JPH0433488A - テレビ電話装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はテレビ電話装置にかかり、特に受信した画像デ
ータを処理して、不快な画像は直接見なくても済むよう
にしたテレビ電話装置に関する。

〔従来の技術〕

テレビ電話装置は、通話者等を撮像するためのビデオカ
メラと、通話相手からの画像を表示するビデオモニタと
、音声入力のためのマイクロホンと、音声出力のための
スピーカとを基本構成要素としている。なお、上記マイ
クロホンとスピーカは送受話器に内蔵される場合もある
。

上記した従来のテレビ電話装置に関して、特開平１−２
１２０５６号公報においては、通話相手となり得る第３
者に関する情報をデータベースとして蓄積し、入力され
たコマンド及び発呼者側からのデータのいずれか一方に
基づいて、上記データベース内の情報を検索することに
より、都合の悪い相手からの電話や不要な電話に出ない
ようにする発明が開示されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、上記した特開平１−２１２０５６号公報に開示
された発明においては、データベース内に電話をかけて
きた相手に関する情報が無い場合、その相手を確認する
必要上、結局テレビ電話に出なければならない。その場
合、相手によっては、見るものに不快感を与えるような
画像を送っている可能性も有り、そのような画像であっ
ても、被呼者が直接見なければならないという問題点が
あった。

このように、従来技術では、発呼者が不明のときに被呼
者が電話に出た場合のことを配慮していないため、電話
を受けてすぐに見るに耐えない画像や教育上好ましくな
い画像が写し出された場合、それを直接見て被呼者が不
快感を覚えるという問題点があった。

本発明は上記した従来技術の問題点に鑑みなされたもの
で、ビデオ画像を用いたいたずら電話により、見るに耐
えない画像や教育上好ましくない画像が写し出された場
合、これらの画像を画像処理して、被呼者が直接見なく
ても済むようにしたテレビ電話を提供することを目的と
している。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のテレビ電話装置は、ビデオカメラとビデオモニ
タとマイクロホンとスピーカを基本構成要素とし、受信
した画像データをビデオモニタに表示するものであり、
特に受信した画像データを加工して上記ビデオモニタに
表示する手段を備えたことを特徴としている。

〔作用〕

本発明によれば、受信した画像データを加工してビデオ
モニタに表示するため、受信した画像を直接見ないよう
にすることができ、不快な画像を送ってくるようないた
ずら電話等がかかった場合、その画像を直接見ることな
く電話を切ることができる。

〔実施例〕

以下添付の図面に示す実施例により、さらに詳細に本発
明について説明する。

第１図は本発明の第１の実施例を示すブロック図である
。この第１の実施例は、受信した画像データにいわゆる
ぼかしを入れて、被呼者が不快な画像を直接見なくても
済むようにしたものである。

なお、第１図において、受信側音声制御部１４とスピー
カ１６及び発信側制御部１５とビデオカメラ１７とマイ
クロホン１８については、本発明に直接関係しないため
その説明を省略する。

第１図に示すように、回線制御部１は回線を介してデー
タを受信し、画像データ受信部２は受信したデータから
画像データを取り出す。受信した画像データは、デジタ
ルフィルタ部８内のＡ／Ｄコンバータ３に入力される。

Ａ／Ｄコンバータ３は受信した画像データをアナログデ
ータからデジタルデータに変換し、２次元ＦＦＴ４に出
力する。

２次元ＦＦＴ　（２次元高速フーリエ変換部）４は、受
信したデジタルデータを空間周波数領域のデータに変換
してフィルタリング部５に出力する。

他方において、フィルタ制御部９はフィルタデータメモ
リ１０にあらかじめ格納されているフィルタ関数を取り
出し、フィルタリング部５に出力する。フィルタリング
部５は、入力された空間周波数領域のデータとフィルタ
関数を用いて演算を行い、空間周波数領域のデータから
高周波成分を除去して出力する。こうして得られたデー
タは２次元逆ＦＦＴ　（２次元逆高速フーリエ変換部）
６に入力され、２次元逆ＦＦＴ６において画像データに
戻される。その後、Ｄ／Ａコンバータ７においてデジタ
ルデータからアナログデータに変換され、ビデオモニタ
１３上に表示される。

この実施例によれば、被呼者が不快感を覚えた画像が送
られてきた場合、フィルタデータメモリ１０に格納され
たフィルタ関数を用いて画像データの高周波成分を除去
することができるため、受信した画像をぼかすことが可
能になり、被呼者は画像を直接見なくて済むことになる
。

また、フィルタデータメモリ１０に格納されたフィルタ
関数を変化させてゆくことにより、ぼけ具合を任意に調
整することが可能になる。

また、ビデオモニタに表示した直後においては、ぼかし
の程度を大きくし、その後手動によって次第にはっきり
とした画面にしてゆき、任意の状態で止められるように
しても良い。

また、あらかじめ登録された発呼者の場合には、フィル
タ制御部９によって、フィルタリング部５が高周波成分
を除去しないように制御することにより、ばかしのない
画像を直ちに得ることができる。

第２図は本発明の第２の実施例を示すブロック図であり
、第１図に示す第１の実施例と同一部分には同一符号を
付している。この第２の実施例は、受信した画像データ
にモザイク処理を施し、被呼者が不快な画像を直接具な
くても済むようにしたものである。

なお、第２図において、受信側音声制御部１４とスピー
カ１６及び発信側制御部１５とビデオカメラ１７とマイ
クロホン１８については、本発明に直接関係しないため
その説明を省略する。

第２図に示すように、回線制御部１は回線を介してデー
タを受信し、画像データ受信部２は受信したデータから
画像データを取り出す。受信した画像データはＡ／Ｄコ
ンバータ３に入力され、Ａ／Ｄコンバータ３は受信した
画像データをアナログデータからデジタルデータに変換
し、画像メモリ２０は１画面分のデータを取込む。画像
メモリ２０からデータを読み出す際には、データセレク
タ（縦・横カウンタ）の働きにより、データセレクタ２
１内に設定された数に相当する分の画素数だけ、同じデ
ータが読み出される。画像メモリ２０から読み出された
データは、Ｄ／Ａコンバータ７においてデジタルデータ
からアナログデータに変換され、ビデオモニタ１３上に
表示される。

上記した第２の実施例によれば、画像メモリ２０におい
て、画像全体がモザイク画像に変換されるため、被呼者
が不快感を覚えた画像が送られてきた場合、被呼者は画
像を直接具なくて済むことになる。

また、データセレクタ２１に設定するカウンタ値を変化
させることにより、モザイクのマス目の大小を自由に変
化させることができるため、モザイク画面の状態（モザ
イク模様）を任意に調整することが可能になる。

また、ビデオモニタに表示した直後においては、モザイ
クのマス目を大きくし、その後手動によって次第にマス
目を小さくしてゆき、任意の状態で止められるようにし
ても良い。

なお、本発明は、上記した実施例以外でも、その要旨を
逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが
できる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ぼかしやモザイク処理等の画像処理を
行うことにより、受信した画像を直接具ないようにする
ことができるため、不快な画像を送ってくるようないた
ずら電話等がかかった場合、その画像を直接具ることな
く電話を切ることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の第１の実施例を示すブロック図、第２
図は本発明の第２の実施例を示すブロック図である。 １・・・回線制御部、２・・・画像データ受信部、３・
・・Ａ／Ｄコンバータ、４・・・２次元ＦＦＴ、５・・
・フィルタリング部、６・・・２次元逆ＦＦＴ、７・・
・Ｄ／Ａコンバータ、８・・・デジタルフィルタ部、９
・・・フィルタ制御部、１０・・・フィルタデータメモ
リ、１３・・・ビデオモニタ、２０・・・画像メモリ、
２１・・・データセレクタ（縦・横カウンタ） 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ビデオカメラとビデオモニタとマイクロホンとス
   ピーカを基本構成要素とし、受信した画像データをビデ
   オモニタに表示するテレビ電話装置において、受信した
   画像データを加工して上記ビデオモニタに表示する手段
   を備えたことを特徴とするテレビ電話装置。