッドを示す正面図である。
【図14】従来の薄膜磁気ヘッドのコアにおける磁束を
示す説明図である。
【符号の説明】
3  ギャップ材 3a  ギャップ部 4  絶縁層 7  保護層 21  下コア 51、52  コイル 61  上コア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下コア、ギャップ材、コイル、絶縁層
    、上コア、及び保護層を備え、ギャップ部を介して上記
    上コアと上記下コアが対向するように配置し、上記ギャ
    ップ部での漏れ磁束により磁気記録媒体に信号をトラッ
    ク幅で記録、再生する薄膜磁気ヘッドにおいて、上記ギ
    ャップ部へ向かう上記コアに流れる磁束の向きが、ギャ
    ップ深さ方向と垂直な方向成分を有するように、上記ギ
    ャップ深さ範囲の上記コアを上記トラック幅方向に上記
    トラック幅以上に伸ばしたことを特徴とする薄膜磁気ヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】  コアのトラック幅方向の伸びが、上記
    トラック幅に隣接する部分でギャップ対向面に対して非
    平行に構成されていることを特徴とする請求項第1項記
    載の薄膜磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】  ギャップ深さ範囲のコアのトラック幅
    方向の伸び幅が、上記ギャップ深さ以上であることを特
    徴とする請求項第1項または第2項記載の薄膜磁気ヘッ
    ド。
  4. 【請求項4】  記録,再生面からギャップ深さよりも
    後退した位置のコアの一部に、繰り抜き部を設けたこと
    を特徴とする請求項第1項ないし第3項のいずれかに記
    載の薄膜磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】  上コアと下コアを2箇所で接続したこ
    とを特徴とする請求項第1項ないし第4項のいずれかに
    記載の薄膜磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】  コアがトラック幅方向に伸びるにつれ
    て、記録,再生面より徐々に後退するようにしたことを
    特徴とする請求項第1項ないし第5項のいずれかに記載
    の薄膜磁気ヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06223327A (ja) * 1992-12-29 1994-08-12 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 薄膜磁気ヘッド及び磁気データ記憶装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06223327A (ja) * 1992-12-29 1994-08-12 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 薄膜磁気ヘッド及び磁気データ記憶装置

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