JPH043351B2 - - Google Patents

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JPH043351B2
JPH043351B2 JP954685A JP954685A JPH043351B2 JP H043351 B2 JPH043351 B2 JP H043351B2 JP 954685 A JP954685 A JP 954685A JP 954685 A JP954685 A JP 954685A JP H043351 B2 JPH043351 B2 JP H043351B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電動機を用いた操舵力倍力装置により
補助トルクを発生する電動式パワーステアリング
装置に関する。
(従来の技術) 電動式パワーステアリング装置としては、例え
ば本願出願人が出願した「特願昭59−192390(特
開昭61−81866号参照)」や「特願昭59−241959
(特開昭61−119468号参照)」などがある。
この種の電動式パワーステアリング装置は電動
機を動力源とする操舵力倍力装置およびその制御
回路を備え、ステアリングホイールに付与される
操舵トルクを検出し、この操舵トルク信号に基づ
いて制御回路によつて電動機に補助トルクを発生
させることにより、ハンドル操舵力の軽減を図つ
ている。又、アナログ回路により構成された制御
回路において、電動機のアナログ電気信号を用い
てフイードバツク制御することにより、速い速度
で電動機制御を可能とし、適切な操舵性能の向上
を図つている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上記電動機の制御をマイクロコンピ
ユータにより同様に実施する場合には、マイクロ
コンピユータの特性上、多くの入力を同時に読み
込むことができないことや、マイクロコンピユー
タが内部に有するクロツクパルスに基づいて動作
するため信号処理に所定の時間を要すること等に
より、特にフイードバツクループを何度も繰返す
従来の如きフイードバツク制御によれば、制御完
了までに所要時間を要して応答性が低下するおそ
れがある。したがつて、ステアリング装置の種々
の変化に充分追従できず、適切な操舵フイーリン
グの向上を図ることが困難であつた。
(発明の目的) そこで、本発明はマイクロコンピユータにおい
て操舵トルク検出信号と操舵速度検出信号に基づ
き電動機の電機子電圧を決定することにより、フ
イードバツク制御を行わずに電動機の応答性能を
高め、その結果、ステアリング装置の動作に充分
対応でき、最適な操舵フイーリングが得られる電
動式パワーステアリング装置を提供することを目
的とする。
(問題点の解決手段およびその作用) 第1図は本発明の全体構成図である。
本発明装置は、イグニツシヨンキーのキースイ
ツチを投入してエンジンを駆動した後、ステアリ
ングホイールが操舵されると、操舵トルク検出手
段77の操舵トルク検出信号と操舵回転検出手段
82により検出されたステアリングホイールの操
舵速度検出信号により求めた電動機の回転速度に
基づいて電動機の電動機制御信号を決定して電動
機制御信号発生手段から出力する。この電動機制
御信号に基づいて電動機駆動手段100が電動機
を操舵方向に回転させて補助トルクを発生させ、
操舵力を軽減する。
(実施例) 以下に本発明の好適な一実施例を添付図面に基
づいて説明する。
第2図は本実施例の電磁型倍力装置を90°切断
面で折曲させて示す縦断面図である。第2図にお
いて、1はステアリングコラム、2はステータ、
3はケースであり、4と7は互いに同軸状に配設
された入力軸および出力軸である。本実施例の電
動式パワーステアリング装置は、入力軸4の内端
部が出力軸7の内端部内に遊嵌される一方、これ
らの内端がトーシヨンバー8により連結され、入
力軸4が軸受9,10により、出力軸7が軸受1
1,12,13により、それぞれ回動自在に支承
されている。さらに入力軸4の周囲に配設された
操舵回転センサ20と、入出力軸4と7の嵌合部
の周囲に配設された操舵トルクセンサ24と、出
力軸7の周囲に配設された電動機33、減速装置
50および、電磁クラツチ63と、操舵回転セン
サ20および操舵トルクセンサ24からの各検出
信号に基づき電動機33および電磁クラツチ63
を駆動制御する制御装置75とを備えた構成であ
る。
更に詳述すると、上記入力軸4は第1軸5と筒
状の第2軸6に分割され、第1軸5の外端側(図
中右端側)にはハンドルであるステアリングホイ
ールが固着され、内端側には振動伝達防止用のゴ
ムブツシユ14を介して円筒状の第2軸6が連結
されている。このゴムブツシユ14は金属製の内
筒14aおよび外筒14bと、これらの間に介装
された弾性部材14cとからなり、内筒14aが
第1軸5に、外筒14bが第2軸6にそれぞれ固
着されている。また、第3図に示すように、第1
軸5には、放射方向に突設された突起15aを有
する環状部材15が環装され、突起15aが第2
軸6の一端側(図中右端側)に形成された切欠溝
6aに適切な隙間を有して挿入されている。した
がつて、第1軸5と第2軸6とはゴムブツシユ1
4により弾性的に連結されるとともに、前記隙間
により所定角度捩れた後に第1軸5と第2軸6が
係合し、捩り方向には弾性部材14cに所定トル
ク以上の負荷が加わらない構造となつている。
尚、16は抜け防止用のサークリツプである。
また、第2軸6の他端側(図中左端側)には、
第4図a〜cに示すように、軸方向に沿う溝17
が180°間隔で形成され、拡径された出力軸7の内
端側から前記溝17に対応するよう軸方向に突設
された突片7aが各溝17内に所定間隔を有して
挿入されており、第2軸6の他端側に形成された
小径部が軸受11を介して出力軸7の拡径部内に
支承されている。さらに、第2軸6と出力軸7の
内端側に形成された孔内にはトーシヨンバー8が
軸心に沿い配設され、このトーシヨンバー8の一
端側(右端側)がピン18により第2軸6に固着
される一方、トーシヨンバー8の他端側がピン1
9により出力軸7に固着されている。出力軸7の
外端側はこれに形成されたスプラインにより負荷
側の他軸と連結されている。したがつて、ハンド
ルにより入力軸4に付与される操舵トルクは、ト
ーシヨンバー8の捩れを通じて出力軸7および負
荷側へ伝達される。尚、上記ゴムブツシユ14の
剛性はトーシヨンバー8に比べ高く形成されてい
る。
上記操舵回転センサ20は、第5図に示すよう
に、第2軸6の外周に放射方向に向け等間隔に突
設された複数の突起21と、この突起21を挟む
ようにステアリングコラム1に取付けられたフオ
トカプラ(光電ピツクアツプ)22とにより構成
されており、突起21により断続される透過光を
受光し、この受光をパルス状の電気信号に変換し
て出力する。
上記操舵トルクセンサ24は、第2軸6と出力
軸7との嵌合部外周に軸方向変位可能に設けられ
た筒状の可動鉄心25と、ステアリングコラム1
内周に固着されたコイル部28とからなる差動変
圧器により構成されている。可動鉄心25は、第
4図a〜cに示すように、出力軸7の各突片7a
に突設されたピン26と、これらのピン26に対
し90°ずらして第2軸6に突設されたピン27と
にそれぞれ係合する長孔25aと25bを備えて
いる。長孔25aは軸心方向に沿い形成される一
方、長孔25bは軸心方向に対し所要の角度に傾
斜して形成されている。したがつて、第2軸6と
出力軸7との間で周方向に角度差が生ずると、長
孔25bとピン26および長孔25aとピン27
の係合関係により、可動鉄心25が軸心方向に移
動することとなり、第2軸6に付与される操舵ト
ルクに対応して可動鉄心25が変位する。
また、可動鉄心25の周囲に設けられるコイル
部28は、パルス信号が入力される一次コイル2
9と、可動鉄心25の変位に対応した出力信号を
出力する一次コイル29の両側に同軸心状に配設
された一対の二次コイル30,31とからなる。
したがつて、トーシヨンバー8の捩れに伴なつて
第2軸6と出力軸7との間に角度差が生ずると、
可動鉄心25の軸方向変位が電気信号に変換され
て出力される。
次に、上記電動機33は、ボルト34によりス
テアリングコラム1およびケース3に一体的に固
着された筒状のステータ2と、このステータ2の
内面に固着された少なくとも一対の磁石36と、
出力軸7の周囲に回転可能に配設された回転子3
7とからなる。回転子37は、軸受12および1
3を介して出力軸7に回動可能に環装されるとと
もに軸受11Aおよび13Aを介してステータ2
とケース3に支承される筒軸38を備え、この筒
軸38の外周にはスキユー溝を有する鉄心39、
第1の多重巻線40、第2の多重巻線41が順次
一体的に環装され、前記磁石36と第2の多重巻
線41との間には微小なエアギヤツプが設けられ
ている。また、筒軸38には、第1の多重巻線4
0に接続する第1整流子42および第2の多重巻
線41に接続する第2整流子43を備えている。
さらに、第1整流子42に圧接するブラシ44が
ステータ2に固着されたブラシホルダ45に、第
2整流子43に圧接するブラシ46がケースに固
着されたブラシホルダ47にそれぞれ収納され、
各ブラシ44および46に接続されるリード線が
非磁性体のパイプを通じてステータ2の外部に取
出されている。なお、磁石36、第1の多重巻線
40、第1整流子42およびブラシ44により回
転子37の回転数を検出する発電機48を構成
し、他方、磁石36、第2の多重巻線41、第2
整流子43およびブラシ46により補助トルクを
発生する電動機33を構成している。
上記減速装置50は、出力軸7の周囲に配設さ
れた2段の遊星歯車機構51と52とからなる。
前段の遊星歯車機構51は、ケース3の内周面に
形成された共用の内歯車53と、前記筒軸38の
他端側(図中左端側)外周に形成された太陽歯車
38aと、これらに噛合される3個の遊星歯車5
4と、遊星歯車54を枢支する第1キヤリヤ部材
55とからなる。後段の遊星歯車機構52は、前
記共用の内歯車53と、出力軸7の周囲に環装さ
れ前記第1キヤリヤ部材55に一体的に連結され
た筒体56の外周に形成された太陽歯車56a
と、これらに噛合する3個の遊星歯車57と、こ
れらの遊星歯車57を枢支する第2キヤリヤ部材
58とからなる。また、この第2キヤリヤ部材5
8の内縁側には軸受59を介して出力軸7に支承
される筒体60が一体的に連結される一方、その
外縁部にはケース3内周に沿う筒体61が一体的
に連結され、この筒体61の内周面には周方向に
内歯61aが形成されている。したがつて、電動
機33の回転子37が回転すると、回転子37の
回転が筒軸38、遊星歯車54、第1キヤリヤ部
材55、遊星歯車57、第2キヤリヤ部材58を
介して筒体61に減速されながら伝達される。
上記電磁クラツチ63は、そのロータ64が、
出力軸7の外周にスプライン結合した環体65に
軸受66を介して回動可能に支承される一方、捩
り振動を吸収する環状の弾性部材67を介して出
力軸7に固着されている。また、ロータ64は筒
状に形成され、前記第2キヤリヤ部材58の筒体
60の周囲まで延在し、この延在部の内面から出
力軸7の外周に向け放射状に突出する一対の突起
64aが突設されている。これらの突起64a
は、第6図に示すように、前記環体65に形成さ
れた切欠溝65aに円周方向で所要の間隙を有し
て挿入されており、周方向において環体65と係
合関係を有している。したがつて、ロータ64と
出力軸7とは、前記間隙内、すなわち、ロータ6
4の突起64aと環体65が係合するまでの間で
は弾性的に連結された状態となる。また、ロータ
64の延在部の外周には、外歯64bが形成され
ており、この延在部の前記第2キヤリヤ部材58
と反対側の位置には円板状の支持板64cが突設
されている。この支持板64cと第2キヤリヤ部
材58との間には、前記筒体61の内歯61aに
噛合する溝を外周に有する円板状のプレート68
と、ロータ64の外歯64bに噛合する溝を内周
に有する円板状のプレート69とが、交互に配設
され、多板クラツチ機構を構成している。なお、
図中70はプレート69のストツパである。さら
に、ケース3には縦断面コ字状の枠体71が固着
され、この枠体71内に環状の励磁コイル72が
収納されており、励磁コイル72がリード線を通
じて制御装置75に接続されている。したがつ
て、励磁コイル72の通電に伴ない発生する電磁
力により、プレート69および68が励磁コイル
72側へ吸引されるため、減速装置50を介して
伝達される電動機33の回転トルクが多板クラツ
チ機構をおよびロータ64の突起64aを通じて
出力軸7へ伝達される。
さらに、上記制御装置75について第7図に基
づき説明する。
第7図において、76はマイクロコンピユータ
であり、マイクロコンピユータ76には操舵トル
ク検出手段77、操舵回転検出手段82、車速検
出手段86および異常検出手段114からの各検
出信号S1〜S7が入力されている。
操舵トルク検出手段77は、前記操舵トルクセ
ンサ24と、この操舵トルクセンサ24の一次コ
イル29へのマイクロコンピユータ76内部のク
ロツクパルスT1を分周して出力するドライブユ
ニツト78と、可動鉄心25の変位に対応して二
次コイル30と31から得られた各アナログ電気
信号をそれぞれ整流する整流回路79A,79B
および高周波分を除去するローパスフイルタ80
A,80Bと、このローパスフイルタ80A,8
0Bからの各アナログ電気信号をデイジタル信号
に変換し操舵トルク検出信号S1,S2としてマイク
ロコンピユータ76に入力するA/Dコンバータ
81とから構成されている。操舵回転検出手段8
2は、前記操舵回転センサ20と、この操舵回転
センサ20のフオトカプラ22の発光部に電源を
供給して受光部により出力される電気信号を適切
なパルス信号に変換して出力するパルス変換回路
83と、この出力信号を整形する波形整形回路8
4と、この波形整形回路84から出力されるパル
ス信号とマイクロコンピユータ76のクロツクパ
ルスに基づいて操舵速度を演算して操舵速度検出
信号S3を出力するとともに、パルス信号のパルス
数を計数して操舵角度信号S4を出力するドライブ
ユニツト85と、から構成されている。また、車
速検出手段86は、例えば、スピードメータケー
ブルとともに回転する磁石87とこの磁石の回転
に伴ない断続するリードスイツチ88とからなる
車速センサ89と、リードスイツチ88に電源を
供給しリードスイツチ88の断続をパルス信号と
して出力するパルス変換回路90と、この出力信
号を整形して出力する波形整形回路91と、波形
整形回路91からの出力信号とマイクロコンピユ
ータ76のクロツクパルスに基づいて車速を演算
して車速検出信号S5を出力するドライブユニツト
91Aと、により構成されている。
マイクロコンピユータ76は、I/Oポート、
メモリ、演算部および制御部により構成されてい
る。また、マイクロコピユータ76等を駆動する
電源回路92は、車載のバツテリ93の+端子に
イグニツシヨンキーのキースイツチ94、ヒユー
ズ95を介して接続されるリレー回路96と、リ
レー回路96の出力側に接続された定電圧回路9
7とから構成され、リレー回路96の出力側のA
端子からは後述する電動機駆動手段100および
電磁クラツチ駆動手段108に電源が供給され、
定電圧回路97のB端子からはマイクロコンピユ
ータ76やその他の制御ユニツトに電源が供給さ
れる。したがつて、キースイツチ94が投入され
ると、マイクロコンピユータ76は、入力される
各検出信号(S1〜S6)をメモリに書き込まれたプ
ログラムに従つて処理し、電動機を駆動する制御
信号T3・T4,T5、および電磁クラツチを駆動す
る電流制御信号T6を、電動機駆動手段100お
よび電磁クラツチ駆動手段108にそれぞれ出力
し、電動機33および電磁クラツチ63を駆動制
御する。尚、T3,T4は操舵方向に対応した電動
機33の右回転方向信号および左回転方向信号、
T5は電機子電圧を決定する電動機制御信号であ
る。
電動機駆動手段100は、ドライブユニツト1
01とリレー102,103およびトランジスタ
104,105からなるブリツジ回路により構成
されている。ブリツジ回路はリレー102と10
3の接続部が電源回路92のA端子に接続され、
トランジスタ104と105の各エミツタが抵抗
106を介してコモン側(アース)に接続されて
いる。各リレー102,103の励磁コイルおよ
びトランジスタ104,105のベースはドライ
ブユニツト101の出力側に接続され、ブリツジ
回路の出力側である各トランジスタ104と10
5のコレクタ間には前記電動機33の電機子巻線
(第2の多重巻線)41が接続されている。前記
ドライブユニツト101は、マイクロコンピユー
タ76からの回転方向信号T3・T4に基づいてリ
レー102又は103、トランジスタ105又は
104を駆動させるとともに、電動機制御信号
T5に基づきパルス幅変換(PWM変調)したパル
ス信号をトランジスタ104,105のどちらか
一方のベースに出力する。したがつて、電動機駆
動手段100においては、一方のリレー102と
トランジスタ105への通電、又は他方のリレー
103とトランジスタ104への通電により電動
機33の回転方向を制御するとともに、各トラン
ジスタ104,105のベースに印加されるパル
ス信号によつてトランジスタ104,105の通
電時間制御が行われる。そして、電動機33に
は、通電時間制御に応じた電機子電圧VAが印加
され、ステアリングホイールに加えられる操舵ト
ルクに対応した補助トルクを発生するように電動
機33が制御される。
電磁クラツチ駆動手段108は、ドライブユニ
ツト109とトランジスタ110とからなる。ト
ランジスタ110のコレクタと前記電源回路92
のA端子間には電磁クラツチ63の励磁コイル7
2が接続されている。トランジスタ110のエミ
ツタは抵抗111を通じてコモン側に接続され、
ベースはドライブユニツト109の出力側に接続
されている。また、ドライブユニツト109にお
いては制御信号T6に基づきパルス幅変換したパ
ルス信号をトランジスタ110に出力する。した
がつて、電磁クラツチ駆動手段108において
は、マイクロコンピユータ76からの電流制御信
号T6に基づいてドライブユニツト109により
トランジスタ110の通電制御が行われ、これに
伴なつて電磁クラツチ63のトルク結合力が制御
される。
また、本実施例においては、電動機33および
電磁クラツチ63の異常を検出する異常検出手段
114を備えている。この異常検出手段114
は、抵抗106の端子電圧を増巾する増巾器11
5Aと、抵抗111の端子電圧を増巾する増巾器
115Bと、それぞれ高周波分を除去するローパ
スフイルタ116A,116Bと、これらの検出
電圧をデイジタル信号S6に変換してマイクロコン
ピユータ76に入力するA/Dコンバータ117
とより構成されている。この異常検出手段114
は、例えば、電動機33や電磁クラツチ63の異
常を各抵抗106と111の端子電圧により検知
し、異常の場合には前記電源回路92のリレー回
路96にリレー制御信号T2を出力し電源回路9
2からの電源の供給を停止させる異常診断等に用
いられる。
次に作用を説明する。
第8図はマイクロコンピユータ76における制
御処理の概略を示すフローチヤートであり、図中
のP1〜P8はフローチヤートの各ステツプを示す。
イグニツシヨンキーのキースイツチ94がON
に投入されると、マイクロコンピユータ76や他
の回路に電源が供給され制御が開始される。ま
ず、マイクロコンピユータ76においては、各検
出手段77,82,86,114からの検出信号
S1〜S6が読込まれ、ステツプP1において検出信
号(S1〜S6)が適正かどうかの故障診断がサブル
ーチンにおいて行われる。異常の場合にはマイク
ロコンピユータ76からリレー制御信号T2がリ
レー回路96に出力され電源回路92からの電源
の供給が遮断され、電動式パワーステアリング装
置の駆動が停止し、マニユアル操作による操舵操
作が行われる。各検出信号S1〜S6が正常の場合に
は、ステツプP2において、車速検出信号S4に基
づいて車速nが所定速度n0よりも小さいかどうか
判断される。車速nが所定速度よりも大きい場合
には、他の制御パターン1に移行し、例えば電動
機33の電機子電圧および電磁クラツチ63の励
磁電流を次第に減少した後、これらの動作を停止
させる制御が行われる。
車速nが所定速度n0以下の場合には、ステツプ
P3において操舵トルク検出手段77からの操舵
トルク検出信号S1とS2の大きさを比較し、ステア
リングホイールの操舵方向が右方向か左方向かを
判別し、右回転方向信号T3か左回転方向信号T4
かの決定が行われる。そして、ステツプP4にお
いて、操舵トルク検出信号S1とS2に基づいてD=
|S1−S2|が演算される。次に、ステツプP5
おいてはアンロード制御が行われる。すなわち、
操舵角信号S4に基づいて操舵角が所定値Cよりも
大きいときには、ステアリングホイールがステア
リングエンドに近くなつたと判断し、D=D−X
の補正演算を行う。
ステツプP6においては、操舵回転検出手段8
2からの操舵速度検出信号S4により電動機33の
回転速度Nを求める。この場合、操舵速度検出信
号S3を回転速度Nとして用いたのは、電動機33
が減速装置50および電磁クラツチ63を介して
出力軸7に連結されることから、操舵速度と電動
機回転速度とが基本的に比例することとなり、操
舵速度から電動機回転速度Nを推定できるためで
ある。そして、電動機回転速度Nと前記演算値D
とにより、予めメモリに記憶された電機子電圧
VAのアドレス指定が行われる。つまり、メモリ
には、第9図および第10図により示すような電
動機回転数Nと演算値Dとのアドレス指定により
決定できる各電機子電圧V1〜Voが記憶されてお
り、演算値Dと電動機回路数Nのアドレス指定に
よつて電機子V1〜Voに相応した電動機制御信号
T5を決定することができる。したがつて、操舵
トルク検出信号S1・S2と操舵速度検出信号S3に基
づいてアドレス指定により電機子電圧VAが決定
されるため、マイクロコンピユータ76において
も制御速度を高めることができる。
また、電磁クラツチ63の制御信号T6におい
ても、ステツプP7において上記同様に前記演算
値Dに対応したクラツチ電流Icのアドレス指定が
行われる。この場合の演算値Dとクラツチ電流Ic
との関係は、第9図および第11図に示される。
そして、演算値Dに基づくアドレス指定によりク
ラツチ電流Icに相応する電磁クラツチ制御信号
T6が決定される。なお、第11図中、IC0は摩擦
力等を吸収できる予圧分に相当する電流値であ
る。
さらにステツプP8においては、回転方向信号
T3・T4および、電動機制御信号T5が電動機駆動
手段100に、電磁クラツチ制御信号T6が電磁
クラツチ駆動手段108に出力される。電動機駆
動手段100においては、回転方向信号T3・T4
および制御信号T5に基づいて電動機33の電機
子電圧VAのPWM制御が行われる。これととも
に、電磁クラツチ駆動手段108においては、制
御信号T6に基づいて電磁クラツチ63のクラツ
チ電流IcのPWM制御が行われ、電磁クラツチ6
3のトルク結合が電機子電流Ia、すなわち電動機
33の回転トルクに比例して付与されることとな
り、電磁クラツチ63における余分な駆動電流の
消費を防止できる。
これらの結果、出力軸7に付与される負荷トル
クと入力軸4に付与される操舵トルクとの関係が
第12図に示す特性として得られる。つまり、入
力軸4に付与される操舵トルクは、lで示すマニ
ユアル操作時に対してLで示す曲線として得ら
れ、負荷トルクの小さいA領域ではマニユアル操
作時と略同等となり、負荷トルクの増大するB領
域では略一定値を保ち、大きい負荷トルクの場合
に操舵トルクを適切に軽減することができる。
(発明の効果) 以上、説明したように本発明によれば、操舵ト
ルク検出信号と操舵速度検出信号に基づきマイク
ロコンピユータにおいて電機子電圧が決定される
ので、電動機の制御速度を高めることが可能とな
り、ステアリング装置の動作に充分対応でき操舵
フイーリングの向上を図ることが可能となる。ま
た、上記実施例においては、メモリに予め記憶さ
れた電機子電圧がアドレス指定により出力される
ので、電動機の制御速度を更に高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体構成図、第2図〜第12
図は本発明の電動式パワーステアリング装置の一
実施例に係り、第2図はその電磁型倍力装置を
90°切断面で折曲させて示す縦断面図、第3図は
第2図中の−矢視断面図、第4図aは第2図
の−矢視断面図、第4図b,cは可動鉄片の
平面図および側面図、第5図は第2図中の−
矢視断面図、第6図は第2図中の−矢視断面
図、第7図は制御装置の全体構成図、第8図は制
御処理の概略を示すフローチヤート、第9図はト
ルク信号と電機子電流との関係を示す図、第10
図は電機子電流と電動機回転数、電動機トルクと
の関係を示す図、第11図は電機子電流とクラツ
チ電流との関係を示す図、第12図は操舵トルク
と負荷トルクとの関係を示す図である。 図面中、33……電動機、77……操舵トルク
検出手段、82……操舵回転検出手段、100…
…電動機駆動手段、S1,S2……操舵トルク検出信
号、S3……操舵速度検出信号、T3・T4,T5……
電動機制御信号、T6……電磁クラツチ制御信号
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ステアリング系の操舵トルクに対応する補助
    トルクを発生する電動機を備えた電動式パワース
    テアリング装置において、ステアリング系の操舵
    トルクを検出する操舵トルク検出手段と、ステア
    リング系の回転速度を検出する操舵回転検出手段
    と、前記操舵トルク検出手段からの操舵トルク検
    出信号と操舵回転検出手段からの操舵速度検出信
    号により求めた電動機の回転速度に基づき電動機
    の電動機制御信号を決定し出力する電動機制御信
    号発生手段と、この電動機制御信号発生手段から
    の制御信号に基づき電動機を駆動する電動機駆動
    手段とを備えたことを特徴とする電動式パワース
    テアリング装置。
JP60009546A 1985-01-22 1985-01-22 電動式パワ−ステアリング装置 Granted JPS61169368A (ja)

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JPS4924614A (ja) * 1972-06-30 1974-03-05
JPS5816958A (ja) * 1981-07-22 1983-01-31 Kayaba Ind Co Ltd パワ−ステアリング装置

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